JPH05154821A - 曲面人造大理石の製造方法 - Google Patents
曲面人造大理石の製造方法Info
- Publication number
- JPH05154821A JPH05154821A JP3347688A JP34768891A JPH05154821A JP H05154821 A JPH05154821 A JP H05154821A JP 3347688 A JP3347688 A JP 3347688A JP 34768891 A JP34768891 A JP 34768891A JP H05154821 A JPH05154821 A JP H05154821A
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- Japan
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- curved
- seed
- mold
- bendable
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- Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な装置で注文に応じた仕様の曲面を有す
る人造大理石を製造することを目的とする。 【構成】 湾曲可能な構造の台の上に可撓性板材を平に
設置し、さらにその上に一対辺が湾曲可能な方形型枠を
置き、前記型枠中に固化性ペースト状材料中に種石を分
散させたスラリー状大理石材料を注入し、未だ完全に凝
固しないうちに型枠の表面側から所望曲面型を押し当て
加圧して注造物を変形させて凝固させる。 【効果】 所望の形状の曲面型を方形型枠に押し当てれ
ば目的とする曲面の人造大理石が容易に得られる。ま
た、素材のペーストを注入した後振動を加えるので種石
を製品の表側に寄せることができ、緻密な大理石ができ
る。
る人造大理石を製造することを目的とする。 【構成】 湾曲可能な構造の台の上に可撓性板材を平に
設置し、さらにその上に一対辺が湾曲可能な方形型枠を
置き、前記型枠中に固化性ペースト状材料中に種石を分
散させたスラリー状大理石材料を注入し、未だ完全に凝
固しないうちに型枠の表面側から所望曲面型を押し当て
加圧して注造物を変形させて凝固させる。 【効果】 所望の形状の曲面型を方形型枠に押し当てれ
ば目的とする曲面の人造大理石が容易に得られる。ま
た、素材のペーストを注入した後振動を加えるので種石
を製品の表側に寄せることができ、緻密な大理石ができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建造物等の円柱あるいは
曲面コーナー等の内外装の表面化粧板として使用される
種石入り磨きパネルで、いわゆる人造大理石の製造方法
に関する。
曲面コーナー等の内外装の表面化粧板として使用される
種石入り磨きパネルで、いわゆる人造大理石の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、天然石から曲面切り出しして表面
を磨き出した化粧建材に代わる曲面人造大理石の製造方
法として、「筒状人工大理石の製造方法」が出願されて
いる(特開平3−80139号)。この方法は、アクリ
ル樹脂原料であるアクリルシロップと硬化材と充填材と
を含むスラリー状成形材料を金属パイプ内に注入しなが
ら遠心成形することにより、全円周に亘って継目がな
く、均質で強度ムラがない筒状人工大理石を製造すると
いうものである。
を磨き出した化粧建材に代わる曲面人造大理石の製造方
法として、「筒状人工大理石の製造方法」が出願されて
いる(特開平3−80139号)。この方法は、アクリ
ル樹脂原料であるアクリルシロップと硬化材と充填材と
を含むスラリー状成形材料を金属パイプ内に注入しなが
ら遠心成形することにより、全円周に亘って継目がな
く、均質で強度ムラがない筒状人工大理石を製造すると
いうものである。
【0003】また、類似の人造大理石の製造方法とし
て、特開昭61−44747号公報のものがあるが、成
形品の形状については直接触れていない。ただし加熱に
より曲げ加工することが従来の技術として述べられてお
り、人造大理石の製品を後から曲げ加工することが一般
的方法であることがわかる。
て、特開昭61−44747号公報のものがあるが、成
形品の形状については直接触れていない。ただし加熱に
より曲げ加工することが従来の技術として述べられてお
り、人造大理石の製品を後から曲げ加工することが一般
的方法であることがわかる。
【0004】前記特許出願「筒状人工大理石の製造方
法」は製造装置が大規模となるという問題がある。また
曲面部への本製品の用途等が、芯部が鉄筋あるいは鉄骨
コンクリート構造等の円柱あるいは曲面部の表面化粧用
として施工する場合が多く、この場合そのまま使用する
ことが難しく、半割りあるいは1/3、1/4割り等の
切断加工を必要とする。また曲面表面が円または円弧に
限定されるという問題がある。
法」は製造装置が大規模となるという問題がある。また
曲面部への本製品の用途等が、芯部が鉄筋あるいは鉄骨
コンクリート構造等の円柱あるいは曲面部の表面化粧用
として施工する場合が多く、この場合そのまま使用する
ことが難しく、半割りあるいは1/3、1/4割り等の
切断加工を必要とする。また曲面表面が円または円弧に
限定されるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、本発明
品の用途を考慮して、比較的簡単な製造装置で手軽に円
弧状曲面、楕円弧状曲面、あるいは不特定曲面形状の曲
面人造大理石を製造する方法を提供するものである。
品の用途を考慮して、比較的簡単な製造装置で手軽に円
弧状曲面、楕円弧状曲面、あるいは不特定曲面形状の曲
面人造大理石を製造する方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の曲面
人造大理石の製造方法は、湾曲可能な構造の台の上に可
撓性板材を平に設置し、さらにその上に一対辺が湾曲可
能な方形型枠を置き、前記型枠中に固化性ペースト状材
料中に種石を分散させたスラリー状大理石材料を注入
し、該大理石材料に振動を加えることにより種石を底部
に沈積分散させた後、未だ完全に凝固しないうちに型枠
の表面側から所望曲面型を押し当てて加圧して注造物を
変形させて凝固させ、前記注造物を離型して種石が沈積
分散した面を研磨仕上げするものである。
人造大理石の製造方法は、湾曲可能な構造の台の上に可
撓性板材を平に設置し、さらにその上に一対辺が湾曲可
能な方形型枠を置き、前記型枠中に固化性ペースト状材
料中に種石を分散させたスラリー状大理石材料を注入
し、該大理石材料に振動を加えることにより種石を底部
に沈積分散させた後、未だ完全に凝固しないうちに型枠
の表面側から所望曲面型を押し当てて加圧して注造物を
変形させて凝固させ、前記注造物を離型して種石が沈積
分散した面を研磨仕上げするものである。
【0007】
【作用】本発明の製造方法はまず、湾曲可能な構造の台
の上に可撓性板材を平に設置し、さらにこの可撓性板材
の上に、一対辺が湾曲可能な方形型枠を置き、その中に
遅滞固化性ペースト状材料中に景観を付与させるための
種石を分散させた材料を注入する(以下注造という)。
使用材料としては、固化速度の遅いペースト材料、例え
ば硬化材を適当に調合した不飽和ポリエステル樹脂、ア
クリル樹脂等に充填材をミックスしたものあるいはセメ
ントモルタルの中に天然種石、カラー工芸ガラスチップ
種石等を添加混合した成形材を用いる。
の上に可撓性板材を平に設置し、さらにこの可撓性板材
の上に、一対辺が湾曲可能な方形型枠を置き、その中に
遅滞固化性ペースト状材料中に景観を付与させるための
種石を分散させた材料を注入する(以下注造という)。
使用材料としては、固化速度の遅いペースト材料、例え
ば硬化材を適当に調合した不飽和ポリエステル樹脂、ア
クリル樹脂等に充填材をミックスしたものあるいはセメ
ントモルタルの中に天然種石、カラー工芸ガラスチップ
種石等を添加混合した成形材を用いる。
【0008】これに振動等を加えることにより種石を底
部に沈積分散させた後、未だ完全に凝固しないうちに型
枠の上側から所望する曲面型を押し当て加圧することに
より、注造物を湾曲変形させると共に材料中に包含され
ている気泡を浮上除去し、凝固するまで養生放置させ
る。凝固したら離型して、種石が沈積している面を曲面
研磨装置で研ぎ出し仕上げすることにより、曲面人造大
理石を製造する。押し型の形状により円弧のみならず、
楕円弧あるいは不特定曲面形状を付与させることができ
る。
部に沈積分散させた後、未だ完全に凝固しないうちに型
枠の上側から所望する曲面型を押し当て加圧することに
より、注造物を湾曲変形させると共に材料中に包含され
ている気泡を浮上除去し、凝固するまで養生放置させ
る。凝固したら離型して、種石が沈積している面を曲面
研磨装置で研ぎ出し仕上げすることにより、曲面人造大
理石を製造する。押し型の形状により円弧のみならず、
楕円弧あるいは不特定曲面形状を付与させることができ
る。
【0009】以下、図面によってさらに詳細に説明す
る。図1は上記成形材を注入する可撓性方形型枠を湾曲
可能な平板材上に設置した状態を示す斜視図である。1
が方形型枠であり、一対が固定枠2、他の一対が可撓性
構造の枠3である。3aは固定枠2と可撓性構造枠3と
の繋ぎ構造部であり、変形させるときにクッションの役
割をする。4は湾曲可能な平板材である。
る。図1は上記成形材を注入する可撓性方形型枠を湾曲
可能な平板材上に設置した状態を示す斜視図である。1
が方形型枠であり、一対が固定枠2、他の一対が可撓性
構造の枠3である。3aは固定枠2と可撓性構造枠3と
の繋ぎ構造部であり、変形させるときにクッションの役
割をする。4は湾曲可能な平板材である。
【0010】図2は可撓性構造枠3の作用概要例を示す
側面図である。上部から加圧すると、固定枠2は可撓性
構造枠3が下方に湾曲変形することにより、図のように
内側に引っ張られるように移動して、成形材の湾曲変形
を支援できるようになっている。
側面図である。上部から加圧すると、固定枠2は可撓性
構造枠3が下方に湾曲変形することにより、図のように
内側に引っ張られるように移動して、成形材の湾曲変形
を支援できるようになっている。
【0011】図3は、上方から加圧すると湾曲する構造
になっている台(アンビル)6の上に成形材をセット
し、湾曲変形させようとする状態を示す側面図である。
アンビル6は、一方を固定し、他方をアンビル6に繋い
だバネ構造7により、予め両側から張力を付加し、平坦
に張られているようにしている。図4はアンビル6の一
部分の平面図であり、図3において平板材4から上の部
分を外した状態で見た関係にある。図3と図4でみるよ
うにアンビル6はチェーン6aと短冊板6bを主要な構
成要素としている。チェーン6aは図5の斜視図に示す
ようにリンクにアタッチメント6cがついており、これ
のねじ穴6eにより短冊板6bがねじ6dで止められて
いる。
になっている台(アンビル)6の上に成形材をセット
し、湾曲変形させようとする状態を示す側面図である。
アンビル6は、一方を固定し、他方をアンビル6に繋い
だバネ構造7により、予め両側から張力を付加し、平坦
に張られているようにしている。図4はアンビル6の一
部分の平面図であり、図3において平板材4から上の部
分を外した状態で見た関係にある。図3と図4でみるよ
うにアンビル6はチェーン6aと短冊板6bを主要な構
成要素としている。チェーン6aは図5の斜視図に示す
ようにリンクにアタッチメント6cがついており、これ
のねじ穴6eにより短冊板6bがねじ6dで止められて
いる。
【0012】この台の下側に加振装置8が取り付けられ
ており、図1に示した方形型枠1の中央部が加振装置8
の真上に来るように設置し、方形型枠1へペースト状成
形材を注入し所定時間加振装置8を作動させた後、方形
型枠1の上方から曲面型9で押し下げ加圧する。これに
より、注造された成形材は図2のように、下方に押し曲
げられ、上方の曲面型(凸型)9と、成形品の所定厚さ
寸法を考慮した反対型(凹型)状に湾曲可能に作られた
アンビル6の間で圧縮変形されて、所望する曲面成形材
とすることができるのである。上方から加圧されたとき
に、アンビル6の移動を容易にするためにローラー状支
点10を設置することが可能である。
ており、図1に示した方形型枠1の中央部が加振装置8
の真上に来るように設置し、方形型枠1へペースト状成
形材を注入し所定時間加振装置8を作動させた後、方形
型枠1の上方から曲面型9で押し下げ加圧する。これに
より、注造された成形材は図2のように、下方に押し曲
げられ、上方の曲面型(凸型)9と、成形品の所定厚さ
寸法を考慮した反対型(凹型)状に湾曲可能に作られた
アンビル6の間で圧縮変形されて、所望する曲面成形材
とすることができるのである。上方から加圧されたとき
に、アンビル6の移動を容易にするためにローラー状支
点10を設置することが可能である。
【0013】注造されたペースト状成形材の中には気泡
が含有されているため、これが放出されないまま成形凝
固されると、表面あるいは内部に気泡孔が発生して、こ
れが研ぎ出し面に出ると美観上からの欠陥のみならず、
内部の気泡孔とともに強度低下の原因となる。これに対
し、本発明においては平面成形段階での振動付加操作
と、その後の湾曲操作における加圧により、成形材に包
含されている気孔泡は完全に放散除去することができる
ので、養生後凝固した時には緻密な曲面成形材を得るこ
とができる。
が含有されているため、これが放出されないまま成形凝
固されると、表面あるいは内部に気泡孔が発生して、こ
れが研ぎ出し面に出ると美観上からの欠陥のみならず、
内部の気泡孔とともに強度低下の原因となる。これに対
し、本発明においては平面成形段階での振動付加操作
と、その後の湾曲操作における加圧により、成形材に包
含されている気孔泡は完全に放散除去することができる
ので、養生後凝固した時には緻密な曲面成形材を得るこ
とができる。
【0014】更に、成形材に相当の強度が要求される場
合には、加圧により塑性変形が可能な金属製あるいは合
成樹脂製等の網構造のシートあるいはガラス繊維製シー
ト等を、成形材の途中に挟み補強構造にする。このため
には型枠へのペースト状材料の注入を途中で中断し、該
シートを注造された材料の上に乗せた後、残りのペース
ト状材料を、所望する仕上がり厚さになるまで注入す
る。注入が終わった後は、前述したように振動付加、曲
面型押し操作をして養生凝固させた後、離型して強化曲
面成形材を得ることができる。
合には、加圧により塑性変形が可能な金属製あるいは合
成樹脂製等の網構造のシートあるいはガラス繊維製シー
ト等を、成形材の途中に挟み補強構造にする。このため
には型枠へのペースト状材料の注入を途中で中断し、該
シートを注造された材料の上に乗せた後、残りのペース
ト状材料を、所望する仕上がり厚さになるまで注入す
る。注入が終わった後は、前述したように振動付加、曲
面型押し操作をして養生凝固させた後、離型して強化曲
面成形材を得ることができる。
【0015】なお、該シートを装入した後に注入するペ
ースト状材料の中には、種石を添加しても、しなくても
よい。種石の添加により骨材として成形材の強度を増加
させる効果があるので、必要に応じて添加すればよい。
ースト状材料の中には、種石を添加しても、しなくても
よい。種石の添加により骨材として成形材の強度を増加
させる効果があるので、必要に応じて添加すればよい。
【0016】凝固した曲面成形材の、振動付加時に種石
が表面近傍に分散した側をNCルーター等のコンピュー
ター制御による自動曲面研磨装置で研ぎ出し仕上げする
ことにより、美麗な表面の曲面人造大理石を比較的手軽
な方法で製造することができるのである。
が表面近傍に分散した側をNCルーター等のコンピュー
ター制御による自動曲面研磨装置で研ぎ出し仕上げする
ことにより、美麗な表面の曲面人造大理石を比較的手軽
な方法で製造することができるのである。
【0017】
【実施例】以下に、本発明の実施例を示す。実験試作装
置を使い、使用材料としてはバインダーとして不飽和ポ
リエステル樹脂を、これに1mm粒の白色珪砂および景
観付与のためエメラルドグリーン透明ガラスチップ3m
m×10mm角の粒および樹脂硬化材を使った。材料比
の一例は、樹脂20、珪砂60、ガラスチップ20に、
樹脂硬化剤を前述材料100に対して1.5の割合で添
加した。材料の混合は、無羽式混合機(オムニミキサ
ー)により2.03kg/回を10分間実施した。
置を使い、使用材料としてはバインダーとして不飽和ポ
リエステル樹脂を、これに1mm粒の白色珪砂および景
観付与のためエメラルドグリーン透明ガラスチップ3m
m×10mm角の粒および樹脂硬化材を使った。材料比
の一例は、樹脂20、珪砂60、ガラスチップ20に、
樹脂硬化剤を前述材料100に対して1.5の割合で添
加した。材料の混合は、無羽式混合機(オムニミキサ
ー)により2.03kg/回を10分間実施した。
【0018】混合の終わったスラリー状材料を、図1の
ような構造の型枠(寸法:深さ20mm、固定枠側20
0mm、可撓性構造枠側250mm)を厚さ10mmの
硬質ゴム板上に設置して、この型枠内に注入し、ゴム板
を乗せている台の下側の型枠の中央部にセットした振動
モーター(振動数2850vpm/分で遠心力0〜10
0kgf/100%に対してウエイト調整により20%
に調整)を10分間作動させて平板状成形材を作った。
この段階で、成形材の厚さは約18mmになった。
ような構造の型枠(寸法:深さ20mm、固定枠側20
0mm、可撓性構造枠側250mm)を厚さ10mmの
硬質ゴム板上に設置して、この型枠内に注入し、ゴム板
を乗せている台の下側の型枠の中央部にセットした振動
モーター(振動数2850vpm/分で遠心力0〜10
0kgf/100%に対してウエイト調整により20%
に調整)を10分間作動させて平板状成形材を作った。
この段階で、成形材の厚さは約18mmになった。
【0019】成形材の変形加工は、ゴム板に乗っている
成形材をゴム板のまま、円凹面をした台上に中心を正確
にあわせて設置し、直径が150mmの半円形断面の凸
形押し型を成形材の中心線が押し型の接線になるように
セットして、1トンプレスを用いて該押し型を下方に垂
直に加圧し、成形材が下の円凹面型に密着するまで加圧
を続けた。その後、プレスのスイッチを切った状態で、
室温のまま24時間放置してから離型した。この状態で
厚さ約16mmの半円筒状曲面成形材となった。
成形材をゴム板のまま、円凹面をした台上に中心を正確
にあわせて設置し、直径が150mmの半円形断面の凸
形押し型を成形材の中心線が押し型の接線になるように
セットして、1トンプレスを用いて該押し型を下方に垂
直に加圧し、成形材が下の円凹面型に密着するまで加圧
を続けた。その後、プレスのスイッチを切った状態で、
室温のまま24時間放置してから離型した。この状態で
厚さ約16mmの半円筒状曲面成形材となった。
【0020】これを、外面半径が85mmの仕上がりと
なるように、プログラム設定したNCルーターにより外
側曲面部を自動研ぎ出し仕上げして、所望する外径17
0mm、厚さ15mm、長さ200mmの外面が美麗な
半円筒状曲面人造大理石を得ることができた。
なるように、プログラム設定したNCルーターにより外
側曲面部を自動研ぎ出し仕上げして、所望する外径17
0mm、厚さ15mm、長さ200mmの外面が美麗な
半円筒状曲面人造大理石を得ることができた。
【0021】
【発明の効果】本発明による曲面人造大理石の製造方法
によれば、型枠の寸法および形状を交換するだけの比較
的簡単な装置と方法で、各種寸法、形状の美麗な曲面人
造大理石を多種小量から、ある程度多量に製造すること
ができる。そのため、本発明による製造方法により、各
種高級曲面人造大理石を特別注文に応じて手軽に提供す
ることができる。
によれば、型枠の寸法および形状を交換するだけの比較
的簡単な装置と方法で、各種寸法、形状の美麗な曲面人
造大理石を多種小量から、ある程度多量に製造すること
ができる。そのため、本発明による製造方法により、各
種高級曲面人造大理石を特別注文に応じて手軽に提供す
ることができる。
【図1】湾曲可能な方形型枠を湾曲可能な平板材上に設
置した状態を示す斜視図
置した状態を示す斜視図
【図2】可撓性構造枠の作用を示す側面図
【図3】平板状の成形材を加圧湾曲変形させようとする
状態を示す側面図
状態を示す側面図
【図4】アンビルの一部分の平面図
【図5】アタッチメントつきチェーンの斜視図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 32/00 7351−4G 41/72 7351−4G // B29L 31:10 4F
Claims (1)
- 【請求項1】 湾曲可能な構造の台の上に可撓性板材を
平に設置し、さらにその上に一対辺が湾曲可能な方形型
枠を置き、前記型枠中に固化性ペースト状材料中に種石
を分散させたスラリー状大理石材料を注入し、該大理石
材料に振動を加えることにより種石を底部に沈積分散さ
せた後、未だ完全に凝固しないうちに型枠の表面側から
所望曲面型を押し当て加圧して注造物を変形させて凝固
させ、前記注造物を離型して種石が沈積分散した面を研
磨仕上げすることを特徴とする曲面人造大理石の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3347688A JPH05154821A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 曲面人造大理石の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3347688A JPH05154821A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 曲面人造大理石の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05154821A true JPH05154821A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18391902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3347688A Pending JPH05154821A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 曲面人造大理石の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05154821A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010253791A (ja) * | 2009-04-24 | 2010-11-11 | Du Pont-Mrc Co Ltd | 成型体の製造方法 |
CN116985419A (zh) * | 2023-09-26 | 2023-11-03 | 福建鹏翔实业有限公司 | 采用大理石边角料实现人造大理石加工的装置及方法 |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP3347688A patent/JPH05154821A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010253791A (ja) * | 2009-04-24 | 2010-11-11 | Du Pont-Mrc Co Ltd | 成型体の製造方法 |
CN116985419A (zh) * | 2023-09-26 | 2023-11-03 | 福建鹏翔实业有限公司 | 采用大理石边角料实现人造大理石加工的装置及方法 |
CN116985419B (zh) * | 2023-09-26 | 2023-12-15 | 福建鹏翔实业有限公司 | 采用大理石边角料实现人造大理石加工的装置及方法 |
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