JP2010095960A - 床パネルの貼付き防止構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 面がフラットな床パネルを積み重ねた際、引き剥がすのに大きな力を要することを防止する。
【解決手段】 上面と下面がフラットな二重床用床パネルの積重時における面同士が貼り付くのを防ぐ床パネルの貼付き防止構造において、床パネルの下面に小凹部又は小凸部を多数設ける。
【選択図】 図3

Description

本発明は、表裏面がフラットな床パネルを積重ねた際、上下の床パネルが吸着して引き剥がし難くなるのを防ぐ二重床用床パネルの貼付き防止構造に関する。
床パネルは、出荷する際に表向き又は裏向きで30枚程度重ねて梱包する。通常、床パネルの上面は仕上げ材を貼るためフラット(滑面)に成形されているが、下面は補強のため大きな凹凸を設けてリブ構造にしている。一方で、芯材を上下面板で挟み込んだサンドイッチ構造のものもあるが、このタイプのものは、下面側もフラットに成形する(特許文献1)。このことによる長所は、芯材と上下面板とを接着剤で固着する場合に出現する。具体的には、接着剤の養生期間中に床パネル同士を積み重ねておくと、上下面の平面度を確保できるからである(反り等を防止できる)。反面、上下の床パネル同士が貼付く(吸着)現象が生じ、床パネルを引き剥がすのに大きな力を要していた。この原因は、床パネルの面間の空気が抜けて面間が負圧になるからではないかと推測される。
一般に、大規模ビル工事であれば、梱包状態のまま工事専用のリフト等で施工現場(以下「現場」という)まで荷揚げし、1)梱包を解いた床パネルを上から3〜4枚ずつ取って台車に積み替え、2)現場内の所定位置に必要枚数ずつ配ってから、3)敷設作業を行う。また、小規模ビル工事の場合は、1)梱包を解いた床パネルをトラックから降ろす際に台車に積み替えてエレベーターで荷揚げし、2)台車から降ろしながら一旦積み重ねた後、3)再度、台車上へ積み替えて、4)現場内の所定位置に必要枚数ずつ配ってから、5)敷設作業を行うようにする。したがって、大型ビル工事では少なくとも3回、小規模ビル工事では5回、積み重ねた床パネルを引き剥がす必要があり、作業性を低下させていた。さらに、貼り付いた床パネルを落下させる危険があった。この対策としては、上下の床パネルの間に吸着を防ぐスペーサやシートを挟むことも考えられるが、積替えの際に一々挟み直すのは手間であるし、廃棄物も増え、コストもアップする。
特開平01−247652号公報
本発明は、積み重ねた床パネルの引き剥がしの際の貼付き(吸着)を防ぎ、労力軽減と安全性確保及び荷役、敷設作業の能率化を期したものである。
以上の課題の下、本発明は、請求項1に記載した、上面と下面がフラットな二重床用床パネルの積重時における面同士が貼り付くのを防ぐ床パネルの貼付き防止構造において、床パネルの下面に小凹部又は小凸部を多数設けたことを特徴とする床パネルの貼付き防止構造を提供したものである。
そして、本発明は、以上の貼付き防止構造の具体例として、請求項に記載した、床パネルが、芯材と、芯材の下面に接着固定される鋼板製の下面板とを備え、小凹部又は小凸部が下面板に形成した上方への突起又は下方への突起からなる手段、請求項3に記載した、床パネルは平面視正方形又は長方形であって、小凹部又は小凸部が床パネルの辺に沿って縦横に等間隔で配設された手段、請求項4に記載した、床パネルは平面視正方形又は長方形であって、小凹部又は小凸部が床パネルの対角線に沿って縦横に等間隔で配設された手段を提供する。
請求項1の発明によると、積み重ねた床パネルの面間には微小な隙間が確保され、貼付きを回避できる。このため、引き剥がしに要する力も軽減され、安全性や作業性の向上が期待できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明するが、図1は第一例の床パネルの斜視図、図2は底面図、図3は図2のA−A断面図である。本例の床パネル1は、500mm角のもので、パーティクルボード等の芯材4を1mm以下の薄い鋼板からなる上面板2と下面板3とで包み込んだものである。この場合、芯材4と下面板3とは接着剤で接着することから、その境界面に接着剤層5が形成されている。そして、芯材4から外れた下面板3の余部を芯材4の側壁に沿って折り曲げ、上面板2も同様にして下面板3と一部重合させ、これを外周壁6としている。なお、上面板2と下面板3の表面は滑面(フラット)になっている。
本発明は、以上の下面板3の表面に小凹部7を形成するのである。この小凹部7は、径が5mm程度以下で、深さは芯材4の中にやや食い込む2mm程度以下の文字どおり小さいものであり、芯材4を包んだ後にパンチ等で突くことで半球状又は錐体状に形成する。本例では、この小凹部7を下面板3の全域に均一に設けるため、辺に平行して縦横に15.5mm間隔で合計888個を形成している。この小凹部7を形成することで、引き剥がしの力は小さくてすむ。その理由は、小凹部7の窪み内にもわずかではあるが、空気が残り、負圧による吸着が生じないからである。
この意味から、小凹部7の間隔は小さい(数は多い)方が効果は大きいものになる(確実になる)。図4は間隔の大きい第二例の床パネル1の底面図であるが、本例のものは、小凹部7を同じく下面板3の全面に均一に設けるため、辺に沿って22.5mm間隔で合計437個形成したものである。この場合でも、引き剥がしの力は小さくなり、その程度は第一例のものとほぼ同じになることが確認されていることから、間隔はこの程度に設定すれば十分である。間隔を小さくすれば、小凹部7の数が増えて成形に大きな力が必要になる割には引き剥がしの力にあまり違いがないからである。なお、コーナー部は、支持脚(図示省略)で支えるが、それを考慮してその部分には小凹部7を形成しないようにしている。小凹部7は芯材4の中に食い込ませるから、これが不完全な場合、厚み方向に寸法誤差が生ずるから、それを避けたものである。
図5は第三例の床パネル1の底面図であるが、本例のものは、小凹部7を対角線に沿って22.5mm間隔で合計420個形成したものである。小凹部7をこの方法で成形すると、辺方向には31.8mm間隔となって第二例のものよりも間隔が広がり、第二例のものよりも引き剥がしの力が大きくなるが、相応の効果は期待できる。引き剥がしは辺の部分から始まることから、辺方向の間隔が狭いほど効果があるといえる。以上のような小凹部7は、接着剤層5と共に芯材4の中にやや食い込むことでアンカー効果が期待できる上に、小凹部7は下面板3の全域に均一に設けられていることによって効果的な補強効果が得られる。
図6は第四例の床パネル1の底面図、図7は図6のB−B断面図であるが、本例のものは、下面板3の表面に小凸部8を形成したものである。なお、小凸部8の大きさや間隔は第二例と同じである。この小凸部8は鋼板のそのものに下方に突出するようパンチ等で突くことになる。小凸部8を形成することで引き剥がしの力が軽くなるのは、小凸部8の先端が下の床パネル1の上面板2に当接し、小凸部8以外の部分に空気を滞留させて吸着が防がれるからであり、この点で、小凹部7よりも間隔は広くてもよい。
ただし、あまり数が少ないと、下の床パネル1の上面板2に大きな力をかけてこれを傷付ける虞があるから、小凹部7と同じ程度にするのが適する。小凸部8についても、接着剤層5が小凸部8の窪み内に食い込むことによるアンカー効果が期待できる上に、小凸部8も全域に均一に設けられていることによって効果的な補強効果が得られる。なお、床パネル1をコンクリートや窯業系の一体成形品とする場合は、小凸部8であると欠ける虞があるから、小凹部7にするのが望ましい。
このように、小凹部7か小凸部8かの選択、並びに大きさ、形状、配列、数等の設定については、引き剥がし力を考慮するのはもちろん、床パネル1として必要な各種性能が確保されるよう適宜に選択、選定することになる。
以下は、重量約7Kgの上記した寸法の床パネル1を用いて各例のもの及び小凹部や小凸部を設けないものにおける一辺を持ち上げての引き剥がしに要する力を計測し、その平均値を記した表であるが、これを見ても、上記した説明のとおりになっていることが確認できる。
本発明の第一例を示す床パネルの斜視図である。 同じく底面図である。 図2のA−A断面図である。 本発明の第二例を示す床パネルの底面図である。 本発明の第三例を示す床パネルの底面図である。 本発明の第四例を示す床パネルの底面図である。 図6のB−B断面図である。
符号の説明
1 床パネル
2 上面板
3 下面板
4 芯材
5 接着剤層
6 外周壁
7 小凹部
8 小凸部

Claims (4)

  1. 上面と下面がフラットな二重床用床パネルの積重時における面同士が貼り付くのを防ぐ床パネルの貼付き防止構造において、床パネルの下面に小凹部又は小凸部を多数設けたことを特徴とする床パネルの貼付き防止構造。
  2. 床パネルが、芯材と、芯材の下面に接着固定される鋼板製の下面板とを有するものであり、小凹部又は小凸部が下面板に形成した上方への突起又は下方への突起からなる請求項1記載の床パネルの貼付き防止構造。
  3. 床パネルは平面視正方形又は長方形であって、小凹部又は小凸部が床パネルの辺に沿って縦横に等間隔で配設された請求項1又は2記載の床パネルの貼付き防止構造。
  4. 床パネルは平面視正方形又は長方形であって、小凹部又は小凸部が床パネルの対角線に沿って縦横に等間隔で配設された請求項1又は2記載の床パネルの貼付き防止構造。
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