JPH0623808Y2 - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH0623808Y2
JPH0623808Y2 JP9640289U JP9640289U JPH0623808Y2 JP H0623808 Y2 JPH0623808 Y2 JP H0623808Y2 JP 9640289 U JP9640289 U JP 9640289U JP 9640289 U JP9640289 U JP 9640289U JP H0623808 Y2 JPH0623808 Y2 JP H0623808Y2
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opening
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正八 瀬戸口
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株式会社本田ロック
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばアンチロックブレーキシステムにおけ
るブレーキの制動力調整等に用いられる電磁弁に関する
ものである。
(従来の技術) 従来、この種の電磁弁としては、例えば実開昭59−7
9451号公報に開示された技術がある。この電磁弁
は、その開弁時にアキュームレータに蓄圧されたアンチ
ロック制御用のブレーキ油をモジュレータに供給する常
閉型の第1開閉弁(インバルブ)と、ブレーキ油のリザ
ーバとモジュレータとの間の流路内に配された常開型の
第2開閉弁(アウトバルブ)とを、貫通孔を有するコア
を挟んで配置し、単一の筒状ケース内に縦型に一体に組
み込んだものである。そして、前記第1開閉弁は、励磁
コイルへの通電時にプランジャが前記コアに向け吸引さ
れることにより、弁体の弁座部材への押圧が解除されて
開弁するようになっていると共に、前記第2開閉弁は、
励磁コイルへの通電時にプランジャが前記コアに向け吸
引されることにより、弁体が弁座部材に押圧されて閉弁
するようになっている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、このような上記従来技術では、励磁コイルへ
の通電時又は通電解除時に、第1及び第2開閉弁の前記
各プランジャは前記コアに接近する方向又はコアから離
間する方向に摺動するが、特に第1開閉弁の開閉を確実
に行うために、該第1開閉弁のプランジャがその摺動時
に倒れないように該プランジャを摺動自在に支持するこ
とが好ましい。
本考案は、このような事情に鑑みて為されたもので、常
閉型の第1開閉弁のプランジャがその摺動時に倒れない
ように、該プランジャを摺動自在に支持し得る電磁弁を
提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) かかる目体を達成するために、本考案に係る電磁弁は、
貫通孔が穿設されたコアの両側に、励磁コイルへの通電
時にプランジャが前記コアに向け吸引されることによ
り、弁体の弁座部材への押圧が解除されて開弁する常閉
型の第1開閉弁と、励磁コイルへの通電時にプランジャ
が前記コアに向け吸引されることにより、弁体が弁座部
材に押圧されて閉弁する常開型の第2開閉弁とが縦型配
置された電磁弁において、前記コアの貫通孔に、前記第
2開閉弁の弁座部材及び流体通路を形成したポート部材
が圧入されており、且つ該ポート部材の、前記コアから
突出した突出部が、前記第1開閉弁のプランジャの中央
に穿設された貫通孔に摺動自在に挿通している。
前記第1開閉弁のプランジャの貫通孔の端部に、該第1
開閉弁の弁体を押圧する板状の弁体押圧部材を前記ポー
ト部材の突出部の端部に近接させて固定してあり、該弁
体押圧部材には、前記弁体を押圧する中央押圧部から外
れた位置に少なくとも1つの油路が穿設されており、且
つ前記励磁コイルの通電時に、前記突出部の端部が前記
弁体押圧部材に当接し、前記第1開閉弁のプランジャが
前記コアに当接しないように構成してあることが好まし
い。
(作用) そして、上記電磁弁では、前記ポート部材の突出部が第
1開閉弁のプランジャの貫通孔に摺動自在に挿通してい
るので、該プランジャはその摺動時に倒れないように前
記突出部により摺動自在に支持される。
また、励磁コイルの通電時に、前記突出部の端部が前記
弁体押圧部材に当接し、第1開閉弁のプランジャがコア
に当接しないので、残留磁気による吸着を防止できると
共に該プランジャ及びコアの耐久性が向上する。
(実施例) 以下、図面に基いて本考案の一実施例を説明する。
第2図は本考案の一実施例に係る電磁弁が適用されるア
ンチロックブレーキシステムの油圧系統の全体構成の一
例を示すものである。
このアンチロックブレーキシステムは、ブレーキペダル
1の踏み込みに応じてタンデム型のマスタシリンダ2か
ら第1のモジュレータ4における一次制動油圧室41、
41′にそれぞれブレーキ圧力が付与され、さらに、そ
の第1のモジュレータ4を通じて第2のモジュレータ5
における一次制動油圧室51、51′にもそれぞれ油圧
制御弁61、61′を介してブレーキ圧力が与えられる
ようになっている。また、モジュレータ4の一次制動油
圧室41、41′にブレーキ圧力が与えられることによ
り、各ピストン42、42′がそれぞれ前方に動くこと
によって二次制動油圧室43、43′にブレーキ圧力が
伝達され、その二次制動油圧室43、43′の各油圧出
力にしたがって自動車の右側及び左側の各前輪ブレーキ
71、71′がそれぞれ作動するようになっている。な
お、モジュレータ5側にあっても全く同様で、各ピスト
ン52、52′が夫々接近する方向に動くことによって
二次制動油圧室53、53′にブレーキ圧力が伝達さ
れ、その各油圧出力によって自動車の左側及び右側の各
の後輪ブレーキ81、81′がそれぞれ作動するように
なっている。
また、モジュレータ4、5におけるピストン42、4
2′及び52、52′の各後部には、開放油室44、4
4′及び54、54′が夫々設けられている。この各開
放油室44、44′、54、54′と二次制動油圧室4
3、43′、53、53′との間には、カップ型シール
部材45、45′、55、55′が夫々配置されてお
り、各開放油室44、44′、54、54′から各二次
制動油圧室43、43′、53、53′へは油が漏れ、
その逆方向には油が漏れないようになっている。
また、アンチロック制御用のリザーバ10から供給され
た制御油をポンプ11によって所定圧に加圧した後、ア
キュームレータ12に一時蓄圧させ、その蓄圧された制
御油を常閉型の第1開閉弁(インバルブ)100、10
1を通じてモジュレータ4、5の各アンチロック制御室
46、56に供給する一方、各アンチロック制御室4
6、56は夫々常開型の第2開閉弁(アウトバルブ)1
02、103を介してリザーバ10に接続されている。
なお、前記インバルブ100、101及びアウトバルブ
102、103は図示しない電子制御部からの駆動指令
にしたがってそれぞれ開閉駆動されるもので、アンチロ
ック制御時にはインバルブ100、101が開弁状態と
なってアウトバルブ102、103が閉弁状態となり、
非制御時には逆に、インバルブ100、101が閉弁状
態となり、アウトバルブ102、103が開弁状態とな
るように復帰する。
上記のように構成されたアンチロックブレーキシステム
にあっては、モジュレータ4及び5の一次制動油圧室4
1、41′及び51、51′にそれぞれブレーキ圧力が
付与されてその二次制動油圧室43、43′及び53、
53′からの油圧出力によって各車輪ブレーキ71、7
1′及び81、81′を作動させる際、電子制御部から
アンチロックの駆動指令が出力されると、アンチロック
制御油室46、56とリザーバ10との間を連通させる
べくそれまで開弁状態となっていたアウトバルブ10
2、103が閉弁状態となり、その代わりにインバルブ
100、101が開弁状態となってアンチロック制御室
46、56に加圧されていた制御油(ブレーキ圧力以上
になるように加圧されている)が適宜送り込まれ、それ
により各ピストン42、42′及び52、52′がそれ
ぞれ押し戻されてブレーキ圧が弱められる。
第1図は本考案の一実施例に係る電磁弁を示す縦断面図
で、この電磁弁は、一対のインバルブ100及びアウト
バルブ102、又はインバルブ101及びアウトバルブ
103(この実施例ではインバルブ100及びアウトバ
ルブ102を例として説明する。)が縦型配置されて構
成されている。
第1図に示すように、一対の円筒カップ状ケース20
0、201はX−X線に対し対称に配置されており、該
ケース200、201内には直筒状のブレーキ油用油路
を形成すべくセンタコア202を挟んで一対のパイプ2
03、204が縦型に配置されている。
両パイプ203、204内にはインバルブ100の一部
を構成するプランジャ205、アウトバルブ102の一
部を構成するプランジャ206が夫々配設され、両プラ
ンジャ205、206と前記センタコア202との間に
はスプリング207、208が夫々介装されている。
インバルブ100のプランジャ205は、ケース200
の中央部に嵌着された入口ポート部209に形成された
孔209aに摺動可能に嵌合している。第1図及び第7
図に示すように、プランジャ205の中央には貫通孔2
05aが穿設され、該貫通孔205aの下端部には拡径
した取付穴205bが形成され、この取付穴205bに
はボール弁体211を押圧する板状の弁体押圧部材30
0が圧入固定されている。
前記貫通孔205aにはポート部材310の一部(突出
部)が摺動自在に嵌合している。第1図及び第3図に示
すように、ポート部材310の上端部はセンタコア20
2の貫通孔202aに圧入している。該ポート部材31
0には、第3図、第5図〜第7図に示すように、中央に
軸部310aが形成され、該軸部310aの周囲に4つ
の油路310bが形成され、且つその上部には各油路3
10b内を第3図の矢印で示すように流れるブレーキ油
が流入する凹部310cが形成されている。押圧部材3
00には、ボール弁体211を押圧する中央押圧部30
0aから外れたその両側に油路300bが穿設されてい
る(第8図を参照)。
前記アウトバルブ102のプランジャ206は、ケース
201の中央部に嵌着された出口ポート210内に形成
された孔210aに摺動自在に嵌合している。該プラン
ジャ206の下部には、その下端面でボール弁体212
を押圧すると共に油路400bを有する弁体押圧部材4
00が前記弁体押圧部材300と同様に圧入固定されて
いる。また、プランジャ206の貫通孔206aには、
中央に軸部410aを有し且つその周囲に弁体押圧部材
400の油路400bと連通する油路410bを有する
ポート部材410が圧入されている。該貫通孔206a
の上端部には、ポート部材410の油路410bに連通
する油路420a,420bを形成する油路形成部材4
20が圧入されている。ここで、前記両プランジャ20
5、206は隙間G、Gをもってセンタコア202
と対向している。
一方のボール弁体211は入口ポート部209に嵌着さ
れた弁座部材215の上端部の収納孔に係合し、他方の
ボール弁体212はセンタコア202に圧入された弁座
部材216の上端部の収納孔216e(第3図を参照)
に係合するようになっている。なお、センタコア202
の外周部には磁路形成用の環状のヨーク232が配設さ
れている。
前記パイプ203、204の外周にはコイルボビン21
8、219が嵌着され、該コイルボビン218、219
には夫々励磁コイル220、221が巻装され、該励磁
コイル220、221の引出線220a,221aは防
水ゴムから成るカプラ222に支持され、外部の電子制
御部に接続すべく引き出されている。しかして、ボール
弁体211は弁体押圧部材300によって弁座部材21
5の弁座面へスプリング207の付勢力により押圧さ
れ、インバルブ100は常閉型の開閉弁(第1開閉弁)
となる。一方、ボール弁体212は、スプリング208
の付勢力によりプランジャ206が上方へ押圧されてい
るために弁座部材216の弁座面216dから離れてお
り、アウトバルブ102は常開型の開閉弁(第2開閉
弁)となる。なお、励磁コイル220、221への通電
状態に応じ、インバルブ100とアウトバルブ102は
選択的に開弁または閉弁する。
前記入口ポート部209はベース223に形成された取
付孔223aにオイルシールリング225、226を介
して取付けられ、出口ポート部210はカバー224に
形成された取付孔224aにオイルシールリング227
を介して取付けられている。なお、ベース223とカバ
ー224とはスタッドボルト231を介して連結されて
いる。
ここで、取付孔223aはベース223に形成された連
通油路223bを介して前記アキュームレータ12に連
通していると共に、連通油路223cを介して前記モジ
ュレータ4、5のアンチロック制御室46、56に夫々
連通している。一方、前記出口ポート部210は、前記
リザーバ10に連結されている。なお、入口ポート部2
09には取付孔223aと摺動孔209aとを連通する
ポート209bが形成され、出口ポート部210には摺
動孔210aと取付孔224aとを連通するポート21
0bが形成されている。
さらに、第1図及び第3図に示すように、前記センタコ
ア202の貫通孔202aには、アウトバルブ102の
弁座部材216及び前記ポート部材310が圧入されて
いると共に、該弁座部材216とポート部材310との
間にはフイルタ320が挾持されている。弁座部材21
6の内部には、ポート部材310の前記凹部310cと
連通する連通孔216aが形成されている。アウトバル
ブ102が開弁状態の場合、ポート部材310の油路3
10b及び凹部310c、連通孔216aを通るブレー
キ油は、第3図の矢印で示すように、弁座部材216の
上端に半径方向に貫通するように形成された一対の逃げ
孔216b,216b(第3図、第4図を参照)を介し
て上方に向かうようになっている。なお、弁座部材21
6の上端部には肩状段部216cが形成されているの
で、弁座部材216がブレーキ油の加圧方向に抜け出る
ことはない。
また、第1図及び第7図に示すように、前記ポート部材
310の軸部310aの下端部310a′は弁体押圧部
材300の上面に近接している。該弁体押圧部材300
の上面と前記下端部310a′との間の隙間G′(第
5図を参照)は、インバルブ100のプランジャ205
とセンタコア202との間の前記隙間G(第1図を参
照)より小さくしてある。これによって、励磁コイル2
20の通電によりプランジャ205がセンタコア202
に向けて吸引される際に、前記下端部310a′が弁体
押圧部材300の上面に当接し、プランジャ205の先
端がセンタコア202に当接しないようになっている。
なお、弁座部材215の下端及びポート210bの上端
にも、フイルタ228及び230が夫々設けられてい
る。
以下、上記実施例の作動を説明する。
前記インバルブ100及びアウトバルブ102は図示し
ない電子制御部からの駆動指令に応じてそれぞれ開閉駆
動され、アンチロック制御時にはインバルブ100が開
弁状態となってアウトバルブ102が閉弁状態となり、
非制御時には逆に、インバルブ100が閉弁状態とな
り、アウトバルブ102が開弁状態となるように復帰す
る。
すなわち、非制御時には励磁コイル220、221には
通電されておらず、インバルブ100のプランジャ20
5はスプリング207の付勢力により第1図で示す下方
位置に、アウトバルブ102のプランジャ206はスプ
リング208の付勢力により第1図で示す上方位置に夫
々退避している。従って、この非制御時には、インバル
ブ100のボール弁体211は弁体押圧部材300によ
って弁座部材215の弁座面へスプリング207の付勢
力により押圧されているので、インバルブ100は閉弁
状態となり、一方、アウトバルブ102のボール弁体2
12は、弁座部材216の弁座面216dへの押圧が解
除されているので、アウトバルブ102は開弁状態とな
る。このとき、ポート部材310の油路310b及び凹
部310c、及び弁座部材216の連通孔216aを通
るブレーキ油はボール弁体212を押し上げ、第3図の
矢印で示すように、弁座部材216の上端に半径方向に
貫通するように形成された一対の逃げ孔216b,21
6bを介して上方に向かう。
また、アンチロック制御時には励磁コイル220、22
1には通電され、前記各プランジャ205、206が各
スプリング207、208の付勢力に抗してセンタコア
202に向け該コア202に近接する位置まで吸引され
る。従って、このアンチロック制御時には、インバルブ
100のボール弁体211は弁体押圧部材300による
弁座部材215の弁座面への押圧が解除されて開弁状態
となり、一方、アウトバルブ102のボール弁体212
は弁体押圧部材400によって弁座部材216の弁座面
へスプリング208の付勢力により押圧されるので、ア
ウトバルブ102は閉弁状態となる。
このように、前記インバルブ100のプランジャ205
は前記上方位置とセンタコア202に近接する位置との
間で摺動変位するが、前記ポート部材310の一部(突
出部)がプランジャ205の貫通孔205aに摺動自在
に挿通しているので、該プランジャ205はその摺動変
位時に倒れないようにポート部材310の一部により摺
動自在に支持される。
また、第1図及び第7図に示すように、弁体押圧部材3
00の上面とポート部材310の下端部310a′の下
端面との間の隙間G′は、インバルブ100のプラン
ジャ205とセンタコア202との間の隙間Gより小
さくしてあるので、励磁コイル220の通電によりプラ
ンジャ205がセンタコア202に向けて吸引される際
に、前記下端部310a′が弁体押圧部材300の上面
に当接し、プランジャ205の先端がセンタコア202
に当接しないようになっている。
また、上記実施例では、前記弁体押圧部材300に、ボ
ール弁体211を押圧する中央押圧部300aから外れ
たその両側に油路300bを穿設したが、第9図に示す
ように、中央押圧部300aから外れたその両端に油路
300cを切り欠いて設けてもよい。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案に係る電磁弁によれば、貫
通孔が穿設されたコアの両側に、励磁コイルへの通電時
にプランジャが前記コアに向け吸引されることにより、
弁体の弁座部材への押圧が解除されて開弁する常閉型の
第1開閉弁と、励磁コイルへの通電時にプランジャが前
記コアに向け吸引されることにより、弁体が弁座部材に
押圧されて閉弁する常開型の第2開閉弁とが縦型配置さ
れた電磁弁において、前記コアの貫通孔に、前記第2開
閉弁の弁座部材及び流体通路を形成ポート部材が圧入さ
れており、且つ該ポート部材の、前記コアから突出した
突出部が、前記第1開閉弁のプランジャの中央に穿設さ
れた貫通孔に摺動自在に挿通している構成により、前記
ポート部材の突出部が第1開閉弁のプランジャの貫通孔
に摺動自在に挿通しているので、常閉型の第1開閉弁の
プランジャがその摺動時に倒れないように、該プランジ
ャを摺動自在に支持することができる。
また、前記第1開閉弁のプランジャの貫通孔の端部に、
該第1開閉弁の弁体を押圧する板状の弁体押圧部材を前
記ポート部材の突出部の端部に近接させて固定してあ
り、該弁体押圧部材には、前記弁体を押圧する中央押圧
部から外れた位置に少なくとも1つの油路が穿設されて
おり、且つ前記励磁コイルの通電時に、前記突出部の端
部が前記弁体押圧部材に当接し、前記第1開閉弁のプラ
ンジャが前記コアに当接しないように構成してあること
により、励磁コイルの通電時に、前記突出部の端部が前
記弁体押圧部材に当接し、第1開閉弁のプランジャがコ
アに当接しない。従って、残留磁気による吸着を防止で
きると共に、プランジャ及びコアの耐久性を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る電磁弁を示す縦断面
図、第2図は第1図に示す電磁弁が適用されるアンチロ
ックブレーキシステムの油圧系統を示す全体構成図、第
3図は第1図に示す電磁弁の一部を拡大して示した拡大
断面図、第4図は第3図のIV−IV矢視図、第5図は第3
図のV−V線に沿う断面図、第6図は第3図のVI−VI線
に沿う断面図、第7図は第1図に示す電磁弁の一部を拡
大して示した拡大断面図、第8図は一実施例に係る電磁
弁に用いられる弁体押圧部材を示す平面図、第9図は第
8図に示す弁体押圧部材の変形例を示す平面図である。 100,101……インバルブ(第1開閉弁)、10
2,103……アウトバルブ(第2開閉弁)、202…
…センタコア(コア)、205,206……プランジ
ャ、205a……プランジャの貫通孔、211,212
……ボール弁体(弁体)、215……弁座部材、216
……弁座部材(第2開閉弁の弁座部材)、220,22
1……励磁コイル、300……弁体押圧部材、300a
……中央押圧部、300b,300c……油路、310
……ポート部材。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】貫通孔が穿設されたコアの両側に、励磁コ
    イルへの通電時にプランジャが前記コアに向け吸引され
    ることにより、弁体の弁座部材への押圧が解除されて開
    弁する常閉型の第1開閉弁と、励磁コイルへの通電時に
    プランジャが前記コアに向け吸引されることにより、弁
    体が弁座部材に押圧されて閉弁する常開型の第2開閉弁
    とが縦型配置された電磁弁において、前記コアの貫通孔
    に、前記第2開閉弁の弁座部材及び流体通路を形成した
    ポート部材が圧入されており、且つ該ポート部材の、前
    記コアから突出した突出部が、前記第1開閉弁のプラン
    ジャの中央に穿設された貫通孔に摺動自在に挿通してい
    ることを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】前記第1開閉弁のプランジャの貫通孔の端
    部に、該第1開閉弁の弁体を押圧する板状の弁体押圧部
    材を前記ポート部材の突出部の端部に近接させて固定し
    てあり、該弁体押圧部材には、前記弁体を押圧する中央
    押圧部から外れた位置に少なくとも1つの油路が穿設さ
    れており、且つ前記励磁コイルの通電時に、前記突出部
    の端部が前記弁体押圧部材に当接し、前記第1開閉弁の
    プランジャが前記コアに当接しないように構成してある
    ことを特徴とする、請求項1記載の電磁弁。
JP9640289U 1989-08-18 1989-08-18 電磁弁 Expired - Lifetime JPH0623808Y2 (ja)

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