JPH0515807A - 防爆型粗大ごみ破砕装置 - Google Patents
防爆型粗大ごみ破砕装置Info
- Publication number
- JPH0515807A JPH0515807A JP16805391A JP16805391A JPH0515807A JP H0515807 A JPH0515807 A JP H0515807A JP 16805391 A JP16805391 A JP 16805391A JP 16805391 A JP16805391 A JP 16805391A JP H0515807 A JPH0515807 A JP H0515807A
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- JP
- Japan
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- nitrogen
- explosion
- crusher
- gas
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】運転コストの低減、破砕機の立上り時間の短
縮。 【構成】ごみ破砕機5に付属して、該機内に導入される
窒素富化ガスの発生装置として、窒素ガスPSA装置2
又は窒素ガス分離膜装置3が設けられている。また、上
記装置により発生した窒素富化ガスのリザーバタンク4
が設けられている。
縮。 【構成】ごみ破砕機5に付属して、該機内に導入される
窒素富化ガスの発生装置として、窒素ガスPSA装置2
又は窒素ガス分離膜装置3が設けられている。また、上
記装置により発生した窒素富化ガスのリザーバタンク4
が設けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は防爆型の粗大ごみ破砕装
置に関するものである。
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】粗大ごみ中に、小型のガスボンベなどが
混入されていることがあり、破砕機内部で破砕された場
合には、ボンベ内の残留ガス(主にプロパン、ブタン)
が急激に気化して機内の空気と混合し、爆発性混合気が
機内に充満する。そして、この混合気が、破砕機の刃と
被破砕物との衝撃による火花によって爆発することがあ
る。
混入されていることがあり、破砕機内部で破砕された場
合には、ボンベ内の残留ガス(主にプロパン、ブタン)
が急激に気化して機内の空気と混合し、爆発性混合気が
機内に充満する。そして、この混合気が、破砕機の刃と
被破砕物との衝撃による火花によって爆発することがあ
る。
【0003】この場合の、粗大ごみ破砕機の防爆方法と
しは、不活性ガス充填方式が主流となっている。そし
て、防爆用不活性ガスとしては、ごみの固着や腐食の心
配の少ない窒素ガスが、一般的に使用されている。
しは、不活性ガス充填方式が主流となっている。そし
て、防爆用不活性ガスとしては、ごみの固着や腐食の心
配の少ない窒素ガスが、一般的に使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、窒素ガスはコ
ストが高いこと、また、スタートアップのとき、破砕機
内の空気との置換に時間がかかり、稼働時間が短くなる
という問題がある。本発明は、上記のような問題点を解
消できるようにした防爆型粗大ごみ破砕装置を提供する
ことを課題とするものである。
ストが高いこと、また、スタートアップのとき、破砕機
内の空気との置換に時間がかかり、稼働時間が短くなる
という問題がある。本発明は、上記のような問題点を解
消できるようにした防爆型粗大ごみ破砕装置を提供する
ことを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の防爆型粗大ごみ
破砕装置は、ごみ破砕機に付属して、該機内に送給され
る窒素富化ガスの発生装置として、窒素ガスPSA装置
又は窒素ガス分離膜装置が設けられている。そして、上
記装置により発生した窒素富化ガスのリザーバタンクが
設けられている。
破砕装置は、ごみ破砕機に付属して、該機内に送給され
る窒素富化ガスの発生装置として、窒素ガスPSA装置
又は窒素ガス分離膜装置が設けられている。そして、上
記装置により発生した窒素富化ガスのリザーバタンクが
設けられている。
【0006】
【作用】破砕機内の防爆を考えた場合、内部を100%
不活性ガスに置換する必要はなく、窒素ガスで置換する
場合、限界酸素濃度は一般に11〜12%である。従っ
て、不活性ガスは高純度のものは必要なく、窒素の場合
95%以上であれば十分対応できる。この様な低純度の
窒素ガスは、窒素ガスPSA装置又は窒素ガス分離膜装
置を用いて、空気から簡単にしかも低コストで得ること
ができる。こうして得られた窒素富化ガスを、防爆のた
めに破砕機内に導入する。
不活性ガスに置換する必要はなく、窒素ガスで置換する
場合、限界酸素濃度は一般に11〜12%である。従っ
て、不活性ガスは高純度のものは必要なく、窒素の場合
95%以上であれば十分対応できる。この様な低純度の
窒素ガスは、窒素ガスPSA装置又は窒素ガス分離膜装
置を用いて、空気から簡単にしかも低コストで得ること
ができる。こうして得られた窒素富化ガスを、防爆のた
めに破砕機内に導入する。
【0007】一方、所定圧・量のリザ−バタンクを設
け、破砕機の非稼働時間を利用し、窒素富化ガスを製造
・貯蔵しておき、運転開始時に大量導入を行い、短時間
にガス置換することにより、立上り時間を短くして、稼
働時間の向上(装置の小型化)につなげることができ
る。
け、破砕機の非稼働時間を利用し、窒素富化ガスを製造
・貯蔵しておき、運転開始時に大量導入を行い、短時間
にガス置換することにより、立上り時間を短くして、稼
働時間の向上(装置の小型化)につなげることができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に示す概略フ
ローにより説明する。
ローにより説明する。
【0009】コンプレッサ1により加圧された空気が、
窒素ガスPSA装置2に送られ、純度95%以上で、圧
力が4〜5kg/cm2 Gの窒素富化ガスが得られる。得ら
れた窒素富化ガスが稼働中の破砕機5に送られる。
窒素ガスPSA装置2に送られ、純度95%以上で、圧
力が4〜5kg/cm2 Gの窒素富化ガスが得られる。得ら
れた窒素富化ガスが稼働中の破砕機5に送られる。
【0010】そして、破砕機が稼働していないときは、
発生した窒素富化ガスは、その圧力でリザーバタンク4
に貯蔵される。リザーバタンク4の容量は、破砕機の容
量(処理能力)により、決定される。例えば、処理能力
150T/日クラスのものであれば、5〜10m3 程度
のリザーバタンクで、数分〜数十分で、機内を完全に爆
発限界以下の酸素濃度になるまで置換することができ
る。こうして、従来1〜3時間も掛かっていた置換時間
を大幅に短縮することができる。なお、機内のガスはブ
ロワ8により吸引され、サイクロン6及びフィルター7
を通って機内に再循環されると共に、煙突から放出され
るようになっている。
発生した窒素富化ガスは、その圧力でリザーバタンク4
に貯蔵される。リザーバタンク4の容量は、破砕機の容
量(処理能力)により、決定される。例えば、処理能力
150T/日クラスのものであれば、5〜10m3 程度
のリザーバタンクで、数分〜数十分で、機内を完全に爆
発限界以下の酸素濃度になるまで置換することができ
る。こうして、従来1〜3時間も掛かっていた置換時間
を大幅に短縮することができる。なお、機内のガスはブ
ロワ8により吸引され、サイクロン6及びフィルター7
を通って機内に再循環されると共に、煙突から放出され
るようになっている。
【0011】また、窒素富化ガス装置として、窒素ガス
分離膜装置3を用いることもできる。この場合には、純
度95%以上で、圧力が5〜9kg/cm2 Gの窒素富化ガ
スが得られる。得られた窒素富化ガスは、上記と同様に
利用される。
分離膜装置3を用いることもできる。この場合には、純
度95%以上で、圧力が5〜9kg/cm2 Gの窒素富化ガ
スが得られる。得られた窒素富化ガスは、上記と同様に
利用される。
【0012】
【発明の効果】本発明の防爆型粗大ごみ破砕装置は上記
のようなもので、防爆用の不活性ガスを、窒素ガスPS
A装置又は窒素ガス分離膜装置により製造される濃度9
5%以上の窒素富化ガスとすることにより、経済的にす
ることができる。
のようなもので、防爆用の不活性ガスを、窒素ガスPS
A装置又は窒素ガス分離膜装置により製造される濃度9
5%以上の窒素富化ガスとすることにより、経済的にす
ることができる。
【0013】また、所定圧・量のリザーバタンクを設け
ることにより、破砕機の運転開始を早めることが可能と
なり、稼働時間の向上(装置の小型化)につなげること
ができる。
ることにより、破砕機の運転開始を早めることが可能と
なり、稼働時間の向上(装置の小型化)につなげること
ができる。
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示すフロー説明
図。
図。
2…窒素ガスPSA装置,3…窒素ガス分離膜装置、4
…リザーバタンク、5…破砕機。
…リザーバタンク、5…破砕機。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 中山 昇
東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日
本鋼管株式会社内
(72)発明者 深田 尚平
東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日
本鋼管株式会社内
(72)発明者 澁谷 榮一
東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日
本鋼管株式会社内
(72)発明者 宇山 清
神奈川県横浜市鶴見区小野町61番1号 日
本鋼管重工サービス株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 ごみ破砕機に付属して、該機内に導入さ
れる窒素富化ガスの発生装置として、窒素ガスPSA装
置又は窒素ガス分離膜装置が設けられている防爆型粗大
ごみ破砕装置。 - 【請求項2】 上記装置により発生した窒素富化ガスの
リザーバタンクが設けられている請求項1に記載防爆型
粗大ごみ破砕装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16805391A JPH0515807A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 防爆型粗大ごみ破砕装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16805391A JPH0515807A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 防爆型粗大ごみ破砕装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0515807A true JPH0515807A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=15860961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16805391A Pending JPH0515807A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 防爆型粗大ごみ破砕装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0515807A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07136544A (ja) * | 1993-11-11 | 1995-05-30 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 廃棄物破砕機 |
EP0978318A1 (fr) * | 1998-08-05 | 2000-02-09 | L'air Liquide, Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude | Dispositif et procédé de broyage de recipients fermes contenant une poudre |
JP2010194612A (ja) * | 2010-04-26 | 2010-09-09 | Nakajima Jidosha Denso:Kk | ガス缶の処理方法及び処理装置 |
-
1991
- 1991-07-09 JP JP16805391A patent/JPH0515807A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07136544A (ja) * | 1993-11-11 | 1995-05-30 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 廃棄物破砕機 |
EP0978318A1 (fr) * | 1998-08-05 | 2000-02-09 | L'air Liquide, Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude | Dispositif et procédé de broyage de recipients fermes contenant une poudre |
FR2782023A1 (fr) * | 1998-08-05 | 2000-02-11 | Air Liquide | Dispositif et procede de broyage de recipients fermes contenant une poudre |
US6311904B1 (en) | 1998-08-05 | 2001-11-06 | L'air Liquide, Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude | Apparatus and process for grinding closed containers that contain a powder |
JP2010194612A (ja) * | 2010-04-26 | 2010-09-09 | Nakajima Jidosha Denso:Kk | ガス缶の処理方法及び処理装置 |
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