JPH0515354Y2 - - Google Patents

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JPH0515354Y2
JPH0515354Y2 JP1986173556U JP17355686U JPH0515354Y2 JP H0515354 Y2 JPH0515354 Y2 JP H0515354Y2 JP 1986173556 U JP1986173556 U JP 1986173556U JP 17355686 U JP17355686 U JP 17355686U JP H0515354 Y2 JPH0515354 Y2 JP H0515354Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、変形する第一玩具に第二玩具を結
合することにより、第二玩具の種類に応じた所定
の形態に変化するようにした変形玩具に関するも
のである。
解決しようとする技術課題 この種の従来品は、第一玩具に一種類の第二玩
具を結合すると無条件に展開可能となり、展開に
より所定の一形態に変化する。
従つて、形態変化に困難性がなく、思考力を要
求されないため、遊びが単純で早期に飽きられる
欠点があつた。
この考案は、上記の点に鑑み、第一玩具に複数
の第二玩具のうち任意の一つを結合した場合は第
一玩具の一つの形態への変化が可能とされ、他の
第二玩具を結合した場合は第一玩具の他の形態へ
の変化が可能とされるようにすることにより、変
形に未知の条件を付加して、形態変化に困難性と
意外性を感じさせ、玩具の結合と変化の娯楽性を
向上させようとするものである。
技術課題解決手段 第一玩具は、折畳時に第一の形態を有し、構成
部材のうち第一群の構成部材の展開すると第二の
形態に変化し、第二群の構成部材を展開すると第
三の形態に変化することが可能である。しかし、
この考案においては、第一玩具の展開する構成部
材の自由展開を阻止する展開係止部材を、それぞ
れの変化形態に対応して設けるとともに、その第
一玩具の第二玩具を着脱自在に装着するための凹
部内に、外力を受けて前記展開係止部材の係止を
解除する係止解除部材をそれぞれ異なる所定位置
において臨ませ、一方、第二玩具には、それぞれ
第一玩具の凹部に嵌合装着した場合に互いに異な
る係止解除部材に外力を与える作動部材を設けて
いる。
作 用 一つの第二玩具を第一の形態における第一玩具
の凹部に嵌合装着すると、第二玩具の作動部材が
第一玩具の一つの係止解除部材に作用するため第
一群の構成部材の展開が可能となり、従つて、第
一玩具は第二の形態に変化可能である。他の第二
玩具を通常の形態における第一玩具の凹部に嵌合
装着すると、第二玩具の作動部材が第一玩具の第
二係止解除部材に作用するため第二群の構成部材
の展開が可能となり、従つて、第二玩具は第三の
形態に変化可能である。
この考案の実施例 次に、この考案の一実施例を図面に基いて説明
する。
図示の例では、第1図ないし第3図に示すよう
に、安定した通常形態である自動車の形態から第
二の形態としてロボツトの形態と第三の形態とし
ての恐竜の形態に変化する第一玩具Aと、複数個
の第二玩具Bとからなつている。
第一玩具Aは、通常の安定した形態として、第
1図に示すような自動車の形態を呈している。第
一玩具Aは、第4図に示すように、自動車のシヤ
シー、ロボツトの胴部、恐竜の胴部に相当する中
央部材1と、この中央部材の中間部に設けてある
横軸に沿つて横方向に摺動自在に嵌合連結され、
自動車の前部及び側部の窓、ロボツトの脚の外観
を有する左右の前部部材2と、この前部部材の前
端に軸受3a、軸受3b及び軸4により回転自在
に連結され、車輪5を有して自動車のフエンダ
ー、ロボツトの足の外観を有する左右の前端部材
6と、前端部材の間に軸7により回転自在に支持
され、恐竜の尻尾の外観を有する尻尾部材8と、
中央部材1の左右両端にヒンジ9a,9bにより
回転自在に連結され、表面に自動車の側面の外観
を、裏面に恐竜の前後の足部材10,11を回転
自在に取付けた左右の側面部材12と、中央部材
の後部中央下面の凹部13aに回転により後方に
出没自在に支持されたロボツト頭部部材13と、
ロボツト頭部部材と同一の回転軸回りに回転し
て、中央部材の下面中央に設けた収納凹部14か
ら出没自在に設けた恐竜の頭部部材15とを備え
ている。収納凹部14は蓋16により開閉可能で
ある。
前記側面部材12は、第5図に示すように、ヒ
ンジ9の回りに装着したコイルばねなどの弾性部
材17により常時裏面が外側に向くように展開力
を付勢されている。しかし、自然状態では展開係
止手段により展開を阻止されて自動車の外観を保
持している。
展開係止手段は、第5図に示すように、側面部
材12に設けた係止孔18と中央部材1に支点1
9により揺動自在に支持されたレバー20とから
なり、レバー20はバネ21により付勢されて、
レバー20の先端に設けたフツク22が弾性部材
17に抗して中央部材側に回転した側面部材の係
止孔18に挿入されて係止されている。
レバー20の他端には中央部材の中に支点23
により揺動自在に支持された係止解除部材である
もう一つのレバー24の一端が枢着されている。
そして、中央部材1の後部上面には、第二玩具
Bを第7図に示すように折畳んだ状態で着脱自在
に嵌合して装着できる凹部25が設けられてお
り、前記レバー24の先端が凹部25の底部に臨
ませてある。左右の側面部材に同様の展開係止手
段が設けられ、それぞれの係止解除部材の先端2
4aが凹部25内に孔26から臨ませてある。
前記部材6は前部部材2に対して軸受3a,3
b及び軸4により展開可能であるが、側面部材の
場合と同様に弾性部材により常時第9図に示すよ
うに前方の展開力が付勢されているが、前述と同
様の展開係止手段が備えられ、前端部材6に一端
を連係された図示を省略した展開係止部材の他端
が中央部材1内に設けられた係止解除部材の一端
と連結され、その係止解除部材の先端24bが、
凹部25内に、側面部材に対応する係止解除部材
と異なる位置において臨ませてある。
係止解除部材を凹部25に臨ませるには、第5
図に示すように、凹部の底部に形成した孔26内
に凹面となるように設けてもよいし、係止解除部
材の先端が凹部25内に突出するように設けても
よい。
一方、第二玩具Bは、第6図に示すように、頭
部を一体に有する胴体27の上部側面には腕部2
8を軸29回りに前後方向に回転自在に連結し、
胴体の下部側面に脚部30をヒンジ31により左
右方向に回転自在に連結してなり、展開した状態
で小型ロボツトの形態を呈し、脚部を上方に回転
することにより、第7図に示すように塊状に折畳
むことができ、折畳んだ状態で胴体の表裏いずれ
か一方の施した模様又は彫刻により、例えば、エ
ンジンの外観を備えるに至る。
このような第二玩具Bは、複数個用いられ、一
つの第二玩具Bは折畳んだ形態における胴体27
の表裏いずれか一面又は両面に、前記第一玩具の
凹部25内に臨ませてある2種類の係止解除部材
24a,24bのうち、いずれが1種類に対応す
る作動部材32が設けてある。図示の例では凹部
25の左右両側の孔26に側面部材12の係止解
除部材24aが、中央の孔に前端部材6の係止解
除部材24bがそれぞれ設けてあるので、一つの
第二玩具B1には作動部材として、一例として、
中央の孔に対応する1つの突起32が設けられ、
他の第二玩具B2には、左右の孔に対応する左右
2つの突起32が設けてある。
こうして、第一玩具Aは、凹部25に第二玩具
Bを嵌合装着していない状態、又は装着しても作
動部材が作用する位置まで押入されていない状態
では、第1図に示すように自動車の形態を呈して
いる。これに対して、第二玩具B1をエンジンの
形態に変化させたのち、突起32が設けられてい
る面を下向きにして凹部25に嵌合装着すると、
突起32が中央の係止解除部材24bを作動する
ので、この係止解除部材に連結されている展開係
止部材を作用させ、それまで展開を阻止されてい
た前端部材6が弾性部材による展開力により前方
に展開する。又は第9図に示すように手で展開す
ることが可能となる。また、前部部材2を横軸に
沿つて移動可能となる。
従つて、前部部材2を左右両側に離間し、中央
部材1の裏面凹部13aに収納してあるロボツト
の頭部部材13を回転して表に突出させたのち前
部部材が下側となるように起立させると、第1図
の自動車の形態の第一玩具は、第2図に示すよう
にロボツトの形態に変化する。
続いて、第二玩具B1を一旦、第一玩具Aから
引き出し、中央の係止解除部材に対応する作動部
材を備えた他の第二玩具B2、例えば、他の形態
のエンジン、ロボツト頭部、その他の変化玩具の
一部品などを、先と同様にして、第一玩具の凹部
25に嵌合装着すると、2つの突起32が左右両
側の係止解除部材24aを作動させるため、側面
部材に展開係止部材20が作用し、フツク22が
側面部材12の孔18から外れて係止が解除され
る。従つて、弾性部材17の展開力を受けている
側面部材12がヒンジ9a,9b回りに回転し
て、第11図に示すようになる。
中央部材1に下面の収納凹部14の蓋16を第
12図に示すように開けて恐竜の頭部部材15を
起立させ、また、側面部材12の裏面に備えてあ
る恐竜の足部材10,11を第13図に示すよう
に軸回り回転して下方に延ばし、さらに、前端部
材6の間で中央部材1の下面側に折畳まれている
尻尾部材8を前端部材6の後方に回転すると、第
2図に示されていたロボツトの形態は第3図に示
すように恐竜の形態に変化する。
上記実施例では、ロボツトに変化するための前
端部材6と、恐竜に変化するための側面部材12
のみに対して展開係止部材及び係止解除部材を設
けたが、ロボツトへの変化に関連する前部部材2
の離間、及び恐竜への変化に関連する蓋16の展
開と恐竜の頭部部材15の展開にも展開係止部材
を設け、それぞれに係止解除部材を連係させ、一
つの第二玩具の嵌合装着によりロボツトへの変化
に係わるすべての展開係止部材の係止を解除し、
他の第二玩具の嵌合装着により恐竜への変化に関
わるすべての展開係止部材の係止を解除するよう
にしてもよい。
また、展開に係る構成部材の一部又は全部を弾
性部材により付勢しておく必要はなく、係止を解
除されたのち、遊戯者が手の力を加えて構成部材
を展開してロボツト又は恐竜に変化するように構
成してもよい。
この考案の効果 上述のように、この考案によれば、第一玩具に
単に第二玩具を装着するだけで無条件に形態が変
化するものではなく、所定位置に作動部材を有す
る第二玩具を第一玩具に装着することにより、第
一玩具の所定の第二の形態に変化するための展開
する部材の展開が可能になり、また、他の所定位
置に作動部材を有する他の第二玩具を第一玩具に
装着することにより、第一玩具の所定の第三の形
態に変化するために展開する部材の展開が可能に
なるので、各種の第二玩具の選択により、変化す
る形態を推測しながら、形態変化遊びを楽しむこ
とができる。また、複数個の第二玩具を複数人に
分配して、当該第二玩具と第一玩具の組合せによ
り、変化後の形態によつて又はその予測と結果に
よつて得点を比較して楽しむこともできる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の一実施例を示すものであ
り、第1図は第一玩具と第二玩具の通常の形態を
示す斜視図、第2図はロボツトに変化した状態を
示す斜視図、第3図は恐竜に変化した状態を示す
斜視図、第4図は分解斜視図、第5図は展開係止
手段と係止解除手段の一例を示す要部の断面図、
第6図は第二玩具の斜視図、第7図イ,ロはそれ
ぞれ異なる第二玩具の変化後の外観を示す正面
図、第8図は自動車の形態における平面図、第9
図は自動車の形態において一つの第二玩具を嵌合
装着した状態を示す斜視図、第10図は第2図の
ものの裏面側から見た斜視図、第11図イは自動
車の形態において他の第二玩具を装着した状態を
示す斜視図、第11図ロは同じく裏面側から見た
斜視図、第12図は内部から恐竜の頭部を出した
状態を示す斜視図、第13図は第3図の前方から
見た斜視図である。 A……第一玩具、B……第二玩具、1……中央
部材、2……前部部材、3……前端部材、8……
尻尾部材、9a,9b……ヒンジ、10,11…
…足部材、12……側面部材、13……頭部部
材、14……収納凹部、15……頭部部材、17
……弾性部材、20……展開係止部材、24……
係止解除部材、25……凹部、32a,32b…
…作動部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (イ) 第一玩具と、複数の第二玩具とからなり、 (ロ) 前記第一玩具は、折畳時の第一の形態から第
    一群の構成部材の展開により第二の形態に、第
    二群の構成部材の展開により第三の形態にそれ
    ぞれ変化するものであり、かつ、所定位置に外
    側に開口する凹部を有し、前記第一群の構成部
    材と第二群の構成部材の展開をそれぞれ係止す
    る展開係止部材に連係された複数の係止解除部
    材を有し、各係止解除部材の先端が前記凹部に
    異なる位置において臨ませてあり、 (ハ) 前記第二玩具は、それぞれ前記第一玩具の凹
    部に嵌合装着可能であり、かつ前記凹部に嵌合
    装着されたときにそれぞれ異なる位置の係止解
    除部材を解除動作させる作動部を有しているこ
    と、 を特徴とする変形玩具。
JP1986173556U 1986-11-12 1986-11-12 Expired - Lifetime JPH0515354Y2 (ja)

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JP1986173556U JPH0515354Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

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JPS6379989U JPS6379989U (ja) 1988-05-26
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ID=31111126

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JP5937160B2 (ja) * 2014-08-29 2016-06-22 株式会社Area81 変形ブロック玩具
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JPS6379989U (ja) 1988-05-26

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