JPH0515113A - 回転電機のスリツプリング - Google Patents
回転電機のスリツプリングInfo
- Publication number
- JPH0515113A JPH0515113A JP15722191A JP15722191A JPH0515113A JP H0515113 A JPH0515113 A JP H0515113A JP 15722191 A JP15722191 A JP 15722191A JP 15722191 A JP15722191 A JP 15722191A JP H0515113 A JPH0515113 A JP H0515113A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slip ring
- electric machine
- sprayed
- silver
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】回転軸に装着されるスリップリングにおいて、
スリップリングと電刷子の間の摺動特性を良くする。 【構成】回転軸１に装着されるスリップリング２の外周
表面に下地処理としてニッケルアルミ５を溶射し、その
表面に銀６を溶射し、溶射された銀の表面を機械加工や
ローラならしにより平滑に仕上げる。
スリップリングと電刷子の間の摺動特性を良くする。 【構成】回転軸１に装着されるスリップリング２の外周
表面に下地処理としてニッケルアルミ５を溶射し、その
表面に銀６を溶射し、溶射された銀の表面を機械加工や
ローラならしにより平滑に仕上げる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は回転電機の回転軸に装
着されるスリップリング、特にその表面処理方法に関す
る。
着されるスリップリング、特にその表面処理方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】回転電機の回転軸に設置された界磁巻線
（または電機子巻線）に電力を供給するには回転軸に装
着されたスリップリングを電刷子に摺動させ、電刷子に
印加された電力をスリップリングを介して、界磁巻線
（または電機子巻線）に供給する。この状態を図３，図
４に示す。図３は回転軸１を側面から見た図、図４は図
３のＰ矢視図で、回転軸１の外周に図示せぬ絶縁物を介
してスリップリング２が装着されている。このスリップ
リング２の外周表面には刷子ホルダ４に保持された電刷
子３が図示せぬばね力により接触していて、この電刷子
３には図示せぬ引出線より電力が送られている。回転電
機が運転中、すなわち回転軸１が回転しているときスリ
ップリング２も静止側の電刷子３に摺動しながら回転
し、このスリップリング２から図示せぬリード線を介し
て回転軸１ととも回転している図示せぬ界磁巻線（また
は電機子巻線）に電力が供給される。
（または電機子巻線）に電力を供給するには回転軸に装
着されたスリップリングを電刷子に摺動させ、電刷子に
印加された電力をスリップリングを介して、界磁巻線
（または電機子巻線）に供給する。この状態を図３，図
４に示す。図３は回転軸１を側面から見た図、図４は図
３のＰ矢視図で、回転軸１の外周に図示せぬ絶縁物を介
してスリップリング２が装着されている。このスリップ
リング２の外周表面には刷子ホルダ４に保持された電刷
子３が図示せぬばね力により接触していて、この電刷子
３には図示せぬ引出線より電力が送られている。回転電
機が運転中、すなわち回転軸１が回転しているときスリ
ップリング２も静止側の電刷子３に摺動しながら回転
し、このスリップリング２から図示せぬリード線を介し
て回転軸１ととも回転している図示せぬ界磁巻線（また
は電機子巻線）に電力が供給される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した構造では電力
の供給をスムーズに行うには回転中のスリップリング２
と静止状態にある電刷子３との摺動特性が安定していな
ければない。一方スリップリング２の材質には、銅合
金，鉄が用いられるが小形の回転電機では専ら銅合金
（青銅・黄銅など）が用いられる。このスリップリング
は機械的強度が低いが前記摺動特性が安定している。し
かし乍ら負極側のスリップリング表面に条痕が生じやす
い。大形の回転電機では周速度が大きいことから機械的
強度の大きい鉄が使用されるが、鉄は錆を生じやすくこ
れがため摺動特性が不安定となる欠点があった。
の供給をスムーズに行うには回転中のスリップリング２
と静止状態にある電刷子３との摺動特性が安定していな
ければない。一方スリップリング２の材質には、銅合
金，鉄が用いられるが小形の回転電機では専ら銅合金
（青銅・黄銅など）が用いられる。このスリップリング
は機械的強度が低いが前記摺動特性が安定している。し
かし乍ら負極側のスリップリング表面に条痕が生じやす
い。大形の回転電機では周速度が大きいことから機械的
強度の大きい鉄が使用されるが、鉄は錆を生じやすくこ
れがため摺動特性が不安定となる欠点があった。
【０００４】この発明の目的は上述した問題点に鑑み、
安定した摺動特性を有する回転電機のスリップリングを
提供することにある。
安定した摺動特性を有する回転電機のスリップリングを
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明では回転電機の
回転軸に装着され、その表面が電刷子と接触して摺動す
るスリップリングにおいて、外周表面の少なくとも電刷
子が摺動する部分に銀を溶射して表面処理を行った。そ
して銀の溶射を容易にするため銀を溶射する部分の下地
処理としてニッケルアルミ材を溶射した。また溶射され
た銀の外周表面は平滑に仕上げた。
回転軸に装着され、その表面が電刷子と接触して摺動す
るスリップリングにおいて、外周表面の少なくとも電刷
子が摺動する部分に銀を溶射して表面処理を行った。そ
して銀の溶射を容易にするため銀を溶射する部分の下地
処理としてニッケルアルミ材を溶射した。また溶射され
た銀の外周表面は平滑に仕上げた。
【０００６】
【作用】スリップリングの外周表面に銀を溶射しその表
面を機械加工やローラならしを施して平滑にすることに
より電刷子との摺動特性はよくなり安定化する。
面を機械加工やローラならしを施して平滑にすることに
より電刷子との摺動特性はよくなり安定化する。
【０００７】
【実施例】図１はこの発明の一実施例であるスリップリ
ングの側面図、図２は図１のＱ矢視図で、図３，図４と
同一符号で示すものは同一部品である。このスリップリ
ング２の外周表面に下地処理としてニッケルアルミ材５
が溶射され、その表面に銀６を溶射される。さらにこの
溶射された銀６の表面を機械加工（研削や超仕上げな
ど）またはローラならしなどで平滑に仕上げた。スリッ
プリング材がたとえば銅合金などのように銀の溶射がた
やすく行える場合はニッケルアルミの溶射による下地処
理を省略してもよい。
ングの側面図、図２は図１のＱ矢視図で、図３，図４と
同一符号で示すものは同一部品である。このスリップリ
ング２の外周表面に下地処理としてニッケルアルミ材５
が溶射され、その表面に銀６を溶射される。さらにこの
溶射された銀６の表面を機械加工（研削や超仕上げな
ど）またはローラならしなどで平滑に仕上げた。スリッ
プリング材がたとえば銅合金などのように銀の溶射がた
やすく行える場合はニッケルアルミの溶射による下地処
理を省略してもよい。
【０００８】
【発明の効果】この発明によればスリップリングの外周
表面に銀を溶射し、その表面を平滑に仕上げたことによ
りスリップリングと電刷子との接触が極めてよくなりそ
の摺動特性は極めて安定したものとなる。
表面に銀を溶射し、その表面を平滑に仕上げたことによ
りスリップリングと電刷子との接触が極めてよくなりそ
の摺動特性は極めて安定したものとなる。
【図１】この発明の一実施例であるスリップリングの側
面図
面図
【図２】図１のＱ矢視図
【図３】従来のスリップリングの側面図
【図４】図３のＰ矢視図
１ 回転軸
２ スリップリング
３ 電刷子
５ ニッケルアルミ
６ 銀
Claims (3)
- 【請求項１】回転電機の回転軸に装着され、その表面が
電刷子と接触して摺動するスリップリングにおいて、外
周表面の少なくとも電刷子が摺動する部分に銀を溶射し
たことを特徴とする回転電機のスリップリング。 - 【請求項２】請求項１記載のものにおいて、銀を溶射す
る外周表面に下地処理としてニッケルアルミを溶射した
ことを特徴とする回転電機のスリップリング。 - 【請求項３】請求項１または２記載のものにおいて、溶
射された銀の表面は機械加工やローラならしによって平
滑に仕上げたことを特徴とする回転電機のスリップリン
グ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15722191A JPH0515113A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 回転電機のスリツプリング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15722191A JPH0515113A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 回転電機のスリツプリング |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0515113A true JPH0515113A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=15644873
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15722191A Pending JPH0515113A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 回転電機のスリツプリング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0515113A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013242170A (ja) * | 2012-05-18 | 2013-12-05 | Horiba Advanced Techno Co Ltd | 残留塩素測定装置 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP15722191A patent/JPH0515113A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013242170A (ja) * | 2012-05-18 | 2013-12-05 | Horiba Advanced Techno Co Ltd | 残留塩素測定装置 |
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