JPS6224072Y2 - - Google Patents

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JPS6224072Y2
JPS6224072Y2 JP10156679U JP10156679U JPS6224072Y2 JP S6224072 Y2 JPS6224072 Y2 JP S6224072Y2 JP 10156679 U JP10156679 U JP 10156679U JP 10156679 U JP10156679 U JP 10156679U JP S6224072 Y2 JPS6224072 Y2 JP S6224072Y2
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chamber
pressure tank
partition wall
pump
air
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JP10156679U
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、改良された圧力タンク用自動空気補
給装置に関する。
給水ポンプに接続された圧力タンクにおいて
は、収容されている空気の消耗を補うために、ポ
ンプの発停に関連して空気を自動的に補給する手
段が設けられている。この種の従来装置における
欠陥を除去するために、本考案者は他と協同し
て、上方に弾圧されたピストンまたはダイアフラ
ム等の隔壁により相互に区画された上部室および
下部室を有し、上部室は渦流形流体ダイオードを
介して圧力タンクに接続されるとともに、下部室
はポンプの吸込側に接続される補給部を設け、か
つ上記流体ダイオードの渦流室中心部に吸気孔を
開口させた装置を提案した(特願昭54−60345
号)。このものにおいては、上記隔壁の下限位置
を規制するために隔壁に対し下方に突出する筒状
ストツパが設けられているが、このストツパは下
限位置において本体底面と当接したとき内側と外
側とがシールされてしまうため、ばねの弾圧力で
は上昇不能になる場合がある。また、このストツ
パが昇降時に偏心ないしは傾斜すると隔壁に不均
等なたわみを生じ、その耐久性を損なうおそれが
ある。
本考案は上記事情のもとになされたもので、そ
の目的とするところは、構造が簡単でありながら
動作が確実で耐久性に富む圧力タンク用自動空気
補給装置を提供することにある。
以下、本考案を図示の一実施例について説明す
る。第1図において受水槽1、逆止弁2を有する
吸込管3、ポンプ4、逆止弁5および仕切弁6を
有する吐出管7、圧力タンク8、給水管9等から
なる給水系は通常の装置におけると同様なもので
あつてよく、上記ポンプ4は、たとえば圧力タン
ク8に接続された圧力(またはレベル)スイツチ
を含む適宜の制御装置を介して駆動用モータ(い
ずれも図示略)が発停制御されるように構成され
ている。
上記吸込管3には、逆止弁2とポンプ4との間
に位置して導管10の一端が接続されており、こ
の導管10の他端は後述する筒状本体11の下端
開口部36に接続されている。また、筒状本体1
1の上端部には後述する渦流形流体ダイオード1
2が取付けられており、この流体ダイオード12
の接線方向流通孔29は補給管13を介して上記
圧力タンク8に接続されている。補給管13は圧
力タンク8に向つて上り勾配となるように配され
るとともに、タンク8に設定された基準レベル
L0に位置して開口している。また、上記吐出管
7の逆止弁5には開度を可変設定可能なバイパス
弁14が設けられている。
上記筒状本体11は、第2図に示すように中間
部材15、上蓋16および下蓋17とを備え、中
間部材15と上蓋16との相互対向部にはダイア
フラムまたはベロフロムなどのような隔壁18の
周縁部が液密に支持されており、本体11の内部
には隔壁18によつて相互に区画された上部室1
9および下部室20が形成されている。
上記上蓋16は上記上部室19に大径部が開口
する漏斗状凹部21と、この凹部21の小径部に
開設された透孔22とを備えている。上記凹部2
1の大径側開口縁部には支持部材23の周縁部が
取付けられている。この支持部材23は上下方向
の透孔24…を有する板状をなし、中央部には上
記透孔22と対向位置してスプリツタ25が取付
けられている。このスプリツタ25には吸気管2
6が支持されている。吸気管26は、一端が上記
透孔22を遊貫して上方に延在するとともに、上
蓋16の側方に延長された他端には吸気弁27が
接続されている。吸気管26の内径は透孔22の
内径の1/3ないし1/4程度に形成しておくのがよ
い。また、吸気弁27は逆止弁であつてよく、開
放および閉鎖圧力の各絶対値がなるべく小さいこ
とが望ましく、かつ大気側開口端が鉛直下方に向
くように設けることが望ましい。これにより吸気
量を安定して多くすることができる。
上記流体ダイオード12は上蓋16の上方に一
体的に設けられており、その渦流室28(第3図
参照)はこれの軸方向流通孔を構成する上記透孔
22とほぼ同心に配されるとともに、上記吸気管
26の一端はその中心部に開口している。また、
渦流室28の接線方向流通孔29には、上述した
ように補給管13に接続されている。
上記下部室20に配された筒状脚部30は、こ
れの上端部と上記上部室19に配された板状体3
1とによつて隔壁18の中央部を締付けることに
より隔壁18に取付けられている。脚部30と下
蓋17との間には隔壁18を上方に弾圧する圧縮
コイルばね32が介設されている。また、下蓋1
7には、上記脚部30と摺動自在に嵌合する筒状
案内部材33が立設されている。そして、上記脚
部30および案内部材33には、それぞれの側壁
に開設され内側と外側とを連通する単数または複
数(図は複数の場合)の連通部34…および35
…が形成されている。また、下蓋17には上記導
管10が接続される開口部36が形成されてい
る。
つぎに、上述のように構成された装置の動作に
ついて説明する。上記ポンプ4は、たとえば圧力
タンク8の内圧(または水位)が所定の下限値以
下になつたとき起動されるとともに所定の上限値
以上になつたとき停止されるように、上記制御装
置を介して自動的に発停制御されている。また、
上記吐出側逆止弁5に設けられたバイパス弁14
は予め適宜の開度に設定されている。
ポンプ4が停止している場合には、本体11の
上部室19および下部室20における各内圧が圧
力タンク8の内圧とほぼ相等しく、系は平衡状態
にあり、隔壁18の中央部は脚部30および板状
体31とともにコイルばね32の復元力によつて
上限位置(第2図右半部参照)に位置している。
この状態においてポンプ4が起動されると吸込
管3の内圧が低下し、これにより下部室20の内
圧が低下するので隔壁18は脚部30等とともに
下降し、上部室19の内圧も低下する。この際、
圧力タンク8において空気量が不足していれば水
位が上記基準レベルL0以上に上昇しているの
で、圧力タンク8内の水が補給管13を介して流
体ダイオード12に接線方向流通孔29から流入
し、渦流室28内に渦流を生成しながら軸方向流
通孔、すなわち透孔22から流出する。これによ
り渦流室28の中心部においては第5図に例示す
るように負圧が生成され、吸気弁27および吸気
管26を介して渦流室28内に空気が吸入され
る。吸入された空気は渦流水とともに漏斗状凹部
21を経て上部室19に導かれる。この際、渦流
によつて水と空気との分離が助長されるととも
に、スプリツタ25により渦流水に効率よく空気
を気泡として乗せて外周方向に追いやり、中心近
傍においては気泡を含まぬ連続的水流が形成され
る。したがつて、いわゆるエアロツク現象のよう
流動阻害を生ずることがないので、渦流室28の
中心部における負圧が維持され、良好なポンプ作
用が行なわれる。
ポンプ4が起動時の過度状態から脱して定常運
転状態に近ずく頃には、隔壁18が脚部30等と
ともに下限位置(第2図左半部参照)に近ずき、
圧力タンク8からの水の流速が減少して渦流室2
8中央部における内圧も上昇し、空気の吸入は停
止される。その後も渦流室28内及び上部室19
内の水は慣性によつてしばらくは渦流状態を続け
やがて、その流動は弱くなり停止する。これとと
もに上部室19においては空気が上方に集まり、
漏斗状凹部21から透孔22を経て渦流室28の
方へ流動する。
ポンプ4が停止すると系は再び上述のような平
衡状態となり、コイルばね32の復元力により隔
壁18が脚部30等とともに上昇される。これに
より上部室19の容積が縮少されるので、渦流室
28ないしは上部室19の上部に滞留していた空
気は補給管13を介して圧力タンク8内に流入さ
れる。
圧力タンク8内における空気量が過多の場合
(一般にこのような状態となるのは例外的な場合
のみである)には、圧力タンク8内における水面
は上記基準レベルL0以下になつている。したが
つて、ポンプ4の起動時には圧力タンク8からは
空気または空気と水の混合流体が渦流室28に導
かれるので、このような場合には渦流室28の中
心部においては吸気弁27を介して空気を吸入可
能な程度の負圧が発生するようなことがなく、し
たがつて、圧力タンク8に対する空気の補給が行
なわれない。
上記構成によれば、本体11の上部室19がポ
ンプ4の起動時に内容積が増大して圧力タンク8
から流体ダイオード12を介して水を吸入すると
ともに、流体ダイオード12における渦流に基づ
く圧力降下を利用して空気を吸入し、ポンプ4の
停止時に上部室19の内容積が縮少したとき上記
吸入した空気を圧力タンク8に流入させるように
したので、ポンプ4の発停に関連して圧力タンク
8に空気量が少ない場合にのみ空気を自動的に補
給することができる。そして、この空気の単位補
給量は、本体11の上部室19における有効容積
変化量、流体ダイオード12における流入流量あ
るいは流入圧力等を適宜に設定することにより加
減することができる。
また、脚部30には内側と外側とを連通する連
通部34を設けたので、隔壁18が下限位置まで
下降された場合でもシール状態になつて有効受圧
面積差による下向きの力がコイルバネ32の復元
力より優り、下降したままになることがなく、下
降させる外力(下部室20の圧力降下)が除かれ
ればコイルばね32の復元力により確実に上昇さ
せることができ、作動不良を生ずるようなことが
ない。
さらに、上記脚部30と摺動自在に嵌合する案
内部材33を本体11の下蓋17に立設したの
で、脚部30が昇降時に偏心ないしは傾斜するよ
うなことがない。したがつて隔壁18は無理なた
わみを生ずるようなことがないので耐久性を向上
させることができる。しかも、上記案内部材33
にも内側と外側とを連通する連通部35を設けた
ので、本体11の内周部と脚部30の外周部にお
いて疑似ダツシユポツト作用が生ずるのを防止す
ることができ、隔壁18の耐久性をさらに向上さ
せることができる。
なお、本考案は上記実施例のみに限定されるも
のではなく、たとえば、押込運転に代えて吸込運
転(受水槽1の水面がポンプ4より低位に位置し
ている場合)にも適用することができる。また、
上記筒状本体11と流体ダイオード12とを別体
に設け、これら両者を適宜の導管を介して接続す
るようにしてもよい。さらに、上記吸気管26は
渦流室28に透孔22を介さずに任意の方向から
導入するようにしてよい。また、上記筒状脚部3
0および案内部材33に形成された連通部34お
よび35の数、位置、形状等は任意に設定してよ
い。
本考案は、上述したように上方に弾圧されたダ
イアフラムまたはベロフラム等の隔壁を介して区
画された上部室および下部室を有し、上記上部室
は渦流室中心部に吸気孔が開口する渦流形流体ダ
イオードを介して圧力タンクに接続されるととも
に上記下部室はポンプの吸込側に接続される筒状
本体を備え、かつ上記下部室には、上端部が上記
隔壁に取付けられるとともに側壁に開設された連
通部を有する筒状脚部と、この脚部と摺動自在に
嵌合して上記本体に突設された案内部材とを設け
たので、ポンプの発停に関連して、かつ圧力タン
クに空気量が不足している場合にのみ空気を自動
的に補給することができる。また、上記脚部に連
通部を設けたので、脚部が下限位置において本体
内底部に下降したままになるような現象を生ずる
ことがなく、常に確実な動作をさせることができ
る。さらに、上記脚部と嵌合する案内部材を設け
たので、脚部が昇降に際して偏心ないしは傾斜等
を生ずることがなく、隔壁は無理なたわみを生ず
ることがないので耐久性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す系統図、第2
図は要部の相異なる状態を示す説明図、第3図は
第2図の−線に沿う断面図、第4図は第2図
の−線に沿う断面図、第5図は第2図の−
線に沿う圧力分布を示す説明図である。 3……吸込管、4……ポンプ、7……吐出管、
8……圧力タンク、11……本体、12……流体
ダイオード、18……隔壁、19……上部室、2
0……下部室、22……透孔(軸方向流通孔)、
26……吸気管、28……渦流室、29……接線
方向流通孔、30……脚部、32……圧縮コイル
ばね、33……案内部材、34,35……連通
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上方に弾圧されたダイアフラムまたはベロフラ
    ム等の隔壁を介して相互に区画された上部室およ
    び下部室を有し、上記上部室は接線方向流通孔が
    圧力タンクに接続され渦流室中心部に吸気孔が開
    口する渦流形流体ダイオードの軸方向流通孔に接
    続されるとともに、上記下部室は吐出側を上記圧
    力タンクに接続したポンプの吸込側に接続される
    筒状本体を備え、かつ上記下部室には、上端部が
    上記隔壁に取付けられるとともに側壁に開設され
    た連通部を有する筒状脚部と、この筒状脚部と上
    下方向に摺動自在に嵌合して上記本体に突設され
    た案内部材とを設けたことを特徴とする圧力タン
    ク用自動空気補給装置。
JP10156679U 1979-07-23 1979-07-23 Expired JPS6224072Y2 (ja)

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JP10156679U JPS6224072Y2 (ja) 1979-07-23 1979-07-23

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10156679U JPS6224072Y2 (ja) 1979-07-23 1979-07-23

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Publication Number Publication Date
JPS5620080U JPS5620080U (ja) 1981-02-21
JPS6224072Y2 true JPS6224072Y2 (ja) 1987-06-19

Family

ID=29334304

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