JP2553549Y2 - 制動液圧制御装置 - Google Patents

制動液圧制御装置

Info

Publication number
JP2553549Y2
JP2553549Y2 JP1992085997U JP8599792U JP2553549Y2 JP 2553549 Y2 JP2553549 Y2 JP 2553549Y2 JP 1992085997 U JP1992085997 U JP 1992085997U JP 8599792 U JP8599792 U JP 8599792U JP 2553549 Y2 JP2553549 Y2 JP 2553549Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic chamber
valve
output hydraulic
chamber
control piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992085997U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0649240U (ja
Inventor
功 松野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP1992085997U priority Critical patent/JP2553549Y2/ja
Publication of JPH0649240U publication Critical patent/JPH0649240U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2553549Y2 publication Critical patent/JP2553549Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、マスタシリンダに接続
される入力液圧室と、車輪ブレーキに接続される出力液
圧室と、一端を出力液圧室に臨ませて配設される制御ピ
ストンと、入力液圧室および出力液圧室間に設けられる
とともに出力液圧室の容積を増大する側への制御ピスト
ンの移動に応じて閉弁するカット弁と、制御ピストンを
軸方向に駆動するアクチュエータとを備える制動液圧制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる装置は、たとえば特開昭6
2−214042号公報等により既に知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
制動時にアンチロック制御を実行するにあたっては、制
御ピストンを出力液圧室の容積が増大する側に作動せし
めることによりカット弁を閉弁して車輪ブレーキの制動
圧を低下させ、また制動圧の再増圧時には制御ピストン
を出力液圧室の容積が縮小する側に制御ピストンを移動
せしめるようにしている。しかるに、アンチロック制御
時の制動圧の減・増圧にあたっては、制動圧が急激に変
化しないようにすることが望ましく、そのためには、オ
リフィスを介して出力液圧室の液圧を車輪ブレーキに作
用させることが考えられる。しかるに、アンチロック制
御を実行しない通常の制動時には制動操作に応じたマス
タシリンダの出力圧を応答性よく車輪ブレーキに作用さ
せる必要があり、上記オリフィスを出力液圧室および車
輪ブレーキ間に介在せしめると、通常制動の制動操作フ
ィーリングが悪化する。
【0004】本考案は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、通常制動時の制動操作フィーリングの悪化を
回避しつつアンチロック制御時の制動圧変化を緩和させ
得るようにした制動液圧制御装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の考案に従う装置は、車輪ブレーキに
接続されるとともにカット弁の開弁時には入力液圧室に
連通される通路と、制御ピストンの移動による出力液圧
室の容積増加・減少に伴う制動圧の減圧・増圧を緩やか
にすべく該出力液圧室および前記通路間に設けられるオ
リフィスとを含む。
【0006】また請求項2記載の考案によれば、上記請
求項1記載の考案の構成に加えて、カット弁は、入力液
圧室側の大径弁孔ならびに出力液圧室側の小径弁孔を同
軸に有して入力液圧室および出力液圧室間を隔てる隔壁
部材と、前記大径弁孔の入力液圧室側端縁に形成される
弁座への着座が可能な弁体と、該弁体を着座させる方向
のばね力を発揮する弁ばねとから成り、弁体には、大径
弁孔および小径弁孔を貫通して先端を制御ピストンに当
接させ得るロッドが連設され、該ロッドの外面および小
径弁孔の内面間にオリフィスが環状に形成され、車輪ブ
レーキに接続される通路に通じる環状室が前記ロッドの
外面および大径弁孔の内面間に形成される。
【0007】
【実施例】以下、図面により本考案の実施例について説
明する。
【0008】図1ないし図4は本考案の一実施例を示す
ものであり、図1はカット弁開弁状態での縦断側面図、
図2は図1の要部拡大図、図3はカット弁閉弁状態での
図2に対応する断面図、図4は作動タイミングチャート
である。
【0009】先ず図1において、たとえば自動二輪車の
マスタシリンダMは、モジュレータ1および電磁開閉弁
2を介して車輪ブレーキBに接続されるものであり、通
常制動時にはマスタシリンダMの出力液圧が車輪ブレー
キBにそのまま作用するが、制動時に車輪がロックを生
じそうになったときのアンチロック制御時には、モジュ
レータ1の作動ならびに電磁開閉弁2の開閉作動によ
り、車輪ブレーキBへの制動液圧の減圧、保持および増
圧が制御されることになる。
【0010】モジュレータ1は、マスタシリンダMに接
続される入力液圧室3と、出力液圧室4と、入力液圧室
3および出力液圧室4間の連通・遮断を切換可能なカッ
ト弁5と、一端を出力液圧室4に臨ませて配設される制
御ピストン6と、出力液圧室4とは反対側で制御ピスト
ン6に連接される規制部材7と、該規制部材7を駆動す
るアクチュエータ8とを備える。
【0011】モジュレータ1はモジュレータ本体10を
備えるものであり、このモジュレータ本体10には、小
径孔11と、大径孔12とが段部13を介して同軸に設
けられる。またモジュレータ本体10には、マスタシリ
ンダMに通じる入力ポート14を有する栓部材15が小
径孔11の開口端を塞ぐようにして結合されるものであ
り、この栓部材15とモジュレータ本体10との間に
は、隔壁部材16が固定的に挟持される。而して栓部材
15および前記隔壁部材16間に、入力ポート14に通
じる入力液圧室3が形成される。一方、小径孔11には
制御ピストン6が摺動可能に嵌合されており、この制御
ピストン6と前記隔壁部材16との間に出力液圧室4が
形成される。すなわち制御ピストン6は、その一端を出
力液圧室4に臨ませるようにしてモジュレータ本体10
の小径孔11に摺動可能に嵌合される。
【0012】図2を併せて参照して、カット弁5は、入
力液圧室3および出力液圧室4間を隔てる隔壁部材16
と、該隔壁部材16に設けられる弁座17への着座が可
能な弁体18と、弁体18を弁座17に着座させる方向
のばね力を発揮する弁ばね19とから成る。
【0013】隔壁部材16は、半径方向外方に張出す鍔
部16aを軸方向中間部に有して円筒状に形成されてお
り、隔壁部材16の一端側が小径孔11に嵌合された状
態で鍔部16aが、モジュレータ本体10および栓部材
15間に挟持される。
【0014】隔壁部材16の一端側には、入力液圧室3
側の大径弁孔21ならびに出力液圧室4側の小径弁孔2
2が同軸に穿設されており、大径弁孔21の入力液圧室
3側端縁にテーパ状の弁座17が形成される。また隔壁
部材16の他端にはリテーナ20が固定されており、こ
のリテーナ20と弁体18との間に弁ばね19が縮設さ
れる。
【0015】弁体18には、大径弁孔21および小径弁
孔22を貫通するロッド23が一体に連設されており、
このロッド23の軸長は、弁体18が弁座17に着座し
た状態でロッド23の先端が出力液圧室4内に突入する
ように設定される。而してロッド23の先端には、小径
孔11に摺動可能に嵌合されている制御ピストン6が当
接可能であり、図2で示すように、制御ピストン6が出
力液圧室4の容積を縮小する側に移動している状態で
は、弁体18が弁座17から離反する位置まで押されて
入力液圧室3および出力液圧室4間が大径弁孔21およ
び小径弁孔22を介して連通するのに対し、図3で示す
ように、制御ピストン6が出力液圧室4の容積を増大す
る側に移動することによりロッド23が制御ピストン6
から離反して弁体18への制御ピストン6からの押圧力
が解放されると、弁体18が弁ばね19のばね力により
弁座17に着座して入力液圧室3および出力液圧室4間
が遮断されることになる。
【0016】しかもロッド23の外面および小径弁孔2
2の内面間には環状のオリフィス24が形成され、ロッ
ド23の外面および大径弁孔21の内面間には環状室2
5が形成される。一方、モータ本体10には、前記環状
室25に通じる通路26が穿設される。
【0017】アクチュエータ8は、ボールねじ28を介
して規制部材7に連結される直流モータ29と、規制部
材7を制御ピストン6に押付ける方向のばね力を発揮す
る一対のばね301 ,302 とから成る。
【0018】直流モータ29は、大径孔12の開放端を
閉塞するようにしてモジュレータ本体10に結合され
る。またボールねじ28は、直流モータ29に連結され
たスクリュウ軸31と、循環する多数のボール32…を
介してスクリュウ軸31に螺合されるスクリュウアウタ
33とから成るものであり、規制部材7はスクリュウア
ウタ33に結合される。しかもモジュレータ本体10に
おける大径孔12の内面には軸方向に延びる規制溝34
が設けられており、スクリュウアウタ33に突設された
規制突部33aが該規制溝34に係合される。したがっ
てスクリュウアウタ33すなわち規制部材7は、その軸
方向移動は許容されるものの軸線まわりの回転は阻止さ
れており、直流モータ29の回転作動に応じて直流モー
タ29に近接する方向に移動することになる。
【0019】一方、両ばね301 ,302 は、直流モー
タ29およびスクリュウアウタ33間に並列して縮設さ
れており、スクリュウアウタ33すなわち規制部材7を
制御ピストン6に押付ける方向のばね力を発揮する。し
たがって直流モータ29の回転作動が停止している状態
では、両ばね301 ,302 のばね力によりスクリュウ
アウタ33すなわち規制部材7は、図1および図2で示
すように、出力液圧室4の容積を縮小する側に制御ピス
トン6を押圧し、それによりカット弁5が開弁する。一
方、直流モータ29を回転作動せしめると、両ばね30
1 ,302 のばね力に抗してスクリュウアウタ33すな
わち規制部材7が、図3で示すように、出力液圧室4の
容積を増大する側に制御ピストン6が移動するのを許容
するように後退し、それによりカット弁5が閉弁する。
【0020】ところで、モジュレータ本体10には、電
気モータ29の作動に応じて規制部材7が所定量移動し
たこと、すなわち制御ピストン6が出力液圧室4の液圧
を受けて制部材7で規制される位置まで移動し、出力液
圧室4の容積を所定量まで増大させたことを検出するた
めのマイクロスイッチ35が取付けられる。このマイク
ロスイッチ35は、モジュレータ本体10の段部13か
らモジュレータ本体10内に突入してスクリュウアウタ
33の端面に当接可能な検出子35aを有する。この検
出子35aは、制御ピストン6が出力液圧室4の容積を
最小とする位置からカット弁5を開弁させた後に出力液
圧室4の容積を所定量まで増大させる位置に移動するま
では、スクリュウアウタ33の移動に追随して伸縮する
が、スクリュウアウタ33すなわち規制部材7が出力液
圧室4の容積をさらに増大させる側に制御ピストン6の
移動を許容する側に移動したときには、スクリュウアウ
タ33から離反するものであり、これにより電気モータ
29の作動に応じて規制部材7が所定量移動したことが
マイクロスイッチ35で検出されることになる。
【0021】モジュレータ本体10には、車輪ブレーキ
Bに通じる出力ポート36を有する膨大部10aが一体
に設けられており、常開型電磁弁である電磁開閉弁2の
弁ハウジング37が膨大部10aに嵌合、固定され、弁
ハウジング37および膨大部10a間には、モジュレー
タ本体10に設けられた通路26に通じる環状路38が
形成される。
【0022】弁ハウジング37内には、出力ポート36
に通じる弁孔39の内端を囲むようにして弁座40が設
けられており、この弁座40に着座可能な弁体41が駆
動ロッド42の先端に固設される。而して駆動ロッド4
2は、弁ハウジング37に連設される駆動部ハウジング
43内に収納されたコイル44等を含む電磁駆動部によ
り駆動されるものであり、コイル44の消磁時には駆動
ロッド42は弁体41を弁座40から離反させる位置に
在り、コイル44の励磁時に駆動ロッド42は弁体41
を弁座40に着座させる位置に駆動される。
【0023】ところで、直流モータ29および電磁開閉
弁2の作動は制御ユニットCにより制御されるものであ
り、この制御ユニットCにはマイクロスイッチ35およ
び警報器45が接続される。而して上記マイクロスイッ
チ35は、直流モータ29および電源回路間のオン・オ
フスイッチ(図示せず)に直列に接続されるものであ
り、該オン・オフスイッチが導通状態にあっても、直流
モータ29の作動に応じて規制部材7が所定量移動した
ときにマイクロスイッチ35が遮断するのに応じて直流
モータ29の回転作動は停止されることになる。
【0024】次にこの実施例の作用について図4を参照
しながら説明すると、マスタシリンダMを操作して車輪
ブレーキBに制動圧を作用せしめる際に、その制動操作
初期には、電磁開閉弁2は開弁しており、直流モータ2
9が停止していることに応じてカット弁5も開弁してい
るので、入力ポート14に通じる入力液圧室3は環状室
25、通路26ならびに開弁状態にある電磁開閉弁2を
介して出力ポート36に通じており、制動操作に応じた
マスタシリンダMの出力圧増大に応じて増大する制動圧
が車輪ブレーキBに作用することになり、制動操作フィ
ーリングが悪化することはない。
【0025】而して制動操作開始後の時刻t1 で車輪が
ロックを生じそうになったときには、制御ユニットCに
より直流モータ29の電力付勢が開始される。それによ
り制御ピストン6は出力液圧室4の容積を増大する側に
移動し、カット弁5が閉弁するとともに出力液圧室4の
容積が増大し、該出力液圧室4は、オリフィス24およ
び環状室25を介して通路26に連通することになる。
したがって出力液圧室4の容積増大に応じて制動圧が緩
やかに低下していくが、この際、電磁開閉弁2を閉弁さ
せることにより、制動圧が保持されることになる。
【0026】また直流モータ29の回転作動に応じてス
クリュウアウタ33すなわち規制部材7が所定量移動す
ると、マイクロスイッチ35が遮断することにより、直
流モータ29の回転作動が停止されることになり、両ば
ね301 ,302 のばね力によりスクリュウアウタ33
すなわち規制部材7が再び制御ピストン6を押圧する方
向に移動すると、マイクロスイッチ35が導通して直流
モータ29の回転作動が再開されることになる。このよ
うにしてマイクロスイッチ35により直流モータ29の
回転作動および停止が繰り返されることになり、制御ピ
ストン6は、カット弁5を閉弁したままで出力液圧室4
の容積をほぼ一定とする位置に制御されることになる。
【0027】しかも電磁開閉弁2のオン・オフを制御す
ることにより、制動圧は段階的に減圧されていくことに
なり、電磁開閉弁2の作動タイミングおよび開弁時間を
制御することにより、制動圧減圧時の減圧勾配を自在に
設定することができる。
【0028】時刻t1 から時間Tが経過した後の時刻t
2 で制動圧の増圧を開始するときには、直流モータ29
の電力付勢を停止する。それにより制御ピストン6は出
力液圧室4の容積を縮小する側に移動し、制動圧が増圧
していくことになるが、出力液圧室4がオリフィス24
を介して通路26に通じているので、制動圧は緩やかに
増加することになる。しかも増圧時にも電磁開閉弁2の
オン・オフを制御することにより、制動圧は段階的に増
圧されていくことになり、電磁開閉弁2の作動タイミン
グおよび開弁時間を制御することにより、制動圧増圧時
の増圧勾配を自在に設定することが可能となる。
【0029】さらにアンチロック制御を停止した後に、
マイクロスイッチ35が遮断状態のままとなっていると
き、すなわち制御ピストン6が出力液圧室4の容積を増
大させた位置のままとなっているときには、ボールねじ
28等での機械的な故障が生じていると判断することが
でき、その際には警報器45を作動させて異常を報知す
ることができる。
【0030】図5は本考案の他の実施例を示すものであ
り、隔壁部材16の一端側に設けられる小径弁孔22′
は、ロッド23の外面を摺接させる程度の内径に形成さ
れており、出力液圧室4および通路26間に介在せしめ
られるオリフィス24′が隔壁部材16の一端に穿設さ
れる。
【0031】この実施例によっても上記実施例と同様の
効果を奏することができる。
【0032】以上、本考案の実施例を詳述したが、本考
案は上記実施例に限定されるものではなく、実用新案登
録請求の範囲に記載された本考案を逸脱することなく種
々の設計変更を行なうことが可能である。
【0033】たとえば、直流モータ29に代えてステッ
プモータあるいはリニアモータを用いてもよく、また電
磁開閉弁2を省略して通路26を車輪ブレーキBに直接
接続した制動液圧制御装置に本考案を適用することも可
能である。
【0034】
【考案の効果】以上のように請求項1記載の考案に従う
装置は、車輪ブレーキに接続されるとともにカット弁の
開弁時には入力液圧室に連通される通路と、制御ピスト
ンの移動による出力液圧室の容積増加・減少に伴う制動
圧の減圧・増圧を緩やかにすべく該出力液圧室および前
記通路間に設けられるオリフィスとを含むので、アンチ
ロック制御時ではない通常制動時にはオリフィスを介
在せずにマスタシリンダの出力圧を車輪ブレーキに作用
させて制動操作フィーリングの悪化を回避することがで
き、しかもアンチロック制御実行時には、制御ピストン
の移動による出力液圧室の容積増加・減少によっても制
動圧の減圧・増圧をそれぞれ緩やかに制御することがで
きて、制動圧の急激な増減変化を効果的に防止すること
できる。
【0035】また請求項2記載の考案によれば、上記請
求項1記載の考案の構成に加えて、カット弁は、入力液
圧室側の大径弁孔ならびに出力液圧室側の小径弁孔を同
軸に有して入力液圧室および出力液圧室間を隔てる隔壁
部材と、前記大径弁孔の入力液圧室側端縁に形成される
弁座への着座が可能な弁体と、該弁体を着座させる方向
のばね力を発揮する弁ばねとから成り、弁体には、大径
弁孔および小径弁孔を貫通して先端を制御ピストンに当
接させ得るロッドが連設され、該ロッドの外面および小
径弁孔の内面間にオリフィスが環状に形成され、車輪ブ
レーキに接続される通路に通じる環状室が前記ロッドの
外面および大径弁孔の内面間に形成されるので、カット
弁閉弁時に必要となるオリフィスをカット弁に設けて、
構成を単純化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カット弁開弁状態での縦断側面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】カット弁閉弁状態での図2に対応する断面図で
ある。
【図4】作動タイミングチャートである。
【図5】他の実施例の図2に対応する断面図である。
【符号の説明】
3 入力液圧室 4 出力液圧室 5 カット弁 6 制御ピストン 8 アクチュエータ 16 隔壁部材 17 弁座 18 弁体 21 大径弁孔 22 小径弁孔 23 ロッド 24,24′ オリフィス 25 環状室 26 通路 B 車輪ブレーキ M マスタシリンダ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタシリンダ(M)に接続される入力
    液圧室(3)と、車輪ブレーキ(B)に接続される出力
    液圧室(4)と、一端を出力液圧室(4)に臨ませて配
    設される制御ピストン(6)と、入力液圧室(3)およ
    び出力液圧室(4)間に設けられるとともに出力液圧室
    (4)の容積を増大する側への制御ピストン(6)の移
    動に応じて閉弁するカット弁(5)と、制御ピストン
    (6)を軸方向に駆動するアクチュエータ(8)とを備
    える制動液圧制御装置において、 車輪ブレーキ(B)
    に接続されるとともにカット弁(5)の開弁時には入力
    液圧室(3)に連通される通路(26)と、制御ピストン(6)の移動による出力液圧室(4)の容
    積増加・減少に伴う制動圧の減圧・増圧を緩やかにすべ
    く該 出力液圧室(4)及び前記通路(26)間に設けら
    れるオリフィス(24,24′)とを含むことを特徴と
    する制動液圧制御装置。
  2. 【請求項2】 カット弁(5)は、入力液圧室(3)側
    の大径弁孔(21)ならびに出力液圧室(4)側の小径
    弁孔(22)を同軸に有して入力液圧室(3)および出
    力液圧室(4)間を隔てる隔壁部材(16)と、前記大
    径弁孔(21)の入力液圧室(3)側端縁に形成される
    弁座(17)への着座が可能な弁体(18)と、該弁体
    (18)を着座させる方向のばね力を発揮する弁ばね
    (19)とから成り、弁体(18)には、大径弁孔(2
    1)および小径弁孔(22)を貫通して先端を制御ピス
    トン(6)に当接させ得るロッド(23)が連設され、
    該ロッド(23)の外面および小径弁孔(22)の内面
    間にオリフィス(24)が環状に形成され、車輪ブレー
    キ(B)に接続される通路(26)に通じる環状室(2
    5)が前記ロッド(23)の外面および大径弁孔(2
    1)の内面間に形成されることを特徴とする請求項1記
    載の制動液圧制御装置。
JP1992085997U 1992-12-15 1992-12-15 制動液圧制御装置 Expired - Lifetime JP2553549Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992085997U JP2553549Y2 (ja) 1992-12-15 1992-12-15 制動液圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992085997U JP2553549Y2 (ja) 1992-12-15 1992-12-15 制動液圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0649240U JPH0649240U (ja) 1994-07-05
JP2553549Y2 true JP2553549Y2 (ja) 1997-11-05

Family

ID=13874300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992085997U Expired - Lifetime JP2553549Y2 (ja) 1992-12-15 1992-12-15 制動液圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2553549Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2224328B1 (ja) * 1973-04-03 1976-05-21 Dba
JP2669624B2 (ja) * 1987-12-15 1997-10-29 株式会社ユニシアジェックス アンチスキッドブレーキ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0649240U (ja) 1994-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4957331A (en) Hydraulic anti-skid vehicle braking system
JPH035265A (ja) アンチロックブレーキシステム
JPH0790758B2 (ja) 制御弁
JPS60255562A (ja) 液圧ブレーキシステム
JPH03208760A (ja) ブレーキシステム
JPH068813A (ja) 自動車のトラクション制御装置
JPS6038242A (ja) スリツプコントロール付油圧ブレーキシステムの作動装置
JPH035266A (ja) アンチロックブレーキシステム
JP2553549Y2 (ja) 制動液圧制御装置
JPH0657525B2 (ja) アンチロツクブレ−キ装置
US4922121A (en) Modulator assembly
JPS61166759A (ja) 車両の走行制御装置
JPH06179356A (ja) 制動液圧制御装置
JPH0653345U (ja) 制動液圧制御装置
JP2001225731A (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP2621202B2 (ja) 液圧ブースタ
JP4022348B2 (ja) ブレーキ装置
JPH081167Y2 (ja) 制動液圧制御装置
JP3069989B2 (ja) 液圧制御装置
JPH07208634A (ja) サーボバルブ
JP2581016Y2 (ja) アンチロックブレーキ用電磁弁
JP2001010462A (ja) 車両用ブレーキ装置
JP2576039Y2 (ja) ブレーキ液圧制御用液圧制御弁
JP3266692B2 (ja) 液圧制御装置
JP2001248753A (ja) ソレノイドバルブ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040330

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041102