JPH0515510U - 誘電体共振器 - Google Patents

誘電体共振器

Info

Publication number
JPH0515510U
JPH0515510U JP6718291U JP6718291U JPH0515510U JP H0515510 U JPH0515510 U JP H0515510U JP 6718291 U JP6718291 U JP 6718291U JP 6718291 U JP6718291 U JP 6718291U JP H0515510 U JPH0515510 U JP H0515510U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dielectric
conductor
resonator
capacitor
dielectric block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6718291U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2525244Y2 (ja
Inventor
利雄 清水
智 風間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to JP1991067182U priority Critical patent/JP2525244Y2/ja
Publication of JPH0515510U publication Critical patent/JPH0515510U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2525244Y2 publication Critical patent/JP2525244Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 簡単な構造で面実装が可能な誘電体共振器を
得る。 【構成】 共振器本体10の誘電体ブロック11は、共
振穴として中心に貫通孔を有する円筒形であり、その貫
通孔内面と外面に内導体14と外導体16が形成され、
これらが端面に形成された絡導体15で接続されてい
る。また、誘電体ブロック11の細径部13の外周側に
入力側導体17が形成され、リング状のコンデンサ20
がこの細径部13に嵌合されて、内周側の電極22が前
記入力側導体に接続されている。このようにして組み立
てられた誘電体共振器は、全体として円筒体形を呈して
おり、回路基板a上に面実装することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、移動電話やパーソナル無線機等の通信機の電圧制御発信器等に使用 される誘電体共振器に関し、特にチップ状誘電体共振器に関する。
【0002】
【従来の技術】
誘電体共振器は、共振穴を有する誘電体ブロックの内周と外周に各々内導体と 外導体とを設けたものであり、例えば1/4波長の分布常数型誘電体共振器では 、誘電体ブロックの端面で前記内導体と外導体とが接続されている。 このような誘電体共振器では、入力結合容量を得るため、入力端子側にコンデ ンサを結合することが行なわれているが、誘電体共振器とコンデンサを一体にし た部品として、例えば実開昭62−114504号公報や実開昭64−3880 2号公報に示されたもの等が既に知られている。前者は、表面に弗素系樹脂をコ ーティングした端子部材を誘電体ブロックの共振穴内に嵌合し、内導体と端子部 材との間で入出力側の静電容量を得るものである。また、後者は、共振穴の中に リード端子を有するコンデンサを内蔵し、その一方の電極を内導体に接続したも のである。
【0003】
【考案が解決しようとしている課題】
しかしながら、前記従来の誘電体共振器では、誘電体ブロックの共振穴の中に コンデンサや端子部材を嵌合しなければならないため、構造が複雑となり、しか も入力側は必ず端子部材を介して回路の接続することが必要となり、面実装がで きない。また、前者のものでは、誘電体共振器の外側に、コンデンサを構成する 端子部材が突出するため、その分余分なスペースが必要となる。後者のものでは 、小さな共振穴にコンデンサを内蔵しなければならず、コンデンサの端子位置に よって共振周波数の変動が起こりやすいという課題があった。
【0004】 本考案は、前記従来の入力結合容量を有する誘電体共振器における欠点を解消 し、簡単な構造で面実装が可能な誘電体共振器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案では、前記の目的を達成するため、共振穴を有する誘電体ブ ロックと、該誘電体ブロックの共振穴内面に形成された内導体と、該誘電体ブロ ックの外周側に形成された外導体とを有する誘電体共振器において、誘電体ブロ ックの外周側の一端部を一段細く形成し、該細径部の外周面に導体を形成したこ とを特徴とする誘電体共振器を提供する。 さらに、前記誘電体共振器の細径部にコンデンサを嵌合し、該細径部の外周面 に形成された導体とコンデンサの外周側に形成された電極との間に静電容量を得 ることを特徴とする誘電体共振器を提供する。
【0006】
【作用】
本考案による誘電体共振器では、誘電体ブロックの外周側に一部を一段細く形 成した細径部を有しており、そこにリング状のコンデンサを嵌合することができ るため、リード端子等の端子部材を用いず、全体として円筒或は角筒形の入力結 合容量を有する誘電体共振器が構成できる。従って、全体としての形状、構造が 単純であり、面実装が可能なチップ形の誘電体共振器が得られる。
【0007】
【実施例】
次に、本考案の実施例について具体的かつ詳細に説明する。 図1(a)に示すように、本考案による誘電体共振器は、共振器本体10とリ ング状のコンデンサ20とからなる。 共振器本体10の誘電体ブロック11は、共振穴として中心に貫通孔を有する 円筒形であり、その一端側は、他端側より径の細い細径部13となっている。
【0008】 前記誘電体ブロック11の貫通孔内面に内導体14として導体膜が形成され、 誘電体ブロック11の太径部12の外周側に外導体16として導体膜が形成され ている。さらに、誘電体ブロック11の端面に短絡導体15として導体膜が形成 され、この短絡導体15で内導体14と外導体16とが短絡接続されている。ま た、誘電体ブロック11の細径部13の外周側には、入力側導体17として導体 膜が形成されている。前記誘電体ブロック11の細径部13側の端面に形成され た短絡導体15’により、入力側導体17は内導体14に接続されているが、誘 電体ブロック11の細径部13と太径部12との間の段差部端面18には導体膜 が形成されておらず、同入力側導体17は外導体12に接続されていない。
【0009】 一方、リング状のコンデンサ20は、リング状の誘電素体21の内周と外周に 対向する一対の電極22、23を形成したものである。このコンデンサ20の内 径は、前記共振器本体10の細径部13の外形、すなわち誘電体ブロック11の 細径部13の入力側導体17の外径とほぼ同等である。 図1(b)で示すように、このリング状のコンデンサ20は、共振器本体10 の細径部13に嵌合され、コンデンサ20の内周側電極22が共振器本体10の 細径部13の入力側導体17に半田付け或は導電性接着剤による接着等の手段で 接続されている。
【0010】 前記共振器本体10の導体14、15、15’、16、17は、無電界メッキ 法によりメッキを施す方法や、導電ペーストを塗布し、焼き付ける方法等で誘電 体ブロック11の表面に導体膜を形成し、それらの不要な部分を除去するという 方法で形成するのが一般的である。例えば、所定の長さに作られた細径部13と 太径部12とを有する段付の誘電体ブロック11の内外周面及び端面の全面に銅 メッキを施した後、段差部端面18の部分のメッキ膜をエッチングする。これに より、共振器本体10の必要な個所にのみ導体膜が形成できる。また、エッチン グによらず、不要な部分を予めマスキングして誘電体ブロック11の表面に導体 膜を形成する、いわゆるマスキング法により、必要な部分にのみ導体膜を形成す ることもできる。
【0011】 コンデンサ20の電極22、23についても同様である。このコンデンサ20 の誘電素体21は一般にチタン酸バリウム等の誘電体セラミックを用いて作られ たリング状成形焼成体が用いられる。しかし、このような焼成体は、弾性に乏し く、厳密な嵌合寸法を有しないと、共振器本体10への嵌合が容易でない場合も ある。そこで例えば、図4に示すように、誘電素体21として弗素系樹脂等の弾 性のあるものを用い、その内側に弾性変形を助ける溝24、24等を設けたもの を用いるとよい。これによって、コンデンサ20や共振器本体10の多少の内外 径寸法のばらつきがあっても、コンデンサ20を共振器本体10へ容易に嵌合す ることができる。
【0012】 前記のようにして作られた誘電体共振器を回路基板aへ実装した例を図2に示 す。すなわち、回路基板aの上に形成された電極ランドb、bの上に前記誘電体 共振器を搭載し、コンデンサ20の外周側の電極23と共振器本体10の外導体 16を各々半田c、cで電極ランドb、bに接続する。このように、本願考案の 実施例による誘電体共振器は、全体として円筒体形を呈しており、回路基板a上 に面実装することができる。
【0013】 図3にこの誘電体共振器の等価回路を示す。同図で示すように、共振器本体1 0側により、インダクタLとコンデンサCとが並列接続された共振回路が構成さ れ、その一方の入力側にコンデンサ20による静電容量C1 が構成されている。
【0014】 前記の実施例による誘電体共振器は、共振器本体10及びコンデンサ20が何 れも円形であって、全体として円筒形をなしている。これに対して、図5には、 全体として角筒形をなす本考案による誘電体共振器が示されている。すなわち、 この実施例では、共振器本体10の誘電体ブロック11やコンデンサ20の誘電 素体21が、何れも四角柱や四角リング状のものであり、これらを組み合わせて 構成される誘電体共振器は、全体として角筒状となる。 さらに例えば、共振器本体10とコンデンサ20の一方が外形丸筒形で、他方 が外形角筒形であっても、共振器本体10の細径部の入力側導体17とコンデン サ20の内周側の電極22とが接続可能であればよい。
【0015】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案によれば、段付筒形の共振器本体を用いることによ り、この細径部側にコンデンサとを嵌合し、一体化して入力側の容量結合を有す る誘電体共振器が得られる。この誘電体共振器は、全体がほぼ筒形という単純な 形状を有し、回路基板へ面実装が可能であり、かつ簡便に取り扱える誘電体共振 器が提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す共振器本体とコンデンサ
を分離した状態の半断面斜視図(a)と、これらを結合
し、誘電体共振器を組み立てた状態の半断面斜視図
(b)である。
【図2】本考案の実施例による誘電体共振器を回路基板
上に実装した状態の縦断面図である。
【図3】本考案の実施例による誘電体共振器の等価回路
を示す結線図である。
【図4】本考案の実施例による誘電体共振器のコンデン
サの他の例を示す斜視図である。
【図5】本考案の他の実施例を示す誘電体共振器の半断
面斜視図である。
【符号の説明】
10 共振器本体 11 誘電体ブロック 12 共振器本体の太径部 13 共振器本体の細径部 14 内導体 16 外導体 20 コンデンサ 21 誘電素体 22 コンデンサの電極 23 コンデンサの電極

Claims (2)

    【整理番号】 0030191−01 【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振穴を有する誘電体ブロックと、該誘
    電体ブロックの共振穴内面に形成された内導体と、該誘
    電体ブロックの外周側に形成された外導体とを有する誘
    電体共振器において、誘電体ブロックの外周側の一端部
    を一段細く形成し、該細径部の外周面に導体を形成した
    ことを特徴とする誘電体共振器。
  2. 【請求項2】 共振穴を有する誘電体ブロックと、該誘
    電体ブロックの共振穴内面に形成された内導体と、該誘
    電体ブロックの外周側に形成された外導体とを有する誘
    電体共振器において、誘電体ブロックの外周側の一端部
    を一段細く形成し、該細径部にコンデンサを嵌合し、該
    細径部の外周面に形成された導体とコンデンサの外周側
    に形成された電極との間に静電容量を得ることを特徴と
    する誘電体共振器。
JP1991067182U 1991-07-30 1991-07-30 誘電体共振器 Expired - Lifetime JP2525244Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991067182U JP2525244Y2 (ja) 1991-07-30 1991-07-30 誘電体共振器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991067182U JP2525244Y2 (ja) 1991-07-30 1991-07-30 誘電体共振器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0515510U true JPH0515510U (ja) 1993-02-26
JP2525244Y2 JP2525244Y2 (ja) 1997-02-05

Family

ID=13337502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991067182U Expired - Lifetime JP2525244Y2 (ja) 1991-07-30 1991-07-30 誘電体共振器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2525244Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6333904A (ja) * 1986-07-29 1988-02-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘電体同軸共振器
JPS6355604U (ja) * 1986-09-27 1988-04-14

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6333904A (ja) * 1986-07-29 1988-02-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘電体同軸共振器
JPS6355604U (ja) * 1986-09-27 1988-04-14

Also Published As

Publication number Publication date
JP2525244Y2 (ja) 1997-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000173860A (ja) 複合コンデンサ
JP2525244Y2 (ja) 誘電体共振器
JP2566086Y2 (ja) 誘電体フィルタ
JPS63144604A (ja) 端子付誘電体同軸共振器の製造方法
JP2727447B2 (ja) 誘電体フィルタを備えた回路装置
JPH0648965Y2 (ja) 誘電体共振器
JPH0648962Y2 (ja) 誘電体共振器
JPH04242301A (ja) 誘電体フィルタ
JPH0648966Y2 (ja) 誘電体共振器
EP0756350A1 (en) Dielectric resonator, dielectric filter using the resonator, and production method of the dielectric filter
JPH0623041Y2 (ja) 誘電体同軸共振器
JP3505765B2 (ja) 誘電体フィルタ
JPS61156902A (ja) 誘電体フイルタ
JP2643634B2 (ja) 誘電体同軸共振器および誘電体フィルタ
JPH02179002A (ja) 誘電体フィルタ
JPH0731601Y2 (ja) 誘電体ローパスフィルタ
JPH0450641Y2 (ja)
KR100311717B1 (ko) 유전체필터
JPH01181203A (ja) 誘電体共振器
KR100199330B1 (ko) 유전체 필터
JPH0832310A (ja) 誘電体フィルタ及びその製造方法
JPH0758511A (ja) 誘電体フィルター
JPH0626304U (ja) 誘電体共振器
JP3286872B2 (ja) 誘電体フィルタ
JPH07245507A (ja) 誘電体フィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960806