JPH0635758U - ソレノイドバルブ - Google Patents

ソレノイドバルブ

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JPH0635758U
JPH0635758U JP7199792U JP7199792U JPH0635758U JP H0635758 U JPH0635758 U JP H0635758U JP 7199792 U JP7199792 U JP 7199792U JP 7199792 U JP7199792 U JP 7199792U JP H0635758 U JPH0635758 U JP H0635758U
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JP
Japan
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valve
solenoid
seat member
valve seat
casing
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Application number
JP7199792U
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Inventor
一郎 金田
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作動時の液圧変動を吸収することができるソ
レノイドバルブを提供すること。 【構成】 ケーシング2内に軸方向移動可能に嵌装され
たバルブシート部材13を付勢するスプリング15の付
勢力をソレノイド12の通電時の弁体9の吸引力と釣合
うように設定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はソレノイドバルブ、特に自動車のアンチロックブレーキ装置に用いて 好適なソレノイドバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のソレノイドバルブとしては、例えば、図5に示すようなものが 知られている。
【0003】 かかるソレノイドバルブは、自動車のアンチロックブレーキ装置に組込まれ、 マスターシリンダとホイールシリンダとの間のブレーキ液通路中に備えられる常 開のソレノイドバルブであり、ソレノイドAによって軸線方向に駆動される弁体 Bによって、ケーシングCに固設されたバルブシート部材Dの軸線方向の連通路 Eを開閉するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のソレノイドバルブにあっては、アンチロックブレー キ装置のブレーキ液通路中に備えられソレノイドへの通電により弁体Bがバルブ シート部材Dに当接し連通路Eを遮断するが、バルブシート部材Dが固設されて おり遮断が急激に行われることから、図3(A)に示すように、ホイールシリン ダ側に液圧変動aが生じ易い。このような液圧変動が生ずると、ブレーキ液配管 を通じその振動が車体ないしはブレーキペダルに伝達され不都合を生ずるという 問題があった。
【0005】 本考案の目的は、かかる従来の問題を解消し、通電動作時において液圧変動を 生じさせることのないソレノイドバルブを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 かかる目的を達成するために、本考案はソレノイドによって軸線方向に駆動さ れる弁体によって、ケーシング内のバルブシート部材に形成された前記軸線方向 の連通路を開閉するソレノイドバルブにおいて、前記バルブシート部材を前記ケ ーシング内で軸線方向に移動可能に構成し、該バルブシート部材を前記弁体側に 付勢すると共にその付勢力を前記ソレノイドの通電時の吸引力と釣合うように設 定したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案によれば、ソレノイドが通電され閉弁状態になると、このときに弁体に 作用する吸引力とバルブシート部材の付勢力とが釣合うことから、バルブシート 部材はフローティング状態で所定位置にある。
【0008】 この結果、ホイールシリンダ側に液圧変動が生じたとしても、これは弁体とバ ルブシート部材の自由な動きにより、図3(B)に示すように吸収される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1は本考案の一実施例を示す。なおここで、本実施例のソレノイドバルブ1 は、自動車のアンチロックブレーキ装置に組込まれるものとしての構成例である 。
【0011】 図1において、2はソレノイドバルブ1のケーシングであり、このケーシング 2は、磁性材料によって筒状に形成された上下のケーシング部材3および4と、 非磁性材料によって環状に形成されて前記ケーシング部材3および4の間に位置 する環状体5との結合構造となっている。
【0012】 下側ケーシング部材4内の上方および下方の部分は小径孔部4Aおよび大径孔 部4Bとなっており、そして、これらの間の段差部に嵌着された下側軸受6と、 上側ケーシング部材3の内側に嵌着された上側軸受7との間に、弁ロッド8が上 下動自在に支持されている。
【0013】 下側軸受6の中央部には、弁ロッド8の軸線方向に連通する連通路6Aが形成 されている。連通路6Aは、弁ロッド8が貫通する下側軸受6の中央の孔の内周 壁に形成されており、例えば、その孔の内周壁に上下方向に延在する溝を複数設 けて、その孔の断面を歯車形状とすることによって形成してもよい。また、弁ロ ッド8が貫通する上側軸受7の中央の孔の内周壁には、上下方向に延在する溝に よって連通路7Aが形成されている。
【0014】 弁ロッド8の下端には球状の弁体9が取付けられ、また弁ロッド8の上側部分 には、上側のケーシング部材3の内部にて上下動自在のアマチュア10が固着さ れている。このアマチュア10の中央部には、上下方向に連通する連通路10A が形成されている。そして、このアマチュア10と下側軸受6との間には、アマ チュア10を図中の上方へ付勢するリターンスプリング11が介在され、更に、 ケーシング2の外周部には、アマチュア10を図中の下方へ磁気的に吸引移動さ せるためのソレノイド(電磁コイル)12が配備されている。
【0015】 また、下側ケーシング部材4の大径孔部4B内には、バルブシート部材13が 軸線方向に移動可能に嵌装されている。バルブシート部材13は、その断面がほ ぼ凸形状に形成され、下側ケーシング部材4に圧入固着されたスプリングリテー ナ14に一端が支持されたスプリング15でもって弁体9側に付勢されている。 しかるに、前述の下側軸受6の環状下端部6Bは延長形成され、バルブシート部 材13の肩部13Aに当接することによりその移動を所定位置に規制するストッ パとして機能すると共に、肩部13Aと共にシール部として機能する。
【0016】 さらに、バルブシート部材13の中心部には軸線方向に連通孔13Bが形成さ れていると共に、連通孔13Bの上端縁近傍には球状の弁体9が着座するバルブ シート13Cが形成されている。
【0017】 そして、上述のスプリング15の付勢力と、ソレノイド12が通電励磁され、 アマチュア10と一体の弁体9をリターンスプリング11の付勢力に抗って吸引 移動させる力、すなわちソレノイド12の通電時の吸引力とは、スプリング15 の所定の撓み位置、すなわち弁体9のストロークL位置(図2参照)において釣 合うように設定されている。
【0018】 しかして、このように構成されたソレノイドバルブ1は、アンチロックブレー キ装置に組込まれ、そしてブレーキ液通路内において図示の下方側、すなわちバ ルブシート部材13側がマスターシリンダ側に配管接続され、その図示の上方側 がホイールシリンダ側に配管接続されて、使用に供される。
【0019】 次に、作用について説明する。
【0020】 まず、ソレノイド12が無通電の場合は、図1に示すように、弁体9がバルブ シート13Cから離れて、ブレーキ液通路が開かれた状態にある。したがって、 そのブレーキ液通路を介してブレーキ液が流通し、マスターシリンダ内の圧力が ホイールシリンダ内に導入されて、通常のブレーキ動作、あるいはアンチロック 制御における増圧動作が行なわれることになる。その際、バルブシート部材13 はスプリング15の付勢力により所定位置に規制保持されている。一方、バルブ シート部材13は、チェック弁の弁体として機能し、バルブシート部材13の外 周部を抜けてブレーキ液が漏洩するのを、肩部13Aと下側軸受6の環状下端部 6Bとの当接によるシール機能でもって防いでいる。
【0021】 次に、アンチロック制御においてホイールシリンダ圧を保持あるいは減圧すべ く装置が作動した場合は、ソレノイド12が通電されて、アマチュア10および 弁ロッド8と共に弁体9が吸引下動し、図2に示すように、弁体9がバルブシー ト13Cに圧接しバルブシート部材13を下動させつつ連通孔13B、すなわち ブレーキ液通路を閉じる。
【0022】 このとき、弁体9のストロークLの位置において、弁体9に作用している下向 きの吸引力とバルブシート部材13を付勢しているスプリング15の上向きの付 勢力とが釣合い、弁体9およびバルブシート部材13はフローティング状態とな る。
【0023】 この結果、ホイールシリンダ側に液圧変動が生じたとしても、これは弁体9と バルブシート部材13の自由な動きにより、図3(B)に示すように吸収され、 配管系に振動が伝達されない。
【0024】 図4は本考案の他の実施例を示す。なお、以下で図1および図2について説明 したと同様の個所若しくは同一の機能を有するものには特に別の特徴を有しない 限り同一符号を付して重複説明を避ける。
【0025】 本実施例においては、バルブシート部材13の外周部にシール部材50を装着 し下部ケーシング4の大径孔部4Bとの摺動部をシールすることにより、ブレー キ液の漏洩を防止している。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のソレノイドバルブによれば、バルブシート部材 の付勢力をソレノイドの通電時の吸引力と釣合うように設定したので、液圧変動 を実効的に吸収できるソレノイドバルブを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を増圧時の状態で示す縦断面
図である。
【図2】本考案の一実施例の保持あるいは減圧時を示す
縦断面図である。
【図3】増圧時のホイールシリンダ−液圧特性を示すグ
ラフであり、(A)は従来、(B)は本考案の場合を示
す。
【図4】本考案の他の実施例を増圧時の状態で示す縦断
面図である。
【図5】従来のソレノイドバルブを示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ソレノイドバルブ 2 ケーシング 6 軸受 6A 連通路 6B 環状下端部(ストッパ部材) 8 弁ロッド 8A 弁部 9 弁体 12 ソレノイド 13 バルブシート部材 13A 肩部 13D 筒状部 15 スプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソレノイドによって軸線方向に駆動され
    る弁体によって、ケーシング内のバルブシート部材に形
    成された前記軸線方向の連通路を開閉するソレノイドバ
    ルブにおいて、 前記バルブシート部材を前記ケーシング内で軸線方向に
    移動可能に構成し、該バルブシート部材を前記弁体側に
    付勢すると共にその付勢力を前記ソレノイドの通電時の
    吸引力と釣合うように設定したことを特徴とするソレノ
    イドバルブ。
JP7199792U 1992-10-15 1992-10-15 ソレノイドバルブ Pending JPH0635758U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999010670A1 (fr) * 1997-08-25 1999-03-04 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Electrovanne d'entrainement de service
WO2017221967A1 (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 日立オートモティブシステムズ株式会社 減衰力調整式緩衝器

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