JPH037656Y2 - - Google Patents

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JPH037656Y2
JPH037656Y2 JP17345386U JP17345386U JPH037656Y2 JP H037656 Y2 JPH037656 Y2 JP H037656Y2 JP 17345386 U JP17345386 U JP 17345386U JP 17345386 U JP17345386 U JP 17345386U JP H037656 Y2 JPH037656 Y2 JP H037656Y2
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shaft
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  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は比例制御弁に関し、特に、駆動源に
圧電素子等の素子を用いた比例制御弁に関するも
のである。
〔従来技術およびその問題点〕
一般に、比例制御弁としては実開昭57年第
174873号公報に示されているものが知られている
が、この比例制御弁にあつては第3図に示すよう
な構成を有している。
すなわち、第3図に示される比例制御弁は、シ
ヤフト34が収納されている固定コア31の外周
に巻回されたソレノイド35を励磁することによ
つてシヤフト34と軸方向に一体に設けたプラン
ジヤ36に作用する吸引力と、シヤフト34を付
勢するばね37およびシヤフト34と同軸に配置
されたベローズ38による反力が釣り合うことに
よつて弁体38が移動し、弁体33と弁座32と
の開度を比例的に制御して、ポート39,40間
の流量を制御している。
このために、各部材間の摩擦や流体抵抗により
ヒステリシスが発生したり、また、プランジヤと
ばねおよびベローズとの釣り合いを保つために連
続的に通電しなければなず、しかも、精度を高め
るためには大きな電流を必要とするなどの問題点
を有していた。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決決したものであつて、消費電力を低減す
ることができるとともに、精度ならびに応答性を
向上させることのできる比例制御弁を提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕 上記の問題点を解決するためにこの考案は、ケ
ーシングに移動可能にシヤフトを配設するととも
に、該シヤフトによつて移動される弁体を設け、
この弁体がケーシングに設けた弁座に着座し得る
ようにしてポート間を開閉する比例制御弁におい
て、前記シヤフトに、信号入力時にそれに対する
緊締状態を解除するとともに、前記ケーシングに
固定されている第1の素子と、該第1の素子と同
様に信号入力時に前記シヤフトに対する緊締状態
を解除する第3の素子と、前記第1および第3の
素子の間に配設されるとともに、信号入力時に前
記シヤフトの軸線方向に変位する少なくとも1つ
の第2の素子とを配設した手段を採用したもので
ある。
〔作用〕
この考案は上記の手段を採用したことにより、
第1の素子と第3の素子とをシヤフトに対して緊
締あるいはその解除を行ない、いずれか一方の素
子の緊締時に第2の素子がシヤフトの軸線方向に
変位することでシヤフトを移動し、このシヤフト
に連動する弁体を弁座に対して移動してポート間
の連通状態を比例的に変化させることとなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図にはこの考案による比例制御弁の概略構
成が示されていて、上端が閉塞したケーシング1
の内部には上室2と下室3とが設けられ、両室
2,3間にはシヤフト4の挿通用の孔5が設けら
れている。
そして、前記両室2,3を貫通しているシヤフ
ト4の挿通用の孔5にはシヤフト4が挿通すると
ともに、シヤフト4とケーシング1との間には前
記上室2と下室3との間をシールするシール部材
6が設けられている。
前記下室3の内部において、前記シヤフト4の
下端には弁体7が一体に設けられ、この弁体7は
前記下室3に設けられた2つのポート8,9のう
ちの一方のポート8に設けられた弁座10に着座
可能となつている。
また、前記シヤフト4の前記上室2の内部に位
置する部分には、3つの圧電素子11,12,1
3が設けられている。
すなわち、3つの圧電素子11,12,13の
うちの1つの圧電素子11は前記シヤフト4を貫
通させた状態で緊締しているとともに、前記ケー
シング1に固定され、また、1つの圧電素子13
は前記圧電素子11と同様にシヤフト4を挿通さ
せた状態で緊締しており、そして、他の1つの圧
電素子12は前記2つの圧電素子11,13の間
に位置してシヤフト4に対して所定の間隙を有し
ている。
そして、上記の3つの圧電素子11,12,1
3のうちの上下2つの圧電素子11,13は、通
電時には半径方向に拡がるように、すなわち、前
記シヤフト4に対する緊締状態を解除するように
作動するものであり、また、中央の圧電素子12
は通電時には前記シヤフト4の軸線方向に伸張す
るように作動するようになつている。
つぎに前記のものの作用について説明する。
まず、初期の状態にあつては、シヤフト4およ
び弁体7は図示の状態よりわずかに下方に、すな
わち、弁体7が弁座10に着座してポート8,9
間が下室3で閉塞した状態となつている。
このような状態から、前記圧電素子11に通電
すると、これによつて圧電素子11がシヤフト4
に対する緊締状態を解除し、また、この時圧電素
子13はシヤフト4に対して緊締状態となつてい
る。
したがつて、上記のように圧電素子11に通電
した状態で圧電素子12に通電すると、この圧電
素子12はシヤフト4の軸線方向に伸張し、しか
も、前記圧電素子11はケーシング1に固定され
ているのでシヤフト4は圧電素子12および13
の作用によつて図示の上方に移動され、これによ
つて弁体7が弁座10から離間してポート8およ
び9は連通することとなる。
こののち、前記圧電素子13に通電してシヤフ
ト4に対する緊締を解除するとともに、圧電素子
11の通電を停止してシヤフト4を緊締し、ま
た、圧電素子12の通電を停止して復帰すれば、
各圧電素子11,12,13は初期の状態に復帰
するとともに、各圧電素子11,12,13に対
してはシヤフト4が前記圧電素子12の伸張した
分だけ上方に移動した状態で保持されることとな
る。
したがつて、このような動作中にあつては、前
記圧電素子12に通電する電圧に応じて前記圧電
素子12の伸張量を制御することができるので比
例的に前記弁座10に対する弁体7の移動量を制
御することができ、また、上記の作動を繰り返す
ことによつて、前記弁座10に対して弁体7を、
所謂、インチウオームで移動して開口することも
でき、ポート8,9間の流体の移動量を制御する
ことができるものである。
また、前記の緊締用以外の圧電素子12を複数
個用いた場合にあつては、使用した圧電素子の伸
張内容に応じて弁座10に対して弁体7を移動さ
せることができるものである。
第2図にはこの考案による比例制御弁の第2の
実施例が示されていて、ケーシング14の上端に
はシヤフト15が突出した状態で設けられ、ま
た、このシヤフト15の前記ケーシング14内の
下端には調圧ばね16が設けられ、そして、この
調圧ばね16の下端には調圧ベローズ17が設け
られ、調圧ベローズ17の中央部にはリリーフ弁
18が設けられている。
また、前記リリーフ弁18のロツド19の下端
はポート20,21間に位置し、ばね22によつ
て両ポート20,21間の通路を閉塞する方向に
付勢されている弁体23の上端と当接している。
そして、前記ケーシング14の上端に突出して
いるシヤフト15には、前記実施例と同様に、ま
ず、ケーシング14に固定されるとともに、前記
シヤフト15を緊締している圧電素子24と、こ
の圧電素子24の上部に位置し、シヤフト15と
の間に間隙が設けられて、シヤフト15の軸方向
に変位する圧電素子25と、この圧電素子25の
上部に設けられて、前記シヤフト15を緊締して
いる圧電素子26とが設けられている。
つぎに前記のものの作用について説明する。
まず、図示の状態にあつては両ポート20,2
1間が弁体23が弁座23aに着座することで閉
塞されており、圧電素子24に通電すると、圧電
素子24はシヤフト15に対する緊締を解除し、
一方、圧電素子26はシヤフト15に対して緊締
状態となつている。
したがつて、この状態で圧電素子25に通電し
て圧電素子25をシヤフト15の軸方向に縮小す
るとシヤフト15はこの圧電素子25の縮小時に
一体に下方に移動する。
こののち、前記圧電素子24の通電を停止して
てシヤフト15を緊締し、前記圧電素子26に通
電してシヤフト15に対する緊締を解除するとと
もに、圧電素子25の通電を停止して初期の状態
とし、こののち前記圧電素子26の通電を停止す
れば、各圧電素子24,25,26は初期の状態
に復帰するとともに、各圧電素子24,25,2
6に対してシヤフト15が前記圧電素子25の縮
小分だけ下方に移動した状態に保持されることと
なる。
これによつて前記調圧ばね16、調圧ベローズ
17およびロツド19を介して弁体23が下降し
て両ポート20,21間を連通するものである。
この時の前記シヤフト15の移動量は前記圧電
素子25の通電量に応じて比例的に移動させるこ
とができ、したがつて、両ポート20,21間の
連通を比例的に制御することができるものであ
り、また、上記の作動を繰り返すことによつて、
前記弁座23aに対して弁体23を、所謂、イン
チウオームで移動して開口することもでき、ポー
ト20,21間の流体の移動量を制御することが
できるものである。
なお、前記各実施例においては、圧電素子を用
いた場合を示したが、これに限定することなく、
電歪素子や磁歪素子等を用いることができ、使用
する素子に応じて入力信号を決定するもであり、
また、使用する素子の個数は3個に限定されない
ことは勿論である。
〔考案の効果〕
この考案は、ケーシングに移動可能にシヤフト
を配設するとともに、該シヤフトによつて移動さ
れる弁体を設け、この弁体がケーシングに設けた
弁座に着座し得るようにしてポート間を開閉する
比例制御弁において、前記シヤフトに、信号入力
時にそれに対する緊締状態を解除するとともに、
前記ケーシングに固定されている第1の素子と、
該第1の素子と同様に信号入力時に前記シヤフト
に対する緊締状態を解除する第3の素子と、前記
第1および第3の素子の間に配設されるととも
に、信号入力時に前記シヤフトの軸線方向に変位
する少なくとも1つの第2の素子とを配設したこ
とにより以下のような効果を有するものである。
(a) シヤフトの駆動用の素子は、特に、圧電素子
や電歪素子を用いた場合には、電圧駆動であつ
て電流は微小であり、従来のソレノイドやモー
タ式に対して消費電力を非常に低くするとがで
き、また、中立位置においても非通電状態で固
定することができる。
(b) 使用する素子自体の応答性が高いので比例制
御弁自体の応答性が高くなる。
(c) 弁座に対する弁体の移動を通電パルス数や電
圧によつて行うことができるので分解能が高く
なり、細かい開閉制御を行なうことができる。
(d) 摩擦や流体圧、流体抵抗による影響を受けな
いためにヒステリシスが無く、精度が高くな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例を示す概略構
成図、第2図は第2の実施例を示す概略図、第3
図は従来のものを示す概略図である。 1,14……ケーシング、2……上室、3……
下室、4,15,34……シヤフト、5……孔、
6……シール部材、7,23,33……弁体、
8,9,20,21,39,40……ポート、1
0,23a,32……弁座、11,12,13,
24,25,26……圧電素子、16……調圧ば
ね、17……調圧ベローズ、18……リリーフ
弁、19……ロツド、22,37……ばね、31
……固定コア、35……ソレノイド、36……プ
ランジヤ、38……ベローズ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ケーシング1,14に移動可能にシヤフト
    4,15を配設するとともに、該シヤフト4,
    15によつて移動される弁体7,23を設け、
    該弁体7,23が弁座10,23aに着座し得
    るようにしてポート8,9,20,21間を開
    閉する比例制御弁において、前記シヤフト4,
    15に、信号入力時にそれに対する緊締状態を
    解除するとともに、前記ケーシング1,14に
    固定されている第1の素子11,24と、該第
    1の素子11,24と同様に信号入力時に前記
    シヤフト4,15に対する緊締状態を解除する
    第3の素子13,26と、前記第1の素子1
    1,24および第3の素子13,26の間に配
    設されるとともに、信号入力時に前記シヤフト
    4,15の軸線方向に変位する少なくとも1つ
    の第2の素子12,25とを配設し、前記第2
    の素子12,25への信号入力時に、前記弁体
    7,23が前記弁座10,23aに対し入力信
    号の内容に応じて移動することを特徴とする比
    例制御弁。 (2) 前記各素子11,24,12,25,13,
    26は圧電素子である実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の比例制御弁。
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