JPH05150416A - 現像抑制剤放出性カプラーとイエロー色素生成性カプラーを含んでなる写真要素 - Google Patents

現像抑制剤放出性カプラーとイエロー色素生成性カプラーを含んでなる写真要素

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JPH05150416A
JPH05150416A JP4136503A JP13650392A JPH05150416A JP H05150416 A JPH05150416 A JP H05150416A JP 4136503 A JP4136503 A JP 4136503A JP 13650392 A JP13650392 A JP 13650392A JP H05150416 A JPH05150416 A JP H05150416A
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coupler
group
dye
forming
couplers
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JP4136503A
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Joseph W Manthey
ダブリユ.マンセイ ジヨセフ
David M Niklewicz
エム.ニケルウイクツ デビツド
Richard P Szajewski
ピー. ザジユースキ リチヤード
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 写真要素において、特定の放出性メルカプト
テトラゾール基を有する現像抑制剤放出性カプラーと、
露光および処理によって要素の漂白を促進しない2.5
〜25mg/m2の濃度範囲内の、次式 【化1】 (上式中、TIMEはタイミング基を表し、nは0また
は1であり、R1は炭素1〜8個の二価の脂肪族基であ
り、そしてSOLは水可溶化基を表す)で示されるカプ
リング離脱基を有する色素生成性ナフトール系またはア
セタニリドカプラーと、特定のアルコキシベンゾイルイ
エロー色素生成性カプラーとの組み合わせが提供され
る。 【効果】 露光および処理によって改良された色素画像
の提供を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特定の現像抑制剤放
出性カプラーと特定のイエロー色素生成性カプラーとを
共に含んで成る写真要素ならびに写真処理に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、写真技術分野では、ハロゲン化銀
発色現像主薬の現像生成物(特に、酸化された芳香族第
一アミン現像主薬)と通常カプラーと称される発色化合
物とのカプリング反応によって画像が得られている。色
素は、カプラーと現像主薬の化学組成に応じて生成す
る。多色写真要素では、通常、減法混色カラー写真法が
使用され、こうして生じる画像色素は、その画像色素に
より吸収される輻射線に相補的な輻射線に感光性のハロ
ゲン化銀層中またはその隣接層で生成されるシアン、マ
ゼンタおよびイエロー色素が代表的である。
【0003】カラー写真ハロゲン化銀要素で形成される
色素画像の品質を高めるものとして写真技術分野で認識
されている一方法としては、ハロゲン化銀現像作用とし
て拡散性現像抑制剤成分を供給しうる化合物の使用によ
る前記のような画像の粒状性、鮮鋭度および色調表現の
改善が挙げられる。これらの化合物は、現像抑制剤放出
性化合物もしくはカプラー(DIR化合物およびDIR
カプラー)として特許文献や技術文献に通常記載されて
いる。
【0004】このような代表的なDIR化合物とDIR
カプラーは、例えば、米国特許第3,227,554
号、同3,701,783号、同3,615,506
号、同3,617,291号、同3,379,529
号、同3,620,746号、同3,384、657
号、同3,733,201号、同4,248,962
号、および同4,409,323号明細書に記載されて
いる。これらのDIRカプラー類は、隣接基放出機構に
よって現像抑制剤成分を放出可能なカプラー類に属す
る。このDIRカプラー類は、典型的には、DIARカ
プラーと記載されており、例えば、米国特許第4,24
8,962号明細書に記載のものが挙げられる。
【0005】DIR化合物およびDIRカプラーのある
ものは、現像抑制剤成分が要素から処理液へ拡散した
後、その処理液中でその抑制剤成分が抑制剤として不活
性であるような種を形成するように現像抑制剤分子を設
計することが必要なものとして英国特許第2,099,
167号明細書に記載されている。英国特許第2,09
9,167号明細書に記載されるそのようなカプラーと
しては、例えば、DIARカプラーが挙げられる。DI
ARカプラーを初めとする上記のようなDIR化合物お
よびDIRカプラーの多くは、米国特許第4,980,
267号明細書に記載されるような目的に有効である
が、既知のイエロー色素生成性カプラーとこのようなD
IRカプラーの組み合わされたものは、目的の効果、例
えば、イーストマン コダック カンパニー(米国)の
C−41プロセス(例えば、British Jour
nal of Photography,1988,1
96〜198ページに記載)で使用されるような市販の
現像剤との間で特に好ましい効果を奏する組み合わせを
提供しない。
【0006】特定の多層ハロゲン化銀材料用現像液の顧
客は、まず第一に、その現像剤、現像剤補充液および/
または現像剤再生液の配合表によって区分され、第二
に、それらの溶液を使用するための操作の細目によって
区分される。C−41プロセス用の新たに調整された作
業タンクの現像液は、典型的な現像液の一例である。商
業的な処理ラボにおけるコスト、サービス時間および生
態学上の要求は、各フィルムロールを新鮮な現像液で処
理することができないので、補充現像液の使用の普及を
必要とする。現像液補充の長年の慣行では、上記顧客の
技能、酸化および蒸発のファクターを考慮に入れた流速
でフィルムプロセッサーへ補充液を計り取ることが必要
である。慣例によれば、補充液濃度は、目的とする作業
タンクの色素生成プロセスで消費される化学品の濃度よ
り高く、そして色素生成プロセスで除去される化学品の
濃度より低い。後者の化学品の典型例はハロゲン化物で
ある。
【0007】適性な操作で補充(または再生)現像液を
長時間使用できるならば、膨大なフィルムロールを処理
することが可能になる。このような現像液は、通常、
「シーズンド(Seasoned)」は称されている。
このようなシーズンド(使い込まれた)現像剤は、発色
現像主薬とハロゲン化物含量について精密許容差範囲内
にあって、目的とする新鮮な現像剤組成に一致するが、
多量の「シーズニング生成物(Seasoning P
roducts)」と処理が行われる間にフィルムから
現像液に溶出する物質の存在によって新鮮な現像液と相
違する。このようなシーズニング生成物は、(Br-
よびI- の外に)DIRカプラーおよびDI(A)Rカ
プラーに由来する抑制剤フラグメント、界面活性剤、粒
子間吸着剤色素および溶剤に加え、分解物および副生成
物を含む。これらのシーズニング生成物のあるものは、
写真的に活性であり、画像色素の生成に際して新鮮とシ
ーズンドとの間で相違を引き起こす可能性がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、所期
の重層効果などの他の特性に悪影響を及ぼすことなく、
画像色素生成に際しハロゲン化物以外のシーズニング生
成物の影響を極小化することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】記載した利点は、少なく
とも1つのイエロー画像色素生成性写真ハロゲン化銀乳
剤層(A)と、その層(A)に隣接する少なくとも1つ
の層(B)と、少なくとも1種のイエロー画像色素生成
性カプラーと少なくとも1種の写真現像抑制剤放出性カ
プラーとを担持する支持体からなるカラー写真要素であ
って、層(A)および層(B)の少なくとも1つに、露
光および処理によって前記要素の漂白を促進しない2.
5〜25mg/m2の範囲内の濃度で、次式
【化2】 (上式中、TIMEはタイミング基を表し、nは0また
は1であり、R1は炭素原子1〜8個の二価の脂肪族基
であり、そしてSOLは水可溶化基を表す)で示される
カプリング離脱基を有する色素生成性ナフトールカプラ
ーまたは色素生成性アセタニリドカプラーを含んでなる
カラー写真要素、によって提供できることが見い出され
た。
【0010】記載したような好ましいナフトール色素生
成性カプラーまたはアセタニリド色素生成性カプラー
は、炭素原子1〜8個のメルカプトアルカン酸、特にメ
ルカプトプロピオン酸のようなカプリング離脱基を含ん
でなる。
【0011】カプラー類の好ましい組み合わせは、引用
することにより本明細書の内容となる米国特許第4,9
80,267号明細書に記載されるようなイエロー画像
色素生成性カプラー、少なくとも1種と現像抑制剤放出
性カプラー少なくとも1種からなり、−SCH2 COO
H、−SCH2 CH2 COOH、−SCH2 CH2 CH
2 COOHおよび−SCH(CH3 )CH2 COOHを
含んでなるカプリング離脱基を有するナフトールカプラ
ーまたはアセタニリドカプラーの記載した濃度を有する
組み合わせからなる。
【0012】最大感光性ブルー乳剤を含む画像形成層ま
たは隣接層への上記ナフトールカプラーまたはアセタニ
リドカプラーの添加によりもたらされる写真効果は、漂
白促進剤放出性カプラーで予期される効果(微細な金属
銀粒子の除去により黄色着色を回避するよりはむしろシ
ーズンドプロセスでフィルムに黄色着色をもたらす)と
まさに対極にある。
【0013】写真現像抑制剤放出性カプラー(本明細書
では「DIARカプラーI」と略記する)は、好ましく
は次式によって示される。
【0014】
【化3】
【0015】上式中、R1 は、カプラーの現像抑制剤放
出特性に悪影響を及ぼさない置換基、例えば未置換もし
くは置換アルキル基であり、nは、0、1または2であ
り、R2 は、バラスト基であり、R3 は、未置換もしく
は置換アルキル基、例えば、メチルエチル、プロピル、
t−ブチルまたはn−ブチル基か、あるいは未置換もし
くは置換アリール、例えばフェニルであり、R4 は、炭
素原子2〜5個のアルキルであり、そしてXは、炭素原
子1〜3個のアルキレン、例えばメチレン(−CH
2 −)、エチレン(−CH2 −CH2 −)およびプロピ
レン(−CH2 −CH2 −CH2 −)である。
【0016】イエロー色素生成性カプラー(本明細書で
は「Y−I」と略記する)は、好ましくは次式によって
示される。
【0017】
【化4】
【0018】上式中、R5 およびR7 は、独立して置換
もしくは未置換アルキル、例えばメチル、エチル、プロ
ピル、またはブチルであるか、あるいは置換もしくは未
置換アリール、例えばフェニルであるか、あるいはベン
ジルであるか、あるいは炭素原子1〜30個のアルコキ
シ、例えばメトキシ、エトキシ、ブトキシ、プロポキシ
またはデシルオキシであり、mおよびqは、独立して
0、1または2であり、R6 はバラスト基であり、R8
は、未置換もしくは置換アルキル、例えばメチル、エチ
ル、プロピル、ブチル、ヘキシルまたはオクチルであ
り、Zは、式
【0019】
【化5】
【0020】(上式中、Yは、未置換もしくは置換の五
員複素環を完成するのに必要な原子、例えば
【0021】
【化6】 を表す)で示されるカプリング離脱基である。
【0022】上記写真要素は、2位にパラシアノフェニ
ルウレイド基を有するフェノール系シアン色素生成性カ
プラーを含んでなる少なくとも1つの赤感性ハロゲン化
銀乳剤層と、3位にバラスト基(特に、末端カルボキシ
ル基を有するもの)および7位にカプリング離脱基を有
するピラゾロ〔3,2−c〕−s−トリアゾールマゼン
タ色素生成性カプラーを含んでなる少なくとも1つの緑
感性ハロゲン化銀乳剤層と、上記のようなイエロー色素
生成性カプラーを含んでなる少なくとも1つの青感性ハ
ロゲン化銀乳剤層を担持し、さらに写真要素の少なくと
も1つのイエロー色素生成性層に上記のようなカプラー
の組み合わされたものを含んでなる。
【0023】場合によって、上記式のDIARカプラー
Iの範囲内のDIARのカプラー類を組み合わせて使用
することもできる。また、場合によって、上記式のY−
Iの範囲内のイエロー色素生成性カプラー類を組み合わ
せて使用することもできる。
【0024】上記DIARカプラーIは、現像抑制剤成
分の放出時間全体と現像抑制剤成分の放出速度を好まし
く制御できるカプリング離脱基を含む。カプリング位置
と現像抑制剤成分のイオウ原子との間のカプリング離脱
基の構造は、現像抑制剤成分の放出のためのタイミング
基として機能する。酸化された発色現像主薬とDIAR
カプラーIの反応は、タイミング基とカプリング部分間
の結合を開裂する。次に、分子内求核置換反応が現像抑
制剤部分とタイミング基間の結合を開裂する。この一連
の反応は処理中の適当な時間に起こり、上記イエロー色
素生成性カプラーからのイエロー色素画像の形成を可能
にすると共に、好ましい重層効果を可能にする。
【0025】本明細書で使用する「カプラー」の語は、
カプラー部分とカプリング離脱基を包含する完全な化合
物を意味する。カプラー部分(または成分)の語は、カ
プリング離脱基以外のその化合物の一部を意味する。
【0026】好ましい現像抑制剤放出性カプラーは、次
式によって示される。
【0027】
【化7】
【0028】上式中、R12は炭素原子8〜32個のアル
キルであり、そしてR13は炭素原子2〜5個のアルキル
である。
【0029】本明細書にいうバラスト基は、上記写真要
素に塗布された層からカプラーを実質的に拡散不能にす
るのに十分な嵩高さをそのカプラー分子に付与ようなサ
イズと配置の有機基である。上記カプラー部分はバラス
ト基に結合するかまたはそのカプラー部分のアニリド部
上の基の一つを介するポリマー鎖に結合することができ
る。代表的なバラスト基としては、炭素原子8〜40個
の置換もしくは未置アルキルまたはアリール基、炭素原
子8〜40のスルホナミド基(−NHSO2 R)、炭素
原子8〜40個のスルファミル基(−SO2NHR)、
炭素原子8〜40個のカルボナミド基(−NHCO
R)、炭素原子8〜40個のカルバモイル基(−NHC
OOR)、炭素原子8〜40個のエステル基(−COO
R)、炭素原子8〜40個のアルコキシ基およびアリー
ルオキシ基が挙げられる。このような基の代表的な置換
基としては、アルキル、アリール、アルコキシ、アリー
ルオキシ、アルキルチオ、ヒドロキシ、ハロゲン、アル
コキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、カルボ
キシ、アシル、アシロキシ、アミン、アニリノ、カルバ
ミド、カルバモイル、アルキルスルホニル、アリールス
ルホニル、スルホナミド、およびスルファミル基が挙げ
られ、そしてこれらの基は、典型的には1〜40個の、
例えば8〜32個の炭素原子を含む。これらの置換基は
それらによってさらに置換されていてもよい。
【0030】上記イエロー色素生成性カプラーは、特異
的に高い色素吸光度を示すイエロー色素画像の形成を可
能にする。上記式の範囲内の好ましいイエロー色素生成
性カプラーは次式によって示される。
【0031】
【化8】
【0032】上式中、R10は炭素原子8〜32個のアル
キルであり、そしてR11炭素原子2〜4個のアルキルで
ある。
【0033】好ましいイエロー色素生成性カプラー類の
具体例としては次のものが挙げられる。
【0034】
【化9】
【0035】スペクトルのブル−領域に感光性層少なく
とも1つを含む写真ハロゲン化銀要素において上記カプ
ラーの組み合わせを使用することができる。上記要素は
スペクトルの他の領域に感光性の1つの層または複数の
層を含むこともできる。例えば、この写真要素は少なく
とも一種のシアン色素生成性カプラーを含有する少なく
とも1つの赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含むことができ
る。かかるシアン色素生成性カプラーは、フェノール類
またはナフトール類が好ましい。代表的なシアン色素生
成性カプラー類は、例えば、米国特許第2,772,1
62号、同2,895,826号、同3,002,83
6号、同3,034,892号、同2,474,293
号、同2,423,730号、同2,367,531
号、同3,041,236号、および同4,333,9
99号明細書、ならびに“Fardkuppler−e
ine Literaturubersicht”、A
gfa Mitteilungen発行、第III 巻、1
56〜175ページ(1961)に記載されている。
【0036】上記写真要素はまた、スペクトルのグリー
ン領域に感光性で、少なくとも一種のマゼンタ色素生成
性カプラーを含む1つの層または複数の層を含んでなる
こともできる。酸化された発色現像主薬との反応によっ
てマゼンタ色素を生成する好ましいカプラーは、ピラゾ
ロン類、ピラゾロトリアゾール類ピラゾロベンズイミダ
ゾール類およびインダゾロン類である。マゼンタ色素を
生成する代表的な色素は、例えば米国特許第2,60
0,788号、同2,369,489号、同2,34
3,703号、同2,311,082号、同2,67
3、801号、同3,152,896号、同3,51
9,429号、同3,061,432号、同3,06
2,653号、同3,725,067号および同2,9
08,573号明細書、ならびに“Farbkuppl
er−eine Literaturubersich
t”、Agfa Mitteilungen発行、第II
I 巻、126〜156ページ(1961)に記載されて
いる。好ましいマゼンタ色素生成性カプラーはヨーロッ
パ特許第285,274号および同284,270号明
細書に記載されるようなピラゾール〔3,2−c〕−s
−トリアゾールであり、これらの特許文献は引用するこ
とにより本明細書の内容となる。このような好ましいマ
ゼンタ色素生成性カプラー類の具体例としては次のもの
が挙げられる。
【0037】
【化10】
【0038】上記青感性ハロゲン化銀乳剤層では、単一
のイエロー画像色素生成性カプラーとして上記のイエロ
ー色素生成性カプラーを使用することが特に好ましく、
上記イエロー色素生成性カプラーと組み合わせて他のイ
エロー色素生成性カプラーを使用することも可能であ
る。このような他のイエロー色素生成性カプラー類とし
ては、ベンゾイルアセタニリド類の様なアシルアセタニ
リド類が好ましい。
【0039】上記赤感性の1の層もしくは複数の層およ
び緑感性の1の層もしくは複数の層は、これらの層で所
期の重層効果を奏するしうるDIR化合物もしくはカプ
ラー、特にDIAR化合物もしくはカプラーを含むこと
ができる。例えば、これらの層は米国特許第4,24
8,962号明細書に記載されるカプラーの範囲内にあ
るDIARカプラーと米国特許第4,409,323号
明細書に記載のカプラーの範囲内の現像抑制剤放出性カ
プラーとを含むことができる。緑感性層および/または
その緑感性層に隣接する層の好ましいDIARカプラー
は、米国特許第4,782,012号明細書内に記載さ
れているようなDIARカプラーである。
【0040】本発明で使用する化合物類は、当該技術分
野で既知の合成法で製造することができる。DIARカ
プラーIの場合には、合成は、まず適当なカプラー部分
にタイミング基を結合し、次いで抑制剤基の適当な誘導
体を結合して目的のDIARカプラーを生成することを
伴う。場合によって、まずタイミング基と抑制剤部分を
適当な反応によって結合した後、そのタイミング基をカ
プラー部分に結合することもできる。抑制剤部分は、
J.Heterocyclic Chem.,15,9
81(1978)に示されるスキームに従って合成でき
る。
【0041】また、上記にイエロー色素生成性カプラー
は、米国特許第4,022,620号明細書に記載され
るような当該技術分野で既知の合成法によって製造する
こともできる。
【0042】ナフトール系もしくはアセタニリド色素生
成性カプラーは、例えばヨーロッパ特許第193,38
9号および米国特許第4,912,024号明細書に記
載されるようなものである。例えば、ナフトール系もし
くはアセタニリド色素生成性カプラーとしては次のもの
が挙げられる。
【0043】
【化11】
【0044】上記カプラー類は、写真技術分野でカプラ
ー類が使用されそして写真要素に組み入れられてきた方
法で使用しそして写真要素へ組み入れることができる。
上記写真要素は多色要素が好ましい。多色要素は、可視
スペクトルの3つの主要領域の各々に感光性の色素画像
生成性単位を含むことが好ましい。各単位は、与えられ
たスペクトル領域に感光性の単一乳剤層または多乳剤層
から構成することができる。
【0045】本発明のカプラー類をハロゲン化銀乳剤に
組み入れることができる、次いでこの乳剤を支持体上に
塗布して写真要素を形成することができる。また、カプ
ラー類の少なくとも1種を、現像を通じてカプラーが酸
化された発色現像主薬のような現像生成物は組み合わさ
って反応しうるハロゲン化銀乳剤に隣接する写真要素に
組み入れることもできる。
【0046】典型的な多色写真要素は、少なくとも一種
のシアン色素生成性カプラーと組み合わさった少なくと
も1つの赤感性ハロゲン化銀乳剤層と、を含むシアン色
素画像形成単位と、少なくとも一種のマゼンタ色素生成
性カプラーと組み合わさった少なくとも1つの緑感性ハ
ロゲン化銀乳剤層を含むマゼンタ色素画像形成単位と、
少なくとも一種のイエロー色素生成性カプラーと組み合
わさった少なくとも1つの青感性ハロゲン化銀乳剤層を
含むイエロー色素画像形成単位とを担持する支持体を含
んでなる。この要素は、フィルター層、中間層、オーバ
ーコート層および下塗の層等の追加の層を含むことがで
きる。
【0047】本発明の要素で使用するのに適当な材料の
以下の説明では、ResearchDisclosun
,1989年12月,Item No.306108
および1978年12月,Item No.17643
(Kenneth Mason Publicatio
ns,Ltd,The Old Harbourmas
ters,8 North Street,Emswo
rth,Hampshire Polo 7DD,EN
GLAND,発行を引用するであろう。この刊行物の内
容は引用することにより本明細書の内容となる。この刊
行物は、以下「Research Disclosur
」と称する。
【0048】本発明の要素で使用するハロゲン化銀乳剤
は、臭化銀、塩化銀、ヨウ化銀、塩臭化銀、塩ヨウ化
銀、臭ヨウ化銀、塩臭ヨウ化銀、またはこれらの混合物
を含むことができる。これらの乳剤は、従来のいずれの
形状またはサイズのハロゲン化銀粒子を含むこともでき
る。具体的は、粗、中間または微細ハロゲン化銀粒子を
含むことができる。特に使用が意図されているのは、高
アスペクト比平板状粒子乳剤、例えば、Wilgus
ら,米国特許第4,434,226号、Daubend
iekら,同4,414,310号、Wey,同4,3
99,215号、Solbergら,同4,433,0
48号、Mignot,同4,386,156号、Ev
ansら,同4,504,570号、Maskask
y,同4,400,463号、Weyら,同4、41
4,306号、Maskasky,同4,435,50
1号および同4,643,966号ならびにDaube
ndiekら,同4,672,027号および同4,6
93,964号明細書に記載されているものである。ま
た、特に使用が意図されているのは、粒子表面よりも粒
子内部に高モル比のヨウ化物を有する臭ヨウ化銀粒子、
例えば英国特許第1,027,146号明細書および特
公昭54−48521号公報、ならびに米国特許第4,
379,837号、同4,444,877号、同4,6
65,012号、同4,686,178号、同4,56
5,778号、同4,728,602号、同4,66
8,614号および同4,636,461号明細書なら
びにヨーロッパ特許第264,954号明細書に記載さ
れているようなものである。これらのハロゲン化銀乳剤
は、沈澱される場合には単分散または多分散のいずれか
になりうる。乳剤の粒子サイズ分布は、ハロゲン化銀粒
子の分離法によるか、または異なる粒子サイズのハロゲ
ン化銀乳剤を配合することにより調整することができ
る。
【0049】増感性化合物、例えば銅、タリウム、鉛、
ビスマス、カドミウムおよび第VIII族貴金属の化合物を
ハロゲン化銀乳剤の沈澱中に存在させることができる。
【0050】これらの乳剤は、表面感光性乳剤(すなわ
ち、主としてハロゲン化銀粒子の表面に潜像を形成する
もの)、または内部潜像形成性乳剤(すなわち、ハロゲ
ン化銀粒子の内部で優先的に潜像を形成するもの)であ
ることもできる。これらの乳剤は、表面感光性乳剤もし
くは未カブリ内部潜像形成乳剤のようなネガ型乳剤、ま
たは未カブリ内部潜像形成性タイプの直接ポジ乳剤(現
像が均一露光で行われるかまたは核形成剤の存在下で行
われる場合にポジ型である)であることができる。
【0051】これらの乳剤は表面増感することができ
る。貴金属(例、金)、中間カルコゲン(例、イオウ、
セレンまたはテルル)および還元増感剤が単独または組
み合わせて使用されることが特に好ましい。典型的な化
学増感剤は、ResearchDisclosure
Item 17643(上述)第III 節に列挙されてい
る。
【0052】これらのハロゲン化銀乳剤は、シアニン
類、メロシアニン類、複合シアニン類および複合メロシ
アニン類(すなわち、トリ、テトラおよびポリ核シアニ
ン類およびメロシアニン類)、オキソノール類、ヘミオ
キソノール類、スチリル類、メロスチリル類およびスト
レプトシアニン類を初めとするポリメチン色素類を含む
各種色素で分光増感することができる。具体的な分光増
感色素は、Research Disclosure
Item 17643(上述)第IV節に公表されてい
る。
【0053】本発明の要素の乳剤層および他の層に適す
るビヒクルは、ResearchDisclosur
,Item 17643,第IX節およびそこで引用さ
れている刊行物に公表されている。
【0054】本明細書で開示するカプラーに加え、本発
明の要素は、Research Disclosur
,第VII 節、第D.E.FおよびG項、ならびにそこ
で引用されている刊行物に公表されているようなカプラ
ー類をさらに含めることができる。これらのさらなるカ
プラー類は、Research Disclosur
,第VII 節、第C項およびそこで引用される刊行物に
記載されるように組み入れることができる。
【0055】本発明の写真要素は、増白剤(Resea
rch Disclosure,第V節)、カブリ防止
剤および安定剤(Research Disclosur
,第VI節)、ステイン防止剤および画像色素安定剤
Research Disclosure,第VII 節
IおよびJ項)、光吸収剤および散乱剤(Resear
ch Disclosure,第VIII節)、硬膜剤(
esearch Disclosure,第X節)、塗
布助剤(Research Disclosure,第
XI剤) 、可塑剤および滑剤( Research Dis
closure,第XII 節)、帯電防止剤(Resea
rch Disclosure,第XIII節)、マット剤
Research Disclosure,第XVI
節)ならびに現像改質剤(Research Disc
losure,第XXI 節)を含むことができる。
【0056】これらの写真要素は、Research
Disclosure,第XVIII 節およびそこで引用さ
れる刊行物に記載されるような各種支持体へ塗布するこ
とができる。
【0057】写真要素は、Research Disc
losure,第XVIII 節に記載されるように化学線、
典型的には、可視領域のスペクトルに露光して潜像を形
成することができ、次いでResearch Disc
losure,第XIX 節に記載されるように処理して可
視色素画像を形成することができる。可視色素画像形成
処理は、要素を発色現像主薬と接触して現像可能なハロ
ゲン化銀を還元しそして発色現像主薬を酸化する工程が
含まれる。酸化された発色現像主薬が、次にカプラーと
反応して色素を提供する。
【0058】好ましい発色現像主薬は、p−フェニレン
ジアミン類である。特に好ましいものとしては、4−ア
ミノ−3−メチル−N,N−ジエチルアニリン塩酸塩、
4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−(メタ
ンスルホナミド)エチルアニリン硫酸塩・水和物、4−
アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−ヒドロキシ
エチルアニリン硫酸塩、4−アミノ−3−β−(メタン
スルホナミド)エチル−N,N−ジエチルアニリン塩酸
塩および4−アミノ−N−エチル−N−(2−メトキシ
エチル)−m−トルイジン・ジ−p−トルエンスルホン
酸が挙げられる。
【0059】ネガ型ハロゲン化銀では、上記処理工程が
ネガ画像を提供する。上記要素は、例えば、Briti
sh Journal of Photograph
Annual,(1988)196〜198ページに記
載されるような既知のC−41プロセスによって処理す
ることが好ましい。ポジ(または反転)画像を提供する
には、カラー現像工程は、まず、非発色現像主薬で現像
して画像を形成することなく露光されたハロゲン化銀を
現像し、次いで要素を均一にカブらせて未露光ハロゲン
化銀を現像可能にすることにより行うことができる。ま
た、直接ポジ乳剤を使用してポジ画像を得ることもでき
る。
【0060】画像は、その後、常法の漂白、定着または
漂白−定着工程で銀またはハロゲン化銀を除去し、さら
に洗浄および乾燥が行われる。
【0061】
【実施例】以下の例を、本発明のさらなる理解のために
提供する。
【0062】例1 三酢酸セルロースフィルム支持体に下記の層を逆順序で
塗布した(塗布量は平方フット当りのmgであり、カッコ
内にmg/m2で表す)。
【0063】 材料 層 ゼラチン ハロゲン化銀 画像カプラー 画像改質 その他の材料 カプラー 1-SOC 82.5 − − − マット剤3.5 (888.05) (37.67) 2-UV 50 (A)20 − − UV吸収剤20 (538.21) (215.29) (215.29) 3-FY 73.5 (B)40 (Z-1)32 (K-1)8.8 (791.17) (430.57) (344.46) (94.73) 4-SY 161 (C)27 (Z-1)80 (K-1)15.6 (1733.05) (290.64) 5-CLS 80 − − Ag(CLS)3 (861.14) (32.29) 酸化現像主薬の スカベンジャー 5(53.82) 6-FM 156 (E)50 (Y)24 (L)5 (1679.22) (538.21) (258.34) (53.82) (F)70 (753.50) 7-SM 167 (G)42 (Y)14.5 − 発色マスキング (1797.63) (452.10) (156.08) カプラー(X) (H)46 10(107.64) (495.16) 8-IL 120 − − − 発色現像主薬の (1291.71) スカベンジャー 5(53.82) 9-FC 146.5 (I)75 (W)9.5 (M)9.5 (1576.96) (807.32) (N)9.5 10-SC 274 (J)75 (W)97 (M)6 (2949.41) (807.32) (1044.13) (64.59) (K)75 (807.32) 11-AHU 250 − − − Ag( 金属銀) (2691.07) 30(322.93) 発色現像主薬の スカベンジャー 10(107.64)
【0064】 使用したハロゲン化銀材料 乳剤 形態 粒子径(ミクロン) %Br/%I 平板粒子については 直径/厚さ (A) 通常 0.07 100/0 (B) 平板状 1.2 /0.115 97/3 (C) 平板状 0.6 /0.11 97/3 (D) 平板状 0.45/0.08 98.5/1.5 (E) 平板状 1.0 /0.115 97/3 (F) 平板状 0.75/0.13 97/3 (G) 平板状 0.55/0.08 94/6 (H) 平板状 0.45/0.08 98.5/1.5 (I) 平板状 1.4 /0.115 94/6 (J) 平板状 0.75/0.13 97/3 (K) 立方晶 0.31 96.5/3.5 選定されたカプラー類の構造式は、次のとおりである。
【0065】
【化12】
【0066】
【化13】
【0067】
【化14】
【0068】
【化15】
【0069】得られた写真ハロゲン化銀フィルムを像様
露光し、次いで新鮮現像剤およびシーズンド現像剤を用
いてイーストマン コダック カンパニー(米国)のC
−41プロセスで処理した。結果は次のとおりであった
(表I、IIおよびIII)。
【0070】
【表1】
【0071】
【表2】
【0072】
【表3】
【0073】表I、IIおよびIII 内の本発明に従う写真
ハロゲン化銀フィルムにより形成される画像は、新鮮な
処理液とシーズンド処理液の双方で予期せぬ効果を奏す
る。
【0074】また、表I、IIおよびIII 内の本発明に従
う写真ハロゲン化銀フィルムにより形成される画像は、
望ましい重層効果も示した。
【0075】本発明により具体的な態様は、それぞれ次
のものが挙げられる。
【0076】特許請求したようなカラー写真要素であっ
て、ナフトール系またはアセタニリド色素生成性カプラ
ーが、炭素原子1〜8のメルカプトアルカン酸であるカ
プリング離脱基を含んでなる要素。
【0077】特許請求したようなカラー写真要素であっ
て、ナフトール系またはアセタニリドカプラーが層
(B)中に存在する要素。
【0078】特許請求したようなカラー写真要素であっ
て、ナフトール系またはアセタニリドカプラーが層
(A)中に存在する要素。
【0079】特許請求したようなカラー写真要素であっ
て、ナフトール系またはアセタニリドカプラーが−SC
2 COOH、−SCH2 CH2 COOH、−SCH2
CH 2 CH2 COOHおよび−S−CH(CH3 )CH
2 COOHからなる群より選ばれるカプリング離脱基を
含んでなる要素。
【0080】特許請求したようなカラー写真要素であっ
て、ナフトール系またはアセタニリド色素生成性カプラ
ーが次式で示される要素。
【0081】
【化16】
【0082】特許請求したようなカラー写真要素であっ
て、少なくとも1つのイエロー画像色素生成性写真ハロ
ゲン化銀乳剤層、少なくとも1つのマゼンタ画像色素生
成性写真ハロゲン化銀乳剤層および少なくとも1つのシ
アン画像色素生成性写真ハロゲン化銀乳剤層を担持する
支持体を含んでなる要素。
【0083】特許請求したようなカラー写真要素であっ
て、少なくとも1つのイエロー画像色素生成性写真ハロ
ゲン化銀乳剤層(A)が次式
【0084】
【化17】
【0085】(上式中、R1 は、カプラーの現像抑制剤
放出特性に悪影響を及ぼさない置換基、例えば未置換も
しくは置換アルキル基であり、nは0、1または2であ
り、R2 は、バラスト基であり、R3 は、未置換もしく
は置換アルキル基、例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、t−ブチルまたはn−ブチル基か、あるいは未置換
もしくは置換アリール、例えばフェニルであり、R
4 は、炭素原子2〜5個のアルキルであり、そしてX
は,炭素原子1〜3個のアルキレン、例えばメチレン
(−CH2 −)、エチレン(−CH2 −CH2 −)およ
びプロピレン(−CH2 −CH2 −CH2 −)である)
で示されるイエロー画像色素生成性カプラーを含んでな
り、そして層(A)および層(B)の少なくとも1つ
に、露光および処理によって要素の漂白を促進しない
2.5〜25mg/m2の範囲内の濃度で、次式
【0086】
【化18】
【0087】で示されるカプラーを含んでなる要素。
【0088】上記要素を写真ハロゲン化銀発色現像主薬
で現像することを特徴とする露光された写真要素で写真
画像を形成する方法。
【0089】
【発明の効果】本発明は、シーズンド現像化学品を使用
して得る場合であっても、高品質画像を形成する写真要
素を提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチヤード ピー. ザジユースキ アメリカ合衆国,ニユーヨーク 14620, ロチエスター,ワーナー ロード 21

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのイエロー画像色素生成
    性写真ハロゲン化銀乳剤層(A)と、その層(A)に隣
    接する少なくとも1つの層(B)と、少なくとも1種の
    イエロー画像色素生成性カプラーと少なくとも1種の写
    真現像抑制剤放出性カプラーとを担持する支持体からな
    るカラー写真要素であって、 層(A)および層(B)の少なくとも1つに、露光およ
    び処理によって前記要素の漂白を促進しない2.5〜2
    5mg/m2の範囲内の濃度で、次式 【化1】 (上式中、TIMEはタイミング基を表し、nは0また
    は1であり、R1は炭素原子1〜8個の二価の脂肪族基
    であり、そしてSOLは水可溶化基を表す)で示される
    カプリング離脱基を有する色素生成性ナフトールカプラ
    ーまたは色素生成性アセタニリドカプラーを含んでなる
    カラー写真要素。
JP4136503A 1991-05-31 1992-05-28 現像抑制剤放出性カプラーとイエロー色素生成性カプラーを含んでなる写真要素 Pending JPH05150416A (ja)

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