JPS61188344A - 画像読み取り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 、本発明は複写機、印刷機、記録機、ファクシミリ等の
画像読み取り装置に係り、特にこれ等の画像読み取り装
置のシート材搬送部の改良に関するものである。

〈従来の技術〉 従来のこの種の画像読み取り装置の原稿の分離部、搬送
部及び排出部の動作原理を第４図及び第５図により説明
すると次の通りである。

即ち、先ず第４図に於て、ｌは矢印Ａ方向に回転する分
離ローラであって、その上方には分離片２が付勢バネ３
によって矢印Ｂ方向に押圧され、これ等によって原稿積
載台に積層された多数の原稿を順に分離し得る如く構成
されている。４は矢印Ｃの方向に回転する２個の搬送ロ
ーラであって、前記分離ローラｌを中心とした左右両側
に離間されて回転軸に軸支され、更にこのローラ４には
コロ軸に軸支され夫々該ローラ４に従動して矢印り方向
に回動する搬送コロ５が図示せざるバネ等によって上方
より抑圧さ・れて構成されている。

６は該ローラ４に並列して設けられた矢印Ｅ方向に回転
する３個の排出ローラであって、その上方には矢印Ｆ方
向に従動して回動する３個の排出コロ７が押圧されて構
成されている。

しかるにこの様に搬送ローラ４を左右に配設した構成に
於ては搬送ローラ３による原稿搬送力Ｇと、分離片２が
原稿を原稿進行方向Ｉと逆方向に押して分離しようとす
る原稿分離力Ｈとの作用方向及び作用線が全く異なる為
に、原稿を送る際に原稿の紙山と分離ローラ１との中心
が異なる様に原稿を搬送した場合には原稿に対して原稿
搬送力Ｇと原稿分離力Ｈとが明方として作用し易く、原
稿の斜行による読み取り画質の劣化を招く欠点があった
。他方第５図に示す如く、搬送ローラ４と搬送コロ５と
を分離ローラｌと同様に原稿の紙山の中央部に１個設け
た構成のものに於ては、原稿搬送力Ｇと前記原稿分離力
Ｈの作用線が同一である為に原稿には明方が作用せずに
原稿は斜行しにくいが、搬送ローラ３及び搬送コロ４に
より原稿の中央部付近のみを押圧しながら原稿を搬送す
るので、押圧されない原稿の両端部がバタツキ易く、読
み取った画質の劣化を招く欠点があった。

従って特に巾の広い原稿例えばＡ３原稿等の読み取りは
画質が劣化する欠点があった。

〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明は従来のこれ等の欠点を根本的に改善した技術で
あって、特に原稿搬送部に於て原稿が斜行したり或はバ
タツイたりして読み取り画質が劣化することを完全に防
止することを可能とした装置を提供しようとするもので
ある。

く問題点を解決するための手段〉 図により本発明に係る装置の一実施例を具体的に第１図
乃至第３図により説明すると、次の通りである。第１図
は原稿読み取り部の内部斜視図、第２図は全体の斜視図
、第３図は第１図に於る断面説明図である。

図に於て、搬送ローラ４は３個設けられると共に１個は
送られる原稿の紙山の中央部に来る如く分離ローラ１と
同様に中央部に設けられて原稿搬送力Ｇと原稿分離力Ｈ
の作用線が同一になる如く配設され、かつ他の２個のロ
ーラ４ａは夫々左右に等距離に離れて設けられている。

又これ等のローラ４ａには夫々搬送コロ５ａが上方から
押圧されて配設されている。更に中央部のローラ４とコ
ロ５とによる原稿搬送力Ｇは左右のローラ４ａとコロ５
ａとによる原稿搬送力Ｇａより大きくなる如く構成され
ている。更に５個の排出ローラ６は所定の間隔を保って
配設されると共にこれ等のローラ６には夫々排出コロ７
が上方より押圧されている。図中８は原稿積載台であり
、その両側には原稿ガイド板９が取り付けられている。

　１０はパネル、１１は排紙トレー、１２は原稿、１３
はレンズであって、原稿台ガラス板１４上を搬送される
原稿１２をミラー１５を介して読み取り、光電変換素子
１６上に画像を結像し得る如く構成されている。

従って原稿積載台８上に積載された原稿１２は分離ロー
ラ１と分離片２とによって分離されながらローラ４，４
ａとコロ５，５ａとによりガラス１４上に搬送され、更
にローラ６とコロ７とによってトレー１１に排紙される
ように構成されている。

上記実施例に於て、中央部に設けられた搬送ローラ４と
左右に設けられた搬送ローラ４ａとの端面相互間圧ｆａ
（以下端面間距離という）は２１０〜２５７　ｍｍに設
けられている。

く作用〉 本発明に係る装置に於ては上述の如く１個の搬送ローラ
４を中央部に配し、２個のローラ４ａを所定の間隔を保
ってこの左右に対称的に配設して構成したので、搬送す
る原稿１２の巾が前記端面間距離よりも小さいＡ４巾以
下の場合には原稿は両側のローラ４ａを通過せずに、中
央部のローラ４のみで搬送される。従ってこの場合には
原稿進行方向■とは逆の方向に押す原稿分離力Ｈと搬送
ローラ４による原稿搬送力Ｇとの作用線が同一となるの
で、送られる原稿１２に明方が生まれる恐れが全く無く
、従ってこれによって原稿１２の斜行を防止することが
出来る。

他方搬送する原稿１２の巾が前記端面間距離よりも大き
いＢ４巾以上の場合には原稿１２は左右のローラ４ａ上
も通って３個のローラ４，４ａで搬送されるので、これ
によって原稿１２の両端部のバタツキが発生することを
防止することが出来、更に前述の如く中央部のローラ４
とコロ５とによる原稿搬送力Ｇが左右のローラ４ａとコ
ロ５ａとによる原稿搬送力Ｇａより大きく構成されてい
るので、搬送される原稿１２に明方が影響することを減
少せしめ、これによって原稿１２の斜行を防止すること
が出来る。

〈実施例〉 上記実施例に於ては搬送ローラ４と搬送ローラ４ａとの
端面間距離を２１０〜２５７　ｔｍ■に設定したが、こ
の距離は搬送される原稿の巾に合せて自在に換えること
が出来、かつ原稿の両端に原稿搬送ローラを固設したり
、対称的に各複数個の原稿搬送ローラを固設しても同様
の効果を得ることが出来る。

上記原稿搬送力Ｇ、Ｇａとの差を出す為には搬送ローラ
４．４ａ或はこれに押圧されるコロ５゜５ａの径を変え
ることによって簡単に構成することが出来る。上記実施
例に於る原稿搬送力の差はコロを付勢する押圧バネの圧
力の差、ローラ或はコロの径を変える等の手段によって
簡単に実施することが可能である。

〈発明の効果〉 本発明に係る装置は上述の如き構造と作用とを有するの
で、搬送する原稿に明方が働くことを減少せしめ、これ
によって原稿の斜行を防止することが出来、更に搬送さ
れる原稿の両側部がバタツクごとを防止出来、従ってこ
れによって確実な画像読み取りを可能とすることが出来
る等の特徴を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本実施例の装置を示す説明図、第４
図及び第５図は従来例の説明図である。 １は分離ローラ、４．４ａは搬送ローラ、５゜５ａは搬
送コロ、６は排出ローラ、１１はトレー、１２は原稿、
Ｇ、Ｇａは原稿搬送力、Ｈは原稿分離力である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 供給された原稿を読み取り位置に搬送する搬送ローラ及
   びこれに押圧された搬送コロと、前記読み取り位置に搬
   送された原稿を排出する排出ローラ及びこれに押圧され
   た排出コロよりなる画像読み取り装置の原稿搬送部に於
   て、１個の搬送ローラを中心にしてその左右に別の搬送
   ローラを左右対称的に設けて構成し、更に該中央部の搬
   送ローラと前記左右の搬送ローラとの端面相互間距離を
   ２１０〜２５７ｍｍになる如く構成したことを特徴とし
   た画像読み取り装置。