JPH0514918U - 凝集パターン判定用プレート収納装置 - Google Patents
凝集パターン判定用プレート収納装置Info
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- JPH0514918U JPH0514918U JP6776491U JP6776491U JPH0514918U JP H0514918 U JPH0514918 U JP H0514918U JP 6776491 U JP6776491 U JP 6776491U JP 6776491 U JP6776491 U JP 6776491U JP H0514918 U JPH0514918 U JP H0514918U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 試料が付されたプレートを移送装置へ円滑に
且つ大量に搬入し得る可搬性あるプレート収納装置を提
供すること。 【構成】 凝集パターン判定用のプレート1の複数枚を
積層状態にて収納するプレート収納本体6Aと、このプ
レート収納本体6Aの底面中央部に、外部のプレート搬
送ラインに沿って底面側切除部6A3 が設けられ、この
底面側切除部6A3 に連なるプレート搬入搬出用切除部
6A4 が、外部のプレート搬送ラインに直交して位置す
る側壁部分に形成されている。そして、プレート収納本
体6Aの側壁の内,外部のプレート搬送ラインに沿った
方向に位置する側壁61,62は、プレート搬出用のガ
イド機能を備えた二重構造に設定されている。符号61
A,62Aは、このガイド機能を備えた内壁を示す。
且つ大量に搬入し得る可搬性あるプレート収納装置を提
供すること。 【構成】 凝集パターン判定用のプレート1の複数枚を
積層状態にて収納するプレート収納本体6Aと、このプ
レート収納本体6Aの底面中央部に、外部のプレート搬
送ラインに沿って底面側切除部6A3 が設けられ、この
底面側切除部6A3 に連なるプレート搬入搬出用切除部
6A4 が、外部のプレート搬送ラインに直交して位置す
る側壁部分に形成されている。そして、プレート収納本
体6Aの側壁の内,外部のプレート搬送ラインに沿った
方向に位置する側壁61,62は、プレート搬出用のガ
イド機能を備えた二重構造に設定されている。符号61
A,62Aは、このガイド機能を備えた内壁を示す。
Description
【0001】
本考案は、凝集パターン判定用プレート収納装置に係り、特に凝集パターン判 定装置の目的物たる試料が載置されたプレートを収納する凝集パターン判定用プ レート収納装置に関する。
【0002】
医療分野においては、血液中の各種成分やビールス等を検出分析する方法とし て、従来より、血液の凝集パターンに基づく判別方法が比較的多く行われ、凝集 の有無によって種々の判定基準が設けられている。この凝集有無の判定は、多く は、肉眼による目視判定によって行われている。具体的には、凝集の有無を反応 容器(ウエル)内の粒子の分布を予め定めた輝度を基準とし該基準輝度以下の部 分の面積としてとらえたり、また、標準凝集パターンや標準非凝集パターンと比 較したり、更には検体試料の連続的段階希釈系列を作成する等により、人の目に よる総合判断に依存する場合が多い。
【0003】 一方、この目視判断には、高度の熟練を要することや或いは判定に個人差がで る等の不都合が生じている。このため、昨今においては、一次元の受光素子(一 次元CCDセンサ)を用いた判定の自動化が進められている。
【0004】
しかしながら、上記従来例における自動化は、凝集パターン判定用の試料が振 動等によりそのパターンが破壊され易い性質を有していることから、その移送は 円滑に行わなければ成らない。このため、凝集パターン判定用の試料が付された プレートは人力によって静かに凝集パターン判定箇所に載置することにより取り 行われるという形式のものが多い。即ち、上記従来例における自動化にあっては 、プレートの載置作業やその搬入作業等に多くの時間と労力を要するという不都 合があった。かかる不都合を改善するため、考案者等は複数のプレートを積層状 態に収納すると共に底面側から一個づつ連続して搬出するという連続搬出可能な プレート収納装置の開発を試みた。しかしながら、上記プレート収納装置にあっ ては、必要に応じてプレートを上下に移動したり又送り出し動作時にあっては、 搬送路に沿った移送が必要となることから、その内壁の内、とくに搬送路に沿っ た方向の内壁面の凹凸により、プレートの連続搬出に支障をきたすという事態が 生じていた。
【0005】
本考案の目的は、上述した事柄を勘案し、とくに凝集パターン判定の自動化に おけるプレートの搬入搬出作業を、一個づつ迅速にかつ円滑になし得ると共に、 これによって凝集パターンが付された大量のプレートを連続して短時間に円滑に 送り出すことを可能とした凝集パターン判定用プレート収納装置を提供すること を、その目的とする。
【0006】
本考案では、凝集パターン判定用のプレートの複数枚を積層状態にて収納する プレート収納本体を備え、このプレート収納本体の底面中央部には、外部のプレ ート搬送ラインに沿って切除部が設けられ、この切除部に連なるプレート用搬入 口およびプレート用搬出口が、前記外部のプレート搬送ラインに直交して位置す る側壁部分に形成されて成る凝集パターン判定用プレート収納装置において、プ レート収納本体の側壁の内,外部のプレート搬送ラインに沿った方向に位置する 側壁を、プレート搬出用のガイド機能を備えた二重構造とする、という構成を採 っている。これによって前述した目的を達成しようとするものである。
【0007】
プレートストッカ内のプレートは、最下位にあるプレートを残して二枚目以降 が予め別に装備されたストッカ用リフト機構の爪部を備えた一対のアーム部によ って挟み込まれ同時に内壁に案内されて持ち上げられる。これにより、試料が付 されたプレートが一枚だけプレートストッカ内の底面に残される。この底面に残 されたプレートは、プレート移送載置手段によって上方に幾分持ち上げられ同時 に内壁に案内されて搬送路の下流側にあるガイド手段側へ移送される。以下、か かる動作が順次繰り返されてプレートストッカ内のプレートは、ストッカ用リフ ト機構とプレート移送載置手段の動作に従いガイド手段側に順次円滑に送り出さ れる。
【0008】
以下、本考案の一実施例を図1乃至図4に基づいて説明する。まず、図1に示 す実施例は、凝集パターン判定用のプレート1の複数枚を積層状態にて収納する プレート収納本体6Aと、このプレート収納本体6Aの底面中央部には、外部の プレート搬送ラインに沿って底面側切除部6A3 が設けられ、この底面側切除部 6A3 に連なるプレート用搬入口およびプレート用搬出口としてのプレート搬入 搬出用切除部6A4 が、外部のプレート搬送ラインに直交して位置する側壁(ま しくは蓋)部分に形成されている。
【0009】 そして、プレート収納本体6Aの側壁の内,外部のプレート搬送ラインに沿っ た方向に位置する側壁61,62は、プレート搬出用のガイド機能を備えた二重 構造に設定されている(図1参照)。符号61A,62Aは、このガイド機能を 備えた内壁を示す。
【0010】 この内壁61A,62Bは、その入口側と出口側の角部がが丸みをもった形状 となっており、これによってプレートの搬入搬出時の振動の発生が有効に抑えら れている。また、この内壁61A,62Bは、その対向面がほぼ平行に設定され 、埋め込みねじ63およびステー部材64をもって外側の側壁61,62に固定 されている。符号65は可搬用の把手を示し、符号6Bは蓋部を示す。
【0011】 このように構成された凝集パターン判定用プレート収納装置は、実際の使用に 際しては、図2に示す凝集パターン判定用プレート移送装置に組み込まれるよう になっている。ここで、この図2に示す凝集パターン判定用プレート移送装置と 凝集パターン判定用プレート収納装置との関係をより詳細に説明する。
【0012】 図2に示す凝集パターン判定用プレート移送装置は、凝集パターン判定用の試 料が付されたプレート1の移送をその搬送路に沿って案内するガイド手段2と、 このガイド手段2に沿って装備されプレート1に対して一方の側から他方の側へ 移送力を付勢する移送力付勢手段3と、搬送路上に予め設けられた凝集パターン 判定箇所4に装備され移送されてくるプレート1を当該凝集パターン判定箇所4 に停止せしめるストッパ部5Aを備えたプレート停止機構5とを備えている。
【0013】 このプレート停止機構5および移送力付勢手段3の各動作は、必要に応じて主 制御部(図示せず)で規制されるようになっている。符号10は、プレート1上 の試料につきその凝集パターンを判定するための凝集パターン判定手段を示す。 この凝集パターン判定手段10は、当該凝集パターン判定箇所4に、前述した搬 送路に直交する方向から着脱自在に装備されるようになっている。
【0014】 ガイド手段2の図2に於ける左端部には、複数のプレート1が積層されて収納 された箱形状の一方のプレートストッカ6が着脱自在に装備されている。また、 ガイド手段2の図2に於ける右端部にも、同一に形成された他方のプレートスト ッカ7が着脱自在に装備されている。このプレートストッカ7は、凝集パターン 判定完了のプレート1を搬出するためのものであり、一方、前述したプレートス トッカ6は凝集パターン判定前のプレート1を搬入するためのものである。
【0015】 一方のプレートストッカ6の図2に於ける左端部には、当該プレートストッカ 6内から移送用のプレート1を一枚づつ順次選定する一方のストッカ用リフト機 構8が装備されている。また、他方のプレートストッカ7の図2に於ける右端部 には、凝集パターン判定完了後のプレート1を下方から順次積層するための他方 のストッカ用リフト機構9が装備されている。
【0016】 また、一方のプレートストッカ6の図2に於ける下方部分には、上下動可能に 構成されたベルトコンベア部11Aを有するベルトコンベア機構11が装備され ている。このベルトコンベア機構11は、そのベルトコンベア部11Aがプレー トストッカ6からガイド手段2の下方部分にまで延設された状態に配設されてい る。そして、稼働時には、まず上昇してプレートストッカ6内の最下部に位置す るプレート1を下から押し上げる形態をもって当該プレート1をベルトコンベア 部11A上に載置し、しかる後これをガイド手段2の上方部分にまで移送し、そ の後、ベルトコンベア部11Aを下降動作せしめて当該プレート1を前述したガ イド手段2上に比較的ゆっくりと載置するようになっている(図3参照)。
【0017】 更に、他方のプレートストッカ7の図2に於ける下方部分にも、上下動可能に 構成されたベルトコンベア部12Aを有するベルトコンベア機構12が装備され ている。このベルトコンベア機構12は、図2に示す如くそのベルトコンベア部 12Aがプレートストッカ7からガイド手段2の下方部分にまで延設された状態 に配設されている。そして、稼働時には、まず上昇してガイド手段2上のプレー ト1を下から押し上げる形態をもって当該プレート1をベルトコンベア部12A 上に載置し、しかる後これをプレートストッカ7内まで移送し、その後、ベルト コンベア部12Aを下降動作せしめて当該プレート1をプレートストッカ7内に 載置するようになっている。
【0018】 これを更に詳述すると、プレート1としては、本実施例では複数の反応容器部 (ウエル)が碁盤目状に配設され比較的薄型の部材で曲折加工されたプラスチッ ク製のプレートが使用されている。そして、このプレート1は、全体的には四角 形状に形成されている。また、このプレート1の移送を案内するガイド手段2は 、対向面に断面L字状の切除部を備えそのため下端部に突出部が形成された二本 のガイド部材2A,2Bから成り、その対向面側の突出部で前述したプレート1 を支持すると共にその移送を案内し得るようになっている。このガイド手段2は 、その上流側と下流側が,それぞれプレートストッカ6,7に当接するようにし て装備されている。符号2A1 ,3A2 は、ガイド部材2A,2B支持する脚部 を示す(なお、図2では脚部2A1 ,3A2 が重なっている)。
【0019】 ガイド手段2の上方部には、前述したプレート1に移送力を付勢する移送力付 勢手段3が装備されている。この移送力付勢手段3は、ガイド手段2のやや外側 に位置した上方部に配設されガイド手段2に平行に装備された二本の筒状ガイド レール31,32と、この二本の筒状ガイドレール31,32の両端部をそれぞ れ別々に支持するガイドレール支持部材31A,31Bと、二本の筒状ガイドレ ール31,32上に装備されプレート1に移送力を付勢する第1および第2の移 送機構部33,34と、この第1および第2の移送機構部33,34に各別に移 送力を伝達する第1および第2の移送力伝達機構部35,36とを備えた構成と なっている。ここで、図4にあっては、二本の筒状ガイドレール31,32は重 なっている。また、ガイドレール支持部材31A,32Aが、更にはガイドレー ル支持部材31B,32Bがそれぞれ重なっている。
【0020】 そして、第1の移送機構部33は、プレートストッカ6から送り出されたプレ ート1をガイド手段2の中央部に位置する凝集パターン判定箇所4まで移送する 機能を有している。また、第2の移送機構部34は、判定済のプレート1をパタ ーン判定箇所4からプレートストッカ7まで移送するとともに該プレート1をプ レートストッカ7内に収納し得る位置まで移送する機能を有している。
【0021】 次に、プレート1を凝集パターン判定箇所4に停止せしめるストッパ部5Aを 備えたプレート停止機構5について説明する。このプレート停止機構5は、ソレ ノイド等を主体として構成され、その鉄心部分にストッパ部5Aが連結装備され ている。更に、プレート停止機構5は、プレート1の搬送路上の所定箇所に、当 該プレート1の到来を検知するプレート検知センサ(図示せず)を備えている。 そして、このプレート検知センサの出力信号および主制御部の指令に基づいてプ レート停止機構5が作動し、ストッパ部5Aを突出させもしくは後退させるよう になっている。
【0022】 図3に、複数のプレート1を収納装備したプレートストッカ6とベルトコンベ ア機構11との関係を示す。プレートストッカ6は、図1,図2に示すように、 その支持部材61 ,62 上に着脱自在に装備されるようになっている。このプレ ートストッカ6は、前述したように複数のプレート1を積み重ねるようにして収 納し得る構造となっている。符号6Aはストッカ本体を示し、符号6Bはストッ カ本体6Aに開閉自在に組み込まれた蓋部を示す。ストッカ本体6Aの対向する 一方の両側面の下端部には、下から二段目以上の複数のプレート1を側端部から 挟むように係止して一時的に上方へ移動させるための係止用切除部6A1 ,6A 2 がそれぞれ設けられている。
【0023】 また、ストッカ本体6Aおよびその蓋部6Bの各底面部分は、前述した係止用 切除部6A1 ,6A2 側の一部を除き前述した搬送路に沿って大きく切除されて いる。そして、この切除された部分即ち底面側切除部6A3 を介して、ベルトコ ンベア部11Aのベルト部分全体がその水平状態を維持しつつ上昇および下降動 作を行い、これによって、最下端に位置するプレート1が図3の矢印Cに示す如 く外部へ搬出されるようになっている。ここで、プレートストッカ6の前述した 搬送路に直交する面の下端部には、底面側切除部6A3 に通ずるプレート搬入搬 出用開口部6A4 が設けられている。また、このプレート搬入搬出用開口部6A 4 の下方の角部には、図1に示すようにプレート係止用立ち上がり部6A5 が設 けられている。プレートストッカ7も、このプレートストッカ6と全く同一に形 成され同一に機能し得るようになっている。
【0024】 次に、ベルトコンベア機構11,12について説明する(図4参照)。このベ ルトコンベア機構11,12は、それぞれ同一に形成され、前述した凝集パター ン判定箇所4を中心として図2内の左右対称の位置に装備されている。
【0025】 この内、一方のベルトコンベア機構11は、プレート1を載置し搬送するベル トコンベア部11Aと、このベルトコンベア部11Aを駆動するコンベア駆動モ ータ11Bと、このベルトコンベア部11Aおよびコンベア駆動モータ11Bを 支持するコンベア支持台11Cと、このコンベア支持台11Cを支持すると共に その水平状態をほぼ維持しつつ全体を上下方向に移動させる上下動付勢機構部1 1Dとを備えた構成となっている。
【0026】 ここで、上下動付勢機構部11Dは、図4に示すように揺動可能に構成された 二つの揺動リンク部111 ,112 と、一方の揺動リンク部111 の下端部に当 接装備された偏心カム113 と、この偏心カム113 を所定のタイミングで回転 駆動するカム駆動モータ114 とを備えている。ここで、一方の揺動リンク部1 11 は、ベルトコンベア機構11の重心位置に装備されている。このため、カム 駆動モータ114 を起動させて偏心カム113 を回転させると、ベルトコンベア 機構11は、ほぼ全体的に平行状態を維持しつつ上昇しまたは下降し得るように なっている。他方の揺動リンク部111 は、前述した一方の揺動リンク部111 の補助的動作を行い、ベルトコンベア機構11のローリング及びピッチングを有 効に防止するように機能する。
【0027】 この一方のベルトコンベア機構11の最大幅(即ちコンベア支持台11Cの幅 )は、前述したガイド手段2の二本のガイド部材2A,2B相互間の幅よりも狭 く設定されている。また、前述したプレートストッカ6の底面に形成された底面 側切除部6A3 の幅は、この一方のベルトコンベア機構11の最大幅よりも大き く設定されている。このため、この一方のベルトコンベア機構11は、その上昇 時には底面側切除部6A3 からプレートストッカ6内を上方に向かって円滑に平 行移動し、同時に該プレートストッカ6内の下部に位置するプレート1を下から すくい上げるようにしてベルトコンベア部11A上に載置し、その後矢印Gに沿 ってガイド手段2側に移送する。
【0028】 この間、プレートストッカ6内の他のプレート1は、図3に示す如く一方のス トッカ用リフト機構8によって一次的に持ち上げられている。かかる状態は、プ レート1がプレートストッカ6内から搬出され一方のベルトコンベア機構11が 下降するまで継続される。そして、この一方のベルトコンベア機構11の全体的 下降動作と共に、プレート1は、その全体が平行にそして緩やかにガイド手段2 上へ載置される。このため、プレート1は何ら振動することなくガイド手段2上 へ静かに載置される。
【0029】 この一方のベルトコンベア機構11と同一に形成され図2に示す如く対称位置 に装備された他方のベルトコンベア機構12も、この一方のベルトコンベア機構 11と同一に機能し、判定済のプレート1をガイド手段2上から他方のプレート ストッカ7内の底面に載置されるようになっている。この場合も、他方のストッ カ用リフト機構9が有効に機能し、判定済のプレート1が他方のプレートストッ カ7内に収納されるまで、他方のストッカ用リフト機構9によって一次的に持ち 上げられている。かかる状態は、他方のベルトコンベア機構12が下降するまで 継続される。
【0030】 次に、上記実施例の全体的動作について説明する。まず、ストッカ搬入機構1 8により搬入されたプレートストッカ6は、ストッカ用リフト機構8によってす くい上げる形をもって大きく持ち上げられ、180°回転された後ガイド手段2 の一端部の上流側に近接して配設される。
【0031】 次に、プレートストッカ6内にあるプレート1は、再下位にあるプレート1を 残してその上位に位置するプレート全体がストッカ用リフト機構8によって幾分 持ち上げられる。同時に一方のベルトコンベア機構11が、そのベルトコンベア 部11Aを走行起動させて上昇動作に入る。そしてプレートストッカ6内の再下 位にあるプレート1を持ち上げながらベルトコンベア部11A上に乗せ、続いて ガイド手段2上に移送する。
【0032】 この場合、プレート1は、その水平状態を維持されながら比較的緩やかにガイ ド手段2上に載置される。プレート1がガイド手段2上に載置されると、これに 続いて移送力付勢手段3の一部を構成する第1の移送機構部33が第1の移送力 伝達機構部35に付勢されてプレート1上を一度図2の右方向から左側に移動し 、プレート1の上流側にて停止される。続いて第1の移送力伝達機構部35が作 動し第1の移送機構部33を介してプレート1を図2の右方向即ち凝集パターン 判定箇所4に送り込む。
【0033】 この凝集パターン判定箇所4では、凝集パターン判定手段10によってプレー ト1上の複数の凝集パターンが読み込まれその良否が所定の基準パターンに従っ て判定されるようになっている。この凝集パターンの読み込み動作が完了すると 、移送力付勢手段3の一部を構成する第2の移送機構部34が第1の移送力伝達 機構部36に付勢されてプレート1上を一度図2の右方向から左側に移動し、プ レート1の上流側にて停止される。
【0034】 続いて第2の移送力伝達機構部36が作動し、第2の移送機構部34を介して プレート1を図2の右方向即ちガイド手段2上の右端部に移送する。プレート1 がガイド手段2上の右端部に移送されてくると、直ちに他方のベルトコンベア機 構12が、そのベルトコンベア部12Aを走行起動させて上昇動作に入る。そし てガイド手段2上のプレート1を持ち上げながらベルトコンベア部12A上に乗 せ、続いてプレートストッカ7内に移送し、再び下降してプレート1をプレート ストッカ7内の最下位に収納する。
【0035】 このプレートストッカ7内に対するプレート1の収納過程において、プレート ストッカ7内の他のプレート1は、ストッカ用リフト機構9によって一時的に幾 分上方に移動させられている。そして、他方のベルトコンベア機構12によって 送られてきたプレート1がプレートストッカ7内の最下位に収納されると直ちに 他のプレート1は最下位のプレート1上におろされ、これによって一枚のプレー ト1の移送及び判定工程が完了する。以下、これに準じて第2,第3のプレート 1の移送及び判定工程が繰り返し行われる。
【0036】
本考案は以上のように構成され機能するので、これによると、プレートストッ カの作用により凝集パターン判定用の試料が付されたプレートをガイド手段の一 方の側に順次送り出すことができ、プレートストッカの側面に設けられた係止用 切除部からストッカ用リフト機構の爪部を挿入して最下位に位置するプレートを 残して他のプレート全体を持ち上げることが可能となり、従って判定用の試料が 付された複数のプレートを最下位に位置するプレートから一個づつ確実にプレー ト移送載置手段を介してガイド手段側に送り出すことが可能となり、前記プレー ト収納本体の側壁の内,外部のプレート搬送ラインに沿った方向に位置する側壁 を、プレート搬出用のガイド機能を備えた二重構造としたので、試料が付された プレートを円滑に且つ連続的に送り出すことができるという従来にない優れた凝 集パターン判定用プレート収納装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図
【図2】図1の実施例を組み込んだ凝集パターン判定用
プレート移送装置を示す正面図
プレート移送装置を示す正面図
【図3】図1の実施例の動作を示す説明図
【図4】図3におけるベルトコンベア機構の一例を示す
説明図である。
説明図である。
1 プレート 6A プレート収納本体 6A3 底面側切除部 6A4 プレート搬入搬出用切除部 61,62 側壁 61A,62A 内壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 太田 正人 神奈川県横浜市緑区桜並木2番1号 スズ キ株式会社技術研究所内 (72)考案者 横森 保彦 神奈川県横浜市緑区桜並木2番1号 スズ キ株式会社技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 凝集パターン判定用のプレートの複数枚
を積層状態にて収納するプレート収納本体を備え、この
プレート収納本体の底面中央部には、外部のプレート搬
送ラインに沿って切除部が設けられ、この切除部に連な
るプレート用搬入口およびプレート用搬出口が、前記外
部のプレート搬送ラインに直交して位置する側壁部分に
形成されて成る凝集パターン判定用プレート収納装置に
おいて、前記プレート収納本体の側壁の内,外部のプレ
ート搬送ラインに沿った方向に位置する側壁を、プレー
ト搬出用のガイド機能を備えた二重構造としたことを特
徴とする凝集パターン判定用プレート収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6776491U JPH0514918U (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 凝集パターン判定用プレート収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6776491U JPH0514918U (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 凝集パターン判定用プレート収納装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0514918U true JPH0514918U (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=13354331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6776491U Pending JPH0514918U (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 凝集パターン判定用プレート収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0514918U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008292461A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-12-04 | F Hoffmann La Roche Ag | スタッカー |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5453587A (en) * | 1977-10-05 | 1979-04-26 | Shimadzu Corp | Automatic chemical analysis apparatus of multi-specimen multi-item |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP6776491U patent/JPH0514918U/ja active Pending
Patent Citations (1)
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JPS5453587A (en) * | 1977-10-05 | 1979-04-26 | Shimadzu Corp | Automatic chemical analysis apparatus of multi-specimen multi-item |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970729 |