JPH05150367A - 反射型映写スクリーン - Google Patents
反射型映写スクリーンInfo
- Publication number
- JPH05150367A JPH05150367A JP3314696A JP31469691A JPH05150367A JP H05150367 A JPH05150367 A JP H05150367A JP 3314696 A JP3314696 A JP 3314696A JP 31469691 A JP31469691 A JP 31469691A JP H05150367 A JPH05150367 A JP H05150367A
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- Japan
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- polyvinyl chloride
- sol
- chloride resin
- resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】映写スクリーンのラミネート加工の影響による
カール状変形の発生を防止し、本体重量の軽量化を図る
ことを目的とする。 【構成】表面にパール顔料による光学反射層を備えた軟
質ポリ塩化ビニル樹脂シート１２の裏面にガラス製若し
くは合成樹脂製の織布１１をフィルムラミネート方式に
て裏打ちし、該織布１１面に、コーティング方式により
可塑剤入り塩化ビニル樹脂ゾルをコーティングしてゾル
コート層１３を設けた反射型映写スクリーン。
カール状変形の発生を防止し、本体重量の軽量化を図る
ことを目的とする。 【構成】表面にパール顔料による光学反射層を備えた軟
質ポリ塩化ビニル樹脂シート１２の裏面にガラス製若し
くは合成樹脂製の織布１１をフィルムラミネート方式に
て裏打ちし、該織布１１面に、コーティング方式により
可塑剤入り塩化ビニル樹脂ゾルをコーティングしてゾル
コート層１３を設けた反射型映写スクリーン。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン画像映写
用プロジェクター、あるいはオーバーヘッドプロジェク
ターなどから投影された画像を映写するための反射型映
写スクリーンに関する。
用プロジェクター、あるいはオーバーヘッドプロジェク
ターなどから投影された画像を映写するための反射型映
写スクリーンに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、画像投影プロジェクターを用いた
映写用の反射型映写スクリーンとしては、例えば、図２
に示すように、ガラス繊維製の織布１（クロスシート）
の表裏両面に、それぞれ軟質ポリ塩化ビニル樹脂シート
２（例えば厚さ１００μｍ〜２５０μｍ程度）と軟質ポ
リ塩化ビニル樹脂シート３（例えば厚さ７０μｍ〜２５
０μｍ程度）を貼り合わせ、表面の軟質ポリ塩化ビニル
樹脂シート２に、パール顔料を混練した溶剤タイプのグ
ラビア印刷インキなどパール顔料を含む樹脂塗料によっ
て光学反射層４を形成した両面貼り合わせ形式の反射型
映写スリクーンがある。
映写用の反射型映写スクリーンとしては、例えば、図２
に示すように、ガラス繊維製の織布１（クロスシート）
の表裏両面に、それぞれ軟質ポリ塩化ビニル樹脂シート
２（例えば厚さ１００μｍ〜２５０μｍ程度）と軟質ポ
リ塩化ビニル樹脂シート３（例えば厚さ７０μｍ〜２５
０μｍ程度）を貼り合わせ、表面の軟質ポリ塩化ビニル
樹脂シート２に、パール顔料を混練した溶剤タイプのグ
ラビア印刷インキなどパール顔料を含む樹脂塗料によっ
て光学反射層４を形成した両面貼り合わせ形式の反射型
映写スリクーンがある。
【０００３】又、反射型映写スクリーン軽量化のため
に、織布１の片面のみに軟質ポリ塩化ビニル樹脂シート
２を貼り合わせた片面貼り合わせ形式の反射型映写スク
リーン（図示せず）がある。
に、織布１の片面のみに軟質ポリ塩化ビニル樹脂シート
２を貼り合わせた片面貼り合わせ形式の反射型映写スク
リーン（図示せず）がある。
【０００４】上記反射型映写スクリーンは、通常、巻取
り状態で保管されており、使用する場合には、高所より
概略垂直下方に吊り下げて使用されるものである。
り状態で保管されており、使用する場合には、高所より
概略垂直下方に吊り下げて使用されるものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記の反射型映写スク
リーンは、織布の両面、又は片面に軟質ポリ塩化ビニル
樹脂シートを加熱加圧ラミネートすることによって形成
加工されたものであるため、軟質ポリ塩化ビニルシート
と織布との間のラミネート時のテンションの影響や、ラ
ミネート加工後に残留する加工ストレスや外気温度の変
動などによる収縮が発生し、その収縮率の差によるカー
ル状の変形が生じやすい。
リーンは、織布の両面、又は片面に軟質ポリ塩化ビニル
樹脂シートを加熱加圧ラミネートすることによって形成
加工されたものであるため、軟質ポリ塩化ビニルシート
と織布との間のラミネート時のテンションの影響や、ラ
ミネート加工後に残留する加工ストレスや外気温度の変
動などによる収縮が発生し、その収縮率の差によるカー
ル状の変形が生じやすい。
【０００６】そこで、カール防止のために、予めアクリ
ル樹脂やウレタン樹脂によってディップコート（浸漬塗
布）した織布を軟質ポリ塩化ビニルとラミネートするこ
とが行われるが、映写スクリーン本体の重量が増大する
といったことが考えられる。
ル樹脂やウレタン樹脂によってディップコート（浸漬塗
布）した織布を軟質ポリ塩化ビニルとラミネートするこ
とが行われるが、映写スクリーン本体の重量が増大する
といったことが考えられる。
【０００７】本発明は、加熱加圧ラミネート加工の影響
によるカール状の変形を防止し、映写スクリーン本体重
量を軽量化することを目的とするものである。
によるカール状の変形を防止し、映写スクリーン本体重
量を軽量化することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面にパール
顔料を含有する樹脂塗料による光学反射層を備えた軟質
ポリ塩化ビニル樹脂シート若しくはパール顔料を練り込
んだ軟質ポリ塩化ビニルシート１２の裏面にガラス製若
しくは合成樹脂製の織布１１をフィルムラミネート方式
にて裏打ちし、該軟質ポリ塩化ビニルシート１２と反対
側の前記織布１１面に、コーティング方式により可塑剤
入り塩化ビニル樹脂ゾルをコーティングしてゾルコート
層１３を設けたことを特徴とする反射型映写スクリーン
である。
顔料を含有する樹脂塗料による光学反射層を備えた軟質
ポリ塩化ビニル樹脂シート若しくはパール顔料を練り込
んだ軟質ポリ塩化ビニルシート１２の裏面にガラス製若
しくは合成樹脂製の織布１１をフィルムラミネート方式
にて裏打ちし、該軟質ポリ塩化ビニルシート１２と反対
側の前記織布１１面に、コーティング方式により可塑剤
入り塩化ビニル樹脂ゾルをコーティングしてゾルコート
層１３を設けたことを特徴とする反射型映写スクリーン
である。
【０００９】
【実施例】本発明を、実施例に従って詳細に説明すれ
ば、図１は、本発明の反射型映写スクリーンの側断面図
であり、厚さ１０μｍ〜１００μｍ程度のガラス繊維
製、合成樹脂製の織布１１の一面に、厚さ３０μｍ〜３
００μｍ程度（あるいはそれ以上）の軟質ポリ塩化ビニ
ル樹脂シート１２が加熱加圧によりラミネートされてい
る。
ば、図１は、本発明の反射型映写スクリーンの側断面図
であり、厚さ１０μｍ〜１００μｍ程度のガラス繊維
製、合成樹脂製の織布１１の一面に、厚さ３０μｍ〜３
００μｍ程度（あるいはそれ以上）の軟質ポリ塩化ビニ
ル樹脂シート１２が加熱加圧によりラミネートされてい
る。
【００１０】軟質ポリ塩化ビニル樹脂シート１２は、ポ
リ塩化ビニル樹脂に適宜量、例えば３０ｗ％（重量％）
〜６０ｗ％（重量％）の可塑剤を混入したものである。
リ塩化ビニル樹脂に適宜量、例えば３０ｗ％（重量％）
〜６０ｗ％（重量％）の可塑剤を混入したものである。
【００１１】軟質ポリ塩化ビニル樹脂シート１２の表面
には、パール顔料を含有する樹脂塗料により、スクリー
ンに投影される画像光の反射性能を持たせるために、例
えば厚さ５μｍ〜２０μｍ程度の光学反射層１４が形成
されている。
には、パール顔料を含有する樹脂塗料により、スクリー
ンに投影される画像光の反射性能を持たせるために、例
えば厚さ５μｍ〜２０μｍ程度の光学反射層１４が形成
されている。
【００１２】又、軟質ポリ塩化ビニル樹脂シート１２
は、透明乃至白色不透明のいずれであっもよく、又、特
に、光学反射層１４を設ける必要はなく、軟質ポリ塩化
ビニル樹脂シート１２の樹脂本体全体にパール顔料を練
り込むことによって、スクリーン反射性能を持たせるよ
うにしてもよい。
は、透明乃至白色不透明のいずれであっもよく、又、特
に、光学反射層１４を設ける必要はなく、軟質ポリ塩化
ビニル樹脂シート１２の樹脂本体全体にパール顔料を練
り込むことによって、スクリーン反射性能を持たせるよ
うにしてもよい。
【００１３】ガラス繊維製、若しくは合成樹脂製の織布
１１は、ガラス繊維を紡糸して得られたガラス繊維製の
縦糸と横糸、若しくは合成樹脂製の縦糸と横糸とによっ
て織布した織布シートであり、透明乃至不透明いずれで
あってもよく、又、黒色調（光吸収性の色調）に着色さ
れていてもよい。
１１は、ガラス繊維を紡糸して得られたガラス繊維製の
縦糸と横糸、若しくは合成樹脂製の縦糸と横糸とによっ
て織布した織布シートであり、透明乃至不透明いずれで
あってもよく、又、黒色調（光吸収性の色調）に着色さ
れていてもよい。
【００１４】本発明において、前記ガラス繊維製、合成
樹脂製の織布１１には、可塑剤入りの塩化ビニル樹脂ゾ
ルをコーティングしてゾルコート層１３が形成されてい
る。
樹脂製の織布１１には、可塑剤入りの塩化ビニル樹脂ゾ
ルをコーティングしてゾルコート層１３が形成されてい
る。
【００１５】ゾルコート層１３をコーティングにより形
成するために用いる塩化ビニル樹脂ゾルは、例えば３０
ｗ％〜８０ｗ％の可塑剤（ジオクチルフタレート）を添
加したポリ塩化ビニル樹脂を水性溶媒（水、アルコー
ル）中に分散させた水性エマルジョンタイプの樹脂ゾル
（例えば、ポリ塩化ビニル樹脂微粉末１００ｗ％を、ジ
オクチルフタレート、トリクレジルホスフェート、ジオ
クチルアジペートなどの可塑剤３０ｗ％〜６０ｗ％に溶
解して、水性溶媒中に分散させてゾル化したもの）であ
り、適宜着色顔料によって黒色調（光吸収性の色調）に
着色されていることが望ましい。
成するために用いる塩化ビニル樹脂ゾルは、例えば３０
ｗ％〜８０ｗ％の可塑剤（ジオクチルフタレート）を添
加したポリ塩化ビニル樹脂を水性溶媒（水、アルコー
ル）中に分散させた水性エマルジョンタイプの樹脂ゾル
（例えば、ポリ塩化ビニル樹脂微粉末１００ｗ％を、ジ
オクチルフタレート、トリクレジルホスフェート、ジオ
クチルアジペートなどの可塑剤３０ｗ％〜６０ｗ％に溶
解して、水性溶媒中に分散させてゾル化したもの）であ
り、適宜着色顔料によって黒色調（光吸収性の色調）に
着色されていることが望ましい。
【００１６】以下に、本発明の具体的な実施例を示す。 ＜実施例１＞ガラス繊維製織布、又は熱可塑性若しくは
熱硬化性ポリエステル製の織布（均量５０ｇ／ｍ2 〜２
００ｇ／ｍ2 、厚さ４０μｍ〜１５０μｍ程度）の片面
に、黒色など不透明顔料にて着色した塩化ビニル樹脂ゾ
ル（日信化学（株）製；可塑剤３０ｗ％〜４０ｗ％混入
した水性エマルジョンタイプ）を、例えば塗布量１０ｇ
／ｍ2 〜１００ｇ／ｍ2 （厚さ１０μｍ〜１００μｍ）
程度で、ナイフコーター等によって塗布した後に、加熱
温度７０℃〜１６０℃にて固化、乾燥する。
熱硬化性ポリエステル製の織布（均量５０ｇ／ｍ2 〜２
００ｇ／ｍ2 、厚さ４０μｍ〜１５０μｍ程度）の片面
に、黒色など不透明顔料にて着色した塩化ビニル樹脂ゾ
ル（日信化学（株）製；可塑剤３０ｗ％〜４０ｗ％混入
した水性エマルジョンタイプ）を、例えば塗布量１０ｇ
／ｍ2 〜１００ｇ／ｍ2 （厚さ１０μｍ〜１００μｍ）
程度で、ナイフコーター等によって塗布した後に、加熱
温度７０℃〜１６０℃にて固化、乾燥する。
【００１７】次に、前記織布の反対面に、パール顔料を
含む樹脂塗布液（ポリ塩化ビニル樹脂バインダーに、パ
ール顔料を１２ｗ％〜３０ｗ％程度混入）を表面にコー
ティングして光学反射層を形成した白色不透明な軟質ポ
リ塩化ビニル樹脂シート（可塑剤３０ｗ％〜６０ｗ％混
入）、又はパール顔料を練り込んだ白色不透明な軟質ポ
リ塩化ビニル樹脂シート、又はパール顔料を含む樹脂塗
布液がコーティングされていない白色不透明な軟質ポリ
塩化ビニル樹脂シート、又はパール顔料が練り込まれて
いない白色不透明な軟質ポリ塩化ビニル樹脂シート（例
えば厚さ３０μｍ〜２００μｍ，可塑剤添加量２０％〜
６０％程度）を加熱（温度８０℃〜１８０℃程度）及び
加圧してラミネートした。これによって、可塑剤入り塩
化ビニル樹脂ゾルと、軟質ポリ塩化ビニル樹脂シート
が、互いに織布の編み目内に入り込んで接合することに
よるブリッジ効果のある反射型映写スクリーンが得られ
た。
含む樹脂塗布液（ポリ塩化ビニル樹脂バインダーに、パ
ール顔料を１２ｗ％〜３０ｗ％程度混入）を表面にコー
ティングして光学反射層を形成した白色不透明な軟質ポ
リ塩化ビニル樹脂シート（可塑剤３０ｗ％〜６０ｗ％混
入）、又はパール顔料を練り込んだ白色不透明な軟質ポ
リ塩化ビニル樹脂シート、又はパール顔料を含む樹脂塗
布液がコーティングされていない白色不透明な軟質ポリ
塩化ビニル樹脂シート、又はパール顔料が練り込まれて
いない白色不透明な軟質ポリ塩化ビニル樹脂シート（例
えば厚さ３０μｍ〜２００μｍ，可塑剤添加量２０％〜
６０％程度）を加熱（温度８０℃〜１８０℃程度）及び
加圧してラミネートした。これによって、可塑剤入り塩
化ビニル樹脂ゾルと、軟質ポリ塩化ビニル樹脂シート
が、互いに織布の編み目内に入り込んで接合することに
よるブリッジ効果のある反射型映写スクリーンが得られ
た。
【００１８】＜実施例２＞ガラス繊維製織布（均量１１
０ｇ／ｍ2 ユーエムグラスＨ−１１６ユニチカ（株）
製）の片面に、ポリ塩化ビニルエマルジョン（ビニブラ
ン３８６、可塑剤３０ｗ％〜４０ｗ％含有、日信化学
（株）製）と、難燃剤と、黒色顔料（カーボンブラッ
ク）とを、８：１：１の割合で配合したポリ塩化ビニル
樹脂ゾルを、ナイフコーターを用いて２０ｇ／ｍ2 ｄｒ
ｙの厚さで塗布し、約１５０℃にて加熱乾燥させる。
０ｇ／ｍ2 ユーエムグラスＨ−１１６ユニチカ（株）
製）の片面に、ポリ塩化ビニルエマルジョン（ビニブラ
ン３８６、可塑剤３０ｗ％〜４０ｗ％含有、日信化学
（株）製）と、難燃剤と、黒色顔料（カーボンブラッ
ク）とを、８：１：１の割合で配合したポリ塩化ビニル
樹脂ゾルを、ナイフコーターを用いて２０ｇ／ｍ2 ｄｒ
ｙの厚さで塗布し、約１５０℃にて加熱乾燥させる。
【００１９】続いて、前記ガラス繊維製織布の反対面
に、表面にグラビア印刷にてパール顔料を含む樹脂液を
コーティングして光学反射層を設けた軟質ポリ塩化ビニ
ル樹脂シート（可塑剤４０ｗ％含有、乳白色、厚さ１０
０μｍ、タツノ化学（株）製）を、温度８０℃〜１５０
℃にて加熱加圧ラミネートした。これによって、可塑剤
入り塩化ビニル樹脂ゾルと、軟質ポリ塩化ビニル樹脂シ
ートが、互いに織布の編み目内に入り込んで接合するこ
とによるブリッジ効果のある反射型映写スクリーンが得
られた。
に、表面にグラビア印刷にてパール顔料を含む樹脂液を
コーティングして光学反射層を設けた軟質ポリ塩化ビニ
ル樹脂シート（可塑剤４０ｗ％含有、乳白色、厚さ１０
０μｍ、タツノ化学（株）製）を、温度８０℃〜１５０
℃にて加熱加圧ラミネートした。これによって、可塑剤
入り塩化ビニル樹脂ゾルと、軟質ポリ塩化ビニル樹脂シ
ートが、互いに織布の編み目内に入り込んで接合するこ
とによるブリッジ効果のある反射型映写スクリーンが得
られた。
【００２０】
【作用】本発明反射型映写スクリーンは、織布１１の一
面の反射表面（映写面）側に反射効果を持たせた軟質ポ
リ塩化ビニル樹脂シート１が貼り合わされ、該織布１１
の他面（裏面）側には、可塑剤入りポリ塩化ビニル樹脂
ゾルを薄膜状にコーティングして形成した軟質ポリ塩化
ビニルによる薄膜状のゾルコート層１３を形成したの
で、織布１１の両面に軟質ポリ塩化ビニルを加熱加圧ラ
ミネート加工した従来の映写スクリーンと比較して、ラ
ミネート加工の影響によるカール状の変形の発生が軽減
でき、又、前記ゾルコート層１３によって、織布１１に
対するディップコートの必要性が解消されて、映写スク
リーン本体の重量を軽量化できる。
面の反射表面（映写面）側に反射効果を持たせた軟質ポ
リ塩化ビニル樹脂シート１が貼り合わされ、該織布１１
の他面（裏面）側には、可塑剤入りポリ塩化ビニル樹脂
ゾルを薄膜状にコーティングして形成した軟質ポリ塩化
ビニルによる薄膜状のゾルコート層１３を形成したの
で、織布１１の両面に軟質ポリ塩化ビニルを加熱加圧ラ
ミネート加工した従来の映写スクリーンと比較して、ラ
ミネート加工の影響によるカール状の変形の発生が軽減
でき、又、前記ゾルコート層１３によって、織布１１に
対するディップコートの必要性が解消されて、映写スク
リーン本体の重量を軽量化できる。
【００２１】又、織布１１本体は、本来的に外的変形応
力に対して追従変形性があり、それに加えて外的変形応
力に対して比較的追従変形性のあるゾルコート層１３が
裏面側に形成されているので、巻かれた状態で保管され
る上記反射型映写スクリーンに生じ易いカール状の巻き
癖が、使用時における巻き戻し及び高所からの吊り下げ
自重によって短時間内で修正できる。
力に対して追従変形性があり、それに加えて外的変形応
力に対して比較的追従変形性のあるゾルコート層１３が
裏面側に形成されているので、巻かれた状態で保管され
る上記反射型映写スクリーンに生じ易いカール状の巻き
癖が、使用時における巻き戻し及び高所からの吊り下げ
自重によって短時間内で修正できる。
【００２２】
【発明の効果】本発明の反射型映写スクリーンは、映写
スクリーンの加熱加圧ラミネート加工の影響によるカー
ル状の変形の発生を防止でき、又、映写スクリーン本体
の重量を従来よりも軽量化できる効果がある。
スクリーンの加熱加圧ラミネート加工の影響によるカー
ル状の変形の発生を防止でき、又、映写スクリーン本体
の重量を従来よりも軽量化できる効果がある。
【００２３】又、巻取り状態から巻き戻して高所より垂
直下方に吊り下げた時に、保管時におけるカール状の巻
き癖による変形が、スクリーンの自重によって短時間に
垂直下方に平坦に修正される効果がある。
直下方に吊り下げた時に、保管時におけるカール状の巻
き癖による変形が、スクリーンの自重によって短時間に
垂直下方に平坦に修正される効果がある。
【図１】本発明の反射型映写スクリーンの側断面図であ
る。
る。
【図２】従来の反射型映写スクリーンの側断面図であ
る。
る。
１…織布 ２…軟質ポリ塩化ビニル樹脂シート ３…軟
質ポリ塩化ビニル樹脂シート ４…光学反射層 １１…
織布 １２…軟質ポリ塩化ビニル樹脂シート １３…ゾ
ルコート層 １４…光学反射層
質ポリ塩化ビニル樹脂シート ４…光学反射層 １１…
織布 １２…軟質ポリ塩化ビニル樹脂シート １３…ゾ
ルコート層 １４…光学反射層
Claims (1)
- 【請求項１】表面にパール顔料を含有する樹脂塗料によ
る光学反射層を備えた軟質ポリ塩化ビニル樹脂シート若
しくはパール顔料を練り込んだ軟質ポリ塩化ビニルシー
ト１２の裏面にガラス製若しくは合成樹脂製の織布１１
をフィルムラミネート方式にて裏打ちし、該軟質ポリ塩
化ビニルシート１２と反対側の前記織布１１面に、コー
ティング方式により可塑剤入り塩化ビニル樹脂ゾルをコ
ーティングしてゾルコート層１３を設けたことを特徴と
する反射型映写スクリーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3314696A JP3047575B2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 反射型映写スクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3314696A JP3047575B2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 反射型映写スクリーン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05150367A true JPH05150367A (ja) | 1993-06-18 |
| JP3047575B2 JP3047575B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=18056453
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3314696A Expired - Fee Related JP3047575B2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 反射型映写スクリーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3047575B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100500001B1 (ko) * | 2002-05-10 | 2005-07-07 | 주식회사 지.비라이트 | 곡면 반사형 영사스크린의 제조방법 및 그 제조방법에의해 제조된 영사스크린 |
| KR100631421B1 (ko) * | 2002-11-22 | 2006-10-16 | 아오디스(주) | 투과형 및 반사형 영상 스크린과 그의 제조방법 |
| WO2008120895A1 (en) * | 2007-03-30 | 2008-10-09 | Lg Electronncs Inc. | Reflective screen and manufacturing method thereof |
| KR100877620B1 (ko) * | 2007-04-23 | 2009-01-09 | 양영록 | 영상 스크린 |
| KR100893942B1 (ko) * | 2007-09-28 | 2009-04-20 | 주식회사 뷰라이트 | 전방위적으로 균질한 시야각을 가지는 스크린 |
| CN109031877A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-12-18 | 东莞市澳星视听器材有限公司 | 一种投影幕布及其制备方法 |
| CN115027114A (zh) * | 2022-06-02 | 2022-09-09 | 天津工业大学 | 一种轻质充气机织间隔织物抗冲击缓冲板 |
-
1991
- 1991-11-28 JP JP3314696A patent/JP3047575B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| CN109031877A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-12-18 | 东莞市澳星视听器材有限公司 | 一种投影幕布及其制备方法 |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3047575B2 (ja) | 2000-05-29 |
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