JPH051485Y2 - - Google Patents

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JPH051485Y2
JPH051485Y2 JP1243386U JP1243386U JPH051485Y2 JP H051485 Y2 JPH051485 Y2 JP H051485Y2 JP 1243386 U JP1243386 U JP 1243386U JP 1243386 U JP1243386 U JP 1243386U JP H051485 Y2 JPH051485 Y2 JP H051485Y2
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JP
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mounting
hole
fixed
seat belt
anchor
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はシートベルトアンカの取付構造、詳し
くは車室内の側面に沿つて配設した取付筒に、シ
ートベルトアンカをボルト止めするごとくしたシ
ートベルトアンカの取付構造に関する。
(従来技術) 近年、車両の軽量化を図るために、例えば実開
昭60−44870号公報に示されているごとく、板金
製のボデイ本体に、合成樹脂からなる樹脂ボデイ
を組付けて、該樹脂ボデイにより車室の上部と両
側部とを覆つた車両が開発されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで以上の車両において、シートベルト装
置のシートベルトアンカを前記樹脂ボデイに直接
組付けることは強度の上から難しく、そこで出願
人は、車室を画成している前記車室ボデイの内側
面に沿つて剛性の高い取付筒を配設して、該取付
筒に前記シートベルトアンカをボルトを介して組
付けようとしたものである。
ところが、以上のごとく車室内において前記樹
脂ボデイの内側面に沿つて取付筒を配設した上で
更に、該取付筒の内側面に前記シートベルトアン
カをブラケツトを介して組付けるとなると、前記
ベルトアンカが前記樹脂ボデイの内側面から、車
室の車幅方向内方に大きく突出して、車室の有効
空間をそれだけ狭めるばかりか、前記シートベル
トアンカの位置が適正位置よりも車幅方向内方に
偏るので、シートベルトの装着性が悪くなると云
う不具合が考えられるのである。
本考案は以上の実情に鑑みて開発したもので、
目的とするところは、前記シートベルトアンカ
を、車室内に大きく突出することなくしかも強度
的にも優れたシートベルトアンカの取付構造を提
供せんとするにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は以上の目的を達成するために、車室内
の側面に沿つて配設した取付筒におけるシートベ
ルトアンカの取付部位に透孔を形成する一方、前
記透孔に対向して配置する前記シートベルトアン
カの取付部と前記取付筒に固定する固定部とを備
えたブラケツトを形成して、前記取付部に固定ボ
ルトの挿通孔を設け、該取付部の前記透孔との対
向面に、前記挿通孔に連通するナツトを固着する
と共に、前記固定部を前記取付筒に、前記ナツト
を前記透孔内に嵌入させて固定して、前記取付部
を前記透孔に近接する一方、前記取付部に、該取
付部の車室側に配設するシートベルトアンカを、
固定ボルトの前記ナツトへの螺着で取付けたので
ある。
(作用) 本考案によれば、前記シートベルトアンカを取
付けるブラケツトの取付部が前記取付筒に近接す
るので、それだけ前記シートベルトアンカが車室
の内側面に近づくし、しかも前記取付筒における
前記透孔形成部位が前記ブラケツトにより補強さ
れるので、前記シートベルトアンカを取付ける前
記取付筒の剛性も十分高くなり、該シートベルト
アンカの取付強度が高くなるのである。
(実施例) 以下本考案にかかるシートベルトアンカの取付
構造の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案を適用する自動車のボデイ外観
を示したもので、基本的には、フロントサイドド
ア11を組付け、該フロントサイドドア11の後
部にセンターピラー12を配設したボデイ本体1
を板金から形成する一方、該ボデイ本体1におけ
る前記センターピラー12よりも後方に位置して
リヤシート13を配置した車室の上部と両側部上
半分とを、合成樹脂から形成した樹脂ボデイ2に
より覆つたものである。
尚、前記ボデイ本体1を構成するリヤフロアパ
ネル14の両側には、前記車室内にボツクス状に
突出するリヤホイールハウス15,16が一体に
形成されている。
また前記樹脂ボテイ2は、車室の側部を覆う一
対のサイドパネル部21,22と、該両サイドパ
ネル21,22の上端間に組付けられて車室の上
部を覆うルーフパネル部23とに分割して、前記
ルーフパネル部23の両側端を前記両サイドパネ
ル21,22の上端にボルト止めすると共に、前
記両サイドパネル部21,22の下端を前記ボデ
イ本体1にボルトで固定している。
しかして以上の構造からなる自動車において、
前記樹脂ボデイ2で覆われている車室の後部に、
該樹脂ボデイ2の両内側面と上面とに沿う門型の
取付筒3を設け、該取付筒3の両端を、前記リヤ
ホイールハウス15,16の上面に固定する一
方、前記取付筒3の上端部両側から前記樹脂ボデ
イ2の両側面に沿つて後方に延びる一対の補強筒
4a,4bを設け、該補強筒4a,4bの遊端を
前記ボデイ本体1に固定している。
すなわち図に示す実施例では、前記取付筒3
を、前記樹脂ボデイ2におけるルーフパネル部2
3の下面に沿つて配設されるセンターパイプ片3
1と、前記樹脂ボデイ2における両サイドパネル
部21,22の内側面に沿つて配設される一組の
サイドパイプ片32,33とに分割して、前記セ
ンターパイプ片31の両端に前記サイドパイプ片
32,33をボルトを介して組付けると共に、前
記両サイドパイプ片32,33の下端を前記リヤ
ホイールハウス15,16の上面に固定してい
る。
また前記各補強筒4a,4bは、その一端を前
記サイドパイプ片32,33の上端部に溶接で固
定して、その遊端側を一旦自動車進行方向後方に
延ばした後、車室内の後端コーナ部に沿うように
下方に屈曲して、その屈曲端を前記ボデイ本体1
に固定しているのであつて、具体的には、一方の
補強筒4aの屈曲端を、一方のリヤホイールハウ
ス15後方のフロアパネル14上にボルト止めす
ると共に、他方の補強筒4bの屈曲端を、もう一
方のリヤホイールハウス16上にボルトを介して
固定している。
斯くして以上のごとく車室内に配設した前記取
付筒4にシートベルトアンカ5をボルト止めする
のであつて、具体的には、前記取付筒3を構成す
る前記サイドパイプ片32,33の長さ方向中間
部で且つ車幅方向内側面に、車幅方向内方に向か
つて開口するほぼ円形の透孔7を形成する一方、
前記透孔7に対向して配置する前記シートベルト
アンカ5の取付部61と該取付部61の両端から
屈曲して平行に延びて前記サイドパイプ片32,
33に固定する一対の固定部62,63とからな
る断面ほぼコ字状のブラケツト6を形成して、該
ブラケツト6における前記取付部61の中心に貫
通孔64を穿設し、且つ該取付部64の前記透孔
7との対向面に前記貫通孔64と連通するナツト
65を溶接で固定する。
そして第3図に示すごとく、前記取付部61に
固定した前記ナツト65を前記透孔7内に嵌入さ
せて、該取付部61を前記透孔7に近接させた状
態で、前記ブラケツト6の両固定部62,63
を、前記サイドパイプ片32,33の前記透孔7
を挟んだ両側面に溶接で固着する一方、前記シー
トベルトアンカ5から延びる固定ボルト51を、
前記貫通孔64を介して前記取付部61のナツト
65に螺着することで、該シートベルトアンカ5
を前記ブラケツト6の取付部61に枢着したので
ある。
また図に示す実施例では、前記両サイドパイプ
片32,33の下部に支持ブラケツト81を溶接
で固定して、該支持ブラケツト81にシートベル
ト8の巻取装置80をボルト止めしている。
図中20は前記樹脂ボデイ2のサイドパネル部
21,22に形成したサイドウインドを示す。
以上の構成からなるシートベルトアンカの取付
構造によれば、前記シートベルトアンカ5を支持
するブラケツト6の取付部61が、前記サイドパ
イプ片32,33の内側面に接触する程度に近接
しているので、該取付部61に枢着する前記シー
トベルトアンカ5も前記サイドパイプ片32,3
3換言すれば、樹脂ボデイ2におけるサイドパネ
ル部21,22の内側面に近接して、車室内の内
方に大きく突出することがないのである。
又前記サイドパイプ片32,33に前記のごと
く透孔7を形成するも、該透孔7形成部位は前記
ブラケツト6の両固定部62,63により確実に
補強されるので、前記取付筒3の剛性が低下する
ことがないのである。
(考案の効果) 以上のごとく本考案は、車室内の側面に沿つて
配設した取付筒におけるシートベルトアンカの取
付部位に透孔を形成する一方、前記透孔に対向し
て配置する前記シートベルトアンカの取付部と前
記取付筒に固定する固定部とを備えたブラケツト
を形成して、前記取付部に固定ボルトの挿通孔を
設け、該取付部の前記透孔との対向面に、前記挿
通孔に連通するナツトを固着すると共に、前記固
定部を前記取付筒に、前記ナツトを前記透孔内に
嵌入させて固定して、前記取付部を前記透孔に近
接する一方、前記取付部に、該取付部の車室側に
配設するシートベルトアンカを、固定ボルトの前
記ナツトへの螺着で取付けるようにしたことによ
り、前記シートベルトアンカを前記取付筒の内側
面、換言すれば車室内の側面に近接させて取付る
ことが出来、従つて車室内の有効空間がそれだけ
広くなるし、しかもシートベルトアンカの取付位
置が車幅方向外方に設定されて、シートベルトの
装着性も向上するのである。
又本考案によれば、前記取付筒における前記透
孔形成部位が前記ブラケツトにより補強されるの
で、前記シートベルトアンカを取付ける前記取付
筒の剛性も十分高くなり、該シートベルトアンカ
の取付強度が高くなるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はその
概略斜視図、第2図は要部の拡大斜視図、第3図
は要部の一部切欠側面図である。 3……取付筒、5……シートベルトアンカ、5
1固定ボルト、6……ブラケツト、61……取付
部、65……ナツト、7……透孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車室内の側面に沿つて配設した取付筒にボルト
    止めするシートベルトアンカの取付構造であつ
    て、前記取付筒における前記シートベルトアンカ
    の取付部位に透孔を形成する一方、前記透孔に対
    向して配置する前記シートベルトアンカの取付部
    と前記取付筒に固定する固定部とを備えたブラケ
    ツトを形成して、前記取付部に固定ボルトの貫通
    孔を設け、該取付部の前記透孔との対向面に、前
    記貫通孔に連通するナツトを固着すると共に、前
    記固定部を前記取付筒に、前記ナツトを前記透孔
    内に嵌入させて固定して、前記取付部を前記透孔
    に近接する一方、前記取付部に、該取付部の車室
    側に配設するシートベルトアンカを、固定ボルト
    の前記ナツトへの螺着で取付けていることを特徴
    とするシートベルトアンカの取付構造。
JP1243386U 1986-01-30 1986-01-30 Expired - Lifetime JPH051485Y2 (ja)

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JPS62124056U JPS62124056U (ja) 1987-08-06
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