JPH0562779U - アンチロックブレーキ用電磁弁 - Google Patents
アンチロックブレーキ用電磁弁Info
- Publication number
- JPH0562779U JPH0562779U JP373392U JP373392U JPH0562779U JP H0562779 U JPH0562779 U JP H0562779U JP 373392 U JP373392 U JP 373392U JP 373392 U JP373392 U JP 373392U JP H0562779 U JPH0562779 U JP H0562779U
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- plunger
- valve
- liquid passage
- solenoid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数が少なく、コンパクトでしかも機能
的に優れ、廉価で得られるアンチロックブレーキ用電磁
弁の提供。 【構成】 プランジャ3を移動自在に嵌合すると共に第
1液通路2Aを有する案内部材2と、プランジャ3の対
向位置に配設され、第2液通路7を有するコア部材4
と、プランジャ3とコア部材4との間に配設され、プラ
ンジャ3の付勢によって開弁または閉弁を行う弁機構
6,10,11と、プランジャ3およびコア部材4の周
囲部に配設したソレノイド5とを具備したアンチロック
ブレーキ用電磁弁。
的に優れ、廉価で得られるアンチロックブレーキ用電磁
弁の提供。 【構成】 プランジャ3を移動自在に嵌合すると共に第
1液通路2Aを有する案内部材2と、プランジャ3の対
向位置に配設され、第2液通路7を有するコア部材4
と、プランジャ3とコア部材4との間に配設され、プラ
ンジャ3の付勢によって開弁または閉弁を行う弁機構
6,10,11と、プランジャ3およびコア部材4の周
囲部に配設したソレノイド5とを具備したアンチロック
ブレーキ用電磁弁。
Description
【0001】
本考案は、アンチロックブレーキ用電磁弁に関し、詳しくは、急制動時にも安 定したブレーキングが行われるように制御されるアンチロックブレーキシステム (ABS)のブレーキ作動液をコントロールするために配設される電磁弁に関す る。
【0002】
従来この種のABS装置においては、通常のブレーキ装置の外に車輪速度セン サからの電気信号を受けてブレーキングの状態を演算する電子制御部を有してお り、その演算結果に基づいて液圧を制御するアクチュエータとしてブレーキ作動 液の増減圧および保圧にかかわる電磁弁を具えている。すなわち、かかる電磁弁 のソレノイドへの通電による励磁によって開弁または閉弁動作を行うことにより ホイールシリンダへの保圧,増減圧を適切に調整するもので、従来のかかる電磁 弁の一例として例えば実開昭64−15885号公報に開示されているものがあ る。
【0003】
しかしながら、上述したような従来の電磁弁ではプランジャと一体のロッド両 端部にガイドを設け、ガイドが弁筐の筒状部に沿って移動するように構成されて おり、かつそのプランジャロッドの一端に弁機構が設けられる形態のもので、弁 機構がソレノイド部からはみ出た形の長い構造となり、それだけ大きい設置空間 が必要となる。
【0004】 本考案の目的は、上記した従来の問題の解決を図るべく、部品点数が少なく、 コンパクトでしかも機能的に優れたアンチロックブレーキ用電磁弁を提供するこ とにある。
【0005】
かかる目的を達成するために、本考案は、筐体内に一端が固定され、外周部に プランジャを移動自在に嵌合すると共に軸方向にブレーキ作動液を導く第1液通 路を有する筒状の案内部材と、前記筐体内の前記プランジャ対向位置に配設され 、前記第1液通路に連通可能な第2液通路を有するコア部材と、該コア部材と前 記プランジャとの間に配設され、ばねの弾発力により弁体を前記プランジャに向 けて偏倚させることにより前記第1液通路と前記第2液通路との間を開弁状態ま たは閉弁状態に保つ弁機構と、前記プランジャおよび前記コア部材の周囲部に配 設され、その励磁によって前記プランジャを前記コア部材に向けて付勢するソレ ノイドとを具備したことを特徴とするものである。
【0006】
本考案によれば、ソレノイドが励磁されることによってその消磁時に開弁状態 に保たれる常開電磁弁の場合はプランジャが付勢されて弁機構により第1液通路 と第2液通路との間が閉塞される。また常閉電磁弁の場合は上記励磁によって双 方の液通路間が流通状態となるもので、本考案では弁機構がプランジャとコア部 材との間に設けられていることによって長手方向を短くすることが可能となり、 いずれの電磁弁をもコンパクトに構成することができる。
【0007】
以下に、図面を参照しつつ本考案の実施例を具体的に説明する。
【0008】 図1は本考案の一実施例を示すもので、本例は通常のブレーキ作動状態で常開 に保たれ、圧力保持状態のときに励磁によって閉成される常開電磁弁の構成を示 す。ここで、1は弁筐(ボディ)、2はボディ1に圧入等によりその一端が固定 保持される筒状の案内部材、2Aは案内部材2の軸心に沿って形成されブレーキ 作動液を連通させる連通路、3は案内部材2の外周部に摺動自在に嵌合されたプ ランジャ、4はプランジャ3がソレノイド5の励磁によって駆動されるときに当 接するコア部材(以下でストッパ部材という)である。また、6はストッパ部材 4に固定保持されその中心部に液通路6Aが形成されている弁座であり、液通路 6Aは同じくストッパ部材4に穿設された液通路7に連通している。さらにまた 、8はブレーキ液のリターンバイパス通路であり、9はバイパス通路8に設けら れたリターンチェック弁である。
【0009】 一方、弁座6の対向位置にはばね10の弾発力によってプランジャ3の側に偏 倚され、開弁状態に保たれる弁体11が設けられている。また、11Aは弁体1 1に形成されている液通路である。そこで、このように構成したABSの電磁弁 においては、通常のブレーキ制動時にはソレノイド5は励磁されず、従ってこの 図に示す開弁状態に保たれ、不図示のマスタシリンダ側に発生したブレーキ作動 液の液圧を通路7,6A,液通路11Aの割り溝および連通路2Aを介して不図 示のホイールシリンダ側に伝達する。また、圧力保持状態に移行する場合はソレ ノイド5が励磁されて閉弁が行われるが、ブレーキ解除時ホイールシリンダ側の 液がリターンする場合はリターンチェック弁9を介してその液圧をバイパスさせ ることができる。
【0010】 しかも、このように構成した電磁弁においては、プランジャ3自体によって弁 体11が駆動されるもので、従って弁機構がストッパ部材4とプランジャ3との 間に配設可能となり、これらがソレノイド5の内筒にあたる部分に内装されるこ とによって電磁弁全体をコンパクトでしかも簡略化した構成にまとめることがで きる。
【0011】 図2は本考案の第2の実施例を示す。本例は通常のブレーキ作動液状態で常閉 に保たれ、減圧状態のときに励磁によって開弁される常閉電磁弁の構成を示す。 ここで、12はボディ1に圧入等により固定保持される案内部材であり、その軸 心に沿って形成された連通路12Aを有するが、本例の場合、この案内部材12 の下端部に弁座12Bが形成されている。また、13はストッパ部材4のプラン ジャ対向面に埋設され、液通路7に連通する連通孔13Aを有する通路入口部材 である。かくして、この通路入口部材13と弁体11との間に介装したばね10 の弾発力により弁体11を案内部材12の弁座12Bに向けて当接させ、弁機構 を閉成状態に保つ。
【0012】 かかる常閉電磁弁において減圧状態が要求されると、ソレノイド5が励磁され ることによって、プランジャ3がストッパ4に向けて吸引駆動され、そのプラン ジャ3の動作に連動して弁体11がばね10の弾発力に抗して引き下げられる。 そして、その引下げ動作により案内部材12に設けた弁座12Bが開口され、ホ イールシリンダ側からブレーキ作動液をマスタシリンダ側に戻し減圧を行わせる ことができる。なお、本例においても部品点数の少ない簡略な構成で、かつコン パクトな電磁弁が得られる点は第1実施例と同様である。
【0013】
以上説明してきたように、本考案によれば、筐体内に一端が固定され、外周部 にプランジャを移動自在に嵌合すると共に軸方向にブレーキ作動液を導く第1液 通路を有する筒状の案内部材と、前記筐体内の前記プランジャ対向位置に配設さ れ、前記第1液通路に連通可能な第2液通路を有するコア部材と、該コア部材と 前記プランジャとの間に配設され、ばねの弾発力により弁体を前記プランジャに 向けて偏倚させることにより前記第1液通路と前記第2液通路との間を開弁状態 または閉弁状態に保つ弁機構と、前記プランジャおよび前記コア部材の周囲部に 配設され、その励磁によって前記プランジャを前記コア部材に向けて付勢するソ レノイドとを具備した構成により、部品点数を削減することができて、コストの 低減と共にスペースを取らないコンパクトな形態の電磁弁を提供することができ るようになった。
【図1】本考案の第1実施例として常開型電磁弁の構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】本考案の第2実施例として常閉型電磁弁の構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
1 ボディ 2,12 案内部材 2A,12A 連通路 12B 弁座 3 プランジャ 4 ストッパ部材 5 ソレノイド 6 弁座 9 リターンチェック弁 10 ばね 11 弁体 11A 液通路
Claims (1)
- 【請求項1】 筐体内に一端が固定され、外周部にプラ
ンジャを移動自在に嵌合すると共に軸方向にブレーキ作
動液を導く第1液通路を有する筒状の案内部材と、 前記筐体内の前記プランジャ対向位置に配設され、前記
第1液通路に連通可能な第2液通路を有するコア部材
と、 該コア部材と前記プランジャとの間に配設され、ばねの
弾発力により弁体を前記プランジャに向けて偏倚させる
ことにより前記第1液通路と前記第2液通路との間を開
弁状態または閉弁状態に保つ弁機構と、 前記プランジャおよび前記コア部材の周囲部に配設さ
れ、その励磁によって前記プランジャを前記コア部材に
向けて付勢するソレノイドとを具備したことを特徴とす
るアンチロックブレーキ用電磁弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992003733U JP2581016Y2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | アンチロックブレーキ用電磁弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992003733U JP2581016Y2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | アンチロックブレーキ用電磁弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0562779U true JPH0562779U (ja) | 1993-08-20 |
JP2581016Y2 JP2581016Y2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=11565454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992003733U Expired - Lifetime JP2581016Y2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | アンチロックブレーキ用電磁弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581016Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100422998B1 (ko) * | 1995-03-23 | 2004-06-10 | 로베르트 보쉬 게엠베하 | 전자기식으로작동되는압력스위칭밸브 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01136776U (ja) * | 1988-03-14 | 1989-09-19 |
-
1992
- 1992-02-04 JP JP1992003733U patent/JP2581016Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01136776U (ja) * | 1988-03-14 | 1989-09-19 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100422998B1 (ko) * | 1995-03-23 | 2004-06-10 | 로베르트 보쉬 게엠베하 | 전자기식으로작동되는압력스위칭밸브 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2581016Y2 (ja) | 1998-09-17 |
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