JPH0515286Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0515286Y2
JPH0515286Y2 JP813692U JP813692U JPH0515286Y2 JP H0515286 Y2 JPH0515286 Y2 JP H0515286Y2 JP 813692 U JP813692 U JP 813692U JP 813692 U JP813692 U JP 813692U JP H0515286 Y2 JPH0515286 Y2 JP H0515286Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
blood pressure
pressure
compression device
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP813692U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04117605U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP813692U priority Critical patent/JPH04117605U/ja
Publication of JPH04117605U publication Critical patent/JPH04117605U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0515286Y2 publication Critical patent/JPH0515286Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding Valves (AREA)
  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は電磁開閉弁を有
する自動血圧測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 生体の一部を圧迫する圧迫装置
と、その圧迫装置と圧力源との間に設けられ、ス
プールおよびその軸方向両端側にスプールを駆動
するための一対の圧力室を有するとともに、それ
ら圧力室にそれぞれ接続された電磁開閉弁が択一
的に短時間励磁されることにより圧力室が択一的
に排圧されて、前記圧力源から前記圧迫装置へ気
体を供給する位置と供給しない位置、あるいはそ
の圧迫装置内の気体を排出する位置と排出しない
位置との二位置において前記スプールが切り換え
られる切換弁とを備え、その圧迫装置の圧迫圧力
変化に基づいて生体の血圧値を自動測定する形式
の自動血圧測定装置が知られている。かかる自動
血圧測定装置においては、電磁開閉弁を択一的に
短時間励磁するだけでスプールが駆動されて切換
弁が切り換えられるので、電磁石等によりスプー
ルを直接駆動する場合に比べて電力消費量を大幅
に低減し得る利点がある。
【0003】
【考案が解決すべき課題】 ところで、上記スプ
ールの外周面には、通常、Oリング等のシール部
材がスプールを収容する穴の内周面との間におい
て予圧された状態で複数嵌着されている一方、前
記穴の内周面に形成された油膜によりスプールの
移動時においてシール部材と前記穴の内周面との
間の摩擦抵抗が低減させられるようになつてい
る。 しかしながら、上記自動血圧測定装置を長時間
放置することにより前記シール部材と前記穴の内
周面との間の油膜が殆ど除去されてしまう場合が
ああり、このような場合には、両者の間の摩擦抵
抗が大幅に増大させられて、血圧測定に際して電
磁開閉弁が前記短時間励磁されてもスプールが駆
動されず、切換弁が所望の位置に切り換えられな
い場合があつた。
【0004】 特に、可動型の携帯用自動血圧測定装
置においては、電磁開閉弁へ励磁電流を供給する
電源の容量が制限されることからスプールの1回
の切換えに付与される駆動電力が必要最小限とさ
れているため、上記のような不都合が顕著であつ
た。
【0005】 本考案は以上の事情を背景として為さ
れたものであり、その目的とするところは、血圧
測定時にスプールが確実に切換駆動される自動血
圧測定装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 斯かる目的を達
成するための、本考案の要旨とするところは、生
体の一部を圧迫する圧迫装置と、その圧迫装置と
圧力源との間に設けられ、スプールおよびその軸
方向両端側にスプールを駆動するための一対の圧
力室を有するとともに、その圧力室にそれぞれ接
続された電磁開閉弁が択一的に短時間励磁される
ことにより該圧力室が択一的に排圧されて、前記
圧力源から前記圧迫装置へ気体を供給する位置と
供給しない位置、あるいは圧迫装置内の気体を排
出する位置と排出しない位置との二位置において
前記スプールが切り換えられる切換弁とを備え、
上記圧迫装置の圧迫圧力変化に基づいて前記生体
の血圧値を自動測定する形式の自動血圧測定装置
において、血圧測定に先立つて前記スプールをア
イドリング駆動するスプール駆動手段を設けたこ
とにある。
【0007】
【作用および考案の効果】 このようにすれば、
スプール駆動手段により血圧測定に先立つて切換
弁のスプールがアイドリング駆動されることによ
つて、前記シール部材の外周面と前記穴の内周面
との間にこれらの摺動に伴つて油膜が好適に再生
される。このため、たとえ自動血圧測定装置が長
時間放置されていても、血圧測定時にはスプール
が所望の位置に確実に切り換えられる。なおこの
ような効果は、スプールの1回の切換えに付与さ
れる駆動電力が必要最小限とされている携帯用の
自動血圧測定装置において特に顕著である。
【0008】
【実施例】 以下、本考案の一実施例を示す図面
に基づいて詳細に説明する。
【0009】 図2は本考案が適用された自動血圧測
定装置の制御回路を示す図であつて、10は人体
の上腕部等に巻回されるゴム製かつ袋状のカフで
ある。カフ10には、圧力センサ12、ボンベ1
4、ボンベ14を開閉するための開閉弁装置1
6、徐速排気弁18、および急速排気弁20が配
管22を介して接続されている。本実施例におい
ては、カフ10が圧迫装置を、ボンベ14が圧力
源をそれぞれ構成している。圧力センサ12はカ
フ10内の圧力を表す圧力信号SPを静圧弁別回
路26および脈波弁別回路28へ供給する。静圧
弁別回路26はローパスフイルタを含み、圧力信
号SPに含まれる定常的な圧力を表す信号を弁別
することにより、カフ10の圧力を表すカフ圧信
号SKをA/D変換器30を介してCPU32へ供
給する。脈波弁別回路28は帯域フイルタを含
み、圧力信号SPに含まれる脈波信号を弁別する
ことにより、脈波を表す脈波信号SMをA/D変
換器30を介してCPU32へ供給する。
【0010】 CPU32は、データバスラインを介
してROM36、RAM38、出力インタフエー
ス40、および表示器42と連結されており、
ROM36に予め定められたプログラムに従つて
RAM38の記憶機能を利用しつつ信号処理を実
行し、開閉弁装置16、徐速排気弁18、急速排
気弁20をそれぞれ制御するとともに、一連の血
圧測定動作を実行して脈波信号SMおよびカフ圧
信号SK等に基づいて最高血圧値および最低血圧
値等を決定して各血圧値を表示器42に表示させ
る一方、この血圧測定に先立つて後述するスプー
ル54をアイドリング駆動する。
【0011】 上記開閉弁装置16は、たとえば図3
に示すように、切換弁46と一対の電磁開閉弁4
8,50とから構成される。切換弁46は、ケー
シング52とその内部に軸方向の移動可能に設け
られたスプール54とから成り、ケーシング52
の内周面には所定厚さの油膜が形成されていると
ともに、スプール54の外周面に設けられた複数
の環状溝内にはOリング56が複数個(本実施例
においては三個)嵌着されており、これらOリン
グ56は前記環状溝の底部とケーシング52内周
面との間において前記油膜を介して所定の予圧力
にて押圧されている。スプール54の両端とケー
シング52との間には一対の圧力室58,60が
形成されている。ケーシング52には二個のポー
ト62,64が設けられており、ポート62はボ
ンベ14と、ポート64はカフ10とそれぞれ接
続されている。一方、スプール54の内部には、
外周面および軸心方向両端においてそれぞれ開口
するT字状の穴68が形成されており、その軸心
方向両端部には穴68より小径の穴を有する一対
の絞り部材70がそれぞれ固定されている。な
お、スプール54の一対の受圧面72,74は互
いに同一の受圧面積を有している。切換弁46
は、スプール54が図3に示す位置と図4に示す
位置との二位置において切り換えられるようにな
つており、図3においては、ポート62とポート
64との連通は阻止されてボンベ14からカフ1
0への気体の供給は阻止されている一方、図4に
おいては、ポート62とポート64とは連通させ
られてボンベ14からカフ10への気体の供給が
許容されている。
【0012】 上記ケシング52には、更に、圧力室
58,60にそれぞれ開口する一対の排気ポート
76,78が設けられており、これら排気ポート
76,78に前記一対の電磁開閉弁48,50が
それぞれ接続されている。電磁開閉弁48,50
は、非励磁状態においては可動部材80がスプリ
ング82により押圧されてポート84とポート8
6との連通を阻止するが、励磁状態においては可
動部材80がスプリング82の付勢力に抗してポ
ート84から離隔する方向(図3中右方向)へ移
動させられてポート84とポート86とを連通さ
せる。これにより、電磁開閉弁48,50を択一
的に短時間の間励磁することにより、圧力室58
あるいは圧力室60内が排圧されてスプール54
が所定方向へ駆動され、これにより、切換弁46
の切換えが行われる。
【0013】 次に、以上のように構成された自動血
圧測定装置の作動を図1のフローチヤートに従つ
て説明する。
【0014】 先ず、ステツプS1が実行されて、最
終の血圧測定の完了時刻と現在の時刻とに基づい
て、最終の血圧測定が完了した後予め定められた
一定時間T(たとえば24時間)経過したか否かが
判断される。この判断が否定された場合にはステ
ツプS1が繰り返し実行されるが、ステツプS1の
判断が肯定された場合には続くステツプS2が実
行されることにより、電磁開閉弁48,50が後
述する血圧測定の際の励磁時間(0.7秒程度)と
同じか或いはそれより長い所定時間の間順次励磁
されて、スプール54が血圧測定に先立つてたと
えば1往復アイドリング駆動される。したがつ
て、この実施例においては、ステツプS2および
電磁開閉弁48,50がスプール54をアイドリ
ング駆動するスプール駆動手段に相当する。
【0015】 次に、ステツプS3が実行されて、前
記一定時間Tがそれより所定時間α(たとえば24
時間)だけ長い時間に更新された後、ステツプ
S1以下が再び実行される。そして、かかるステ
ツプS1乃至ステツプS3が繰り返し実行されるう
ち、たとえば図示しない測定開始スイツチが操作
されて血圧測定が開始された場合には、図5に示
される血圧測定ルーチンが割り込んで実行される
一方、前記一定時間Tが当初の設定時間に戻され
る。
【0016】 ここで、上記図5の血圧測定ルーチン
を詳述すると、先ず、ステツプSS1が実行される
ことにより、徐速排気弁18および急速排気弁2
0が共に閉じられるとともに、切換弁46を図3
に示す閉状態から図4に示す開状態に切り換える
べく、すなわちカフ10の昇圧を開始させるべ
く、図3において電磁開閉弁50が短時間(たと
えば0.7秒程度)の間励磁される。次に、ステツ
プSS2が実行されることにより、カフ10の圧力
が予め定められた設定圧(たとえば180mmHg程度
の圧力)に達したか否かが判断される。当初はこ
の判断が否定されるが、カフ10の圧力が設定圧
に達するとステツプSS2の判断が肯定されるの
で、続くステツプSS3が実行されて電磁開閉弁4
8が前記短時間の間励磁されることより切換弁4
6が閉状態とされるとともに徐速排気弁18が開
かれてカフ10内の緩やかな降圧が開始される一
方、かかる降圧過程においてステツプSS4の血圧
測定ルーチンが実行される。この血圧測定ルーチ
ンにおいては、前記脈波信号SMおよびカフ圧信
号SK等に基づいて最高血圧値および最低血圧値
等を決定するための良く知られたアルゴリズムに
従つて最高血圧値および最低血圧値等が決定され
る。次に、ステツプSS5が実行されると、急速排
気弁20が開状態とされることによりカフ10内
が速やかに排圧されるとともに、測定された各血
圧値が表示器42に表示される。
【0017】 上述のように、本実施例によれば、ス
テツプS2をおいて血圧測定に先立つて切換弁4
6のスプール54がアイドリング駆動されること
によつて、Oリング56の外周面とケーシング5
2の内周面との間にこれらの摺動に伴つて油膜が
好適に再生される。このため、たとえ自動血圧測
定装置が長時間放置されていても、血圧測定時に
はスプール54が所望の位置に確実に切り換えら
れる。なおこのような効果は、スプールの1回の
切換えに付与される駆動電力が必要最小限とされ
ている携帯用の自動血圧測定装置において特に顕
著である。
【0018】 以上、本考案の一実施例を図面に基づ
いて詳細に説明したが、本考案はその他の態様に
おいても使用され得る。
【0019】 たとえば、前述の実施例では、最終の
血圧測定が完了した後1回目のアイドリング駆動
が行われるまでの時間および2回目以降のアイド
リング駆動のサイクル時間が共に一定時間Tとし
て24時間に設定されることにより、最終の血圧測
定から24時間経過後に電磁開閉弁48,50が通
常の短時間の励磁時間或いはそれより長い所定時
間励磁されていたが、上記1回目のアイドリング
駆動が行われるまでの時間や2回目以降のサイク
ル時間が比較的短い場合には、電磁開閉弁48,
50は前記短時間励磁するだけでもスプール54
をアイドリング駆動し得て前記油膜の形成状態を
好適に維持し得る一方、上記時間が比較的長い場
合には、電磁開閉弁48,50は前記短時間より
も所定時間長い時間の間励磁されることとなる。
【0020】 また、前述の実施例では、1回のアイ
ドリング駆動時にスプール54は1往復だけ駆動
させられていたが、2回以上の往復駆動であつて
も差し支えない。
【0021】 また、前述の実施例では、開閉弁装置
16に本考案が適用されていたが、カフ10内の
気体を排出する位置と排出しない位置との2位置
においてそれぞれ切り換えられる徐速排気弁18
や急速排気弁20に本考案を適用することも可能
である。
【0022】 また、前述の実施例において圧力源は
ボンベ14にて構成されているが、必ずしもその
必要はなく、空気ポンプ等から構成される圧力源
を備えた自動血圧測定装置においても本考案を適
用し得ることは勿論である。
【0023】 その他一々例示はしないが、本考案は
その趣旨を逸脱しない範囲において種々変更が加
えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2の装置のアイドリング駆動を説明
するためのフローチヤートである。
【図2】 本考案が適用された自動血圧測定装置
の制御回路を示す図である。
【図3】 図2の開閉弁装置の構造を示す断面図
であつて、切換弁の一方の切換状態を示す図であ
る。
【図4】 図3の切換弁の他方の切換状態を示す
図である。
【図5】 図2の装置の血圧測定作動を説明する
ためのフローチヤートである。
【符号の説明】
10……カフ(圧迫装置) 14……ボンベ(圧力源) 46……切換弁 48,50……電磁開閉弁(スプール駆動手段) 54……スプール 58,60……圧力室 ステツプS2……スプール駆動手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体の一部を圧迫する圧迫装置
    と、該圧迫装置と圧力源との間に設けられ、スプ
    ールおよびその軸方向両端側に該スプールを駆動
    するための一対の圧力室を有するとともに、該圧
    力室にそれぞれ接続された電磁開閉弁が択一的に
    短時間励磁されることにより該圧力室が択一的に
    排圧されて、前記圧力源から前記圧迫装置へ気体
    を供給する位置と供給しない位置、あるいは該圧
    迫装置内の気体を排出する位置と排出しない位置
    との二位置において前記スプールが切り換えられ
    る切換弁とを備え、該圧迫装置の圧迫圧力の変化
    に基づいて前記生体の血圧値を自動測定する形式
    の自動血圧測定装置において、 血圧測定に先立つて前記スプールをアイドリン
    グ駆動するスプール駆動手段を設けたことを特徴
    とする自動血圧測定装置。
JP813692U 1992-01-27 1992-01-27 自動血圧測定装置 Granted JPH04117605U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP813692U JPH04117605U (ja) 1992-01-27 1992-01-27 自動血圧測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP813692U JPH04117605U (ja) 1992-01-27 1992-01-27 自動血圧測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04117605U JPH04117605U (ja) 1992-10-21
JPH0515286Y2 true JPH0515286Y2 (ja) 1993-04-22

Family

ID=31899334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP813692U Granted JPH04117605U (ja) 1992-01-27 1992-01-27 自動血圧測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04117605U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04117605U (ja) 1992-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6357058A (ja) 血液ポンプの駆動装置
JP2004286122A (ja) 加圧シリンダの高速駆動方法及びそのシステム
JP2005500214A (ja) 圧力制御方法
JPH0515286Y2 (ja)
JPH052161Y2 (ja)
JPH05344956A (ja) 自動血圧計
JPH0647011A (ja) 血圧計及び脈波計における圧力降下速度制御方法及び装置
JPH048882Y2 (ja)
JPS6441685A (en) Testing device for pump
JPH01104990A (ja) 空気圧縮機
JP2007151940A (ja) 電子血圧計
JP2710335B2 (ja) 自動血圧測定装置
KR960006882A (ko) 최적가압 제어기능을 갖는 혈압계 및 그의 제어방법
JP2985245B2 (ja) 血圧計の電磁排気弁
JP2511331Y2 (ja) 電磁弁
JPH0479249B2 (ja)
JPH0710139Y2 (ja) ボールバルブ装置
JPH0510805Y2 (ja)
JPH04210044A (ja) 自動血圧測定装置
JPH06123287A (ja) エンジンコンプレッサの無負荷運転装置と停止方法
JP2909568B2 (ja) タイヤ圧制御装置
JPS62196954U (ja)
JPH0410805Y2 (ja)
JPH019529Y2 (ja)
JPH0397445A (ja) 血圧計用定速減圧装置及びこれに用いるバルブ装置