JPS6347655B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6347655B2 JPS6347655B2 JP58123589A JP12358983A JPS6347655B2 JP S6347655 B2 JPS6347655 B2 JP S6347655B2 JP 58123589 A JP58123589 A JP 58123589A JP 12358983 A JP12358983 A JP 12358983A JP S6347655 B2 JPS6347655 B2 JP S6347655B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spline teeth
- spool
- speed gear
- drive shaft
- drive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 27
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K17/00—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
- B60K17/34—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles
- B60K17/344—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/19—Gearing
- Y10T74/19023—Plural power paths to and/or from gearing
- Y10T74/19074—Single drive plural driven
- Y10T74/19112—Aligned
- Y10T74/19116—Vehicle
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は4輪駆動走行と2輪駆動走行とを切換
自在に行いうる産業機械用車輛等の動力切換装置
に関する。
自在に行いうる産業機械用車輛等の動力切換装置
に関する。
まず従来の動力切換装置を第1図により説明す
ると、前輪駆動用の第1駆動軸1と後輪駆動用の
第2駆動軸2は同一軸心上に揃えられると共にそ
れぞれ外向きスプライン歯3,4を有している。
高速用ギヤ5と低速用ギヤ6はそれぞれ第1、第
2駆動軸1,2に軸受7,7aを介して嵌合する
と共に、内向きスプライン歯8,9をそれぞれ有
している。環状動力切換スプール10は1対の内
向きスプライン歯11,12と、1対の外向きス
プライン歯13,14を有すると共に、シフトフ
オーク係合用の環状溝16を備え、軸方向移動操
作自在に第1駆動軸1にスプライン嵌合してい
る。
ると、前輪駆動用の第1駆動軸1と後輪駆動用の
第2駆動軸2は同一軸心上に揃えられると共にそ
れぞれ外向きスプライン歯3,4を有している。
高速用ギヤ5と低速用ギヤ6はそれぞれ第1、第
2駆動軸1,2に軸受7,7aを介して嵌合する
と共に、内向きスプライン歯8,9をそれぞれ有
している。環状動力切換スプール10は1対の内
向きスプライン歯11,12と、1対の外向きス
プライン歯13,14を有すると共に、シフトフ
オーク係合用の環状溝16を備え、軸方向移動操
作自在に第1駆動軸1にスプライン嵌合してい
る。
4輪駆動走行を行う場合には、スプール10を
後方へ移動させ、低速用ギヤ6をスプール10を
介して第1、第2軸1,2に連結させる。即ちエ
ンジンからミツシヨンを介して低速ギヤ6に伝達
される動力は、スプライン歯9,14を介してス
プール10に伝達され、スプール10から第1駆
動軸1へはスプライン歯11,3を介して伝達さ
れ、第2駆動軸2へはスプライン歯12,4を介
して伝達される。
後方へ移動させ、低速用ギヤ6をスプール10を
介して第1、第2軸1,2に連結させる。即ちエ
ンジンからミツシヨンを介して低速ギヤ6に伝達
される動力は、スプライン歯9,14を介してス
プール10に伝達され、スプール10から第1駆
動軸1へはスプライン歯11,3を介して伝達さ
れ、第2駆動軸2へはスプライン歯12,4を介
して伝達される。
2輪駆動走行を行う場合には、スプール10を
前方へ移動させ、高速用ギヤ5をスプール10を
介して第1駆動軸1に連結させる。即ちエンジン
からミツシヨンを介して高速用ギヤ5に伝達され
る動力は、スプライン歯8,13を介してスプー
ル10に伝達され、スプール10からスプライン
歯11,3を介して第1駆動軸1に伝達され、前
輪が駆動される。
前方へ移動させ、高速用ギヤ5をスプール10を
介して第1駆動軸1に連結させる。即ちエンジン
からミツシヨンを介して高速用ギヤ5に伝達され
る動力は、スプライン歯8,13を介してスプー
ル10に伝達され、スプール10からスプライン
歯11,3を介して第1駆動軸1に伝達され、前
輪が駆動される。
ところが環状動力切換スプール10を1部材と
して構成していると、動力切換時に次のような不
具合が生じる。即ち一般に動力を切り換える場合
には、エンジンからの動力をクラツチ等により切
つておき、車輛を停止させた状態で切換えを行
う。しかしながら、駆動軸1は前輪に、駆動軸2
は後輪に連結され、固定の状態となつているた
め、2輪駆動から4輪駆動への切換え時、スプー
ル10のスプライン歯12と駆動軸2のスプライ
ン歯4とは噛み合わない場合が発生し、2輪駆動
から4輪駆動への切換えが出来なくなる。
して構成していると、動力切換時に次のような不
具合が生じる。即ち一般に動力を切り換える場合
には、エンジンからの動力をクラツチ等により切
つておき、車輛を停止させた状態で切換えを行
う。しかしながら、駆動軸1は前輪に、駆動軸2
は後輪に連結され、固定の状態となつているた
め、2輪駆動から4輪駆動への切換え時、スプー
ル10のスプライン歯12と駆動軸2のスプライ
ン歯4とは噛み合わない場合が発生し、2輪駆動
から4輪駆動への切換えが出来なくなる。
また4輪駆動までの通常の運転状態において、
車輪のスリツプ等により駆動軸1,2間に捩りが
発生し、駆動軸1のスプライン歯3とスプール1
0のスプライン歯11及び駆動軸2のスプライン
歯4とスプール10のスプライン歯12とが大き
な圧接力で互いに接触するため、スプール10が
摺動不可能になり、4輪駆動から2輪駆動への切
換えが出来なくなる。
車輪のスリツプ等により駆動軸1,2間に捩りが
発生し、駆動軸1のスプライン歯3とスプール1
0のスプライン歯11及び駆動軸2のスプライン
歯4とスプール10のスプライン歯12とが大き
な圧接力で互いに接触するため、スプール10が
摺動不可能になり、4輪駆動から2輪駆動への切
換えが出来なくなる。
本発明は上記不具合を解消することを目的とし
ており、前輪と後輪の駆動軸のスプライン歯位相
がずれて噛合わない状態、または前輪と後輪の駆
動軸間に捩りが発生した状態で車輛を停止してい
るときでも、4輪駆動と2輪駆動の間の切換え
と、低速と高速の間の切換えを、1組のスプール
を1回操作するだけで簡単かつ確実に切り換えら
れるようにしようとするものである。
ており、前輪と後輪の駆動軸のスプライン歯位相
がずれて噛合わない状態、または前輪と後輪の駆
動軸間に捩りが発生した状態で車輛を停止してい
るときでも、4輪駆動と2輪駆動の間の切換え
と、低速と高速の間の切換えを、1組のスプール
を1回操作するだけで簡単かつ確実に切り換えら
れるようにしようとするものである。
上記目的を達成するために本発明は、高速用ギ
ヤと低速用ギヤとのスプライン歯に噛合自在なス
プライン歯を有する外周側部材と、第1駆動軸と
第2駆動軸とのスプライン歯に噛合自在なスプラ
イン歯を有する内周側部材とにスプールを2分割
し、上記両部材を相対的に軸方向移動可能にスプ
ライン連結すると共に、上記軸方向移動を一定範
囲内で制限する係止連動機構を備え、外周側部材
操作時、該操作方向に外周側部材を付勢する付勢
手段を備えている。
ヤと低速用ギヤとのスプライン歯に噛合自在なス
プライン歯を有する外周側部材と、第1駆動軸と
第2駆動軸とのスプライン歯に噛合自在なスプラ
イン歯を有する内周側部材とにスプールを2分割
し、上記両部材を相対的に軸方向移動可能にスプ
ライン連結すると共に、上記軸方向移動を一定範
囲内で制限する係止連動機構を備え、外周側部材
操作時、該操作方向に外周側部材を付勢する付勢
手段を備えている。
次に実施例図面により本発明を説明する。第2
図の上半部分は高速2輪駆動状態を示し、下半部
分は低速4輪駆動状態を示しており、前記第1図
に対応する部品には第1図と同じ番号を付してい
る。この第2図において、第1、第2駆動軸1,
2はセンタ出し用軸受メタル19,36を介して
同一軸心上に揃えられており、第1駆動軸1は例
えば前方の前輪に連動連結し、第2駆動軸2は後
方の後輪に連動連結している。高速用ギヤ5は軸
受7を介して第1駆動軸1に回転自在に嵌合し、
低速用ギヤ6は軸受7aを介して第2駆動軸2に
回転自在に嵌合しており、両ギヤ5,6はミツシ
ヨン(図示せず)の適宜のギヤにそれぞれ噛合
い、エンジンからクラツチ等を介して動力が伝達
されるようになつている。勿論高速用ギヤ5の方
が低速用ギヤ6よりも高速回転する。
図の上半部分は高速2輪駆動状態を示し、下半部
分は低速4輪駆動状態を示しており、前記第1図
に対応する部品には第1図と同じ番号を付してい
る。この第2図において、第1、第2駆動軸1,
2はセンタ出し用軸受メタル19,36を介して
同一軸心上に揃えられており、第1駆動軸1は例
えば前方の前輪に連動連結し、第2駆動軸2は後
方の後輪に連動連結している。高速用ギヤ5は軸
受7を介して第1駆動軸1に回転自在に嵌合し、
低速用ギヤ6は軸受7aを介して第2駆動軸2に
回転自在に嵌合しており、両ギヤ5,6はミツシ
ヨン(図示せず)の適宜のギヤにそれぞれ噛合
い、エンジンからクラツチ等を介して動力が伝達
されるようになつている。勿論高速用ギヤ5の方
が低速用ギヤ6よりも高速回転する。
第1、第2駆動軸1,2にはそれぞれ外向きス
プライン歯3,4が形成され、両ギヤ5,6のボ
ス部にはそれぞれ内向きスプライン歯8,9が形
成されている。高速用ギヤ5のスプライン歯8は
第1駆動軸1のスプライン歯3に対して間隔を隔
てて対向し、低速用ギヤ6のスプライン歯9は第
2駆動軸2のスプライン歯4に対して間隔を隔て
て対向している。
プライン歯3,4が形成され、両ギヤ5,6のボ
ス部にはそれぞれ内向きスプライン歯8,9が形
成されている。高速用ギヤ5のスプライン歯8は
第1駆動軸1のスプライン歯3に対して間隔を隔
てて対向し、低速用ギヤ6のスプライン歯9は第
2駆動軸2のスプライン歯4に対して間隔を隔て
て対向している。
両ギヤ5,6間に配置される環状動力切換スプ
ール10は、外周側部材20と内周側部材21と
に2分割されており、両部材20,21はスプラ
イン歯25,26を介してスプライン嵌合してお
り、それにより両部材20,21は回転方向には
常に一体的に回転し、軸方向には互いに相対的に
移動することができる。
ール10は、外周側部材20と内周側部材21と
に2分割されており、両部材20,21はスプラ
イン歯25,26を介してスプライン嵌合してお
り、それにより両部材20,21は回転方向には
常に一体的に回転し、軸方向には互いに相対的に
移動することができる。
外周側部材20の外周面には、各ギヤ5,6の
スプライン歯8,9に噛合自在なスプライン歯1
3,14がそれぞれ形成されている。内周側部材
21の内周面には第1駆動軸1のスプライン歯3
に常時噛み合うスプライン歯11と、第2駆動軸
2のスプライン歯4に噛合自在なスプライン歯1
2が形成されている。外周側部材20の外周面に
はシフトフオーク係合用の環状溝15が形成され
ており、該溝15にはシフトフオーク17が係合
し、シフトフオーク17により外周側部材20を
移動操作できるようになつている。
スプライン歯8,9に噛合自在なスプライン歯1
3,14がそれぞれ形成されている。内周側部材
21の内周面には第1駆動軸1のスプライン歯3
に常時噛み合うスプライン歯11と、第2駆動軸
2のスプライン歯4に噛合自在なスプライン歯1
2が形成されている。外周側部材20の外周面に
はシフトフオーク係合用の環状溝15が形成され
ており、該溝15にはシフトフオーク17が係合
し、シフトフオーク17により外周側部材20を
移動操作できるようになつている。
両部材20,21の相対的軸方向移動を規制す
る係止連動機構としては、内周側部材21の外周
面に軸方向に間隔を隔てて1対の第1、第2係止
リング30,31が固定されている。一方外周側
部材20の内周面には各リング30,31にそれ
ぞれ軸方向に対向する第1、第2段部32,33
が形成されている。即ち外周側部材20は内周側
部材21に対して、第1リング30と第1段部3
2が当接する位置から第2リング31と第2段部
33が当接する位置まで、距離Lを移動できるよ
うになつている。
る係止連動機構としては、内周側部材21の外周
面に軸方向に間隔を隔てて1対の第1、第2係止
リング30,31が固定されている。一方外周側
部材20の内周面には各リング30,31にそれ
ぞれ軸方向に対向する第1、第2段部32,33
が形成されている。即ち外周側部材20は内周側
部材21に対して、第1リング30と第1段部3
2が当接する位置から第2リング31と第2段部
33が当接する位置まで、距離Lを移動できるよ
うになつている。
前記シフトフオーク17は例えば付勢手段とし
ての空圧シリンダ35に連動しており、適宜の空
圧切換機構によりシリンダ35を伸縮作動させる
ことによつて、フオーク17を後方や前方へ移動
させるようになつている。またシリンダ35は、
外周側部材20を後方へ移動操作する場合には、
外周側部材20が第2図の下半部分に示すような
最後方位置(低速4輪駆動位置)にくるまで、後
方へ外周側部材20を付勢し続けるようになつて
いる。一方外周側部材20を前方へ移動操作する
場合には、外周側部材20が第2図の上半部分に
示すような最前方位置(高速2輪駆動位置)にく
るまで、前方へ外周側部材20を付勢し続けるよ
うになつている。
ての空圧シリンダ35に連動しており、適宜の空
圧切換機構によりシリンダ35を伸縮作動させる
ことによつて、フオーク17を後方や前方へ移動
させるようになつている。またシリンダ35は、
外周側部材20を後方へ移動操作する場合には、
外周側部材20が第2図の下半部分に示すような
最後方位置(低速4輪駆動位置)にくるまで、後
方へ外周側部材20を付勢し続けるようになつて
いる。一方外周側部材20を前方へ移動操作する
場合には、外周側部材20が第2図の上半部分に
示すような最前方位置(高速2輪駆動位置)にく
るまで、前方へ外周側部材20を付勢し続けるよ
うになつている。
次に作動について説明する。スプール10全体
を前方側へ移動させると、高速用ギヤ5のスプラ
イン歯8に外周側部材20の前側スプライン歯1
3が噛み合い、第1駆動軸1のみに高速用ギヤ5
から動力が伝達される状態になる。即ち車輛が高
速2輪駆動で走行しうる状態になる。
を前方側へ移動させると、高速用ギヤ5のスプラ
イン歯8に外周側部材20の前側スプライン歯1
3が噛み合い、第1駆動軸1のみに高速用ギヤ5
から動力が伝達される状態になる。即ち車輛が高
速2輪駆動で走行しうる状態になる。
スプール10全体を後方側へ移動させると、低
速用ギヤ6のスプライン歯9に外周側部材20の
後側スプライン歯14が噛み合うと共に、第2駆
動軸2のスプライン歯4に内周側部材21のスプ
ライン歯12が噛み合い、両軸1,2に低速用ギ
ヤ6から動力が伝達される。即ち車輛が低速4輪
駆動で走行しうる状態になる。
速用ギヤ6のスプライン歯9に外周側部材20の
後側スプライン歯14が噛み合うと共に、第2駆
動軸2のスプライン歯4に内周側部材21のスプ
ライン歯12が噛み合い、両軸1,2に低速用ギ
ヤ6から動力が伝達される。即ち車輛が低速4輪
駆動で走行しうる状態になる。
ちなみに高速2輪駆動と低速4輪駆動のそれぞ
れの状態における動力伝達経路を簡単に説明する
と、高速2輪駆動のときには高速用ギヤ5からス
プライン歯8,13、外周側部材20、スプライ
ン歯25,26、内周側部材21及びスプライン
歯11,3を介して第1駆動軸1に伝達される。
低速4輪駆動のときには低速用ギヤ6からスプラ
イン歯9,14、外周側部材20、スプライン歯
25,26、内周側部材21及びスプライン歯1
1,3ならびにスプライン歯11,4を介して第
1、第2駆動軸1,2に伝達される。
れの状態における動力伝達経路を簡単に説明する
と、高速2輪駆動のときには高速用ギヤ5からス
プライン歯8,13、外周側部材20、スプライ
ン歯25,26、内周側部材21及びスプライン
歯11,3を介して第1駆動軸1に伝達される。
低速4輪駆動のときには低速用ギヤ6からスプラ
イン歯9,14、外周側部材20、スプライン歯
25,26、内周側部材21及びスプライン歯1
1,3ならびにスプライン歯11,4を介して第
1、第2駆動軸1,2に伝達される。
2輪駆動状態で停止した場合において、スプー
ル10のスプライン歯12と駆動軸2のスプライ
ン歯4に位相差が生じているときには、次のよう
に高速2輪駆動から低速4輪駆動に切り換えられ
る。即ち外周側部材20を第2図の上半部分に示
す位置から後方へ移動させると、仮想線で示すよ
うに外周側部材20のスプライン歯14が低速用
ギヤ6のスプライン歯9に部分的に噛み合う位置
まできたときに、第2リング31と第2段部33
が当接し、内周側部材21も後方へ移動し始める
が、内周側部材21のスプライン歯12は第2駆
動軸2のスプライン歯4の前端縁に当接するだけ
で噛み合わない。即ち一旦低速2輪駆動状態にな
る。しかしながら車輛が動き始めて両スプライン
歯4,12の位相が一致した瞬間、空圧シリンダ
35の後方への付勢力により、両部材20,21
は一体的に第2図の下半部分に示す最後方位置ま
で至り、内周側部材21のスプライン歯12が第
2駆動軸2のスプライン歯4に噛み合う。即ち自
動的に低速4輪駆動状態になる。
ル10のスプライン歯12と駆動軸2のスプライ
ン歯4に位相差が生じているときには、次のよう
に高速2輪駆動から低速4輪駆動に切り換えられ
る。即ち外周側部材20を第2図の上半部分に示
す位置から後方へ移動させると、仮想線で示すよ
うに外周側部材20のスプライン歯14が低速用
ギヤ6のスプライン歯9に部分的に噛み合う位置
まできたときに、第2リング31と第2段部33
が当接し、内周側部材21も後方へ移動し始める
が、内周側部材21のスプライン歯12は第2駆
動軸2のスプライン歯4の前端縁に当接するだけ
で噛み合わない。即ち一旦低速2輪駆動状態にな
る。しかしながら車輛が動き始めて両スプライン
歯4,12の位相が一致した瞬間、空圧シリンダ
35の後方への付勢力により、両部材20,21
は一体的に第2図の下半部分に示す最後方位置ま
で至り、内周側部材21のスプライン歯12が第
2駆動軸2のスプライン歯4に噛み合う。即ち自
動的に低速4輪駆動状態になる。
4輪駆動状態で停止した場合において、車輪の
スリツプ等により駆動軸1,2間にねじりが生
じ、駆動軸1のスプライン歯3とスプール10の
スプライン歯11の間の圧接力が、駆動軸2のス
プライン歯4とスプール10のスプライン歯12
の間の圧接力が大きくなつているときには、次の
ように4輪駆動から2輪駆動へ切り換えられる。
即ち空圧シリンダ35により、外周側部材20を
第2図の下半部分に示す位置から前方へ移動させ
ると、仮想線で示すように外周側部材20のスプ
ライン歯13が高速用ギヤ5のスプライン歯8に
部分的に噛み合う位置まできたときに、第1リン
グ30と第1段部32が当接し、外周側部材20
の前方への移動が停止し、一旦高速4輪駆動状態
になる。そしてその状態で走行し始めて、第2駆
動軸2側の車輪の負荷が一時的に0になつた瞬間
に、空圧シリンダ35の前方への付勢力により、
両部材20,21は第2図の上半部分に示す最前
方位置まで移動し、自動的に低速4輪駆動状態に
なる。
スリツプ等により駆動軸1,2間にねじりが生
じ、駆動軸1のスプライン歯3とスプール10の
スプライン歯11の間の圧接力が、駆動軸2のス
プライン歯4とスプール10のスプライン歯12
の間の圧接力が大きくなつているときには、次の
ように4輪駆動から2輪駆動へ切り換えられる。
即ち空圧シリンダ35により、外周側部材20を
第2図の下半部分に示す位置から前方へ移動させ
ると、仮想線で示すように外周側部材20のスプ
ライン歯13が高速用ギヤ5のスプライン歯8に
部分的に噛み合う位置まできたときに、第1リン
グ30と第1段部32が当接し、外周側部材20
の前方への移動が停止し、一旦高速4輪駆動状態
になる。そしてその状態で走行し始めて、第2駆
動軸2側の車輪の負荷が一時的に0になつた瞬間
に、空圧シリンダ35の前方への付勢力により、
両部材20,21は第2図の上半部分に示す最前
方位置まで移動し、自動的に低速4輪駆動状態に
なる。
なお付勢手段としては空圧シリンダのほかに、
油圧シリンダを用いることもできる。また手動レ
バー切換機構を備えているような動力切換装置で
は、シフトフオークと手動レバーとを、付勢ばね
を介して連動連結するようにしてもよい。
油圧シリンダを用いることもできる。また手動レ
バー切換機構を備えているような動力切換装置で
は、シフトフオークと手動レバーとを、付勢ばね
を介して連動連結するようにしてもよい。
本発明においては第1駆動軸1を後輪駆動用と
し、第2駆動軸2を前輪駆動用とすることもでき
る。即ち後輪による2輪駆動とすることもでき
る。
し、第2駆動軸2を前輪駆動用とすることもでき
る。即ち後輪による2輪駆動とすることもでき
る。
以上説明したように本発明は、高速用ギヤ5と
低速用ギヤ6の各スプライン歯8,9に噛合自在
なスプライン歯13,14を有する外周側部材2
0と、第1、第2駆動軸1,2のスプライン歯
3,4に噛合自在なスプライン歯11,12を有
する内周側部材21とに、環状動力切換スプール
10を2分割し、両部材21,21を相対的に軸
方向移動可能にスプライン連結すると共に、上記
軸方向移動を一定の軸方向範囲(移動距離L)内
で制限する係止連動機構(リング30,31)を
備え、外周側部材操作時、該操作方向に外周側部
材20を付勢する付勢手段(空圧シリンダ35)
を備えているので、次のような利点がある。
低速用ギヤ6の各スプライン歯8,9に噛合自在
なスプライン歯13,14を有する外周側部材2
0と、第1、第2駆動軸1,2のスプライン歯
3,4に噛合自在なスプライン歯11,12を有
する内周側部材21とに、環状動力切換スプール
10を2分割し、両部材21,21を相対的に軸
方向移動可能にスプライン連結すると共に、上記
軸方向移動を一定の軸方向範囲(移動距離L)内
で制限する係止連動機構(リング30,31)を
備え、外周側部材操作時、該操作方向に外周側部
材20を付勢する付勢手段(空圧シリンダ35)
を備えているので、次のような利点がある。
(イ) 両駆動軸1,2のスプライン歯3,4間に位
相差が生じ、互いにスプール10を介して噛み
合わない状態または負荷がかかつた状態で停止
しているときでも、1回の外周側部材20の操
作により、車輛停止中には高速と低速の切換え
が確実に行われ、車輛が動き出す付勢手段の作
用により2輪駆動と4輪駆動の切換えが確実に
行われる。即ちスプール10による切換が簡単
で、かつ確実に行える。
相差が生じ、互いにスプール10を介して噛み
合わない状態または負荷がかかつた状態で停止
しているときでも、1回の外周側部材20の操
作により、車輛停止中には高速と低速の切換え
が確実に行われ、車輛が動き出す付勢手段の作
用により2輪駆動と4輪駆動の切換えが確実に
行われる。即ちスプール10による切換が簡単
で、かつ確実に行える。
(ロ) 1ユニツトとしてのスプール10だけで、高
速と低速との間の切換えと、2輪駆動と4輪駆
動との間の切換えを行えるようになるので、コ
ンパクト化を達成できると共に、コストも節約
できる。
速と低速との間の切換えと、2輪駆動と4輪駆
動との間の切換えを行えるようになるので、コ
ンパクト化を達成できると共に、コストも節約
できる。
第1図は従来例を示す縦断面図、第2図は本発
明を適用した動力切換装置の縦断面図である。 1,2……第1、第2駆動軸、3,4,8,
9,11,12,13,14……スプライン歯、
5……高速用ギヤ、6……低速用ギヤ、10……
動力切換スプール、20……外周側部材、21…
…内周側部材、30,31……係止リング(係止
連動機構の一例)、35……空圧シリンダ(付勢
手段の一例)。
明を適用した動力切換装置の縦断面図である。 1,2……第1、第2駆動軸、3,4,8,
9,11,12,13,14……スプライン歯、
5……高速用ギヤ、6……低速用ギヤ、10……
動力切換スプール、20……外周側部材、21…
…内周側部材、30,31……係止リング(係止
連動機構の一例)、35……空圧シリンダ(付勢
手段の一例)。
Claims (1)
- 1 第1、第2駆動軸を同一軸心上に揃えると共
に、第1、第2駆動軸に高速用ギヤと低速用ギヤ
をそれぞれ嵌合し、上記両ギヤ及び両軸にスプラ
イン歯を形成し、両ギヤ間に環状の動力切換スプ
ールを軸方向移動操作自在に配置し、該スプール
にスプライン歯を形成し、スプールが4輪駆動位
置のときには低速用ギヤがスプールを介して第
1、第2駆動軸に連結し、2輪駆動位置のときに
は高速用ギヤがスプールを介して第1駆動軸に連
結する産業機械用車輛等の動力切換装置におい
て、上記各ギヤのスプライン歯に噛合自在なスプ
ライン歯を有する外周側部材と、上記各駆動軸の
スプライン歯に噛合自在なスプライン歯を有する
内周側部材とにスプールを2分割し、上記両部材
を相対的に軸方向移動可能にスプライン連結する
と共に、上記軸方向移動を一定範囲内で制限する
係止連動機構を備え、外周側部材操作時、該操作
方向に外周側部材を付勢する付勢手段を備えたこ
とを特徴とする産業機械用車輛等の動力切換装
置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58123589A JPS6015229A (ja) | 1983-07-06 | 1983-07-06 | 産業機械用車輌等の動力切換装置 |
US06/627,579 US4586592A (en) | 1983-07-06 | 1984-07-03 | Power change-over mechanism of a vehicle for industrial machinery |
DE3424779A DE3424779C2 (de) | 1983-07-06 | 1984-07-05 | Kraftumschaltmechanismus für Fahrzeuge des industriellen Fuhrparks |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58123589A JPS6015229A (ja) | 1983-07-06 | 1983-07-06 | 産業機械用車輌等の動力切換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6015229A JPS6015229A (ja) | 1985-01-25 |
JPS6347655B2 true JPS6347655B2 (ja) | 1988-09-22 |
Family
ID=14864333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58123589A Granted JPS6015229A (ja) | 1983-07-06 | 1983-07-06 | 産業機械用車輌等の動力切換装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4586592A (ja) |
JP (1) | JPS6015229A (ja) |
DE (1) | DE3424779C2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60154628U (ja) * | 1984-03-23 | 1985-10-15 | 株式会社 大金製作所 | 産業機械用車輌等の動力切換装置 |
US4782721A (en) * | 1985-03-06 | 1988-11-08 | Dana Corporation | Vehicle gear assembly for torque transfer to two or four wheels |
JPS6231528A (ja) * | 1985-08-05 | 1987-02-10 | Fuji Heavy Ind Ltd | フルタイム式4輪駆動車 |
US4932809A (en) * | 1989-04-21 | 1990-06-12 | Sundstrand Corporation | Lost motion splined coupling device |
US5699871A (en) * | 1994-09-21 | 1997-12-23 | Nissan Motor Co., Ltd. | Driving force transfer apparatus for four-wheel drive vehicle |
DE19780706B4 (de) * | 1996-07-05 | 2007-08-23 | Mitsubishi Jidosha Kogyo K.K. | Kraftübertragungsvorrichtung |
US6830142B2 (en) * | 2002-12-19 | 2004-12-14 | Borgwarner, Inc. | Power splitting transfer cases for changing vehicle traction drives |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2971595A (en) * | 1959-05-11 | 1961-02-14 | Caterpillar Tractor Co | Dual range two and four wheel drive for vehicles |
US4040309A (en) * | 1976-02-17 | 1977-08-09 | International Harvester Company | Automatic two-speed transfer case |
US4270409A (en) * | 1978-01-18 | 1981-06-02 | Glaze Jack G | Torque transfer mechanism |
-
1983
- 1983-07-06 JP JP58123589A patent/JPS6015229A/ja active Granted
-
1984
- 1984-07-03 US US06/627,579 patent/US4586592A/en not_active Expired - Lifetime
- 1984-07-05 DE DE3424779A patent/DE3424779C2/de not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3424779A1 (de) | 1985-01-24 |
DE3424779C2 (de) | 1985-10-24 |
JPS6015229A (ja) | 1985-01-25 |
US4586592A (en) | 1986-05-06 |
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