JPH0514742U - オリフイス式ガス流制御器 - Google Patents

オリフイス式ガス流制御器

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JPH0514742U
JPH0514742U JP7059391U JP7059391U JPH0514742U JP H0514742 U JPH0514742 U JP H0514742U JP 7059391 U JP7059391 U JP 7059391U JP 7059391 U JP7059391 U JP 7059391U JP H0514742 U JPH0514742 U JP H0514742U
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JP
Japan
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gas flow
orifice
gas
flow controller
flow rate
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Application number
JP7059391U
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English (en)
Inventor
和潔 高野
昭彦 遠藤
Original Assignee
山陽電子工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一定圧力のガス流路に流れるガスの流量を、
予め定めた複数の異なった断面積を有するオリフィスを
順次交換することができるオリフィス式ガス流制御器に
おいて、製造及び組立作業を容易にするとともに、小
型,軽量にすることを目的とする。 【構成】 前記のオリフィスを順次交換する手段とし
て、ガス流路の途中に、同一形状又は相接する面を対称
形状にした2個の支持体の中間に、前記のオリフィスを
有するオリフィス板を回転自在に付設したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ガス流路に流れるガスの流量を段階的に設定することができるガス 流制御器に関する。さらに詳しくは主な用途が酸素ガス吸入のための酸素ガス又 は酸素を含有するガスの流量を所望の流量に設定するためのオリフィス式ガス流 制御器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガス流路に流れるガスの流量を制御する手段は、大別すると次の2つの方式が ある。 1)一定の供給ガス圧を有するガス流路の途中に一定流量を流すオリフィス孔 を有するオリフィスを順次交換することができるオリフィス式ガス流制御 器。 2)ガス流路の途中にニードル弁式ガス流制御器を付設し、その流量をフロー ト式浮子をガラス管の目盛で読取れる方式のもの。 本考案は、このうち前者のオリフィス式ガス流制御器の改良に関するものであ る。
【0003】 従来からこのオリフィス式ガス流調節器は、種々の形状のものが提案され、ま た実用に供されて来た。 前記のニードル弁式ガス流制御器は、ガスの流量を任意に調節できるという長 所がある反面、実際の流量の値が不明であるので、他のフロー球式流量計やマス フロー式流量計と併用する必要があるという短所もあった。本考案にかかるオリ フィス式ガス流制御器は、ガスの流量は段階的にしか調節できないが、一定の条 件下では、オリフィスの断面積によってガスの流量が決定されるので、予め所望 の流量になるような断面積に加工した複数のオリフィスを付設して各々を切替え ることで、他の流量計と併用する必要がないという長所がある。
【0004】 例えば、米国特許第4,241,896号公報においても、このオリフィス式 ガス流制御器に関する1案が開示されているが、オリフィス板をガス流路の途中 に付設する手段として、2種類の全く異なった形状の支持体で、該オリフィス板 を回転自在にして、ガスの入口に通ずる接触部とガスの出口に通ずる接触部にそ れぞれOリング等を勘合して、その中間にオリフィス板をガス通路が一軸上にな る(以下単に勘合という)ような方法によっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記のように従来の技術によるオリフィス式ガス流制御器は、そのガス流制御 器を構成する部品の内、流量設定のためのオリフィス板を移動自在に勘合する支 持体(以下単に支持体という)は、それぞれ異なった形状に加工されていた。
【0006】 従って該支持体は、それぞれ別々の加工図面に基づいて加工し、かつ別々に管 理あるいは保存して組立て作業に供する必要があるという問題があった。
【0007】 また、組立てた場合の仕上り形状も、それぞれの支持体が別々の機能・作用を もつように加工されているので、比較的大きくなるという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、本考案はオリフィス式ガス流制御器における2 つの支持体をそれぞれ同一形状に加工し、これらの支持体の中間部に移動自在な オリフィス板を支持するように構成したものである。
【0009】 このように構成することにより、これら2つの支持体はいずれも同一形状に加 工されているので、それぞれを区別する必要はなく、管理あるいは保存において 合理的であるとともに、組立て作業上も便利であるという作用効果を伴うもので ある。
【0010】 また、このオリフィス板は、次のように作用する。 オリフィスの出口側が大気に開放されている場合には、ガス流路の途中に付設 されたオリフィスを通過するガスの流量は、近似的に次式で求めることができる 。
【0011】 Q:オリフィスを通るガスの流量(リットル/分) S:オリフィスの断面積(mm2 ) P1 :オリフィスの入口側の圧力(kgf/cm2 ・G) t:ガスの温度(℃) SQR:平方根(ルート) とした場合に、
【0012】 P1 が大気圧以上で、かつ0.89kgf/cm2 ・G以下の場合には、 Q=22.2×S×SQR(P1 ×1.033)×SQR(273/(t +273))(リットル/分) (この場合のガスの流速は亜音速域にある。)
【0013】 P1 が0.89kgf/cm2 ・G以上の場合には、 Q=11.1×S×(P1 +1.033)×SQR(273/(t+27 3))(リットル/分) (この場合のガスの流速は音速となり一定値となる。)
【0014】 従ってオリフィスを通過するガスの流量は、供給するガスの温度と圧力が一定 であれば、該オリフィスの断面積の大きさに正比例するので、複数の異なった断 面積を有するオリフィス板のオリフィスを段階的に切替えて、該ガス流路に付設 することによって、所望のガスの流量を設定することができる。
【0015】 また、前記の,の式からも明らかなように、供給するガスの圧力が変化す ると、ガスの流量も変化するので、この供給するガスの圧力は予め定めた一定の 値であることが望ましい。
【0016】 また、必要によりオリフィス式ガス流制御器の入口側に、圧力調整弁等を付設 することが効果的である。
【0017】
【実施例】
以下本考案の実施例について、図を参照して詳細に説明するが、これは説明の ための例であって、本考案の技術的内容はこの実施態様に限定されるものではな い。また、支持体の形状は四角形に限らず、丸形やその他の多角形であってもよ く、その作用効果に変わりはない。
【0018】 図1は、本考案の1実施態様のオリフィス式ガス流制御器に関する組立要領を 示す図である。この図において、10は支持体で、この支持体は上下に2つある が、同じ形状に加工したものを使用している。
【0019】 同一形状に加工した2つの支持体について、これらの相接する面については、 そのままでは勘合することはできないが、この支持体のいずれか一方の支持体の みを90度回転すると、これらの支持体は左右(または上下)対称の形となり、 相互に勘合することが可能になる。
【0020】 この場合には、12の入口と14の出口の位置は相互に90度の位置、すなわ ち直角方向に限定されるが、これら二つの支持体は同一の形状に加工したものが 使用できるという効果を生ずる。
【0021】 また、別の方法では、前記の2つの支持体の相接する面の形状を予め別々の加 工図面にもとづいて、それぞれが対称な形状となるように加工することも可能で ある。
【0022】 この場合には、2つの支持体はそれぞれ区別して取扱う必要はあるが、ガスの 入口と出口はそれぞれ任意の位置に加工して付設することができるので、このオ リフィス式ガス流制御器を実用に供する場合において、ガスの入口や出口の位置 に制限を受ける場合には特に効果的である。
【0023】 図1についてさらに説明を加えると、16はオリフィス板である。本実施例で はこのオリフィス板は、0.18φから0.52φの8個のオリフィスを有する 円板としたが、この実施例にかかわらず、帯状のオリフィス板をフライド式に移 動できるようにしてもよい。
【0024】 18は前記の2つの支持体の中間で回転自在に勘合した該オリフィス板を所望 のオリフィスの位置に選択するためのシャフトである。 また、20は該オリフィス板が所望の位置で停止するように作用するクリック ストップ盤である。このクリックストップ盤を付設することにより、該オリフィ スの断面積を所望の大きさに従って段階的に切替えることができる。
【0025】 なお、前記のクリックストップ盤が所望の位置に段階的に停止する動作を補助 するために、22のスプリングと、24のボールを付設した。そして全体を組立 てた後に、ビス及びナット等で締付孔32を通して締付けるように構成した。
【0026】 オリフィス板の上下それぞれにあるガス流路の入口12,出口14はガスの導 入及び導出用のもので26はガス流路の該オリフィス板との接触部で、該オリフ ィス板が回転自在で、かつ気密性を有するように、ゴム製のOリング30を付設 できるような溝を加工したものである。
【0027】 28は2つの該支持体の中間で、該オリフィス板が回転自在となるための空間 を確保するスペーサーである。このスペーサーを含む接触部の詳細な縦断面図を 図2に示す。
【0028】 本実施例では、図2のように該オリフィス盤が回転自在となるための空間を確 保する手段としてスペーサーを付設したが、この例の他に図3のように支持体自 体に該スペーサーと同等の機能を持たすように加工してもよい。また、ガスの入 口へ供給するガスは、酸素濃縮器や酸素ボンベ等の酸素ガスの他に病院等の壁面 配管の酸素ガス等であってもよく、さらに、酸素等のガス以外で、例えば窒素ガ スや空気であってもその作用効果に変わりはない。
【0029】
【考案の効果】
本考案では、図1のような構成にすることにより、2つの支持体はそれぞれ同 一形状にすることが可能であるので、加工図面は1種類でよく、またこれらの支 持体の管理,保存において区別する必要がなく、組立作業も容易であるという作 用効果がある。
【0030】 さらに、これらの支持体は、12の入口と14の出口を除けば、それぞれの機 能及び作用は同じであるので、このオリフィス式ガス流制御器の外形を従来の技 術で製作した物に比較して、小型,軽量に作ることができる。
【0031】 例えば、前記の従来の技術で製作したものは、本体のみで外形約38mmφ× 43mm長,重さ約140gfであるのに対し
【0032】 本考案の実施例では、本体のみで外形約20mm×20mm角×20mm長, 重さ約28gf(支持体はアルミ製)であるので、該オリフィス式ガス流制御器 を非常に小型,軽量に作ることができるという効果もある。
【0033】 なお、図における符号の説明は、実施例の本文中で行なったので省略する。 また、図2及び図3における矢印は、ガスの流通方向を示すものである。
【提出日】平成3年10月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】段落番号「0004」
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 例えば、米国特許第4,241,896号公報においても、このオリフィス式 ガス流制御器に関する1案が開示されているが、オリフィス板をガス流路の途中 に付設する手段として、2種類の全く異なった形状の支持体で、該オリフィス板 を回転自在にして、ガスの入口に通ずる接触部とガスの出口に通ずる接触部にそ れぞれOリング等を合して、その中間にオリフィス板をガス通路が一軸上にな るように勘合する(以下単に勘合という)ような方法によっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施態様の組立要領を示す斜視図で
ある。
【図2】接合部の詳細な構造を示す縦断面図である。
【図3】接合部の別の実施例の詳細な構造を示す縦断面
図である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス流路の途中に、オリフィスを付設し
    てガスの流量を制御し、該オリフィスの断面積を所望の
    大きさに従って段階的に切替えることにより、ガスの流
    量を制御するガス流制御器において、複数の該オリフィ
    スを有するオリフィス板を該ガス流路の途中に、同一形
    状にした2個の支持体の中間に該オリフィス板を移動自
    在に付設してなることを特徴とするオリフィス式ガス流
    制御器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガス流制御器において、
    該オリフィス板を該ガス流路の途中に、相接する面を対
    称形状にした2個の支持体の中間に移動自在に付設して
    なることを特徴とするオリフィス式ガス流制御器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のガス流制御
    器において、ガスの入口側に圧力調整弁を付設したこと
    を特徴とするオリフィス式ガス流制御器。
JP7059391U 1991-08-07 1991-08-07 オリフイス式ガス流制御器 Withdrawn JPH0514742U (ja)

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