JP3014252B2 - 画像処理方法および画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法および画像処理装置

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JP3014252B2 JP5230527A JP23052793A JP3014252B2 JP 3014252 B2 JP3014252 B2 JP 3014252B2 JP 5230527 A JP5230527 A JP 5230527A JP 23052793 A JP23052793 A JP 23052793A JP 3014252 B2 JP3014252 B2 JP 3014252B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/403Discrimination between the two tones in the picture signal of a two-tone original

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図1〜図1) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例 ・第1実施例の説明(図〜図) ・第2実施例の説明(図〜図1) ・第3実施例の説明(図1) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、OCR(Optical Chara
cter Reader)やファクシミリなどの画像読取装置に適用
される画像処理方式および画像処理装置に関し、特に、
CCD等の光学センサからの画像信号(濃度値信号)を
ディジタル信号に変換し、そのディジタル信号に基づい
て白黒の二値に変換する二値化処理を行なう画像処理方
および画像処理装置に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、複写機やファクシミリなどの画像
読取装置においては、CCD等の光学センサを用いて主
走査方向(例えば原稿横方向),副走査方向(例えば原
稿縦方向)に走査しながら画像データを読み取り、読み
取った画像データをディジタル処理することが一般的に
なっている。
【0004】このような装置により、例えば図1に示
すような罫線などの縦横方向の線を記載された文書や図
面を読み取る場合、縦線や横線が、図1に示すよう
に、原稿の傾きにより主走査方向,副走査方向に対して
わずかに斜行していると、2つの画素に跨がる細線にあ
っては、図1のP1部分やP2部分に示すように、光
学センサにより検出される濃度値が2つの画素に二分さ
れてしまい、その濃度値が二値化処理の際に用いられる
所定の閾値に達せず、その2つの画素とも白と判定され
てしまう。
【0005】従って、図1,図1に示すように、直
線の一部が欠落してしまい、視覚的には大きな画質の劣
化が生じる。なお、図1,図1において、各枡目は
光学センサにより濃度値を検出される最小単位の画素で
あり、図1,図1の右方向が主走査方向、図1
図1の下方向が副走査方向である。そこで、上述のよ
うな直線の欠落を防止するために、画像読取機器では、
MTF(Modulation Transfer Function)補正による輪郭
強調処理が行なわれている。この輪郭強調処理では、例
えば図1に示すように、3×3のマトリックスの画素
それぞれの濃度値をA〜Iとし、今、二値化処理対象と
なる注目画素を濃度値Eの中央の画素とすると、この注
目画素の濃度値を、周囲の8画素の濃度値を用いて、次
式(1)のように与えている。ただし、αは所定係数で
ある。
【0006】 |E−(A+B+C+D+F+G+H+I)/8|×α+E (1
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た画像処理方式では、(1)式により前述したような輪
郭強調処理を行なった場合、ノイズを強調してしまうた
めに、あまり大きな補正を行なうことができない。ま
た、センサによる解像度を高めることも考えられるが、
この場合、装置が高価なものになるほか、処理すべき画
像データ量が増大してしまい、直接的な解決になってい
い。
【0008】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、ノイズを強調することなく、また、簡素な処
理手順により、原稿のわずかな傾きによって生じる細線
の欠落,分断を確実に防止できるようにした、画像処理
および画像処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1において、1は主走査方向および副
走査方向に走査しながら画像データについて画素毎に濃
度値を検出するセンサ、3はセンサ1により得られた濃
度値を画素毎に所定の閾値と比較して白黒の二値に変換
する二値化手段である。
【0010】そして、本発明の二値化手段3は、第1の
比較手段4,記憶手段5,加算手段6,第2の比較手段
7および論理和ゲート8から構成されている。ここで、
第1の比較手段4は、注目画素の濃度値を該所定の閾値
と比較し、当該注目画素の濃度値が該所定の閾値以上で
ある場合に黒信号を出力するものであり、記憶手段5
は、当該注目画素の主走査方向もしくは副走査方向とは
反対側の画素についての二値化誤差を記憶するものであ
る。
【0011】また、加算手段6は、第1の比較手段4に
より当該注目画素の濃度値が所定の閾値未満であると判
定された場合に、記憶手段5に記憶された二値化誤差を
当該注目画素の濃度値に加算するものであり、第2の比
較手段7は、加算手段6による加算結果を所定の閾値と
比較し、該加算結果が所定の閾値以上である場合に黒信
号を出力するものであり、論理和ゲート8は、第1の比
較手段4からの出力と第2の比較手段7からの出力との
論理和を二値化処理結果として出力するものである。
【0012】図2は本発明の原理ブロック図で、この図
2において、センサ1は、図1により前述したものと同
様のものであり、この発明における二値化手段3は、図
2に示すように、第1の比較手段4,第1の記憶手段5
A,第2の記憶手段5B,第1の加算手段6A,第2の
加算手段6B,第2の比較手段7A,第3の比較手段7
Bおよび論理和ゲート8Aから構成されている。
【0013】この場合、第1の比較手段4は、図1によ
り前述した第1の比較手段4と全く同様のものであり、
第1の記憶手段5Aおよび第2の記憶手段5Bは、それ
ぞれ、当該注目画素の該主走査方向とは反対側の画素に
ついての二値化誤差および当該注目画素の該副走査方向
とは反対側の画素についての二値化誤差を記憶するもの
である。
【0014】また、第1の加算手段6Aおよび第2の加
算手段6Bは、それぞれ、第1の比較手段4により当該
注目画素の濃度値が該所定の閾値未満であると判定され
た場合に、第1の記憶手段5Aおよび第2の記憶手段5
Bに記憶された二値化誤差を当該注目画素の濃度値に加
算するものである。さらに、第2の比較手段7Aおよび
第3の比較手段7Bは、それぞれ、第1の加算手段6A
による加算結果(第1の加算値)および第2の加算手段
6Bによる加算結果(第2の加算値)を所定の閾値と比
較し、各加算結果が所定の閾値以上である場合に黒信号
を出力するものであり、論理和ゲート8Aは、第1の比
較手段4からの出力,第2の比較手段7Aおよび第3の
比較手段7Bからの出力の論理和を二値化処理結果とし
て出力するものである。
【0015】なお、第2の比較手段7Aにおける所定の
閾値と、第3の比較手段7Bにおける所定の閾値とは別
個に設定してもよい。また、図1,図2に説明した装置
において、二値化誤差は、その二値化誤差を有する画素
についての二値化出力が黒信号である場合には“0”に
設定され、その画素についての二値化出力が白信号であ
る場合には二値化処理前の当該画素の濃度値に設定され
る。
【0016】
【作用】図1により上述した本発明の装置による画像処
理方では、センサ1により得られた濃度値を、二値化
手段3により画素毎に所定の閾値と比較して白黒の二値
に変換する二値化処理を行なう際に、第1の比較手段4
により、注目画素の濃度値が所定の閾値未満であると判
定された場合、加算手段6により、当該注目画素の濃度
値に、記憶手段5に記憶された当該注目画素の主走査方
向もしくは副走査方向とは反対側の画素についての二値
化誤差が加算される。
【0017】そして、その加算値と所定の閾値とが、第
2の比較手段7により比較され、その加算値が所定の閾
値以上であると判定された場合に当該注目画素について
黒信号が出力される。このとき、論理和ゲート8によ
り、第1の比較手段4からの出力と第2の比較手段7か
らの出力との論理和を二値化処理結果として出力するこ
とで、第1の比較手段4の出力もしくは第2の比較手段
7の出力のいずれか一方が黒信号になった場合に、当該
注目画素についての二値化処理結果として黒信号が出力
されることになる。
【0018】図2により上述した本発明の装置による画
像処理方では、センサ1により得られた濃度値を、二
値化手段3により画素毎に所定の閾値と比較して白黒の
二値に変換する二値化処理を行なう際に、第1の比較手
段4により、注目画素の濃度値が所定の閾値未満である
と判定された場合、第1の加算手段6Aにより、当該注
目画素の濃度値に、第1の記憶手段5Aに記憶された当
該注目画素の主走査方向とは反対側の画素についての二
値化誤差を加算した第1の加算値を算出してから、この
第1の加算値と所定の閾値とが、第2の比較手段7Aに
より比較されるとともに、第2の加算手段6Bにより、
当該注目画素の濃度値に、第2の記憶手段5Bに記憶さ
れた当該注目画素の副走査方向とは反対側の画素につい
ての二値化誤差を加算した第2の加算値を算出してか
ら、この第2の加算値と所定の閾値とが、第3の比較手
段7Bにより比較される。
【0019】そして、第2の比較手段7Aもしくは第3
の比較手段7Bにより、第1の加算値もしくは第2の加
算値の少なくとも一方が所定の閾値以上であると判定さ
れた場合に当該注目画素について黒信号が出力される。
このとき、論理和ゲート8Aにより、第1の比較手段4
からの出力,第2の比較手段7Aからの出力および第3
の比較手段7Bからの出力の論理和を二値化処理結果と
して出力することで、第1の比較手段4の出力,第2の
比較手段7Aの出力もしくは第3の比較手段7Bのいず
れか一つが黒信号になった場合に、当該注目画素につい
ての二値化処理結果として黒信号が出力されることにな
る。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (a)第1実施例の説明 図は本発明の第1実施例としての画像処理方を適用
される装置の構成例を示すブロック図で、この図にお
いて、1Aは主走査方向および副走査方向に走査しなが
ら画像データについて画素毎に濃度値を検出するCCD
素子(センサ)、2AはCCD素子1Aにより得られた
アナログ濃度値を所定の変換濃度範囲について所定ビッ
ト数のディジタル濃度値に変換するA/D変換器、3A
はA/D変換器2Aからのディジタル濃度値を画素毎に
所定の閾値と比較して白黒の二値に変換する二値化回路
(二値化手段)である。
【0021】そして、本実施例における二値化回路3A
は、図に示すように、ラッチ回路(LAT)30,3
2;比較器(CMP)31,34,38;加算器(AD
D)33,37;セレクタ(SEL)35;FIFO(F
irst-In First-Out)メモリ36;OR(論理和)ゲート
39,41;NOT(反転)ゲート40,42;AND
(論理積)ゲート43;シリアル/パラレル変換器(S
−P)44から構成されている。以下に、上述のよう
に、二値化回路3Aを構成する各構成要素について説明
する。
【0022】ラッチ回路30は、ビデオクロックに同期
して入力されるA/D変換器2Aからのビデオ入力(注
目画素のディジタル濃度値xi,j ;図参照)をラッチ
するものである。比較器(第1の比較手段)31は、ラ
ッチ回路30にラッチされた注目画素のディジタル濃度
値xi,j を所定の閾値Thと比較し、そのディジタル濃
度値xi,j が所定の閾値Th以上である場合に黒信号
〔H(High)レベル信号〕を出力し、そのディジタル濃度
値xi,j が所定の閾値Th未満である場合に白信号〔L
(Low)レベル信号〕を出力するものである。
【0023】ラッチ回路(第1の記憶手段)32は、ラ
ッチ回路30からのディジタル濃度値をラッチすること
により注目画素の主走査方向とは反対側の画素について
の二値化誤差ei-1,j を記憶するものである。ここで、
二値化誤差ei-1,j は、前回の注目画素についての二値
化出力が黒信号(Hレベル信号)である場合、後述する
ORゲート39およびNOTゲート40を通じ、ラッチ
回路32のクリア端子(CLR)に反転素子32aを介
してクリア信号(Hレベル信号)が入力されることによ
り、ラッチ回路32におけるデータ(前回の注目画素の
ディジタル濃度値xi-1,j )がクリアされて“0”に設
定される。一方、二値化誤差ei-1,j は、前回の注目画
素についての二値化出力が白信号(Lレベル信号)であ
る場合、ラッチ回路32はクリアされることなく、前回
の注目画素のディジタル濃度値xi-1,j (当該注目画素
の主走査方向とは反対側の画素についてのディジタル濃
度値;図参照)に設定される。
【0024】加算器(第1の加算手段)33は、ラッチ
回路32に記憶された二値化誤差ei-1,j を注目画素の
ディジタル濃度値xi,j に加算し、第1の加算値として
出力するものである。比較器(第2の比較手段)34
は、加算器33による加算結果(第1の加算値)を所定
の閾値Thと比較し、その第1の加算値が所定の閾値T
h以上である場合に黒信号(Hレベル信号)を出力し、
その第1の加算値が所定の閾値Th未満である場合に白
信号(Lレベル信号)を出力するものである。
【0025】セレクタ35は、今回の注目画素について
の二値化出力が黒信号(Hレベル信号)である場合、後
述するORゲート39およびNOTゲート40を通じ、
切換端子にLレベル信号が入力されることにより、
“0”を今回の注目画素の二値化誤差ei,j として後段
のFIFOメモリ36へ出力する一方、今回の注目画素
についての二値化出力が白信号(Lレベル信号)である
場合、後述するORゲート39およびNOTゲート40
を通じ、切換端子にHレベル信号が入力されることによ
り、ラッチ回路30にラッチされた今回の注目画素のデ
ィジタル濃度値xi, j を今回の注目画素の二値化誤差e
i,j として後段のFIFOメモリ36へ出力するもので
ある。
【0026】FIFOメモリ(第2の記憶手段)36
は、ビデオクロックに同期して、セレクタ35からの今
回の注目画素の二値化誤差ei,j を格納・記憶すると同
時に、一主走査分遅れた前列の画素(注目画素の副走査
方向とは反対側の画素)についての二値化誤差ei,j-1
を出力するものである。この二値化誤差ei,j-1 は、前
述したセレクタ35の機能により、一主走査分遅れた前
列の注目画素についての二値化出力が黒信号(Hレベル
信号)である場合に“0”に設定される一方、一主走査
分遅れた前列の注目画素についての二値化出力が白信号
(Lレベル信号)である場合、一主走査分遅れた前列の
ディジタル濃度値xi,j-1 (当該注目画素の副走査方向
とは反対側の画素についてのディジタル濃度値;図
照)に設定されている。
【0027】加算器(第2の加算手段)37は、FIF
Oメモリ36から出力された二値化誤差ei,j-1 を注目
画素のディジタル濃度値xi,j に加算し、第2の加算値
として出力するものである。比較器(第3の比較手段)
38は、加算器37による加算結果(第2の加算値)を
所定の閾値Thと比較し、その第2の加算値が所定の閾
値Th以上である場合に黒信号(Hレベル信号)を出力
し、その第2の加算値が所定の閾値Th未満である場合
に白信号(Lレベル信号)を出力するものである。
【0028】ORゲート39は、比較器31からの出力
と、後述するANDゲート43からの出力(ORゲート
41による比較器34,38からの出力の論理和結果)
との論理和を二値化処理結果として出力するものであ
る。NOTゲート40は、ORゲート39からの出力
(今回の注目画素についての二値化処理結果)を反転し
て、前述したようにラッチ回路32の反転素子32a
(クリア端子)およびセレクタ35の切換端子へ出力す
るものである。
【0029】ORゲート41は、比較器34からの出力
と比較器38からの出力との論理和を出力するものであ
り、NOTゲート42は、比較器31からの出力を反転
して出力するものである。ANDゲート43は、NOT
ゲート42からの出力と、ORゲート41からの出力と
の論理積を出力するもので、NOTゲート42からの出
力がHレベル信号である場合(つまり比較器31により
注目画素のディジタル濃度値xi,j が所定の閾値Th未
満であると判定された場合)にのみ、ORゲート41か
らの論理和結果がORゲート39へ出力されるようにな
っている。
【0030】シリアル/パラレル変換器44は、ORゲ
ート39からシリアル信号として得られた二値化処理結
果(白/黒の二値化信号)をパラレル信号(適当な長さ
分、例えば8ビット=1バイト)に変換して出力するも
のである。次に、上述のごとく構成された二値化回路3
Aの動作を、図の処理ステップS1〜S9を参照しな
がら説明する。なお、図に示すフローチャートでは、
比較器34の比較結果に基づく処理と、比較器38の比
較結果に基づく処理とを順に行なっているが、図に示
す構成の装置では、ハードウェア化によってこれらの処
理が並列的に行なわれている。
【0031】まず、CCD素子1Aにより検出されA/
D変換器2Aによりディジタル変換された画像データ
(ディジタル濃度値)は、ビデオクロックに同期してラ
ッチ回路30に入力・ラッチされることで、ビデオクロ
ックに同期化される。ラッチ回路30に入力された注目
画素のディジタル濃度値xi,j は、比較器31で所定の
閾値Thと比較され(ステップS1)、注目画素のディ
ジタル濃度値xi,j が所定の閾値Th以上であると判定
された場合には、黒信号(Hレベル信号;出力フラグF
=1)が、比較器31から二値化処理結果として出力さ
れ、ORゲート39を介してシリアル/パラレル変換器
44へ導かれる(ステップS2)。
【0032】ORゲート39から二値化処理結果として
黒信号(Hレベル信号)が出力されると、ORゲート3
9およびNOTゲート40を通じ、ラッチ回路32のク
リア端子に反転素子32aを介してクリア信号(Hレベ
ル信号)が入力され、今回の注目画素のディジタル濃度
値xi,j はラッチ回路32にラッチされず、今回の注目
画素の二値化誤差ei,j として“0”がラッチ回路32
にラッチ・設定される(ステップS3)。これと同時
に、ORゲート39およびNOTゲート40を通じ、セ
レクタ35の切換端子にLレベル信号が入力され、
“0”を今回の注目画素の二値化誤差ei,j として後段
のFIFOメモリ36へ出力する(ステップS3)。
【0033】一方、比較器31により、注目画素のディ
ジタル濃度値xi,j が所定の閾値Th以上であると判定
された場合には、比較器31から白信号(Lレベル信
号)が出力される。このLレベル信号は、NOTゲート
42により反転されてHレベル信号としてANDゲート
43に入力されるため、このANDゲート43を通じて
ORゲート41からの論理和結果が、二値化処理結果と
して出力可能状態となる。
【0034】そして、加算器33では、ラッチ回路32
に記憶された二値化誤差ei-1,j (図中の注目画素の
左横の画素についての二値化誤差)と、注目画素のディ
ジタル濃度値xi,j とが加算されるとともに(ステップ
S4)、加算器37では、FIFOメモリ36から出力
された二値化誤差ei,j-1 (図中の注目画素の前列の
画素についての二値化誤差)と、注目画素のディジタル
濃度値xi,j とが加算され(ステップS6)、それぞ
れ、第1の加算値xh および第2の加算値xv として出
力される。
【0035】加算器33,37からの加算値xh ,xv
は、それぞれ、比較器34,38において所定の閾値T
hと比較され(ステップS5,S7)、比較器34,3
8のいずれか一方において、加算値xh ,xv が所定の
閾値Th以上であると判定されると、比較器34,38
のいずれか一方から黒信号(Hレベル信号;出力フラグ
F=1)が出力され、その黒信号が、二値化処理結果と
して、ORゲート41,ANDゲート43およびORゲ
ート39を経由してシリアル/パラレル変換器44へ導
かれる(ステップS2)。
【0036】これと同時に、前述したステップS3によ
り、今回の注目画素の二値化誤差ei,j として“0”が
ラッチ回路32にラッチ・設定されるとともに、ORゲ
ート39およびNOTゲート40を通じ、セレクタ35
の切換端子にLレベル信号が入力され、“0”が今回の
注目画素の二値化誤差ei,j として後段のFIFOメモ
リ36へ出力される。
【0037】また、比較器34,38において、それぞ
れ、加算器33,37からの加算値xh ,xv と所定の
閾値Thとを比較した結果、いずれの加算値xh ,xv
も所定の閾値Th未満であると判定されると、比較器3
4,38の両方から白信号(Lレベル信号)が出力され
るため、ORゲート41およびANDゲート43の出力
はいずれもLレベル信号となり、従って、ORゲート3
9から出力される二値化処理結果も白信号(Lレベル信
号;出力フラグF=0)となり、その白信号がシリアル
/パラレル変換器44へ導かれる(ステップS8)。
【0038】ORゲート39から二値化処理結果として
白信号(Lレベル信号)が出力されると、NOTゲート
40を通じラッチ回路32のクリア端子へ送られる信号
はLレベル信号となり、今回の注目画素のディジタル濃
度値xi,j が、今回の注目画素の二値化誤差ei,j とし
てラッチ回路32にラッチ・設定される(ステップS
9)。これと同時に、NOTゲート40を通じ、セレク
タ35の切換端子にHレベル信号が入力され、今回の注
目画素のディジタル濃度値xi,j が、今回の注目画素の
二値化誤差ei,j として後段のFIFOメモリ36へ出
力される(ステップS9)。
【0039】このように、本発明の第1実施例によれ
ば、図〜図により説明した通り、まず注目画素の濃
度値xi,j を閾値Thと比較し、閾値Th以上であれ
ば、注目画素は黒と判定すると同時に、この注目画素に
ついての二値化誤差ei,j を“0”に設定する。また、
注目画素の濃度値xi,j が閾値Th未満であれば、図
中の左横の画素についての二値化誤差ei-1,j を濃度値
i,j に加算した第1の加算値xh と、図中の前列の
画素についての二値化誤差ei,j-1 を濃度値xi,j に加
算した第2の加算値xv とを閾値Thと比較し、いずれ
か一方が閾値Th以上であれば、注目画素は黒と判定す
ると同時に、この注目画素についての二値化誤差ei,j
を“0”に設定する。
【0040】そして、第1の加算値xh および第2の加
算値xv がいずれも閾値Th未満であれば、注目画素は
白と判定すると同時に、注目画素についての二値化誤差
i,j として濃度値xi,j を設定する。このような処理
により、図に示すように、細線がまたいでいる2つの
画素のうちのいずれか一方が白と判定されても、白判定
時の濃度値が下方または右方の隣接する画素の一方へ二
値化誤差として加算・配分されるため、ノイズを強調す
ることなく、また、簡素な処理手順により、原稿のわず
かな傾きによって生じる細線の欠落,分断を確実に防止
することができる。
【0041】また、ハードウェア化に際しても従来の二
値化処理に比べて、遅延がなく且つ少ない回路量で構成
することができ、画像処理装置の機能向上に寄与すると
ころが大きい。なお、上述の実施例では、主走査方向と
反対側の画素および副走査方向と反対側の画素について
の二値化誤差を、注目画素の濃度値に加算する場合につ
いて説明したが、主走査方向と反対側の画素または副走
査方向と反対側の画素についての二値化誤差のみを、注
目画素の濃度値に加算するようにしてもよく、この場合
も、上記実施例と同様の作用効果が得られる。
【0042】また、上述の実施例では、比較器31,3
4,38における所定の閾値Thをすべて同一のものと
したが、特に、比較器34における閾値と比較器38に
おける閾値とを別個に設定してもよい。主走査方向と反
対側(左横)の画素についての誤差情報を注目画素の濃
度値に加算して得られた第1の加算値は、比較的、大き
くなりがちで、閾値をオーバフローする傾向にあるた
め、このような傾向を考慮し、比較器34における閾値
を、比較器38における閾値よりも大きく設定すること
が望ましい。
【0043】(b)第2実施例の説明 図は本発明の第2実施例としての画像処理方式を適用
される装置の構成例を示すブロック図である。なお、こ
の第2実施例では、白色を地色とする原稿上に黒色と赤
色とデータ(文字等)を記載された二色刷り原稿を読み
取る場合について説明する。
【0044】図において、1AはCCD素子(セン
サ)、2AはA/D変換器(アナログ/ディジタル変換
手段)、3Aは二値化回路(二値化手段)で、CCD素
子1Aは、主走査方向および副走査方向に走査しなが
ら、画像データからの反射光に基づいて画素毎に濃度値
を検出するものであり、A/D変換器2Aは、CCD素
子1Aにより得られたアナログ濃度値を増幅器50およ
びサンプルホールド回路51を介して入力され、所定の
変換濃度範囲について所定ビット数のディジタル濃度値
に変換するものであり、二値化回路3Aは、A/D変換
器2Aからルックアップテーブル58等(後述)を介し
て得られたディジタル濃度値を画素毎に所定の閾値と比
較して白黒の二値に変換するものである。
【0045】また、52はA/D変換器2Aにおける所
定の変換濃度範囲を設定する変換濃度範囲設定部で、こ
の変換濃度範囲設定部52は、CCD素子1Aにより検
出される画像データの白色(画像読取対象である原稿の
地色)に対応するアナログ濃度値(最小基準電圧値)を
白レベル基準値(白基準)として設定する白レベル設定
部(地色レベル設定手段)53と、CCD素子1Aによ
り検出される高濃度側画像データ(本実施例では黒文
字)に対応するアナログ濃度値(最大基準電圧値)を黒
レベル基準値(黒基準)として設定する黒レベル設定部
(高濃度レベル設定手段)54とから構成されている。
【0046】さらに、白レベル設定部53は、CCD素
子1AおよびA/D変換器2Aにより得られたディジタ
ル濃度値に基づいて実際の原稿の地色である白色に追従
し白レベル基準値を補正する白レベルフォロワ53A
と、この白レベルフォロワ53Aからのディジタル出力
をアナログ値(電圧値)に変換してA/D変換器2Aに
出力するD/A変換器53Bとから構成されている。同
様に、黒レベル設定部54は、CCD素子1AおよびA
/D変換器2Aにより得られたディジタル濃度値に基づ
いて実際の原稿における黒文字の黒色に追従し黒レベル
基準値を補正する黒レベルフォロワ54Aと、この黒レ
ベルフォロワ54Aからのディジタル出力をアナログ値
(電圧値)に変換してA/D変換器2Aに出力するD/
A変換器54Bとから構成されている。
【0047】なお、上述したCCD素子1A,増幅器5
0,サンプルホールド回路51,A/D変換器2A,変
換濃度範囲設定部52により構成される部分は、一般的
なイメージスキャナに使用されている量子化部と同様の
ものであり、前述した白レベル設定部53,黒レベル設
定部54によって、A/D変換器2Aの変換最大値レベ
ルおよび変換最小値レベルが決定され、これらのレベル
により規定される変換濃度範囲について、A/D変換器
2Aにより所定ビット数(本実施例では8ビット)での
量子化(ディジタル変換)が行なわれるようになってい
る。本実施例では、図〜図1にて後述するように、
A/D変換器2Aの出力は、濃度値が黒基準である場合
に0、濃度値が白基準である場合に255となり、前述
した第1実施例とは逆になっている。
【0048】さて、55A〜55Eはそれぞれ8ビット
のデータ(画素毎のディジタル濃度値)5個(5バイト
分のデータ)を順次ラッチしうるラッチ回路、56A〜
56Dは各ラッチ回路55B〜55Eに8ビットのデー
タを5個ずつ順次遅延させながら送出するラインメモリ
で、これらのラッチ回路55A〜55Eおよびラインメ
モリ56A〜56Dにより、注目画素を中心とする5×
5のディジタル濃度値のマトリックスが形成されるよう
になっている。なお、ラインメモリ56A〜56Dは、
4個で一主走査分から5バイト分を減算したメモリ容量
を有しているが、減算した5バイト分のデータは、ラッ
チ回路55Aにより補償される。
【0049】57はラッチ回路55A〜55Eにラッチ
されている5×5のディジタル濃度値のマトリックスの
要素を用いて注目画素を含む当該注目画素周辺画素の濃
度値についてのヒストグラムを作成する頻値検出器(ヒ
ストグラム作成手段)で、その詳細構成は図により後
述する。また、58はルックアップテーブル(設定手
段,変換手段)で、このルックアップテーブル58は、
頻値検出器57により作成されたヒストグラム中に表れ
るピークの濃度範囲(図1および図1により後述す
る第1ピークおよび第2ピークの濃度値)に応じて注目
画素についての変換濃度範囲を設定する設定手段として
の機能を果たすとともに、A/D変換器2Aからの注目
画素についてのディジタル濃度値(本実施例ではラッチ
回路55Cの中央にラッチされたデータ)を、設定手段
としての機能により設定された変換濃度範囲について、
A/D変換器2Aによる変換ビット数と同一ビット数
(本実施例では8ビット)でディジタル変換した場合に
対応するディジタル濃度値に変換するものである。な
お、本実施例では、ルックアップテーブル58は、γ変
換用メモリとして通常使用されているものを共有してい
る。
【0050】ところで、頻値検出器57は、図に示す
ように、カウンタ60;n個のレジスタ61−1〜61
−n;比較器62A,62B;ANDゲート63;ピー
ク検出部64から構成されている。レジスタ61−1〜
61−nは、それぞれ、A/D変換器2Aにおける所定
の変換濃度範囲をn分割した分割範囲毎に設けられ、各
分割範囲の上限値Ui(i=1〜n)および下限値Di
(i=1〜n)を記憶するとともに、各分割範囲に属す
る濃度値の頻度Fi(i=1〜n)を記憶するものであ
る。
【0051】比較器62A,62Bは、それぞれ、5×
5のディジタル濃度値のマトリックスの各要素が入力さ
れる毎に、カウンタ60のカウント信号に応じて各レジ
スタ61−1〜61−nから読み出される上限値Uiお
よび下限値Diと、入力された濃度値とを比較するもの
で、比較器62Aは、入力濃度値が上限値Uiよりも小
さい場合に立ち上がり、比較器62Bは、入力濃度値が
下限値Diよりも大きい場合に立ち上がるようになって
いる。
【0052】ANDゲート63は、比較器62A,62
Bからの出力の論理積を出力するもので、比較器62
A,62Bからの出力がいずれも立ち上がった場合、つ
まり、入力濃度値の属する分割範囲が判定された場合に
立ち上がり、その分割範囲についてのレジスタ61−1
〜61−nの頻度F1〜Fnを1だけ増加させるもので
ある。例えば、比較器62A,62Bにより、入力濃度
値が上限値Uiよりも小さく且つ下限値Diよりも大き
いと判定された場合、ANDゲート63の出力が立ち上
がり、レジスタ61−iにおける頻度Fiに1が加算さ
れる。
【0053】ピーク検出部64は、5×5のディジタル
濃度値のマトリックスのすべての要素について、いずれ
の分割範囲に属するかの判定を終えた後、レジスタ61
−1〜61−nに記憶された頻度F1〜Fnのうち、ピ
ークとなっている頻度を有するレジスタ番号を検出し、
そのレジスタ番号つまりヒストグラム中に表れるピーク
の濃度範囲を出力するものである。ここで、本実施例の
ピーク検出部64は、第1ピークの濃度範囲(地色につ
いての濃度範囲)および第2ピークの濃度範囲(黒色ま
たは赤色についての濃度範囲)の2つを検出し出力する
ものとする。
【0054】次に、上述のごとく構成された第2実施例
の装置の動作について説明するに先立ち、図〜図1
を参照しながら、二色刷り原稿の読取に際してのかすれ
や潰れの発生要因、および、本実施例により二色刷り原
稿を先鋭に読み取ることができる原理を説明する。図
は地色,赤文字,黒文字を読み取った際の一般的なCC
D出力を示すグラフであり、CCD素子1Aへの入射光
が全く無い状態でCCD出力電圧値は例えば5Vで、光
が入射されるとCCD出力電圧値は5Vから低下する。
そして、図の(a)部分に示すように、原稿の地色で
ある白色を読み込んだ時、CCD出力電圧値は最も低下
する。このときの電圧値を白レベル設定部53により追
従し最小基準電圧値として保持することにより、白基準
が設定される。
【0055】また、黒色を読み込んだ時のCCD出力電
圧値は、図の(d)部分に示すように、最大電圧値で
ある5Vにほとんど近くなり、この最大電圧値を黒レベ
ル設定部54により追従し最大基準電圧値として保持す
ることにより、黒基準が設定される。実際のA/D変換
入力信号は反転されているため、8ビットのA/D変換
器2Aを使用した場合、A/D変換器2Aの出力が0の
時に黒、255の時に白となる。以降、このようなA/
D変換器2Aの出力に基づいて処理を行なう場合につい
て説明する。
【0056】実際に黒色の文字を読み込んだ時には、図
の(c)部分に示すように、A/D変換器2Aの出力
は、完全に0にはならないが、かなりレベルが下がるた
め、通常、二値化回路3Aにおける閾値を128程度に
設定しておけば、黒文字についてのA/D変換器2Aの
出力は閾値以下となって黒と判定される。ところが、赤
色の文字を読み込んだ時には、図の(b)部分に示す
ように、A/D変換器2Aの出力は、ほとんど下がらな
いため、二値化回路3Aにおける閾値と同値程度とな
り、二値化回路3Aによる二値化処理結果として白黒が
頻繁に切り替わり、いわゆるかすれが発生することにな
る。このようなかすれに対処すべく、二値化回路3Aに
おける閾値を低く設定することが考えられるが、閾値を
低く設定した場合、今度は、黒文字が潰れた状態で読み
取られることになる。これらの赤文字のかすれや黒文字
の潰れの発生原因は、黒文字を読み取る際の黒基準を赤
文字を読み取る際にも共通に使用していることにある。
【0057】そこで、本発明では、黒文字を読み取る時
と赤文字とを読み取る時とで、A/D変換器2Aによる
ディジタル濃度値の濃度変換範囲を変更することによ
り、二値化回路3Aにおいて黒文字の場合と赤文字の場
合とで共通の閾値を用いながら、赤文字のかすれや黒文
字の潰れの無い先鋭な画像読取を行なえるようにしてい
る。
【0058】図1および図1は、それぞれ白/黒基
準を用いて黒文字および赤文字を読み取った際の濃度値
のヒストグラム例を示すグラフである。白色を地色とす
る原稿上に記載された黒文字を読み取った場合、頻値検
出器57内において作成されるヒストグラムは、図1
に示すように、白色の濃度範囲に対応する部分に第1ピ
ークが表れ、黒色の濃度範囲に対応する部分に第2ピー
ク(黒文字のピーク)が表れる。これに対し、白色を地
色とする原稿上に記載された赤文字を読み取った場合、
頻値検出器57内において作成されるヒストグラムは、
図1に示すように、白色の濃度範囲に対応する部分に
第1ピークが表れ、赤色の濃度範囲に対応する部分(図
中のディジタル濃度値128付近)に第2ピーク
(赤文字のピーク)が表れる。
【0059】本実施例では、注目画素を中心とする5×
5のディジタル濃度値のマトリックスについてのヒスト
グラムの第1ピーク,第2ピークを頻値検出器57によ
り求め、その第1ピークもしくは第2ピークの一方の属
する濃度範囲が、黒色の濃度範囲になったか赤色の濃度
範囲になったかに応じて、A/D変換器2Aによる変換
濃度範囲を適当なものに変更している。
【0060】つまり、黒領域である場合には、A/D変
換器2Aの出力をそのまま用いる一方、赤領域である場
合には、図の(b)部分や図1に示すように、A/
D変換器2Aの出力を、ルックアップテーブル58によ
り、赤色の濃度範囲の下限値から白色の濃度範囲の上限
値までの範囲を8ビットで量子化したディジタル濃度値
に変換している。
【0061】このように、本発明の第2実施例によれ
ば、頻値検出器57により検出されたヒストグラム中の
ピークの濃度範囲が黒領域である場合(黒色の画像デー
タを読み取っている場合)には、A/D変換器2Aによ
るディジタル濃度値がそのまま注目画素の濃度値として
二値化回路3Aに出力される。これに対し、頻値検出器
57により検出されたヒストグラム中のピークの濃度範
囲が赤領域である場合(赤色の画像データを読み取って
いる場合)には、前述した赤色の濃度範囲に対応した通
常の変換濃度範囲よりも狭い変換濃度範囲を設定し、ル
ックアップテーブル58により、A/D変換器2Aから
の注目画素のディジタル濃度値を、赤色対応の変換濃度
範囲についての8ビットで量子化したディジタル濃度値
に変換してから、二値化回路3Aに出力している。
【0062】従って、二色以上の色を使用した文書画像
等の画像データを白黒の二値画像として読み取った場合
で、特に文書中にカラー文字が散在するような場合で
も、変換濃度範囲を読取対象画像の色に応じて変更する
ことにより、かすれや潰れの無い先鋭な二値化処理を行
なうことができ、自動二値化方式の効果を色付文字に対
しても期待できる。
【0063】また、わずかなカラー文字のためにカラー
スキャナを用いる必要がないため、特に電子ファイリン
グなどで高速性,高圧縮率が要求される場合、通常のモ
ノクロスキャナを使用することができ、コスト的に寄与
するところが大きい。なお、上述の実施例では、ピーク
の濃度範囲が赤領域である際、A/D変換器2Aからの
出力をルックアップテーブル58を用いて変換する場合
について説明したが、ルックアップテーブルを用いず
に、直接、演算によって変換処理を行なうようにしても
よい。この場合、変換式としては例えば下式(2)が用
いられる。
【0064】 Y=|X−RPEAK|*〔255/(255−RPEAK)〕 (2) ただし、上式(2)中、Yは変換後のディジタル濃度
値、XはA/D変換器2Aから出力されたディジタル濃
度値、RPEAKは赤基準をA/D変換器2Aにより変換し
た際のディジタル濃度値である。また、上述の実施例で
は、黒文字と赤文字との二色刷り原稿を読み取る場合に
ついて説明したが、赤色以外の色、例えば青色の画像デ
ータがある場合には、青色の画像データに対応した変換
濃度範囲を設定し、その変換濃度範囲に応じてA/D変
換器2Aからの出力をルックアップテーブル等により変
換することで、上述した実施例と同様の作用効果が得ら
れる。
【0065】さらに、上述の実施例において、頻値検出
器57によりピークの濃度範囲が赤領域であると判定す
る際には、赤色の濃度範囲に属するピーク値(頻値)が
所定頻度を超えていることを条件として加えてもよい。 (c)第3実施例の説明 図1は本発明の第3実施例としての画像処理方式を適
用される装置の構成例を示すブロック図である。なお、
図1中、既述の符号と同一の符号は同一部分を示して
いるので、その詳細な説明は省略する。
【0066】この図1において、70はA/D変換器
2Aにおける所定の変換濃度範囲を設定する濃度変換範
囲設定部(濃度変換範囲設定手段)で、この濃度変換範
囲設定部70は、第2実施例において前述したものと全
く同様構成の白レベル設定部(地色レベル設定手段)5
3および黒レベル設定部(高濃度レベル設定手段)54
と、赤レベル設定部(低濃度レベル設定手段)71とを
そなえて構成されている。ここで、赤レベル設定部71
は、CCD素子1Aにより検出される低濃度側画像デー
タ(本実施例では赤文字)に対応するアナログ濃度値
(図,図1の赤基準に対応する濃度値)を赤レベル
基準値(赤基準)として設定するものである。
【0067】なお、赤レベル設定部71も、白レベル設
定部53や黒レベル設定部54と同様に、A/D変換器
2Aからの実際の原稿における赤色に追従し赤レベル基
準値を補正する赤レベルフォロワと、この赤レベルフォ
ロワからのディジタル出力をアナログ値(電圧値)に変
換してA/D変換器2Aに出力するD/A変換器とをそ
なえた構成としてもよい。
【0068】72は頻値検出器57により作成されたヒ
ストグラム中に表れるピークの濃度範囲に応じて変換濃
度範囲設定部70により設定されている所定の変換濃度
範囲を変更する変換濃度範囲変更手段として機能する切
換部(切換手段)で、この切換部72は、頻値検出器5
7により作成されたヒストグラム中に表れるピークの濃
度範囲に応じて、黒レベル設定部54からの黒レベル基
準値もしくは赤レベル設定部71からの赤レベル基準値
のいずれか一方を選択的に切り換え、A/D変換器2A
へ出力するものである。
【0069】これにより、白レベル設定部53からの白
レベル基準値と、切換部72により選択された黒レベル
設定部54からの黒レベル基準値もしくは赤レベル設定
部71からの赤レベル基準値とにより、A/D変換器2
Aにおける所定の変換濃度範囲が設定される。また、本
実施例のA/D変換器2Aでは、1CCDクロックの間
に2回のディジタル変換が行なわれるようになってお
り、1回目は黒レベル設定部54からの黒基準に基づい
て行なわれ、2回目は赤レベル設定部71からの赤基準
に基づいて行なわれるようになっている。
【0070】73A,73Bはそれぞれ黒基準時のA/
D変換器2Aからの出力のみを記憶するラインメモリ
で、ラインメモリ73Aとラインメモリ73Bとにおい
ては、それぞれ、一主走査毎に排他的に書込/読出が行
なわれるようになっている。74はラインメモリ73A
とラインメモリ73Bとに書き込まれたデータを交互に
ラッチし頻値検出器57へ出力する15段ラッチ回路
で、この15段という段数については特に意味はなく、
ラッチ回路74は、余り過ぎない程度の記憶容量を有し
ていればよい。この15段ラッチ回路74にラッチされ
たデータ(1ライン前のディジタル濃度値データ)につ
いて、第2実施例と同様に、頻値検出器57によりヒス
トグラムが作成されピークの濃度範囲が検出されるよう
になっている。
【0071】上述の構成により、この第3実施例では、
第2実施例と同様にして、頻値検出器57により検出さ
れたヒストグラム中のピークの濃度範囲が黒領域である
場合(黒色の画像データを読み取っている場合)には、
切換部72を介して黒レベル設定部54からの黒レベル
基準値がA/D変換器2Aに出力される一方、頻値検出
器57により検出されたヒストグラム中のピークの濃度
範囲が赤領域である場合(赤色の画像データを読み取っ
ている場合)には、切換部72を切り換えることによ
り、赤レベル設定部71からの赤レベル基準値がA/D
変換器2Aに出力される。
【0072】これにより、赤色の画像データを読み取っ
ている場合には、A/D変換器2Aには、白レベル設定
部53からの白レベル基準値と、赤レベル設定部71か
らの赤レベル基準値とが入力され、これらの白レベル基
準値と赤レベル基準値との間の範囲が所定の変換濃度範
囲として設定され、この所定の変換濃度範囲を黒文字読
取時の場合と同一の所定ビット数(本実施例では8ビッ
ト)で分割して得られたディジタル濃度値が、A/D変
換器2Aから二値化回路3Aへ出力される。
【0073】このように、本発明の第3実施例によれ
ば、頻値検出器57により検出されたヒストグラム中の
ピークの濃度範囲が赤領域である場合、これを切換部7
2にフィードバックし、A/D変換器2Aへ入力されて
いた黒基準を赤基準に切り換えることにより、読取対象
の文字等の画像データが赤色である時には赤を基準とし
て濃度値の多値出力がなされ、原稿中にカラー文字が混
在している場合でも、かすれ,潰れのない先鋭な二値化
処理を行なえ、自動二値化方式の効果を色付文字に対し
ても期待できる。
【0074】また、第3実施例では、前述した第2実施
例と異なり、ルックアップテーブル等の変換手段を必要
としないため、ビット精度を保てるほか、第2実施例の
構成よりも簡易な構成となり高速な動作を行なえる利点
もある。なお、上述の実施例では、黒文字と赤文字との
二色刷り原稿を読み取る場合について説明したが、赤色
以外の色、例えば青色の画像データがある場合には、青
色の画像データに対応したレベル基準値を設定し、その
レベル基準値を黒基準に代えてA/D変換器2Aに対し
出力するように構成することで、上述した実施例と同様
の作用効果が得られる。
【0075】また、上述した第2および第3実施例で
は、黒基準を設定するために、実際の原稿上の黒文字に
追従して黒基準を補正・設定する黒レベルフォロワ54
AおよびD/A変換器54Bをそなえた黒レベル設定部
54を用いているが、黒レベル設定部としては、黒基準
板読取時の黒レベル基準値(黒基準)を記憶・保持する
だけのものを用いてもよい。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の画像処理
および画像処理装置(請求項1〜8)によれば、注
目画素が所定の閾値未満である場合、当該注目画素の主
走査方向もしくは副走査方向とは反対側の画素について
の二値化誤差を加算して、所定の閾値と比較して白黒の
二値化判定を行なうことにより、2つの画素に分割され
た濃度値を復元するように構成したので、ノイズを強調
することなく、また、簡素な処理手順により、原稿のわ
ずかな傾きによって生じる細線の欠落,分断を確実に防
止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の原理ブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例としての画像処理方式を適
用される装置の構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施例における注目画素の濃度値
およびその注目画素周辺画素の濃度値を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図6】本発明の第1実施例により細線欠落部分を補正
された例を示す図である。
【図7】本発明の第2実施例としての画像処理方式を適
用される装置の構成例を示すブロック図である。
【図8】第2実施例における頻値検出器(ヒストグラム
作成手段)の詳細構成を示すブロック図である。
【図9】地色,赤文字,黒文字を読み取った際の一般的
なCCD出力を示すグラフである。
【図10】白/黒基準を用いて黒文字を読み取った際の
濃度値のヒストグラム例を示すグラフである。
【図11】白/黒基準を用いて赤文字を読み取った際の
濃度値のヒストグラム例を示すグラフである。
【図12】本発明の第3実施例としての画像処理方式を
適用される装置の構成例を示すブロック図である。
【図13】画像読取対象となるオリジナル原稿の例を示
す図である。
【図14】オリジナル原稿中の細線が走査方向に対して
傾斜している場合の例を拡大して示す図である。
【図15】細線の分断・欠落を生じた画像読取例を示す
図である。
【図16】細線の分断・欠落部分を拡大して示す図であ
る。
【図17】輪郭強調処理を説明するための図である。
【符号の説明】
1 センサ 1A CCD素子(センサ) 2 アナログ/ディジタル変換手段 2A A/D変換器(アナログ/ディジタル変換手段) 3 二値化手段 3A 二値化回路(二値化手段) 4 第1の比較手段 5 記憶手段 5A 第1の記憶手段 5B 第2の記憶手段 6 加算手段 6A 第1の加算手段 6B 第2の加算手段 7,7A 第2の比較手段 7B 第3の比較手段 8,8A 論理和ゲート 0 ラッチ回路 31 比較器(第1の比較手段) 32 ラッチ回路(第1の記憶手段) 32a 反転素子 33 加算器(第1の加算手段) 34 比較器(第2の比較手段) 35 セレクタ 36 FIFOメモリ(第2の記憶手段) 37 加算器(第2の加算手段) 38 比較器(第3の比較手段) 39 ORゲート(論理和ゲート) 40 NOTゲート(反転ゲート) 41 ORゲート(論理和ゲート) 42 NOTゲート(反転ゲート) 43 ANDゲート(論理積ゲート) 44 シリアル/パラレル変換器 50 増幅器 51 サンプルホールド回路 52 濃度変換範囲設定部 53 白レベル設定部(地色レベル設定手段) 53A 白レベルフォロワ 53B D/A変換器 54 黒レベル設定部(高濃度レベル設定手段) 54A 黒レベルフォロワ 54B D/A変換器 55A〜55E ラッチ回路 56A〜56D ラインメモリ 57 頻値検出器(ヒストグラム作成手段) 58 ルックアップテーブル(設定手段,変換手段) 60 カウンタ 61−1〜61−n レジスタ 62A,62B 比較器 63 ANDゲート 64 ピーク検出部 70 濃度変換範囲設定部(濃度変換範囲設定手段) 71 赤レベル設定部(低濃度レベル設定手段) 72 切換部(変換濃度範囲変更手段,切換手段) 73A,73B ラインメモリ 74 15段ラッチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 H04N 1/60

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向および副走査方向に走査しな
    がら、画像データについて画素毎に濃度値を検出するセ
    サをそなえ、 該センサにより得られた濃度値を、画素毎に所定の閾値
    と比較して白黒の二値に変換する二値化処理を行なう画
    像処理方において、 該二値化処理に際して、注目画素の濃度値が該所定の閾
    値未満である場合、 当該注目画素の濃度値に、当該注目画素の該主走査方向
    もしくは該副走査方向とは反対側の画素についての二値
    化誤差を加算した加算値を該所定の閾値と比較し、 該加算値が該所定の閾値以上の場合に当該注目画素につ
    いて黒信号を出力することを特徴とする、画像処理方
  2. 【請求項2】 主走査方向および副走査方向に走査しな
    がら、画像データについて画素毎に濃度値を検出するセ
    サをそなえ、 該センサにより得られた濃度値を、画素毎に所定の閾値
    と比較して白黒の二値に変換する二値化処理を行なう画
    像処理方において、 該二値化処理に際して、注目画素の濃度値が該所定の閾
    値未満である場合、 当該注目画素の濃度値に、当該注目画素の該主走査方向
    とは反対側の画素についての二値化誤差を加算した第1
    の加算値を所定の閾値と比較するとともに、当該注目画
    素の濃度値に、当該注目画素の該副走査方向とは反対側
    の画素についての二値化誤差を加算した第2の加算値を
    所定の閾値と比較し、 該第1の加算値もしくは第2の加算値の少なくとも一方
    が該所定の閾値以上の場合に当該注目画素について黒信
    号を出力することを特徴とする、画像処理方
  3. 【請求項3】 該第1の加算値と比較する所定の閾値
    と、該第2の加算値と比較する所定の閾値とが別個に設
    定されていることを特徴とする、請求項2記載の画像処
    理方
  4. 【請求項4】 前記二値化誤差は、該二値化誤差を有す
    る画素についての二値化出力が黒信号である場合には
    “0”に設定され、該二値化誤差を有する画素について
    の二値化出力が白信号である場合には二値化処理前の当
    該画素の濃度値に設定されることを特徴とする、請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の画像処理方
  5. 【請求項5】 主走査方向および副走査方向に走査しな
    がら、画像データについて画素毎に濃度値を検出するセ
    サと、 該センサにより得られた濃度値を、画素毎に所定の閾値
    と比較して白黒の二値に変換する二値化手段とをそな
    え、 該二値化手段が、 注目画素の濃度値を該所定の閾値と比較し、当該注目画
    素の濃度値が該所定の閾値以上である場合に黒信号を出
    力する第1の比較手段と、 当該注目画素の該主走査方向もしくは該副走査方向とは
    反対側の画素についての二値化誤差を記憶する記憶手
    、 該第1の比較手段により当該注目画素の濃度値が該所定
    の閾値未満であると判定された場合に、該記憶手段に
    憶された前記二値化誤差を当該注目画素の濃度値に加算
    する加算手段と、 該加算手段による加算結果を所定の閾値と比較し、該加
    算結果が該所定の閾値以上である場合に黒信号を出力す
    る第2の比較手段と、 該第1の比較手段からの出力と該第2の比較手段からの
    出力との論理和を二値化処理結果として出力する論理和
    ゲートとから構成されていることを特徴とする、画像処
    理装置。
  6. 【請求項6】 主走査方向および副走査方向に走査しな
    がら、画像データについて画素毎に濃度値を検出するセ
    サと、 該センサにより得られた濃度値を、画素毎に所定の閾値
    と比較して白黒の二値に変換する二値化手段とをそな
    え、 該二値化手段が、 注目画素の濃度値を該所定の閾値と比較し、当該注目画
    素の濃度値が該所定の閾値以上である場合に黒信号を出
    力する第1の比較手段と、 当該注目画素の該主走査方向とは反対側の画素について
    の二値化誤差を記憶する第1の記憶手段と、 当該注目画素の該副走査方向とは反対側の画素について
    の二値化誤差を記憶する第2の記憶手段と、 該第1の比較手段により当該注目画素の濃度値が該所定
    の閾値未満であると判定された場合に、該第1の記憶手
    段に記憶された当該注目画素の該主走査方向とは反対側
    の画素についての二値化誤差を当該注目画素の濃度値に
    加算する第1の加算手段と、 該第1の比較手段により当該注目画素の濃度値が該所定
    の閾値未満であると判定された場合に、該第2の記憶手
    段に記憶された当該注目画素の該副走査方向とは反対側
    の画素についての二値化誤差を当該注目画素の濃度値に
    加算する第2の加算手段と、 該第1の加算手段による加算結果を所定の閾値と比較
    し、該加算結果が該所定の閾値以上である場合に黒信号
    を出力する第2の比較手段と、 該第2の加算手段による加算結果を所定の閾値と比較
    し、該加算結果が該所定の閾値以上である場合に黒信号
    を出力する第3の比較手段と、 該第1の比較手段からの出力,該第2の比較手段および
    該第3の比較手段からの出力の論理和を二値化処理結果
    として出力する論理和ゲートとから構成されていること
    を特徴とする、画像処理装置。
  7. 【請求項7】 該第2の比較手段における所定の閾値
    と、該第3の比較手段における所定の閾値とが別個に設
    定されていることを特徴とする、請求項記載の画像処
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記二値化誤差は、該二値化誤差を有す
    る画素についての二値化出力が黒信号である場合には
    “0”に設定され、該二値化誤差を有する画素について
    の二値化出力が白信号である場合には二値化処理前の当
    該画素の濃度値に設定されることを特徴とする、請求項
    5〜7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
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