JPH05157364A - 逆流防止装置 - Google Patents

逆流防止装置

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JPH05157364A
JPH05157364A JP3054096A JP5409691A JPH05157364A JP H05157364 A JPH05157364 A JP H05157364A JP 3054096 A JP3054096 A JP 3054096A JP 5409691 A JP5409691 A JP 5409691A JP H05157364 A JPH05157364 A JP H05157364A
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air charge
water
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勝広 樋高
Hiroshi Matsui
洋 松居
Yukihiro Jinba
幸弘 神馬
Yuzo Yamamoto
裕三 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造を簡単にして逆流防止装置を小型軽量化
すると共に低コスト化する。エアチャージ弁からの水漏
れによってオーバフロー室で水が溢れることを防止す
る。 【構成】第一逆止弁11と第二逆止弁12の間にはエア
チャージ室13が形成され、エアチャージ室13はエア
チャージ弁17を備えた水抜き孔14を通じてオーバフ
ロー室15と連通している。水抜き孔14はオーバフロ
ー室15の下端部で開口し、オーバフロー室15の大気
連通口16は水抜き孔14の開口位置より上で開口して
いる。第一逆止弁11及びエアチャージ弁17はソレノ
イド18によって連動させられている。すなわち、第一
逆止弁11が開かれるとエアチャージ弁17が閉じら
れ、逆に、第一逆止弁11が閉じられるとエアチャージ
弁17が開かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上水回路と雑水回路と
の間に設けられ、雑水の逆流を防止する逆流防止装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図8に従来の逆流防止装置Fの断面図を
示す。ケーシング101内の中央部には、エアチャージ
室102が形成されており、エアチャージ室102の下
方には、オーバフロー室103が設けられている。エア
チャージ室102とオーバフロー室103との間には、
エアチャージ室102内の残り湯をオーバフロー室10
3側へ抜くための水抜き孔104が穿孔されている。エ
アチャージ室102内には、一体となった第一逆止弁1
05とエアチャージ弁106が納入されており、第一逆
止弁105はバネ107によって入り口108の閉成方
向へ弾性的に付勢され、第一逆止弁105の下面に形成
されたエアチャージ弁106は水抜き孔104と対向さ
せられている。エアチャージ室102の側壁に設けられ
た出口109には流出管110が接続されており、流出
管110には第二逆止弁111が設けられている。
【0003】オーバフロー室103の側面中央部には大
気連通口112が開口されており、オーバフロー室10
3の天面に設けられた水抜き孔104は大気連通口11
2よりも上方に位置している。また、オーバフロー室1
03の底面には排水口113が開口され、排水口113
は分岐管114によって前記流出管110に接続されて
おり、分岐管114には排水用開閉弁115が取り付け
られている。
【0004】しかして、エアチャージ室102の入り口
108側に設けられた落とし込み開閉弁116を開成し
た場合には、第一逆止弁105が通水圧によりバネ10
7に抗して押し下げられてエアチャージ室102の入り
口108が開かれる。同時に、エアチャージ弁106も
押し下げられ(この時の状態を図8の第一逆止弁105
及びエアチャージ弁106の右半分で示す。)、エアチ
ャージ弁106によって水抜き孔104が塞がれる。従
って、エアチャージ室102内へ流入した水は、エアチ
ャージ室102内に充満し、さらに流出管110から出
水される。
【0005】逆に、落とし込み開閉弁116が閉じられ
た場合には、第一逆止弁105に通水圧が加わらなくな
るので、第一逆止弁105が上昇してエアチャージ室1
02の入り口108を閉成すると共にエアチャージ弁1
06が上昇して水抜き孔104を開き、直ちにエアチャ
ージ室102内がエアと置換され(この時の状態を第8
回の第一逆止弁105及びエアチャージ弁106の左半
分で示す)、エアチャージ室102の入り口108側と
出口109側の縁切りが行われる。エアとの置換時に
は、大気連通口112→オーバフロー室103→水抜き
孔104の経路でエアチャージ室102にエアが供給さ
れる。
【0006】さらに、排水用開閉弁115は通常は閉成
されており、エアチャージ室102からオーバフロー室
103内に落ちた水は一時オーバフロー室103内に蓄
えられる。そして、オーバフロー室内の水は、通常は排
水用開閉弁115を開成して分岐管114から流出管1
10へ回収されるようになっているが、エアチャージ弁
106の故障等により不測にオーバフロー室内の水量が
オーバフローした場合には、大気連通口112から外部
へ排水される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の逆流防止装置に
あっては、オーバフロー室に溜った水を分岐水路から流
出管へ排出させているので、分岐管や排水用開閉弁が必
要となり、逆流防止装置の構造が複雑になり、逆流防止
装置のコストが高くついていた。また、分岐管や排水用
開閉弁が必要なため、逆流防止装置が大型になるという
欠点があった。
【0008】さらに、第一逆止弁及びエアチャージ弁は
通水圧で作動しているため、エアチャージ弁を閉じてエ
アチャージ室に通水している時、通水圧が低かったり、
逆流防止装置が給水先の浴槽等より上に設置され落差が
あったりすると、エアチャージ室が充分高圧にならない
為にエアチャージ弁がしっかりと閉じず、水抜き孔から
オーバフロー室へ水が漏れ、オーバフロー室に溜った水
が大気連通口から外部へ溢れ出し、逆流防止装置を組み
込まれた機器の内部を濡らしてしまうという問題があっ
た。
【0009】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、構造を簡単
にすることにより、逆流防止装置を小型軽量化すると共
に低コスト化し、さらに、エアチャージ弁からの水漏れ
によってオーバフロー室で水が溢れることを防止するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の逆流防止装置
は、上水回路と雑水回路との間の接続回路に設けられた
エアチャージ室と、エアチャージ室の上水回路側に設け
られた回路開閉用の弁手段と、エアチャージ室と連なる
水抜き孔を下端部に開口され、水抜き孔の開口位置より
も高い位置に大気連通口を配置された、エアチャージ室
内の水を溜めることができる大気開放のオーバフロー室
と、オーバフロー室とエアチャージ室の間の水抜き孔を
開閉するエアチャージ弁と、前記弁手段の開成及び前記
エアチャージ弁の閉成と、弁手段の閉成及びエアチャー
ジ弁の開成をそれぞれ連動させて行う弁駆動器とからな
ることを特徴としている。
【0011】
【作用】本発明にあっては、エアチャージ室と連なる水
抜き孔をオーバフロー室の下端部に開口し、水抜き孔の
開口位置よりも高い位置に大気連通口を配置しているの
で、水抜き孔はオーバフロー室内に溜った水によって水
封される。よって、通水停止後には、雑水回路に設けら
れたポンプで吸引することにより、オーバフロー室に溜
った水を雑水回路へ排水することができる。
【0012】したがって、従来例の逆流防止装置のよう
に、分岐管や排水用開閉弁が必要なくなり、逆流防止装
置の構造を簡単にでき、逆流防止装置をコンパクトかつ
低コストにできる。
【0013】また、エアチャージ弁を弁駆動器によって
開閉しているので、通水圧が低い場合や逆流防止装置が
浴槽等の給水先より上に設置されて落差が有る場合で
も、エアチャージ弁を確実に閉じることができ、シール
性の向上により通水時に水がオーバフロー室へ漏れるこ
とがなくなり、オーバフロー室が溢れて大気連通口から
外部へ水がこぼれることがない。このため、逆流防止装
置は設置場所の制約を受けにくくなる。
【0014】
【実施例】図1に本発明の一実施例による逆流防止装置
Aを備えた風呂釜の概略図を示す。浴槽1のバスアダプ
ター2には、追い焚き等を行うための循環回路3が接続
されており、循環回路3には風呂用熱交換器4と三方弁
5と循環ポンプ6が設けられている。給湯器7に接続さ
れた給湯回路8は、循環回路3の三方弁5に直結されて
いる。給湯回路8には、水量センサ9と落とし込み開閉
弁10と第一及び第二逆止弁11,12が設けられてお
り、両逆止弁11,12間にはエアチャージ室13が形
成されている。両逆止弁11,12は、循環回路3側か
ら給湯器7側への逆流を防止する向きに配置されてい
る。エアチャージ室13は、内部に湯もしくは空気を保
持できる構造となっており、エアチャージ室13は水抜
き孔14を通じてオーバフロー室15と連通している。
この水抜き孔14は、オーバフロー室15内において
は、オーバフロー室15の下端部で開口しており、オー
バフロー室15を大気に開放する大気連通口16は、水
抜き孔14の開口位置よりも上方で開口しており、オー
バフロー室15の大気連通口16よりも下の空間の容積
はエアチャージ室13の容積よりも大きくなっている。
エアチャージ室13とオーバフロー室15の間には、水
抜き孔14を開閉するためのエアチャージ弁17が設け
られている。第二逆止弁12は、通水圧によって押し開
かれるが、第一逆止弁11及びエアチャージ弁17はソ
レノイド18によって連動して電気的に開閉される。す
なわち、第一逆止弁11が開かれると同時にエアチャー
ジ弁17が閉じられ、逆に、第一逆止弁11が閉じられ
ると同時にエアチャージ弁17が開かれる。
【0015】図2に示すものは、図1で1点鎖線で囲ん
だ部分を一体に構成した逆流防止装置Aの平面図、図3
及び図4はそのX−X位置及びY−Y位置における断面
図である。図4に示すように、ケ−シング19の上部側
面には入管接続口20が開口されており、この入管接続
口20にはフィルタ21を納めると共に給湯回路8を構
成する給湯入管22が接続され、給湯入管22には水量
センサ9が設けられており、給湯器7で加熱された湯が
入管接続口20からケーシング19内に送り込まれるよ
うになっている。ケーシング19内の中央部には、エア
チャージ室13が形成されており、エアチャージ室13
の側方には、図1に示すようにオーバフロー室15が設
けられている。エアチャージ室13とオーバフロー室1
5とは、エアチャージ室13内の残り湯をオーバフロー
室15へ抜くと共にオーバフロー室15からエアチャー
ジ室13へ置換用エアを送る水抜き孔14によって連通
させられている。図3に示すように、オーバフロー室1
5内においては、その下端部側面で水抜き孔14が開口
しており、上端部側面には大気と連通した大気連通口1
6が開口されており、オーバフロー室15の大気連通口
16よりも下の容積はエアチャージ室13の容積よりも
若干大きくなっている。エアチャージ室13の出口には
第二逆止弁12が設けられており、第二逆止弁12の下
方には給湯回路8を構成していて三方弁5に接続される
給湯出管23が圧入されている。しかして、逆流防止装
置Aのケーシング19内においては、入管接続口20→
エアチャージ室13→第二逆止弁12→給湯出管23と
いう経路で給湯回路8が構成されている。
【0016】さらに、入管接続口20はエアチャージ室
13の入り口24と連通しており、入管接続口20とエ
アチャージ室13の入り口23とを結ぶ水路には落とし
込み開閉弁10が設けられている。落とし込み開閉弁1
0は、ソレノイド型電磁弁であり、ケーシング19に形
成された弁座25に対向させてダイヤフラム弁26が配
置されており、ダイヤフラム弁26の外周部をケーシン
グ19に固定し、ソレノイド27のプランジャー28の
先端をダイヤフラム弁26の中心に連結させてある。よ
って、プランジャー28を突出させるとダイヤフラム弁
26が弁座25に圧接してエアチャージ室13の入り口
24側で給湯回路8が閉成される。
【0017】第一逆止弁11は、エアチャージ室13内
で入り口24と対向させて配置されており、入り口24
を囲むようにしてゴムパッキン29を設けられている。
エアチャージ弁17は、水抜き孔14への出口30と対
向させてエアチャージ室13内に配置されており、出口
30を囲むようにしてゴムパッキン31を設けられてい
る。第一逆止弁11の外径はエアチャージ弁17の外径
よりも大きくなっており、第一逆止弁11とエアチャー
ジ弁17とはソレノイド18のプランジャ32に一体的
に取り付けられており、ソレノイド18によって連動さ
せられる。すなわち、ソレノイド18のプランジャ32
を突出させると第一逆止弁11が閉じると同時にエアチ
ャージ17弁が開き、ソレノイド18のプランジャ32
を後退させると第一逆止弁11が開くと同時にエアチャ
ージ弁17が閉じる。
【0018】しかして、非給湯時には、ダイヤフラム弁
26が閉じており、第一逆止弁11も閉じてエアチャー
ジ弁17が開かれている。また、オーバフロー室15内
はエアで満たされている。
【0019】これに対し、給湯開始時には、ソレノイド
18を駆動して第一逆止弁11を開くと共にエアチャー
ジ弁17を閉じ(この時の状態を図4の第一逆止弁11
及びエアチャージ弁17の上半分で示す)、ついでダイ
ヤフラム弁26を開く。この場合には、オーバフロー室
15に連通する水抜き孔14がエアチャージ弁17によ
って塞がれている。従って、エアチャージ室13内へ流
入した湯は水抜き孔14からオーバフロー室15側へ漏
れることなくエアチャージ室13内に充満し、さらに水
圧で第二逆止弁12を押し開き、循環回路3側へ給湯さ
れる。このとき、エアチャージ弁17はソレノイド18
によって強制的に閉成されているので、オーバフロー室
15内へ湯が漏れることがなく、オーバフロー室15内
に多量の湯が溜まる恐れがない。
【0020】逆に、給湯を終了する場合には、ダイヤフ
ラム弁26を閉じると、第二逆止弁12に通水圧が加わ
らなくなるので、第二逆止弁12が閉成され、雑水の逆
流が防止される。ついで、ソレノイド18により第一逆
止弁11が閉じられると共にエアチャージ弁17が開か
れ(この時の状態を第4図の第一逆止弁11及びエアチ
ャージ弁17の下半分で示す)、エアチャージ室13の
湯がオーバフロー室15へ流れてエアチャージ室13が
エアと置換される。したがって、第一逆止弁11が閉じ
て雑水の逆流が防止され、エアチャージ室13内がエア
と置換されることによって給湯器7側と循環回路3側と
の縁切りが行われる。この後、循環ポンプ6を運転し、
エアチャージ室13内を負圧にすると、オーバフロー室
15内において水抜き孔14が水封されているので、オ
ーバフロー室15内の湯はエアチャージ室13へ引き抜
かれ、第二逆止弁12を通過して循環回路3に排水さ
れ、再びオーバフロー室15内が空になる。
【0021】万一、雑水が逆流して第二逆止弁12を通
過しても、第一逆止弁11の径がエアチャージ弁17の
径よりも大きいので、第一逆止弁11の背圧が大きく、
第一逆止弁11が水圧で閉じられてエアチャージ弁17
が開き、逆流水はオーバフロー室15で溢れ、ダイヤフ
ラム弁26側へ逆流することがない。しかも、ダイヤフ
ラム弁26が接する弁座25の上端は、オーバフロー室
15の大気連通口16の高さよりも上方に位置している
ので、逆流水が多くてオーバフロー室15が溢れても、
雑水がダイヤフラム弁26を越えて逆流することがな
く、オーバフロー室15の大気連通口16から外部へ排
出される。
【0022】図5に本発明の別な実施例による逆流防止
装置Bを備えた風呂釜の概略図を示す。給湯回路8に
は、水量センサ9と落とし込み開閉弁10と第二逆止弁
12が設けられており、落とし込み開閉弁10と第二逆
止弁12の間にはエアチャージ室13が形成されてい
る。エアチャージ室13は、水抜き孔14を通じてオー
バフロー室15と連通している。オーバフロー室15内
においては、水抜き孔14はオーバフロー室15の下端
部で開口されており、大気連通口16は水抜き孔14の
開口位置よりも上方で開口している。エアチャージ室1
3とオーバフロー室15の間には、水抜き孔14を開閉
するためのエアチャージ弁17が設けられている。落と
し込み開閉弁10のダイヤフラム弁26及びエアチャー
ジ弁17は、落とし込み開閉弁10のソレノイド27に
よって連動して電気的に開閉される。すなわち、ダイヤ
フラム弁26が開かれると同時にエアチャージ弁17が
閉じられ、逆に、ダイヤフラム弁26が閉じられると同
時にエアチャージ弁17が開かれる。
【0023】図6に示すものは、図5で1点鎖線で囲ん
だ部分を一体に構成した逆流防止装置Bの断面図であ
る。この実施例にあっては、落とし込み電磁弁10のダ
イヤフラム弁26と第二逆止弁12との間にエアチャー
ジ室13が形成されており、エアチャージ室13に隣接
して形成されたオーバフロー室15とエアチャージ室1
3とは水抜き孔14によって連通させられている。この
水抜き孔14の開口はオーバフロー室15の下端部に位
置しており、大気連通口16はオーバフロー室15の上
端部に位置している。エアチャージ室13の入り口側は
ダイヤフラム弁26によって開閉され、このダイヤフラ
ム弁26の縁にはリーク孔41が設けられている。ま
た、落とし込み電磁弁10のプランジャ28は水抜き孔
14への出口30を貫通して長く伸びており、水抜き孔
14内でエアチャージ弁17を摺動自在に取り付けられ
ており、エアチャージ弁17はプランジャ28に固設さ
れたフランジ42との間にバネ43を介挿させられてい
る。しかして、ソレノイド27によってプランジャ28
を突出させると、エアチャージ室13の入り口がダイヤ
フラム弁26で閉成されると共にエアチャージ弁17が
開成され、逆に、ソレノイド27によってプランジャ2
8を後退させると、ダイヤフラム弁26が開成されると
共にエアチャージ弁17が閉成される。
【0024】しかして、非給湯時には、ダイヤフラム弁
26が閉じており、エアチャージ弁17が開かれてい
る。また、オーバフロー室15内はエアで満たされてい
る。
【0025】これに対し、給湯開始時には、ソレノイド
27を駆動してダイヤフラム弁26を開くと共にエアチ
ャージ弁17を閉じる。この場合には、オーバフロー室
15に連通する水抜き孔14がエアチャージ弁17によ
って塞がれているので、エアチャージ室13内へ流入し
た湯は水抜き孔14から漏れることなくエアチャージ室
13内に充満し、さらに水圧で第二逆止弁12を押し開
き、循環回路3側へ給湯される。
【0026】逆に、給湯を終了する場合には、ダイヤフ
ラム弁26を閉じると、エアチャージ弁17が開く。こ
のとき、リーク孔41を通ってダイヤフラム弁26の上
面へ湯が入り込むので、ダイヤフラム弁26の上面側に
水圧が加わり、ダイヤフラム弁26は水圧によって弁座
25に圧接させられる。また、第二逆止弁12に通水圧
が加わらなくなるので、第二逆止弁12が閉成され、雑
水の逆流が防止される。さらに、エアチャージ弁17が
開くと、エアチャージ室13の湯がオーバフロー室15
へ流れてエアチャージ室13がエアと置換され、エアチ
ャージ室13内がエアと置換されることによって給湯器
7側と循環回路3側との縁切りが行われる。この後、循
環ポンプ6を運転し、エアチャージ室13内を負圧にす
ると、オーバフロー室15内の湯はエアチャージ室13
へ引き抜かれ、第二逆止弁12を通過して循環回路3へ
排水され、再びオーバフロー室15内が空になる。
【0027】しかも、この実施例にあっては、1つのソ
レノイド27を用いているだけであるので、逆流防止装
置を小型軽量化できると共に安価にすることができる。
【0028】図7に本発明のさらに別な実施例を示す。
これは、図6の実施例において、落とし込み電磁弁の開
閉がスムーズに行われるように構造を一部変更したもの
である。したがって、図7に示した部分以外は図6と同
じ構造を有している。この実施例にあっては、プランジ
ャ28の下端面に設けられた凹部51内に弁軸52の上
端部が摺動可能に保持されている。弁軸52は中空体と
なっており、内部に形成された通気孔53の上端開口5
4は凹部51内で開口されており、下端部開口55はエ
アチャージ室13内で開口されている。また、弁軸52
に固設されたダイヤフラム弁26には上下に貫通するリ
ーク孔56が設けられている。さらに、弁軸52の下端
にはエアチャージ弁17を備えた別な弁軸57が螺合さ
せられており、弁軸57の下端はホルダー58によって
スライド自在に保持されており、ケーシング19との間
に介挿されたバネ59によって上方へ付勢されている。
【0029】しかして、ソレノイド27によってプラン
ジャ28が下降させられると弁軸52内の通気孔53の
上端開口54が塞がれ、ダイヤフラム弁26のリーク孔
56からダイヤフラム弁26の上面側の空間60へ湯が
流れ込み、水圧によってダイヤフラム弁26が弁座25
に圧接させられる。一方,プランジャ28が上昇する
と、エアチャージ弁17が閉じ、プランジャ28と弁軸
52の上端との間に隙間が生じて通気孔53の上端開口
54が開放され、通気孔53を通ってエアチャージ室1
3からダイヤフラム弁26の上面側の空間60へエアが
入り、ダイヤフラム弁26の周部下面に加わる水圧が上
面に加わるエア圧よりも大きくなり、速やかにダイヤフ
ラム弁26が開成される。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、エアチャージ室と連な
る水抜き孔をオーバフロー室の下端部に開口し、水抜き
孔の開口位置よりも高い位置に大気連通口を配置してい
るので、通水停止後には、雑水回路に設けられたポンプ
で吸引することにより、オーバフロー室に溜った水を雑
水回路へ排水することができる。
【0031】したがって、従来例の逆流防止装置のよう
に、分岐管や排水用開閉弁が必要なくなり、逆流防止装
置の構造を簡単にでき、逆流防止装置をコンパクトかつ
低コストにできる。
【0032】また、エアチャージ弁を弁駆動器によって
開閉しているので、通水圧が低い場合や逆流防止装置が
浴槽等の給水先より上に設置されて落差が有る場合で
も、エアチャージ弁を確実に閉じることができ、シール
性の向上により通水時に水がオーバフロー室へ漏れるこ
とがなくなり、オーバフロー室が溢れて大気連通口から
外部へ水がこぼれることがない。このため、逆流防止装
置の設置場所も制約を受けない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による逆流防止装置を用いた
給湯器付き風呂釜を示す概略構成図である。
【図2】同上の逆流防止装置を示す一部破断した平面図
である。
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】図2のY−Y線に沿った拡大断面図である。
【図5】本発明の別な実施例による逆流防止装置を用い
た給湯器付き風呂釜を示す概略構成図である。
【図6】同上の逆流防止装置を示す断面図である。
【図7】本発明のさらに別な実施例の一部を示す断面図
である。
【図8】従来例の逆流防止装置を示す断面図である。
【符号の説明】
11 第一逆止弁 13 エアチャージ室 14 水抜き孔 15 オーバフロー室 16 大気連通口 17 エアチャージ弁 18 ソレノイド 26 ダイヤフラム弁 27 ソレノイド
フロントページの続き (72)発明者 山本 裕三 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上水回路と雑水回路との間の接続回路に
    設けられたエアチャージ室と、 エアチャージ室の上水回路側に設けられた回路開閉用の
    弁手段と、 エアチャージ室と連なる水抜き孔を下端部に開口され、
    水抜き孔の開口位置よりも高い位置に大気連通口を配置
    された、エアチャージ室内の水を溜めることができる大
    気開放のオーバフロー室と、 オーバフロー室とエアチャージ室の間の水抜き孔を開閉
    するエアチャージ弁と、 前記弁手段の開成及び前記エアチャージ弁の閉成と、弁
    手段の閉成及びエアチャージ弁の開成とをそれぞれ連動
    させて行う弁駆動器とからなる逆流防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110345644A (zh) * 2019-07-16 2019-10-18 华帝股份有限公司 用于检测燃气热水器内防倒风装置风压的设备

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