JPS5819438Y2 - 油分離器におけるフロ−ト弁 - Google Patents

油分離器におけるフロ−ト弁

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JPS5819438Y2
JPS5819438Y2 JP1976155498U JP15549876U JPS5819438Y2 JP S5819438 Y2 JPS5819438 Y2 JP S5819438Y2 JP 1976155498 U JP1976155498 U JP 1976155498U JP 15549876 U JP15549876 U JP 15549876U JP S5819438 Y2 JPS5819438 Y2 JP S5819438Y2
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JP
Japan
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float
valve
oil
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valve seat
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JP1976155498U
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JPS5372228U (ja
Inventor
古賀幸夫
真田正
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ダイキン工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、空気調和装置の油分離器におけるフロート弁
に関するもので、前記装置の運転により油分離器が振動
状態にあり、かつ、フロート弁の弁座と弁体とが接触し
ていても、該弁座の摩耗を防止できる油分離器における
フロート弁に関する。
一般に、空気調和装置における圧縮機の吐出側には、油
分離器を配設して、圧縮機から吐出する吐出ガス中の油
をできるだけ除き、空気調和装置における蒸発器などの
各構成機器や配管などに油が蓄積しないように成すとと
もに、該吐出ガスから分離した油を圧縮機にもどすごと
く威しているのである。
しかして、従来、此種油分離器におけるフロート弁は、
油分離器本体における所定位置にフロート弁用の弁座を
設け、該弁座にフロート弁の弁体を開閉自由に設けると
共に、この弁体にフロートを一体的に固定する如く威し
ている。
そして、油分離器に溜まる油量の増減に応じてフロート
を上下動させることにより弁体を弁座に対し開閉させる
如く構成した油分離器におけるフロート弁が提供されて
いる。
しかるに、この油分離器におけるフロート弁によれば、
該油分離器は圧縮機などの振動が伝わって常に振動状態
にあるので、前記弁体が弁座を閉鎖した状態においては
、これら弁体と弁座との接触部には、前記振動が案内体
を通って伝達すると共に、器内に溜った油の表面及び該
表面に浮上するフロートから弁体を通って伝達し、互い
の接触部が相対振動を成し、該弁座を摩耗させる問題が
あったのである。
そこで、本考案は以上の問題点に鑑み考案したもので、
目的とする所は、空気調和装置の運転により油分離器が
振動状態にあり、かつフロート弁の弁座と弁体とが接触
していても、弁座の摩耗を防止でき、油分離器の油分離
機能を安定に発揮させられる油分離器におけるフロート
弁を提供する点にある。
即ち、本考案は、油分離器の貯溜室にフロート案内体を
立設し、該案内体に、フロートを上下方向に貫通するフ
ロート案内管を挿通して、フロートを上下移動自由に支
持すると共に、前記案内体に油導通路を設け、この油導
通路の途中に弁座を設け、該弁座を開閉する弁体を前記
案内体に移動自由に挿嵌する一方、前記案内管の上部に
保合面を有する係合体を設け、前記弁体の上部延長端に
係合片を、前記係合面の上方に形成して、前記弁体が前
記弁座を閉鎖した状態において、前記係合片と前記係合
面とが所定寸法の間隔を夜叉し、かつ前記所定寸法は、
前記貯溜室内の設定油面レベルと、前記フロートの浮上
開始時の油面レベルとの高低差寸法として、前記フロー
トが所定寸法以上上昇した後前記係合面が前記係合片に
係合して前記弁体を追従させ弁座を開くごとくしたこと
により、前記フロートの振動を前記弁体に伝えないよう
になし、従って、該弁体と弁座との相対接触振動をなく
し、弁座が摩耗する問題を解消したのである。
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳記する。
第1図において、Aは油分離器を示すもので、この油分
離5Aば、冷媒と油との分離室a及び油の貯溜室すがそ
れぞれ上下に仕切板Cを介して連設され、前記分離室a
には、圧縮機(図示せず)から吐出する吐出ガスを導く
吸入管dと、該吐出ガス中から油を分離したガス冷媒を
吐出する吐出管eとが設けられる一方、前記仕切板Cに
は、導孔fが貫設され、前記分離室aにおいて分離され
た油をこの導孔fから前記貯溜室す内に落下させる如く
形成すると共に、該貯溜室すの底部g中央には、該貯溜
室す内に溜った油を圧縮機クランクケース内の油貯溜室
へ排出する排出口りが設けられている。
しかして、本考案は、以上の如く形成する油分離器Aに
おける貯溜室す内にフロート弁装置を設けたものである
即ち、第1図において、1はフロートで、該フロート1
はフロート本体11に案内管12を設けて密封状に囲む
中空室13を形成したもので、貯溜室すの油面レベルが
上昇して、一定の油面レベルLに達すると、該中空室1
3内の空気の浮力により、油面に浮上を開始し、油面レ
ベルがレヘルLを越えることにより、油面上に浮上する
如く形成するのである。
そして、このフロート1の案内管12における上部には
、中心孔14を備えた係合体15を固定するのである。
尚、16は前記案内管12内外を導通ずる導通孔である
2は、前記貯溜室すの底部gにおける中央に突設した前
記フロート1の案内体で、該案内体2には、導通孔23
と案内孔21と排出路22とからなる油導通路が設けら
れている。
すなわち該案内体2における中心軸部の上半部に案内孔
21を、又下半部に前記排出口りに連通ずる排出路22
をそれぞれ設けると共に、この案内孔21の下端寄りに
該案内孔21と直交状に横方向に連通ずる導通孔23を
貫設し、そして前記排出路22の上端に弾性を有するポ
リフロン製の弁座3を設けて、この導通孔23の入口2
4,24から導かれた油が、該弁座3を介して排出路2
2に落下する如く形成するのである。
4は棒状の弁体で、その一端に円錐状の弁部41を備え
る如く形成し、そして前記案内体2の案内孔21に弁部
41を下方向きに挿嵌して上下動可能と成し、この弁部
41により、前記弁座41を開閉する如く威す一方、こ
の弁体4の背面側を前記案内体2の上端より上方に延長
させ、この延長端に係合片42を形成するのである。
そして、前記フロート1、案内体2及び弁体4の関係に
ついては、フロート1の案内管12内に前記案内体2を
挿通する如く威す一方、前記弁体4の自重により該弁体
4の弁部41が前記弁座3を閉鎖する如く威した状態に
おいて、弁体4の係合片42が、前記係合体15の係合
面17より上方に位置し、且つ該保合面11との間隔を
所定寸法Xと成すのである。
そして、該寸法Xは、貯溜室すの設定油面レベルHと、
フロート1の浮上開始時の油面レベルLとの高低差寸法
として、油面レベルが設定油面レベルH以上に上昇する
とき、前記フロート1が所定寸法Xに上昇した後、係合
体15の係合面17にたり前記弁体4の係合片42を係
合して弁体4を上方に追従させ弁座3を開く如く成すの
である。
尚、5は弾機で、前記係合体15と案内体2との間に張
設して、油面に浮上する前記フロート1の浮力を補助す
る如く作用させ、この弾機5の強度を調整することによ
り、油面の上下動に対応して上下動するフロート1の動
きの感度を調整すべく威すのである。
又、6は前記案内体2と油の貯溜室すにおける底部gと
の間に介装する銅パツキンである。
しかして、以上の構成において、前記分離室aにおいて
圧縮機から吐出ガスより分離された油は、仕切板Cに設
けられた導孔fを通って貯溜室す内に落下して貯溜され
、貯溜油の油面レベルが上昇して往く。
そして、油面レベルが前記レベルLを越えると、フロー
ト1が浮上することとなるのである。
そして、油面レベルがさらに増加して、前記レベルLよ
り所定寸法X高くなり、前記設定油面レベルHに達する
と、前記フロート1に設けた係合体15の係合面17が
前記弁体4の保合片42と接触する状態となる。
そして、油面レベルがさらに増加して、設定油面レベル
Hより高くなると、逐にこの弁体4を上方に引き上げ、
弁体4の弁部41が前記弁座3を開放するので、前記導
通孔16から案内孔21内に導通した油は、油導通路、
すなわち前記導通孔23の入口24から該導通孔23に
入り、案内孔21に至り弁座3及び排出路22を通って
排出口りから排出し、タンク(図示せず)に戻されるの
である。
以上の如く油が排出することにより、油面が設定油面レ
ベルH迄下降すると、フロート1も弁体4とともに下降
して、弁体4の弁部41により弁座3が閉鎖されるので
あり、油面レベルが前記設定油面レベルHを越えない高
さとなる如く確実に作動するのである。
しかして、以上の如く前記弁体4の弁部41により弁座
3を開閉作動させている間、圧縮機(図示せずなどの振
動が伝わって油分離器Aは常に振動状態にあり、この振
動が案内体2を通って弁座3を振動させると共に、貯溜
室す内に貯溜された油を振動させ、油面りに浮上する前
記フロート1を振動させているのである。
処が、前記弁体4の弁部41により前記弁座3が閉鎖さ
れている状態において、前記フロート1と弁体4とは、
フロート1の係合体15と弁体4の係合片42とが所定
間隔を置いて接触することなく対面し、互いに全く拘束
されない関係にあるので、前記フロート1の振動がこの
弁体4に伝ワることはなく、即ち弁体4の弁部41が弁
座3と接触していない時は勿論、接触している時であっ
ても、前記フロート1の振動により相対接触振動を生ず
ることは全くないのであり、従って弁座3は弁体4の弁
部41との摩擦により摩耗することは全くないのである
尚、前記フロート1は、該フロ・、−ト1の案内管12
内に案内体2を挿通し、この案内体2に沿って上下動す
る如く或したが、貯溜室すの内周壁など別の部材より規
制し上下動する如く戚しても良く、又前記弾機5はフロ
ート1の、−v力との関係で使用しないようにすること
もできる(、’)である。
本考案は、以上の如く油分145のIFi1ア室にフロ
ート案内体を立設し、該案内体に、’、、/’ L −
Fを上下方向に貫通ずるフロート案内管: 、<:、−
挿り田−て、フロートを上下移動自由に支持するとi’
−3−= &こ、前記案内体に油導通路を設け、この油
導通路の途中lこ弁座を設け、該弁座を開閉する弁体を
前記案内体に移動自由に挿嵌する一方、前記フロート案
内管の上部に、係合面を有する係合体を設け、前記弁体
の上部延長端に係合片を、前記保合面の上方に形成して
、前記弁体が前記弁座を閉鎖した状態において、前記係
合片と係合面とが所定寸法の間隔を存置し、かつ、前記
所定寸法は、前記貯溜室内の設定油面レベルと、前記フ
ロートの浮上開始時の油面レベルとの高低差寸法として
、前記フロートが所定寸法以上上昇した後前記係合面が
前記係合片に係合して前記弁体を追従させ、弁座を開く
ごとくしたのであるから、弁体とフロートとは、弁体に
より弁座が閉鎖されているとき、互いに全く拘束されな
い関係となり、フロートの振動が弁体に伝わることはな
く、従って、弁体による弁座の摩耗を確実に防止するこ
とができ、弁体による弁座の開閉機能がきわめて安定で
、長寿命にできるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す正面断面図である。 1・・・・・・フロート、2・・・・・・案内体、21
・・・・・・案内孔、22・・・・・・排出路、23・
・・・・・導通孔、3・・・・・・弁座、4・・・・・
・弁体、A・・・・・・油分離器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油分離5Aの貯溜室すにフロート案内体2を立設し、該
    案内体2に、フロート1を上下方向に貫通するフロート
    案内管12を挿通して、フロート1を上下移動自由に支
    持すると共に、前記案内体2に油導通路を設け、この油
    導通路の途中に弁座3を設け、該弁座3を開閉する弁体
    4を前記案内体2に移動自由に挿嵌する一方、前記案内
    管12の上部に係合面17を有する係合体15を設け、
    前記弁体4の上部延長端に係合片42を、前記係合面1
    7の上方に形成して、前記弁体4が前記弁座3を閉鎖し
    た状態において、前記係合片42と前記係合面17とが
    所定寸法Xの間隔を存置し、かつ前記所定寸法Xは、前
    記貯溜室す内の設定油面レベルHと、前記フロート1の
    浮上開始時の油面レベルLとの高低差寸法として、前記
    フロート1が所定寸法X以上上昇した後前記係合面11
    が前記係合片42に係合して前記弁体4を追従させ、弁
    座3を開くごとくしたことを特徴とする油分離器におけ
    るフロート弁。
JP1976155498U 1976-11-18 1976-11-18 油分離器におけるフロ−ト弁 Expired JPS5819438Y2 (ja)

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JPS5372228U JPS5372228U (ja) 1978-06-16
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JP2830622B2 (ja) * 1992-06-25 1998-12-02 ダイキン工業株式会社 油分離器

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JPS5372228U (ja) 1978-06-16

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