JPH05146444A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH05146444A
JPH05146444A JP3166638A JP16663891A JPH05146444A JP H05146444 A JPH05146444 A JP H05146444A JP 3166638 A JP3166638 A JP 3166638A JP 16663891 A JP16663891 A JP 16663891A JP H05146444 A JPH05146444 A JP H05146444A
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probe
switching
signal
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Makoto Hirama
信 平間
Koji Kumazawa
孝司 熊澤
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Toshiba Corp
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K11/00Methods or devices for transmitting, conducting or directing sound in general; Methods or devices for protecting against, or for damping, noise or other acoustic waves in general
    • G10K11/18Methods or devices for transmitting, conducting or directing sound
    • G10K11/26Sound-focusing or directing, e.g. scanning
    • G10K11/34Sound-focusing or directing, e.g. scanning using electrical steering of transducer arrays, e.g. beam steering
    • G10K11/341Circuits therefor
    • G10K11/345Circuits therefor using energy switching from one active element to another
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S15/00Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
    • G01S15/88Sonar systems specially adapted for specific applications
    • G01S15/89Sonar systems specially adapted for specific applications for mapping or imaging
    • G01S15/8906Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques
    • G01S15/8909Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques using a static transducer configuration
    • G01S15/8915Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques using a static transducer configuration using a transducer array
    • G01S15/8925Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques using a static transducer configuration using a transducer array the array being a two-dimensional transducer configuration, i.e. matrix or orthogonal linear arrays

Abstract

(57)【要約】 【目的】2次元アレイ構造の探触子で受信ビームを3次
元方向に集束して高分解能化を図り、回路の大規模化を
抑え、良好なリアルタイム性を保持する。 【構成】方位、レンズ方向に複数個の振動子Pを配列
し、2次元アレイ構造の探触子1を形成する。各振動子
Pをレンズ方向の並び毎に各スイッチ回路3a,…,3
fを介して送受信部2の各送受信チャンネルに接続す
る。各スイッチ回路3a…は、スイッチング・コントロ
ーラ4によって任意の振動子Pと送受信チャンネルとを
接続する。コントローラ4は各スイッチ回路3a…を同
一に制御する。送受信チャンネルは方位方向の振動子数
と同一数である。送受信部2の各受信出力は信号処理部
30を介して表示部6に送られる。信号処理部30は最
初に整相加算器31で方位方向の整相加算を行い、この
データをデジタル化してメモリ33に格納し、次いで整
相加算器34でレンズ方向の整相加算を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波診断装置に係
り、とくに、被検体に超音波を送受信する振動子とし
て、微小な圧電振動子を方位方向(走査方向)とレンズ
方向との2次元に配列した2次元アレイ構造の探触子を
用いた超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波診断装置の超音波探触子
(以下、単に探触子という)としては、診断目的や走査
性能の面から様々な構成のものが使われている。
【0003】この内、1次元方向の走査を目的とした探
触子には、図19に示した構造のものが知られている。
この図19に示した探触子101は、複数の単位振動子
a,b,c,…を方位方向xに配列した1次元アレイ構
造を有する。この探触子101をリニア電子走査で駆動
させる場合、探触子101中の任意の複数個の振動子を
1組として駆動させる。この駆動に当たっては、例え
ば、走査方向の中心に位置する振動子とその横方向の振
動子との間で駆動タイミングをずらしてやることによ
り、各振動子の発生音波の位相差を利用でき、振動子群
の中心部に直交する被検体方向に集束(フォーカス)し
た超音波ビームが形成される。そこで、駆動させる複数
の振動子全体を、例えば1振動子分ずつ方位方向xにず
らしながら駆動させることにより、超音波ビームの送波
点位置を電子的に方位方向xに順次ずらすことができ、
リニア走査がなされる。受信に際しても、送信振動子と
同一の振動子が超音波エコー信号を受信し、電圧信号に
変換する。この変換された電圧信号は受信回路に送られ
て超音波画像データに再構成され、その後、TVモニタ
などのディスプレイに表示される。
【0004】また、セクタ法であれば、駆動する1組の
振動子群に対して、超音波ビームの走査方向が超音波1
パルス毎に順次扇形に変わるように、各振動子の駆動タ
イミングを変化させる。これにより、リニア法と同様の
処理を経て、セクタ方式の超音波画像をディスプレイに
表示させることができる。
【0005】しかし、このような1次元アレイ構造の探
触子を用いた場合、超音波ビームは各振動子の配列方向
である方位方向x、即ち1次元の方向にしか走査できな
いという不便さがある。
【0006】そこで、走査方向を1次元に限定されず、
方位方向xに直交するレンズ方向yを加えた2次元方向
に走査できる2次元アレイ構造の探触子が開発された。
この2次元アレイ構造の探触子の例を図20に示す。こ
の図20に示した探触子102は、方位方向xのみなら
ずレンズ方向yにも複数の単位振動子1a,1b,1
c,…,2a,2b,2c,…,5d,5e,5fを配
列したものである。
【0007】この2次元アレイの探触子102を駆動さ
せ、方位方向及びレンズ方向に受信超音波ビームを偏向
させるには、全振動子と送受信部との間に個別にスイッ
チを設け、それらのスイッチを順番に切り換えてデータ
を得る構成が考えられる。
【0008】一方、レンズ方向の偏向には、従来周知で
ある、音響レンズを用いることもできる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2次元
アレイ構造の探触子を用いる場合、その2次元アレイを
形成している複数の振動子夫々について、送受信回路を
個別に用意しなければならないので、必然的に送受信の
回路規模が増大し、装置が大形化するととともに、演算
処理も増えて、リアルタイム性が低下する。また、音響
レンズを用いる構成では、レンズ方向の指向性が予め決
められてしまい、それ以上、焦点を任意に変更できない
し、送受波面の開口面積を調整して、ビームの広がりを
変更できない。
【0010】本発明は、このような従来技術の様々の問
題に鑑みてなされたもので、2次元アレイの探触子を用
いて3次元の受信ビームを形成し、方位方向、レンズ方
向に高い分解能を得ると共に、送受信の回路規模の増大
を抑制した状態で、被検体に対する超音波の送受信回数
を減らすことができるようにした超音波診断装置を提供
することを、第1の目的とする。
【0011】また、第1の目的に加えて、受信電気信号
の整相加算処理におけるメモリの容量を減らすことがで
き、且つ、演算処理の負荷を軽減させた超音波診断装置
を提供することを、第2の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、請求項1記載の発明では、被検体に対して超音
波を送波し、受波されたエコー信号に基いて超音波画像
を再構成する超音波診断装置において、2次元方向に配
列された複数の振動子と、任意の振動子と送受信回路と
の接続を切り換える切換手段と、受信されたエコーデー
タを順次記憶する記憶手段と、記憶されたエコーデータ
を加算して超音波画像を再構成する手段とを備えた。
【0013】また、請求項2、3記載の発明では、被検
体に対して超音波を送信し、受信された超音波エコー信
号に基いて超音波画像を再構成する超音波診断装置にお
いて、電気信号と超音波信号とを双方向に変換可能な複
数の振動子を方位方向及びレンズ方向の2次元に配列し
た構造を有した探触子と、この探触子の各振動子を励振
するための電気信号を出力し且つ各振動子が変換した電
気信号を入力可能な送受信手段と、上記探触子の全振動
子を複数の群に分割し、その分割した群毎に振動子の切
換を指令する切換指令手段と、この切換指令手段が指令
した振動子群と上記送受信手段とを電気的に接続する切
換手段と、前記送受信手段が得た、上記全振動子分の超
音波エコー信号に対応する電気信号を記憶する記憶手段
と、前記被検体内の診断位置に超音波エコー信号が集束
するように、前記記憶手段の記憶データに遅延を掛けて
加算する演算手段と、この演算手段の演算値に応じて超
音波画像を表示する表示手段とを備えた構成を要部とす
る。
【0014】さらに、請求項4〜8記載の発明では、被
検体に対して超音波を送信し、受信された超音波エコー
信号に基いて超音波画像を再構成する超音波診断装置に
おいて、電気信号と超音波信号とを双方向に変換可能な
複数の振動子を方位方向及びレンズ方向の2次元に配列
した構造を有した探触子と、この探触子の各振動子を励
振するための電気信号を出力し且つ各振動子が変換した
電気信号を入力可能な送受信手段と、上記探触子の全振
動子を方位方向又はレンズ方向の振動子の並びに予め分
割しておき、その分割した並び毎に振動子の切換を指令
する切換指令手段と、この切換指令手段が指令した並び
の振動子と上記送受信手段とを電気的に接続する切換手
段と、前記被検体内の診断位置を焦点として含み且つ前
記方位方向及びレンズ方向の内の一方に直交する面に沿
って超音波エコー信号が集束するように、前記送受信手
段が同時に得た電気信号群を遅延させて加算する第1の
演算手段と、この第1の演算手段の演算値を記憶する記
憶手段と、前記被検体内の診断位置を焦点として含み且
つ前記レンズ方向及び方位方向の内の他方に直交する面
に沿って超音波エコー信号が集束するように、上記記憶
手段の記憶データ群を遅延させて加算する第2の演算手
段と、この第2の演算手段の演算値に応じて超音波画像
を表示する表示手段とを備えた構成を要部とする。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明では、2次元アレイを構成
している複数の振動子を任意の振動子毎に超音波を送受
させることにより、受信された信号又は受信された信号
のいくつかに遅延を掛けて加算した信号を基に超音波画
像を再構成する。これによって回路規模を増大すること
なく高分解能を図ることができる。
【0016】請求項2、3記載の発明では、切換指令手
段が探触子の例えば方位方向(走査方向)の並びの複数
の振動子を一つの群として、その群毎に振動子の切換を
指令すると、その指令に対応した振動子群と送受信手段
とが切換手段により接続される。そこで、この切換を繰
り返しながら、送受信手段が探触子を駆動させるので、
送受信手段は指令された振動子群毎の超音波エコー信号
に対応した電気信号を得る。この受信電気信号は記憶手
段に全振動子分について記憶された後、演算手段に読み
出される。演算手段は被検体内の診断位置に超音波エコ
ー信号が集束するように、記憶データの複数の所定領域
のものに異なる遅延を掛けて加算し、画像データを生成
する。この画像データは表示手段により超音波画像とし
て表示される。これにより、超音波受信ビームを3次元
的に集束させることができる一方で、全振動子を群に分
けて送受信することにより、送受信の回数が少なくな
り、送受信手段の送受信チャンネル数も振動子別に個別
チャンネルを持つ場合に比べて少なくて済む。また、診
断位置には複数の振動子からの超音波信号が送受される
ので、エコー信号のパワーも大きくなる。
【0017】請求項4〜8記載の発明では、切換指令手
段が探触子の全振動子を方位方向又はレンズ方向の振動
子の並びに予め分割しておき、その分割した並び毎に振
動子の切換を指令すると、その指令に対応した並びの各
振動子と送受信手段とが切換手段により接続される。そ
こで、この切換を繰り返しながら、送受信手段が探触子
を駆動させるので、送受信手段は指令された並び、例え
ば方位方向の各振動子毎の超音波エコー信号に対応した
電気信号を得る。この各並びの複数の受信電気信号は第
1の演算手段にて異なる遅延時間で遅延された後、加算
される。これにより、被検体内の診断位置を焦点として
含み且つ方位方向及びレンズ方向の内の一方に直交する
面に沿って超音波エコー信号が演算上、集束し、焦点位
置、即ち診断位置の画像データが得られる。この演算値
は上記振動子並び毎に記憶手段に記憶される。そして、
例えば上記振動子並びの全部の演算、記憶が終了する
と、記憶手段の記憶データ群が第2に演算手段に読み出
される。第2に演算手段は、読み出したデータ分群を異
なる遅延時間で遅延させて加算する。これにより、診断
位置を焦点として含み且つレンズ方向及び方位方向の内
の他方に直交する面に沿って超音波エコー信号が演算
上、集束する。つまり、超音波ビームは被検体内の深さ
方向、方位方向、及びレンズ方向の3次元方向に絞ら
れ、そのときの集束位置、即ち診断位置の画像データが
第2の演算手段から得られ、この画像データが超音波画
像として表示される。このように、所定並び毎の複数の
受信信号をまず、その並び方向について整相加算を行
い、この加算値を各並びについて一次記憶しておき、そ
の後、その並びに直交する方向について整相加算を行う
2段の処理となる。これにより、記憶手段の容量が少な
くてもよく、また演算回数も少なくなる。
【0018】とくに、請求項5、6記載の発明の第1、
第2の演算手段では、入力した電気信号群に、異なる複
数パターンの遅延時間を与えてパターン毎に加算するこ
とにより、同時に複数の診断位置の画像データが得られ
る。
【0019】また、請求項7、8記載の発明では、深さ
情報発生手段を備え、この手段からの経時的に変化する
診断深さ情報に応じて第1、第2の演算手段の遅延時間
を変更すると、受信ビームの焦点位置を経時的に変更で
きる。さらに、その診断深さ情報に応じて第1、第2の
演算手段の重み係数を変更すると、探触子の受信開口面
積を変えることができ、診断深さを変えても診断位置の
ビームを細く保つことができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0021】(第1実施例)第1実施例を図1〜図4を
参照して説明する。この実施例は単一の診断位置αを焦
点にして超音波受信ビームを形成するものである。
【0022】図1に示す超音波診断装置は、2次元アレ
イ構造の探触子1と、この探触子1を介して超音波信号
の送受を行わせる、送受信手段としての送受信部2と、
この送受信部2と探触子1との接続状態を切り換え可能
な、切換手段としてのスイッチ回路群3と、このスイッ
チ回路群3の切換を指令する、切換指令手段としてのス
イッチング・コントローラ4と、送受信部2の受信信号
からエコーデータを形成する信号処理部5と、この信号
処理部5の処理データを表示する表示部6とを備えてい
る。なお、図中、符号7はシステム全体の動作タイミン
グを制御するタイミング・コントローラであり、符号8
は被検体である。また、被検体8の深さ方向をzで表
す。
【0023】探触子1は、電圧信号と超音波信号とを双
方向に変換可能な複数個の圧電素子を振動子としてお
り、方位方向(即ち走査方向)xの各並びに複数個の同
一特性の振動子P1y,P2y,P3y,P4y,P5y,P
6y(y=1〜5)を配列し、方位方向xに直交するレン
ズ方向yの各並びに複数個の同一特性の振動子Px1,P
x2,Px3,Px4,Px5(x=1〜6)を配列し、2次元
アレイを構成している。
【0024】送受信部2は、基準信号発生源11、パル
サ群12、プリアンプ群13を備えている。基準信号発
生源11は、nチャンネル(ここでは6チャンネル)の
出力回路を有し、その各出力端がパルサ群12の各パル
サ12a,…,12fに接続されている。パルサ12
a,…,12fは、夫々、基準信号発生源11からの基
準パルス信号を増幅する。パルサ12a,…,12fの
出力端は、スイッチ回路群3の各スイッチ回路3a,
…,3fの一方の1個の入出力端に夫々接続され、その
入出力端はプリアンプ群13の各プリアンプ13a,
…,13fにも接続されている。
【0025】スイッチ回路3a,…,3fは、夫々、探
触子1のy方向の振動子数と同じm個(ここでは5個)
のスイッチング素子a,…,eを、図2に示すように内
臓している。これらのスイッチング素子a,…,eは例
えばMOS型FETで成る。それらのスイッチング素子
a,…,eの一方の端子は並列接続されて前記パルサ1
2a(…,12f)の出力端に各々接続され、他方の端
子は、対応するレンズ方向yの振動子Px1,…,Px5
個別に接続されている。スイッチ回路3a,…,3fの
各々には、予め設定したタイミングでスイッチング・コ
ントローラ4からの切換信号が供給される。これによ
り、スイッチング素子a,…,eは切換信号に応じて選
択的に導通状態(オン)に設定される。スイッチング・
コントローラ4は例えばコンピュータで構成され、予め
設定したタイミングでスイッチ回路3a,…,3fの切
換を制御する。
【0026】信号処理部5は図示のように、A/D変換
器群15、メモリ16、整相加算器17を備えている。
この内、A/D変換器群15、メモリ16が発明の記憶
手段を構成し、整相加算器17が演算手段を構成してい
る。A/D変換器群15は、プリアンプ13a,…,1
3fの各アナログ出力信号をデジタル信号に変換してメ
モリ16に出力する。メモリ16は、A/D変換器群1
5からのデジタル受信信号を全振動子の所定時間分、一
時的に記憶する。整相加算器17は例えばデジタル処理
回路で構成され、メモリ16の記憶データを所定タイミ
ングで読み出し、被検体8内の診断位置αを焦点とし
て、この焦点から全振動子P11,P21,…,P55,P65
までの伝搬時間に相当した遅延を掛けた整相加算を行
う。この整相加算は遅延と加算によってなされる。
【0027】表示部6は発明の表示手段を成すもので、
検波回路21、フレームメモリ22、D/A変換器2
3、及びTVモニタ24を備える。検波回路21はデジ
タル信号のまま高周波信号を検波し、検波した信号をフ
レームメモリ22に記憶させる。このフレームメモリ2
2の記憶データはTVモニタ24の表示タイミングで読
み出され、D/A変換器23によりアナログ信号に変換
される。この変換信号はTVモニタ24に供給され、表
示される。
【0028】次に、本第1実施例の動作を図3を用いて
説明する。
【0029】基準信号発生源11から出力された基準パ
ルス信号は、パルサ12a,…、12fで夫々増幅され
た後、スイッチ回路3a,…,3fを介して探触子1に
送られる。このとき、例えば、スイッチング・コントロ
ーラ4によって各スイッチ回路3a,…,3fのスイッ
チング素子aが一定時間T(図3中の(a1)参照)だ
け共にオン状態に設定されたとする。これにより、パル
サ12a,…、12fの出力信号は各スイッチ回路3
a,…,3fの各スイッチング素子aを通って探触子1
の内、方位方向xにおける1番目の並びの振動子P11
21,P31,P41,P51,P61を一度に励振する(図3
中の(a2)参照)。これにより、各振動子P11,…,
61から超音波信号が被検体8に向けて送信される。こ
の送信ビームは診断位置αを含み、しかもある広がりを
有する。
【0030】一方、被検体内で反射された超音波信号は
探触子1に戻り、各振動子P11,…,P61にて超音波エ
コー信号が電圧信号に変換される(図3中の(a3)参
照)。しかし、いま各スイッチ回路3a,…,3fの各
スイッチング素子aのみがオン状態になっているから、
方位方向xにおける1番目の並びの振動子P11,…,P
61の電圧信号のみが送受信部2に取り出され、プリアン
プ13a,…,13fで個別に増幅される。この増幅さ
れたエコー信号は、信号処理部5にてA/D変換器群1
5にて個別にデジタル信号に変換された後、メモリ16
の所定領域に記憶される。
【0031】このようにして、1番目の並びの振動子群
に対する導通時間Tが経過すると、スイッチング・コン
トローラ4は今度は、各スイッチ回路3a,…,3fの
各スイッチング素子bのみを所定時間Tだけ同時にオン
にする(図3中の(b1)参照)。このため、今度は方
位方向xにおける2番目の並びの振動子P12,…,P62
が一度に励振され(図3中の(b2)参照)、これらの
振動子P12,…,P62を通してエコー信号が受信される
(図3中の(b3)参照)。
【0032】以下、同様にして方位方向xにおける5番
目の並びの振動子P15,…,P65まで繰り返されると、
信号処理部5内の整相加算器17は、メモリ16内の記
憶データを読み出して、単独の診断位置αを焦点とする
整相加算を行う。つまり、受信後の演算によって、図4
に示すように焦点αに受信ビームを収束させるよう各デ
ータに遅延を掛け、加算する。このようにして得られた
加算値は、診断位置αのある時間における画像データで
あり、この画像データが表示部6の検波器21を介して
フレームメモリ22に記憶された後、所定タイミングで
読み出されてTVモニタ24に表示される。
【0033】上述のように探触子1の全振動子P11
…,P65の駆動が終わると、スイッチング・コントロー
ラ4は再び方位方向xの1番目の並びの振動子P11
…,P61を駆動させるべく、次の駆動サイクルに移行す
る。これにより、上述した動作が繰り返される。
【0034】このように探触子1の全振動子P11,…,
65を、方位方向xの並びを一つの群として分割し、そ
の群毎に駆動させることにより、送受信部2の送受信チ
ャンネル数が方位方向xの振動子数分だけあればよい。
このため、2次元アレイ構造の探触子2を駆動させる場
合でも、全振動子分の送受信チャンネル数だけ持たせる
場合に比べて全体の回路規模が著しく小さくなる。
【0035】なお、上記実施例の構成をドプラ断層を含
むドプラ計測に適用する場合、計測位置は固定点となる
ため、又は、スライス厚を薄くする必要はないため、探
触子1の被検体8側にレンズ方向の集束を行う音響レン
ズを設置し、整相加算器17は方位方向のみの集束を行
うように設定し、スイッチング・コントローラ4はスイ
ッチ回路3a,…,3fの各スイッチング素子a,…,
eを同時に導通させ、全振動子P11,…,P65を作動さ
せる。これにより、全振動子P11,…,P65からの音響
エネルギーが計測位置に集中し、エコー信号のエネルギ
ーも大きくなって、良好なS/N比で計測できる。
【0036】また、上記実施例において、送信時に遅延
を掛けていないが、基準信号発生源11とパルサ12
a,…,12eの間に遅延回路を個別に挿入し、それら
の回路の遅延時間を送信超音波信号が診断位置αを含み
且つ方位方向xに垂直な面に沿って集束するように設定
してもよい。これにより、診断位置αから反射する超音
波のエネルギーが上がり、サイドローブが減少して、S
/N比が良くなる。
【0037】(第2実施例)続いて、図5〜図9に基づ
き第2実施例を説明する。この第2実施例は、単独の診
断位置αに対する整相加算の信号処理を方位方向xとレ
ンズ方向yに分けて行うものである。ここで、前述した
第1実施例と同一の構成要素には同一符号を付して、そ
の説明を簡略化又は省略する。
【0038】図5に示す超音波診断装置の信号処理部3
0は、その入力側に第1の演算手段としての方位方向整
相加算器31が設けられ、この整相加算器31の出力側
にA/D変換器32、メモリ33、及び第2の演算手段
としてのレンズ方向整相加算器34を備えている。つま
り、第1実施例で示した整相加算器を方位方向及びレン
ズ方向の2段に分けた構成となっている。A/D変換器
32及びメモリ33が記憶手段を成す。
【0039】方位方向整相加算器31は、図6に示すよ
うに、送受信部2のプリアンプ13a,…,13fの出
力信号を個別に入力する一組(6個)の遅延回路36
a,…,36fと、この遅延回路36a,…,36fの
各出力信号を加算し、A/D変換器32に供給する加算
器37とを備えている。遅延回路36a,…,36fの
各遅延時間は図7Aの曲線上の所定点の値に設定されて
おり、これにより、方位方向xの振動子P1y,P2y,P
3y,P4y,P5y,P6y(y=1〜5)の受信超音波ビー
ムは図8Aのように、演算上、方位方向xに垂直な面で
あって診断位置αを含む面に沿った指向性を有する。
【0040】また、メモリ33は、図9に示すように、
単一の診断位置αに対して方位方向xに1列、レンズ方
向yに5行、及び走査時間tの3次元のマトリクスを有
し、各方向のデータ記憶できる。
【0041】レンズ方向整相加算器34は、図6と同等
の回路構成をデジタル処理によって行うものである。つ
まり、デジタル処理に係る遅延回路の各遅延時間は図7
Bの曲線上の所定点の値に設定され、その指向性は図8
Bのように、演算上、レンズ方向yに垂直な面であって
診断位置αを含む面に沿った指向性を有する。
【0042】その他の構成及びその動作は第1実施例と
同一である。
【0043】この超音波診断装置において、探触子1の
方位方向xの振動子P1y,…,P6y(y=1〜5)毎の
受信信号が送受信部2から各々出力されると、それらの
受信信号は最初に方位方向整相加算器31で異なる遅延
時間の遅延が掛けられ、加算される。これにより、振動
子P1y,…,P6yの並び毎に診断位置αを焦点として演
算上、超音波受信ビームが方位方向xで絞られ、診断位
置αの画像データが演算される。この画像データはA/
D変換器32でアナログ信号からデジタル信号に変換さ
れ、メモリ33の1番目の位置に格納される。以下、こ
れを振動子P1y,…,P6yの並び毎に繰り返し、1巡目
の走査が終わると、メモリ33の1列のデータが埋ま
る。これらの1列の記憶データは今度はレンズ方向整相
加算器34によって一度に読み出され、デジタル的に遅
延及び加算される。つまり、一度、方位方向整相加算器
31により診断位置αを焦点として方位方向xで絞られ
た超音波の各ビームは、今度は、演算上、合算されてレ
ンズ方向yで絞られる。このため、レンズ方向整相加算
器34の演算値に相当するビームは、図4と同様に診断
位置αを焦点とした3次元の形状を成し、その診断位置
αのエコーデータが高いS/N比で得られ、このエコー
データが表示部に送られる。
【0044】このように、方位方向xには振動子の並び
毎の走査を行い、レンズ方向yには開口合成を行うこと
により、メモリ33の容量が少なくて済む。
【0045】なお、各整相加算器31、34の遅延時間
パターンを変更することにより、診断位置、即ち受信超
音波ビームの焦点位置を、被検体8の表面から任意の深
さ及び角度の位置に設定できる。
【0046】(第3実施例)第3実施例を図10に基づ
き説明する。この第3実施例は、診断位置のレンズ方向
yの位置は常に中心位置とする、即ちレンズ方向yには
偏向をかけない場合の例である。ここで、前述した第2
実施例と同一の構成要素には同一符号を付して、その説
明を簡略化又は省略する。
【0047】このために、切換手段としてのスイッチ群
38の各スイッチ回路38a,…,38fの夫々は、図
10のように接続している。即ち、各スイッチ回路38
a(…,38f)の探触子1側の端子数は3つとし、送
受信部2側の共通端子との間で任意に選択切換できるよ
うになっている。そして、レンズ方向yの並びの複数且
つ奇数個の振動子Px1,Px2,Px3,Px4,Px5(x=
1〜6)の内、中心位置の振動子Px3を単独に引き出
し、その両側の振動子Px2,Px4を並列に接続し、さら
に、その両側の振動子Px1,Px5を並列に接続し、それ
らの3つの引き出し端子をスイッチ回路の3つの入出力
端に接続したものである。なお、本第3実施例における
信号処理部30のレンズ方向整相加算器34は、y方向
の中心位置にビームが集束する遅延時間パターンとして
いる。その他は第2実施例と同一の構成である。
【0048】このように構成して、前述した各実施例と
同様に方位方向xの振動子毎に走査させる。これによ
り、1番目(y=1)の並びの振動子P1y,…,P6y
駆動させるときは、5番目(y=5)の並びの振動子P
1y,…,P6yも同時に駆動し、2番目(y=2)の並び
の振動子P1y,…,P6yを駆動させるときは、4番目
(y=4)の並びの振動子P1y,…,P6yも同時に駆動
する。このため、方位方向xに対しては任意に偏向し、
レンズ方向yに対しては常に中心位置とした位置に、3
次元の受信ビームを集束させることができる。この場合
には、超音波の送受信回数を前記各実施例の場合に比べ
て全体で3/5に減るから、リアルタイム性が向上す
る。
【0049】(第4実施例)第4実施例を図11〜図1
4に基づき説明する。この第4実施例は、被検体内の任
意のスライス面、即ち2次元の診断位置αxy(ここで
は、x=3,y=2とする)に対する整相加算の信号処
理を方位方向xとレンズ方向yに分けて行うものであ
る。ここで、前述した第1実施例と同一の構成要素には
同一符号を付して、その説明を簡略化又は省略する。
【0050】図11に示す超音波診断装置の信号処理部
40は、その入力側に第1の演算手段としての6個の方
位方向整相加算器41a,…,41fを備え、その出力
側にA/D変換器42a,…,42f、メモリ43、及
び第2の演算手段としてのレンズ方向整相加算器44を
備えている。A/D変換器42a,…,42f及びメモ
リ43は記憶手段を成す。
【0051】方位方向整相加算器41a,…,41fの
夫々は、図12に示すように、プリアンプ13a,…,
13fの出力信号を個別に入力する遅延回路46a,
…,46fと、この遅延回路46a,…,46fの出力
信号を加算する加算器47とを備えている。この内、遅
延回路46a,…,46fの遅延時間は、受け持ちの診
断位置αxyを含み且つに方位方向xに垂直な面に沿って
受信ビームを集束させるように設定されている。この遅
延時間のパターンとしては、例えば図13Aのようであ
る。
【0052】この方位方向整相加算器41a,…,41
fの各出力信号は、対応するA/D変換器42a(…,
42f)によりデジタル信号に変換され、メモリ43に
記憶される。メモリ43は、診断位置αxyの数、レンズ
方向の振動子数、及び時間軸の3次元のエコーデータを
格納できる。
【0053】さらに、レンズ方向整相加算器44は、図
12と同等の遅延、加算の回路構成をデジタル処理によ
って行うものである。つまり、このデジタル処理に係る
遅延回路の遅延時間も設定され、診断位置αxyを含み且
つにレンズ方向yに垂直な面に沿って受信ビームを集束
させるように設定されている。図13Bに遅延時間パタ
ーンの例を示す。
【0054】その他の構成は、第1実施例と同一であ
る。
【0055】このため、送受信部2を駆動して得られる
受信信号は、まず、方位方向整相加算器41a,…,4
1fにて個別に整相加算され、図14Aに示すような受
信ビームが演算上、形成される。このビーム形成に伴う
エコーデータはデジタル信号に変換されてメモリ43の
所定位置に各々格納される。探触子1を所定時間駆動
し、メモリ43の全領域が埋まると、それらの格納デー
タはレンズ方向整相加算器44から読み出され、診断位
置αxyに個別に対応して整相加算が実施される。これに
より、既に方位方向xに垂直な面に沿って絞られた受信
ビームは、図14Bに示す如くレンズ方向yに垂直な面
に沿って受信ビームが絞られるから、各診断位置αxy
対する受信ビームは3次元に絞られる。これにより、被
検体内の2次元スライス面を高いリアルタイム性を保持
した状態で走査できる。
【0056】また、この実施例では送信時に遅延を掛け
ていないから、送信超音波信号は探触子1の方位方向x
に広がったビームとなり、一回の送信で複数の診断位置
αxy全部に超音波が到達する。このため、送信に要する
時間を節約でき、リアルタイム性を向上させる。
【0057】なお、上述した第4実施例では、整相加算
器の数を変えることにより、スライス面内の診断位置α
xyの数を容易に変えることができる。また、同一の整相
加算器を用いた場合でも、遅延時間パターンを変えるこ
とにより、診断したい位置を容易に変更できる。さら
に、方位方向x又はレンズ方向yに複数個の診断位置が
並んだ場合にも整相加算器の数を変更するのみで容易に
対処できる。
【0058】一方、上述した第4実施例の信号処理部4
0を全てデジタル化すると、図15のようになる。つま
り、このデジタル化に係る信号処理部50は、送受信部
2のプリアンプ13a,…,13fの出力信号を個別に
デジタル信号に変換するA/D変換器51a,…,51
fと、このA/D変換器51a,…,51fの変換信号
を格納する第1のメモリ52と、このメモリ52の格納
データを読み出して方位方向の整相加算を行う方位方向
整相加算器53と、この加算器53の加算データを記憶
する第2のメモリ54と、このメモリ54の格納データ
を読みだしてレンズ方向の整相加算を行うレンズ方向整
相加算器55とを備えている。両方の整相加算器53、
55は、複数の診断位置に応じて整相加算を時分割によ
り行うことにより、第4実施例と同等の作用を得る。こ
こで、A/D変換器51a,…,51f、第1のメモリ
52、及び方位方向整相加算器53が第1の演算手段を
成し、第2のメモリ54が記憶手段を形成し、さらにレ
ンズ方向整相加算器55が第2の演算手段を形成する。
【0059】なお、前記各実施例における方位方向及び
レンズ方向の整相加算器は、遅延回路と加算器のみで構
成する場合を示したが、この構成に被検体内の診断深さ
に応じて開口を経時的に変える構成を付加してもよい。
つまり、図16に示すように、整相加算器60は受信エ
コー信号を入力する複数の遅延回路61a,…,61f
と、この遅延回路61a,…,61fの出力側に個別に
設けられた重み付け回路62a,…,62fと、この重
み付け回路62a,…,62fの出力信号を加算する加
算器63とを備えている。遅延回路61a,…,61f
は、深さ設定回路65から出力される制御信号DRに応
じて遅延時間を変更できる。また、重み付け回路62
a,…,62fは、制御信号DRに応じて重み係数を変
更でき、それらの重み係数は方位方向x又はレンズ方向
yの各振動子位置に対応している。深さ設定回路65は
深さ情報発生手段を成すもので、基準信号発生器66が
出力する基準パルス信号を利用して制御信号を形成し、
その制御信号DRを出力すると共に、送受信部に励振用
のパルス信号を送る。そこで、診断深さが深い場合に
は、重み付け回路62a,…,62fの重み係数を例え
ば図17中の曲線CAのように設定することにより開口
面積を広く設定できる。また、診断深さが浅い場合に
は、それらの重み係数を例えば図17中の曲線CBのよ
うに設定することにより開口面積を狭くできる。これに
より、受信ビームの焦点位置に応じて開口面積を制御
し、受信ビームのサイドローブを抑圧できると共に、診
断時には、診断したい深さが異なっても常に良好な指向
性をもった受信領域を設定できる。
【0060】なおまた、前記実施例において整相加算の
処理を行う場合、最初に方位方向xについて実施し、そ
の後、レンズ方向yについて実施する構成としたが、反
対の順序で実施するようにしてもよい。
【0061】(第5実施例)さらに、図18に基づき第
5実施例を説明する。図18は本発明に係る超音波診断
装置の第5実施例を示す構成図である。図中、振動子7
0はレンズ方向yに配列された複数の単位振動子ya,
yb,yc…及び方位方向xに配列された複数の単位振
動子xa,xb,xc…から成る2次元アレイから構成
されている。各振動子にはスイッチSW1 ,SW2,S
3 …が接続され、各スイッチは共通の1つのラインに
接続されている。これら各スイッチはコントローラ71
の制御の基に常にいずれか1つのみが選択的にオンする
ように制御される。
【0062】図中、符号72は基準信号発生源、符号7
3は基準信号を増幅してスイッチを介して1つの振動子
を選択的に駆動するパルサである。符号74は駆動され
た振動子から被検体に対して超音波が送波され、同一振
動子で受波されたエコー信号を増幅するプリアンプ、符
号75はエコー信号をデジタル信号に変換するA/D変
換器、符号76は受信エコー信号に対応したデジタルの
エコーデータを順次記憶するメモリである。符号77は
全ての振動子による送受波が行われた後、各々得られた
エコーデータに遅延を掛けて整相加算を行って画像を再
構成する画像再構成回路、符号78は画像再構成回路7
7から出力されるRF信号を検波する画像検波回路、符
号79は再構成画像を表示するディスプレイである。
【0063】次に本実施例の作用を説明する。
【0064】予めコントローラ71の制御に基いて各ス
イッチが選択的にオンされることにより、2次元アレイ
を構成しているx列及びy列の各振動子は順次パルサ7
3によって駆動され、被検体に対して超音波の送受波が
行われる。順次受波されたエコー信号はデジタル信号に
変換された後、メモリ76にエコーデータとして記憶さ
れる。このようにして記憶されたエコーデータは画像再
構成回路77によって取り出され、整相加算により画像
再構成が行われる。再構成画像は画像検波回路78によ
って検波された後、ディスプレイ79に表示される。
【0065】この実施例によれば、各振動子に駆動電圧
を印加し且つ受信されたエコー信号を処理する送受信回
路を1系統設けるだけで画像再構成を行うことができ
る。このため、回路規模を増大させることなく画像再構
成の高分解能化を図ることができる。
【0066】また本実施例では、振動子によって得られ
る画像の全てを得るのに要する超音波の送受信回数は振
動子の数だけ行えばよい。一般に画像の滑らかさを確保
することから、画像の走査線は振動子数よりも多いた
め、これによってリアルタイム性を向上させることがで
きる。特に、本実施例は体表付近の部位の診断に適用し
て効果的である。
【0067】なお、上記各実施例はリニア走査法、セク
タ走査法、コンベックス走査法のいずれにも適用でき
る。
【0068】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る超音波診断装
置は、2次元アレイを構成している複数の振動子を、任
意の振動子毎に送受波させるようにしたため、送受信の
回路規模を増大させることなく、画像の高分解能化を図
ることができる。
【0069】また請求項2、3記載の発明に係る超音波
診断装置では、切換指令手段が指令した探触子の振動子
群(例えば方位方向の並びの複数の振動子から成る)毎
に、その複数の振動子と送受信手段とを切換手段が同時
に切換接続し、この切換を繰り返しながら超音波の送受
信を行って受信データを記憶手段に記憶し、一巡の走査
が終わった時点で、記憶データから整相加算によって画
像データを生成するようにした。このため、整相加算を
診断位置からの距離に応じて実施することにより、受信
超音波ビームを演算上で3次元に集束させることがで
き、ビームを振って3次元画像を得ることが可能とな
り、さらにビームを細くして良好な指向性を作り出すこ
とができる一方で、振動子群毎に送受信を行うことによ
って、全振動子を個別に送受信する場合に比べ、送受信
の回数を格段に減らすことができ、良好なリアルタイム
性を確保でき、さらに、送受信チャンネル数も比較的少
なくて済むから、装置のコンパクトさを維持できる。ま
た、群毎に複数の振動子が一度に超音波を送信すること
から、反射波のエネルギーも上がり、S/N比も向上す
る。
【0070】さらに請求項4〜8記載の発明に係る超音
波診断装置では、切換指令手段が指令した、方位方向又
はレンズ方向の並びに複数の振動子毎に、それらの振動
子と送受信手段とを切換手段が切り換え、接続し、この
切換・接続を繰り返しながら例えば最初に方位方向の整
相加算を第1の演算手段で行って、その演算データを記
憶手段に記憶し、この一連の記憶データに基づき今度は
第2の演算手段で例えばレンズ方向の整相加算を行う構
成とした。このため、第2の演算手段の演算データは、
超音波受信ビームを方位方向、レンズ方向、及び深さ方
向の3次元に集束させたときの画像データとなるから、
容易に3次元の超音波画像を再構成することができると
共に、受信ビーム形成のための整相加算を2段階で行う
ため、その中間の記憶手段の容量が格段に少なくて済む
から、装置の大形化を防止でき、且つ、整相加算に要す
る演算回数も、全ての整相加算を一括して行う場合に比
べて少なくなり、リアルタイム性の確保に寄与できる。
【0071】この内、とくに、請求項5、6記載の発明
では、全振動子の一回の駆動によって複数の診断位置の
画像データを同時に生成でき、被検体内のスライス面の
画像も容易に得られる。また、請求項7、8記載の発明
では、被検体の診断深さを経時的に変化させる場合で
も、その深さに合わせて焦点及び開口面積を調整でき、
常に良好な指向性のビーム領域を使った診断を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る超音波診断装置のブ
ロック図。
【図2】スイッチ回路の構成を示す機能回路図。
【図3】方位方向の振動子群毎の送受信タイミングを示
すタイミングチャート。
【図4】3次元の方向に集束した受信ビームの形状を示
す説明図。
【図5】本発明の第2実施例に係る超音波診断装置のブ
ロック図。
【図6】整相加算器の構成を示すブロック図。
【図7】(A),(B)は夫々、単一診断位置に対する
方位方向、レンズ方向の遅延時間パターンを示すパター
ン図。
【図8】(A),(B)は夫々、単一診断位置に対する
方位方向、レンズ方向の受信ビームの形状を示す形状
図。
【図9】メモリの構成例を示す概念図。
【図10】本発明の第3実施例に係る超音波診断装置の
ブロック図。
【図11】本発明の第4実施例に係る超音波診断装置の
ブロック図。
【図12】整相加算器の構成を示すブロック図。
【図13】(A),(B)は夫々、複数診断位置に対す
る方位方向、レンズ方向の遅延時間パターンを示すパタ
ーン図。
【図14】(A),(B)は夫々、複数診断位置に対す
る方位方向、レンズ方向の受信ビームの形状を示す形状
図。
【図15】第4実施例の変形例に係る超音波診断装置の
信号処理部のブロック図。
【図16】本発明の応用実施例に係る整相加算器のブロ
ック図。
【図17】診断深さの大小に対応した重み係数の違いを
説明する説明図。
【図18】本発明の第5実施例に係る超音波診断装置の
ブロック図。
【図19】1次元アレイ構造の従来の探触子の概略を示
す斜視図。
【図20】2次元アレイ構造の従来の探触子の概略を示
す斜視図。
【符号の説明】
1 探触子 Pxy 振動子 2 送受信部 3 スイッチ回路群 3a,…,3f スイッチ回路 4 スイッチング・コントローラ 5 信号処理部 6 表示部 15 A/D変換器群 16 メモリ 17 整相加算器 30 信号処理部 31 方位方向整相加算器 32 A/D変換器 33 メモリ 34 レンズ方向整相加算器 36a,…,36f 遅延回路 37 加算器 38 スイッチ回路群 38a,…,38f スイッチ回路 40 信号処理部 41a,…,41f 方位方向整相加算器 42a,…,42f A/D変換器 43 メモリ 44 レンズ方向整相加算器 46a,…,46f 遅延回路 47 加算器 50 信号処理部 51a,…,51f A/D変換器 52 第1のメモリ 53 方位方向整相加算器 54 第2のメモリ 55 レンズ方向整相加算器 60 信号処理部 61a,…,61f 遅延回路 62a,…,62f 重み付け回路 63 加算器 65 深さ設定回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に対して超音波を送波し、受波さ
    れたエコー信号に基いて超音波画像を再構成する超音波
    診断装置において、2次元方向に配列された複数の振動
    子と、任意の振動子と送受信回路との接続を切り換える
    切換手段と、受信されたエコーデータを順次記憶する記
    憶手段と、記憶されたエコーデータを加算して超音波画
    像を再構成する手段とを備えたことを特徴とする超音波
    診断装置。
  2. 【請求項2】 被検体に対して超音波を送信し、受信さ
    れた超音波エコー信号に基いて超音波画像を再構成する
    超音波診断装置において、電気信号と超音波信号とを双
    方向に変換可能な複数の振動子を方位方向及びレンズ方
    向の2次元に配列した構造を有した探触子と、この探触
    子の各振動子を励振するための電気信号を出力し且つ各
    振動子が変換した電気信号を入力可能な送受信手段と、
    上記探触子の全振動子を複数の群に分割し、その分割し
    た群毎に振動子の切換を指令する切換指令手段と、この
    切換指令手段が指令した振動子群と上記送受信手段とを
    電気的に接続する切換手段と、前記送受信手段が得た、
    上記全振動子分の超音波エコー信号に対応する電気信号
    を記憶する記憶手段と、前記被検体内の診断位置に超音
    波エコー信号が集束するように、前記記憶手段の記憶デ
    ータに遅延を掛けて加算する演算手段と、この演算手段
    の演算値に応じて超音波画像を表示する表示手段とを備
    えたことを特徴とする超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 前記切換指令手段は、前記探触子の方位
    方向の並びに配設された複数の振動子を1つの群として
    指令する請求項2記載の超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 被検体に対して超音波を送信し、受信さ
    れた超音波エコー信号に基いて超音波画像を再構成する
    超音波診断装置において、電気信号と超音波信号とを双
    方向に変換可能な複数の振動子を方位方向及びレンズ方
    向の2次元に配列した構造を有した探触子と、この探触
    子の各振動子を励振するための電気信号を出力し且つ各
    振動子が変換した電気信号を入力可能な送受信手段と、
    上記探触子の全振動子を方位方向又はレンズ方向の振動
    子の並びに予め分割しておき、その分割した並び毎に振
    動子の切換を指令する切換指令手段と、この切換指令手
    段が指令した並びの振動子と上記送受信手段とを電気的
    に接続する切換手段と、前記被検体内の診断位置を焦点
    として含み且つ前記方位方向及びレンズ方向の内の一方
    に直交する面に沿って超音波エコー信号が集束するよう
    に、前記送受信手段が同時に得た電気信号群を遅延させ
    て加算する第1の演算手段と、この第1の演算手段の演
    算値を記憶する記憶手段と、前記被検体内の診断位置を
    焦点として含み且つ前記レンズ方向及び方位方向の内の
    他方に直交する面に沿って超音波エコー信号が集束する
    ように、上記記憶手段の記憶データ群を遅延させて加算
    する第2の演算手段と、この第2の演算手段の演算値に
    応じて超音波画像を表示する表示手段とを備えたことを
    特徴とする超音波診断装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の演算手段は、前記送受信手段
    が得た電気信号群に、異なる複数パターンの遅延時間を
    与えてパターン毎に加算する手段である請求項4記載の
    超音波診断装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の演算手段は、前記記憶手段の
    記憶データ群に、異なる複数パターンの遅延時間を与え
    てパターン毎に加算する手段である請求項4記載の超音
    波診断装置。
  7. 【請求項7】 経時的に変化する診断深さ情報を発生す
    る深さ情報発生手段を備える共に、前記第1、第2の演
    算手段は、上記深さ情報発生手段の発生情報に応じて遅
    延時間を変更可能な回路を含むことを特徴とした請求項
    4記載の超音波診断装置。
  8. 【請求項8】 経時的に変化する診断深さ情報を発生す
    る深さ情報発生手段を備える共に、前記第1、第2の演
    算手段は前記探触子の受波時の開口面積を変更可能な重
    み係数を乗じる回路を含み且つその回路は上記深さ情報
    発生手段の発生情報に応じて重み係数を変更可能である
    ことを特徴とした請求項4記載の超音波診断装置。
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