JP2504847Y2 - ガス用絞り弁装置 - Google Patents

ガス用絞り弁装置

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JP2504847Y2
JP2504847Y2 JP12380289U JP12380289U JP2504847Y2 JP 2504847 Y2 JP2504847 Y2 JP 2504847Y2 JP 12380289 U JP12380289 U JP 12380289U JP 12380289 U JP12380289 U JP 12380289U JP 2504847 Y2 JP2504847 Y2 JP 2504847Y2
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JP
Japan
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valve
valve seat
flow rate
small
gas
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JP12380289U
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晃 菅原
猛 飯沼
利光 菅原
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株式会社ミクニアデック
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ガス器具へ供給されるべきガス流量を制御
し得るガス用絞り弁装置に関する。
〔従来の技術〕
第4図はこの種従来のガス用絞り弁装置の基本構成を
示しているが、この方式のものは図から明らかなよう
に、単一の弁座口Aと協働する弁体Bを上下動させるこ
とによって弁座口Aの開度を制御し、それによってガス
供給源からガスガバナーGを介してガスノズルNへ給送
されるガス流量を制御するようになっている。このよう
に従来のものでは、単一の絞り弁でガス流量を最大から
最小まで制御するようになっているため、弁座口及び弁
体の加工精度の点や流体力学的な理由から、実用上の絞
り比(最小ガス流量と最大ガス流量との比)は1/4〜1/5
が限界であった。この限界は、他の形式の比例制御弁の
場合も同様である。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、近年ガス給湯器は大型化して最大ガス流量
は大きくなっているが、使用の便宜上最小ガス流量は従
来通り或いはそれ以下にして少量の湯に対しても適温に
制御することができるようにする必要があるため、結果
的に上記絞り比は大きくならざるを得ないのが実情であ
る。従来この要求に応ずるため、上述の如き比例制御弁
の下流側のガス流路に流路切替え用の電磁弁を設置し、
この電磁弁の切替えにより使用バーナーを切替えること
により器具全体として見掛け上絞り比を大きくしたよう
な方式のものが提案され使用されている。しかしなが
ら、この方式のものでは、バーナーの切替え時に有害な
燃焼生成物が出ることや制御性が悪いなどの問題があっ
た。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、構
成が簡単であり、且つ切替えなしに絞り比を大きくとれ
る絞り弁を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案によるガス用絞り
弁装置は、弁箱内に対向配置された大小一対の弁座口
と、一本の弁棒上に設けられていて一対の弁座口と夫々
協働する大小一対の弁体とを備え、小流量域では弁棒の
動きによる小弁座口と小弁体との協働によってのみ流量
が決定されて大弁体は大弁座口を全閉状態に維持し、又
大流量域では弁棒の動きによる大弁座口と大弁体との協
働により流量が決定されるようにしたものである。
〔作用〕
弁棒が開弁方向へ動かされると、先づ小弁体が小弁座
口から徐々に脱出して小弁座口の開度が徐々に増大す
る。この間大弁体は大弁座口を閉じた状態に維持する。
弁棒が更に開弁方向へ動かされると、小弁体は小弁座口
より完全に脱出し、これと同時に大弁体が大弁座口を開
き初めて徐々にその開度を増大せしめる。大弁座口の開
度が所定の開度に達したとき、弁棒はストッパーにより
停止せしめられる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図は第1実施例を示しており、図中、1はガス入
口1aとガスガバナーGとガス出口1bとを有する弁箱、2
は弁箱1内に気密的に嵌着されていて小弁座口2aと大弁
座口2bと大小弁座口2a,2bをガス出口1bに連通させるた
めの複数の開口2cを有する弁座体、3は弁箱1に気密的
に取付けられた蓋体、4は蓋体3に固定された励磁コイ
ルアッセンブリ、5は小弁座口2aと協働して小弁座口2a
の開度を制御し得る小弁体5aと,大弁座口2bと協働して
大弁座口2bの開度を制御し得る大弁体5bと、蓋体3と励
磁コイルアッセンブリ4内の互いに連通した中心孔3a,4
aに共通に気密的且つ摺動可能に嵌装されたプランジャ
ー部5cとを備えた弁棒、6は弁棒5上に固定されたスプ
リング受け7と大弁体5bとの間に張架されていて大弁体
5bを閉弁方向へ弾圧するコイルスプリング、8は弁座体
2と蓋体3との間に介装されていて弁座体2を左方へ弾
圧するコイルスプリング、9は励磁コイルアッセンブリ
4の中心孔4a内に気密的に螺入されていて弁棒5の端部
が摺動可能に嵌入せしめられている盲孔9aを有する栓体
である。この場合、励磁コイルアッセンブリ4とスプリ
ング4aとプランジャー部5cとはリニア型ソレノイドアク
チュエータを構成していて励磁コイルに供給される電流
の大きさに比例して弁棒5を図示位置右方へ全ストロー
ク移動させることができ、又励磁コイルへの通電を遮断
すればスプリング10の弾力により弁棒5は直ちに図示の
最小流量制御位置へ戻されるようになっている。又、大
弁体5bは弁棒5上に摺動可能に装架されていて、小弁体
5aが図示位置から小弁座口2aを全開する位置まで移動す
る間(距離L)即ち小流量域では、スプリング6により
弾圧されて大弁座口2bを閉塞した位置に保持され得るよ
うになっている。
本案装置は上記のように構成されているから、励磁コ
イルに通電されない状態では弁棒5は図示位置に保持さ
れ、小弁座口2aのみが最小開度に維持される。従って、
ガス供給源からガス入口1aへ送り込まれたガスはガスガ
バナーGにより整圧されて矢印方向へ流れ、最小開度に
維持された小弁座口2aを通過し、開口2cを介してガス出
口1bより流出する。即ち、この状態では、ガス流量は最
小値に維持される。次に、励磁コイルに通電されると供
給電流の大きさに比例して弁棒5は図示位置より右方へ
移動するが、距離Lだけ移動し終わるまでは大弁体5bは
スプリング6に弾圧され続けて図示の開弁位置に保持さ
れ、小弁座口2aは小弁体5aの右方への移動と共に徐々に
開度を増大せしめられて、ガス流量を徐々に増大せしめ
る。このようにして小流量域での制御が行なわれ、距離
Lだけ移動した時小弁座口2aは全開せしめられて、中間
のガス流量が決定される(第2図参照)、弁棒5が更に
右方へ移動せしめられると、大弁体5bは弁棒5と共に右
方へ移動して大弁座口2bを開き、その開度を徐々に増大
せしめて弁棒5が最大ストローク移動せしめられた時大
弁座口2bを全開する。この間に大流量域での制御が行な
われ、ガス流量は最大値に達する(第2図参照)。かく
して、第2図に示す如く、励磁コイルへ供給される電流
値に応じて小流量域から大流量域に至る全域に亘ってガ
ス流量は直線的に制御され得る。励磁コイルへの通電を
遮断すれば、弁棒5は何れの移動位置にあっても、スプ
リング10により直ちに左方へ移動せしめられ、先づ、大
弁座口2bが閉じられ、続いて小弁座口2aが最小開度とな
る。尚、小弁座口2aが全開しても大弁座口2bが閉塞され
ている状態では、中間流量以上のガスが流れないよう
に、小弁座口2aと小弁体5aの相対形状及び位置が選定さ
れている。
第3図は第2実施例を示しているが、この実施例は弁
棒を移動させるアクチュエータとして回転機が使用され
ている点で第1実施例とは異なる。即ち、蓋体3内に
は、直流モータ11と,該モータの出力軸に固着されたピ
ニオン12と,蓋体3に枢支されていてピニオン12に噛合
した中間ギヤー13と,弁棒5に形成されたリードスクリ
ュー5dに螺合し且つ中間ギヤー13に噛合せしめられた駆
動ギヤー14とが配設されていて、これらによりアクチュ
エータが構成されている。15は弁棒5に固着された最小
流量を決定するためのラジアルストッパー、16は弁棒5
に固着された最大流量を決定するためのラジアルストッ
パー、17は蓋体3とスプリング受け7との間に介装され
ていて弁棒5を左方へ弾圧するコイルスプリング、18は
弁棒5の移動位置を検出するためのリニアポジションセ
ンサー、19はラジアルストッパー15が駆動ギヤー14に当
接することにより決定される弁棒5の最左方位置(第1
図に示す位置)即ち最小流量制御位置を基準としてモー
タ11の回転回数即ちピニオン12の回転回数から弁棒5の
移動位置を割り出すための回転回数検出センサーであ
る。この場合、弁棒5は、ラジアルストッパー16が蓋体
3に嵌着された回り止めガイドの溝3aに嵌合せしめられ
ていることにより、軸方向には移動可能であるが、回転
方向へは動き得ないようになっている。尚、第3図は弁
棒5が最右端位置まで移動せしめられてガス流量が最大
値である状態を示している。
第2実施例は上記のように構成されているから、図示
位置でモータ11を逆転させれば、ピニオン12及び中間ギ
ヤー13を介して駆動ギヤー14も逆転され、その結果弁棒
5は左方へ移動せしめられて、第1実施例において説明
したように先づ大弁体5bにより大弁座口2bが閉じられて
(鎖線図示)中間のガス流量が決定され、次に第1図に
示した如き最小流量制御位置に達してモータ11は停止せ
しめられる。尚、弁棒5の移動に伴うガス流量制御の詳
細は第1実施例の場合と同じであるので説明を省略す
る。又、上記説明から明らかな如く、実際にはセンサー
18及び19は何れか一方のみが使用される。
〔考案の効果〕
上述の如く本考案によれば、比較的簡単な構成で絞り
比が1/10程度に達する広範囲に亘りガス流量を連続的に
制御することができ、その結果、ガス器具の安定燃焼に
貢献することができると共に、ガス器具の利便性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す断面図、第2図は本
考案によるガス用絞り弁装置の制御特性を示す図、第3
図は本考案の第2実施例を示す断面図、第4図は従来の
ガス用絞り弁装置の基本構成を示す概略図である。 1……弁箱、2a……小弁座口、2b……大弁座口、5……
弁棒、5a……小弁体、5b……大弁体、6……スプリン
グ、7……スプリング受け。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁箱内に対向配置された大小一対の弁座口
    と、一本の弁棒上に設けられていて上記一対の弁座口と
    夫々協働する大小一対の弁体とを備えていて、小流量域
    では上記弁棒の動きによる上記小弁座口と小弁体との協
    働によってのみ流量が決定されて上記大弁体は上記大弁
    座口を全閉状態に維持し、又大流量域では上記弁棒の動
    きによる上記大弁座口と大弁体との協働により流量が決
    定されるようにしたガス用絞り弁装置。
JP12380289U 1989-10-23 1989-10-23 ガス用絞り弁装置 Expired - Lifetime JP2504847Y2 (ja)

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JPH0364336U JPH0364336U (ja) 1991-06-24
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