JP2010273121A - 画像圧縮方法、画像圧縮装置、画像形成装置、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧縮後の画像に含まれる文字の視認性を向上させることができる画像圧縮方法、画像圧縮装置、画像形成装置、コンピュータプログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】カラー画像処理装置2は、圧縮処理部(画像圧縮装置)3で、原画像を圧縮する際に、原画像中の文字及び/又は線画のエッジを検出し、検出したエッジを2値画像で表した前景レイヤを生成し、前景レイヤを可逆圧縮し、原画像を背景レイヤとして非可逆圧縮する。また前景レイヤの色を文字又は線画とは異なる特定の色に決定し、決定した色を示す情報を圧縮ファイルに含める。前景レイヤの色としては、原画像全体の色を代表する全体色、又は原画像中の文字周辺色を用いる。圧縮ファイルから再現した画像中では、画像中の文字及び/又は線画がこれらの色で縁取られるので、文字及び/又は線画の視認性が向上する。
【選択図】図1
【解決手段】カラー画像処理装置2は、圧縮処理部(画像圧縮装置)3で、原画像を圧縮する際に、原画像中の文字及び/又は線画のエッジを検出し、検出したエッジを2値画像で表した前景レイヤを生成し、前景レイヤを可逆圧縮し、原画像を背景レイヤとして非可逆圧縮する。また前景レイヤの色を文字又は線画とは異なる特定の色に決定し、決定した色を示す情報を圧縮ファイルに含める。前景レイヤの色としては、原画像全体の色を代表する全体色、又は原画像中の文字周辺色を用いる。圧縮ファイルから再現した画像中では、画像中の文字及び/又は線画がこれらの色で縁取られるので、文字及び/又は線画の視認性が向上する。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像データを圧縮する画像圧縮方法に関し、より詳しくは、画像を文字と背景とに分離して夫々に適した方法で圧縮を行うことにより、高効率で画像データを圧縮することができる画像圧縮方法、画像圧縮装置、画像形成装置、コンピュータプログラム及び記録媒体に関する。
紙等に記録された文書等の画像を光学的に読み取って電子データである画像データを生成する画像処理技術は、スキャナ装置、ファクシミリ装置、複写装置、又はこれらの機能を兼ね備えた複合機の分野で広く利用されている。生成された画像データは、ファクシミリ通信若しくは電子メール等を用いて送受信されるか、又はデータベースに蓄積される等して種々の用途に利用される。画像を光学的に読み取って生成した画像データは、一般的にデータサイズが大きくなるので、送受信又は蓄積を効率的に行うためには、画像データの圧縮が必要不可欠となっている。
高圧縮率を実現するための圧縮技術の1つとして、MRC(Mixed Raster Content)等のレイヤ分離に基づく圧縮技術がある。レイヤ分離に基づく圧縮技術は、画像から文字・線画を表す前景マスクを生成し、生成した前景マスクに基づいて画像を前景レイヤと背景レイヤとに分離し、前景レイヤと背景レイヤとを夫々に適した圧縮方法を用いて圧縮することにより、最終的に高圧縮画像を生成する技術である。ここで、前景レイヤとは、画像中の文字及び/又は線画を表す前景のレイヤであり、一般的に、JBIG(Joint Bi-level Image Experts Group)、MMR(Modified Modified Read)、又はLZW(Lempel Ziv Welch)等の可逆圧縮技術を用いて圧縮される。
一方、背景レイヤは、文字及び/又は線画以外の画像内容を表す背景のレイヤであり、一般的に、JPEG(Joint Photographic Experts Group)等の非可逆圧縮技術を用いて圧縮される。引用文献1に記載された技術では、カラー文書画像に含まれるテキスト領域毎に、そのテキスト領域に用いられている色を抽出し、同色が用いられているテキスト領域を包含した包含画像を生成し、包含画像に対してMMR圧縮を行い、この包含画像のパレット情報と包含画像情報をヘッダとして添付する。また、注目テキスト領域が1つの色のみを有している場合、この注目テキスト領域に対してMMR圧縮を行い、注目テキスト領域が複数の色を有する場合、可逆圧縮を行う。圧縮結果にはパレット情報とテキスト情報がヘッダに添付される。更に引用文献1には、テキスト情報を用いてカラー文書画像におけるテキスト領域を特定し、特定したテキスト領域を所定の色で塗りつぶした画像(背景レイヤに相当)を生成し、生成した画像にJPEG圧縮を行う技術が記載されている。
非可逆圧縮技術による圧縮は、可逆圧縮技術による圧縮に比べて、圧縮後の画像の画質が劣化し易い。しかしながら、非可逆圧縮技術は圧縮率の制御が簡易であるため、圧縮画像の用途に応じて、データサイズの縮小を優先して圧縮率を高くしたり、画質の高さを優先して圧縮率を低くしたりすることができる。逆に、可逆圧縮技術は圧縮率を制御することが難しいため、圧縮率を向上させることが困難である。
画像中の文字と背景とを分離する際には、文字形状全体を抽出するのが一般的である。文字形状全体を抽出するには、エッジの立ち上がりと立下りとの間を文字として検出するか、又は、文字の濃度若しくは色を特定して閾値処理で文字を検出することにより実現可能である。しかしながら、精度良く文字の形状を抽出するためには、写真エッジ、印刷網点、又はノイズなど、文字以外のものを排除するための種々の前処理及び後処理を行う必要があり、正しく文字の形状のみを抽出することは容易ではない。また引用文献1に記載の技術では、テキスト領域が正しく抽出された場合には問題はないものの、テキスト領域が正しく抽出されなかった場合は、テキスト領域は背景レイヤに組み込まれ、非可逆圧縮により文字が潰れて文字の視認性が悪化するという問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、文字の全体ではなく文字の輪郭を抽出して前景レイヤを生成することにより、圧縮後の画像に含まれる文字の視認性を向上させることができる画像圧縮方法、画像圧縮装置、画像形成装置、コンピュータプログラム及び記録媒体を提供することにある。
本発明に係る画像圧縮方法は、複数の画素で構成された原画像を圧縮する方法において、原画像に含まれる文字及び/又は線画のエッジを検出するステップと、該ステップで検出したエッジを2値画像で表した前景レイヤを生成するステップと、前記前景レイヤの色を文字及び/又は線画とは異なった特定の色に決定するステップと、原画像を非可逆圧縮し、前記前景レイヤを可逆圧縮するステップと、該ステップにより生成された圧縮データに、決定した前記前景レイヤの色を示す情報を付加した圧縮ファイルを生成するステップとを含むことを特徴とする。
本発明に係る画像圧縮装置は、複数の画素で構成された原画像を圧縮する画像圧縮装置において、原画像に含まれる文字及び/又は線画のエッジを検出する検出手段と、該検出手段が検出したエッジを2値画像で表した前景レイヤを生成する手段と、前記前景レイヤの色を文字及び/又は線画とは異なった特定の色に決定する色決定手段と、原画像を非可逆圧縮し、前記前景レイヤを可逆圧縮する圧縮手段と、該圧縮手段により生成された圧縮データに、前記色決定手段が決定した前記前景レイヤの色を示す情報を付加した圧縮ファイルを生成する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像圧縮装置は、前記色決定手段は、前記前景レイヤの色を無彩色に決定するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る画像圧縮装置は、前記色決定手段は、原画像全体の色を代表する全体色を検出する手段と、前記前景レイヤの色を検出した全体色に決定する手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る画像圧縮装置は、前記色決定手段は、文字及び/又は線画のエッジに対応する画素から所定範囲内にある画素の内で、文字及び/又は線画以外の画素の色を代表する文字周辺色を検出する手段と、前記前景レイヤの色を検出した文字周辺色に決定する手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る画像圧縮装置は、前記圧縮手段により非可逆圧縮する前に、原画像を低解像度化する手段を更に備えることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、複数の画素で構成された原画像を受け付ける手段と、本発明に係る画像圧縮装置と、該画像圧縮装置により生成した圧縮ファイルを出力する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、複数の画素で構成された原画像を圧縮する処理を実行させるためのコンピュータプログラムにおいて、原画像に含まれる文字及び/又は線画のエッジを検出するステップと、該ステップで検出したエッジを2値画像で表した前景レイヤを生成するステップと、前記前景レイヤの色を文字及び/又は線画とは異なった特定の色に決定するステップと、原画像を非可逆圧縮し、前記前景レイヤを可逆圧縮するステップと、該ステップにより生成された圧縮データに、決定した前記前景レイヤの色を示す情報を付加した圧縮ファイルを生成するステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明に係る記録媒体は、コンピュータに、複数の画素で構成された原画像を圧縮する処理を実行させるためのコンピュータプログラムを記録してあるコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、原画像に含まれる文字及び/又は線画のエッジを検出するステップと、該ステップで検出したエッジを2値画像で表した前景レイヤを生成するステップと、前記前景レイヤの色を文字及び/又は線画とは異なった特定の色に決定するステップと、原画像を非可逆圧縮し、前記前景レイヤを可逆圧縮するステップと、該ステップにより生成された圧縮データに、決定した前記前景レイヤの色を示す情報を付加した圧縮ファイルを生成するステップとを含む処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とする。
本発明においては、文字及び/又は線画を含む原画像を圧縮する際に、原画像中の文字及び/又は線画のエッジを検出し、検出したエッジを2値画像で表した前景レイヤを生成し、前景レイヤの色を文字又は線画とは異なる特定の色に決定し、前景レイヤを可逆圧縮し、原画像を背景レイヤとして非可逆圧縮する。文字及び/又は線画の全体ではなく文字及び/又は線画のエッジを検出して前景レイヤとすることにより、背景から文字及び/又は線画が分離し易くなる。
また本発明においては、前景レイヤの色を、白色又は特定の濃度のグレー等の無彩色に決定することにより、圧縮ファイルから再現した画像において、無彩色で文字及び/又は線画のエッジが再現され、画像中の文字及び/又は線画は、文書等の多くの画像の下地の色である無彩色で縁取られることとなる。
また本発明においては、前景レイヤの色を原画像全体の色を代表する全体色に決定することにより、圧縮ファイルから再現した画像において、文字及び/又は線画のエッジが全体色で再現され、画像中の文字及び/又は線画が画像の下地の色で縁取られることとなる。
また本発明においては、前景レイヤの色を、原画像中の文字及び/又は線画のエッジから所定範囲内の色を代表する文字周辺色に決定することにより、圧縮ファイルから再現した画像において、文字及び/又は線画のエッジが文字周辺色で再現され、画像中の文字及び/又は線画が周辺の色で縁取られることとなる。
更に本発明においては、背景レイヤを低解像度化した上で、背景レイヤの非可逆圧縮を行うことにより、圧縮ファイルのサイズをより低減させる。
本発明にあっては、原画像を圧縮する際に背景から文字又は線画を分離し易くなるので、文字及び/又は線画が背景レイヤに組み込まれて圧縮後の画像における文字及び/又は線画が潰れることを抑制することができる。また前景レイヤの色を文字又は線画の色とは異なる特定色に決定したことにより、圧縮ファイルから画像を再現したときに、文字及び/又は線画のエッジが特定色で再現され、画像中の文字及び/又は線画が特定色で縁取られるので、文字及び/又は線画の視認性が向上する等、本発明は優れた効果を奏する。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1では、本発明の画像圧縮装置がカラー画像を形成する画像形成装置の一部をなす形態を示す。図1は、実施の形態1に係る画像形成装置の内部の機能構成を示すブロック図である。本発明の画像形成装置1は、カラーコピー機能及びカラースキャナ機能等を有するデジタル複合機である。画像形成装置1は、原稿からカラー画像を光学的に読み取るカラー画像入力装置11を備えており、カラー画像入力装置11には、読み取ったカラー画像に応じた画像データ及び圧縮画像データを生成するカラー画像処理装置2が接続されている。カラー画像処理装置2には、カラー画像処理装置2が生成した画像データに基づいてカラー画像を出力するカラー画像出力装置13、及びカラー画像処理装置2が生成した圧縮画像データを外部へ送信する送信装置14が接続されている。カラー画像入力装置11、カラー画像処理装置2、カラー画像出力装置13及び送信装置14には、使用者からの操作を受け付ける操作パネル12が接続されている。
(実施の形態1)
実施の形態1では、本発明の画像圧縮装置がカラー画像を形成する画像形成装置の一部をなす形態を示す。図1は、実施の形態1に係る画像形成装置の内部の機能構成を示すブロック図である。本発明の画像形成装置1は、カラーコピー機能及びカラースキャナ機能等を有するデジタル複合機である。画像形成装置1は、原稿からカラー画像を光学的に読み取るカラー画像入力装置11を備えており、カラー画像入力装置11には、読み取ったカラー画像に応じた画像データ及び圧縮画像データを生成するカラー画像処理装置2が接続されている。カラー画像処理装置2には、カラー画像処理装置2が生成した画像データに基づいてカラー画像を出力するカラー画像出力装置13、及びカラー画像処理装置2が生成した圧縮画像データを外部へ送信する送信装置14が接続されている。カラー画像入力装置11、カラー画像処理装置2、カラー画像出力装置13及び送信装置14には、使用者からの操作を受け付ける操作パネル12が接続されている。
画像形成装置1で実行される各種の処理は、図示しないCPU(Central Processing Unit)が制御する。画像形成装置1のCPUは、図示しないネットワークカード及びLANケーブルを介して、通信ネットワークに接続されたコンピュータ及び他のデジタル複合機等とデータ通信を行なう。
次に、画像形成装置1の各部の構成を説明する。操作パネル12は、画像形成装置1の動作モードを設定するための設定指示等、画像形成装置1の動作を制御するための指示を使用者の操作により受け付けるタッチパネル又はテンキー等の受付部と、操作に必要な情報を表示する液晶ディスプレイ等の表示部とを含んで構成されている。
カラー画像入力装置11は、CCD(Charge Coupled Device )等の光センサを備えたカラースキャナを用いて構成されており、紙等の記録シートにカラー画像が記録された原稿からの反射光像をRGB(R:赤,G:緑,B:青)に分解して光センサで読み取り、RGBのアナログ信号に変換してカラー画像処理装置2へ出力する。
カラー画像処理装置2は、カラー画像入力装置11から入力されたRGBのアナログ信号に対して、A/D変換部20、シェーディング補正部21、原稿種別判別部22、入力階調補正部23、及び領域分離処理部24にて後述する画像処理を行うことにより、RGBのデジタル信号(以下、RGB信号という)からなる画像データを生成する。以下では、RGB信号の強度をRGB値(r,g,b)と表わす。またカラー画像処理装置2は、RGB信号に対して、色補正部25、黒生成下色除去部26、空間フィルタ処理部27、出力階調補正部28、階調再現処理部29にて後述する画像処理を実行することにより、CMYK(C:シアン,M:マゼンタ,Y:イエロー,K:ブラック)のデジタル信号からなる画像データを生成し、ストリームとしてカラー画像出力装置13へ出力する。なお、カラー画像処理装置2は、画像データをカラー画像出力装置13へ出力する前に、ハードディスク等の不揮発性の記憶装置である記憶部30に画像データを一旦記憶する構成であってもよい。
カラー画像出力装置13は、カラー画像処理装置2から入力された画像データに基づいて、熱転写、電子写真、又はインクジェット等の方式により紙等の記録シート上にカラー画像を形成することによって、カラー画像を出力する。カラー画像出力装置13は、本発明における画像形成手段として機能する。なお、画像形成装置1は、カラー画像出力装置13の代わりに、記録シート上にモノクローム画像を形成して出力するモノクロ画像出力装置を備えていてもよい。この場合、カラー画像処理装置2は、カラー画像の画像データをモノクローム画像の画像データに変換した上で、画像データをモノクロ画像出力装置へ出力する。
またカラー画像処理装置2は、領域分離処理部24が出力したRGB信号に対して圧縮処理部3で後述する本発明の画像圧縮方法を実行することにより、画像データを圧縮したデータを含む圧縮ファイルを生成し、圧縮ファイルを送信装置14へ出力する。圧縮処理部3は、本発明に係る画像圧縮装置として機能する。なお、カラー画像処理装置2は、圧縮ファイルをカラー画像出力装置13へ出力する前に記憶部30に一旦記憶する構成であってもよい。
送信装置14は、ネットワークカード又はモデム等を用いて構成されており、図示しない公衆回線網、LAN(Local Area Network)又はインターネット等の通信ネットワークに接続可能であり、ファクシミリ又は電子メール等の通信方法により通信ネットワークを介して外部へ圧縮ファイルを送信する。例えば、操作パネル12においてscan to e-mailモードが選択されている場合、送信装置14は、圧縮ファイルを電子メールに添付した上で、設定された送信先へ送信する。
なお、送信装置14でファクシミリの送信を行なう場合は、画像形成装置1のCPUは、送信装置14を用いて相手先との通信手続きを行ない、送信可能な状態が確保されたときに、圧縮ファイルに対して圧縮形式の変更等の必要な処理を施してから、相手先へ順次送信する。また、送信装置14等を用いて画像形成装置1でファクシミリの受信を行う構成の場合は、画像形成装置1のCPUは、送信装置14を用いて通信手続きを行ないながら、相手先から送信された圧縮ファイルを受信し、受信した圧縮ファイルをカラー画像処理装置2へ入力する。カラー画像処理装置2は、受信した圧縮ファイルに対し、図示しない圧縮/伸張処理部で伸張処理を行う。またカラー画像処理装置2は、圧縮ファイルを伸張することによって得られた画像データに対して、必要に応じて図示しない処理部で回転処理及び/又は解像度変換処理等を行い、出力階調補正部28で出力階調補正を行い、階調再現処理部29で階調再現処理を行う。更にカラー画像処理装置2は、各種の画像処理が施された画像データを、カラー画像出力装置13へ出力し、カラー画像出力装置13は、画像データに基づいてカラー画像を出力する。
次に、カラー画像処理装置2における画像処理を説明する。A/D変換部20は、カラー画像入力装置11からカラー画像処理装置2へ入力されたRGBのアナログ信号を受け付け、RGBのアナログ信号をデジタル信号であるRGB信号へ変換し、RGB信号をシェーディング補正部21へ出力する。
シェーディング補正部21は、A/D変換部20から入力されたRGB信号に対して、カラー画像入力装置11の照明系、結像系及び撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を行う。シェーディング補正部21は、次に、歪みを取り除いたRGB信号を原稿種別判別部22へ出力する。
原稿種別判別部22は、シェーディング補正部21から入力されたRGB信号に基づいて、文字、写真、又は印画紙等の原稿のモードを判別する原稿種別判別処理を実行する。原稿種別判別処理を、ユーザが操作パネル12を用いてマニュアル設定する場合、原稿種別判別部22はシェーディング補正部21から入力されたRGB信号をそのまま後段の入力階調補正部23へ出力する。原稿種別判別処理の処理結果は、後段の画像処理に反映される。
入力階調補正部23へ原稿種別判別部22から入力されたRGB信号は、RGB各色の光の反射率を示す反射率信号となっている。入力階調補正部23は、原稿種別判別部22から入力されたRGB信号を、RGB各色の濃度を示す濃度信号等、カラー画像処理装置2で処理しやすいRGB信号へ変換する。更に入力階調補正部23は、RGB信号に対して、カラーバランスの調整、下地濃度の除去、及びコントラストの調整等の画質調整処理を行う。入力階調補正部23は、次に、処理を行ったRGB信号を領域分離処理部24へ出力する。
領域分離処理部24は、入力階調補正部23から入力されたRGB信号が表す画像中の各画素を、文字領域、網点領域、又は写真領域のいずれかに分離する。また領域分離処理部24は、分離結果に基づき、各画素がいずれの領域に属しているかを示す領域識別信号を、圧縮処理部3、黒色生成下色除去部26、空間フィルタ処理部27、及び階調再現処理部29へ出力する。領域分離処理部23は、更に、入力階調補正部23から入力されたRGB信号を、色補正部25及び圧縮処理部3へ出力する。なお、領域分離処理部24は圧縮処理部3へは領域識別信号を出力しない形態であってもよい。
色補正部25は、領域分離処理部24から入力されたRGB信号をCMYのデジタル信号(以下、CMY信号という)へ変換し、色再現の忠実化実現のために、不要吸収成分を含むCMY色材の分光特性に基づいた色濁りをCMY信号から取り除く処理を行なう。色補正部25は、次に、色補正後のCMY信号を黒色生成下色除去部26へ出力する。
黒色生成下色除去部26は、色補正部25から入力されたCMY信号に基づき、CMY信号から黒色(K)信号を生成する黒色生成処理と、元のCMY信号から黒色生成で得たK信号を差し引いて新たなCMY信号を生成する処理とを行なう。この結果、3色のCMY信号は、CMYK4色のデジタル信号(以下、CMYK信号という)へ変換される。黒色生成下色除去部26は、次に、CMY信号を変換したCMYK信号を空間フィルタ処理部27へ出力する。
黒色生成下色除去部26が行う黒色生成処理の一例としては、一般に、スケルトン・ブラックによる黒色生成を行なう方法が用いられる。この方法では、スケルトン・カーブの入出力特性をy=f(x)、入力されるデータをC,M,Y、出力されるデータをC',M',Y',K'、UCR(Under Color Removal )率をα(0<α<1)とすると、黒色生成下色除去部26による処理で得られるC',M',Y',K'は、下記の式(1)〜式(4)で表わされる。
K'=f(min(C,M,Y))…(1)
C'=C−αK'…(2)
M'=M−αK'…(3)
Y'=Y−αK'…(4)
K'=f(min(C,M,Y))…(1)
C'=C−αK'…(2)
M'=M−αK'…(3)
Y'=Y−αK'…(4)
ここで、UCR率α(0<α<1)とは、CMYが重なっている部分をKに置き換えてCMYをどの程度削減するかを示すものである。式(1)は、CMYの各信号強度の内で最小の信号強度に応じてK信号が生成されることを示している。
空間フィルタ処理部27は、黒色生成下色除去部26から入力されたCMYK信号が表す画像に対して、領域分離処理部24から入力された領域識別信号に基づいてデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行なって空間周波数特性を補正することにより、画像のぼやけ又は粒状性劣化を改善する。例えば、領域分離処理部24にて文字に分離された領域に対しては、空間フィルタ処理部27は、文字の再現性を高めるために、高周波成分の強調量が大きいフィルタを用いて空間フィルタ処理を行なう。また、領域分離処理部24にて網点に分離された領域に対しては、空間フィルタ処理部27は、入力網点成分を除去するためのローパス・フィルタ処理を行なう。空間フィルタ処理部27は、次に、処理後のCMYK信号を出力階調補正部28へ出力する。
出力階調補正部28は、空間フィルタ処理部27から入力されたCMYK信号に対して、カラー画像出力装置13の特性に合わせて網点面積率に基づく出力階調補正処理を行ない、出力階調補正処理後のCMYK信号を階調再現処理部29へ出力する。
階調再現処理部29は、出力階調補正部28から入力されたCMYK信号に対して、領域分離処理部24から入力された領域識別信号に基づいて、領域に応じた中間調処理を行なう。例えば、領域分離処理部24にて文字に分離された領域に対しては、階調再現処理部29は、高域周波成分の再現に適した高解像度のスクリーンによる二値化又は多値化の処理を行なう。また、領域分離処理部24にて網点に分離された領域に対しては、階調再現処理部29は、階調再現性を重視したスクリーンでの二値化又は多値化の処理を行なう。階調再現処理部29は、処理後の画像データをカラー画像出力装置13へ出力する。
次に、圧縮処理部3の構成及び圧縮処理部3が行う処理を説明する。圧縮処理部3は、領域分離処理部24から入力されたRGB信号からなる画像データに基づき、本発明の実施の形態に係る画像圧縮方法を用いて圧縮ファイルを生成する。
圧縮処理部3に入力されるカラー画像の画像データが表す原画像は、マトリクス状に配置されている複数の画素で構成されている。圧縮処理部3は、原画像を2値画像である前景レイヤと背景レイヤとに分離し、前景レイヤを例えばMMRで可逆圧縮し、背景レイヤを例えばJPEGで非可逆圧縮する。圧縮処理部3は、次に、可逆圧縮された前景レイヤ及び非可逆圧縮された背景レイヤと、これらを伸張してカラー画像の画像データとなすための伸張情報とを一つのファイルにまとめる。このファイルが圧縮ファイルである。また、この伸張情報としては、圧縮形式を示す情報、及びインデックス・カラー・テーブル(以下、ICテーブルという)等が用いられる。このような圧縮ファイルは、カラー画像の画像データが直接的に圧縮される場合、又は、前景レイヤ及び背景レイヤが圧縮される場合等に比べて、ファイルサイズが小さくなり、しかも画質の劣化が抑制されている。また、2値画像に対する可逆圧縮手段と背景レイヤに対する非可逆圧縮手段とを夫々1種類ずつ備えていればよいため、3種類以上の圧縮手段を備えておく必要がない。
図2及び3は、圧縮処理部3の内部構成例を示すブロック図である。図2は、原画像をそのまま背景レイヤとして使用する構成例を示す。圧縮処理部3は、文字を表す前景レイヤを生成する前景レイヤ生成部31、前景レイヤを圧縮する可逆圧縮部32、背景レイヤを圧縮する非可逆圧縮部34、及び圧縮ファイル生成部33を備えている。領域分離処理部24からの領域識別信号は前景レイヤ生成部31へ入力され、領域分離処理部24からのRGB信号からなる画像データは、前景レイヤ生成部31及び非可逆圧縮部34へ入力される。前景レイヤ生成部31は、領域識別信号から文字領域の信号を抽出し、文字のエッジに対応する画素を2値で表した2値画像を生成することにより、前景レイヤを生成する。なお、領域分離処理部24から領域識別信号が入力されない形態の場合は、前景レイヤ生成部31は、文字のエッジを検出する処理を行うことにより2値画像を生成する。エッジを検出する方法としては、ソベルのエッジ検出フィルタ又はラプラシアンフィルタ等の一般的なフィルタを用いるフィルタ処理を行えばよい。
前景レイヤ生成部31は、生成した前景レイヤを可逆圧縮部32へ出力し、可逆圧縮部32は、前景レイヤ生成部31から入力された前景レイヤに対して可逆圧縮を行う。非可逆圧縮部34は、領域分離処理部24から入力された画像データに対して非可逆圧縮を行う。可逆圧縮部32は、前景レイヤを可逆圧縮した可逆圧縮データを圧縮ファイル生成部33へ出力し、非可逆圧縮部34は、背景レイヤを非可逆圧縮した非可逆圧縮データを圧縮ファイル生成部33へ出力する。また前景レイヤ生成部31は、ICテーブル等の必要な情報を可逆圧縮部32を介して圧縮ファイル生成部33へ入力し、また可逆圧縮部32及び非可逆圧縮部34は、圧縮形式を示す情報等の必要な情報を圧縮ファイル生成部33へ入力する。圧縮ファイル生成部33は、可逆圧縮データと、非可逆圧縮データと、ICテーブル等の伸張情報とを一つのファイルにまとめることにより、圧縮ファイルを生成する処理を行う。
図3は、原画像を低解像度化した背景レイヤを使用する構成例を示す。圧縮処理部3は、前景レイヤ生成部31、可逆圧縮部32、非可逆圧縮部34、及び圧縮ファイル生成部33に加えて、低解像度化部35を備える。領域分離処理部24からの画像データは、前景レイヤ生成部31及び低解像度化部35へ入力される。低解像度化部35は、領域分離処理部24から入力された画像データが表す原画像を低解像度画像へ変換し、低解像度画像を非可逆圧縮部34へ出力する。非可逆圧縮部34は、低解像度化部35から入力された低解像度画像に対して非可逆圧縮を行い、非可逆圧縮データを圧縮ファイル生成部33へ出力する。前景レイヤ生成部31、可逆圧縮部32、及び圧縮ファイル生成部33は、前述と同様の処理を行う。背景レイヤの低解像度化を行うことにより、圧縮ファイルのデータサイズをより小さくすることができる。
図4は、前景レイヤ生成部31が行う処理の手順を示すフローチャートである。前景レイヤ生成部31は、領域分離処理部24から入力された領域識別信号の内、画素が文字領域に含まれることを示す文字領域信号に基づき、領域分離処理部24から入力された画像データが表す原画像中の文字エッジを検出する(S1)。前景レイヤ生成部31は、次に、検出した文字エッジに対応する画素の濃度値を1とし、他の画素の濃度値を0とする等の方法により、文字エッジを2値で表した2値画像を生成する(S2)。ステップS2で生成した2値画像が前景レイヤとなる。
図5は、文字エッジを2値で表した2値画像の生成例を示す概念図である。図5(a)は領域識別信号のフォーマット例を示す。図5(a)に示す例では、領域識別信号は3ビットの信号であり、左端のビットが文字領域を示し、中央のビットが網点領域を示し、右端のビットが写真領域を示すビットであるとする。各ビットが1であれば、画素はそのビットが示す領域に含まれており、ビットが0であれば画素はそのビットが示す領域には含まれていない。図5(b)は、原画像中の各画素に領域識別信号を対応させた状態を示す。原画像に含まれる画素の内、文字領域を示すビットが1となっている画素を抽出することにより、原画像中の文字が検出される。更に、抽出した画素の内、両隣、四近傍、又は八近傍が文字領域となっている画素を除外することにより、残った画素は文字エッジに対応する画素となり、文字エッジが検出される。文字エッジに対応する画素の濃度を1とし、他の画素の濃度を0とすることにより、2値画像が生成される。図5(c)は、図5(b)に示す各画素の領域識別信号から生成した2値画像の例を示す。
なお、領域分離処理部24から領域識別信号が入力されない形態の場合は、前景レイヤ生成部31は、ステップS1でフィルタ処理により文字エッジを検出し、ステップS2で2値画像を生成する処理を行う。図6及び図7は、フィルタ処理により文字エッジを検出し、2値画像を生成した例を示す概念図である。図6(a)は、各画素の濃度を0〜255の値で示した画像を示す。図6(b)は、3x3のラプラシアンフィルタを示す。図7(a)は、図6(a)に示す画像に対して図6(b)に示すフィルタを用いてフィルタ処理を行った結果を示す。文字エッジ以外の部分に対応する画素の濃度値は0となり、より大きい濃度値を有する画素が文字エッジとして検出される。更に、所定の閾値より大きい濃度値を1、閾値以下の濃度値を0とすることにより、2値画像が生成される。図7(b)は、図7(a)に示す画像から生成した2値画像を示す。図7の例では、閾値を127とした例を示している。
前景レイヤ生成部31は、次に、画像データが表す原画像全体から、原画像全体の色を代表する全体色を検出する(S3)。ステップS3では、前景レイヤ生成部31は、原画像全体を複数のブロックに分割し、各ブロックに含まれる画素の濃度別に画素数をカウントし、ブロック内の色を代表する代表濃度値を求める。また前景レイヤ生成部31は、ブロック毎に代表濃度値を求め、同一の代表濃度値が得られる都度、各代表濃度値が得られた数をカウントし、カウント数が最大である代表濃度値が示す色を、全体色であると決定する。なお、濃度値の取得は、RGB各色で行えばよい。
前景レイヤ生成部31は、次に、画像データが表す原画像中の画素の内、文字エッジの周辺の画素の色を代表する文字周辺色を検出する(S4)。ステップS4では、前景レイヤ生成部31は、原画像中の各画素を順に注目画素として選択し、注目画素が文字エッジに対応する画素の場合に、注目画素を中心とする複数の画素からなるブロック内に含まれる画素の内、文字領域に含まれない画素の濃度別に画素数をカウントし、ブロック内の色を代表する代表濃度値を求める。ステップS4で利用するブロックは、ステップS3で利用するブロックよりも小さいブロックとする。所定の大きさのブロック内に含まれる画素が、文字エッジに対応する画素から所定範囲内の画素となる。前景レイヤ生成部31は、文字エッジに対応する各画素について代表濃度値を取得し、同一の代表濃度値が得られる都度、各代表濃度値が得られた数をカウントし、カウント数が予め定められた閾値以上となった代表濃度値を、文字周辺色であると決定する。
前景レイヤ生成部31は、次に、カウント数が閾値以上となった文字周辺色が複数あるか否かを判定する(S5)。複数の文字周辺色がある場合には(S5:YES)、前景レイヤ生成部31は、複数の文字周辺色の中から、全体色との濃度差が最小である文字周辺色を選択する(S6)。ステップS6が終了した場合、又はステップS5で文字周辺色が単数である場合は(S5:NO)、前景レイヤ生成部31は、全体色と選択した文字周辺色との濃度差が予め定められた所定値未満であるか否かを判定する(S7)。全体色と文字周辺色との濃度差が所定値未満である場合は(S7:YES)、前景レイヤ生成部31は、前景レイヤ色を全体色に決定する(S8)。全体色と文字周辺色との濃度差が所定値以上である場合は(S7:NO)、前景レイヤ生成部31は、前景レイヤ色を、カウント数が最大の文字周辺色に決定する(S9)。
前景レイヤ生成部31は、以上で処理を終了し、生成した2値画像である背景レイヤと決定した前景レイヤ色を示す情報とを可逆圧縮部32へ出力する。前景レイヤ色はICテーブルに記録され、圧縮ファイル中に含まれることとなる。圧縮ファイルが伸張された際には、決定した前景レイヤ色で文字エッジが再現され、再現された画像中の文字は、前景レイヤ色で縁取られることになる。
なお、前景レイヤ生成部31は、原画像中の色の変化が激しいために代表濃度値のカウント数が閾値に達しない場合等、全体色及び文字周辺色が決定できない場合に、前景レイヤ色を無彩色に決定する処理を行う形態であってもよい。無彩色としては、白色又は特定の濃度のグレーを用いればよい。また、前景レイヤ生成部31は、無条件に前景レイヤ色を無彩色に決定する処理を行う形態であってもよい。この形態の場合は、圧縮ファイルを伸張して再現した画像において、文字エッジが白色等の無彩色で再現され、再現された画像中の文字は無彩色で縁取られることになる。
次に、背景レイヤを生成する処理の具体例を説明する。図8は、原画像の例を示す模式図である。図8(a)は原画像中の文字の背景が白色である例を示し、図8(b)は文字の背景が有彩色である例を示し、図8(c)は原画像中に文字の背景色が複数存在する例を示す。図9は、文字エッジを検出した結果の例を示す模式図である。図9は、図8に示す原画像から文字エッジを検出して2値画像を生成した例を示し、図中の黒い部分は画素の濃度値が1となった部分であり、図中の白い部分は画素の濃度値が0となった部分である。
図10は、図8(a)に示す原画像から全体色を求めた例を示す模式図である。前景レイヤ生成部31は、ステップS3の処理で、図10(a)に示す如く原画像全体を分割した複数のブロックの夫々について、代表濃度値を求める。図10(a)には原画像の一部を分割する3個のブロックを示したが、実際には原画像全体が多数のブロックで分割される。前景レイヤ生成部31は、ブロック内に含まれる画素の濃度値を平均し、得られた平均の濃度値を丸めた値をブロックの代表濃度値とする。平均の濃度値を丸める方法としては、例えば次のような方法を用いる。8ビットで0〜255の濃度値が表される場合、9ビット目の0を加えることで濃度値を9ビットで表し、濃度値に+16を加え、上位4ビットが1で下位5ビットが0となる480(2進数で111100000)とのビット毎の論理積を取る。論理積を取った値が32以上だった場合、論理積を取った値に−1を加え、得られた値を濃度値とする。具体的には、濃度値が255だった場合、255+16=271(2進数で100001111)とし、480との論理積を取ると、100001111&111100000=100000000(=256)となり、32以上の値なので、−1を加えて、256−1=255となる。論理積の結果が31以下である場合は、論理積の結果を濃度値とする。このような計算によって、濃度値を0,31,63,95,127,159,191,223,255のいずれかの値に丸めることができる。前景レイヤ生成部31は、各ブロックで得られた代表濃度値をカウントする。図10(b)は、カウント結果を表す特性図を示し、横軸は代表濃度値であり、縦軸は各代表濃度値のカウント数である。カウント数は、各代表濃度値を有するブロックの数に対応する。図10(b)に示すカウント結果から、前景レイヤ生成部31は、カウント数が最大である代表濃度値(=255)を全体色とする。
図11は、図8(a)に示す原画像から文字周辺色を求めた例を示す模式図である。前景レイヤ生成部31は、ステップS4の処理で、図11(a)に示す如く、原画像中の注目画素が文字エッジを検出した2値画像上で濃度値1となった画素である場合に、注目画素を中心とするブロックに含まれる画素の内で文字領域に含まれない画素の濃度値を平均し、得られた平均の濃度値を丸めた値をブロックの代表濃度値とする。ステップS4で利用するブロックは、ステップS3でのブロックよりも小さいブロックであり、また原画像中の各画素を中心とするので、他のブロックと重なり合うことになる。前景レイヤ生成部31は、文字エッジに対応する画素の夫々について得られた代表濃度値をカウントする。図11(b)は、カウント結果を表す特性図を示し、横軸は代表濃度値であり、縦軸は各代表濃度値のカウント数である。カウント数は、各代表濃度値に係る画素数に対応する。前景レイヤ生成部31は、カウント数が閾値以上となる代表濃度値(=255)を文字周辺色とする。図10及び図11の例では、文字周辺色が単一であり、全体色と文字周辺色との差分の絶対値が閾値(例えば、64)未満であるので、前景レイヤ生成部31は、前景レイヤの色を全体色(=255)に決定する。
図12は、図8(a)に示す原画像に対して行った画像処理の結果を示す。図12(a)は背景レイヤを示し、図12(b)は前景レイヤを示す。背景レイヤは原画像とほぼ同じ画像であり、前景レイヤは文字エッジを示す2値画像である。図12(b)では文字エッジを黒で示しているが、実際には、文字エッジの部分は白色であり、それ以外は透明となっている。前景レイヤが可逆圧縮され、背景レイヤが非可逆圧縮されることで、圧縮ファイルが生成される。図12(c)は圧縮ファイルを伸張した画像を示す。文字エッジが全体色である白色で再現され、画像中の文字は白色で縁取られる。
図13は、図8(b)に示す原画像から全体色を求めた例を示す模式図である。前景レイヤ生成部31は、ステップS3の処理で、図13(a)に示す如く原画像全体を分割した複数のブロックの夫々について、代表濃度値を求め、各ブロックで得られた代表濃度値をカウントする。図13(b)は、カウント結果を表す特性図を示し、横軸は代表濃度値であり、縦軸は各代表濃度値のカウント数である。カウント結果から、前景レイヤ生成部31は、カウント数が最大である代表濃度値(=255)を全体色とする。
図14は、図8(b)に示す原画像から文字周辺色を求めた例を示す模式図である。前景レイヤ生成部31は、ステップS4の処理で、図14(a)に示す如く、原画像中の注目画素が文字エッジを検出した2値画像上で濃度値1となった画素である場合に、注目画素を中心とするブロックに含まれる画素の内で文字領域に含まれない画素の濃度を代表する代表濃度値を求め、文字エッジに対応する画素の夫々について得られた代表濃度値をカウントする。図14(b)は、カウント結果を表す特性図を示し、横軸は代表濃度値であり、縦軸は各代表濃度値のカウント数である。閾値を250とすると、代表濃度値=159のカウント数は閾値を越えているので、代表濃度値=159を文字周辺色とする。図13及び図14に示す結果から、文字周辺色が単一であり、全体色と文字周辺色との差分の絶対値が閾値(=64)以上であるので、前景レイヤ生成部31は、前景レイヤの色を文字周辺色(=159)に決定する。
図15は、図8(b)に示す原画像に対して行った画像処理の結果を示す。図15(a)は背景レイヤを示し、図15(b)は前景レイヤを示す。背景レイヤは原画像とほぼ同じ画像であり、前景レイヤは文字エッジを示す2値画像である。図12(b)では文字エッジを黒色で示しているが、実際には、前景レイヤの色は文字周辺色に特定されている。図12(c)は圧縮ファイルを伸張した画像を示す。文字エッジは、濃度値159の文字周辺色で再現され、画像中の文字は濃度値159の色で縁取られる。
図16は、図8(c)に示す原画像から全体色を求めた例を示す模式図である。前景レイヤ生成部31は、ステップS3の処理で、図16(a)に示す如く原画像全体を分割した複数のブロックの夫々について、代表濃度値を求め、各ブロックで得られた代表濃度値をカウントする。図16(b)は、カウント結果を表す特性図を示し、横軸は代表濃度値であり、縦軸は各代表濃度値のカウント数である。カウント結果から、前景レイヤ生成部31は、カウント数が最大である代表濃度値(=255)を全体色とする。
図17は、図8(c)に示す原画像から文字周辺色を求めた例を示す模式図である。前景レイヤ生成部31は、ステップS4の処理で、図17(a)に示す如く、原画像中の注目画素が文字エッジを検出した2値画像上で濃度値1となった画素である場合に、注目画素を中心とするブロックに含まれる画素の内で文字領域に含まれない画素の濃度を代表する代表濃度値を求め、文字エッジに対応する画素の夫々について得られた代表濃度値をカウントする。図17(b)は、カウント結果を表す特性図を示し、横軸は代表濃度値であり、縦軸は各代表濃度値のカウント数である。閾値を250とすると、代表濃度値=31及び159のカウント数は閾値を越えているので、代表濃度値=31及び159が文字周辺色として検出される。前景レイヤ生成部31は、ステップS6の処理で、濃度値=31及び159の文字周辺色の内、全体色との濃度差が最小である濃度値=159の文字周辺色を選択する。そして、全体色(=255)と文字周辺色(=159)との差分の絶対値が閾値(=64)以上であり、文字周辺色の内で濃度値=159のカウント数が最大であるので、前景レイヤ生成部31は、前景レイヤの色を濃度値=159の文字周辺色に決定する。
図18は、図8(c)に示す原画像に対して行った画像処理の結果を示す。図18(a)は背景レイヤを示し、図18(b)は前景レイヤを示す。背景レイヤは原画像とほぼ同じ画像であり、前景レイヤは文字エッジを示す2値画像である。図18(b)では文字エッジを黒色で示しているが、実際には、前景レイヤの色は濃度値=159の文字周辺色に特定されている。図18(c)は圧縮ファイルを伸張した画像を示す。文字エッジは、濃度値159の文字周辺色で再現され、画像中の文字は濃度値159の色で縁取られる。
なお、前景レイヤ生成部31が前景レイヤ色を無彩色に決定する場合、文字エッジは白色等の無彩色で再現される。図19は、前景レイヤ色を白色とした上で図8(c)に示す原画像を圧縮した圧縮ファイルを伸張した画像を示す模式図である。文字エッジは白色で再現され、再現された画像中の文字は白色で縁取られている。
以上詳述した如く、本発明においては、文字を含む原画像を圧縮する際に、原画像中の文字のエッジを検出し、検出したエッジを2値画像で表した前景レイヤを生成し、前景レイヤの色を文字とは異なる特定の色に決定し、前景レイヤを可逆圧縮し、原画像を背景レイヤとして非可逆圧縮する。文字全体ではなく文字のエッジを検出して前景レイヤとすることにより、背景から文字を分離し易くなり、文字が背景レイヤに組み込まれて圧縮後の画像における文字が潰れることを抑制することができる。また前景レイヤの色を文字の色とは異なる特定色に決定したことにより、圧縮ファイルから画像を再現したときに、文字のエッジが特定色で再現され、画像中の文字が特定色で縁取られるので、文字の視認性が向上する。また背景レイヤを非可逆圧縮することにより、圧縮ファイルのサイズを抑えることができる。
また本発明においては、前景レイヤの色を原画像全体の色を代表する全体色に決定することにより、圧縮ファイルから再現した画像において、文字のエッジが全体色で再現され、画像中の文字が画像の下地の色で縁取られることとなる。これにより、文字と背景との境界を明確にして文字の視認性を向上させると共に、画像の色とは異なる不自然な色で文字が縁取られることを防止し、画像の再現性の低下を抑制することができる。
また本発明においては、前景レイヤの色を、原画像中の文字周辺の色である文字周辺色に決定することができる。これにより、圧縮ファイルから再現した画像において、文字のエッジが文字周辺色で再現され、画像中の文字が文字周辺の色で縁取られることとなる。特に、全体色と文字周辺色との差が大きい場合に前景レイヤの色を文字周辺色に決定することにより、文字周辺の色が他の部分と異なる色である原画像であっても、再現された画像中で周辺の色とは異なる不自然な色で文字が縁取られることを防止し、画像の再現性の低下を抑制することができる。
また本発明においては、前景レイヤの色を、白色又は特定の濃度のグレー等の無彩色に決定することもできる。文書を光学的に読み取った画像等の原画像は、下地の色が白色又は薄いグレー等の無彩色であることが多いので、圧縮ファイルから再現した画像において、下地の色である無彩色で文字のエッジが再現され、画像中の文字が画像の下地の色で縁取られることとなる。前景レイヤの色を有彩色に決定する処理が不必要であり、また無彩色は有彩色よりも情報量が少ないので、画像を圧縮する処理を簡略化することが可能であり、圧縮ファイルのサイズをより小さくすることができる。また特に、全体色及び文字周辺色が決定できない場合に、前景レイヤ色を無彩色に決定することにより、原画像中の色彩が激しく変化する場合であっても極力不自然さのない色で文字を縁取ることができる。
更に本発明においては、背景レイヤを低解像度化した上で、背景レイヤの非可逆圧縮を行う。原画像に含まれる文字の細かい形状は、前景レイヤで再現することができるので、背景レイヤを低解像度化したとしても画像の再現性に与える影響は小さい。従って、画像の再現性を劣化させることなく、圧縮ファイルのサイズをより低減させることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、本発明の画像圧縮装置が画像形成装置の一部をなす形態を示したが、実施の形態2においては、本発明の画像圧縮装置がスキャナ装置の一部をなす形態を示す。図20は、実施の形態2に係る画像圧縮装置を含むスキャナ装置の内部の機能構成を示すブロック図である。スキャナ装置は、カラー画像を光学的に読み取るカラー画像入力装置11を備えており、カラー画像入力装置11には、画像処理装置4が接続されている。画像処理装置4には、通信ケーブル又は通信ネットワークを介してパーソナルコンピュータ(PC)等の図示しないホスト装置が接続されている。カラー画像入力装置11及び画像処理装置4には、操作パネル12が接続されている。
実施の形態1では、本発明の画像圧縮装置が画像形成装置の一部をなす形態を示したが、実施の形態2においては、本発明の画像圧縮装置がスキャナ装置の一部をなす形態を示す。図20は、実施の形態2に係る画像圧縮装置を含むスキャナ装置の内部の機能構成を示すブロック図である。スキャナ装置は、カラー画像を光学的に読み取るカラー画像入力装置11を備えており、カラー画像入力装置11には、画像処理装置4が接続されている。画像処理装置4には、通信ケーブル又は通信ネットワークを介してパーソナルコンピュータ(PC)等の図示しないホスト装置が接続されている。カラー画像入力装置11及び画像処理装置4には、操作パネル12が接続されている。
カラー画像入力装置11は、実施の形態1と同様の処理を行い、カラー画像を読み取ったRGBのアナログ信号を画像処理装置4へ出力する。画像処理装置4は、カラー画像入力装置11から入力されたアナログ信号をA/D変換部20でデジタル信号に変換し、シェーディング補正部21、原稿種別判別部22、入力階調補正部23、領域分離処理部24、圧縮処理部3の順に送る構成となっている。圧縮処理部3は、本発明に係る画像圧縮装置に対応する。A/D変換部20、シェーディング補正部21、原稿種別判別部22、及び入力階調補正部23の構成は、実施の形態1と同様である。領域分離処理部24は、入力階調補正部23から入力されたRGB信号を圧縮処理部3へ出力する。
圧縮処理部3の構成は実施の形態1と同様であり、圧縮処理部3は、領域分離処理部24からRGB信号でなる画像データを入力され、実施の形態1と同様に本発明の画像圧縮方法を実行することにより、入力された画像データを圧縮した圧縮ファイルを生成する。また圧縮処理部3は、生成した圧縮ファイルを図示しないホスト装置へ出力する。ホスト装置は、画像処理装置4が出力した圧縮ファイルを受け付け、圧縮ファイルの記憶、圧縮ファイルの外部への送信、又は圧縮ファイルに基づいた画像出力等の処理を実行する。なお、カラー画像入力装置11の替わりにデジタルカメラを用いる形態であってもよい。
以上のように、本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、文字を含む原画像を圧縮する際に、文字のエッジを検出して前景レイヤとし、前景レイヤの色を文字の色とは異なる特定色に決定することにより、圧縮ファイルから画像を再現したときの文字の視認性を向上させることができる。従って、本実施の形態に係るスキャナ装置は、圧縮ファイルのサイズを低減させながら、画像を再現したときの文字の視認性を向上させた圧縮ファイルを生成することが可能となる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、汎用のコンピュータを用いて本発明の画像圧縮装置を実現した形態を示す。図21は、実施の形態3に係る本発明の画像圧縮装置5の内部構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る画像圧縮装置5は、PC又はサーバ装置等の汎用コンピュータを用いて構成されており、演算を行うCPU51と、演算に伴って発生する一時的な情報を記憶するRAM52と、光ディスク等の本発明の記録媒体6から情報を読み取るCD−ROMドライブ等のドライブ部53と、ハードディスク等の記憶部54とを備えている。CPU61は、本発明の記録媒体6から本発明のコンピュータプログラム61をドライブ部53に読み取らせ、読み取ったコンピュータプログラム61を記憶部54に記憶させる。コンピュータプログラム61は必要に応じて記憶部54からRAM52へロードされ、ロードされたコンピュータプログラム61に基づいてCPU51は画像圧縮装置5に必要な処理を実行する。
実施の形態3では、汎用のコンピュータを用いて本発明の画像圧縮装置を実現した形態を示す。図21は、実施の形態3に係る本発明の画像圧縮装置5の内部構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る画像圧縮装置5は、PC又はサーバ装置等の汎用コンピュータを用いて構成されており、演算を行うCPU51と、演算に伴って発生する一時的な情報を記憶するRAM52と、光ディスク等の本発明の記録媒体6から情報を読み取るCD−ROMドライブ等のドライブ部53と、ハードディスク等の記憶部54とを備えている。CPU61は、本発明の記録媒体6から本発明のコンピュータプログラム61をドライブ部53に読み取らせ、読み取ったコンピュータプログラム61を記憶部54に記憶させる。コンピュータプログラム61は必要に応じて記憶部54からRAM52へロードされ、ロードされたコンピュータプログラム61に基づいてCPU51は画像圧縮装置5に必要な処理を実行する。
また画像圧縮装置5は、使用者が操作することによる各種の処理指示等の情報が入力されるキーボード又はポインティングデバイス等の入力部55と、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ等の表示部56とを備えている。更に画像圧縮装置5は、図示しない外部の通信ネットワークに接続可能な送信部57と、画像データを入力する外部の入力装置62に接続された受信部58とを備えている。送信部57は、ネットワークカード又はモデム等であり、入力装置62は、フラットベッドスキャナ、フィルムスキャナ又はデジタルカメラ等である。入力装置62は、画像を光学的に読み取って画像データを生成し、生成した画像データを画像圧縮装置5へ送信し、受信部58は、入力装置62から送信された画像データを受信する。また送信部57は、図示しない通信ネットワークを介して、ファクシミリ又は電子メール等の通信方法により外部へデータを送信することができる。
CPU51は、本発明のコンピュータプログラム61をRAM52にロードし、ロードしたコンピュータプログラム61に従って、本発明の画像圧縮方法に係る処理を実行する。即ち、受信部58で入力装置62から画像データが入力された場合に、CPU51は、実施の形態1における前景レイヤ生成部31、可逆圧縮部32、低解像度化部35、非可逆圧縮部34及び圧縮ファイル生成部33が行う処理と同様の、前景レイヤ生成処理、可逆圧縮処理、低解像度化処理、非可逆圧縮処理及び圧縮ファイル生成処理を実行する。これにより、CPU51は、受け付けた画像データを圧縮した圧縮ファイルを生成する処理を行う。CPU51は、生成した圧縮ファイルを記憶部54に記憶させる。またCPU51は、ロードしたコンピュータプログラム61に従って、生成した圧縮ファイル、又は記憶部54から読み出した圧縮ファイルを送信部57に外部へ送信させる処理を行う。
以上のように、本実施の形態においても、実施の形態1及び2と同様に、文字を含む原画像を圧縮する際に、文字のエッジを検出して前景レイヤとし、前景レイヤの色を文字の色とは異なる特定色に決定することにより、圧縮ファイルから画像を再現したときの文字の視認性を向上させることができる。従って、本実施の形態に係る画像圧縮装置は、圧縮ファイルのサイズを低減させながら、画像を再現したときの文字の視認性を向上させた圧縮ファイルを生成することが可能となる。
なお、本発明のコンピュータプログラム61を記録してある本発明の記録媒体6は、磁気テープ、磁気ディスク、可搬型のハードディスク、CD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスク、又はICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード型記録媒体のいずれの形態であってもよい。また本発明の記録媒体6は、画像圧縮装置5に装着され、記録媒体6の記録内容をCPU51が読み出すことが可能な半導体メモリ、即ちマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等であってもよい。
また、本発明のコンピュータプログラム61は、インターネット又はLAN等の通信ネットワークを介して画像圧縮装置5に接続された図示しない外部のサーバ装置から画像圧縮装置5へダウンロードされて記憶部54に記憶される形態であってもよい。この形態の場合は、コンピュータプログラム61をダウンロードするために必要なプログラムは、予め記憶部54に記憶されてあるか、又は所定の記録媒体からドライブ部53を用いて読み出されて記憶部54に記憶され、必要に応じてRAM52にロードされるものであればよい。
また以上の実施の形態1〜3においては、前景レイヤに含まれる画素として文字に対応する画素を抽出する処理を行う形態を示したが、これに限るものではなく、本発明は、前景レイヤに含まれる画素として線画に対応する画素を抽出する処理を行う形態であってもよい。また本発明は、前景レイヤに含まれる画素として文字及び線画に対応する画素を抽出する処理を行う形態であってもよい。
1 画像形成装置
2 カラー画像処理装置
3 圧縮処理部(画像圧縮装置)
31 前景レイヤ生成部
32 可逆圧縮部
33 圧縮ファイル生成部
34 非可逆圧縮部
35 低解像度化部
5 画像圧縮装置
6 記録媒体
61 コンピュータプログラム
2 カラー画像処理装置
3 圧縮処理部(画像圧縮装置)
31 前景レイヤ生成部
32 可逆圧縮部
33 圧縮ファイル生成部
34 非可逆圧縮部
35 低解像度化部
5 画像圧縮装置
6 記録媒体
61 コンピュータプログラム
Claims (9)
- 複数の画素で構成された原画像を圧縮する方法において、
原画像に含まれる文字及び/又は線画のエッジを検出するステップと、
該ステップで検出したエッジを2値画像で表した前景レイヤを生成するステップと、
前記前景レイヤの色を文字及び/又は線画とは異なった特定の色に決定するステップと、
原画像を非可逆圧縮し、前記前景レイヤを可逆圧縮するステップと、
該ステップにより生成された圧縮データに、決定した前記前景レイヤの色を示す情報を付加した圧縮ファイルを生成するステップと
を含むことを特徴とする画像圧縮方法。 - 複数の画素で構成された原画像を圧縮する画像圧縮装置において、
原画像に含まれる文字及び/又は線画のエッジを検出する検出手段と、
該検出手段が検出したエッジを2値画像で表した前景レイヤを生成する手段と、
前記前景レイヤの色を文字及び/又は線画とは異なった特定の色に決定する色決定手段と、
原画像を非可逆圧縮し、前記前景レイヤを可逆圧縮する圧縮手段と、
該圧縮手段により生成された圧縮データに、前記色決定手段が決定した前記前景レイヤの色を示す情報を付加した圧縮ファイルを生成する手段と
を備えることを特徴とする画像圧縮装置。 - 前記色決定手段は、前記前景レイヤの色を無彩色に決定するように構成してあることを特徴とする請求項2に記載の画像圧縮装置。
- 前記色決定手段は、
原画像全体の色を代表する全体色を検出する手段と、
前記前景レイヤの色を検出した全体色に決定する手段と
を有することを特徴とする請求項2に記載の画像圧縮装置。 - 前記色決定手段は、
文字及び/又は線画のエッジに対応する画素から所定範囲内にある画素の内で、文字及び/又は線画以外の画素の色を代表する文字周辺色を検出する手段と、
前記前景レイヤの色を検出した文字周辺色に決定する手段と
を有することを特徴とする請求項2に記載の画像圧縮装置。 - 前記圧縮手段により非可逆圧縮する前に、原画像を低解像度化する手段を更に備えることを特徴とする請求項2から5までのいずれか一つに記載の画像圧縮装置。
- 複数の画素で構成された原画像を受け付ける手段と、
請求項2から6までのいずれか一つに記載の画像圧縮装置と、
該画像圧縮装置により生成した圧縮ファイルを出力する手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - コンピュータに、複数の画素で構成された原画像を圧縮する処理を実行させるためのコンピュータプログラムにおいて、
原画像に含まれる文字及び/又は線画のエッジを検出するステップと、
該ステップで検出したエッジを2値画像で表した前景レイヤを生成するステップと、
前記前景レイヤの色を文字及び/又は線画とは異なった特定の色に決定するステップと、
原画像を非可逆圧縮し、前記前景レイヤを可逆圧縮するステップと、
該ステップにより生成された圧縮データに、決定した前記前景レイヤの色を示す情報を付加した圧縮ファイルを生成するステップと
を含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - コンピュータに、複数の画素で構成された原画像を圧縮する処理を実行させるためのコンピュータプログラムを記録してあるコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、
原画像に含まれる文字及び/又は線画のエッジを検出するステップと、
該ステップで検出したエッジを2値画像で表した前景レイヤを生成するステップと、
前記前景レイヤの色を文字及び/又は線画とは異なった特定の色に決定するステップと、
原画像を非可逆圧縮し、前記前景レイヤを可逆圧縮するステップと、
該ステップにより生成された圧縮データに、決定した前記前景レイヤの色を示す情報を付加した圧縮ファイルを生成するステップと
を含む処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とするコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体。
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