JP2734224B2 - 反射型スクリーン及びその製造方法 - Google Patents

反射型スクリーン及びその製造方法

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JP2734224B2
JP2734224B2 JP3093530A JP9353091A JP2734224B2 JP 2734224 B2 JP2734224 B2 JP 2734224B2 JP 3093530 A JP3093530 A JP 3093530A JP 9353091 A JP9353091 A JP 9353091A JP 2734224 B2 JP2734224 B2 JP 2734224B2
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一男 山田
雅輝 山本
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  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反射輝度の高く明るい
反射型の映写用スクリーンで、特には、投影型テレビジ
ョン用に適した反射型スクリーンに関する。
【0002】
【従来の技術】近来、オバーヘッドプロジェクターが普
及し、学校、会社で幅広く使用されているが、光源が明
るく、スクリーンがない場合、白壁でも画像、文字等を
見ることができた。通常、スクリーンとしては、表面の
白い塩化ビニル製のスクリーンが多く用いられていた。
又、高級なスクリーンとして、表面にガラスビーズ加工
を施し、反射輝度を上げたビーズ型スクリーンが用いら
れている。
【0003】近年、投影形テレビジョンが市場へ現れて
きたが、光源の明るさを高くすることが出来ず、スクリ
ーン上で明るい画像を得るためには、従来より反射特性
の良い明るいスクリーンの要望が強まっている。
【0004】このような要望に対して、プラスチックフ
ィルムまたは、シートにパール顔料インキを印刷、又は
コーティングすることにより、輝度の高いかつ明視角度
の広い反射形スクリーンがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】プラスチックフィルム
の代わりにガラスクロスまたはポリエステル布を使用し
たスクリーンとして、遮光用のスクリーンが使用されて
いるが、このスクリーンは、ガラスクロスまたはポリエ
ステル布のクロス目の目止め方法として、ガラスクロス
またはポリエステル布をウレタン系樹脂等でデップコー
ト法を使用しているため、ガラスクロス等が固くなり、
スクリーンを巻き取り保存し、再びスクリーンを広げた
場合、巻癖が残り、その部分が映像を映し出した時、影
になり、またガラスクロスまたはポリエステル布の繊維
の中に樹脂が入り込んでいるので、単位当たりの密度が
高いので、重く取扱いが不便であるという問題点があ
る。また、輝度を上げるため、ガラスクロスまたはポリ
エステル布にパール顔料をコーティング法により、形成
することも考えられるが、ガラスクロスまたはポリエス
テル布のクロス目の凹凸が目立ち、液晶プロジェクショ
ンのカラーフィルターの像素とそのクロス目かモアレ現
象を起こし、映し出された映像が鮮明でないという問題
点があった。
【0006】
【問題点を解決する手段】本発明は、上記問題点を解消
したもので、クロス基材の少なくとも一方の面に、着色
のポリ塩化ビニル樹脂を隠蔽層として積層し、該隠蔽層
の上には白色のポリ塩化ビニル樹脂を反射層として積層
し、該反射層の上にパール顔料を含むインキよりなる輝
度層を積層したことを特徴とする反射型スクリーンであ
る。
【0007】また、前記着色のポリ塩化ビニル樹脂を隠
蔽層をコンマコーティング法により積層することを特徴
反射型スクリーンの製造方法。
【作用】本発明は、隠蔽層である着色ポリ塩化ビニル樹
脂を目止め層の役目を持って反射層の白色ポリ塩化ビニ
ル樹脂の下に積層してあるため、反射型スクリーンの表
面に基材のクロス目の凹凸が現出することなく、液晶液
晶プロジェクションのカラーフィルターの像素とそのク
ロス目かモアレ現象を起こすことなく、また目止め層
と、表面平滑層をデップコート法でなく、ナイフコート
法とコンマコート法にすることにより、スクリーン自身
が柔らかくなり、巻き癖が付きにくくなった。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明の反射型スクリーンの実施例を示す説
明断面図で、10乃至20ミクロンの厚みのガラスクロ
ス、ポリエステル布等のガラス繊維あるいは樹脂繊維か
らなるクロス基材( 1)の一方の面には、黒色あるいは灰
色などのポリ塩化ビニル樹脂からなる隠蔽層( 2)がコー
ティング法により、10乃至30ミクロンの厚みで積層
されている。この隠蔽層( 2)は上記クロス基材( 1)のク
ロス目の目止めの役を果たしている。
【0009】この隠蔽層( 2)の上には白色などのポリ塩
化ビニル樹脂を反射層( 3)が10乃至30ミクロンの厚
みで積層され、この反射層(3)の積層方法としては、ナ
イフコート法あるいははコンマコート法を使用できるが
ナイフコート法を用いると前記隠蔽層( 2)の凹凸がそ
のまま再現されるので、コンマコート法を用いる方が好
ましい。
【0010】次に、この積層シートの表面には輝度を上
げるために、パール顔料を練り込んだインキ、あるいは
パール顔料を練り込んだ透明なポリ塩化ビニル樹脂から
なる輝度層( 4) をグラビア印刷法またはコーティング
法により積層してある。ここでパール顔料を練り込んだ
インキとしては、パール光沢を発する雲母をフィラーと
するインキ等を使用する。また、白度を上げるため前記
輝度層を積層する前に白色インキの層(図示せず)を積
層することも可能である。
【0011】また、図1において( 5)は、クロス基材の
下面に設けた黒色あるいは灰色などのポリ塩化ビニル樹
脂からなる隠蔽層であり、( 6)は該隠蔽層の下面に設け
た白色などのポリ塩化ビニル樹脂からなる裏面保護層
で、この層は設ける必ずしも設けることはないかぜ、カ
ール防止等を考慮した場合には前記表面の反射層( 3)と
同程度の厚みを設けることが好ましい。
【0012】以下本発明の具体的な実施例を示すと、ク
ロス基材として、ユイチカ( 株 )社製、ガラスクロスH
172、このクロス基材の上に隠蔽層としてグレー色の
顔料を含むポリ塩化ビニル樹脂として日信化学( 株 )社
製、ビニブラン386をナイフコート法により積層し、
この隠蔽層の上に、反射層として白色の顔料を含むポリ
塩化ビニル樹脂として日信化学( 株 )社製、ビニブラン
386をコンマコート法により積層し、反射層の上に白
度を上げるために同様に白色の顔料を含むポリ塩化ビニ
ル樹脂として日信化学( 株 )社製、ビニブラン386、
をナイフコート法により積層し、またクロス基材の裏面
には同様に、グレー、ベージュ色の顔料を含むポリ塩化
ビニル樹脂として日信化学( 株 )社製、ビニブラン38
6、を順次ナイフコート法により積層し、この積層シー
トの表面に樹脂としてメルク( 株 )社製イリオジン10
0シルバーパール、をパール顔料として練り込んだ透明
のポリ塩化ビニル樹脂、日信化学( 株 )社製、ビニブラ
ン386、をナイフコート法により、積層した。上記積
層シートを適宜の大きさに裁断してロールブライントス
クリーンを作成した。
【効果】本発明は以上の如き構成であって、反射型スク
リーンの表面に基材のクロス目の凹凸が現出することな
く、液晶プロジェクションのカラーフィルターの像素と
そのクロス目かモアレ現象を起こすことなく、また隠蔽
層と、反射層をデップコート法でなく、ナイフコート法
とコンマコート法にすることにより、スクリーン自身が
柔らかくなり、巻き癖が付きにくくなり、また従来のよ
うにポリ塩化ビニル樹脂フィルムを積層するものに比
べ、全体の厚みを薄くすることが可能となり、重量も軽
減できるので、取扱が簡単になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の反射型スクリーンの断面説明
図である。
【符号の説明】
1…クロス基材 2…隠蔽層 3…反射層 4…輝度層 5…隠蔽層 6…裏面保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−164329(JP,U) 実公 昭11−1966(JP,Y1) 実公 昭35−6346(JP,Y1) 特公 昭35−7538(JP,B1)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロス基材の少なくとも一方の面に、着色
    のポリ塩化ビニル樹脂を隠蔽層として積層し、該隠蔽層
    の上には白色のポリ塩化ビニル樹脂を反射層として積層
    し、該反射層の上にパール顔料を含むインキよりなる輝
    度層を積層したことを特徴とする反射型スクリーン。
  2. 【請求項2】クロス基材の上に着色のポリ塩化ビニル樹
    脂を隠蔽層としてコーティング法により積層し、次いで
    該隠蔽層の上には白色のポリ塩化ビニル樹脂を反射層と
    してコーティング法により積層し、次にこの積層シート
    の表面にパール顔料を練り込んだインキをコーティング
    法あるいは印刷法により積層したことを特徴とする反射
    型スクリーンの製造方法。
  3. 【請求項3】前記着色のポリ塩化ビニル樹脂を隠蔽層を
    コンマコーティング法により積層することを特徴とする
    請求項2に記載の反射型スクリーンの製造方法。
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