JPH05145749A - 選択的2値化方法 - Google Patents

選択的2値化方法

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JPH05145749A
JPH05145749A JP3331218A JP33121891A JPH05145749A JP H05145749 A JPH05145749 A JP H05145749A JP 3331218 A JP3331218 A JP 3331218A JP 33121891 A JP33121891 A JP 33121891A JP H05145749 A JPH05145749 A JP H05145749A
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雄司 北條
Hisashi Matsuyama
久 松山
Taisuke Tsuji
泰典 辻
Yukari Shiki
ゆかり 四季
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、文字のエッジを検出して
選択的に単純に2値化する像域分離処理に際し、太文字
の輪郭部のみが2値化され、文字の内部が中間調処理さ
れることにより生じる画像劣化と符号量増加を防止す
る。 【構成】 この発明は、原稿濃度が白から黒に急変する
黒エッジ部のエッジ強度検出手段1、このエッジ強度が
所定の閾値を超えたかどうかを判定する判定手段4、黒
エッジに於ける原稿濃度記憶手段2、この記憶済み原稿
濃度に所定の値を加算する加算手段5、この加算手段の
出力と原稿濃度信号の大きさを比較する比較手段6を備
え、原稿の走査方向に沿って、所定の閾値を超える黒エ
ッジ強度を検出してから、原稿濃度がこの黒エッジでの
原稿濃度よりも所定の閾値だけ白側に変化するまでの期
間、単純2値化することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ファクシミリなどに
応用される原稿の像域分離処理に使用される選択的2値
化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年ファクシミリでは高画質化が進み、
文字と写真の混在原稿に対してもより忠実に再現するた
め、文字部を選択的に単純2値化し、写真部は中間調処
理を行う像域分離機能の採用が一般化しつつある。ファ
クシミリ等に搭載する像域分離方法は、簡単なハードウ
ェア構成でリアルタイム処理の可能なものが望ましい。
エッジ検出により文字部を分離する方法は、この要望に
かなっており、例えば画像電子学会昭和61年度全国大
会予稿集「デジタル画像におけるモアレ除去と高精細文
字再現」には、中間調画像の品位を劣化させることなく
文字細線の品位を向上させる選択的エッジ検出法のアル
ゴリズムについて記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、文字の
エッジを検出して選択的に単純に2値化する方法は、比
較的細い文字に対しては有効であるが、太い文字では文
字の輪郭部のみが2値化され、文字の内部は中間調処理
される傾向にある。この傾向は文字の黒濃度が比較的薄
い原稿ではこのことが顕著である。これは画質の劣化と
なりファクシミリの符号化に際してもデータ量が増えて
好ましくない。
【0004】この発明は上述した問題点を解消するため
になされたもので、文字のエッジを検出して選択的に単
純に2値化する像域分離処理に際し、太文字の輪郭部の
みが2値化され、文字の内部が中間調処理されることに
より生じる画像劣化と符号量増加を防止するのを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、原稿濃度が
白から黒に急変する黒エッジ部のエッジ強度検出手段、
このエッジ強度が所定の閾値を超えたかどうかを判定す
る判定手段、黒エッジに於ける原稿濃度記憶手段、この
記憶済み原稿濃度に所定の値を加算する加算手段、この
加算手段の出力と原稿濃度信号の大きさを比較する比較
手段を備え、原稿の走査方向に沿って、所定の閾値を超
える黒エッジ強度を検出してから、原稿濃度がこの黒エ
ッジでの原稿濃度よりも所定の閾値だけ白側に変化する
までの期間、単純2値化することを特徴とする選択2値
化方法。
【0006】
【作用】この発明は、原稿の走査方向に沿って、所定の
閾値を超える黒エッジ強度を検出してから、原稿濃度が
この黒エッジでの原稿濃度より所定の閾値だけ白側に変
化するまでの期間を単純2値化することで、太い文字の
輪郭部のみならず内部も2値化することができる。従っ
て、像域分離処理時の文字部の画像向上および符号量増
加防止を図ることができる。
【0007】
【実施例】以下この発明の実施例を図面に従い説明す
る。
【0008】図1はこの発明の一実施例を示すブロック
図であって、原稿の主走査方向のみでエッジを検出し選
択的2値化を行う場合を示す。
【0009】この図1において、黒エッジ強度検出回路
1は、画信号Vpから主走査方向の黒エッジ(白から黒
への急激な変化点)強度を検出し、この検出結果をエッ
ジ強度が所定の閾値を超えたかどうかを判断するコンパ
レータ4へ送る。即ち、検出回路1からのエッジ強度は
コンパレータ4の一方の入力端子に入力される。また、
コンパレータ4のもう一方の入力端子は所定の閾値Th
0が入力される。そして、このコンパレータ4はエッジ
強度がTh0よりも大きくなると、エッジ検出信号Ej
を出力する。このEjがラッチ回路7に送られる。この
ラッチ回路7は、同期を行うためのもので、その出力は
クリア機能付ラッチ回路3のクリア端子に入力されると
同時に、ラッチクロックとして、ラッチ回路2に入力さ
れる。ここで、ラッチ回路3及び7のクロック(CL
K)は、画像処理速度に同期されたクロックである。
【0010】なお、黒エッジ強度検出回路1は、例え
ば、1次元の1次微分フィルタ等で容易に構成できるも
のである。またTh0は実験的に決められた値であっ
て、固定値である必要はなくまたプログラマブルなも
の、あるいは周辺画素の濃度に対応して適応的に決まる
ものでもよい。
【0011】ラッチ回路2は、エッジ検出信号Ejをク
ロックとして黒エッジ部の画信号Vp(原稿濃度)を記
憶する。ラッチ回路2に記憶された画信号は加算器5に
送られ、加算器5によって所定の値Th1が加算され
る。このTh1も実験的に決められる値であって、固定
値である必要はない。またプログラマブルなもの、ある
いは周辺画素の濃度に対応して適応的に決まるものでも
よい。
【0012】更にラッチ回路3は、エッジ検出信号Ej
によってクリアされた後、黒エッジに後続する画信号を
ラッチするものである。そして、この画信号をコンパレ
ータ6の一方の入力端子に送る。このコンパレータ6の
もう一方の入力端子には、黒エッジでの原稿濃度にTh
1を加算した信号、即ち加算器5からの出力が入力され
ている。コンパレータ6はこの信号と黒エッジに後続す
る画信号を比較して、原稿濃度が所定の閾値Th1だけ
白側に変化したことを検出するものである。その検出結
果として白変化信号Wuを出力し、Dフリップフロップ
8のクロック端子に与える。閾値Th0を超えた黒エッ
ジ強度検出信号Ejは、Dフリップフロップ8のクリア
端子に入力され、Dフリップフロップ8の/Q出力を”
ハイ”にする。そしてこの後、白変化信号WuがDフリ
ップフロップ8のクロック端子に入力するまで/Q出力
の”ハイ”状態が保持される。このDフリップフロップ
8の/Q出力はスイッチ11に与えられスイッチ11
は、この単純2値化期間信号Sb、即ちスイッチQ/出
力がスイッチ11の選択信号として働く。スイッチ11
は単純2値化期間信号Sb、即ち/Q出力が”ハイ”の
期間単純2値化処理回路9の処理結果を端子に出力す
る。また/Q出力が”ロー”の期間は中間調処理回路1
0を選択し、その処理結果を端子に出力する。
【0013】次にこの実施例の動作を説明する。一ライ
ンの読み取りが開始されると、デジタル画信号Vpが端
子iに順次移入力される。その画信号Vpには、光電変
換、量子化、シェーデング補正等の処理がなされている
が、その過程の説明はここでは省略する。また以下の説
明では画信号Vpの数値は大きいほうが白側、小さいほ
うが黒側であると仮定する。
【0014】まず閾値Th0を超えた黒エッジの検出に
ついて説明する。黒エッジ強度検出回路1は、画信号V
pから主走査方向の黒エッジ強度を検出し、このエッジ
強度はコンパレータ4の一方の入力端子に入る。コンパ
レータ4のもう一方の入力端子へは所定のTh0が入力
されており、エッジ強度がTh0よりも大きくなると、
エッジ検出信号Ejを出力する。エッジ検出信号Ejは
ラッチ回路7で同期のためにラッチされ、その出力はク
リア機能付きラッチ回路3のクリア端子に入力されると
同時に、ラッチクロックとしてラッチ回路2に入力され
る。
【0015】そして、原稿などが所定の閾値Th1だけ
白側に変化したか否か検出動作に入る。ラッチ回路3
は、エッジ検出信号Ejによってクリアされた後、黒エ
ッジに後続する画信号をラッチし、コンパレータ6の一
方の入力端子に送信する。コンパレータ6のもう一方の
入力端子には、黒エッジでの原稿濃度にTh1を加算し
た信号に入力されている。このコンパレータ6をこの信
号と黒エッジに後続する画信号を比較して、原稿濃度の
所定の閾値Th1だけ白側に変化したものを検出し白変
化信号Wuを出力し、Dフリップフロップ8へ送る。そ
して単純2値化期間信号を生成する動作に入る。Th0
を超えた黒エッジ強度の検出信号のEjは、Dフリップ
フロップ8のクリア端子に入力され、Dフリップフロッ
プ8の/Q出力を”ハイ”にする。この後白変化信号W
uが、Dフリップフロップ8のクロック端子に入力され
るまで、/Q出力の”ハイ”状態を維持し、この間単純
2値化期間信号Sbが出力される。そして選択的2値化
処理を行う。
【0016】画信号Vpは、単純2値化回路9と中間調
処理回路10に入力され、並行して単純2値化処理と中
間調処理を受ける。その結果は、各々スイッチ11に入
力される。単純2値化期間信号Sbはスイッチ11の選
択信号として働き、スイッチ11は、単純2値化期間信
号Sbが”ハイ”の期間、単純2値化回路9の処理結果
を端子に出力する。一方単純2値化期間信号Sbの”ロ
ー”の期間は中間調処理回路10の処理結果を端子に出
力する。
【0017】以上説明した実施例は、主走査方向のみで
あったが、副走査方向へも同様に応用することができ
る。ラインメモリを用いて何ライン分かの画信号を記憶
し、図1に示す回路構成と同様にして、副走査方向での
単純2値化期間信号を生成することができる。これは論
理回路の一般的知識があれば容易に実現できるので、こ
こでは説明は省略する。また、主走査方向及び副走査方
向での単純2値化期間信号を合成すれば、2次元処理が
できる。図2は主要信号のタイミング例を示すもので、
aは太文字部のアナログ画信号、bは閾値Th0を超え
る黒エッジの検出信号Ej、cは原稿濃度が白方向にT
h1だけ変化したことを示す白変化信号Wu、dは単純
2値化期間信号Sbである。
【0018】図3に、この発明により処理した2値化処
理と従来により処理した2値化処理を夫々示す。図3
(a)は太文字”H”の原稿を示す。この”H”の原稿
を従来方法によりその主走査方向に読み取ると図(b)
に示すように”H”の輪郭部だけ2値化され、文字の内
部は中間調処理される。これに対して、図(c)は本発
明により選択的に2値化処理したものであり、この様に
原稿に適した2値化処理が行えるものである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
像域分離処理における選択的2値化に際して、文字の輪
郭部のみならず内部までも単純2値化することができる
ので、ファクシミリ等のおいて画質の向上、符号化デー
タ量の削減に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】この発明のタイミングを示すタイミングチャー
トである。
【図3】選択的2値化例を示す模式図である。
【符号の説明】 1 黒エッジ強度検出回路 4 コンパレータ 5 加算器 6 コンパレータ 8 Dフリップフロップ 9 単純2値化回路 10 中間調処理回路 11 スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 四季 ゆかり 守口市京阪本通2丁目18番地 三洋電機株 式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿濃度が白から黒に急変する黒エッジ
    部のエッジ強度検出手段、このエッジ強度が所定の閾値
    を超えたかどうかを判定する判定手段、黒エッジに於け
    る原稿濃度記憶手段、この記憶済み原稿濃度に所定の値
    を加算する加算手段、この加算手段の出力と原稿濃度信
    号の大きさを比較する比較手段を備え、原稿の走査方向
    に沿って、所定の閾値を超える黒エッジ強度を検出して
    から、原稿濃度がこの黒エッジでの原稿濃度よりも所定
    の閾値だけ白側に変化するまでの期間、単純2値化する
    ことを特徴とする選択2値化方法。
JP3331218A 1991-11-19 1991-11-19 選択的2値化方法 Expired - Lifetime JP3066154B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6681047B1 (en) 1999-05-31 2004-01-20 Ricoh Co., Ltd. Method and system for determining character edges based upon edges pair and image characteristics of pixels between the edge pair
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