JPH05147751A - 媒体汚れ防止機構 - Google Patents
媒体汚れ防止機構Info
- Publication number
- JPH05147751A JPH05147751A JP3312060A JP31206091A JPH05147751A JP H05147751 A JPH05147751 A JP H05147751A JP 3312060 A JP3312060 A JP 3312060A JP 31206091 A JP31206091 A JP 31206091A JP H05147751 A JPH05147751 A JP H05147751A
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- JP
- Japan
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- belt
- medium
- pulleys
- pressure
- feeding device
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- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、用紙の分離にベルトを用いた給紙
装置における用紙汚れ防止機構に関し、給紙装置内での
媒体の汚れを防止することのできる媒体汚れ防止機構を
提供することを目的としている。 【構成】 給紙装置は、複数のプーリ１１，１２，１３
に巻回され、搬送路に給紙される媒体に圧接するベルト
１４により、媒体の分離，搬送を行う。この給紙装置に
適用される媒体汚れ防止機構は、少なくとも搬送路側の
プーリ１１，１２に、ベルト１４の両側端部に圧接しな
いように逃げ１５を設けるか、または、ベルト１４の両
側端部の搬送路側に逃げ２２を設けて構成される。
装置における用紙汚れ防止機構に関し、給紙装置内での
媒体の汚れを防止することのできる媒体汚れ防止機構を
提供することを目的としている。 【構成】 給紙装置は、複数のプーリ１１，１２，１３
に巻回され、搬送路に給紙される媒体に圧接するベルト
１４により、媒体の分離，搬送を行う。この給紙装置に
適用される媒体汚れ防止機構は、少なくとも搬送路側の
プーリ１１，１２に、ベルト１４の両側端部に圧接しな
いように逃げ１５を設けるか、または、ベルト１４の両
側端部の搬送路側に逃げ２２を設けて構成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙の分離にベルトを
用いた給紙装置における媒体汚れ防止機構に関するもの
である。
用いた給紙装置における媒体汚れ防止機構に関するもの
である。
【０００２】この種の給紙装置は、プリンタ装置，スキ
ャナ装置等の給紙部に組み込まれ、用紙を１枚ずつに分
離して供給する役割を果たす。この給紙装置がスキャナ
装置の１つである光学式文字読取装置（ＯＣＲ装置）に
用いられる場合には、用紙の汚れを発生させないことが
重要な課題となる。
ャナ装置等の給紙部に組み込まれ、用紙を１枚ずつに分
離して供給する役割を果たす。この給紙装置がスキャナ
装置の１つである光学式文字読取装置（ＯＣＲ装置）に
用いられる場合には、用紙の汚れを発生させないことが
重要な課題となる。
【０００３】
【従来の技術】ベルトを用いた従来の給紙装置の構造概
要を図４に示す。図４（Ａ）は給紙装置の正面図、図４
（Ｂ）は同側面図、図４（Ｃ）はベルトの断面図で、図
中、１は繰り出しローラ、２はベルト、３はトルクリミ
ッタ付ローラである。ベルト２は、プーリ４，５，６に
掛け渡されており、図示しない駆動系に接続するプーリ
４に駆動されて矢印Ａ方向に走行する。ベルト２は、図
示しないスプリングにより、プーリ４の軸を支点として
矢印Ｂ方向に付勢されている。具体的には、各プーリ
４，５，６は図示しない支持板に支持され、該支持板が
スプリングにより矢印Ｂ方向に付勢される。ベルト２の
断面形状は図４（Ｃ）に示す通りである。
要を図４に示す。図４（Ａ）は給紙装置の正面図、図４
（Ｂ）は同側面図、図４（Ｃ）はベルトの断面図で、図
中、１は繰り出しローラ、２はベルト、３はトルクリミ
ッタ付ローラである。ベルト２は、プーリ４，５，６に
掛け渡されており、図示しない駆動系に接続するプーリ
４に駆動されて矢印Ａ方向に走行する。ベルト２は、図
示しないスプリングにより、プーリ４の軸を支点として
矢印Ｂ方向に付勢されている。具体的には、各プーリ
４，５，６は図示しない支持板に支持され、該支持板が
スプリングにより矢印Ｂ方向に付勢される。ベルト２の
断面形状は図４（Ｃ）に示す通りである。
【０００４】ローラ３は、プーリ４，５の間でベルト２
に対向配置されている。ローラ３はトルクリミッタを内
蔵している。ベルト２が駆動側で、ローラは従動側にな
る。
に対向配置されている。ローラ３はトルクリミッタを内
蔵している。ベルト２が駆動側で、ローラは従動側にな
る。
【０００５】給紙に際しては、繰り出しローラ１により
用紙（媒体）１００を繰り出す。繰り出された用紙１０
０は、搬送路７に進入し、前述した図示しないスプリン
グの付勢力を受けるベルト２によりローラ３に押し付け
られて搬送される。ローラ３は、繰り出された用紙が１
枚のときは回転するが、用紙が２枚以上繰り出されたと
きは、トルクリミッタの作用により停止して用紙のダブ
ルフードを防止する。
用紙（媒体）１００を繰り出す。繰り出された用紙１０
０は、搬送路７に進入し、前述した図示しないスプリン
グの付勢力を受けるベルト２によりローラ３に押し付け
られて搬送される。ローラ３は、繰り出された用紙が１
枚のときは回転するが、用紙が２枚以上繰り出されたと
きは、トルクリミッタの作用により停止して用紙のダブ
ルフードを防止する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この給紙装
置が組み込まれたＯＣＲ装置では、用紙に記載された文
字の鉛筆の粉がベルト２に転写し、これが再度用紙に転
写し、誤読，リジェクト等の原因になる。このようにし
て起こる用紙の汚れは、力がベルトに均一にかからず図
４（Ｃ）に二重矢印線で示すように両側端に集中するこ
とから、この部分で特にひどくなる。そして、この汚れ
は、ベルトが巻き掛けられているプーリに振れがあるよ
うな場合顕著になる。
置が組み込まれたＯＣＲ装置では、用紙に記載された文
字の鉛筆の粉がベルト２に転写し、これが再度用紙に転
写し、誤読，リジェクト等の原因になる。このようにし
て起こる用紙の汚れは、力がベルトに均一にかからず図
４（Ｃ）に二重矢印線で示すように両側端に集中するこ
とから、この部分で特にひどくなる。そして、この汚れ
は、ベルトが巻き掛けられているプーリに振れがあるよ
うな場合顕著になる。
【０００７】本発明は、給紙装置内での媒体の汚れを防
止することのできる媒体汚れ防止機構を提供することを
目的としている。
止することのできる媒体汚れ防止機構を提供することを
目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明では、複数のプーリに巻回され、搬送路に給
紙される媒体に圧接して該媒体の分離，搬送を行うベル
トを備えた給紙装置において、少なくとも搬送路側の前
記プーリに、前記ベルトの両側端部に圧接しないように
逃げを設けたことを特徴とする構成とする。
め、本発明では、複数のプーリに巻回され、搬送路に給
紙される媒体に圧接して該媒体の分離，搬送を行うベル
トを備えた給紙装置において、少なくとも搬送路側の前
記プーリに、前記ベルトの両側端部に圧接しないように
逃げを設けたことを特徴とする構成とする。
【０００９】また、上記給紙装置において、ベルトの両
側端部の搬送路側に逃げを設けたことを特徴とする構成
とする。
側端部の搬送路側に逃げを設けたことを特徴とする構成
とする。
【００１０】
【作用】上記のように、プーリのベルト両側端部に対応
する部分、またはベルトの搬送路側の両側端部に逃げが
設けられているため、ベルトが媒体に接触する際の圧力
分布は均等化され、汚れの原因となっていた局所的な圧
力上昇は防止される。従って、従来問題となっていた媒
体汚れを少なくすることができる。
する部分、またはベルトの搬送路側の両側端部に逃げが
設けられているため、ベルトが媒体に接触する際の圧力
分布は均等化され、汚れの原因となっていた局所的な圧
力上昇は防止される。従って、従来問題となっていた媒
体汚れを少なくすることができる。
【００１１】
【実施例】以下、図１乃至図３に関連して本発明の実施
例を説明する。
例を説明する。
【００１２】図１及び図２に第１の実施例を示す。
【００１３】図１は本例の給紙装置の要部を示す側面図
で、図中、１１は駆動プーリ、１２，１３は従動プー
リ、１４はこれらのプーリ１１，１２，１３に掛け渡さ
れたベルトである。給紙装置は、これらの他に、図４
（Ａ），（Ｂ）と同様の繰り出しローラ、トルクリミッ
タ付ローラを備えて構成される。
で、図中、１１は駆動プーリ、１２，１３は従動プー
リ、１４はこれらのプーリ１１，１２，１３に掛け渡さ
れたベルトである。給紙装置は、これらの他に、図４
（Ａ），（Ｂ）と同様の繰り出しローラ、トルクリミッ
タ付ローラを備えて構成される。
【００１４】各プーリは、図１のイ−イ断面矢視図であ
る図２に示すように、ベルト１４の両端部に対応する位
置に凹状の逃げ１５を備えている。ベルト１４は、従来
と同様の矩形断面形状を有している。
る図２に示すように、ベルト１４の両端部に対応する位
置に凹状の逃げ１５を備えている。ベルト１４は、従来
と同様の矩形断面形状を有している。
【００１５】このように、本例では、プーリには逃げ１
５が設けられていて、ベルト１４の端部への力の集中を
防ぐようになっているため、ベルト１４が矢印Ｃ方向に
給紙される媒体に接する際の圧力分布は均等化され、汚
れの原因となっていた局所的な圧力上昇は防止される。
従って、従来問題となっていた媒体汚れを少なくするこ
とができる。なお、逃げ１５は、搬送路側のプーリ１
１，１２にのみ設けるようにしても良い。
５が設けられていて、ベルト１４の端部への力の集中を
防ぐようになっているため、ベルト１４が矢印Ｃ方向に
給紙される媒体に接する際の圧力分布は均等化され、汚
れの原因となっていた局所的な圧力上昇は防止される。
従って、従来問題となっていた媒体汚れを少なくするこ
とができる。なお、逃げ１５は、搬送路側のプーリ１
１，１２にのみ設けるようにしても良い。
【００１６】図３に第２の実施例を示す。
【００１７】本例の場合は、プーリは従来のままとし、
ベルト２１の搬送路側（図の下側）の両側端部にＣ面取
り等による逃げ２２を設けている。給紙装置は、このベ
ルト以外に、図示を省略した繰り出しローラ，各プー
リ，トルクリミッタ付ローラを備えて構成されている。
ベルト２１の搬送路側（図の下側）の両側端部にＣ面取
り等による逃げ２２を設けている。給紙装置は、このベ
ルト以外に、図示を省略した繰り出しローラ，各プー
リ，トルクリミッタ付ローラを備えて構成されている。
【００１８】本例の場合も、前例と同様に、給紙される
媒体にベルト２１が接する際の局所的な圧力上昇を防止
して圧力分布を均等化することができ、媒体汚れは少な
くなる。
媒体にベルト２１が接する際の局所的な圧力上昇を防止
して圧力分布を均等化することができ、媒体汚れは少な
くなる。
【００１９】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、プ
ーリのベルト両側端部に対応する部分またはベルトの搬
送路側の両側端部に逃げを設けることによって、給紙さ
れる媒体にベルトが接する際の局所的な圧力上昇を防止
して圧力分布を均等化することができ、媒体の汚れを少
なくすることが可能になる。従ってＯＣＲの給紙装置に
適用した場合、媒体汚れによる誤読や読み取り不良発生
を防止することができる。また、本発明は、大きな圧力
で媒体をグリップする場合効果的である。
ーリのベルト両側端部に対応する部分またはベルトの搬
送路側の両側端部に逃げを設けることによって、給紙さ
れる媒体にベルトが接する際の局所的な圧力上昇を防止
して圧力分布を均等化することができ、媒体の汚れを少
なくすることが可能になる。従ってＯＣＲの給紙装置に
適用した場合、媒体汚れによる誤読や読み取り不良発生
を防止することができる。また、本発明は、大きな圧力
で媒体をグリップする場合効果的である。
【図１】本発明の第１の実施例の給紙装置の要部を示す
側面図である。
側面図である。
【図２】図１のイ−イ断面矢視図である。
【図３】本発明の第２の実施例のベルトの断面図であ
る。
る。
【図４】従来の給紙装置の構造概要説明図で、図４
（Ａ）は給紙装置の正面図、図４（Ｂ）は同側面図、図
４（Ｃ）はベルトの断面図である。
（Ａ）は給紙装置の正面図、図４（Ｂ）は同側面図、図
４（Ｃ）はベルトの断面図である。
１１，１２，１３ プーリ １４，２１ ベルト １５，２２ 逃げ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ６５Ｈ 5/02 Ｅ 7111−3Ｆ 29/16 Ｚ 9147−3Ｆ
Claims (2)
- 【請求項１】 複数のプーリ（１１，１２，１３）に巻
回され、搬送路に給紙される媒体に圧接して該媒体の分
離，搬送を行うベルト（１４）を備えた給紙装置におい
て、 少なくとも搬送路側の前記プーリ（１１，１２）に、前
記ベルト（１４）の両側端部に圧接しないように逃げ
（１５）を設けたことを特徴とする媒体汚れ防止機構。 - 【請求項２】 複数のプーリ（１１，１２，１３）に巻
回され、搬送路に給紙される媒体に圧接して該媒体の分
離，搬送を行うベルト（１４）を備えた給紙装置におい
て、 前記ベルト（１４）の両側端部の搬送路側に逃げ（２
２）を設けたことを特徴とする媒体汚れ防止機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3312060A JP2787625B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 媒体汚れ防止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3312060A JP2787625B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 媒体汚れ防止機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05147751A true JPH05147751A (ja) | 1993-06-15 |
| JP2787625B2 JP2787625B2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=18024746
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3312060A Expired - Lifetime JP2787625B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 媒体汚れ防止機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2787625B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004142948A (ja) * | 2002-10-25 | 2004-05-20 | Mas Fab Rieter Ag | 巻成装置用のベルト |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS557848U (ja) * | 1978-06-27 | 1980-01-18 | ||
| JPH04148736A (ja) * | 1990-10-12 | 1992-05-21 | Sony Corp | 給紙機構 |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP3312060A patent/JP2787625B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS557848U (ja) * | 1978-06-27 | 1980-01-18 | ||
| JPH04148736A (ja) * | 1990-10-12 | 1992-05-21 | Sony Corp | 給紙機構 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004142948A (ja) * | 2002-10-25 | 2004-05-20 | Mas Fab Rieter Ag | 巻成装置用のベルト |
| JP4499396B2 (ja) * | 2002-10-25 | 2010-07-07 | マシーネンファブリク リーター アクチェンゲゼルシャフト | 巻成装置用のベルト |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2787625B2 (ja) | 1998-08-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980421 |