JP2581016Y2 - アンチロックブレーキ用電磁弁 - Google Patents

アンチロックブレーキ用電磁弁

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JP2581016Y2
JP2581016Y2 JP1992003733U JP373392U JP2581016Y2 JP 2581016 Y2 JP2581016 Y2 JP 2581016Y2 JP 1992003733 U JP1992003733 U JP 1992003733U JP 373392 U JP373392 U JP 373392U JP 2581016 Y2 JP2581016 Y2 JP 2581016Y2
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valve
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solenoid
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Inventor
剛 渕田
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株式会社ユニシアジェックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アンチロックブレーキ
用電磁弁に関し、詳しくは、急制動時にも安定したブレ
ーキングが行われるように制御されるアンチロックブレ
ーキシステム(ABS)のブレーキ作動液をコントロー
ルするために配設される電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のABS装置においては、通
常のブレーキ装置の外に車輪速度センサからの電気信号
を受けてブレーキングの状態を演算する電子制御部を有
しており、その演算結果に基づいて液圧を制御するアク
チュエータとしてブレーキ作動液の増減圧および保圧に
かかわる電磁弁を具えている。すなわち、かかる電磁弁
のソレノイドへの通電による励磁によって開弁または閉
弁動作を行うことによりホイールシリンダへの保圧,増
減圧を適切に調整するもので、従来のかかる電磁弁の一
例として例えば実開昭64−15885号公報に開示さ
れているものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の電磁弁ではプランジャと一体のロッド両
端部にガイドを設け、ガイドが弁筐の筒状部に沿って移
動するように構成されており、かつそのプランジャロッ
ドの一端に弁機構が設けられる形態のもので、弁機構が
ソレノイド部からはみ出た形の長い構造となり、それだ
け大きい設置空間が必要となる。
【0004】本考案の目的は、上記した従来の問題の解
決を図るべく、部品点数が少なく、コンパクトでしかも
機能的に優れたアンチロックブレーキ用電磁弁を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のアンチロックブ
レーキ用電磁弁は、筺体内に一端が固定され、外周部に
プランジャを移動自在に嵌合すると共に軸方向にブレー
キ作動液を導く第1液通路を有する筒状の案内部材と、
前記筺体内の前記プランジャとの対向位置に配設され、
前記第1液通路に連通可能な第2液通路を有するコア部
材と、該コア部材と前記プランジャとの間に配設され、
ばねの弾発力により弁体を前記プランジャに向けて偏倚
させることにより、前記第1液通路と前記第2液通路と
の間を開弁状態または閉弁状態に弾性的に保つと共に、
前記プランジャを前記コア部材から離れた待機位置に弾
性的に保つ弁機構と、前記プランジャおよび前記コア部
材の周囲部に配設され、その励磁によって前記プランジ
ャを前記コア部材に向けて付勢するソレノイドとを具備
したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案によれば、ソレノイドが励磁されること
によってその消磁時に開弁状態に保たれる常開電磁弁の
場合はプランジャが付勢されて弁機構により第1液通路
と第2液通路との間が閉塞される。また常閉電磁弁の場
合は上記励磁によって双方の液通路間が流通状態となる
もので、本考案では弁機構がプランジャとコア部材との
間に設けられていることによって長手方向を短くするこ
とが可能となり、いずれの電磁弁をもコンパクトに構成
することができる。
【0007】
【実施例】以下に、図面を参照しつつ本考案の実施例を
具体的に説明する。
【0008】図1は本考案の一実施例を示すもので、本
例は通常のブレーキ作動状態で常開に保たれ、圧力保持
状態のときに励磁によって閉成される常開電磁弁の構成
を示す。ここで、1は弁筐(ボディ)、2はボディ1に
圧入等によりその一端が固定保持される筒状の案内部
材、2Aは案内部材2の軸心に沿って形成されブレーキ
作動液を連通させる連通路、3は案内部材2の外周部に
摺動自在に嵌合されたプランジャ、4はプランジャ3が
ソレノイド5の励磁によって駆動されるときに当接する
コア部材(以下でストッパ部材という)である。また、
6はストッパ部材4に固定保持されその中心部に液通路
6Aが形成されている弁座であり、液通路6Aは同じく
ストッパ部材4に穿設された液通路7に連通している。
さらにまた、8はブレーキ液のリターンバイパス通路で
あり、9はバイパス通路8に設けられたリターンチェッ
ク弁である。
【0009】一方、弁座6の対向位置にはばね10の弾
発力によってプランジャ3の側に偏倚され、開弁状態に
保たれる弁体11が設けられている。また、11Aは弁
体11に形成されている液通路である。そこで、このよ
うに構成したABSの電磁弁においては、通常のブレー
キ制動時にはソレノイド5は励磁されず、従ってこの図
に示す開弁状態に保たれ、不図示のマスタシリンダ側に
発生したブレーキ作動液の液圧を通路7,6A,液通路
11Aの割り溝および連通路2Aを介して不図示のホイ
ールシリンダ側に伝達する。また、圧力保持状態に移行
する場合はソレノイド5が励磁されて閉弁が行われる
が、ブレーキ解除時ホイールシリンダ側の液がリターン
する場合はリターンチェック弁9を介してその液圧をバ
イパスさせることができる。
【0010】しかも、このように構成した電磁弁におい
ては、プランジャ3自体によって弁体11が駆動される
もので、従って弁機構がストッパ部材4とプランジャ3
との間に配設可能となり、これらがソレノイド5の内筒
にあたる部分に内装されることによって電磁弁全体をコ
ンパクトでしかも簡略化した構成にまとめることができ
る。
【0011】図2は本考案の第2の実施例を示す。本例
は通常のブレーキ作動液状態で常閉に保たれ、減圧状態
のときに励磁によって開弁される常閉電磁弁の構成を示
す。ここで、12はボディ1に圧入等により固定保持さ
れる案内部材であり、その軸心に沿って形成された連通
路12Aを有するが、本例の場合、この案内部材12の
下端部に弁座12Bが形成されている。また、13はス
トッパ部材4のプランジャ対向面に埋設され、液通路7
に連通する連通孔13Aを有する通路入口部材である。
かくして、この通路入口部材13と弁体11との間に介
装したばね10の弾発力により弁体11を案内部材12
の弁座12Bに向けて当接させ、弁機構を閉成状態に保
つ。
【0012】かかる常閉電磁弁において減圧状態が要求
されると、ソレノイド5が励磁されることによって、プ
ランジャ3がストッパ4に向けて吸引駆動され、そのプ
ランジャ3の動作に連動して弁体11がばね10の弾発
力に抗して引き下げられる。そして、その引下げ動作に
より案内部材12に設けた弁座12Bが開口され、ホイ
ールシリンダ側からブレーキ作動液をマスタシリンダ側
に戻し減圧を行わせることができる。なお、本例におい
ても部品点数の少ない簡略な構成で、かつコンパクトな
電磁弁が得られる点は第1実施例と同様である。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
第1液通路を有する案内部材に移動自在に嵌合されたプ
ランジャと、第2液通路を有してプランジャとの対向位
置に配設されたコア部材との間に、第1、第2液通路を
開閉する弁機構を配設することにより、電磁弁全体を長
手方向に短くしてコンパクトに構成することができる。
しかも、弁機構は、ばねの弾発力により弁体をプランジ
ャに向けて偏倚させて、第1、第2液流路の間を開弁状
態または閉弁状態に弾性的に保つと共に、プランジャを
コア部材から離れた待機位置に弾性的に保つ構成である
から、弁体に弾発力を作用させるばねがプランジャの復
帰機能をも兼有することになり、この結果、プランジャ
を復帰させるためのばねを特別に備える必要がなく、そ
の分、構成部品点数の削減および構成の簡素化と共に、
電磁弁自体のより一層のコンパクト化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例として常開型電磁弁の構成
を示す断面図である。
【図2】本考案の第2実施例として常閉型電磁弁の構成
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ボディ 2,12 案内部材 2A,12A 連通路 12B 弁座 3 プランジャ 4 ストッパ部材 5 ソレノイド 6 弁座 9 リターンチェック弁 10 ばね 11 弁体 11A 液通路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筺体内に一端が固定され、外周部にプラ
    ンジャを移動自在に嵌合すると共に軸方向にブレーキ作
    動液を導く第1液通路を有する筒状の案内部材と、 前記筺体内の前記プランジャとの対向位置に配設され、
    前記第1液通路に連通可能な第2液通路を有するコア部
    材と、 該コア部材と前記プランジャとの間に配設され、ばねの
    弾発力により弁体を前記プランジャに向けて偏倚させる
    ことにより前記第1液通路と前記第2液通路との間を
    開弁状態または閉弁状態に弾性的に保つと共に、前記プ
    ランジャを前記コア部材から離れた待機位置に弾性的に
    保つ弁機構と、 前記プランジャおよび前記コア部材の周囲部に配設さ
    れ、その励磁によって前記プランジャを前記コア部材に
    向けて付勢するソレノイドとを具備したことを特徴とす
    るアンチロックブレーキ用電磁弁。
JP1992003733U 1992-02-04 1992-02-04 アンチロックブレーキ用電磁弁 Expired - Lifetime JP2581016Y2 (ja)

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JPH0562779U JPH0562779U (ja) 1993-08-20
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