JPH0515270Y2 - - Google Patents

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JPH0515270Y2
JPH0515270Y2 JP1989017287U JP1728789U JPH0515270Y2 JP H0515270 Y2 JPH0515270 Y2 JP H0515270Y2 JP 1989017287 U JP1989017287 U JP 1989017287U JP 1728789 U JP1728789 U JP 1728789U JP H0515270 Y2 JPH0515270 Y2 JP H0515270Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はエプロン付浴槽に係り、特にエプロン
の取付が強固であり、しかもエプロンと手摺部先
端の垂下部との合せ目の仕上りが美麗であるエプ
ロン付浴槽に関する。
[従来の技術] 浴槽の側面に別体のエプロンを取り付ける構造
として、第17図の如く、浴槽80の手摺部82
の下面に設けられたボス部(第17図では図示
略)に、エプロン84,86の上辺のフランジ8
8,90をボルトにて止め付けると共に、必要に
応じステー92により浴槽10とエプロン84,
86とを連結するものが公知である。
[考案が解決しようとする課題] 第17図のエプロン取付構造では、エプロンの
上辺部分がボルトにより手摺部に固定されている
ものの、エプロンと浴槽との当接箇所はフランジ
のみとなつていた。このため、エプロンの上部の
固定強度が不足したり、取り付け時のエプロン位
置決めに手間がかかつたりすることがあつた。
[課題を解決するための手段] 本考案のエプロン付浴槽は、次の浴槽及びエプ
ロンを備えている。
浴槽は、槽体部、該槽体部の上辺から外方に延
設された手摺部、該手摺部の先端に垂設された垂
下部及び手摺部の下面に設けられたボス部を有す
る。
エプロンは、該垂下部と面を揃えて配設された
前面部、該前面部の上端面のうち裏縁側に形成さ
れた垂下部下端面への当接部、該前面部の上端面
のうち前縁側に形成された切欠溝、該前面部の上
辺の裏面から上方に立ち上げられており、前記垂
下部の裏面に当接した垂直片部、及び、該垂直片
部の上辺から槽体へ向つて延設されており、前記
浴槽のボス部にボルト止めされた水平片部を有す
る。このエプロンの前記水平片部の前記槽体側の
辺縁部から切欠溝状のボルト孔が設けられ、この
ボルト孔に前記ボルトが挿通されている。
本考案では、このエプロンと前記浴槽ボス部と
の間がステーにより連結されている。
[作用] かかる本考案のエプロン付浴槽においては、エ
プロンは前面部の上縁面の当接部、垂直片部及び
水平片部の3ヶ所にて浴槽に当接して支持される
ことになり、エプロンの支持が安定する。また、
垂直片部を垂下部の裏面に当接させ、かつ前面部
の上端面を垂下部の下端面に当接させることによ
りエプロンの前後方向及び上下方向の位置決めが
なされるので、取り付け作業が簡単になる。ま
た、エプロンの上部の水平片部にボルト孔が切欠
溝状に設けられているから、ボルトを先にボス部
につけた状態でエプロンの取り付けを行なえる。
従つて、エプロン組付作業が容易である。
さらに、前面部の上端面には切欠溝が設けられ
ているので、該上端面の当接部の水平平坦性が劣
つていても、前面部上端と垂下部下端との間にあ
つては切欠溝の上下幅が若干変動するだけであ
り、見た目には均一なクリアランスが設けられて
いるように視覚されるようになり、仕上りの視覚
的美感が向上される。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例に係るエプロン付浴槽
の要部組立説明図、第2図は要部断面図、第3図
は浴槽の側面図、第4図は浴槽の底面図、第5〜
10図は長辺エプロンの構成図、第11〜16図
は短辺エプロンの構成図である。
浴槽10は、第3,4図に示すように槽体部1
2、該槽体部の上辺から外方に延設された手摺部
14、該手摺部の先端に垂設された垂下部16及
び手摺部14の下面(裏面)に設けられたボス部
18を備えている。第1,2図に示す如く、ボス
部18にはナツト20がインサート成形により設
けられている。
浴槽10の長手方向の側面には長辺エプロン2
2が取り付けられる。この長辺エプロン22は、
前面部24、該前面部24の上端面のうち裏縁側
に形成された前記垂下部16の下端面16aへの
当接部26、該前面部24の上端面のうち前縁側
に形成された切欠溝28、前面部24の上辺の裏
面から上方に立ち上げられており、垂下部16の
裏面16bに当接する垂直片部30及び該垂直片
部30の上辺から槽体12へ向つて延設されてお
り、ボス部18にボルト止めされる水平片部32
を備えている。水平片部32には、ボルト孔34
が溝状に形成されている。なお、垂直片部30及
び水平片部32は、エプロン22の水平長さ方向
の両端側に1個ずつ設けられている。
なお、長辺エプロン22の水平長手方向の両端
側には、裏面側に回り込むフランジ部36が設け
られている。また、このフランジ部36の裏面側
には突起38が設けられている。符号40は前面
部24の裏面に設けられたボス部を示す。
短辺エプロン40は、槽体12の短辺部分の側
面に設けられるものであり、前面部44、該前面
部44の上端面のうち裏縁側に形成された前記垂
下部16の下端面16aへの当接部46、該前面
部44の上端面のうち前縁側に形成された切欠溝
48、該前面部44の上辺の裏面から上方に立ち
上げられており垂下部16の裏面16bに当接す
る垂直片部50及び垂直片部50の上辺から槽体
12へ向つて延設された水平片部52を備えてい
る。この水平片部には、ボルト孔54が溝状に切
欠かれて形成されている。なお、垂直片部50及
び水平片部52は、第13,14図に示す如く、
短辺エプロン22の上辺及び下辺にそれぞれ1個
ずつ設けられている。
なお、短辺エプロン42の水平長手方向一端側
の短辺においては、前面部44から裏面側へ向つ
てフランジ56が設けられている。また、水平長
手方向の他端側にあつては、前面部44の板面と
平行方向に突出する差込片部58が設けられてい
る。符号60は前面部44の裏面に設けられたボ
ス部を示す。
なお、前記ボス部40,62においても、図示
はしないが、ナツトがインサート成形により固着
されている。
第1,2図に示す如く、これら長辺エプロン2
2及び短辺エプロン42は、それらの当接部2
6,46が垂下部16の下端面16aに当接する
ように、また垂直片部30,50の前面側が垂下
部16の裏面16bに当接するように、さらに水
平片部32,52の上面がボス部18の下端面に
当接するように浴槽10に当てがわれる。そし
て、ボルト孔34,54を通してボルト62をボ
ス部18に締め込むことにより、これらエプロン
22,42の上部の浴槽10への連結が行なわれ
る。また、第17図に示したものと同様のステー
を用いてエプロン22,42の上部以外の箇所を
浴槽10に連結する。長辺エプロン22にあつて
は、ボス部40にステーの一端が連結され、該ス
テーの他端はボス部18に連結される。短辺エプ
ロン42にあつては、ステーの一端はボス部60
に止め付けられ、ステーの他端はボス部18に止
め付けられる。これらステーの止め付けもボルト
により行なわれる。
なお、短辺エプロン42は、その差込片部58
が長辺エプロン22のフランジ部36と突起38
との間に差し込まれる。
このように構成されたエプロン付浴槽にあつて
は、エプロン22,42の当接部26,46が垂
下部下端面16aに当接し、垂直片部30,50
が垂下部裏面16bに当接し、さらに水平片部3
2,52がボス部18に当接する。このように3
箇所にてエプロン22,42が浴槽10に当接し
て支持されることになり、エプロン22,42の
支持が安定する。また、垂直片部30,50が垂
下部裏面16bに当接されることにより、前面部
24,44の面出入りが定まり、前面部24,4
4が垂下部16の前面と正確に揃うようになる。
もちろん、当接部26,46が垂下部下端面16
aに当接することにより、エプロン22,42の
上下方向の高さも一定したものとなる。
第2図に示す如く、エプロン22,42を浴槽
10に取り付けた場合、エプロン22,42と垂
下部16との間には切欠溝28,48により細幅
の溝が形成される。かかる細幅の溝28,48が
存在すると、当接部26,46の平坦さが不足す
る場合であつても、エプロン22,42と垂下部
16との当接部の外観上の不揃いが解消される。
即ち、仮に切欠溝28,48が存在しない場合に
は、当接部26,46と垂下部下端面16aとの
当接面が浴槽側面に露出する。この場合にあつ
て、当接部26,46の平坦さが不足する場合に
は、この当接面に隙間が生じ、この隙間がまとも
に外部から見えることになり、浴槽の仕上りの不
揃い感が大きなものとなる。これに対し、本考案
の通り切欠溝28,48による溝が予め形成され
ていると、当接部26,46の平坦さが不足して
いる場合であつても、この溝の幅が若干大きくな
つたり、小さくなつたりするだけである。このよ
うなわずかな溝幅の変化は肉眼では識別すること
ができず、外観上不揃いとは看取されなくなる。
このため、切欠溝28,48を設けておくことに
より外観上の仕上りの均一さが良好になるのであ
る。
なお、上記のエプロン22,42と垂下部16
との当接部の不揃いは、当接部26,46の平坦
さが不足する場合はもちろん、垂下部下端面16
aの平坦さが不足する場合にも発生する。ただ
し、通常の場合FRP製浴槽の製造過程において
は、垂下部16は予定寸法よりも長く形成され、
成形終了後に所定長さにカツトして垂下部下端面
16aを形成している。従つて、垂下部下端面1
6aは通常の場合極めて精度良く構成される。こ
れに対し、当接部26,46は加圧成形法により
成形されるものであり、若干の歪みや熱変形等に
よる平坦さが不足し易い。本考案にあつては、こ
の当接部26,46の平坦さが不足する場合であ
つても、前述の通り仕上り外観が均一なものとな
るので、エプロン22,42に要求される寸法精
度を緩和することが可能である。
上記実施例にあつては、短辺エプロン42は天
地対称に設けられている。従つて、この短辺エプ
ロン42はいわゆるLR共通型のものである。即
ち、第4図に示す一方の短辺Aに短辺エプロン4
2を取り付け、長辺Bに長辺エプロン22を取り
付ける場合には、差込片部58がコーナー部Dに
位置するように短辺エプロン42を配設する。浴
槽10の長辺Bに長辺エプロン22を取り付け、
短辺エプロンCに短辺エプロン42を取り付ける
場合には、Aに取り付ける場合と天地逆にして短
辺エプロン42を配置し、差込片部58がコーナ
ー部Eに位置するようにして該短辺エプロン42
の取り付けを行なうことができる。
[効果] 以上の実施例からも明らかな通り、本考案のエ
プロン付浴槽にあつては、エプロンと浴槽との取
り付けが安定したものとなり、エプロン取付強度
が高い。また、エプロン取り付けに際しエプロン
の位置決めを簡単に行なうことができると共に、
ボルトを先にボス部につけておき、エプロン装着
後にボルトを締め込むようにできるためエプロン
の組付作業もきわめて容易である。さらに、本考
案のエプロン付浴槽にあつては、エプロン上端面
部分における水平平坦性が劣つていても、外観上
の仕上りが均一となり、仕上りの視覚的な美感が
優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るエプロン付浴槽
の組立手順を示す断面図、第2図は実施例に係る
エプロン付浴槽の手摺部部分の縦断面図、第3図
は浴槽の側面図、第4図は浴槽の底面図である。
第5図は第7図の−線断面図、第6図は長辺
エプロンの平面図、第7図は長辺エプロンの正面
図、第8図は長辺エプロンの背面図、第9図は第
7図の−線に沿う断面図、第10図は長辺エ
プロンの側面図である。第11図は第13図の
−線に沿う断面図、第12図は短辺エプロ
ンの平面図、第13図は胴正面図、第14図は同
背面図、第15図は第13図の−線に沿
う断面図、第16図は短辺エプロンの側面図であ
る。第17図は従来例を示す斜視図である。 10……浴槽、12……槽体、14……手摺
部、16……垂下部、18……ボス部、20……
ナツト、22……長辺エプロン、24,44……
前面部、26,46……当接部、28,48……
切欠部、30,50……垂直片部、32,52…
…水平片部、34,54……ボルト孔、42……
短辺エプロン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 槽体部、該槽体部の上辺から外方に延設された
    手摺部、該手摺部の先端に垂設された垂下部及び
    手摺部の下面に設けられたボス部を有する浴槽
    と、 該垂下部と面を揃えて配設された前面部、該前
    面部の上端面のうち裏縁側に形成された垂下部下
    端面への当接部、該前面部の上端面のうち前縁側
    に形成された切欠溝、該前面部の上辺の裏面から
    上方に立ち上げられており、前記垂下部の裏面に
    当接した垂直片部、及び、該垂直片部の上辺から
    槽体へ向つて延設されており、前記浴槽のボス部
    にボルト止めされた水平片部を有するエプロン
    と、 該エプロンと前記浴槽のボス部との間を連結す
    るステーと、 を備えてなり、前記水平片部の前記槽体側の辺縁
    部から切欠溝状のボルト孔が設けられ、このボル
    ト孔に前記ボルトが挿通されているエプロン付浴
    槽。
JP1989017287U 1989-02-16 1989-02-16 Expired - Lifetime JPH0515270Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6012471Y2 (ja) * 1978-03-28 1985-04-22 松下電工株式会社 浴槽エプロンの取付構造
JPH0430946Y2 (ja) * 1987-03-25 1992-07-24

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