JPS6229731Y2 - - Google Patents

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JPS6229731Y2
JPS6229731Y2 JP14242182U JP14242182U JPS6229731Y2 JP S6229731 Y2 JPS6229731 Y2 JP S6229731Y2 JP 14242182 U JP14242182 U JP 14242182U JP 14242182 U JP14242182 U JP 14242182U JP S6229731 Y2 JPS6229731 Y2 JP S6229731Y2
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valve body
valve
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pilot valve
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、パイロツト弁体を電磁駆動手段等に
より多段階に変位させ弁開度を多段式に調整しう
る弁装置に関する。
従来の流量を調整する弁装置は、直動形及びパ
イロツト形がある。直動形弁装置は、弁体の開弁
にステムの移動により直接弁体を持ち上げる構成
であり、ステムを移動させるために大きな力が必
要になり、大型の弁装置には適用することができ
ない欠点があつた。
また、従来のパイロツト形弁装置は、弁体と、
弁体の開口部を開閉するパイロツト弁体と、該パ
イロツト弁体を収納する室及び上流側流路を電磁
弁等を介して連通する連通路とよりなり、電磁弁
の開閉によりまずパイロツト弁体を上下動させ、
この上下動を介して上記弁体を開閉させており上
記ステム移動用の大なる力を必要としないもので
あるが、電磁弁及び連通路の構成が面倒であると
いう欠点があり、又弁体は開弁するか閉弁するか
の何れかであり弁開度を調整することができない
欠点を有していた。
本考案は弁体の開口部を開放閉塞するパイロツ
ト弁体を電磁駆動手段等により多段式に変位しう
るようにして、簡単な構成及び小なる外力で弁開
度を多段式に調整させえ上記諸欠点を除去した弁
装置を提供することを目的としたものであり、そ
の構成は、弁本体と、該弁本体内に形成された弁
座に離、着座して流路を連通、遮断する弁体と、
該弁本体と該弁体とにより画成され、上流側流路
に絞りを介して連通された室部と、該弁体に設け
られて該室部と下流側流路とを連通する開口部
と、該室部にのぞんで変位自在に配され該開口部
を開放閉塞するパイロツト弁体と、該パイロツト
弁体に個別に係合される係合部材を夫々駆動変位
自在に有する複数の駆動手段とよりなり、該複数
の駆動手段が順次作動して該各係合部材を順次異
なる位置まで変位させ該パイロツト弁体を多段式
に変位せしめるよう構成したものである。
次に、その一実施例につき説明する。
第1図は本考案になる弁装置の一実施例の閉弁
状態を示す縦断面図である。
弁装置1は、定量弁として液体管路中に設けて
あり、第1図に示す如く、弁本体2と、弁体3
と、弁体3を閉弁方向に附勢するばね4と、外部
信号により操作されて上下移動するパイロツト弁
体5(ばね23により閉弁方向に附勢される)
と、パイロツト弁体5を駆動変位させる第1及び
第2の電磁駆動手段21,22とより大略構成さ
れる。又6は室部で、弁本体2及び弁体3により
画成さればね4及びパイロツト弁体5を収納す
る。更に7は連通路で、室部6及び上流側流路8
を連通し途中に絞り9を有する。
弁体3は、筒状で底部3aに開口部3b及びそ
の内側の弁座3cを有し、弁本体2に図中上下方
向摺動可能に嵌入して支持されている。また弁体
3は、弁本体2の弁座10に着座して閉弁するこ
とにより上流側流路8と下流側流路11とを遮断
している。弁体3の外径は弁座10の外径より大
きい。パイロツト弁体5は、弁本体2のカバー2
aの中心に図中上下方向摺動可能に嵌入してお
り、下端の弁本体5aが弁体3の弁座3cに対向
し且つ上端に係合部5bを有している。パイロツ
ト弁体5は、その上下移動により開口部3bの弁
座3cに離着座し、その開弁により、室部6と下
流側流路11とが連通する。
第1の電磁駆動手段21はソレノイド21aに
ロツド21bを図中上下方向摺動自在に配してな
る。ロツド21b下端の係合部21b−1は第1
図中レベルAでパイロツト弁体5の係合部5bに
係合しておりレベルA,B間で上下動自在であ
る。第2の電磁駆動手段22は、同様にソレノイ
ド22a、ロツド22bを有し、ロツド22b下
端の係合部22b−1は第1図中同じくレベルA
で係合部5bに係合しレベルA,C間で上下動自
在である。尚ソレノイド21a,22aは夫々流
量計のプリセツトカウンタ(図示せず)に電気的
に接続され、後述の如く適宜励磁信号を受けて励
磁される。
次に弁装置1の作動につき説明する。
まず、第1図に示す如く、弁体3及びパイロツ
ト弁体5が共に閉弁した状態では、室部6が密室
状態になり、連通路7により室部6内の圧力P1
は、上流側流路8内の圧力P2にひとしくなる。
弁体3を上方へ押す力F1は、 F1=π/4(D1 2−D2 2)P2+F4 … で表わされる。ここで、 D1:弁体3の底部3aの直径(弁体の直径) D2:弁本体2の弁座10の外直径 であり、FAは、下流側流路11内の圧力P3によ
る力で無視できるほどである。
又、弁体3を下方へ押す力F2は、 F2=π/4(D1 2−D3 2)P1+FB … で表わされる。ここで、 D3:弁体3の弁座3cの外直径 FB:ばね4の附勢力 であり、第1図の状態では上記の如如くP2−P1
値は極めて小さくしかもF1<F2の関係がある。
ここで、上記D1,D2,D3,FBの関係を、第1
図では上記F1<F2の関係がありしかも後述する
如くパイロツト弁体5の弁本体5aが弁座3cよ
り離れてP1の値が漸次小さくなることにより、上
記P2−P1の値が漸増してある一定値PAに等しく
なるとき(P2−P1=PA)、上記F1<F2の関係が
F1=F2になるように予め決めておく。
次に、液体を流し始めるに際し、第4図中イの
時点でプリセツトカウンタから第1の信号(半開
信号)が出力され第1の電磁駆動手段21のソレ
ノイド21aが励磁される。従つて、ロツド21
bがレベルAから第2図A,Bに示すレベルBへ
寸法l上動変位し、係合部5b,21b−1の係
合によりパイロツト弁体5もばね23に抗して寸
法l上動され同図Bの状態となる。尚同図Bでは
未だ弁体3は上動していない。同図B中、室部6
は、上流側流路8に連通しているが絞り9を介し
ているために流路8内の圧力P2の液体が減圧され
てこの中に硫入されており、パイロツト弁体5の
弁体部5aが開口部3bの弁座3cより離れるこ
とにより、室部6内の圧力P1は、減圧されて下流
側流路11内の圧力P3に近づく。圧力P1が減圧さ
れ、P1=P2−PA(P2−P1=PA)になつたとき、
上記F1<F2の関係がF1=F2になる様に設計して
あるため、さらに圧力P1が減圧されると力関係が
逆転してF1>F2になり、弁体3はばね4に抗し
て上動し開弁される。その後も圧力P1が減圧され
て圧力P3に近づき、弁体3は、弁座3cがパイロ
ツト弁体5の弁体部5aに着座直前まで上動し、
結局第2図Aの半開状態となる。
尚弁体3の実際の動作としては、まず弁体3が
上動してその弁座3cが弁体部5aに略着座する
ことにより、室部6は再び密室状態に近づき連通
路7により、室部6内の圧力P1が上動を始め再び
P1=P2−PAとなり更に圧力P1が上昇する。これ
により上記F1>F2の関係は一旦F1=F2になつた
後再びF1<F2の関係に復帰するため弁体3は下
動を始めるが、パイロツト弁体5が動かないため
弁座3cが弁体部5aより離れて室部6と流路1
3とが連通し、室部6内の圧力P1が減圧され、ま
た再び弁体3は上動する。弁体3は、パイロツト
弁体5の弁体部5aと弁座3cとの間に僅少隙間
を有し、そのパイロツト弁体5の位置でバランス
されて静止する。従つて、弁体3の開度はパイロ
ツト弁体5の位置で決まることになる。
次いで、第4図中ロの時点でプリセツトカウン
タから第2の信号(全開信号)が出力され、第2
の電磁駆動手段22のソレノイド22aが励磁さ
れる。従つて、ロツド22bがレベルAから第3
図に示すレベルCへ寸法2l上動変位し、変位途中
にその係合部22b−1がパイロツト弁体5の係
合部5bに当接して弁体5を更に寸法l上動さ
せ、第3図の状態となる。このとき弁体3は未だ
第2図Aの半開位置にあるが、上記した理由によ
り更び上動開始し、第3図の如くパイロツト弁体
5の弁体部5aに着座直前の位置に至つてバラン
スし、結局第3図の弁全開状態となる。
この弁全開状態は第4図の如く一定時間保持さ
れ、全開した弁部を流体が流れる。しかるに一定
流量の流体が流れ目的量に達すると、第4図中ハ
の時点でプリセツトカウンタでその数量の一致が
取られ第3の信号(半閉信号)が出力され、ソレ
ノイド22aの励磁が解除される。すると、第3
図中、ロツド22bがレベルCから第2図Aのレ
ベルAまで自重により一気に下動する。従つて、
パイロツト弁体5もロツド22bの係合部22b
−1による係合を解除され、自重及びバネ23の
力により下動開始し、係合部5bが励磁中のソレ
ノイド21aのロツド21bの係合部21b−1
に当接するまで寸法l下動して停止する。この間
弁体3もパイロツト弁体5の弁体部5aの下動に
追随して寸法l下動し、結局第2図Aの半閉状態
となり流量が制限される。尚パイロツト弁体5及
び弁体3の実際の動作としては、まず弁体部5a
が下動すると弁座3cに当接して着座し、室部6
は密室状態になる。室部6内の圧力P1は連通路7
により上昇し、P1≧P2−PAでF1<F2となり弁体
3が下方に押下げられる。しかるにパイロツト弁
体5は自重により下動し続けるため弁体部5a及
び弁座3cは略当接した状態を保ち続け、常に
F1<F2の状態となり、上記の如く第2図Aの状
態となる。このとき弁体3の下動は室部6内の圧
力P1により行なわれるため、パイロツト弁体5の
下動に必要な力を自重及びバネ23程度の小さな
ものでよく、外部から力を加えるにおよばない。
次に、第4図中ニの時点でプリセツトカウンタ
から第4の信号(全閉信号)が出力され、ソレノ
イド21aの励磁が解除され、第2図A中ロツド
21bがレベルBから第1図のレベルAまで下動
する。従つてパイロツト弁体5もロツド21bの
係合部21b−1による係合を解除され自重及び
バネ23により下動開始し、係合部5bがレベル
Aにある両ロツド21b,22bの係合部21b
−1,22b−1に当接するまで寸法l下動す
る。この間弁体3も上記した理由により弁体部5
aの下動に追随して寸法l下動し、結局第1図の
全閉状態に復帰する。
以上の作動により、弁装置1は弁体3の開度
を、流量計のプリセツトカウンタからの信号によ
る一対の電磁駆動手段21,22の順次作動によ
りパイロツト弁体5を二段階に夫々上昇及び下降
させて調整しうることになる。従つて、従来の電
磁弁及び連通路の構成により弁体を開閉弁させる
ものに比して、構成がきわめて簡単でありしかも
弁開度を多段に調整できて便利である。特に閉弁
時に、流体の積算流量が一定量に近付いた時点で
一旦弁全開から半開とし、しかる後一定量に達し
たとき全閉としうるので流量を正確に上記一定量
としえ流量精度を向上しうる。又開弁時、閉弁時
共に二段階に開弁、閉弁が行なわれるため、ウオ
ータハンマー等を生じ難く弁装置の運転を安定に
行ないうる。
また、弁体3の開弁の際には、パイロツト弁体
5のみを上昇させる力だけで良く、更にこの閉弁
の際にも、弁体3を室部6内の圧力P1で押下げる
ことになるためにパイロツト弁体5の下動に要す
る力は小さくて良いため、パイロツト弁体5を上
下移動させる力は小さくソレノイド21a,22
aの電磁駆動力も小さくてよい。従つて本考案に
なる弁装置1の構成は大型の定量弁にも適用する
ことが出来る。また、弁装置1は構成が簡単で部
品点数が少なく、安価になる。
尚、連通路7の絞り9を調整することが出来る
ことにより、弁体3の直径D1,弁本体2の弁座
10の外直径D2、弁座3cの外直径D3、ばね4
の設計、製作上の自由度が大きくなる。
又電磁駆動手段21,22はこれに限らず他に
油圧、空圧シリンダーピストン機構等でもよい。
上述の如く、本考案になる弁装置によれば、弁
体の開閉弁動作を複数の駆動手段によりパイロツ
ト弁体を多段式に変位させて行なつているため、
単に比較的小なる駆動力の電磁駆動手段等を設け
るのみでよく構成がきわめて簡単であり大型弁に
も適用しえ応用範囲が広く、又弁開度を多段式に
調整しうるため定量弁に適用して正確な定量を得
られると共に開弁、閉弁時のウオータハンマー等
をなくし安定した運転を行ないうる等の特長を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる弁装置の一実施例の閉弁
状態を示す縦断面図、第2図A,Bは夫々上記弁
装置の半開(半閉)状態を示す縦断面図及び半開
直前状態を示す縦断面部分図、第3図は上記弁装
置の全開状態を示す縦断面図、第4図は上記弁装
置を流れる流体の時間変化に伴なう流量変化を示
す図である。 1……弁装置、2……弁本体、3……弁体、3
b……開口部、4,23……ばね、5……パイロ
ツト弁体、5b,21b−1,22b−1……係
合部、6……室部、7……連通路、21,22…
…電磁駆動手段、21a,22a……ソレノイ
ド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁本体と、該弁本体内に形成された弁座に離、
    着座して流路を連通、遮断する弁体と、該弁本体
    と該弁体とにより画成され、上流側流路に絞りを
    介して連通された室部と、該弁体に設けられて該
    室部と下流側流路とを連通する開口部と、該室部
    にのぞんで変位自在に配され該開口部を開放閉塞
    するパイロツト弁体と、該パイロツト弁体に個別
    に係合される係合部材を夫々駆動変位自在に有す
    る複数の駆動手段とよりなり、該複数の駆動手段
    が順次作動して該各係合部材を順次異なる位置ま
    で変位させ該パイロツト弁体を多段式に変位せし
    めるよう構成した弁装置。
JP14242182U 1982-09-20 1982-09-20 弁装置 Granted JPS5945378U (ja)

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JPS5945378U JPS5945378U (ja) 1984-03-26
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JPS5945378U (ja) 1984-03-26

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