JP2000001974A - 鋼製床パネル - Google Patents

鋼製床パネル

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JP2000001974A
JP2000001974A JP17087298A JP17087298A JP2000001974A JP 2000001974 A JP2000001974 A JP 2000001974A JP 17087298 A JP17087298 A JP 17087298A JP 17087298 A JP17087298 A JP 17087298A JP 2000001974 A JP2000001974 A JP 2000001974A
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JP
Japan
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core material
plates
floor panel
top plate
parts
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JP17087298A
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English (en)
Inventor
Eiji Takagi
栄二 高木
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OM Kiki Co Ltd
Original Assignee
OM Kiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平板状のトッププレートと絞り形状のボトム
プレートとを結合して形成される内部空間にコア材を収
納した鋼製床パネルにおいて、材料間の接着性を高めて
機械的強度を高め、あわせて消音性も高める。 【解決手段】 トッププレート1又はボトムプレート2
の平面部5に内部空間側へ突出する凸部を形成すると共
に該凸部の位置に合せてコア材に凹部を形成し、該凸部
と該凹部とを嵌合させた状態でコア材と両プレートを接
着一体化してなる鋼製床パネルである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリーアクセスフ
ロアを構築する鋼製床パネルのうち、特にコア材を内部
空間に収納した鋼製床パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】鋼製床パネルは、平板状のトッププレー
トとプレス成形による絞り形状に加工したボトムプレー
トとを両者の当接部位で接合して一体化した中空構造の
ものが一般的である(実開昭61-52028号)。
【0003】中空構造の鋼製床パネルは、歩行音等が内
部空間で増幅、反響するという短所を有している。この
短所に対して本出願人は、コア材としてパーティクルボ
ードや合成樹脂発泡体等の吸音ボードを内部空間に収納
した鋼製床パネルを提案して(特開平7-300976号)、鋼製
床パネルの吸音効果を高めることで騒音解決を図ってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コア材の外形寸法は、
製造時に多少の誤差が生じるため、コア材の位置固定を
トッププレートとボトムプレートとの接着のみに依存す
る場合、パネル組立時及び組立後の接着剤が硬化するま
での間に移動搬送をする際等の外力によってずれが生
じ、正規の位置に固定できない。つまり、コア材側面と
パネルに隙間の大きな箇所が発生し、パネル端部におい
て大幅な強度低下をもたらすと共に消音効果が減殺され
る。
【0005】また、パネル四隅を支持脚で支持した状態
でパネル上面に荷重が掛かると、パネルが撓み、曲げ半
径差によって両プレートとコア材間に剥離が生じてしま
い、大幅な強度低下をもたらす。このような問題は、方
形床パネルにおいてもさることながら、敷設床面の不陸
に添うよう対角線方向にフレキシブルな床パネルにおい
ても解決しなければならない。本発明はこのようなパネ
ルのプレ−トとコア材間のズレによる接着不良によって
生ずる強度低下等の防止を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明において、上記課
題を解決するため、以下の手段を採用した。すなわち、
平板状のトッププレートと絞り形状のボトムプレートと
を結合して形成される内部空間にコア材を収納した鋼製
床パネルにおいて、トッププレート又はボトムプレート
の平面部に内部空間側へ突出する凸部を形成すると共に
該凸部の位置に合せてコア材に凹部を形成し、該凸部と
該凹部とを嵌合させた状態でコア材と両プレートを接着
一体化してなる構造とした。
【0007】ここで、床パネルは鋼板のプレス成形によ
り、トッププレ−トもボトムプレ−トも作製するので、
コア材の凹部と嵌合する凸部も同時形成できる。凸部の
形状は円柱状、角柱状、円錐、円錐台、角錐台状等、種
々の形状のものがコア材の材質に応じて適宜選択でき
る。コア材に若干の弾性があれば、逆円錐台や逆角錐台
の凸部であっても差支えない。この場合は、抜け止め効
果も期待できる。
【0008】このような構造にすると、凸部と凹部とが
コア材と両プレートとを接着する際の位置決めガイドと
なり、また、嵌合して水平方向に動かず、外力による移
動がないので接着剤が固化するまでのずれを防止するか
ら、所定の位置に確実に接着できる。接着硬化後にも、
載荷時に両プレートとコア材とのずれを防止して層間剥
離を防ぐから、耐荷重性能が向上する。凸部を円柱絞り
形状にすると、剛性が高く、どの方向に対しても均等に
トッププレート又はボトムプレートとコア材とのずれ止
め作用を発揮して、パネル全体の強度が大幅に向上す
る。
【0009】また、コア材が所定の位置に確実に接着す
るため、上下面のみでなく、コア材側面とパネル外周壁
間に隙間の大きな箇所が発生せず、コア材外周端面とパ
ネル側面との接着をも確実なものとする。その結果、全
体としてボトムプレートとコア材との接着剥離防止効果
が更に向上し、強度低下を防止するのである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の鋼製床パネルを具体的に説明する。図1〜図4の例
は、対角線上にフレックス溝を有する鋼製床パネルに本
発明の構成を用いたものを示し、図1は平面図、図2は
底面図であり、図3は図1中A−A断面拡大図、図4
(a)は図1中B−B断面拡大図であり、(b)は他の構造例
のB−B相当断面拡大図である。
【0011】図1及び図2から明らかなように、本発明
の対象とする鋼製床パネルは、平板状のトッププレート
1と絞り形状のボトムプレート2とをこれらの外周で結
合して外周縁部3を形成一体化している。トッププレー
ト1はこの場合、図4(a)に示すように方形板の対角線
をスリット状に折り曲げてフレックス溝4(可曲折溝)を
形成して、敷設床コンクリート面の不陸に添うようにし
ている。そして、その表面平面部5には後述するコア材
との接合を強固にするための内部空間側に突出する多数
の凹凸嵌合部6が点在して見える。
【0012】ボトムプレート2は、方形の外周を絞り形
状として、図3、4の断面図に示すように、トッププレ
ート1との間にコア材7を収容する内部空間を形成し、
外周壁8上方を斜めに張り出して支持面9を、更に水平
フランジ10を連続して形成したものである。そして、そ
の表面の平面部11には、トッププレート1と同様にコア
材7との接合を強固にするための内部空間側に凸な多数
の凹凸嵌合部12がみられる。
【0013】図3はこれらトッププレート1,ボトムプ
レート2とコア材7との接合に関与する凹凸嵌合部6,
12及び外周縁部3の構造を示す図1のA−A断面拡大図
である。図3から明らかなように、凹凸嵌合部6はトッ
ププレート1の内方凸部13とコア材7の上面凹部14との
嵌合により形成し、凹凸嵌合部12はボトムプレート2の
内方凸部15とコア材7の下面凹部16との嵌合により形成
する。トッププレート1とコア材7との間及びボトムプ
レート2とコア材7との間は接着剤層17による接合と
し、上記凹凸嵌合部6,12の部分で強固に一体化し、ト
ッププレート1,ボトムプレート2とコア材7とのズレ
防止と剥離防止を図っている。凹凸嵌合部6,12を形成
する内方凸部13,15はその先端が開口していても側面に
切込みや切欠きがあっても単なる凸部と同様に有効であ
る。内方凸部13,15の数や大きさはデザインや要求され
る強度等によって適当に設定できる。
【0014】支持面9とトッププレート1の外周の外周
縁部3とにより形成される三角断面の内部空間は水平フ
ランジ10の強度を増すと共に内部空間が余分な接着剤の
溜り18となって、接着剤の外部への溢れを防止し、これ
らによって鋼製床パネルの荷重変形に耐える構造とな
る。ここで用いる接着剤は特に限定しないが、強力に硬
化するエポキシ系やウレタン系接着剤が好ましい。
【0015】図4はフレックス溝4の断面を示すもの
で、(a)はトッププレート1の鋼板の折り返しによる連
続溝であって、コア材7は2枚の三角ブロックの組合せ
となるがトッププレート1とボトムプレート2とで完全
密封の形体となる。(b)は一枚の方形ブロックのコア材
7の対角線にスリットを形成してフレックス溝4とし、
かつトッププレート1は三角形で方形の対角線で突き合
わせてコア材7の露出したフレックス溝4となってい
る。前者(a)はコア材7が鋼板で覆われているので完全
密封で耐火性に優れ、後者は一枚のコア材の組付けでよ
いので作業性に優れており用途、目的に応じて(a)又は
(b)の構造を選択すればよい。
【0016】
【発明の効果】本発明の鋼製床パネルは以上のような構
造としたので、鋼板とコア材との接着性に優れ、横方向
のずれも生じないので、強度に優れると共に消音効果も
あがることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鋼製床パネルの平面図である。
【図2】同鋼製床パネルの底面図である。
【図3】図1中A−A断面拡大図である。
【図4】(a)は図1中B−B断面拡大図であり、(b)は他
の構造例のB−B相当断面拡大図である。
【符号の説明】
1 トッププレ−ト 2 ボトムプレ−ト 3 外周縁部 4 フレックス溝 5 平面部 6 凹凸嵌合部 7 コア材 8 外周壁 9 支持面 10 水平フランジ 11 平面部 12 凹凸嵌合部 13 内方凸部 14 上面凹部 15 内方凸部 16 下面凹部 17 接着剤層 18 接着剤溜り

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状のトッププレートと絞り形状のボ
    トムプレートとを結合して形成される内部空間にコア材
    を収納した鋼製床パネルにおいて、トッププレート又は
    ボトムプレートの平面部に内部空間側へ突出する凸部を
    形成すると共に該凸部の位置に合せてコア材に凹部を形
    成し、該凸部と該凹部とを嵌合させた状態でコア材と両
    プレートを接着一体化してなる鋼製床パネル。
JP17087298A 1998-06-18 1998-06-18 鋼製床パネル Pending JP2000001974A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010095960A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Om Kiki Corp 床パネルの貼付き防止構造
JP2012225046A (ja) * 2011-04-19 2012-11-15 Naka Ind Ltd 二重床パネル
WO2014112629A1 (ja) * 2013-01-21 2014-07-24 カナフレックスコーポレーション株式会社 フロアパネル

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