JPH051539Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH051539Y2 JPH051539Y2 JP9087086U JP9087086U JPH051539Y2 JP H051539 Y2 JPH051539 Y2 JP H051539Y2 JP 9087086 U JP9087086 U JP 9087086U JP 9087086 U JP9087086 U JP 9087086U JP H051539 Y2 JPH051539 Y2 JP H051539Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tile
- wire
- board
- flexible board
- adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は躯体の壁面等に取付けられる大型積層
タイルに関するものである。
タイルに関するものである。
（従来の技術）
一般に大型タイルは縦300mm以上、横300mm以上
の大きさのものであり、従来、この大型タイルは
タイル全体が１枚の胸板からなり、タイル裏面が
直接セメントモルタル等の接着剤を介して躯体の
壁面に接着されるようになされていた。又、一部
の厚肉タイルにおいては肉厚部に穿設された孔に
落下防止用線材が挿通され、施工時に線材が躯体
の壁面に張設固定されるようになされ、薄肉タイ
ルにおいては孔を穿設できず落下防止用線材が設
けられていなかつた。
の大きさのものであり、従来、この大型タイルは
タイル全体が１枚の胸板からなり、タイル裏面が
直接セメントモルタル等の接着剤を介して躯体の
壁面に接着されるようになされていた。又、一部
の厚肉タイルにおいては肉厚部に穿設された孔に
落下防止用線材が挿通され、施工時に線材が躯体
の壁面に張設固定されるようになされ、薄肉タイ
ルにおいては孔を穿設できず落下防止用線材が設
けられていなかつた。
（考案が解決しようとする問題点）
しかしながら、かかる従来の大型タイルはとく
に厚肉のタイルを除いて単に接着剤を介して躯体
壁面に接着されるようになされているだけである
ので、施工に際して接着剤が硬化するまでにタイ
ルの重い自重によりタイルが所定位置からずれや
すく、施工性が悪い問題点があつた。又、タイル
全体が１枚の大型陶板からなるので、躯体壁面に
接着した際、躯体や接着剤の膨張、収縮に対して
タイルが追随できず歪が生じ、タイルのひび割れ
や剥離が生ずる問題点があつた。しかも、タイル
全体が１枚の陶板からなるため、曲げ強度、衝撃
強度等の強度面でも必ずしも十分なものではなか
つた。
に厚肉のタイルを除いて単に接着剤を介して躯体
壁面に接着されるようになされているだけである
ので、施工に際して接着剤が硬化するまでにタイ
ルの重い自重によりタイルが所定位置からずれや
すく、施工性が悪い問題点があつた。又、タイル
全体が１枚の大型陶板からなるので、躯体壁面に
接着した際、躯体や接着剤の膨張、収縮に対して
タイルが追随できず歪が生じ、タイルのひび割れ
や剥離が生ずる問題点があつた。しかも、タイル
全体が１枚の陶板からなるため、曲げ強度、衝撃
強度等の強度面でも必ずしも十分なものではなか
つた。
本考案はかかる従来の問題点を解決した大型積
層タイルを提供することを目的としている。
層タイルを提供することを目的としている。
（問題点を解決するための手段）
上記問題点を解決するため、本考案大型積層タ
イルは、タイル本体の裏面にタイル本体とほぼ同
じ大きさの無機質フレキシブルボードが重ね合わ
されて接着一体化されており、上記ボードの周辺
部適宜箇所に落下防止用線材の一端部が固定さ
れ、この線材の他端部が張設されるべく外方に延
出されたものである。
イルは、タイル本体の裏面にタイル本体とほぼ同
じ大きさの無機質フレキシブルボードが重ね合わ
されて接着一体化されており、上記ボードの周辺
部適宜箇所に落下防止用線材の一端部が固定さ
れ、この線材の他端部が張設されるべく外方に延
出されたものである。
（実施例）
以下、図面を参照しながら本考案について説明
する。
する。
図面において、１はタイル本体であつて、一般
に四角形状となされた陶板からなる。タイル本体
１の形状は必ずしも上記四角形状に限定されるも
のではなく、他の形状であつてもよい。又、タイ
ル本体１は一般に縦300mm以上、横300mm以上、厚
み３〜８mm程度の大きさとされている。なお、タ
イル本体１の表面は一般に適宜模様や着色が施さ
れている。
に四角形状となされた陶板からなる。タイル本体
１の形状は必ずしも上記四角形状に限定されるも
のではなく、他の形状であつてもよい。又、タイ
ル本体１は一般に縦300mm以上、横300mm以上、厚
み３〜８mm程度の大きさとされている。なお、タ
イル本体１の表面は一般に適宜模様や着色が施さ
れている。
２は無機質フレキシブルボードであつて、けい
カル板や石綿スレート系板、GRC板、バーライ
ト板等が使用され、好ましくはけいカル板と石綿
スレートの複合原料が高圧プレス及びオートクレ
ーブ養生されて作製された板が使用される。すな
わち、フレキシブルボード２は、後述の如くタイ
ルを接着する躯体４及び躯体４との接着剤５の膨
張、収縮を吸収するため上記材料の板から作製さ
れている。
カル板や石綿スレート系板、GRC板、バーライ
ト板等が使用され、好ましくはけいカル板と石綿
スレートの複合原料が高圧プレス及びオートクレ
ーブ養生されて作製された板が使用される。すな
わち、フレキシブルボード２は、後述の如くタイ
ルを接着する躯体４及び躯体４との接着剤５の膨
張、収縮を吸収するため上記材料の板から作製さ
れている。
フレキシブルボード２はタイル本体１とほぼ同
じ大きさとなされ、タイル本体１の裏面に重ね合
わされて接着一体化されている。このフレキシブ
ルボード２の厚みは一般に３〜12mmとなされてい
る。又、フレキシブルボード２とタイル本体１と
の接着に関して、接着剤としてエポキシ系のもの
が好適に使用されるが、合成ゴム系、アクリル
系、ウレタン系等の接着剤が使用されてもよい。
じ大きさとなされ、タイル本体１の裏面に重ね合
わされて接着一体化されている。このフレキシブ
ルボード２の厚みは一般に３〜12mmとなされてい
る。又、フレキシブルボード２とタイル本体１と
の接着に関して、接着剤としてエポキシ系のもの
が好適に使用されるが、合成ゴム系、アクリル
系、ウレタン系等の接着剤が使用されてもよい。
３は落下防止用線材であつて、ステンレス線が
好適に使用されているが、銅線、鉄線、メツキ金
属線等が使用されてもよい。この線材３は一端部
がフレキシブルボード２の周辺部適宜箇所に固定
され、他端部が張設されるべく外方に延出されて
いる。具体的には、フレキシブルボード２がタイ
ル本体１に接着される際、フレキシブルボード２
の周辺部に線材３の挿通孔２１が穿設され、第２
図の如く予め線材３の一端部が挿通孔２１に挿通
されて輪状に結着され、上記ボード２がタイル本
体１に接着されて線材３の一端部がボード２に固
定される。又、線材３は第１図の如くフレキシブ
ルボード２の上辺部に固定されていると、施工時
のタイルの保持性、落下防止の面から好ましい
が、フレキシブルボード２の両側辺部に固定され
ていてもよい。
好適に使用されているが、銅線、鉄線、メツキ金
属線等が使用されてもよい。この線材３は一端部
がフレキシブルボード２の周辺部適宜箇所に固定
され、他端部が張設されるべく外方に延出されて
いる。具体的には、フレキシブルボード２がタイ
ル本体１に接着される際、フレキシブルボード２
の周辺部に線材３の挿通孔２１が穿設され、第２
図の如く予め線材３の一端部が挿通孔２１に挿通
されて輪状に結着され、上記ボード２がタイル本
体１に接着されて線材３の一端部がボード２に固
定される。又、線材３は第１図の如くフレキシブ
ルボード２の上辺部に固定されていると、施工時
のタイルの保持性、落下防止の面から好ましい
が、フレキシブルボード２の両側辺部に固定され
ていてもよい。
本考案タイルの施工に際しては、第３図の如
く、躯体４の壁面４１にモルタル、エポキシ樹脂
等の接着剤５を介してフレキシブルボード２の裏
面が接着されると共に、線材３の端部が上記壁面
４１に打込まれたフアスナー６に結着されて線材
３が張設される。なお、第３図において４２は下
地モルタルである。
く、躯体４の壁面４１にモルタル、エポキシ樹脂
等の接着剤５を介してフレキシブルボード２の裏
面が接着されると共に、線材３の端部が上記壁面
４１に打込まれたフアスナー６に結着されて線材
３が張設される。なお、第３図において４２は下
地モルタルである。
（考案の効果）
以上詳述した如く、本考案タイルはタイル本体
の裏面にタイル本体とほぼ同じ大きさの無機質フ
レキシブルボードが重ね合わされて接着一体化さ
れているので、タイルを躯体の壁面等に接着した
際、躯体やタイル張付用接着剤の膨張、収縮をフ
レキシブルボードにより吸収できタイルに歪が生
じず、タイルのひび割れや剥離を防止することが
できる。しかも、積層板となされていることから
タイル自体の強度を向上させることができる。
の裏面にタイル本体とほぼ同じ大きさの無機質フ
レキシブルボードが重ね合わされて接着一体化さ
れているので、タイルを躯体の壁面等に接着した
際、躯体やタイル張付用接着剤の膨張、収縮をフ
レキシブルボードにより吸収できタイルに歪が生
じず、タイルのひび割れや剥離を防止することが
できる。しかも、積層板となされていることから
タイル自体の強度を向上させることができる。
又、フレキシブルボードの周辺部適宜箇所に落
下防止用線材の一端部が固定され、この線材の他
端部が張設されるべく外方に延出されているの
で、施工に際して線材の他端部を躯体壁面に打込
まれたフアスナー等に結着してタイルの落下防止
を行うことができる。
下防止用線材の一端部が固定され、この線材の他
端部が張設されるべく外方に延出されているの
で、施工に際して線材の他端部を躯体壁面に打込
まれたフアスナー等に結着してタイルの落下防止
を行うことができる。
さらに、本考案タイルはタイル本体とフレキシ
ブルボードの積層板となされると共に、上記ボー
ドに落下防止用線材が固定されているので、タイ
ル本体が薄肉であつても従来に比べその強度を向
上させ、施工に際して落下防止効果を付与して施
工性を向上させることができる。
ブルボードの積層板となされると共に、上記ボー
ドに落下防止用線材が固定されているので、タイ
ル本体が薄肉であつても従来に比べその強度を向
上させ、施工に際して落下防止効果を付与して施
工性を向上させることができる。
第１図は本考案タイルの一実施例を示す斜視
図、第２図は本考案タイルの一実施例を示す一部
切欠断面図、第３図は本考案タイルの施工状態を
示す一部切欠断面図である。 １……タイル本体、２……フレキシブルボー
ド、２１……挿通孔、３……落下防止用線材、４
……躯体、４１……壁面、４２……下地モルタ
ル、５……接着剤、６……フアスナー。
図、第２図は本考案タイルの一実施例を示す一部
切欠断面図、第３図は本考案タイルの施工状態を
示す一部切欠断面図である。 １……タイル本体、２……フレキシブルボー
ド、２１……挿通孔、３……落下防止用線材、４
……躯体、４１……壁面、４２……下地モルタ
ル、５……接着剤、６……フアスナー。
Claims (1)
- タイル本体１の裏面にタイル本体１とほぼ同じ
大きさの無機質フレキシブルボード２が重ね合わ
されて接着一体化されており、上記ボード２の周
辺部適宜箇所に落下防止用線材３の一端部が固定
され、この線材３の他端部が張設されるべく外方
に延出された大形積層タイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9087086U JPH051539Y2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9087086U JPH051539Y2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62201235U JPS62201235U (ja) | 1987-12-22 |
| JPH051539Y2 true JPH051539Y2 (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=30951135
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9087086U Expired - Lifetime JPH051539Y2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH051539Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-06-13 JP JP9087086U patent/JPH051539Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62201235U (ja) | 1987-12-22 |
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