JPH0649240U - 制動液圧制御装置 - Google Patents

制動液圧制御装置

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JPH0649240U JP8599792U JP8599792U JPH0649240U JP H0649240 U JPH0649240 U JP H0649240U JP 8599792 U JP8599792 U JP 8599792U JP 8599792 U JP8599792 U JP 8599792U JP H0649240 U JPH0649240 U JP H0649240U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】マスタシリンダに接続される入力液圧室と、車
輪ブレーキに接続される出力液圧室と、一端を出力液圧
室に臨ませて配設される制御ピストンと、入力液圧室お
よび出力液圧室間に設けられるとともに出力液圧室の容
積を増大する側への制御ピストンの移動に応じて閉弁す
るカット弁と、制御ピストンを軸方向に駆動するアクチ
ュエータとを備える制動液圧制御装置において、通常制
動時の制動操作フィーリングの悪化を回避しつつアンチ
ロック制御時の制動圧変化を緩和させる。 【構成】カット弁5の開弁時には、車輪ブレーキに接続
される通路26を入力液圧室3に連通させ、カット弁5
の閉弁時には、オリフィス24を介して出力液圧室4を
前記通路26に連通させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、マスタシリンダに接続される入力液圧室と、車輪ブレーキに接続さ れる出力液圧室と、一端を出力液圧室に臨ませて配設される制御ピストンと、入 力液圧室および出力液圧室間に設けられるとともに出力液圧室の容積を増大する 側への制御ピストンの移動に応じて閉弁するカット弁と、制御ピストンを軸方向 に駆動するアクチュエータとを備える制動液圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかる装置は、たとえば特開昭62−214042号公報等により既に 知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のものでは、制動時にアンチロック制御を実行するにあたっては、制 御ピストンを出力液圧室の容積が増大する側に作動せしめることによりカット弁 を閉弁して車輪ブレーキの制動圧を低下させ、また制動圧の再増圧時には制御ピ ストンを出力液圧室の容積が縮小する側に制御ピストンを移動せしめるようにし ている。しかるに、アンチロック制御時の制動圧の減・増圧にあたっては、制動 圧が急激に変化しないようにすることが望ましく、そのためには、オリフィスを 介して出力液圧室の液圧を車輪ブレーキに作用させることが考えられる。しかる に、アンチロック制御を実行しない通常の制動時には制動操作に応じたマスタシ リンダの出力圧を応答性よく車輪ブレーキに作用させる必要があり、上記オリフ ィスを出力液圧室および車輪ブレーキ間に介在せしめると、通常制動の制動操作 フィーリングが悪化する。
【0004】 本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、通常制動時の制動操作フ ィーリングの悪化を回避しつつアンチロック制御時の制動圧変化を緩和させ得る ようにした制動液圧制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の考案に従う装置は、車輪ブレーキ に接続されるとともにカット弁の開弁時には入力液圧室に連通される通路と、出 力液圧室および前記通路間に設けられるオリフィスとを含む。
【0006】 また請求項2記載の考案によれば、上記請求項1記載の考案の構成に加えて、 カット弁は、入力液圧室側の大径弁孔ならびに出力液圧室側の小径弁孔を同軸に 有して入力液圧室および出力液圧室間を隔てる隔壁部材と、前記大径弁孔の入力 液圧室側端縁に形成される弁座への着座が可能な弁体と、該弁体を着座させる方 向のばね力を発揮する弁ばねとから成り、弁体には、大径弁孔および小径弁孔を 貫通して先端を制御ピストンに当接させ得るロッドが連設され、該ロッドの外面 および小径弁孔の内面間にオリフィスが環状に形成され、車輪ブレーキに接続さ れる通路に通じる環状室が前記ロッドの外面および大径弁孔の内面間に形成され る。
【0007】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例について説明する。
【0008】 図1ないし図4は本考案の一実施例を示すものであり、図1はカット弁開弁状 態での縦断側面図、図2は図1の要部拡大図、図3はカット弁閉弁状態での図2 に対応する断面図、図4は作動タイミングチャートである。
【0009】 先ず図1において、たとえば自動二輪車のマスタシリンダMは、モジュレータ 1および電磁開閉弁2を介して車輪ブレーキBに接続されるものであり、通常制 動時にはマスタシリンダMの出力液圧が車輪ブレーキBにそのまま作用するが、 制動時に車輪がロックを生じそうになったときのアンチロック制御時には、モジ ュレータ1の作動ならびに電磁開閉弁2の開閉作動により、車輪ブレーキBへの 制動液圧の減圧、保持および増圧が制御されることになる。
【0010】 モジュレータ1は、マスタシリンダMに接続される入力液圧室3と、出力液圧 室4と、入力液圧室3および出力液圧室4間の連通・遮断を切換可能なカット弁 5と、一端を出力液圧室4に臨ませて配設される制御ピストン6と、出力液圧室 4とは反対側で制御ピストン6に連接される規制部材7と、該規制部材7を駆動 するアクチュエータ8とを備える。
【0011】 モジュレータ1はモジュレータ本体10を備えるものであり、このモジュレー タ本体10には、小径孔11と、大径孔12とが段部13を介して同軸に設けら れる。またモジュレータ本体10には、マスタシリンダMに通じる入力ポート1 4を有する栓部材15が小径孔11の開口端を塞ぐようにして結合されるもので あり、この栓部材15とモジュレータ本体10との間には、隔壁部材16が固定 的に挟持される。而して栓部材15および前記隔壁部材16間に、入力ポート1 4に通じる入力液圧室3が形成される。一方、小径孔11には制御ピストン6が 摺動可能に嵌合されており、この制御ピストン6と前記隔壁部材16との間に出 力液圧室4が形成される。すなわち制御ピストン6は、その一端を出力液圧室4 に臨ませるようにしてモジュレータ本体10の小径孔11に摺動可能に嵌合され る。
【0012】 図2を併せて参照して、カット弁5は、入力液圧室3および出力液圧室4間を 隔てる隔壁部材16と、該隔壁部材16に設けられる弁座17への着座が可能な 弁体18と、弁体18を弁座17に着座させる方向のばね力を発揮する弁ばね1 9とから成る。
【0013】 隔壁部材16は、半径方向外方に張出す鍔部16aを軸方向中間部に有して円 筒状に形成されており、隔壁部材16の一端側が小径孔11に嵌合された状態で 鍔部16aが、モジュレータ本体10および栓部材15間に挟持される。
【0014】 隔壁部材16の一端側には、入力液圧室3側の大径弁孔21ならびに出力液圧 室4側の小径弁孔22が同軸に穿設されており、大径弁孔21の入力液圧室3側 端縁にテーパ状の弁座17が形成される。また隔壁部材16の他端にはリテーナ 20が固定されており、このリテーナ20と弁体18との間に弁ばね19が縮設 される。
【0015】 弁体18には、大径弁孔21および小径弁孔22を貫通するロッド23が一体 に連設されており、このロッド23の軸長は、弁体18が弁座17に着座した状 態でロッド23の先端が出力液圧室4内に突入するように設定される。而してロ ッド23の先端には、小径孔11に摺動可能に嵌合されている制御ピストン6が 当接可能であり、図2で示すように、制御ピストン6が出力液圧室4の容積を縮 小する側に移動している状態では、弁体18が弁座17から離反する位置まで押 されて入力液圧室3および出力液圧室4間が大径弁孔21および小径弁孔22を 介して連通するのに対し、図3で示すように、制御ピストン6が出力液圧室4の 容積を増大する側に移動することによりロッド23が制御ピストン6から離反し て弁体18への制御ピストン6からの押圧力が解放されると、弁体18が弁ばね 19のばね力により弁座17に着座して入力液圧室3および出力液圧室4間が遮 断されることになる。
【0016】 しかもロッド23の外面および小径弁孔22の内面間には環状のオリフィス2 4が形成され、ロッド23の外面および大径弁孔21の内面間には環状室25が 形成される。一方、モータ本体10には、前記環状室25に通じる通路26が穿 設される。
【0017】 アクチュエータ8は、ボールねじ28を介して規制部材7に連結される直流モ ータ29と、規制部材7を制御ピストン6に押付ける方向のばね力を発揮する一 対のばね301 ,302 とから成る。
【0018】 直流モータ29は、大径孔12の開放端を閉塞するようにしてモジュレータ本 体10に結合される。またボールねじ28は、直流モータ29に連結されたスク リュウ軸31と、循環する多数のボール32…を介してスクリュウ軸31に螺合 されるスクリュウアウタ33とから成るものであり、規制部材7はスクリュウア ウタ33に結合される。しかもモジュレータ本体10における大径孔12の内面 には軸方向に延びる規制溝34が設けられており、スクリュウアウタ33に突設 された規制突部33aが該規制溝34に係合される。したがってスクリュウアウ タ33すなわち規制部材7は、その軸方向移動は許容されるものの軸線まわりの 回転は阻止されており、直流モータ29の回転作動に応じて直流モータ29に近 接する方向に移動することになる。
【0019】 一方、両ばね301 ,302 は、直流モータ29およびスクリュウアウタ33 間に並列して縮設されており、スクリュウアウタ33すなわち規制部材7を制御 ピストン6に押付ける方向のばね力を発揮する。したがって直流モータ29の回 転作動が停止している状態では、両ばね301 ,302 のばね力によりスクリュ ウアウタ33すなわち規制部材7は、図1および図2で示すように、出力液圧室 4の容積を縮小する側に制御ピストン6を押圧し、それによりカット弁5が開弁 する。一方、直流モータ29を回転作動せしめると、両ばね301 ,302 のば ね力に抗してスクリュウアウタ33すなわち規制部材7が、図3で示すように、 出力液圧室4の容積を増大する側に制御ピストン6が移動するのを許容するよう に後退し、それによりカット弁5が閉弁する。
【0020】 ところで、モジュレータ本体10には、電気モータ29の作動に応じて規制部 材7が所定量移動したこと、すなわち制御ピストン6が出力液圧室4の液圧を受 けて制部材7で規制される位置まで移動し、出力液圧室4の容積を所定量まで増 大させたことを検出するためのマイクロスイッチ35が取付けられる。このマイ クロスイッチ35は、モジュレータ本体10の段部13からモジュレータ本体1 0内に突入してスクリュウアウタ33の端面に当接可能な検出子35aを有する 。この検出子35aは、制御ピストン6が出力液圧室4の容積を最小とする位置 からカット弁5を開弁させた後に出力液圧室4の容積を所定量まで増大させる位 置に移動するまでは、スクリュウアウタ33の移動に追随して伸縮するが、スク リュウアウタ33すなわち規制部材7が出力液圧室4の容積をさらに増大させる 側に制御ピストン6の移動を許容する側に移動したときには、スクリュウアウタ 33から離反するものであり、これにより電気モータ29の作動に応じて規制部 材7が所定量移動したことがマイクロスイッチ35で検出されることになる。
【0021】 モジュレータ本体10には、車輪ブレーキBに通じる出力ポート36を有する 膨大部10aが一体に設けられており、常開型電磁弁である電磁開閉弁2の弁ハ ウジング37が膨大部10aに嵌合、固定され、弁ハウジング37および膨大部 10a間には、モジュレータ本体10に設けられた通路26に通じる環状路38 が形成される。
【0022】 弁ハウジング37内には、出力ポート36に通じる弁孔39の内端を囲むよう にして弁座40が設けられており、この弁座40に着座可能な弁体41が駆動ロ ッド42の先端に固設される。而して駆動ロッド42は、弁ハウジング37に連 設される駆動部ハウジング43内に収納されたコイル44等を含む電磁駆動部に より駆動されるものであり、コイル44の消磁時には駆動ロッド42は弁体41 を弁座40から離反させる位置に在り、コイル44の励磁時に駆動ロッド42は 弁体41を弁座40に着座させる位置に駆動される。
【0023】 ところで、直流モータ29および電磁開閉弁2の作動は制御ユニットCにより 制御されるものであり、この制御ユニットCにはマイクロスイッチ35および警 報器45が接続される。而して上記マイクロスイッチ35は、直流モータ29お よび電源回路間のオン・オフスイッチ(図示せず)に直列に接続されるものであ り、該オン・オフスイッチが導通状態にあっても、直流モータ29の作動に応じ て規制部材7が所定量移動したときにマイクロスイッチ35が遮断するのに応じ て直流モータ29の回転作動は停止されることになる。
【0024】 次にこの実施例の作用について図4を参照しながら説明すると、マスタシリン ダMを操作して車輪ブレーキBに制動圧を作用せしめる際に、その制動操作初期 には、電磁開閉弁2は開弁しており、直流モータ29が停止していることに応じ てカット弁5も開弁しているので、入力ポート14に通じる入力液圧室3は環状 室25、通路26ならびに開弁状態にある電磁開閉弁2を介して出力ポート36 に通じており、制動操作に応じたマスタシリンダMの出力圧増大に応じて増大す る制動圧が車輪ブレーキBに作用することになり、制動操作フィーリングが悪化 することはない。
【0025】 而して制動操作開始後の時刻t1 で車輪がロックを生じそうになったときには 、制御ユニットCにより直流モータ29の電力付勢が開始される。それにより制 御ピストン6は出力液圧室4の容積を増大する側に移動し、カット弁5が閉弁す るとともに出力液圧室4の容積が増大し、該出力液圧室4は、オリフィス24お よび環状室25を介して通路26に連通することになる。したがって出力液圧室 4の容積増大に応じて制動圧が緩やかに低下していくが、この際、電磁開閉弁2 を閉弁させることにより、制動圧が保持されることになる。
【0026】 また直流モータ29の回転作動に応じてスクリュウアウタ33すなわち規制部 材7が所定量移動すると、マイクロスイッチ35が遮断することにより、直流モ ータ29の回転作動が停止されることになり、両ばね301 ,302 のばね力に よりスクリュウアウタ33すなわち規制部材7が再び制御ピストン6を押圧する 方向に移動すると、マイクロスイッチ35が導通して直流モータ29の回転作動 が再開されることになる。このようにしてマイクロスイッチ35により直流モー タ29の回転作動および停止が繰り返されることになり、制御ピストン6は、カ ット弁5を閉弁したままで出力液圧室4の容積をほぼ一定とする位置に制御され ることになる。
【0027】 しかも電磁開閉弁2のオン・オフを制御することにより、制動圧は段階的に減 圧されていくことになり、電磁開閉弁2の作動タイミングおよび開弁時間を制御 することにより、制動圧減圧時の減圧勾配を自在に設定することができる。
【0028】 時刻t1 から時間Tが経過した後の時刻t2 で制動圧の増圧を開始するときに は、直流モータ29の電力付勢を停止する。それにより制御ピストン6は出力液 圧室4の容積を縮小する側に移動し、制動圧が増圧していくことになるが、出力 液圧室4がオリフィス24を介して通路26に通じているので、制動圧は緩やか に増加することになる。しかも増圧時にも電磁開閉弁2のオン・オフを制御する ことにより、制動圧は段階的に増圧されていくことになり、電磁開閉弁2の作動 タイミングおよび開弁時間を制御することにより、制動圧増圧時の増圧勾配を自 在に設定することが可能となる。
【0029】 さらにアンチロック制御を停止した後に、マイクロスイッチ35が遮断状態の ままとなっているとき、すなわち制御ピストン6が出力液圧室4の容積を増大さ せた位置のままとなっているときには、ボールねじ28等での機械的な故障が生 じていると判断することができ、その際には警報器45を作動させて異常を報知 することができる。
【0030】 図5は本考案の他の実施例を示すものであり、隔壁部材16の一端側に設けら れる小径弁孔22′は、ロッド23の外面を摺接させる程度の内径に形成されて おり、出力液圧室4および通路26間に介在せしめられるオリフィス24′が隔 壁部材16の一端に穿設される。
【0031】 この実施例によっても上記実施例と同様の効果を奏することができる。
【0032】 以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は上記実施例に限定されるもので はなく、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案を逸脱することなく種々の 設計変更を行なうことが可能である。
【0033】 たとえば、直流モータ29に代えてステップモータあるいはリニアモータを用 いてもよく、また電磁開閉弁2を省略して通路26を車輪ブレーキBに直接接続 した制動液圧制御装置に本考案を適用することも可能である。
【0034】
【考案の効果】
以上のように請求項1記載の考案に従う装置は、車輪ブレーキに接続されると ともにカット弁の開弁時には入力液圧室に連通される通路と、出力液圧室および 前記通路間に設けられるオリフィスとを含むので、アンチロック制御時ではない 通常制動時にはオリフィスを介在せずにマスタシリンダの出力圧を車輪ブレーキ に作用させて制動操作フィーリングの悪化を回避し、アンチロック制御実行時に は制動圧の増減を緩やかにすることができる。
【0035】 また請求項2記載の考案によれば、上記請求項1記載の考案の構成に加えて、 カット弁は、入力液圧室側の大径弁孔ならびに出力液圧室側の小径弁孔を同軸に 有して入力液圧室および出力液圧室間を隔てる隔壁部材と、前記大径弁孔の入力 液圧室側端縁に形成される弁座への着座が可能な弁体と、該弁体を着座させる方 向のばね力を発揮する弁ばねとから成り、弁体には、大径弁孔および小径弁孔を 貫通して先端を制御ピストンに当接させ得るロッドが連設され、該ロッドの外面 および小径弁孔の内面間にオリフィスが環状に形成され、車輪ブレーキに接続さ れる通路に通じる環状室が前記ロッドの外面および大径弁孔の内面間に形成され るので、カット弁閉弁時に必要となるオリフィスをカット弁に設けて、構成を単 純化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カット弁開弁状態での縦断側面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】カット弁閉弁状態での図2に対応する断面図で
ある。
【図4】作動タイミングチャートである。
【図5】他の実施例の図2に対応する断面図である。
【符号の説明】
3 入力液圧室 4 出力液圧室 5 カット弁 6 制御ピストン 8 アクチュエータ 16 隔壁部材 17 弁座 18 弁体 21 大径弁孔 22 小径弁孔 23 ロッド 24,24′ オリフィス 25 環状室 26 通路 B 車輪ブレーキ M マスタシリンダ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタシリンダ(M)に接続される入力
    液圧室(3)と、車輪ブレーキ(B)に接続される出力
    液圧室(4)と、一端を出力液圧室(4)に臨ませて配
    設される制御ピストン(6)と、入力液圧室(3)およ
    び出力液圧室(4)間に設けられるとともに出力液圧室
    (4)の容積を増大する側への制御ピストン(6)の移
    動に応じて閉弁するカット弁(5)と、制御ピストン
    (6)を軸方向に駆動するアクチュエータ(8)とを備
    える制動液圧制御装置において、車輪ブレーキ(B)に
    接続されるとともにカット弁(5)の開弁時には入力液
    圧室(3)に連通される通路(26)と、出力液圧室
    (4)および前記通路(26)間に設けられるオリフィ
    ス(24,24′)とを含むことを特徴とする制動液圧
    制御装置。
  2. 【請求項2】 カット弁(5)は、入力液圧室(3)側
    の大径弁孔(21)ならびに出力液圧室(4)側の小径
    弁孔(22)を同軸に有して入力液圧室(3)および出
    力液圧室(4)間を隔てる隔壁部材(16)と、前記大
    径弁孔(21)の入力液圧室(3)側端縁に形成される
    弁座(17)への着座が可能な弁体(18)と、該弁体
    (18)を着座させる方向のばね力を発揮する弁ばね
    (19)とから成り、弁体(18)には、大径弁孔(2
    1)および小径弁孔(22)を貫通して先端を制御ピス
    トン(6)に当接させ得るロッド(23)が連設され、
    該ロッド(23)の外面および小径弁孔(22)の内面
    間にオリフィス(24)が環状に形成され、車輪ブレー
    キ(B)に接続される通路(26)に通じる環状室(2
    5)が前記ロッド(23)の外面および大径弁孔(2
    1)の内面間に形成されることを特徴とする請求項1記
    載の制動液圧制御装置。
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JPS49128173A (ja) * 1973-04-03 1974-12-07
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