JPH11342783A - 簡易型パワーリフト - Google Patents

簡易型パワーリフト

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Publication number
JPH11342783A
JPH11342783A JP15598298A JP15598298A JPH11342783A JP H11342783 A JPH11342783 A JP H11342783A JP 15598298 A JP15598298 A JP 15598298A JP 15598298 A JP15598298 A JP 15598298A JP H11342783 A JPH11342783 A JP H11342783A
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JP
Japan
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lift
unit
platform
pair
lifting
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Application number
JP15598298A
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English (en)
Inventor
Masao Ishiyama
正雄 石山
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非収容体の総荷重を地面に逃がすことによ
り、ボディ補強を極小化するとともに、作動機構を簡素
化した簡易型パワーリフトを提供する。 【解決手段】 簡易型パワーリフト10は、一対のリフ
ト本体12と、車両などのボディに固定して取り付ける
一対のベース14と、これらリフト本体12,12とベ
ース14,14とを回動可能に連結する上部リンク1
5,15及び下部リンク16,16と、リフト本体1
2,12内部に設けられた昇降機構と、昇降機構により
昇降される昇降部20とを備え、リフト本体12の上端
部にロッカー34を有している。さらにベース14の下
方部と下部リンク16の中央部とはダンパ17で連結さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、非収容体を昇降
するのに利用し、特に自動車に設置して車椅子を昇降し
て収容するのに適した簡易型パワーリフトに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、車椅子などの非収容体を車内に収
納する際、モーターや油圧などの駆動力により車両から
自動的に出入りできるパワーリフトにのせて収納するよ
うになっている。図16は従来の車椅子乗降装置の概略
図である。図16を参照すると、この種の車椅子乗降装
置では人の乗った車椅子2を乗降装置1のプラットホー
ム4に乗り入れた後、リフトアーム6,6が軌跡aに示
すように動くにつれて、プラットホーム4上の車椅子2
が軌跡bのように動いて車両8に収容され、これらの駆
動は全自動的に行われるようになっている。
【0003】また、このような車載用パワーリフトとし
て特開平8−268138号公報に示すような提案があ
る。この例では、自動車の床下に、車両前後方向に沿っ
てガイドレールが配置され、このガイドレールにスライ
ドフレーム(スライド部材)が配置され、このスライド
フレームにリフトアームが配置され、このリフトアーム
にプラットホームが配置された車載用パワーリフトにお
いて、プラットホームをリフトアームに対して車両前後
方向に水平移動させるねじ軸(水平移動手段)を設ける
とともに、プラットホームをガイドレールよりも低く位
置させてスライドアームを車両前方に移動させた状態
で、プラットホームがガイドレールの下側に格納される
ように、プラットホームの水平移動距離を設定したもの
である。
【0004】しかしながら、この種のパワーリフトで
は、図16に示すように例えば車椅子の収納時の荷重は
全て車両が受けるため、車両の支柱5やリフトアーム6
などの補強部材が大がかりとなり、そのため車両にリフ
トを取り付ける改造をする場合改造費が高くなる。また
作動駆動の全てが全自動化されており、作動軌跡やスト
ローク等に制約があるため汎用性に欠ける面があり、改
善の余地がある。さらに乗降装置1は各部にて全ての荷
重を受けるため剛性が必要であり、部材等のコストが高
くなってしまい、改善の余地がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は従来
ある装置に対し、人と車椅子などの非収容体の総荷重を
地面に逃がすことにより、ボディ補強を極小化するとと
もに作動機構を簡素化し、荷室を広く使用可能な簡易型
パワーリフトを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の簡易型パワーリストのうち請求項1に記載
の発明は、プラットホームを有する昇降部と、昇降部を
支持するリフト本体と、昇降機構を有するパワーリフト
において、昇降部が一体的に折り畳み可能であり、昇降
部を扉として開閉可能にリフト本体に取り付けているこ
とを特徴とする構成とした。また、請求項2に記載の発
明は、一対のリフト本体と、一対のベースと、一対のリ
フト本体を回動可能にして一対のベースと連結するリン
クと、昇降機構と、昇降機構により非収容体を昇降する
昇降部とを備えるパワーリフトにおいて、昇降部が昇降
機構のスライダ本体に固定した一対のスライドブッシュ
と、一対のスライドブッシュに端部を両側から軸支する
渡し板及び後部プラットホームと、後部プラットホーム
と連結し水平位置まで回動可能な前部プラットホームと
を有して折り畳み可能かつ一体化可能になっており、リ
フト本体が折り畳んで一体化した昇降部をロックするロ
ック機構及び支持する支持機構とを有し、昇降機構の作
動時にリフト本体が非収容体を支持して昇降部が昇降
し、折り畳んで一体化した昇降部がロック機構及び支持
機構により扉として開閉可能になっていることを特徴と
する構成とした。
【0007】また、請求項3に記載の発明は、上記構成
に加え、昇降部が昇降機構の一対のスライダ本体にそれ
ぞれ固定されたスライドブッシュと、スライドブッシュ
に端部を軸支した左側プラットホームと、他のスライド
ブッシュに端部を軸支した右側プラットホームと、左側
及び右側プラットホーム上面にて回動可能に軸支すると
ともにロック可能な渡し板と、左側プラットホームと右
側プラットホームとを一体的に結合するロックとを有し
て一体化可能になっており、リフト本体が昇降部の両側
方をロックするロック機構及び支持する支持機構とを有
し、昇降部の左側及び右側プラットホームを一体的に結
合するロックを解除し、昇降部が観音開きで開閉可能に
なっていることを特徴とするものである。さらに、請求
項4に記載の発明は、昇降部を支持する支持機構が昇降
部を開閉可能にするとともに、ロック機構を解除して昇
降部を前倒し可能にしたことを特徴とする。
【0008】このような構成により、本発明の簡易型パ
ワーリフトでは非収容体の総荷重を地面に逃がして昇降
するので、ボディ補強が極小化するとともに、作動機構
を簡素化できる。またリフト本体に昇降部のロック機構
及び支持機構を設けたので、昇降部を扉として開閉で
き、また荷室を広く使用できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図15に基づき、実
質的に同一又は対応する部材には同一の符号を用いて、
本発明による簡易型パワーリフトの好適な実施の形態を
説明する。図1は本発明に係る第一の実施形態の外観図
である。図1を参照すると、第一の実施形態の簡易型パ
ワーリフト10は、一対のリフト本体12と、車両など
のボディに固定して取り付けられる一対のベース14
と、これらリフト本体12,12とベース14,14と
を回動可能に連結する上部リンク15,15及び下部リ
ンク16,16と、リフト本体12,12内部に設けら
れた後述する昇降機構(図示せず)と、昇降機構により
昇降される昇降部20とを備え、リフト本体12の上端
部にロッカー34を有している。さらにベース14の下
方部と下部リンク16の中央部とはダンパ17で連結さ
れている。
【0010】昇降部20は、図1に示すように、スライ
ダ本体(図示せず)に固定されるスライドブッシュ22
と、この一対のスライドブッシュ22,22に端部を両
側から軸支された渡し板24及び後部プラットホーム2
6とを備え、後部プラットホーム26が水平位置まで回
動可能なようにスライドブッシュ22に連結棒23で連
結されている。なお、この連結棒23は中央で回動可能
になっている。
【0011】またプラットホーム27は後部プラットホ
ーム26と前部プラットホーム28とを有し、後部プラ
ットホーム26に対し前部プラットホーム28は重ね合
わせた位置から水平位置まで折り畳み可能になってい
る。さらに前部プラットホーム28の前端部に回動可能
に取り付けられたスロープ29を有している。なお、こ
のスロープ29は前部プラットホーム28に対して垂直
にロックできるようになっている。またスライドブッシ
ュ22に軸支されている側の後部プラットホーム26の
両端部に、一体的に折り畳まれた昇降部20をリフト本
体12に対して扉として開閉するための後述する支持機
構(図示せず)が設けられている。
【0012】図2はプラットホームのリフト本体への取
付構造図である。図2を参照すると、リフト本体12
は、昇降部20をロックするためのロック機構30を上
端部に、また支持機構40を下端部に備えている。ロッ
ク機構30はストップピン33が植設されたロックピン
32と、ロッカー34と、後部プラットホーム26の上
端部に設けたL字形ブラケット36とを有し、ロックピ
ン32をロッカー34とL字形ブラケット36の孔に蝶
着させている。
【0013】また支持機構40は後部プラットホーム2
6の下端部に固定された支持パイプ42と、この支持パ
イプ42の上面及び下面に設けたベアリング43,43
と、これらに挿通する一方のシャフトを持つとともにこ
れと直角方向に他方のシャフトを持つL字形シャフト部
材44とを有している。さらに支持パイプ上面のベアリ
ング43から突き出たL字形シャフト部材44の一方の
シャフトの先端は、キャップ46が被されてスクリュウ
41で固定され、支持パイプ42から抜けでないように
なっている。
【0014】さらに、スライドブッシュ22はL字形シ
ャフト部材44の他方のシャフトに挿通するベアリング
47を介してL字形シャフト部材44と枢着する支持部
49を有しており、このスライドブッシュ22の支持部
49により後部プラットホーム26が軸支されている。
また支持部49の側方に設けたネジ孔からボルト48が
ねじ込まれて、L字形シャフト部材44の他方のシャフ
トに切られた溝45に係合して、L字形シャフト部材4
4が支持部49から抜け出ないようになっている。な
お、L字形シャフト部材44とスライドブッシュの支持
部49との間にベアリング47が嵌挿されている。
【0015】図3は第一の実施形態に係るロック機構の
詳細図である。図3に示すように、ストップピン33が
ロッカー34のコ字形孔31の下部の位置にてロックし
(図3中の点線)又は上部の位置にアンロックする(図
3中の実線)ようになっている。このようなロック機構
は、通常知られているロックとアンロックするだけの機
能を有するものであればよく、例えばロック及びロック
ストライカのタイプでもよい。
【0016】図4は第一の実施形態に係る支持機構の一
部断面図である。図4に示すように、このような支持機
構40では、プラットホーム27に固定されている支持
パイプ42が上下のベアリング43,43により矢印c
で示すように回動可能であり、したがってプラットホー
ム、つまり昇降部が開閉可能になる。またリフト本体1
2に対してシャフト44がベアリング47により矢印d
で示すように回動可能であり、したがって昇降部が前倒
し可能になる。
【0017】上述したように後部プラットホーム26の
上端部は、一対の又は片方のリフト本体12に対して上
述したロック機構30を備えているが、下端部に設ける
他方の支持機構については図5に示すようになってい
る。図5は第一の実施形態に係る他方の支持及びロック
機構の構成外観図である。図5を参照すると、スライダ
本体72に固定されるスライドブッシュ22の支持部5
3がロッカー板52の凸部51に蝶着され、ロッカー板
52には後部プラットホーム26の側部に設けられたス
トライカ56をロックするロッカー54が設けられてい
る。
【0018】図6は図5に示すロック機構の概略図であ
る。図6を参照すると、ロッカー板52に設けられたロ
ック本体62は、ストライカ56を嵌める溝63と、ス
トライカをつかむ凹型のロックプレート64と、このロ
ックプレート64を係止するラチェット65とを備え、
ラチェット65の後部に凹部が形成され、ロックプレー
ト64の爪部61と係合するようになっている。ロック
プレート64とラチェット65は、ストライカ56がロ
ック本体の溝63に矢印に示すようにして入ったとき、
ラチェット65の構造に基づいてロックされる。なお、
このロック機構は上述したロック機構30と同様の構成
でもよい。
【0019】次に、昇降機構について説明する。図7は
第一の実施形態に係るリフト本体の外観図であり、図8
は第一の実施形態に係る昇降機構の外観構成図である。
図7及び図8を参照すると、本実施形態の昇降機構は、
リフト本体12の内部に両端にて軸受け73及びリミッ
トスイッチ71を有するスクリュウスライドシャフト7
4と、このスクリュウスライドシャフト74の下方に設
けられたスライダ本体下降ストッパー75及びウオーム
76と、このウオーム76にモーター82の駆動力を伝
達するウオームホイル77とを備え、スライドブッシュ
22はスライダ本体72に固定されている。なお、83
はギヤボックスを示し、84はモーターの遠隔装置を示
す。
【0020】次に、第一の実施形態のリフト収納時の動
作を説明する。図9は第一の実施形態に係るリフト収納
時の動作を示す概略図である。図9を参照すると、先ず
スロープ29を前部フラットホーム28側に重ね、次い
でこれらを後部フラットホーム26側に重ねて折り畳
み、さらにこれらを後部プラットホーム26とともに渡
し板24の方へ折り畳む。そして、これら折り畳んだ昇
降部20をリフト本体12とともにリンク15,16の
動きに沿って手動で持ち上げて車両内に収納する。
【0021】次に第一の実施形態に係る簡易型パワーリ
フトの車内収納状態における作用を説明する。図10は
第一の実施形態に係る簡易型パワーリフトの車内収納状
態を示す外観図である。図11は第一の実施形態に係る
簡易型パワーリフトの上面概略図である。上述したよう
にリフトを収納すると図10の状態になっている。図1
0及び図11を参照して、昇降部20が折り畳まれた状
態において、リフト本体12の上端部に設けられている
ロッカー34と後部プラットホーム26の上端部に設け
られているL字形ブラケット36に対してロックピン3
2の丸落としによって、昇降部20が扉としてリフト本
体12に取り付けられている。このようにして蝶番とな
るロック機構30と支持機構40とで、扉となる昇降部
20が回動可能になる。さらに図11に示すように、昇
降部20はストライカ56をロックプレート64から外
すと開閉可能になる。なお、図11において点線で示し
たのが開方向である。したがって、第一の実施形態では
車内から荷物などを取り出す場合、扉となっている昇降
部20を開閉することにより荷物の出し入れができる。
【0022】次にリフト使用時の動作を説明する。図1
2は第一の実施形態に係るリフト使用時の昇降部の動作
概略図である。図1,図8及び図12を参照すると、例
えば車椅子をプラットホーム27に乗り入れた後、スロ
ープ29を垂直にロックする。このときリフト本体12
は地面に支えられているため、車椅子などの非収容体の
荷重を地面に逃がし車両への負荷をなくすことができ
る。したがって、リフト本体、ボディ補強等を最小化で
きる。
【0023】次いで、モーターの遠隔装置84のスイッ
チをオンし昇降機構を作動する。昇降機構のモーター8
2の回転駆動力によりウオームホイール77が回転する
とともにウオーム75が回転し、スクリュウスライドシ
ャフト74が回転する。このスクリュウスライドシャフ
ト74の回転によりスライダ本体72が上昇し、プラッ
トホーム27等の昇降部が上昇していく。リミットスイ
ッチ71によりスライダ本体72の上端を検知すること
に基づいてモーター82がオフし上昇が停止する。
【0024】渡し板24をロックから外して車両側に倒
し、車椅子を移動させる。その後、渡し板24を元の位
置にロックし、スロープ29のロックを解除して前部フ
ラットホーム28側に重ね、次いでこれらを後部フラッ
トホーム側に重ねて折り畳み、さらにこれらを後部プラ
ットホーム26とともに折り畳む。そして、これら折り
畳んだ昇降部20を昇降機構により下降させて元の位置
に戻し、その後、手動で昇降部20とともにリフト本体
12を持ち上げて車両内に収納する。
【0025】このように第一の実施形態の簡易型パワー
リフトは、駆動機構がリフトの昇降機構のみであるため
作動を簡素化でき、また昇降の作動を一方向化、つまり
直線化しているので昇降機構を共用化し得て汎用性が高
くなる。
【0026】次に、第二の実施形態について説明する。
図13は第二の実施形態の外観図である。図14は第二
の実施形態に係る左右プラットホームの裏面図である。
第二の実施形態の簡易型パワーリフト90は、昇降部9
2の構成が異なるだけで他の構成は第一の実施形態と同
様である。図13を参照すると、第二の実施形態の昇降
部92は、一対のスライダ本体(図示せず)にそれぞれ
固定されたスライドブッシュ22,22と、このスライ
ドブッシュ22に端部を軸支された左側プラットホーム
93と、他のスライドブッシュ22に端部を軸支された
右側プラットホーム95と、これらのプラットホーム上
面にて回動可能に軸支され、かつ、垂直方向にロック可
能に取り付けられた渡し板96,97と、プラットホー
ムの先端部に回動可能に取り付けられ、かつ、垂直方向
にロック可能に取り付けられたスロープ98,99とを
備えている。昇降部を昇降させる機構は第一の実施形態
と同様である。
【0027】また図14に示すように、左右のプラット
ホームの裏面には左右プラットホームを一体的に結合す
るロック91が適宜の箇所に設けられている。なおスロ
ープ98,99は折り畳まれた状態を示す。第二の実施
形態の昇降部92が折り畳まれて扉となっている場合、
第一の実施形態で示した図10のように、ロック機構3
0と支持機構40とがリフト本体12の上端と下端とに
一対ずつ設けられている。図15は第二の実施形態に係
る昇降部の開閉を示す概略図であり、(a)は昇降部の
開閉を示す外観図であり、(b)は昇降部の開閉を示す
上面図である。図15に示すように、左右のプラットホ
ームの適宜の箇所のロックを外すと、観音開きに昇降部
が開く。このように第二の実施形態では、簡易型パワー
リフトの昇降部が扉として観音開きに開閉できるので、
扉の開閉軌道が小さくて済む。なお、リフト使用時の動
作は第一の実施形態と同様である。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の簡易型パワーリフトは非収容体の総荷重を地面に逃
がして昇降するので、ボディ補強が極小化するとともに
作動機構を簡素化できるという効果を有する。またリフ
ト本体に昇降部のロック機構及び支持機構を設けたの
で、簡易型パワーリフトの昇降部が荷台などの扉として
開閉できるという効果を有する。したがって、本発明の
簡易型パワーリフトでは、車両などの荷室部分を広く使
用できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一の実施形態の外観図である。
【図2】第一の実施形態に係るプラットホームのリフト
本体への取付構造図である。
【図3】第一の実施形態に係るロック機構の詳細図であ
る。
【図4】第一の実施形態に係る支持機構の一部断面図で
ある。
【図5】第一の実施形態に係る他方の支持及びロック機
構の構成外観図である。
【図6】図5に示すロック機構の概略図である。
【図7】第一の実施形態に係るリフト本体の外観図であ
る。
【図8】第一の実施形態に係る昇降機構の外観構成図で
ある。
【図9】第一の実施形態に係るリフト収納時の動作を示
す概略図である。
【図10】第一の実施形態に係る簡易型パワーリフトの
車内への収納状態を示す外観図である。
【図11】第一の実施形態に係る簡易型パワーリストの
上面概略図である。
【図12】第一の実施形態に係るリフト使用時の昇降部
の動作概略図である。
【図13】第二の実施形態の外観図である。
【図14】第二の実施形態に係る左右プラットホームの
裏面図である。
【図15】第二の実施形態に係る昇降部の開閉を示す概
略図であり、(a)は昇降部の開閉を示す外観図、
(b)は昇降部の開閉を示す上面図である。
【図16】従来の車椅子乗降装置の概略図である。
【符号の説明】
10 簡易型パワーリフト 12 リフト本体 14 ベース 15 上部リンク 16 下部リンク 17 ダンパ 20 昇降部 22 スライドブッシュ 23 連結棒 24 渡し板 26 後部プラットホーム 28 前部プラットホーム 29 スロープ 30 ロック機構 32 ロックピン 33 ストップピン 34 ロッカー 36 L字形ブラケット 40 支持機構 42 支持パイプ 43 ベアリング 44 L字形シャフト部材 46 キャップ 52 ロッカー板 56 ストライカ 62 ロック本体 64 ロックプレート 65 ラチェット 72 スライダ本体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラットホームを有する昇降部と、この
    昇降部を支持するリフト本体と、昇降機構とを有するパ
    ワーリフトにおいて、 上記昇降部が一体的に折り畳み可能であり、上記昇降部
    を扉として開閉可能に上記リフト本体に取り付けている
    ことを特徴とする、簡易型パワーリフト。
  2. 【請求項2】 一対のリフト本体と、一対のベースと、
    この一対のリフト本体を回動可能にして上記一対のベー
    スと連結するリンクと、昇降機構と、この昇降機構によ
    り非収容体を昇降する昇降部とを備えるパワーリフトに
    おいて、 上記昇降部が、上記昇降機構のスライダ本体に固定した
    一対のスライドブッシュと、この一対のスライドブッシ
    ュに端部を両側から軸支する渡し板及び後部プラットホ
    ームと、この後部プラットホームと連結し水平位置まで
    回動可能な前部プラットホームとを有して、折り畳み可
    能かつ一体化可能になっており、 上記リフト本体が上記折り畳んで一体化した昇降部の片
    側方をロックするロック機構及び支持する支持機構とを
    有し、 上記昇降機構の作動時に上記リフト本体が上記非収容体
    を支持して上記昇降部が昇降し、 上記折り畳んで一体化した昇降部が上記ロック機構及び
    支持機構により扉として開閉可能になっていることを特
    徴とする、簡易型パワーリフト。
  3. 【請求項3】 前記昇降部が前記昇降機構の一対のスラ
    イダ本体にそれぞれ固定されたスライドブッシュと、こ
    のスライドブッシュに端部を軸支した左側プラットホー
    ムと、他のスライドブッシュに端部を軸支した右側プラ
    ットホームと、上記左側及び右側プラットホーム上面に
    て回動可能に軸支するとともにロック可能な渡し板と、
    上記左側プラットホームと上記右側プラットホームとを
    一体的に結合するロックとを有して一体化可能になって
    おり、 前記リフト本体が上記昇降部の両側方をロックする前記
    ロック機構及び支持する支持機構とを有し、 上記昇降部の左側及び右側プラットホームを一体的に結
    合するロックを解除し、上記昇降部が観音開きで開閉可
    能になっていることを特徴とする、請求項2に記載の簡
    易型パワーリフト。
  4. 【請求項4】 前記昇降部を支持する支持機構が前記昇
    降部を開閉可能にするとともに、前記ロック機構を解除
    して前記昇降部を前倒し可能にしたことを特徴とする、
    請求項2又は3に記載の簡易型パワーリフト。
JP15598298A 1998-06-04 1998-06-04 簡易型パワーリフト Pending JPH11342783A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009056987A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd 荷受台昇降装置
CN104986091A (zh) * 2015-07-31 2015-10-21 成都市新筑路桥机械股份有限公司 一种用于厢式物流车的货厢尾门结构
JP2018192995A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 トヨタ車体株式会社 車両のリフト装置

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