JPS6223527Y2 - - Google Patents

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JPS6223527Y2
JPS6223527Y2 JP2706982U JP2706982U JPS6223527Y2 JP S6223527 Y2 JPS6223527 Y2 JP S6223527Y2 JP 2706982 U JP2706982 U JP 2706982U JP 2706982 U JP2706982 U JP 2706982U JP S6223527 Y2 JPS6223527 Y2 JP S6223527Y2
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JP
Japan
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water
drainage
inner tube
hole
plunger
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JP2706982U
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JPS58132510U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は内燃機関用などの燃料フイルタであ
つて、その容器の底部に排水孔を具え、これを電
磁弁によつて開閉する、燃料フイルタの排水装置
に関する。
内燃機関用などの燃料フイルタは塵埃等の濾過
とともに水を分離して除去するため、容器の下部
を水溜めとして分離水を貯わえ、一定量に達する
と電磁弁を開いて排水するものがあり、その開閉
は容器内に設けた電極で水位を検知させるか、あ
るいは手動によつて電磁弁のコイル回路を閉じる
ことにより行われている。
しかし、従来の上記のような電磁弁で排水孔を
開閉するものにあつては、燃料系統が密閉状態に
なつているので、置換空気が容器内に流入しなけ
れば排水されず、そのためかなり大口径(たとえ
ば15〜20mm以上)の排水孔が必要とされ、従つて
弁機構が大型化したり、電磁弁に大容量のものを
用いたりしなければならなかつた。また1個の孔
で置換空気の流入と水の排出が交錯するため気泡
が生じて水位が乱れ、閉弁時期が適確でなかつた
り、水に燃料が混つて排出され危険を伴なうとい
う不具合があつた。
この考案は上記のような不具合を解決するため
なされたものであつて、排水孔に内管を挿通して
水通路と空気通路を分離するようにしたものであ
る。
この考案を実施例により説明すると、第1図に
おいて燃料フイルタ1はアツパボデイ2とロアボ
デイ3とから成る容器内にフイルタエレメント4
を収納し容器にフイルタエレメント4の外側に連
通する燃料入口5と内側に連通する燃料出口6を
設けたものであつて、第2図にその要部を示すよ
うにロアボデイ3の内側下部を水溜め3aとし、
その底面には排水孔7が穿設される。ロアボデイ
3の下面にはプランジヤ9、スプリング10およ
びコイル11等から成る電磁弁8が取付けられ、
プランジヤ9の上端面はバルブとなつてスプリン
グ10によつて常時は上方に押され排水孔7に圧
着されてこれを閉塞している。コイル11は励磁
されたときスプリング10にうち克つて吸引力で
プランジヤ9を引き下げるように設定される。プ
ランジヤ9の上端面には内管12が立設され排水
孔7の中央に挿通されて上方に伸び、その上端は
水溜め3aの中の水位上限より低い位置で開放さ
れている。内管12の側面下部には横孔12aが
穿設される。内管12の外周は排水孔7の内壁と
の間に環状通路12bを形成し内部通路12cと
区画される。水溜め3aの底壁と電磁弁8上面と
は若干の間隔が保たれプランジヤ9は常時は高さ
hだけ電磁弁上面より突出している。プランジヤ
9がhだけ下降した位置では内管12も下降する
がその上端面に水溜め3a内に位置しており、横
孔12a(直径dとする)は電磁弁8上面の直上
に位置する。前記水溜め3aと電磁弁8との間隔
は排水通路となり、該通路の壁面上部には空気孔
13が設けられる。また容器内の水位の上限と下
限には電極(図示せず)が設けられ水位を検知し
て、電磁弁のコイル11の回路を閉および開にす
る構造である。
次にこの考案の排水装置の作用を説明すると、
第2図において常時はプランジヤ9の上端面のバ
ルブをスプリング10が押して排水孔7が閉塞さ
れており水溜め3a内には水が溜まつてゆく。内
管12内も横孔12aが水中に開いているので同
じ水位を保つている。内管12が水中に没しさら
に水が水位の上限に達すると上限の電極がこれを
検知して電磁弁8のコイル11は励磁されプラン
ジヤ9を内管12とともに引き下げる。すると弁
は開き環状通路12bおよび横孔12aと連通す
る内部通路12cは開放される。このとき環状通
路12bは横孔12aより(h−d)だけ高い位
置にあるので、圧力差により環状通路12bから
は大気が内部に流入し、横孔12aからは内部通
路12cを経て水が流出する。流出した水は水溜
め3a底壁と電磁弁8上面との間隔に形成された
排水通路から外部に排出され、その上層部で空気
孔13から環状通路12bへ空気が流入する。か
くして空気の流入と水の排出は通路が区分され水
位が撹乱されることがなく低水位検知が不安定で
閉弁時期が不正確になつたり、燃料が水に混じつ
て排出されたりすることはない。また上記圧力差
により円滑に排水が開始されるので開口が小さく
ても水の表面張力などによつて排水が滞ることが
ない。従つて弁機構や電磁弁の容量も小さいもの
で済むという利点がある。
次に第2の実施例について説明すると、第3図
に示すように、燃料フイルタ21のロアボデイ2
3の下部は水溜め23aとなり底壁に排水孔27
が穿設されている。その下方に上端面が弁となつ
て排水孔27を閉塞するプランジヤ29、プラン
ジヤ29を上方へ押すスプリング30、およびコ
イル31などから成る電磁弁28が配設される。
水溜め23a内に設けたガイド34に案内され昇
降自在な内管32が排水孔27に挿通され配設さ
れる。内管32はつば32dを有しておりつば3
2dには上方から弱いスプリング35が当接して
内管32を軽く下方へ押圧している。内管32の
外周に環状通路32b、内側は内部通路32cが
形成されることは第2図のものと同様であり、常
時はプランジヤ29が電磁弁28の上面からhだ
け突出して排水孔27を閉塞していることも第2
図のものと同様である。そしてこのときは内管3
2はプランジヤ29の上端面に上方から軽く押し
付けられている。水溜め23a内に水が溜まり上
限水位に達してコイル31が励磁されるとプラン
ジヤ29は高さhだけ下がるので、内管32も下
がるが、水溜め23aの底に設けられたストツパ
36につば32dが当つて下降を制止せられ内管
32下端面とプランジヤ29の上端面の間にd′な
る間隔を生ぜしめる。かくして内管32の内部通
路32cの下方開放端と、環状通路32bとの間
には(h−d′)なる高さの差が生じるので、圧力
差により環状通路32bからは空気が流入し、内
部通路32c下端からは水が流出して排出され
る。図の33は排出通路の上部に設けた空気孔で
ある。このように空気と水との通路が内管によつ
て分離されることにより、水の撹乱による水位の
不安定がおこらず燃料が排水に混入したり、閉弁
時期が不確実であつたりすることがなく、排水が
円滑に行われるので小形小容量の電磁弁でよいこ
とも第1の実施例と同様である。以上のように、
この考案は排水孔の中に上下に移動する内管を配
設することにより、水と空気の通路を分離し、も
つて排水作動を確実安全なものとし、しかも小型
の電磁弁ですむ排水装置を提供できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は電磁弁付排水孔を有する燃料フイルタ
の断面図、第2図は本考案の1実施例を示す要部
断面図、第3図は他の実施例を示す要部断面図で
ある。 3a,23a……水溜め、7,27……排水
孔、8,28……電磁弁、9,29……プランジ
ヤ、12,32……内管、12b,32b……環
状通路、12c,32c……内部通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関等の燃料フイルタの容器の底部に設け
    た排水孔を電磁弁によつて開閉する燃料フイルタ
    の排水装置において、排水孔に挿通され上下の移
    動可能な内管を配設し、該内管によつて排水孔を
    内管外周の環状通路と内管内側の内部通路とに区
    画したことを特徴とする燃料フイルタの排水装
    置。
JP2706982U 1982-02-26 1982-02-26 電磁弁を具えた燃料フイルタの排水装置 Granted JPS58132510U (ja)

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JP2706982U JPS58132510U (ja) 1982-02-26 1982-02-26 電磁弁を具えた燃料フイルタの排水装置

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Publication Number Publication Date
JPS58132510U JPS58132510U (ja) 1983-09-07
JPS6223527Y2 true JPS6223527Y2 (ja) 1987-06-16

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ID=30038991

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