JPH0515183Y2 - - Google Patents

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JPH0515183Y2
JPH0515183Y2 JP16151488U JP16151488U JPH0515183Y2 JP H0515183 Y2 JPH0515183 Y2 JP H0515183Y2 JP 16151488 U JP16151488 U JP 16151488U JP 16151488 U JP16151488 U JP 16151488U JP H0515183 Y2 JPH0515183 Y2 JP H0515183Y2
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JP
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bottom wall
reservoir
switch case
outer periphery
cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動二輪車等車両のブレーキやクラ
ツチを液圧で作動させる液圧マスタシリンダの作
動液を貯溜するリザーバに関するものである。
〔従来の技術〕
液圧マスタシリンダのシリンダボデイの上部に
突設した取付けボス部外周に嵌装する液圧マスタ
シリンダ用リザーバにおいて、前記取付けボス部
の上端面に当接する環状底壁をリザーバ本体の内
壁に形成し、圧送治具のノズル先端面を該リザー
バの底壁内面に圧接させてマスタシリンダ及び作
動系統に作動液を充填するものは、例えば実開昭
57−138772号公報に開示されている。しかし、こ
のものは液面減少警報装置のリードスイツチを収
納する細筒状のスイツチケースがリザーバのキヤ
ツプに吊持されているタイプであるため、例えば
実開昭57−120215号公報に示されるごときスイツ
チケースをリザーバ本体の底壁の一側外周から内
方に向けて形成したものに比べ、リードスイツチ
を開閉するマグネツトを埋設したフロートが貯溜
作動液の上位にあるため、走行中の波立ち等の影
響を受け易い。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、リザーバ本体の底壁下部に突設した
連結筒部をシリンダボデイの上部の取付けボス部
外周に嵌装するリザーバに、スイツチケースを前
記底壁の一側外周から内方に向けて形成する場合
は、前記底壁下面とスイツチケースの下面が前記
取付けボス部の上端面に係合当接することとなる
ため、前記底壁の内面とスイツチケースの上面の
高さが異なり、圧送治具のノズルの平坦な先端面
を圧接させることができず、特殊な圧送治具が必
要となるという問題が生じる。
そこで本考案は、リザーバ本体の底壁内面とス
イツチケース上面とが実質的面一になるよう形成
し、従来と同様の圧送治具を用いることができ、
しかも製造が容易で、充分な強度を有する液圧マ
スタシリンダ用リザーバを提供することを目的と
している。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達成のため本考案は、リザーバ本体の
底壁下部に連結筒部を突設形成するとともに、液
面減少警報装置のリードスイツチを収納する筒状
のスイツチケースを前記底壁の一側外周から内方
に向けて形成し、前記連結筒部をシリンダボデイ
の上部に突設した取付けボス部外周に嵌装する液
圧マスタシリンダ用リザーバにおいて、前記底壁
の内面と前記スイツチケースの上面とを実質的に
面一に形成するとともに、前記連結筒部の上部に
前記取付けボス部の上端面に当接する係合段部を
形成し、該係合段部と前記底壁との連結部外周
に、前記係合段部と底壁とを連結するリブを形成
したことを特徴としている。
〔作用〕
これにより、底壁の内面とスイツチケースの上
面とが同じ高さとなり、かつ前記底壁はリブによ
り補強される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
液圧マスタシリンダ1のリザーバ2は、縦円筒
形のリザーバ本体3の内壁に形成した環状の底壁
4の下部に連結筒部5を突設し、該連結筒部5を
シリンダボデイ6の上部に突設した取付けボス部
7の外周に嵌装してクランプ8により緊締する。
そして、リザーバ本体3の内部には籠形のフイル
タ9が底壁4の内面4aに立設した複数のガイド
リブ10上に配設され、また上部の開口部11に
は、ダイヤフラム12が取付けられるとともにキ
ヤツプ13が被冠されている。
更に前記リザーバ2には、液面減少警報装置1
4が備えられている。この液面減少警報装置14
は、リードスイツチ15と前記ガイドリブ10の
内部に遊装されたフロート16、該フロート16
に埋設されたマグネツト17とで構成され、マグ
ネツト17によりリードスイツチ15が作動す
る。そして前記リードスイツチ15は、細筒状の
スイツチケース18内に収容され、このスイツチ
ケース18は、リザーバ本体3の底壁4の下面4
bに一側外周から内方に向けて形成され、かつ該
スイツチケース18の上面18aが底壁4の内面
4aと実質的に面一に形成されている。また連結
筒部5の上部に取付けボス部7の上端面に当接す
る係合段部19がスイツチケース18の部分を除
いて周上に形成され、したがつて、底壁4と係合
段部19との連結部20外周に環状凹部が形成さ
れる。そして該環状凹部には、底壁4と係合段部
19とを連結する複数のリブ21が形成され、該
リブ21は第6図に示すようにスイツチケース1
8の形成方向と同方向へ向けて適宜間隔を有して
並設されており、リザーバを成形する際の型抜き
を容易にしている。
以上の実施例によれば、底壁4の内面4aとス
イツチケース18の上面18aとが実質的に面一
に形成されているため、第3図に示すように従来
と同様の圧送治具のノズル22の平坦な先端面を
底壁4の内面4aに圧接させてマスタシリンダ1
に作動液を充填することができる。また、底壁4
の下面4bをスイツチケース18の下面18bと
面一にして取付けボス部7との係合段部として利
用するため底壁4を単に肉厚に形成せず、前記ス
イツチケース18の下面18bと面一の下面とな
る係合段部19を形成したから、合成樹脂により
成形する場合に肉厚成形によつて生じるヒケの問
題がない。しかも底壁4と係合段部19との連結
部20外周に形成される環状凹部には底壁4と係
合段部19とを連結する複数のリブ21が形成さ
れているため十分な強度を有し、例えば作動液を
高圧により充填してもリザーバ2が変形すること
がない。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案の液圧マスタシリンダ用
リザーバは、底壁の内面とスイツチケースの上面
とを実質的に面一に形成したため、フロートをリ
ザーバ本体内部の下位に配設して走行中の作動液
の波立ち等の影響を防ぐことができ、しかも従来
と同様の先端面が平坦なノズルを有する圧送治具
を用いてマスタシリンダに作動液を充填すること
が可能である。また、係合段部の下面とスイツチ
ケースの下面とを面一に形成し、これらを取付け
ボス部の上端面に当接するよう構成するととも
に、底壁と係合段部との連結部外周にリブを形成
したため、底壁を肉厚に形成する必要がないから
合成樹脂により成形する場合にヒケを生じるとい
う問題がなく製造が容易であり、かつ充分な強度
を有し、例えば高圧による作動液の充填によつて
もリザーバが変形することがない。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
液圧マスタシリンダの縦断面図、第2図はリザー
バの斜視図、第3図はフイルタを取り外したリザ
ーバの平面図、第4図は第3図の−断面図、
第5図は第3図の−断面図、第6図は第4図
の−断面図である。 1……液圧マスタシリンダ、2……リザーバ、
3……リザーバ本体、4……底壁、5……連結筒
部、6……シリンダボデイ、7……取付けボス
部、14……液面減少警報装置、15……リード
スイツチ、18……スイツチケース、19……係
合段部、20……連結部、21……リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リザーバ本体の底壁下部に連結筒部を突設する
    とともに、液面減少警報装置のリードスイツチを
    収納する筒状のスイツチケースを前記底壁の一側
    外周から内方に向けて形成し、前記連結筒部をシ
    リンダボデイの上部に突設した取付けボス部外周
    に嵌装する液圧マスタシリンダ用リザーバにおい
    て、前記底壁の内面と前記スイツチケースの上面
    とを実質的に面一に形成するとともに、前記連結
    筒部の上部に前記取付けボス部の上端面に当接す
    る係合段部を形成し、該係合段部と前記底壁との
    連結部外周に、前記係合段部と底壁とを連結する
    リブを形成したことを特徴とする液圧マスタシリ
    ンダ用リザーバ。
JP16151488U 1988-12-12 1988-12-12 Expired - Lifetime JPH0515183Y2 (ja)

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JPH0281270U JPH0281270U (ja) 1990-06-22
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JP5133299B2 (ja) * 2009-06-02 2013-01-30 日信工業株式会社 合成樹脂製部品

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JPH0281270U (ja) 1990-06-22

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