JP2627272B2 - 陶磁器タイルの施工法 - Google Patents

陶磁器タイルの施工法

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JP2627272B2
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幸男 治部
貴紀 桑村
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世界長株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は陶磁器タイルの施工法に関する。
従来の技術とその問題点 従来、ベランダ、濡れ縁などの床として用いられるデ
ッキ材、その他の下地面に、化粧の目的で陶磁器タイル
を貼着する場合、下地面に対し陶磁器タイルをエポキシ
樹脂系、ポリウレタン系等の反応硬化型の接着剤を用い
て接着しているが、斯かる従来工法では、次の通りの問
題点があった。
(i)陶磁器タイルの線膨脹率は小さいので、下地面の
伸縮に陶磁器タイル及び目地セメントが追随できず、表
面化粧部にひび割れを生じ易い。
(ii)下地面が塩化ビニル樹脂で構成される場合は、可
塑剤のブリードにより接着剤の接着力が低下し、陶磁器
タイルの早期剥離を生じ易い。
本発明はこのような従来の問題点を一掃することを目
的としてなされたものである。
問題点を解決するための手段 本発明は、下地面に粘着性ゴムシートを粘着積層する
工程及び上記ゴムシートの表面に陶磁器タイルを反応硬
化型接着剤を用いて接着する工程を含むことを特徴とす
る陶磁器タイルの施工法に係る。
実 施 例 以下に本発明工法の一実施例を添附図面にもとづき説
明すると次の通りである。
図面は本発明工法を適用して、ベランダ、濡れ縁など
の下地面を構成するプラスチック例えば塩化ビニル樹脂
製デッキ材(1)の上面に、陶磁器タイル(2)を貼着
し、化粧を施した場合の一例を示している。
第2図に詳細が示されるように、上記デッキ材(1)
は中央の凹溝部(11)を挾んで平行する2本の上面部
(12)(12)を有し、接合端の係止連結部(13)によ
り、横方向に順次接合されるようになっている。
本発明工法の実施に際しては、上記デッキ材(1)の
各上面部(12)にその全面を覆うように粘着性ゴムシー
ト(3)が粘着積層される。粘着性ゴムシート(3)と
しては、公知の各種材質のものも用いることができ、例
えばブチルゴムとポリプテンを主成分とし、これに粘結
剤、充填剤、安定材等を配合し調整したものなどが適当
である。粘着性ゴムシート(3)は、ネット地などの補
強材の埋入れにより補強することができる。
粘着積層された上記ゴムシート(3)の上面に、陶磁
器タイル(2)…が目地間隔(21)…を形成するような
配列状態のもとに、エポキシ系、ウレタン系などの反応
硬化型接着剤(4)(第3図参照)を用いて接着され
る。上記接着剤(4)の適用は、粘着性ゴムシート
(3)に対し陶磁器タイル(2)を大きな耐水接着力を
もって接着するためである。
上記接着剤(4)が硬化した後は、陶磁器タイル
(2)…の目地間隔(21)…内に、目地材例えば目地セ
メント(5)が詰め込まれ、上記デッキ材(1)の上面
に第1図に示されるように、陶磁器タイル(2)と目地
セメント(5)からなる表面化粧部が形成される。
このようにして形成された表面化粧部に於ては、デッ
キ材(1)の上面部(12)と陶磁器タイル(2)間に積
層された粘着性ゴムシート(3)が、その保有弾性によ
りクッション層として機能するので、デッキ材(1)に
仮に伸縮が生じても、この伸縮は上記クッション層によ
り吸収され、陶磁器タイル(2)及び目地セメント
(5)への悪影響はなくなる。
更にデッキ材(1)がポリ塩化ビニル製の場合は可塑
剤が滲出するが、この滲出した可塑剤は、粘着性ゴムシ
ート(3)に吸収されるので、接着剤(4)の接着力に
悪影響を与えることもなくなる。以下にデッキ材(1)
の上面部(12)に陶磁器タイル(2)を粘着性ゴムシー
ト(3)を介して接着した場合(本発明)と、直接接着
した場合(比較例)との接着性を比較すると次表の通り
である。
上表の通り本発明工法に於ては、安定した接着力を長
期間安定確実に保持できる。
本発明工法に於ては、粘着性ゴムシート(3)の上面
に陶磁器タイル(2)を所定配列状態に接着剤(4)を
用いて接着し固定した後に、該ゴムシート(3)をデッ
キ材(1)の上面部(12)に粘着積層するようにしても
よい。このようにすれば、デッキ材(1)の上面部(1
2)への粘着積層に引続いて、すぐに目地セメント
(5)の充填を行い得るので、施工が能率的となる。
また第4図に示すように、デッキ材(1)に本発明工
法を適用して表面化粧部を施した後に、これを施工現場
に搬入し、組立てるようにしてもよい。
尚本発明工法は実施例で示されたプラスチック製デッ
キ材(1)、その他下地面が鉄板(塗装鉄板を含む)、
アルミ板、ステンレス板などのような金属板、ガラス
板、プリント合板などで構成されるような各種下地の表
面化粧に適用できる。
また、本発明工法をデッキ材等に適用し、その施工面
に洗濯機、クーラー室外機等の電気器具等を据え付けて
使用する場合、この種の構造物に発生し勝ちな振動音、
共鳴音に対しゴムシートが制振作用を発揮する結果、騒
音公害防止にも効果があるものである。
効果 本発明工法によれば、粘着性ゴムシートのクッション
機能により、下地面の伸縮に拘らず表面化粧部を施工当
初のひび割れのない美麗な状態に長期間安定確実に保持
せしめ得ると共に上記ゴムシートが下地材より滲出する
可塑剤を吸収するので、可塑剤浸出による接着力低下の
問題も一掃できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明工法を適用してプラスチックデッキ材に
陶磁器タイルからなる化粧を施した状況を示す断面図、
第2図は上記デッキ材の詳細を示す斜面図、第3図は第
1図の一部拡大図、第4図はデッキ材の組立て前に、該
デッキ材に本発明工法を適用して表面化粧を施した状態
を示す斜面図である。 図に於て、(1)はプラスチックデッキ材、(2)は陶
磁器タイル、(3)は粘着性ゴムシート、(4)は反応
硬化型接着剤、(5)は目地セメントである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下地面に粘着性ゴムシートを粘着積層する
    工程及び上記ゴムシートの表面に陶磁器タイルを反応硬
    化型接着剤を用いて接着する工程を含むことを特徴とす
    る陶磁器タイルの施工法。
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