JPH0710139Y2 - ボールバルブ装置 - Google Patents

ボールバルブ装置

Info

Publication number
JPH0710139Y2
JPH0710139Y2 JP1988162206U JP16220688U JPH0710139Y2 JP H0710139 Y2 JPH0710139 Y2 JP H0710139Y2 JP 1988162206 U JP1988162206 U JP 1988162206U JP 16220688 U JP16220688 U JP 16220688U JP H0710139 Y2 JPH0710139 Y2 JP H0710139Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
seat ring
solenoid valve
port
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988162206U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0281975U (ja
Inventor
盛生 池松
也寸志 竹内
伸夫 石上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Ball Valve Co Ltd
Original Assignee
Nippon Ball Valve Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Ball Valve Co Ltd filed Critical Nippon Ball Valve Co Ltd
Priority to JP1988162206U priority Critical patent/JPH0710139Y2/ja
Publication of JPH0281975U publication Critical patent/JPH0281975U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0710139Y2 publication Critical patent/JPH0710139Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Taps Or Cocks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ボール弁体の開閉時にシートリングを一時
的にボール弁体から引き離すことにより開閉操作のトル
クの低減を図ったボールバルブ装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来公知のボールバルブとして、弁本体の弁室に連通す
る対向一対のポートを設け、その弁室にボール形の弁体
を挿入すると共に、弁体の弁軸を弁室に被せたボンネッ
トに貫通せしめ、上記弁体の弁孔のまわりに押し付けら
れるシートリングを上記各ポートに挿入し、各ポート端
部に押さえバネを介在してストップリングを嵌合した構
造のものが知られている(例えば、特公昭63−9150号公
報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のボールバルブは、弁体とシートリング間のシール
保持のために、押さえバネによりシートリングを弁体に
押し付ける構造がとれらる。このため、弁体の回動時の
摺動抵抗が大きくなり、開閉操作時のトルクを一定以下
に低減することができない問題がある。
そこで、この考案は開閉操作時に一時的にシートリング
をボール弁体から引き離すことにより、開閉操作に必要
なトルクの低減を図ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記の目的を達成するために、弁体とストッ
プリングとの間にシートリングが進退しうる間隙を設
け、シートリング外周面のポート内側寄りと外側寄りの
2箇所にそれぞれポートの内側と外側に対向した段差面
を設け、各段差面の内外両側にシール手段を設けて2つ
の圧力室を形成し、各圧力室に圧力媒体の供給ポートを
ボールバルブにおいて、弁体の開閉アクチュエータと、
そのアクチュエータに供給する圧力媒体を制御する主電
磁弁、及びシートリングの各圧力室に供給する圧力媒体
を制御する補助電磁弁を設け、上記の主電磁弁と補助電
磁弁の制御回路に、開弁時において補助電磁弁の駆動後
一定の遅延時間をおいて主電磁弁を駆動する第1のタイ
マーと、閉弁時において上記のアクチュエータの閉弁方
向のストローク終了後一定の遅延時間をおいて補助電磁
弁を復帰せしめる第2のタイマーとを設けた構成とした
ものである。
〔作用〕
上記のボールバルブ装置においては、開弁指令により補
助電磁弁を駆動させると、シートリングが引き離され
る。一定時間経過後主電磁弁が駆動され、弁体が開弁さ
れる。また、弁体のアクチュエータが閉弁方向のストロ
ークを終了して閉弁したのち、一定時間経過後補助電磁
弁が復帰し、シートリングが弁体に押し付けられる。
〔実施例〕
第1図に示すボールバルブは、弁本体1の弁室2に連通
する対向一対のポート3、3を設け、上記弁室2にボー
ル形の弁体4を挿入すると共に、弁室2に被せたボンネ
ット5に弁軸6を貫通せしめている。図示のボールバル
ブは、いわゆるトラニオンタイプであり、弁体4の下面
に突設した補助軸7を、弁本体1の軸受孔8に挿入し、
その軸受孔8によってラジアル方向の荷重を受けると共
に、軸受孔8の閉塞蓋9によりスラスト方向の荷重を受
ける。また、各ポート3、3には弁体4の弁孔4′に対
向した一対のシートリング10、10が挿入される。
以上の構成は従来公知のボールバルブと同様であるが、
この考案の場合は各ポート3、シートリング10及びスト
ップリング11の構成において従来のものと相違してい
る。
即ち、各ポート3の内周面には、ポート3の内側が小径
になる段差12が形成される。またストップリング11の内
周面にはポート3の内側が大径になる段差13が形成され
る。シートリング10の外端とストップリング11との間に
は、内端を弁体4に当接させた状態で、シートリング10
の移動用の間隙g1が存在する。また、シートリング10の
外周面には、ポート3の内周面の前記段差12と対向する
内向きの段差面14が形成され、またストップリング11と
対向する外向き段差面15が形成される。
このような段差面14、15が形成されることにより、シー
トリング11の外周面は、両段差面14、15は挟まれた部分
が大径部、内向きの段差面14と内端との間が中径部、外
向き段差面15と外端との間が小径部の三段に形成され
る。
また、上述の段差12と内向き段差面14間の間隙g2、及び
ストップリング11の端面と外向き段差面15間の間隙g
3は、第1図のようにシートリング11を弁体4に当接し
た状態で、いずれも前述の間隙g1より大きく形成され
る。このため、シートリング10は間隙g1の範囲で自由に
移動することができる。
また、シートリング10の小径部分の外周面にはポート3
の内周面に圧接するOリング16が装着され、また大径部
分の外周面にもポート3の内周面に圧接するOリング17
が装着される。これらのOリング16、17に囲まれた部分
は、前述の間隙g2を含む第1の圧力室18、即ちポート3
の内側寄りの圧力室18を構成する。また、ストップリン
グ11の外周面には、ポート3の内周面に圧接するOリン
グ19が装着され、その内周面には、シートリング10の小
径部分に圧接するOリング20が装着される。これらのO
リング19、20及び前記の大径部分のOリング17に囲まれ
た部分は第2の圧力室21、即ち、ポート3の外側寄りの
圧力室21を構成する。
弁本体1には、上記の各圧力室18、21に圧力媒体を供給
する供給ポート22、23がそれぞれ設けられる。
第2図は、上述のボールバルブの駆動装置を示すもので
ありボンネット5上に取付台25を設け、弁体4を駆動す
るためのエアシリンダ26を取付けている。エアシリンダ
26のピストンはケース27の内部において弁軸6を回転駆
動できるように連結されている。エアシリンダ26には主
電磁弁28を経て圧力エアーが供給される。エアシリンダ
26のケース27上には、ストロークの両端においてストラ
イカー32により作動される開リミットスイッチ29と、閉
リミットスイッチ30が設けられる。
また、前述の各供給ポート22、23には、補助電磁弁31を
経て圧力エアーが供給される。
第3図の(a)図から(d)図は、上記ボールバルブの
作動を経時時に示すものである。(a)図は弁体4が閉
弁状態にあり、外側寄り圧力室21に圧力エアーを供給し
てシートリング10を弁体4に押し付けている状態を示し
ている。(b)図は内側寄り圧力室18に圧力エアーを供
給してシートリング10を弁体4から引き離した状態、
(c)図は(b)図の状態から弁体4を90度回動させて
開弁した状態、(d)図は(c)図の状態から外側寄り
圧力室21に圧力エアーを供給し、シートリング10を押し
付けた状態を示している。(d)図の開弁状態から閉弁
する場合は上記の逆の工程をたどる。
第4図は上述の作動を行わせるための制御回路、第5図
はそのシーケンスチャートである。
第4図において、34、35、36は電磁リレー、37、38はデ
ィレイリレーであり、1秒の遅延時間をもつ。28は前述
の主電磁弁、31は前述の補助電磁弁である。また開PBは
開ボタン、閉PBは閉ボタン、29は前述の開リミットスイ
ッチ、30は閉リミットスイッチを示す。
上記制御回路の作動を第5図のシーケンスチャートに基
づいて説明する。
いま、第3図の(a)図のように、閉弁状態においてシ
ートリング10を押し付けた状態にあるとき、開ボタンを
押すと、リレー34が励磁され、これにより補助電磁弁31
が通電状態となる。補助電磁弁31への通電により、内側
寄り圧力室18に圧力エアーが供給され、シートリング10
が引き離される。(同(b)図参照) 一方、リレー34の励磁により、ディレイリレー38が遅延
動作を開始し、約1秒後にオンになると、主電磁弁28が
通電状態となり、弁体4は開弁される(同(c)図参
照)。弁体4を開弁させるエアシリンダ26のストローク
の終了点で、開リミットスイッチ29がオンとなり、ディ
レイリレー38が遅延動作を開始し、約1秒後でオンにな
ると、補助電磁弁31を非通電状態とし、圧力エアーを外
側寄り圧力室21に供給し、シートリング10を弁体4に押
し付ける(同(d)図参照)。
次に(d)図の状態から閉ボタンを押すと、リレー35が
励磁され、補助電磁弁31が通電状態となりシートリング
10が引き離される(同(c)図)。また、リレー35の励
磁によりディレイリレー38が遅延動作を開始し、約1秒
後でオンになると主電磁弁28が非通電状態となり、弁体
4が閉弁される。(同(b)図)。
弁体4を閉弁させるエアシリンダ26のストロークの終了
点で閉リミットスイッチ30がオンとなり、ディレイリレ
ー37が遅延動作を開始し、前述の場合と同様の作用で一
定時間経過後シートリング10が弁体4に押し付けられる
(同(a)図)。
上述の制御回路は、開弁状態においてシートリング10を
弁体4に押し付けるようにしているが(同(d)図)、
開弁時には必ずしもシールを図る必要はないので、第6
図の(a)図から(c)図、(c)図から(a)図の工
程を実施するだけでもよい。この場合は開弁時にシート
リング10を押し付ける工程が省略される。第7図はこの
場合のシーケンスチャートである。
〔考案の効果〕
以上のように、ボールバルブ装置は、開弁の際には第1
のタイマー(実施例のディレイリレー38)により、シー
トリングを引き離したのち一定の時間をおいて弁体を開
方向に回動させる。また、閉弁後は第2のタイマー(実
施例のディレイリレー37)により、弁体を閉方向に回動
させたのち、一定の時間をおいてシートリングを押し付
けるようにしている。したがって、ボタン操作による開
閉の指令を与えるだけで、弁体を回動させる前に予めシ
ートリングを引離しておく動作を、自動的に確実に実行
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のボールバルブの断面図、第2図はボー
ルバルブ装置の一部を示す側面図、第3図の(a)図か
ら(d)図はボールバルブの作用を示す断面図、第4図
は制御回路図、第5図は上記制御回路のシーケンスチャ
ート、第6図の(a)図から(c)図は他の実施例の作
用を示す断面図、第7図は第6図のシーケンスチャート
である。 1……弁本体、2……弁室、3……ポート、4……弁
体、5……ボンネット、6……弁軸、10……シートリン
グ、11……ストップリング、12、13……段差、14……内
向き段差面、15……外向き段差面、16、17……Oリン
グ、18……圧力室、19、20……Oリング、21……圧力
室、22、23……供給ポート、26……エアシリンダ、28…
…主電磁弁、31……補助電磁弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁本体の弁室に連通する対向一対のポート
    を設け、上記弁室にボール形の弁体を挿入すると共に、
    弁体の弁軸を弁室に被せたボンネットに貫通せしめ、上
    記弁体の弁孔のまわりに押し付けられるシートリングを
    上記各ポートに挿入し、各ポート端部にストップリング
    を嵌合し、弁体とストップリングとの間にシートリング
    が進退しうる間隙を設け、シートリング外周面のポート
    内側寄りと外側寄りの2箇所にそれぞれポートの内側と
    外側に対向した段差面を設け、各段差面の内外両側にシ
    ール手段を設けて2つの圧力室を形成し、各圧力室に圧
    力媒体の供給ポートを設けたボールバルブにおいて、弁
    体の開閉アクチュエータと、そのアクチュエータに供給
    する圧力媒体を制御する主電磁弁、及びシートリングの
    各圧力室に供給する圧力媒体を制御する補助電磁弁を設
    け、上記の主電磁弁と補助電磁弁の制御回路に、開弁時
    において補助電磁弁の駆動後一定の遅延時間をおいて主
    電磁弁を駆動する第1のタイマーと、閉弁時において上
    記のアクチュエータの閉弁方向のストローク終了後一定
    の遅延時間をおいて補助電磁弁を復帰せしめる第2のタ
    イマーとを設けたことを特徴とするボールバルブ装置。
JP1988162206U 1988-12-13 1988-12-13 ボールバルブ装置 Expired - Lifetime JPH0710139Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988162206U JPH0710139Y2 (ja) 1988-12-13 1988-12-13 ボールバルブ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988162206U JPH0710139Y2 (ja) 1988-12-13 1988-12-13 ボールバルブ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0281975U JPH0281975U (ja) 1990-06-25
JPH0710139Y2 true JPH0710139Y2 (ja) 1995-03-08

Family

ID=31445824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988162206U Expired - Lifetime JPH0710139Y2 (ja) 1988-12-13 1988-12-13 ボールバルブ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0710139Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100782900B1 (ko) * 2005-05-13 2007-12-06 이성수 볼밸브 및 이를 이용한 밸브 개폐시스템

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5508970B2 (ja) * 2010-07-09 2014-06-04 日本ボールバルブ株式会社 ボールバルブ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3994760A (en) * 1975-07-11 1976-11-30 American Optical Corporation Apparatus and improved method of bonding a polarizing film to an optical substrate without distorting the uniform direction of polarization
JPS5214848A (en) * 1975-07-25 1977-02-04 Hitachi Ltd Start delay protective device in ward-leonard system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100782900B1 (ko) * 2005-05-13 2007-12-06 이성수 볼밸브 및 이를 이용한 밸브 개폐시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0281975U (ja) 1990-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5507316A (en) Engine hydraulic valve actuator spool valve
US5448973A (en) Method of reducing the pressure and energy consumption of hydraulic actuators when activating engine exhaust valves
JPH06207677A (ja) 弁およびその作動器
JPH0710139Y2 (ja) ボールバルブ装置
US2853976A (en) Four way, solenoid actuated, fluid operated valve
US4253640A (en) Actuation system for valve with compound closure movement
JPS605160Y2 (ja) 方向切換弁
JPH037656Y2 (ja)
JP3854366B2 (ja) パイロット式電磁弁
JPS6217664Y2 (ja)
JPS5831008Y2 (ja) 電磁制御弁
JP2815743B2 (ja) 油圧式動力伝達継手
US4458715A (en) Solenoid actuated control valve
JPS62465Y2 (ja)
JPH0315886Y2 (ja)
JPS6291004U (ja)
JPS631097Y2 (ja)
JPH0535313B2 (ja)
JPS6229738Y2 (ja)
JPH10213235A (ja) 仕切弁
JPH05172158A (ja) 油圧式動力伝達継手
JPS6229737Y2 (ja)
JPH05187459A (ja) 油圧式動力伝達継手
JPH087117Y2 (ja) 可変容量型圧縮機の容量可変装置
JP2553549Y2 (ja) 制動液圧制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term