JPH0516033Y2 - - Google Patents

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JPH0516033Y2
JPH0516033Y2 JP839788U JP839788U JPH0516033Y2 JP H0516033 Y2 JPH0516033 Y2 JP H0516033Y2 JP 839788 U JP839788 U JP 839788U JP 839788 U JP839788 U JP 839788U JP H0516033 Y2 JPH0516033 Y2 JP H0516033Y2
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arm
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用リフタに係り、詳しくは身体
障害者用車両あるいは荷物運搬用車両に有効なリ
フタに関する。
(従来の技術) この種のリフタは、車両後部のバツクドア付近
に設置され、バツクドアを開放した状態におい
て、身体障害者用車両にあつては車椅子の出入
に、また荷物運搬用車両にあつては荷物の出入れ
に使用される。従来の車両用リフタの場合は、折
畳み可能なプラツトフオームを支持するためのリ
フトアームを、シリンダを駆動源とするリンク機
構によつて傾動操作させることによつて、プラツ
トフオームを地面と車両のフロアとの間を昇降さ
せる形式のものが一般的であつた。
(考案が解決しようとする課題) 上述した形式のものは、プラツトフオームを水
平に維持して昇降させるための手段として平行リ
ンク機構を利用している関係で、それらリンク機
構を構成する2本のアームと、プラツトフオーム
支持用のリフトアームとの合計3本のアームが必
要であつた。
そこで本考案は、プラツトフオームを水平に維
持して昇降させるリフト機構のアームの本数を減
らして外形的なシンプル化を図ることを、その目
的とする。
(課題を解決するための手段) 課題解決手段としての本考案は、車両用リフタ
において、車室の開口部付近におけるフロア又は
内壁下部に下端部を傾動可能に取付けられた第1
アームと、この第1アームを傾動操作するための
車体側に設置されたリフトシリンダと、前記第1
アームの先端部に一端を回動可能に取付けられる
とともに下向きに延在された第2アームと、この
第2アームの下端部に取付けられたプラツトフオ
ームとを有し、第1アームの回転中心線と整合し
て車体側に固定された第1のスプロケツトホイー
ルと、前記第2アームの回動中心線と整合して該
第2アームに固定された第2のスプロケツトホイ
ールと、それら両スプロケツトホイールに掛装さ
れたチエーンとによつて前記プラツトフオームを
水平に維持するための水平維持機構を構成すると
ともに、この水平維持機構を前記第1アーム内に
収納したことを要旨とする。
(作用) リフトシリンダの伸縮作動により第1アームが
傾動操作されると、第1アームの先端に連結され
た第2アームは、第1アーム内に収納されたチエ
ーン機構からなる水平維持機構の作用によつて第
1アームとの連結点回りに該第1アームの傾動方
向と反対向きに同一角度分だけ傾動される。従つ
て、第2アームは見掛け上は傾動せずにそのまま
の初期状態を維持して昇降することになるので、
この第2アームにプラツトフオームを水平に設定
しておくことにより該プラツトフオームを水平に
維持したまま昇降することができる。すなわち、
本考案においては外観的には2本のアームであり
ながら、プラツトフオームを水平に維持して昇降
することが可能となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。本実施例は身体障害者用車両におけ
る車椅子用リフタとし適用したものであつて、車
体後部のバツクドア付近に設置されている。リフ
タは、概略的には車体側に取付けるための固定ベ
ース1と、昇降駆動源としてのリフトシリンダ2
と、リフトシリンダ2によつて傾動操作される第
1アーム3と、第1アーム3の先端に連結される
第2アーム4と、第2アーム4によつて支持され
るプラツトフオーム5と、プラツトフオーム5の
水平を維持するための第1アーム3内に収納され
る水平維持機構6とからなつている。
以下、各部毎の詳細を主に第5図に基づいて説
明する。固定ベース1は所定間隔で対設された左
右一対のブラケツト7からなり、それらブラケツ
ト7は車室後部の一方(本実施例では左側)の内
壁面寄り位置において、フロア8上にボルト等に
より固定されるとともに、所要箇所をフレーム9
により相互に結合されて固定ベース1としての十
分な強度が確保されている。リフトシリンダ2は
左右のブラケツト7間に前後方向に配置されてい
て、一端がブラケツト7にピン10、ワツシヤ1
1、スナツプリング12を介して枢着され、ピス
トンロツド2aの先端がクランクアーム13にピ
ン14、ワツシヤ15、スナツプリング16を介
して枢着されている。このクランクアーム13
は、第1アーム3を傾動可能に支持するための固
定軸17に回動可能に取付けられており、固定軸
17は前記左右のブラケツト7の後側に水平に横
架されるとともに、セツトボルト18により固定
されている。なお、ブラケツト7間の上面はカバ
ー19によつて覆われている。
しかして、前記ブラケツトのうち、右側のブラ
ケツト7の後部にはアーム取付用としての空間部
が内側へ張出状に形成され、この空間部に第1ア
ーム3の一端が配置されている。第1アーム3は
矩形断面の中空状に形成されるとともに、その両
端部の対向する両側板にはそれぞれ円形の孔が設
けられている。そして、第1アーム3の一端には
前記孔部分を塞ぐ如く円板状のボス付きサイドカ
バー20がボルト21によつて取付けられるとと
もに、このサイドカバー20のボスが軸受22を
介して前記固定軸17に取付けられている。ま
た、前記クランクアーム13は一方(図では左
側)のサイドカバー20と共通のボルト21によ
つて第1アーム3に固定されている。かくして、
クランクアーム13と第1アーム3とは一方のサ
イドカバー20を介在して一体化されるととも
に、ブラケツト7に横架された固定軸17に対し
て回動可能となつている。
また、同様に第1アーム3の他端部には円形の
孔部分を塞ぐ如く円板状のボス付きサイドカバー
23がボルト24によつて取付けられるととも
に、このサイドカバー23のボスに回転軸25が
軸受26を介して取付けられている。この回転軸
25は右側のサイドカバー23のボスを貫通して
突出し、そしてその突出端が第2アーム4の一端
部に嵌合するとともにセツトボルト27によつて
固定されている。すなわち、第2アーム4は第1
アーム3の他端部に回転軸25を介して傾動可能
に連結されており、そして下方に向けて延在する
とともに、その下端部によつてプラツトフオーム
5を支持している。
しかして、プラツトフオーム5を水平に維持し
て昇降させるための水平維持機構6は前記第1ア
ーム3内に収納されている。この水平維持機構6
は、2個のスプロケツトホイール28,29とそ
れらに掛装されたチエーン30とから構成され
る。すなわち、水平維持機構6はチエーン機構か
らなつていて、一方のスプロケツトホイール28
が前記固定軸17にキー31を介して嵌着され、
他方のスプロケツトホイール29が回転軸25に
キー32を介して嵌着されている。なお、両スプ
ロケツトホイール28,29の歯数は、同一に設
定されている。また、第1アーム3の長手方向の
ほぼ中程にはチエーン30の張力調整用としてね
じ込み式のアジヤスター33が設けられている。
さらに、第1アーム3の長手方向の少なくとも一
端はチエーン等の組付けのために開口されている
が、組付け後においてその開口はカバー34によ
つて塞がれる。
つぎに、プラツトフオーム5の詳細を説明す
る。プラツトフオーム5は、第1フレーム35
と、第2フレーム36と、それらフレーム35,
36の上面に固着された、滑り止め加工を施した
縞板などのプレート37,38とによつて折畳み
可能に構成されている。すなわち、第1フレーム
35の後端部に突設した左右のヒンジブラケツト
39に第2フレーム36の前端左右に設けたピン
40が回動可能に取付けられている。また、第1
フレーム35の左端部は、前記第2アーム4の下
端部に形成したヒンジプレート41にピン42,
ワツシヤ43、スナツプリング44を介して上方
へ回動可能に取付けられ、さらに、第2フレーム
36の後端部にはプレート45が蝶番46を介し
て起伏可能に取付けられ、このプレート45は倒
伏時には車椅子導入用として作用し、起立時には
輪止めとして作用する。なお、プレート45の起
立状態は第3図に示すように該プレート45の裏
面に取付けられた溝カム付きのロツクプレート4
7と、第2フレーム36の後端面に回動可能に取
付けられたロツクピン付きアーム48とによつて
ロツクされるようになつている。また、前記第2
アーム4のほぼ中程には乗員の身体支え用として
のアシストグリツプ49が設けられている。
本実施例は上述のように構成したものであり、
以下その作用を説明する。
第1図において、三点鎖線で示すの位置はプ
ラツトフオーム5を地面まで下降した状態、二点
鎖線で示すの位置は車両のフロア面まで上昇し
た状態、実線で示すの位置はプラツトフオーム
5を折畳んで格納した状態である。
プラツトフオーム5はリフトシリンダ2を伸縮
作動させることによつて上記の各位置へ移動され
るものであつて、たとえば、第1図のの位置及
び第2図に示す下降状態において、リフトシリン
ダ2を縮小作動させると、クランクアーム13と
一体化されている第1アーム3は固定軸17の回
りを上方へ傾動されるが、そのとき第2アーム4
は水平維持機構6の作用により第1アーム3との
連結点を中心として第1アーム3の傾動方向と逆
向きに同一角度分だけ傾動される。すなわち、作
動態様を示す第6図において、水平維持機構6に
おけるスプロケツトホイール28は回転しない構
造であるため、第1アーム3がA矢印方向に傾動
した場合には、反対側のスプロケツトホイール2
9は第1アーム3に対してその傾動に伴うチエー
ン30の張りを吸収する方向、つまりB矢印方向
に回転されることになる。そして、このスプロケ
ツトホイール29は回転軸25を介して第2アー
ム4と一体化されているので、第2アーム4は第
1アーム3に対して反対方向に同一角度分だけ傾
動し、見掛け上は初期状態に維持される。すなわ
ち、第2アーム4は水平線に対して一定角度を保
持した状態で上昇される。
従つて、第2アーム4に支持されているプラツ
トフオーム5は、水平状態を維持したまま第1ア
ーム3の回動支点である固定軸17回りに円弧運
動をしながら上昇し、第1図のの位置又は第3
図に示す上昇位置に至り、プラツトフオーム5が
車室のフロア8、具体的にはフロア8上面に置か
れた誘導板8aのレベルと整合するので、この状
態で一旦リフトシリンダ2の作動を停止すれば、
該プラツトフオーム5と車室内との間を車椅子で
行き来することができる。
また、プラツトフオーム5を上昇した状態では
第1アーム3はほぼ直立に近い状態まで傾動して
おり、従つてこの状態においてプラツトフオーム
5を折畳む、すなわち第2フレーム36を第1フ
レーム35側に重ね合わせてから、第2アーム4
側へ全体を起立したもとで、リフトシリンダ2を
さらに伸び方向に作動して第1アーム3を傾動し
たとき、第2アーム4及びプラツトフオーム5は
車室内に水平に移動され、第1図のの位置及び
第4図に示す如く格納される。
上記はプラツトフオーム5の上昇及び格納につ
いての説明であるが、下降については逆の動作、
すなわちリフトシリンダ2を縮小作動させること
によつて行なわれる。
なお、本実施例は身体障害者用車両における車
椅子用のリフタとして説明したが、必ずしもこれ
に限るものではなく、荷物運搬用車両のリフタに
採用して荷物の出入れに有効に役立たせることが
可能である。またリフタの設置箇所に関しても車
両後部のバツクドア付近に限らず、側面に出入口
が設定される車両にあつては該出入口に設置して
も差支えない。また、本実施例では固定ベース1
をフロア8に取付ける例としたが、これを壁に取
付ける構成に変更することも可能である。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、チエー
ンを利用した水平維持機構を第1アーム内に収納
したことにより、プラツトフオームの水平を維持
して昇降できることは勿論のこと、プラツトフオ
ームを水平に維持して昇降させる場合において、
従来の平行リンク方式であれば必要不可欠であつ
た3本のアームを2本に減少することが可能とな
り、このことによつて外観的に非常にシンプル化
された見栄えのよい車両用リフタを提供できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は車両後
部のバツクドア付近に設置された車椅子用リフタ
の昇降及び格納状態を示す側面図、第2図は下降
状態を示す斜視図、第3図は上昇状態を示す斜視
図、第4図は格納状態を示す斜視図、第5図はリ
フタの分解斜視図、第6図は水平維持機構の動作
態様の説明図である。 1……固定ベース、2……リフトシリンダ、3
……第1アーム、4……第2アーム、5……プラ
ツトフオーム、6……水平維持機構、13……ク
ランクアーム、17……固定軸、25……回転
軸、28,29……スプロケツトホイール、30
……チエーン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車室の開口部付近におけるフロア又は内壁下部
    に下端部を傾動可能に取付けられた第1アーム
    と、この第1アームを傾動操作するための車体側
    に設置されたリフトシリンダと、前記第1アーム
    の先端部に一端を回動可能に取付けられるととも
    に下向きに延在された第2アームと、この第2ア
    ームの下端部に取付けられたプラツトフオームと
    を有し、第1アームの回転中心線と整合して車体
    側に固定された第1のスプロケツトホイールと、
    前記第2アームの回動中心線と整合して該第2ア
    ームに固定された第2のスプロケツトホイール
    と、それら両スプロケツトホイールに掛装された
    チエーンとによつて前記プラツトフオームを水平
    に維持するための水平維持機構を構成するととも
    に、この水平維持機構を前記第1アーム内に収納
    した車両用リフタ。
JP839788U 1988-01-26 1988-01-26 Expired - Lifetime JPH0516033Y2 (ja)

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