JPH04334630A - 安全駆動回路付きの昇降装置 - Google Patents

安全駆動回路付きの昇降装置

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Publication number
JPH04334630A
JPH04334630A JP3106114A JP10611491A JPH04334630A JP H04334630 A JPH04334630 A JP H04334630A JP 3106114 A JP3106114 A JP 3106114A JP 10611491 A JP10611491 A JP 10611491A JP H04334630 A JPH04334630 A JP H04334630A
Authority
JP
Japan
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platform
stopper
lifting platform
lifting
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP3106114A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriaki Kamo
加茂 憲明
Nobuteru Miyasato
宮里 信輝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd filed Critical Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Priority to JP3106114A priority Critical patent/JPH04334630A/ja
Publication of JPH04334630A publication Critical patent/JPH04334630A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バス、ワゴン車等の
車両の乗降口に設置されて車椅子、荷台等を車両に乗せ
たり車両から降ろしたりする昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車椅子等の昇降装置として、
ワゴン車等の床面の後部開閉扉の近傍に固定される昇降
機構と、この昇降機構によって昇降される昇降台とを備
え、上記昇降台を、不使用時において人の乗り降りや荷
物の積卸しの邪魔にならないように、折り畳んで起立さ
せた状態で格納できるようにしたものが提供されている
(例えば実開平1−113034号公報参照)。
【0003】上記昇降台は、二つ折りできるように互い
に回動可能に連結された主昇降台と補助昇降台とを備え
ており、一般に、両昇降台の少なくとも一側部には、昇
降台に積載された車椅子が当該一側部から脱落しないよ
うに、平板状のストッパが立設されている。このストッ
パは起立倒伏可能に設けられており、車椅子を乗せると
きはモータの手動操作によりシリンダを伸長させて上記
ストッパを倒伏させ、車椅子を昇降台に乗せたときはモ
ータの手動操作によりシリンダを収縮させて上記ストッ
パを起立させ、車椅子の移動を制止する(例えば特開昭
55−1207号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成の昇降装置
によれば、ストッパの操作を手動で行うので車椅子を載
せた後ストッパの起立操作を忘れると、車椅子の転落の
おそれがあり、極めて危険である。また、昇降台の上昇
と同時にストッパを起立動作させる制御も行われるが、
上昇開始時においては車椅子が特にぐらつきやすく、完
全に起立していない、起立動作中のストッパに当たると
、車椅子がストッパを越えるおそれがあり危険である。
【0005】この発明は上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、上昇下降中に車椅子の安全を確保するができ
る安全駆動回路付きの昇降装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の安全駆動回路付きの昇降装置は、車両の乗
降用ステップの一側端に沿って固定される架台と、架台
に装備された昇降機構と、上記昇降機構を昇降駆動する
駆動装置と、当該昇降機構によって、姿勢を維持した状
態で乗降用ステップの一端部を含む垂直平面に沿って昇
降される側面支持フレームと、側面支持フレームに支持
され、水平に展開された状態で路面と車両の床面との間
を昇降し、上昇位置において折り畳んだ状態で側面支持
フレームに沿って格納される昇降台とを具備し、上記昇
降台が、昇降台と路面または車両の床面とを掛け渡すた
め、昇降台に対して起立倒伏可能に接続されたストッパ
を有し、上記駆動装置が、昇降操作を行う操作部と、ス
トッパの起立状態を確認するセンサと、操作部から出力
される昇降命令信号とセンサから出力される確認信号と
の論理積に基づいて昇降機構を昇降駆動する安全駆動回
路とを有するものである。
【0007】上記論理積をとる手段として、例えば、操
作部の昇降操作に応じて励磁駆動されるリレー接点と、
センサの確認信号に応じて励磁駆動されるリレー接点と
を直列に接続し、両方の接点が閉じて初めて動作する回
路を構成することが考えられる。また、これ以外にも、
NAND等の論理ゲートを組み合わせる手段、マイクロ
コンピュータのソフトウェアにより判断させる手段等も
採用可能である。
【0008】
【作用】上記の構成の安全駆動回路付きの昇降装置によ
れば、車椅子、荷物等を昇降台に載せて、操作部を操作
して駆動しようとする場合、センサによりストッパの起
立状態が確認されていないときには昇降機構は駆動され
ないので、転落の安全が確保される。
【0009】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面により詳細に説
明する。図2はこの発明の昇降装置の一実施例を示す斜
視図である。この昇降装置は、車両の乗降口に設けられ
た乗降用のステップSの一側端に沿って固定される架台
1と、平行リンク機構2を介して上記架台1に起立状に
支持された側面支持フレーム3と、側面支持フレーム3
に片持ち支持され、水平に展開された状態で路面と車両
の床面Fとの間を昇降する昇降台4とによって主要部が
構成されている。
【0010】上記架台1は、ステップSの一側部を切欠
くことによって、最下段のステップSと同一平面上に固
定されているものであり、座板11aを介して上記ステ
ップSの最下部にボルト止めされる基台11と、この基
台11の両側面から立設された一対の側板12とを備え
ている。また、上記架台1の幅は可能な限り狭くなるよ
うに設定されている。
【0011】平行リンク機構2は、所定間隔離して平行
に配置された一対の支持アーム21の、それぞれの一端
部を上記架台1に対して回動自在に連結し、他端部を側
面支持フレーム3に対して回動自在に連結したものであ
る。この平行リンク機構2は、リンク駆動手段5によっ
て回動駆動され、この回動に伴って上記側面支持フレー
ム3をステップSの一側端を含む垂直平面に沿って起立
姿勢を維持した状態で回動させることができる。
【0012】上記リンク駆動手段5は、油圧シリンダ5
1と、この油圧シリンダ51を駆動する駆動源としての
油圧パワーユニット52(図5参照)とを備えている。 上記油圧シリンダ51は、その前端側が架台1の内部に
導入されており、後端側が車両のシャシフレーム(図示
せず)の下方に露出されている。また、油圧シリンダ5
1のピストンロッド51aの先端部は、一方の支持アー
ム21に突設された連結部21aに対して回動自在に連
結されており、シリンダチューブ51bは、上記支持ア
ーム21を回動操作できるように、側板12に固定され
た揺動軸53を中心として揺動自在に取り付けられてい
る。なお、上記油圧シリンダ51は、その後端側が車両
のシャシフレームの下方に露出されているので、車両が
跳ねた小石等が当該後端側に当たらないように、できる
だけ高い位置に配置するのが望ましい。但し、このよう
に油圧シリンダ51を高い位置に配置すると、車種によ
っては油圧シリンダ51の揺動に伴って、シリンダチュ
ーブ51bの後端が車両のシャシフレームと干渉する虞
がある。そこで、油圧シリンダ51は、ピストンロッド
51aを引っ込めた状態でシリンダチューブ51bの後
端が揺動の上死点に位置するように架台1に取り付けて
おくのが好ましい。
【0013】上記油圧パワーユニット52は、オイルタ
ンク、昇降モータM(図1参照)、油圧ポンプ等を一体
化したものであり、上記昇降モータMは車両のバッテリ
E2にて駆動される。この油圧パワーユニット52は、
ステップSの下方に配置されており、車両の床面F上に
余分なスペースを取ったり、乗降の邪魔になったりしな
いように配慮されている(図5参照)。また、上記ステ
ップSには油圧パワーユニット52を保守点検するため
の点検窓S1が形成されている(図3参照)。この点検
窓S1は通常はカバーS2によって覆われている。
【0014】側面支持フレーム3は、枠体の両側面を外
装板32によって覆った中空平板状のものであり、その
上部および側部には把手棒33が設けられている。この
側面支持フレーム3は、当該部位から車椅子が脱落する
のを阻止するストッパーを兼ねている。昇降台4は、側
面支持フレーム3によって片持ち支持された主昇降台4
1と、この主昇降台41に対して折り畳み可能に枢支さ
れた補助昇降台42と、これらの端部にそれぞれ起立可
能に枢支されたストッパ43,44とを備えている。上
記主昇降台41の側端部は、補助昇降台42を重ね合わ
せて折り畳んだ状態で、側面支持フレーム3に沿って格
納できるように(図3参照)、側面支持フレーム3に対
して回動自在に連結されている(図5参照)。上記主昇
降台41に取付けられた内ストッパ43は、昇降台4が
上昇した状態で車両の床面Fと主昇降台41との間に架
け渡され、また、補助昇降台42に取付けられた外スト
ッパ44は、昇降台4が下降した状態で路面と補助昇降
台42との間に架け渡され、歩み板の役割を果たす。
【0015】上記昇降台4の格納操作は、油圧シリンダ
61と、その駆動源としての油圧パワーユニット62と
を備える昇降台格納手段6によって自動的に行われる(
図4参照)。この昇降台格納手段6は、側面支持フレー
ム3の内部に収納されており、上記油圧シリンダ61の
ピストンロッド61aの先端部は、主昇降台41の枢支
側端部に突設された連結部材41a(図5、図6参照)
に対して回動自在に連結されている。また、油圧シリン
ダ61のシリンダチューブ61bは、その後端側が側面
支持フレーム3によって回動自在に支持されている。上
記油圧パワーユニット62は、車両に搭載されたバッテ
リE3(図1参照)によって駆動されるものであり、オ
イルタンク、格納モータM2および油圧ポンプ等を備え
ている。このように、油圧シリンダ61と油圧パワーユ
ニット62の双方を、側面支持フレーム3の内部に一体
的に配置しており、昇降台4の昇降動作や起立および倒
伏動作を繰り返しても、油圧ホースが屈曲される虞がな
いので、その早期劣化を防止することができる。
【0016】図6は、昇降台4の一部切欠平面図であり
、同図に示すように、主昇降台41には、蝶番45を介
して補助昇降台42が屈伸可能に連結されている。また
、主昇降台41の一端部には、一方の歩み台43が蝶番
46を介して回動自在に連結されており、補助昇降台4
2の一端部には、他方の歩み台44が蝶番47を介して
回動自在に連結されている。さらに、主昇降台41の内
部には、図7にも示すように、補助昇降台42を折り畳
んだり水平状態に展開したりするための油圧シリンダ7
1とV字状のリンク機構72とが設けられている。上記
リンク機構72の一端部は、主昇降台41に対して支軸
72aを介して回動自在に連結されており、他端部は補
助昇降台42に対して支軸72bを介して回動自在に連
結されている。また、油圧シリンダ71のピストンロッ
ド71aは、上記リンク機構72の中央関節部に対して
支軸72cを介して回動自在に連結されている。したが
って、上記ピストンロッド71aを進出させることによ
り、上記リンク機構72を支軸72aを中心に回動させ
、補助昇降台42を180°反転させて、主昇降台41
に重ね合わせることができる。なお、上記油圧シリンダ
71は、側面支持フレーム3に取付けられ補助昇降台屈
伸モータM1により駆動される油圧パワーユニット73
(図4参照)によって駆動される。また内ストッパ43
は、主昇降台41の内部に設けられた電動シリンダM4
によって、主昇降台41から斜め上方へ延びる起立位置
と、主昇降台41とほぼ面一に延びる倒伏位置とに回動
操作される。さらに、外ストッパ44は、補助昇降台4
2の内部に設けられた電動シリンダM3によって、補助
昇降台42から斜め上方へ延びる起立位置と、補助昇降
台42から斜め下方に延びる倒伏位置とに回動操作され
る。
【0017】なお、上記油圧パワーユニット73,62
のモータM1,M2、電動シリンダM3,M4に対する
通電は、平行リンク機構2に沿って配線された電源線に
よって行っている。この電源線は、油圧ホースよりも径
が細いので、昇降台4の昇降に伴う繰返し曲げに対して
も充分な耐久性を発揮することができる。さらに、上記
主昇降台41と補助昇降台42の上記側面支持フレーム
3と反対側の側面には、昇降台4に搭載された車椅子が
当該側面から脱落するのを阻止する側面ストッパ48a
,48bがそれぞれ立設されている。また、補助昇降台
42の側面支持フレーム3側の側面にも、当該側面から
車椅子が脱落するのを阻止する側面ストッパ48cが立
設されている。上記主昇降台41に立設された側面スト
ッパ48aと補助昇降台42に立設された側面ストッパ
48bとは、両昇降台41,42を重ね合わせたときに
互いに干渉しないように、幅方向(図6,図9の矢印X
方向)へ位置ずれした状態で配置されている。また、補
助昇降台42の両側面にそれぞれ設けられた側面ストッ
パ48b,48cについては、両昇降台41,42を重
ね合わせたときに、主昇降台41の側面に覆い被さる位
置に配置されている(図9参照)。そして、補助昇降台
42の側面ストッパ48bに沿って、上記重ね合わせ状
態において主昇降台41側の側面ストッパ48aを導入
可能な凹部49が形成されている。したがって、主昇降
台41と補助昇降台42を重ね合わせた状態で両者を近
接させることができ、その折り畳み状態における全幅を
小さくすることができる。
【0018】図10は、上記昇降台4を運転するため所
定の場所に設置された「昇降操作を行う操作部」として
の制御ボックスを示す斜視図であり、表面には、制御ボ
ックスの電源のオンオフをするキースイッチKS、制御
ボックスの電源のオン時に点灯するパイロットランプP
1、油圧パワーユニット52の昇降モータMを手動で操
作して油圧を高めるための押釦ボタンスイッチPS、昇
降台4の昇降、外ストッパ44の起立と倒伏、補助昇降
台42の屈伸、昇降台4の格納という各動作をさせるた
めのロータリースイッチRSとスナップスイッチSS、
並びに操作が可能な動作に対して点灯するパイロットラ
ンプP2〜P5が備えられている。
【0019】次に、上記昇降装置の各部において設けら
れているスイッチ類の説明をする。これらのスイッチは
昇降装置を構成する各部材が所定の動作をしたかどうか
確認するものであり、各部材との接触を検知するマイク
ロスイッチ、リミットスイッチ等が利用できるが、必ず
しもこれに限るものではなく、磁気誘導、静電誘導、光
の反射、超音波等を利用した各種の近接センサを採用し
てもよい。以下では、リミットスイッチを使用した例に
ついて説明する。
【0020】昇降装置の内部には、6つのリミットスイ
ッチLS1〜LS6が設けられており、リミットスイッ
チLS1は、昇降台4が側面支持フレーム3に沿って格
納されている状態から離れて水平状態になったことを検
知するもので、図2,図5に示すように、側面支持フレ
ーム3の下部に取り付けられている。このリミットスイ
ッチLS1は、主昇降台41が水平になった状態でオン
となるものである。
【0021】リミットスイッチLS2は、補助昇降台4
2が主昇降台41から開かれた状態であることを直接検
知するもので、図6に示すように主昇降台41の内部に
取り付けられている。このリミットスイッチLS2は、
補助昇降台42が開かれた状態でオンになる。リミット
スイッチLS3は、外ストッパ44が倒伏位置にあるこ
とを直接検知するスイッチであり、図6に示すように補
助昇降台42の内部に取り付けられている。このリミッ
トスイッチLS3は、外ストッパ44が倒伏位置となっ
たときにオンとなる。
【0022】リミットスイッチLS4は、補助昇降台4
2を主昇降台41に重ね合わせて折り畳んだ状態である
ことを直接検知するもので、図6に示すように補助昇降
台42の内部に取り付けられている。このリミットスイ
ッチLS2は、補助昇降台42が折り畳まれた状態でオ
ンになる。リミットスイッチLS5は、外ストッパ44
が起立位置にあることを電動シリンダM3の動きによっ
て検知するスイッチであり「ストッパの起立状態を確認
するセンサ」としての役割を持つ。図6に示すように補
助昇降台42の内部に取り付けられている。このリミッ
トスイッチLS3は、外ストッパ44が起立位置となっ
たときにオンとなるものである。
【0023】リミットスイッチLS6は、昇降台4が上
昇位置にあることを支持アーム21と接触することによ
って確認するスイッチであり、図2,図4に示すように
、架台1の内部に取り付けられている。このリミットス
イッチLS6は、昇降台4が上昇位置になったときにオ
ンとなるものである。以上のリミットスイッチLS1〜
LS6の動作をまとめると表1のようになる。
【0024】
【表1】
【0025】図1は、各種モータM,M1〜M4、バッ
テリ、上記制御ボックスに設けられた各種操作スイッチ
類、昇降装置の各部において設けられたリミットスイッ
チ類およびリレーの配線図である。ロータリースイッチ
RSの各接点にはリレーR1〜R4が接続されていると
ともに、上記リミットスイッチLS1〜LS6にもリレ
ーR7〜R12が接続されている。さらに、リレーR7
,8,12の可動接点にはリレーR7,8または12と
連動するリレーR13〜R16が接続されている。スナ
ップスイッチSSの上下接点はそれぞれリレーの可動接
点を通してリレーR5,R6、ダイオードD1,D2お
よび補助昇降台屈伸モータM1の制御部C1、格納モー
タM2の制御部C2に接続されている。特に、ロータリ
ースイッチRSの「昇降」位置に連動するリレーR1の
接点と、リミットスイッチLS5に接続されるリレーR
11の接点とが直列に接続されているところに特徴があ
り、この構成により制御ボックスから出力される昇降命
令信号とリミットスイッチLS5から出力される外スト
ッパ起立確認信号との論理積に基づいて昇降モータMを
動作させることができるのである。また、リレーの可動
接点を通してパイロットランプP2〜P5と電動シリン
ダM3,M4が接続されている。
【0026】ダイオードD1またはD2は、オンされる
と、昇降モータMが車両のバッテリE2により回転駆動
されるようになっている。制御部C1はリレーの可動接
点の接続状態に応じて補助昇降台屈伸モータM1を回転
させるとともに、その回転方向を決定し、制御部C2は
リレーの可動接点の接続状態に応じて格納モータM2を
回転させるとともに、その回転方向を決定するものであ
る。
【0027】次に、上記昇降装置の動作について図11
,図1を参照しながら説明する。上記昇降台4は、不使
用時には補助昇降台42を主昇降台41に重ね合わせて
折り畳んだ状態で、側面支持フレーム3に沿って格納さ
れている(図11a参照)。したがって、ステップSを
人の乗降に支障なく使用することができる。この状態で
は、外ストッパ44が倒伏位置にあるのでリミットスイ
ッチLS3がオンになり、補助昇降台42が主昇降台4
1に重ね合わせて折り畳んであるのでリミットスイッチ
LS4がオンになり、昇降台4が上昇位置にあるのでリ
ミットスイッチLS6がオンになっている。また、この
状態ではスナップスイッチSSは中立に合わせてあり、
ロータリースイッチRSは「オフ」の状態にある。
【0028】そして、車両に搭載された車椅子を路面に
降ろす場合には、スナップスイッチSSを「下」に合わ
せて、ロータリースイッチRSを「格納」に合わせる。 すると、リレーR4が励磁されるとともに、リミットス
イッチLS6がオンなのでリレー12、リレー15が励
磁され可動接点R15,R4が閉じ格納モータM2が正
転する。これによって油圧シリンダ61が駆動されて、
昇降台4が水平になるまで回動される(図11b参照)
。このように、昇降台4を水平にする前に、リミットス
イッチLS6によって昇降台4が上昇した状態にあるこ
とを確認することができる。
【0029】昇降台4が水平に回動されると、リミット
スイッチLS1がオンされる。オペレータはスナップス
イッチSSを切って中立に合わせる。この状態ではリミ
ットスイッチLS1,3,4,6がオンであり、リレー
R7,9,10,12が励磁されている。したがって、
パイロットランプP4およびP5が点灯している。次に
、オペレータがスナップスイッチSSを「下」に合わせ
て、ロータリースイッチRSを「屈伸」に合わせる。 すると、リレー接点R3が閉じ、R15,R16は閉じ
ているので補助昇降台屈伸モータM1が正転することに
なる。このため油圧シリンダ71が駆動されて、補助昇
降台42が主昇降台41と面一になるまで回動される。 即ち、昇降台4が水平状態に展開される(図11c参照
)。この動きは、昇降台4が水平に回動されリミットス
イッチLS1がオンされたのを確認してから行われる。 したがって、リミットスイッチLS4がオフとなりパイ
ロットランプP5が消灯し、補助昇降台42が完全に開
くとリミットスイッチLS2がオンとなり、パイロット
ランプP3が点灯する。
【0030】オペレータはスナップスイッチSSを切っ
て中立に合わせる。この状態ではリミットスイッチLS
1,2,3,6がオンであり、リレーR7,8,9,1
2が励磁されている。したがって、パイロットランプP
3およびP4が点灯している。次にオペレータは外スト
ッパ44を起立させるため、スナップスイッチSSを「
上」に合わせて、ロータリースイッチRSを「外ストッ
パ」に合わせる。すると、リレー接点R2が閉じ、R1
3,R14が閉じているのでリレーR6が励磁され、電
動シリンダM3が駆動され、外ストッパ44が起立状態
に回動される。このように、外ストッパ44の起立動作
はリミットスイッチLS2のオンすなわち補助昇降台4
2が完全に開いたことを確認した上で行われる。この外
ストッパ44の起立に応じてリミットスイッチLS3が
オフされる。
【0031】外ストッパ44が起立されると(図11d
参照)、オペレータはスナップスイッチSSを切って中
立に合わせる。この状態ではリミットスイッチLS1,
2,5,6がオンであり、リレーR7,8,11,12
が励磁されている。したがって、パイロットランプP2
およびP3が点灯している。この状態で車椅子が車両の
床面Fから昇降台4に搭載される。この際、上記外スト
ッパ44が起立されているので、車椅子が補助昇降台4
2側から脱落するのが阻止される。
【0032】昇降台4に車椅子が搭載されると、オペレ
ータは昇降台4を降下させるため、スナップスイッチS
Sを「下」に合わせて、ロータリースイッチRSを「昇
降」の位置に合わせる。すると、リレー接点R1が閉じ
、R11,R13,R14が閉じているのでダイオード
D1が導通され、モータMが駆動され、リンク駆動手段
5の油圧シリンダ51が駆動されて、昇降台4は水平状
態を維持しながら路面に近接するまで下降する。このと
き、リミットスイッチLS5がオンであることすなわち
、外ストッパ44が完全に起立されたことを確認してか
ら昇降台4の下降を開始するので、車椅子が昇降台から
脱落するといった事故を確実に回避することができる。
【0033】昇降台4が下降し始めるとリミットスイッ
チLS5がオフとなるのでリレーR16の励磁が解かれ
、電動シリンダM4が主昇降台41に取り付けられた内
ストッパ43を起立させる方向に動作させる。これによ
って車椅子は主昇降台41側から脱落するのが阻止され
る。そして、昇降台4が路面に近接されると(図11e
参照)、オペレータは、スナップスイッチSSを「中立
」に合わせる。この状態ではリミットスイッチLS1,
2,5がオンであり、リレーR7,8,11が励磁され
ている。したがって、パイロットランプP2およびP3
が点灯している。
【0034】オペレータは外ストッパ44を倒伏させる
ために、スナップスイッチSSを「下」に合わせて、ロ
ータリースイッチRSを「外ストッパ」の位置に合わせ
る。すると、リレーR5が励磁されリレー接点R5が閉
じ、電動シンリダM3は外ストッパ44を倒伏させる方
向に動作し、リミットスイッチLS5がオフになりやが
て外ストッパ44は倒伏状態となる(図11f、図4二
点鎖線参照)。このときパイロットランプP2は消灯し
、外ストッパ44の倒伏によりリミットスイッチLS3
がオンとなる。
【0035】この状態で車椅子を昇降台4から路面上に
降ろすことができる。一方、路面上の車椅子を車両に乗
せる場合には、上記図11のfで示す状態で昇降台4上
に車椅子を搭載した後、オペレータはスナップスイッチ
SSを「上」に合わせて、ロータリースイッチRSを「
外ストッパ」の位置に合わせる。すると、リレーR2が
励磁されリレー接点R5が閉じ、R13,R14が閉じ
ているのでリレーR6が励磁され、電動シリンダM3が
駆動され、外ストッパ44が電動シリンダM3によって
起立位置に回動されて、車椅子が昇降台4上から脱落す
るのが阻止される。この外ストッパ44の起立に応じて
リミットスイッチLS3がオフされる。
【0036】外ストッパ44が起立するとリミットスイ
ッチLS5がオンされる。オペレータはスナップスイッ
チSSを「上」に合わせたまま、ロータリースイッチR
Sを「昇降」の位置に合わせる。すると、リレーR1が
オンされ、R13,14,11はオンされているので、
ダイオードD2が導通し、モータMが駆動され、油圧シ
リンダ51が駆動されて、昇降台4は水平状態を維持し
ながら車両の床面Fとほぼ面一になるまで上昇する。図
11gは上昇中の状態を示す。このときも、リミットス
イッチLS5がオンであることすなわち、外ストッパ4
4が完全に起立されたことを確認してから昇降台4の上
昇を開始するので、車椅子に乗った者が昇降台から脱落
するといった事故を確実に回避することができる。
【0037】昇降台4の上昇回動が完了すると、リミッ
トスイッチLS6が自動的にオンされるのでリレーR1
6が励磁され、電動シリンダM4が駆動され、内ストッ
パ43が倒伏位置に回動される(図11h参照)。これ
によって主昇降台41と車両の床面Fとの間が閉塞され
る。したがって、車椅子を車両の床面F上にスムーズに
移送することができる。
【0038】車椅子が離れると、オペレータは外ストッ
パ44を倒伏状態にするためにスナップスイッチSSを
「下」に合わせて、ロータリースイッチRSを「外スト
ッパ」の位置に合わせる。すると、リレーR5が励磁さ
れリレー接点R5が閉じ、電動シンリダM3は外ストッ
パ44を倒伏させる方向に動作し、リミットスイッチL
S5がオフになりやがて外ストッパ44は倒伏状態とな
る(図11i参照)。このときリミットスイッチLS3
がオンになる。
【0039】そして、スナップスイッチSSを「上」に
合わせて、ロータリースイッチRSを「屈伸」の位置に
合わせると、すると、リレー接点R3が閉じ、R9,R
15は閉じているので補助昇降台屈伸モータM1が逆転
することになる。このため、補助昇降台42が折り畳ま
れる(図11j参照)。この動きは、リミットスイッチ
LS3のオンで外ストッパ44が倒伏状態となったのを
確認してから行われる。
【0040】そして、油圧シリンダ61によって昇降台
4が起立されて、側面支持フレーム3に沿った状態で格
納される(図11a参照)。以上の図11の各状態にお
けるリミットスイッチLS1〜LS6のオンオフ状態を
まとめると表2のようになる。
【0041】
【表2】
【0042】なお、この発明の昇降装置は、上記実施例
に限定されるものでなく、例えば昇降機構として平行リ
ンク機構を使用する代わりに、昇降台を上下にスライド
させる平行スライド機構を採用してもよい。その他、こ
の発明の範囲内で種々の設計変更を施すことができる。 また、この発明の昇降装置は、上記車椅子だけでなく、
例えばライトバン等に台車ごと荷物を積み込む場合等に
も使用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、この発明の安全駆動回路
付きの昇降装置によれば、車椅子、荷物等を昇降台に載
せて、操作部を操作して駆動しようとする場合、センサ
によりストッパの起立状態が確認されていないときには
昇降機構は駆動されないので、車椅子等の転落を防止す
ることができ、極めて安全性の高い昇降装置を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の昇降装置の安全駆動回路を示す配線
図である。
【図2】この発明の昇降装置の一実施例を示す斜視図で
ある。
【図3】昇降台を格納した状態を示す斜視図である。
【図4】昇降台を水平に展開した状態を示す側面図であ
る。
【図5】同じく正面図である。
【図6】昇降台の一部切欠平面図である。
【図7】前図のA−A線断面図である。
【図8】図6のB−B線断面図である。
【図9】昇降台を折り畳んだ状態を示す断面図である。
【図10】制御ボックスの斜視図である。
【図11】昇降台の動作を示す概略図であり、そのうち
(a)は昇降台を格納した状態を示す正面図、(b)は
昇降台を格納状態から水平状態に回動した状態を示す正
面図、(c)から(j)は各動作状態を示す概略側面図
である。
【符号の説明】
1          架台 2          平行リンク機構3      
    側面支持フレーム4          昇降
台 41        主昇降台 42        補助昇降台 44        外ストッパ 5          リンク駆動手段52     
   油圧パワーユニットLS5      リミット
スイッチ M          昇降モータ RS        ロータリースイッチR1,R11
  リレー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  車両の乗降用ステップの一側端に沿っ
    て固定される架台と、架台に装備された昇降機構と、上
    記昇降機構を昇降駆動する駆動装置と、当該昇降機構に
    よって、姿勢を維持した状態で乗降用ステップの一端部
    を含む垂直平面に沿って昇降される側面支持フレームと
    、側面支持フレームに支持され、水平に展開された状態
    で路面と車両の床面との間を昇降し、上昇位置において
    折り畳んだ状態で側面支持フレームに沿って格納される
    昇降台とを具備し、上記昇降台が、昇降台と路面または
    車両の床面とを掛け渡すため、昇降台に対して起立倒伏
    可能に接続されたストッパを有し、上記駆動装置が、昇
    降操作を行う操作部と、ストッパの起立状態を確認する
    センサと、操作部から出力される昇降命令信号とセンサ
    から出力される確認信号との論理積に基づいて昇降機構
    を昇降駆動する安全駆動回路とを有することを特徴とす
    る安全駆動回路付きの昇降装置。
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