JPH04357264A - タイルパネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は表面にタイルを貼設した
タイルパネルの構造に関する技術である。

【０００２】

【従来の技術】従来から表面にタイルを貼設したタイル
パネルは、ユニットバスの壁面等において用いられてい
たのである。しかし該従来のタイルパネルは、整列した
タイルの裏面に、鉄板を接着剤により貼設し、該鉄板の
周囲を機枠フレームにより補強していたのである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の技術
の場合には、タイルパネルの裏面の全面にわたり、接着
固定剤を塗って、更に鉄板の補強板を張る必要があるの
で、鉄板の分だけ重量が大となるという不具合があった
のである。また鉄板と接着固定剤とを二重壁構造に貼る
必要があり、厚さも厚くなるという不具合があったので
ある。本発明は最近の接着固定剤５の強度の向上により
、該接着固定剤５自体に鉄板と同じ強度を持たせて、別
に鉄板を貼ることなく、接着固定剤５が固着した層によ
り補強層を構成させ、鉄板の部分を無くすものである。 また該接着固定剤５による補強板の層の強度が弱い場合
の為に、機枠フレーム６を貼設するかまたは、強化樹脂
フレーム４を構成し、タイルパネルの周囲の補強をした
ものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明
する。接着固定剤の通過孔を具備したパンチングメタル
又は金網等の芯板を、多数枚のタイルを整列した状態の
裏面に配置し、前記芯板を内包した状態で接着固定剤を
固結させて接着固定剤プレートを構成し、該接着固定剤
プレートをタイル裏面に固着することにより構成したも
のである。また、前記芯板とタイル裏面との部分に接着
固定剤を流入する以前または同時に、パンチングメタル
または金網の周囲を、機枠フレームまたは強化樹脂フレ
ームにより補強したのである。

【０００５】

【作用】次に作用を説明する。本発明のタイルパネルは
ユニットバスの壁部等に用いるものであり、タイル２の
表面の部分がユニットバスの内側に露出するのであり、
接着固定剤５が固着してセメントボードとなった部分は
ユニットバスの外壁の部分となり、通常は目に見えない
部分である。しかしユニットバスの壁自体は入浴中の人
間の体重が掛かる可能性の有る部分であるから、充分な
剛性と強靱さが必要である。本発明においては、接着固
定剤５の部分が固着したセメントボードの部分に上記し
た強度を持たせるのである。

【０００６】

【実施例】次に本発明の実施例を説明する。図１はタイ
ルパネルをユニットバスの壁部に使用した状態の側面図
、図２は金網１を芯板としたタイルパネルを製造する状
態の斜視図、図３はパンチングメタル７を芯板としたタ
イルパネルの製造行程を示す斜視図、図４は金網１を芯
板としたタイルパネルの製造行程を示す斜視図、図５は
パンチングメタル７を芯板としたタイルパネルの側面断
面図、図６は金網１を芯板としたタイルパネルの側面断
面図、図７は接着固定剤５の周囲に強化樹脂フレーム４
による補強枠を構成する実施例の製造過程図、図８は同
じく強化樹脂フレーム４により補強した実施例の側面断
面図、図９は金網１とタイル２とタイル整列フレーム１
１と軟質シート材３の部分の拡大断面図である。

【０００７】図１においてはユニットバスの断面が開示
されている。該ユニットバスは洗い場防水パン８の部分
と、浴槽防水パン２０の部分を一体的に構成し、ユニッ
トバスの底面としている。該浴槽防水パン２０の部分の
上方に浴槽９を載置している。また浴槽防水パン２０と
洗い場防水パン８の部分の上方に本発明のタイルパネル
を立設して連結し、周囲の壁面としている。そして天井
部分に天井ユニットを載置固定することにより、全体と
してユニットバスを構成している。本発明はこのように
ユニットバスの壁面を構成するタイルパネルの製造行程
を簡易化し、かつ軽量にしコストを低下させるものであ
る。

【０００８】次に図２・図４・図６において、芯板を金
網１により構成したタイルパネルについて説明する。タ
イル２は多数枚を整列する必要があり、単位タイル２の
部分が移動すると、目地の直線が出なくなりデザイン性
が低下するので、先ずタイル整列フレーム１１の内部に
タイル２を嵌めて移動しない状態とする必要がある。故
に最初に軟質シート材３を配置し、この上にタイル整列
フレーム１１を載置し、このタイル整列フレーム１１に
タイル２を嵌装することとなる。故にタイル整列フレー
ム１１の角孔に嵌装されて整然と並んだ状態のタイル２
の裏面が上部に露出した状態となるので、この上に、一
定間隔を隔てて、又は、タイル２の裏面に接触状態で金
網１を載置する。該タイル２の裏面と金網１の部分に被
覆するように、溶融状態の接着固定剤５を流し込むので
ある。そして該接着固定剤５が固まってしまう前に、機
枠フレーム６を押圧してタイル整列フレーム１１の面に
、接着固定剤５により固着させるのである。

【０００９】該状態で接着固定剤５は金網１の間の通過
孔を抜けて、タイル２の裏面に至り、金網１を芯板とし
て包含した状態で、機枠フレーム６とタイル２の裏面と
を接着してセメントボード状に固まるのである。該固ま
った接着固定剤５が従来の補強鉄板の役目をするのであ
る。該溶融状態の接着固定剤５を流し込んだ状態では、
図９の如く、金網１とタイル２とタイル整列フレーム１
１と軟質シート材３が隣接している。該状態で接着固定
剤５はタイル整列フレーム１１とは接着しない性質のも
のを用いているので、タイル整列フレーム１１は接着固
定剤５が固着接着固定剤５には軟質シート材３の方向に
簡単に外すことが出来るのである。また軟質シート材３
はタイル２とは元々接着はしていないので、簡単に外れ
るのである。故に、接着固定剤５により固着されるのは
、金網１とタイル２と機枠フレーム６だけとなるのであ
り、タイル整列フレーム１１と軟質シート材３は、接着
固定剤５の固着後に外すものとする。

【００１０】次に図３・図５において、金網１に変えて
パンチングメタル７を芯板とした実施例を説明する。該
パンチングメタル７の場合には、該パンチングメタル７
自体が補強板の役目をするのである。そしてパンチング
メタル７に開口した通過孔内を接着固定剤５が通過して
、タイル２の裏面に固着されるのである。該タイル２を
タイル整列フレーム１１により保持した上端で軟質シー
ト材３の上に載置して、接着固定剤５を注入する構成は
同じである。またパンチングメタル７の裏面から機枠フ
レーム６を接着して補強しても良いが、図３・図５の実
施例においては、前記の如くパンチングメタル７を芯板
とした構成において、パンチングメタル７の裏面から機
枠フレーム６を接着することを廃止して、該パンチング
メタル７自体の端部に折曲縁部２６を構成し、該折曲縁
部２６を機枠フレーム６の変わりとして補強フレームと
している。

【００１１】次に図７・図８において説明する。該実施
例においては、金網１を芯板としている。そして該金網
１の裏面に固着する機枠フレーム６の代わりとして、強
化樹脂フレーム４を注入しているのである。故に接着固
定剤５は中央の強化樹脂フレーム４の無い部分のみとし
ており、該強化樹脂フレーム４と接着固定剤５とは隣接
部分において癒着すべく構成している。該強化樹脂フレ
ーム４は効果であるが固まった場合において、鉄板以上
の強靱性を具備した材料であり、接着固定剤５が具備し
ていない耐衝撃性の不足の部分を補強することが出来る
のである。該強化樹脂フレーム４と接着固定剤５の注入
は、接着固定剤５が先であっても良いし、また接着固定
剤５が先であっても良いし、両樹脂を同時に注入しても
良いものである。

【００１２】

【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項１の如く構
成したので、金網１やパンチングメタル７により、従来
の鉄板の部分に比較して軽量化を図ることが可能である
。また製造行程が従来のようなビス止めの構成から、接
着剤により固着を主体としたものに変更されるので、行
程の簡略化を図ることが出来るのである。請求項２の如
く構成したので、機枠フレーム６のような別体による補
強をする必要がなく、接着固定剤５の周囲の部分を強化
樹脂フレーム４に交換するだけで、タイルパネルの枠部
分の補強を行うことが可能となり、更に軽量化とコスト
の低下を図ることが出来るのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】タイルパネルをユニットバスの壁部に使用した
状態の側面図である。

【図２】金網１を芯板としたタイルパネルを製造する状
態の斜視図である。

【図３】パンチングメタル７を芯板としたタイルパネル
の製造行程を示す斜視図である。

【図４】金網１を芯板としたタイルパネルの製造行程を
示す斜視図である。

【図５】パンチングメタル７を芯板としたタイルパネル
の側面断面図である。

【図６】金網１を芯板としたタイルパネルの側面断面図
である。

【図７】接着固定剤５の周囲に強化樹脂フレーム４によ
る補強枠を構成する実施例の製造過程図である。

【図８】同じく強化樹脂フレーム４により補強した実施
例の側面断面図である。

【図９】金網１とタイル２とタイル整列フレーム１１と
軟質シート材３の部分の拡大断面図である。

【符号の説明】

１　　金網 ２　　タイル ３　　軟質シート材 ４　　強化樹脂フレーム ５　　接着固定剤 ６　　機枠フレーム ７　　パンチングメタル ８　　洗い場防水パン １１　　タイル整列フレーム ２６　　折曲縁部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　接着固定剤の通過孔を具備したパンチ
   ングメタル又は金網等の芯板を、多数枚のタイルを整列
   した状態の裏面に配置し、前記芯板を内包した状態で接
   着固定剤を固結させて接着固定剤プレートを構成し、該
   接着固定剤プレートをタイル裏面に固着することにより
   構成したタイルパネル。
2. 【請求項２】　　請求項１記載のタイルパネルにおいて
   、前記芯板とタイル裏面との部分に接着固定剤を流入す
   る以前または同時に、パンチングメタルまたは金網の周
   囲を、機枠フレームまたは強化樹脂フレームにより補強
   したことを特徴とするタイルパネル。