JPS6329908Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6329908Y2
JPS6329908Y2 JP1983088619U JP8861983U JPS6329908Y2 JP S6329908 Y2 JPS6329908 Y2 JP S6329908Y2 JP 1983088619 U JP1983088619 U JP 1983088619U JP 8861983 U JP8861983 U JP 8861983U JP S6329908 Y2 JPS6329908 Y2 JP S6329908Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
air
pump
pressure tank
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983088619U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59194593U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8861983U priority Critical patent/JPS59194593U/ja
Publication of JPS59194593U publication Critical patent/JPS59194593U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6329908Y2 publication Critical patent/JPS6329908Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は給水系に用いられる圧力タンクの自動
空気補給装置に関する。
〔従来の技術〕
給水系用圧力タンクにおいては給水を加圧する
ための圧縮空気が内蔵されているが、この空気は
水に溶け込んだ状態で外部に流出されるため、減
少分に見合う量の空気を適時に補給する必要があ
る。この空気の補給をポンプの運転と関連して自
動的に行なうために従来から各種の手段が提案な
いし実用されている。しかしながら、これらの従
来手段においてはゴミ等による弁類の動作不良、
空気吸入に起因するポンプの揚水不能事故、空気
舗給量の過大または不足などの不具合や、弁動作
時におけるウオーターハンマ等を生じ易く、かつ
これらの欠点を除去しようとすれば装置の複雑化
やコストの上昇が不可避であつた。
このようなことから、本出願人は渦流形流体素
子式空気補給器を用いた空気補給装置を提案した
(特開昭55−1538755号公報)。
このものは渦流形流体素子式空気補給器を、ポ
ンプの吸入側と圧力タンクとの間に設置し、ポン
プの起動時に渦流室の中央部へ外気を吸入してお
き、ポンプの停止時に上記吸入した空気を圧力タ
ンク内に送り込むようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記公報に記載された空気補給
装置では、渦流形流体素子式空気補給器を、ポン
プの吸入側と圧力タンクの間に設置してあるの
で、空気補給効率が低い不具合がある。すなわち
このものは、ポンプの起動時に、このポンプの下
流側と圧力タンク内の圧力との差圧にもとづき空
気補給器の渦流室に外気を導入するものであるた
め、このポンプ起動時は圧力タンク内の圧力が低
下しているときであるから、上記差圧が小さく、
このため渦巻室へ導入する空気量が少くなつてし
まう。またこの渦巻室に吸入した空気はポンプの
停止時に圧力タンクへ圧送するようになつている
が、ポンプ停止時の圧力タンク内の圧力は高くな
つているため、空気の押し込み量が少くなつてし
まう欠点があつた。
本考案は上記事情のもとになされたもので、空
気補給効率の高い圧力タンクの自動空気補給装置
を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、渦流形流体素子式空気補給器の下部
室を、ポンプの上流側でしかしながら吐出逆止弁
より下流側に接続するとともに、渦巻室の流入孔
を圧力タンクに接続したことを特徴とする。
〔作用〕
本考案によると、ポンプの停止時に外気を吸入
し、ポンプの起動時にこの吸入空気を圧力タンク
に圧送するようになるので、1回の発停における
空気補給量を充分大きく設定することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の図示の一実施例について説明す
る。第1図において受水層1は吸込仕切弁2を有
する吸込管3を介してポンプ4の吸込側に接続さ
れている。ポンプ4の吐出側は吐出逆止弁5およ
び吐出仕切弁6を有する吐出管7を介して圧力タ
ンク8に接続されている。圧力タンク8内の水は
タンク内の圧縮空気に押されて給水管9を介して
給水される。なお、圧力タンク8には図示省略し
た圧力スイツチまたはレベルスイツチ等が設けら
れ、タンク内の圧力等に対応してポンプ4を発停
制御し得るように構成されている。
自動空気補給装置10は、第2図および第3図
に示すように、下端部がポンプ4の吐出側、すな
わちポンプ4と吐出逆止弁5との間における吐出
管7に接続された補給部11と、この補給部11
の上端部と上記圧力タンク8との間に接続された
渦流形流体素子12と、この流体素子12に接続
された逆止形吸気弁13とを備えている。なお、
上記補給部11と流体素子12とは図示のように
一体的に設ける代りにこれら両者を適宜の導管を
介して接続するようにしてもよい。
上記補給部11は筒状本体14と、この本体1
4の上下両端部にそれぞれ液密に取着された上蓋
15および下蓋16を備えている。補給部11
は、本体14に上下方向に変位自在に内装された
ピストン17と、このピストン17と下蓋16と
の間に介設されピストン17を上向きに付勢する
圧縮コイルばね18とを備えている。本体14の
内壁とピストン17の外周壁との間には狭い間隙
が設けられている。本体14の内部はピストン1
7によつて上部室19と下部室20とに区割され
ている。下部室20は駆動管21を介してポンプ
4と吐出逆止弁5の間の吐出管7に連通されてい
る。上部室19は、上蓋15に設けられた連通孔
22を介して漏斗状部23と連通されている。上
蓋15には、漏斗状部23内に位置してスプリツ
タ24が設けられている。スプリツタ24は、下
側に位置する円垂台状部およびこれより上方に延
在する棒状部とを一体に備えている。
上記流体素子12は断面ほぼ円形状の渦流室2
5と、この渦流室25の周壁に開口する接線方向
の流入孔26と、渦流室25の下側壁ほぼ中央部
に開口する軸方向の流出孔27と、この流出孔2
7と対向位置して上側壁に開口する軸方向吸気孔
28とを備えている。流入孔26は補給管29を
介して圧力タンク8と連通されている。なおこの
補給管29は圧力タンク8のポンプ停止最低水位
L0近傍に開口している。流出孔27は上記漏斗
状部23の小径側に開口している。また、吸気孔
28は上記吸気弁13を介して外気と連通されて
いる。
つぎに、上述のように構成された装置の動作に
ついて説明する。ポンプ4が運転状態にある場合
は、水は水槽1から吸込仕切弁2、吸込管3、ポ
ンプ4、吐出管7、吐出逆止弁5、吐出仕切弁6
等を介して圧力タンク8内に圧入される。この場
合、吐出逆止弁5の上流側と下流側とにおける水
圧差は小さいから、圧力タンク8、渦流室25を
通じて補給部11の上部室19に作用する圧力
と、吐出逆止弁5の上流側圧力が作用する下部室
20の内圧差も小さい。したがつて、ピストン1
7は圧縮コイルばね18の復元力により上側位置
に上昇している(図は中間位置における状態を示
す)。
この状態においてポンプが停止すると吐出逆止
弁5の上流側は水槽1における水位に相当する低
い圧力となり、下流側は圧力タンク8の内圧に等
しい高圧力となる。すなわち、ポンプ4が停止す
るのは圧力タンク8の内圧が高くなつた場合であ
るから上部室19の方が下部室20より高圧とな
り、ピストン17は圧縮コイルばね18の復元力
に抗して下降させられる。したがつて上部室19
の内容積が増大するから、圧力タンク8内の流体
は補給管29、流体素子12、漏斗状部23等を
経て上部室19に流入し、下部室20内の水はポ
ンプ4を経て水槽1の方に逆流する。
この場合、圧力タンク8内の空気が不足してい
れば水位はポンプ停止最低水位L0より上方に位
置しているから、流体素子12に流入する流体は
全部(又は大部分)が水であり、渦流室25では
流入孔26から接線方向の高速水流が流入するこ
とにより渦流が発生し、よつて渦流室25内は中
心部ほど強い負圧となる。この結果、吸気弁13
を介して渦流室25内に外気が吸入され、空気と
水の混合流が流出孔27、漏斗状部23、連通孔
22を経て上部室19に流入される。この際、上
記混合流はスプリツタ24の棒状部の外周に沿つ
て流動されるので渦流が安定化される。また、ス
プリツタ24の円垂台状部の外囲部においては空
気が気泡として水の渦流に効率よく載せられて上
部室19の周壁方向に追いやられる。したがつ
て、上部室19においては空気芯が下流方向に成
長するようなことがなく、いわゆるエアロツク現
象などのような水の流動阻害を生じないので、水
の連続的かつ円滑な流動が可能となり、流体素子
12のポンプ機能が良好な状態に維持される。
なお、圧力タンク8における空気が適量であれ
ば水位はポンプ停止最低水位L0にあり、過剰で
あればこの水位L0より下方に低下しているから、
上述のようにピストン17が下降した場合に圧力
タンク8から流体12に流入する流体素子12に
流入する流体はその全部または大部分が空気とな
る。このとき渦流室25内に生ずる渦流のエネル
ギーが小さく、したがつて渦流室25内における
圧力降下は小さいから上述のような吸気作用はお
こなわれない。ポンプ4が停止中でピストン17
が下限位置に達する頃から上部室19の内圧低下
が解消され、流体素子12を通過する水量が減少
し中心部における圧力低下も減ずるので、吸気弁
13からの空気吸入は停止する。渦流室25およ
び上部室19においては、水および空気が慣性に
よりしばらくの間は旋回運動を続けているがやが
て停止し、上部室内の空気は流出孔27を経て渦
流室25に移動する。そして、ポンプ4が停止中
は上述の状態が維持される。
尚、この場合ピストン17下端と下蓋16と
て、駆動管21側と上部室19とは液密状態にあ
る。
ポンプ4が再び起動されると、逆止弁5の上流
側および下流側における圧力がほぼ相等しくなる
から、圧縮コイルばね18の復元力によりピスト
ン17が上昇され、上部室19より上方に滞留し
ている空気が流体素子12、給気管29等を経て
圧力タンク8に圧送される。この場合、流体素子
12においては流出孔27、渦流室25、流入孔
26の順に流動し渦流を生ずることがないので流
動抵抗が小さく、比較的短時間に空気の補給が行
なわれる。
なお、空気の補給量はピストン18のストロー
クに関連する補給部11の内容積や、流体素子1
2の流入孔26および補給部11の下部室20入
口(駆動管21との接続端)の差圧力等を適宜に
調節しておくことにより、所望の値に設定するこ
とができる。
なお、本考案は上記実施例のみに限定されるも
のではなく、たとえば上記ピストン18に代えて
適宜のベロフラム等を用いるようにしてもよく、
このような場合には必要に応じ適宜のストツパ等
を併設するようにしてもよい。さらに、第4図に
例示するように駆動管21に三方弁30を設ける
ようにしてもよく、このように構成すれば、必要
に応じポンプ4の停止中に随時空気を補給するこ
とが可能となる。その他、本考案の要旨とすると
ころの範囲内で種々の変更ないし応用が可能であ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、ポンプの
停止時に外気を吸入し、起動時に圧力タンクに圧
送するようにしたから空気補給効率が向上する。
すなわち、ポンプ停止時は圧力タンク内の圧力が
比較的高い状態となつており、この高い圧力によ
つてピストン18を押し下げるため上部室19内
の容積が急増して外気を大量に吸入する。そして
ポンプの起動時には圧力タンク内の圧力が低下し
ているときであるため、比較的低い圧力のタンク
内へ上記吸入した外気を圧送し易くなり、よつて
1回の空気の補給量を増大することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す系統図、第2
図は図例に置ける要部の概略断面図、第3図は第
2図の−線に沿う断面図、第4図は本考案の
他の一実施例を示す系統図である。 4……ポンプ、5……逆止弁、7……吐出管、
8……圧力タンク、9……給水管、10……空気
補給装置、11……補給部、12……流体素子、
13……吸気弁、17……ピストン、18……圧
縮コイルばね、19……上部室、20……下部
室、25……渦流室、26……流入孔、27……
流出孔、28……吸気孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状本体と、この本体内に上下方向へ変位自在
    に収容されこの本体内を上部室と下部室に区画す
    る可動隔壁と、この隔壁を上向きに押圧付勢する
    ばねと、周壁に接線方向に向かつて開口された流
    入孔を有する渦巻室と、この渦巻室の中央部に開
    口され上記上部室に接続された軸方向の流出孔
    と、上記渦巻室の中央部に開口された吸気孔と、
    この吸気孔に接続され外部から外気を吸入する吸
    気弁とを具備してなる渦流形流体素子式空気補給
    器を、ポンプに吐出逆止弁を介して接続された圧
    力タンクを有する給水系に設置した自動空気補給
    装置において、上記下部室を上記ポンプの下流側
    で上記吐出逆止弁よりも上流側に接続するととも
    に、上記流入孔を圧力タンクに接続したことを特
    徴とする圧力タンクの自動空気補給装置。
JP8861983U 1983-06-10 1983-06-10 圧力タンクの自動空気補給装置 Granted JPS59194593U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8861983U JPS59194593U (ja) 1983-06-10 1983-06-10 圧力タンクの自動空気補給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8861983U JPS59194593U (ja) 1983-06-10 1983-06-10 圧力タンクの自動空気補給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59194593U JPS59194593U (ja) 1984-12-24
JPS6329908Y2 true JPS6329908Y2 (ja) 1988-08-10

Family

ID=30218527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8861983U Granted JPS59194593U (ja) 1983-06-10 1983-06-10 圧力タンクの自動空気補給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59194593U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5451007A (en) * 1977-09-30 1979-04-21 Hitachi Ltd Method of feeding air into pressure tank
JPS55153875A (en) * 1979-05-18 1980-12-01 Kawamoto Seisakusho:Kk Automatic air supply device for pressure tank

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5451007A (en) * 1977-09-30 1979-04-21 Hitachi Ltd Method of feeding air into pressure tank
JPS55153875A (en) * 1979-05-18 1980-12-01 Kawamoto Seisakusho:Kk Automatic air supply device for pressure tank

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59194593U (ja) 1984-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4543938A (en) In-line fuel reservoir
JPS60125472A (ja) 自動逃し弁
CN111472904B (zh) 燃油预滤器的排气结构
SE463218B (sv) Saett och anordning foer aastadkommande av aatercirkulation i avloppsvattenpumpstationer
JPS6329908Y2 (ja)
JPS6025634B2 (ja) 自動給水装置
JP2535848Y2 (ja) 止水弁
US2421237A (en) Air charger for jet pumps
CN210564723U (zh) 用于柴油机后处理系统的尿素喷射系统
JPH0346399B2 (ja)
JPH0533752Y2 (ja)
US2423439A (en) Pump and air separator unit
JPS63131858A (ja) 車両用燃料タンク装置
JPS6147317B2 (ja)
JPS6224072Y2 (ja)
JPS6039879B2 (ja) 自動給水装置
JP2502102Y2 (ja) 往復動ポンプのガス抜き機構
JPS6115265Y2 (ja)
JPS6081480A (ja) ポンプ装置
JPS5822449Y2 (ja) 吸引揚水循環式空気弁
JPS624706Y2 (ja)
WO2020111058A1 (ja) 排気弁
JPS6240154Y2 (ja)
JPS5936716Y2 (ja) フロ−ト式空気補給器
JPH0339199B2 (ja)