JPS6312031Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6312031Y2 JPS6312031Y2 JP15120183U JP15120183U JPS6312031Y2 JP S6312031 Y2 JPS6312031 Y2 JP S6312031Y2 JP 15120183 U JP15120183 U JP 15120183U JP 15120183 U JP15120183 U JP 15120183U JP S6312031 Y2 JPS6312031 Y2 JP S6312031Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reservoir
- liquid
- communicating
- cylinder
- cylinder body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 29
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 13
- 235000014676 Phragmites communis Nutrition 0.000 claims description 5
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は車両用タンデム型マスタシリンダの
リザーバ構造の改良に関するものである。
リザーバ構造の改良に関するものである。
[従来技術]
従来、タンデム型マスタシリンダはシリンダ本
体中央のフランジ部の上にリザーバが設けられて
いるため、シリンダ本体側部に形成された連通液
路の上部がデツトスペースとなつていた。しか
し、近年車両のエンジンルーム内にエアコンユニ
ツトやターボチヤージヤなどが普及されるにつれ
てスペースがなくなり、マタシリンダにおいても
デツドスペースの活用が必要となつてきた。
体中央のフランジ部の上にリザーバが設けられて
いるため、シリンダ本体側部に形成された連通液
路の上部がデツトスペースとなつていた。しか
し、近年車両のエンジンルーム内にエアコンユニ
ツトやターボチヤージヤなどが普及されるにつれ
てスペースがなくなり、マタシリンダにおいても
デツドスペースの活用が必要となつてきた。
[考案の目的]
本考案は上記の点に鑑みなされたもので、シリ
ンダ本体に形成された連通液路上部のデツトスペ
ースを有効に利用したタンデム型マスタシリンダ
のリザーバ構造を提供するにある。
ンダ本体に形成された連通液路上部のデツトスペ
ースを有効に利用したタンデム型マスタシリンダ
のリザーバ構造を提供するにある。
[考案の構成]
上記の目的を達成するため、本考案において
は、シリンダ本体のシリンダ孔に液密的に移動可
能に設けたプライマリピストンおよびセコンダリ
ピストンによりそれぞれ独立した圧力液室を画成
し、前記シリンダ本体の上部にそれぞれの圧力液
室に通じる単一のリザーバを備え、このリザーバ
とリザーバから離隔した他方の圧力液室とを結ぶ
連通液路をシリンダ本体側部にシリンダ軸方向に
形成したタンデム型マタシリンダにおいて、リザ
ーバ本体をシリンダ本体フランジ部に設けられた
二つの補助液溜に連通するリザーバ室と前記連通
液路上部に位置するレベルインジケータ収納室と
により形成し、この両室を隔壁にて仕切るととも
に、前記レベルインジケータ収納室に下方より上
方に延在し、リードスイツチを装着する筒状ケー
スを設け、リード線を前記連通液路と前記レベル
インジケータ収納室間に導出したことを特徴とす
る。
は、シリンダ本体のシリンダ孔に液密的に移動可
能に設けたプライマリピストンおよびセコンダリ
ピストンによりそれぞれ独立した圧力液室を画成
し、前記シリンダ本体の上部にそれぞれの圧力液
室に通じる単一のリザーバを備え、このリザーバ
とリザーバから離隔した他方の圧力液室とを結ぶ
連通液路をシリンダ本体側部にシリンダ軸方向に
形成したタンデム型マタシリンダにおいて、リザ
ーバ本体をシリンダ本体フランジ部に設けられた
二つの補助液溜に連通するリザーバ室と前記連通
液路上部に位置するレベルインジケータ収納室と
により形成し、この両室を隔壁にて仕切るととも
に、前記レベルインジケータ収納室に下方より上
方に延在し、リードスイツチを装着する筒状ケー
スを設け、リード線を前記連通液路と前記レベル
インジケータ収納室間に導出したことを特徴とす
る。
[実施例]
以下本考案の一実施例を第1図及び第2図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
シリンダ本体1に形成されたシリンダ孔2内に
はプライマリピストン3とセコンダリピストン4
が液密に移動可能に嵌合され、これにより圧力液
室5,6と液室7,8がそれぞれ画成される。こ
のシリンダ本体1の上面には、リザーバ取付フラ
ンジ部9が一体に突出して成形され、その内部は
隔壁10によりプライマリ側の液室5,7に連通
液路11を介して連通する補助液溜12とセコン
ダリ側の液室6,8に連通する補助液溜13とが
区画されている。
はプライマリピストン3とセコンダリピストン4
が液密に移動可能に嵌合され、これにより圧力液
室5,6と液室7,8がそれぞれ画成される。こ
のシリンダ本体1の上面には、リザーバ取付フラ
ンジ部9が一体に突出して成形され、その内部は
隔壁10によりプライマリ側の液室5,7に連通
液路11を介して連通する補助液溜12とセコン
ダリ側の液室6,8に連通する補助液溜13とが
区画されている。
前記隔壁10はリザーバ取付フランジ部9と略
同じ高さに形成されており、補助液溜11と13
は連通していない。
同じ高さに形成されており、補助液溜11と13
は連通していない。
リザーバ14は合成樹脂で成形され、その底部
に形成した取付け部15をリザーバ取付フランジ
部9に嵌装し、リザーババンド16で緊締してシ
リンダ本体1に取付けられている。このリザーバ
14は前方14aが浅く、後方14bが深く形成
され、第2図に示す如く平面長方形を呈し、シリ
ンダ本体1を車体に取付ける際には上壁14cが
水平になるよう配置され、内部にはシリンダ本体
1のリザーバ取付フランジ部9に設けられた二つ
の補助液溜12,13に連通するリザーバ室17
と連通液路11の上部のテツドスペースに位置す
るレベルインジケータ収納室18が設けられ、そ
れぞれ略円弧状の隔壁19と略円周状の隔壁20
で仕切られている。該略円弧状の隔壁19及び略
円周状の隔壁20の後方(図において右側端)に
はそれぞれ隔壁を縦断するスリツト21が上下に
形成されている。
に形成した取付け部15をリザーバ取付フランジ
部9に嵌装し、リザーババンド16で緊締してシ
リンダ本体1に取付けられている。このリザーバ
14は前方14aが浅く、後方14bが深く形成
され、第2図に示す如く平面長方形を呈し、シリ
ンダ本体1を車体に取付ける際には上壁14cが
水平になるよう配置され、内部にはシリンダ本体
1のリザーバ取付フランジ部9に設けられた二つ
の補助液溜12,13に連通するリザーバ室17
と連通液路11の上部のテツドスペースに位置す
るレベルインジケータ収納室18が設けられ、そ
れぞれ略円弧状の隔壁19と略円周状の隔壁20
で仕切られている。該略円弧状の隔壁19及び略
円周状の隔壁20の後方(図において右側端)に
はそれぞれ隔壁を縦断するスリツト21が上下に
形成されている。
リザーバ室17の補助液溜12,13に連通す
る開口22の左側には補強兼ブレーキ液の充填治
具挿入ガイドとなるリブ23が三箇所設けられて
いる。一方、レベルインジケータ収納室18の中
心部にはリザーバ14下部から筒状に伸び上部を
密閉した筒状ケース24が延在し、該ケース24
内部にリードスイツチ25を装着するとともに、
該ケース24の外部に内周にマグネツト26を嵌
入した円筒のフロート27を遊嵌し、ブレーキ液
が低液位になつたときスイツチを閉じるように構
成されている。
る開口22の左側には補強兼ブレーキ液の充填治
具挿入ガイドとなるリブ23が三箇所設けられて
いる。一方、レベルインジケータ収納室18の中
心部にはリザーバ14下部から筒状に伸び上部を
密閉した筒状ケース24が延在し、該ケース24
内部にリードスイツチ25を装着するとともに、
該ケース24の外部に内周にマグネツト26を嵌
入した円筒のフロート27を遊嵌し、ブレーキ液
が低液位になつたときスイツチを閉じるように構
成されている。
なお28はフイルタ、29は大気圧室を有する
蓋体である。
蓋体である。
また、リザーバ14のレベルインジケータ収納
室18下部にはリザーバ14の位置決めと回り止
めのために脚30が設けられ、連通液路11上部
のシリンダ本体1に穿接された丸孔31に嵌合さ
れている。さらに、脚30に係止孔を設けてリー
ド線を係止しておけば、点検時万一リード線に干
渉するも接続部の断線を防ぐことができる。
室18下部にはリザーバ14の位置決めと回り止
めのために脚30が設けられ、連通液路11上部
のシリンダ本体1に穿接された丸孔31に嵌合さ
れている。さらに、脚30に係止孔を設けてリー
ド線を係止しておけば、点検時万一リード線に干
渉するも接続部の断線を防ぐことができる。
このように構成すると、リザーバ14のレベル
インジケータ収納室18をシリンダ本体1に形成
された連通液路11上部に設けることができ、デ
ツトスペースを有効に利用することができるとと
もに、レベルインジケータのリードスイツチ25
の取付け取外しが容易にできる。また、傾斜面及
び急制動時にブレーキ液の液位が斜めになつて
も、リザーバ室14とレベルインジケータ収納室
18を分離したので、今迄のようにリザーバ14
の中心で液位が変動するのではなく、各々の室の
中心でブレーキ液の液位が変動することになり、
レベルインジケータ収納室18において、リード
スイツチが閉じるほど傾斜して液位が下がること
はなくなる。
インジケータ収納室18をシリンダ本体1に形成
された連通液路11上部に設けることができ、デ
ツトスペースを有効に利用することができるとと
もに、レベルインジケータのリードスイツチ25
の取付け取外しが容易にできる。また、傾斜面及
び急制動時にブレーキ液の液位が斜めになつて
も、リザーバ室14とレベルインジケータ収納室
18を分離したので、今迄のようにリザーバ14
の中心で液位が変動するのではなく、各々の室の
中心でブレーキ液の液位が変動することになり、
レベルインジケータ収納室18において、リード
スイツチが閉じるほど傾斜して液位が下がること
はなくなる。
なお、隔壁19,20を設けてこのように室を
分離する構造は先上り先下りのマスタシリンダに
好適に適用することができる。
分離する構造は先上り先下りのマスタシリンダに
好適に適用することができる。
[考案の効果]
本考案は以上説明した如く、リザーバ本体をリ
ザーバ室とレベルインジケータ収納室とにより形
成し、両室を隔壁で仕切つたので、レベルインジ
ケータ収納室を連通液路上部のデツトスペースに
設けることができ、かつリザーバをマタシリンダ
の前後方向に延在させて容量を大きくでき、デツ
ドスペースを有効に利用するとともに上部にリザ
ーバを低く形成し他部品の取付スペースを確保す
ることができる。また、傾斜面及び急制動時のブ
レーキ液の変動が少なくなりレベルインジケータ
の誤作動を防止することができる。
ザーバ室とレベルインジケータ収納室とにより形
成し、両室を隔壁で仕切つたので、レベルインジ
ケータ収納室を連通液路上部のデツトスペースに
設けることができ、かつリザーバをマタシリンダ
の前後方向に延在させて容量を大きくでき、デツ
ドスペースを有効に利用するとともに上部にリザ
ーバを低く形成し他部品の取付スペースを確保す
ることができる。また、傾斜面及び急制動時のブ
レーキ液の変動が少なくなりレベルインジケータ
の誤作動を防止することができる。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
はタンデム型マタシリンダの断面正面図、第2図
はリザーバの内部構造を示す平面図である。 14はリザーバ、17はリザーバ室、18はレ
ベルインジケータ収納室、19は円弧状の隔壁、
20は円周状の隔壁、21はスリツト、24は筒
状ケース、25はリードスイツチ、26はマグネ
ツト、30は脚、31は丸孔である。
はタンデム型マタシリンダの断面正面図、第2図
はリザーバの内部構造を示す平面図である。 14はリザーバ、17はリザーバ室、18はレ
ベルインジケータ収納室、19は円弧状の隔壁、
20は円周状の隔壁、21はスリツト、24は筒
状ケース、25はリードスイツチ、26はマグネ
ツト、30は脚、31は丸孔である。
Claims (1)
- シリンダ本体のシリンダ孔に液密的に移動可能
に設けたプライマリピストンおよびセコンダリピ
ストンによりそれぞれ独立した圧力液室を画成
し、前記シリンダ本体の上部にそれぞれの圧力液
室に通じる単一のリザーバを備え、このリザーバ
とリザーバから離隔した他方の圧力液室とを結ぶ
連通液路をシリンダ本体側部にシリンダ軸方向に
形成したタンデム型マスタシリンダにおいて、リ
ザーバ本体をシリンダ本体フランジ部に設けられ
た二つの補助液溜に連通するリザーバ室と前記連
通液路上部に位置するレベルインジケータ収納室
とにより形成し、この両室を隔壁にて仕切るとと
もに、前記レベルインジケータ収納室に下方より
上方に延在し、リードスイツチを装着する筒状ケ
ースを設け、リード線を前記連通液路と前記レベ
ルインジケータ収納室間に導出したことを特徴と
するタンデム型マスタシリンダのリザーバ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15120183U JPS6058473U (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | タンデム型マスタシリンダのリザ−バ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15120183U JPS6058473U (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | タンデム型マスタシリンダのリザ−バ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6058473U JPS6058473U (ja) | 1985-04-23 |
JPS6312031Y2 true JPS6312031Y2 (ja) | 1988-04-07 |
Family
ID=30335130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15120183U Granted JPS6058473U (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | タンデム型マスタシリンダのリザ−バ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6058473U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2211354B (en) * | 1987-10-19 | 1991-09-04 | Nissin Kogyo Kk | Reservoir |
WO2010035907A1 (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-01 | ボッシュ株式会社 | リザーバタンクおよびこれを用いたブレーキ装置 |
JP5207552B2 (ja) * | 2008-09-29 | 2013-06-12 | ボッシュ株式会社 | リザーバタンクおよびこれを用いたブレーキ装置 |
-
1983
- 1983-09-29 JP JP15120183U patent/JPS6058473U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6058473U (ja) | 1985-04-23 |
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