JPH0514706U - デフロツク装置 - Google Patents

デフロツク装置

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JPH0514706U
JPH0514706U JP6365991U JP6365991U JPH0514706U JP H0514706 U JPH0514706 U JP H0514706U JP 6365991 U JP6365991 U JP 6365991U JP 6365991 U JP6365991 U JP 6365991U JP H0514706 U JPH0514706 U JP H0514706U
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JP
Japan
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diff
fork
differential
groove
reducing member
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Pending
Application number
JP6365991U
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English (en)
Inventor
剛 今村
功 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP6365991U priority Critical patent/JPH0514706U/ja
Publication of JPH0514706U publication Critical patent/JPH0514706U/ja
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 デフロック用シフトフォークの摩耗をおさえ
る。 【構成】 フォーク係合溝17の溝立面部17A とシフトフ
ォーク18との軸方向対面間に、相対回転する摩耗低減部
材22を設けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、デフロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トラクタの動力伝達装置として、差動装置(デフ装置)があり、このデフ装置 の働きを止めるため機械式デフロック装置があり、デフ装置におけるデフケース の筒ボス端に被咬合部を設け、前記デフケースの筒ボス端より突出したデフ出力 軸にフォーク係合溝を有するデフロックシフタを軸方向摺動自在に套嵌するとと もに、前記被係合部に係脱する係合部を設け、前記フォーク係合溝に、デフロッ クシフタを軸方向に摺動するシフトフォークを備えている(農業機械ハンドブッ ク第285 ページ参照) 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来では、デフロックシフタのフォーク係合溝にシフトフォークが直 接接触していたため、周速が速くなるとシフトフォークの摩耗が激しいものとな っていた。 本考案は、フォーク係合溝とシフトフォークとの間に、摩耗低減部材を設ける 事により、相対回転数を減じて摩耗を防ぐようにしたことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、デフ装置2 におけるデフケース4 の筒ボス5 端に被咬合部14を設け 、前記デフケース4 の筒ボス5 端より突出したデフ出力軸9 にフォーク係合溝17 を有するデフロックシフタ16を軸方向摺動自在に套嵌するとともに、前記被係合 部14に係脱する係合部15を設け、前記フォーク係合溝17に、デフロックシフタ16 を軸方向に摺動するシフトフォーク18を備えているデフロック装置において、前 述の目的を達成するために、次の技術的手段を講じている。
【0005】 すなわち、本考案は、前記係合部15側におけるフォーク係合溝17の溝立面部17 A とシフトフォーク18との軸方向対面間に、相対回転する摩耗低減部材22を設け ていることを特徴とする。 また、摩耗低減部材22は、スラストカラー21、ニードル軸受23又は両者21,23 を併用する。
【0006】
【作用】
左右車輪の抵抗が等しいときにはデフケース4 内のデフピニオンギヤ7 とデフ サイドギヤ8 はかみ合ったまま一体化してクラウンギヤ3 と共に回転し、左右車 輪は同一回転となる。 旋回時などには内側の車輪の抵抗が大きくなり、デフケース4 内のギヤ7,8,間 のかみ合い点で力の差が生じデフピニオンギヤ7 が自転し、これにより、外側デ フ出力軸9 の回転が速くなる。
【0007】 一方、デフロックするには、シフトフォーク18を介してデフロックシフタ16の 咬合部15を、バネ19に抗してデフケース4 の被咬合部14に係合してデフケース4 とデフ出力軸9 とを固定する。 上述のデフ作用、デフロック作用のときデフロックシフタ16は出力軸9 ととも に回転しており、フォーク18は溝17に係合しているので、フォーク18との間に相 対回転差が生じ、フォーク18は摩耗する。
【0008】 そこで、軸方向対面間にスラストカラー21、ニードル軸受23等を介在すること で相対回転差を減じて摩耗を防止する。
【0009】
【実施例】
以下、図を参照して本考案の実施例を説明する。 図4において、1 はトラクタ車体となるミッションケースで、この内部にデフ 装置2 が内蔵されている。 デフ装置2 は、クラウンギヤ3 を有するデフケース4 における左右両側の筒ボ ス5 を軸受6 を介して車体1 に回転自在に備え、デフケース4 内にはデフピニオ ン7 とこれに咬合するデフサイドギヤ8 を備え、デフサイドギヤ8 には左右一対 のデフ出力軸9 を備え、該デフ出力軸9 が筒ボス5 に挿通されて左右外方に突出 している。
【0010】 なお、デフ装置2 は、このクラウンギヤ3 にデフ駆動軸が咬合されていて図外 のミッション等を介してエンジンに連動連結されている4ピニオン方式を図示し ているが、これは2ピニオン方式であってもよい。 デフ出力軸9 のそれぞれには油圧式ディスクブレーキ装置10および遊星式終減 速装置11等を介して該デフ出力軸9 と共通軸心とされた後車軸12に連動連結され 、後車軸12は後車軸ケース13に支持されている。
【0011】 図1を参照すると、左右筒ボス5 の一方の筒端にドッグ形の被係合部14が形成 されていて、該被係合部14に対して係脱自在なドッグ形の係合部15を有するデフ ロックシフタ16が一方のデフ出力軸9 上にスプライン、キー等を介して軸方向摺 動自在で一体回転可能として備えられている。 デフロックシフタ16の外周にはフォーク係合溝17を有し、この係合溝17にシフ トフォーク18が嵌入され、該フォーク18に、図外の操作手段によって矢印A方向 の操作力を伝達することでバネ19に抗して被係合部14と係合部15とを咬合させ、 デフケース4 とデフ出力軸9 を一体化したデフロック状態に可能とされていると ともに、前記操作力を解除するとバネ19の作用で被係合部14と係合部15とを離脱 してデフ作用状態に切替自在である。
【0012】 シフトフォーク18におけるフォーク係合部20の立面部20A とフォーク係合溝17 の溝立面17A との軸方向対面間に、図1に示す第1実施例ではスラストカラー21 で示す摩耗低減部材22が、図2に示す第2実施例では針軸を径方向放射状に配列 したニードル軸受23で示す摩耗低減部材22が、又、図3で示す第3実施例ではス ラストカラー21とニードル軸受23を組合せた摩耗低減部材22が相対回転自在に備 えられている。
【0013】 フォーク係合溝17は、摩耗低減部材22を装着するため、一方の溝立面17A は本 体部と一体であるが他方の溝立面17B は本体部17C に挿脱自在として套嵌されて ストップリング17D で位置決めされているとともに抜止めされている。 なお、スラストニードル軸受23を採択したときは、図2に示す如く段部17E8を 形成しており、該軸受23とスラストカラー21を組合せたときは段部17E とともに 段部20B を立面部20A に形成している。
【0014】 従って、デフロックシフタ16がデフケース4 を固定していないときは、デフ装 置2 によるデフ作用により、旋回等を容易にし、一方、デフロックシフタ16を介 してデフケース4 とデフ出力軸9 を一体化してデフロックしたときは、土壌条件 等が変わっても直進性とけん引力を保証する。 そして、デフロックシフタ16の溝立面17A とフォーク立面部20A とは直接振触 されず相対回転する摩耗低減部材22を有するので、両者の相対回転差は少なくな り、フォークの摩耗をおさえる。
【0015】
【考案の効果】
本考案は以上の通りであり、フォーク係合溝17の溝立面部17A とシフトフォー ク18との軸方向対面間に、相対回転する摩耗低減部材22を設けているので、シフ タ16とフォーク18との相対回転差がおさえられてフォーク18の摩耗を減少するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の断面図である。
【図2】第2実施例の断面図である。
【図3】第3実施例の断面図である。
【図4】全体の概略図である。
【符号の説明】
2 デフ装置 4 デフケース 5 筒ボス 9 デフ出力軸 14 被係合部 15 係合部 16 デフロックシフタ 17 フォーク溝 18 シフトフォーク 21 スラストカラー 22 摩耗低減部材 23 ニードル軸受

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デフ装置(2) におけるデフケース(4) の
    筒ボス(5) 端に被咬合部(14)を設け、前記デフケース
    (4) の筒ボス(5) 端より突出したデフ出力軸(9) にフォ
    ーク係合溝(17)を有するデフロックシフタ(16)を軸方向
    摺動自在に套嵌するとともに、前記被係合部(14)に係脱
    する係合部(15)を設け、前記フォーク係合溝(17)に、デ
    フロックシフタ(16)を軸方向に摺動するシフトフォーク
    (18)を備えているデフロック装置において、 前記係合部(15)側におけるフォーク係合溝(17)の溝立面
    部(17A) とシフトフォーク(18)との軸方向対面間に、相
    対回転する摩耗低減部材(22)を設けていることを特徴と
    するデフロック装置。
  2. 【請求項2】 摩耗低減部材(22)がスラストカラー(21)
    であることを特徴とする請求項1記載のデフロック装
    置。
  3. 【請求項3】 摩耗低減部材(22)が針軸を径方向放射状
    に配列したニードル軸受(23)であることを特徴とする請
    求項1記載のデフロック装置。
  4. 【請求項4】 摩耗低減部材(22)がスラストカラー(21)
    と針軸を径方向放射状に配列したニードル軸受(23)を軸
    方向に並列して備えていることを特徴とする請求項1記
    載のデフロック装置。
JP6365991U 1991-08-12 1991-08-12 デフロツク装置 Pending JPH0514706U (ja)

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JP6365991U JPH0514706U (ja) 1991-08-12 1991-08-12 デフロツク装置

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JPH0514706U true JPH0514706U (ja) 1993-02-26

Family

ID=13235699

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JP6365991U Pending JPH0514706U (ja) 1991-08-12 1991-08-12 デフロツク装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01288266A (ja) * 1988-05-17 1989-11-20 Nippon T-Paul:Kk 殺菌消毒方法

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