JP2009017317A - 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract


【課題】 ユーザの目的に応じた圧縮処理を行うことが可能な画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体を提供する。
【解決手段】 前景マスク生成処理部101は、入力画像データに基づいて文字画素を表す前景マスクMを抽出する。文字色インデックス化処理部102は、前景画素色情報をインデックス化し、インデックス画像データを表す前景レイヤーと、前景レイヤーの各文字色を表す前景インデックスカラーテーブルを生成する。補正処理部103は、本発明の主要部であり、使用用途に応じて前景レイヤー、前景インデックスカラーテーブルを補正する。背景レイヤー生成処理部104は、入力画像の前景画素部を、周辺画素を用いて穴埋め処理し、背景レイヤーを生成する。圧縮部105は、背景レイヤー、前景レイヤー、前景インデックスカラーテーブルを圧縮し、最終的に圧縮画像データを生成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、入力画像データに基づく画像を複数のレイヤーに分離し、分離された複数のレイヤーについてそれぞれ圧縮処理を施す画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体に関する。
近年、デジタル画像システムが目覚しい発達を遂げ、デジタル画像処理技術の構築が進んでいる。たとえば、電子写真方式、インクジェット方式を用いた複写機や複合機の分野においては、文書を電子データとして保存し、保存された文書ファイルを管理することが要求されている。さらには、文書ファイルを圧縮し電子メールで送信することが要求されている。
一般的にスキャン画像データ(スキャナで読み取られた画像データ)はファイルサイズが大きく、画像データの蓄積、伝送を行うに当たり、画像データの圧縮技術は必須不可欠となっている。
高圧縮率を実現するための圧縮技術の1つに、Mixed Raster Content(MRC)に代表されるレイヤー分離に基づく画像圧縮技術がある。レイヤー分離に基づく画像圧縮技術は、画像データを前景レイヤーと背景レイヤーとに分離し、それぞれに適した圧縮技術を用いて圧縮し、最終的に高圧縮画像データを生成するものである。
前景レイヤーは、文字および線画を表すレイヤーであり、JBIG(Joint Bilevel
Image Group)、MMR(Modified Modified Read Code)、LZW(Lempel Ziv Welch)といった可逆圧縮技術を用いて圧縮されるのが一般的である。
一方、背景レイヤーは、文字と線画とを除く画像コンテントを表し、JPEG(
Joint Photographic Experts Group)などの非可逆圧縮技術を用いて圧縮されるのが一般的である。非可逆圧縮技術は圧縮率の制御が簡易であるため、用途に応じてファイルサイズを優先して圧縮したり、画質を優先して圧縮したりすることができる。上記の可逆圧縮技術は、圧縮率を制御することが難しい。
可逆圧縮技術の圧縮率を向上するための手法が、特許文献1に記載されている。特許文献1記載の技術は、前景色のインデックス化処理に関するものであり、詳細には、前景レイヤー作成時に全ての前景画素を限られた色数で表すための技術である。同色、あるいは、類似色の文字を1つのインデックス色で表すことにより、最終的に圧縮画像の圧縮率を向上させることができる。このようなインデックス化処理は前景レイヤーの圧縮率を向上するための有効な手段である。
特開2002−94805号公報
上記のようなインデックス化処理を用いてより高い圧縮率を実現するためには、比較的色が異なる文字色であっても同じインデックス色で表す必要がある。その結果、原稿とは見た目が異なる、または、1つの文字の中、あるいは、複数の文字間で色ギャップが発生するなど、高圧縮率と引き替えに画質劣化を引き起こすことになる。
圧縮しようとするユーザの目的によっては、圧縮率よりも画質を優先するような場合もあり得るが、従来技術では高い圧縮率を達成することに主眼が置かれ、圧縮に係るユーザの目的は全く考慮されていない。
本発明の目的は、ユーザの目的に応じた圧縮処理を行うことが可能な画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体を提供することである。
本発明は、入力画像データに基づく画像を複数のレイヤーに分離し、分離された複数のレイヤーについてそれぞれ圧縮処理を施す画像処理方法において、
入力画像データから少なくとも文字領域または線画領域を抽出して、前景レイヤーを構成する前景マスクを生成する工程と、
前記文字領域および線画領域の色をインデックス化して、前景レイヤーを構成する前景インデックスを生成する工程と、
前記前景レイヤーに含まれる文字の大きさを判定する工程と、
判定された文字の大きさに基づいて、前景レイヤーを補正する工程と、
前記補正された前景レイヤーに基づいて、背景レイヤーを生成する工程と、
前記前景レイヤーおよび前記背景レイヤーをそれぞれ圧縮する工程とを有することを特徴とする画像処理方法である。
また本発明は、入力画像データに基づく画像を複数のレイヤーに分離し、分離された複数のレイヤーについてそれぞれ圧縮処理を施す圧縮処理部を備える画像処理装置において、
前記圧縮処理部は、
入力画像データから少なくとも文字領域または線画領域を抽出して、前景レイヤーを構成する前景マスクを生成する前景マスク生成処理部と、
前記文字領域および線画領域の色をインデックス化して、前景レイヤーを構成する前景インデックスを生成する前景色インデックス化処理部と、
前記前景レイヤーに含まれる文字の大きさを判定する判定処理部と、
判定された文字の大きさに基づいて、前景レイヤーを補正する補正処理部と、
前記補正された前景レイヤーを用いて、背景レイヤーを生成する背景レイヤー生成処理部と、
前記前景レイヤーおよび前記背景レイヤーをそれぞれ圧縮する圧縮処理部とを備えることを特徴とする画像処理装置である。
また本発明は、前記判定処理部は、前記前景レイヤーのマスクのエッジ画素数と、前景レイヤーの文字領域および線画を除く領域の画素数との比率に基づいて、文字の大きさを判定することを特徴とする。
また本発明は、前記判定処理部は、前景レイヤーのマスクのエッジ画素を、縮退処理を用いて抽出することを特徴とする。
また本発明は、前記判定処理部は、前記縮退処理で参照するマスクサイズが変更可能に構成されることを特徴とする。
また本発明は、上記の画像処理装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
また本発明は、コンピュータを、上記の画像処理装置として動作させるための画像処理プログラムである。
また本発明は、コンピュータを、上記の画像処理装置として動作させるための画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、まず、入力画像データから少なくとも文字領域または線画領域を抽出して、前景レイヤーを構成する前景マスクを生成するとともに、前記文字領域および線画領域の色をインデックス化して、前景レイヤーを構成する前景インデックスを生成する。
そして、前記前景レイヤーに含まれる文字の大きさを判定し、判定された文字の大きさに基づいて、前景レイヤーを補正する。最後に、前記補正された前景レイヤーに基づいて、背景レイヤーを生成し、前記前景レイヤーおよび前記背景レイヤーをそれぞれ圧縮する。
これにより、たとえば、ユーザが画質を優先したい場合は、大きな文字を背景レイヤーに配置し、小さな文字を前景レイヤーに配置し、ドキュメント管理の容易さを優先したい場合は、見出しになるような大文字を前景レイヤーに配置することで、ユーザの目的に応じた圧縮処理を行うことができる。
また本発明によれば、
前景マスク生成処理部が入力画像データから少なくとも文字領域または線画領域を抽出して、前景レイヤーを構成する前景マスクを生成するとともに、前景色インデックス化処理部が前記文字領域および線画領域の色をインデックス化して、前景レイヤーを構成する前景インデックスを生成する。
そして、判定処理部が前記前景レイヤーに含まれる文字の大きさを判定し、補正処理部が判定された文字の大きさに基づいて、前景レイヤーを補正する。最後に、背景レイヤー生成処理部が前記補正された前景レイヤーに基づいて、背景レイヤーを生成し、圧縮処理部が前記前景レイヤーおよび前記背景レイヤーをそれぞれ圧縮する。
これにより、たとえば、ユーザが画質を優先したい場合は、大きな文字を背景レイヤーに配置し、小さな文字を前景レイヤーに配置し、ドキュメント管理の容易さを優先したい場合は、見出しになるような大文字を前景レイヤーに配置することで、ユーザの目的に応じた圧縮処理を行うことができる。
また本発明によれば、前記判定処理部は、前記前景レイヤーのマスクのエッジ画素数と、前景レイヤーの文字領域および線画を除く領域の画素数との比率に基づいて、文字の大きさを判定する。
画素数のカウントによって文字の大きさを判定することができるので、簡易な演算によって少ない演算量で演算することができる。
また本発明によれば、前記判定処理部は、前景レイヤーのマスクのエッジ画素を、縮退処理を用いて抽出する。
縮退処理によってエッジ画素を抽出することができるので、エッジフィルタ処理などが不要で、簡易な処理でエッジ画素を抽出することができる。
また本発明によれば、前記判定処理部は、前記縮退処理で参照するマスクサイズが変更可能に構成される。
これにより、文字の大きさを複数の大きさに分離して縮退処理を行うことができる。
また本発明によれば、画像形成装置が上記の画像処理装置を備えるので、ユーザの目的に応じた圧縮画像を提供する画像形成装置を実現することができる。
また本発明によれば、コンピュータを、上記の画像処理装置として動作させるための画像処理プログラム、および画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として提供することができる。
本発明は、ユーザの使用目的に応じて、圧縮画像データの視認性が重要であるか、ドキュメントマネージメントのし易さが重要であるか判定し、使用目的に適した圧縮画像データを作成することを特徴としている。
画像の視認性が重要である場合、小さな文字部分を前景レイヤーとして表現するのが有益である。一方、ドキュメントマネージメントのし易さが重要で、文書のキーワードを自動で抽出したいような場合などには、タイトルなど大きな文字部分が重要となる。上記を鑑みて、本発明では文字サイズを検知し、文字サイズに応じて前景レイヤー、背景レイヤーを補正する。
図1は、MRC(Mixed Raster Content)に代表されるレイヤー分離に基づく画像圧縮技術を説明するための図である。
入力画像データを、文字、線画を表す前景レイヤーFと、それ以外を表す背景レイヤーBとに分離する。前景レイヤーの画素色はインデックス化され、最終的にJBIG(
Joint Bilevel Image Group)、MMR(Modified Modified Read Code)、LZW(
Lempel Ziv Welch)に代表される可逆圧縮技術を用いて圧縮される。一方、背景レイヤーはJPEG(Joint Photographic Experts Group)に代表される非可逆圧縮技術を用いて圧縮される。
図2は、前景レイヤーFの分離を説明するための図である。前景レイヤーFを、2値化データからなる前景マスクMと、1つ以上の文字色からなる前景色情報FCに分解し、それぞれマスクを可逆圧縮技術で圧縮し、文字色を可逆圧縮技術か、非可逆圧縮技術を用いて圧縮することにより、インデックス化されたマルチビット前景レイヤーを直接圧縮するのに比べて、圧縮率を向上することができる。
図3は、圧縮処理部100の構成を表す図である。前景マスク生成処理部101は、入力画像データに基づいて文字画素を表す前景マスクMを抽出する。文字色インデックス化処理部102は、前景画素色情報をインデックス化し、インデックス画像データを表す前景レイヤーと、前景レイヤーの各文字色を表す前景インデックスカラーテーブルを生成する。補正処理部103は、本発明の主要部であり、使用用途に応じて前景レイヤー、前景インデックスカラーテーブルを補正する。背景レイヤー生成処理部104は、入力画像の前景画素部を、周辺画素を用いて穴埋め処理し、背景レイヤーを生成する。圧縮部105は、背景レイヤー、前景レイヤー、前景インデックスカラーテーブルを圧縮し、最終的に圧縮画像データを生成する。
図4は、本発明の圧縮処理を説明する図である。図5は、圧縮処理を示すフローチャートである。
入力画像データを入力し、前景マスク生成処理201では、前景マスク生成処理部101が、前景マスク画像を生成するとともに、入力画像データに何も処理を施さずに出力する(ステップS1)。
文字色インデックス化処理202では、前景マスク生成処理部101で前景画素であると判定された画素色のインデックス化を行い、前景レイヤーを生成するともに、入力画像データに何も処理を施さずに出力する(ステップS2)。
インデックス化した後、インデックス番号と、これに対応する色を示すRGB値とを関連付ける前景インデックスカラーテーブルを作成する(ステップS3)。
図6は、前景レイヤーの構成を示す図である。前景レイヤーは、図6に示すように、前景インデックス画像FIと、前景インデックスカラーテーブルFTから成り、Index=1は緑(R=B=0,G=255)を、Index=2は黒(R=G=B=0)を、Index=3は青(R=G=0,B=255)を、
Index=4は赤(R=255,G=B=0)を、I ndex=5はシアン(R=0,G=B=255)を示す。本実施例では背景レイヤーをIndex=0で示す。
文字色インデックス化処理として、特開2002−94805号公報に記載されている方法を用いることができる。この方法は、前景レイヤー作成時に全ての前景画素を限られた色数で表す方法である。詳細には、前景画素について、前景インデックスカラーテーブルを更新していくことで最終的に前景画像のインデックス化を行う。
各前景画素について、前景画素色が既に前景インデックスカラーテーブルに登録されていると判断された場合、前景インデックスカラーテーブル内で最も近い色を有するインデックス値を割り当てる。前景画素色が前景インデックスカラーテーブルに登録されていないと判断された場合は、新規インデックス値を割り当て、前景インデックスカラーテーブルに登録する。上記処理を繰り返すことにより、前景画像をインデックス化する。
補正処理203では、最終結果として得られる圧縮画像データの使用用途に応じて前景レイヤー、前景インデックスカラーテーブルFTを補正する(ステップS4)。図4では大きな「TEST画像」の文字を前景レイヤーから削除し背景レイヤーとして表すよう補正している。
背景レイヤー生成処理204では、入力画像データの前景レイヤー画素部(文字の領域)を穴埋めし、背景レイヤーを生成する(ステップS5)。
前景マスク生成処理として、特許第3779741号公報に記載されている方法を用いることができる。この方法は、原稿画像を入力し、原稿画像の輝度値に対して微分処理を適用して輝度が明るく変化するエッジ部位と、暗く変化するエッジ部位を検知し、エッジ部位に基づいて文字画像を2値化する方法である。詳細には、端から順次微分値を算出していき正方向の微分値が出現してから負方向の微分値が出現するまでの範囲の画素を文字画素とし、文字画素を抽出する。
以上のようにして得られた前景レイヤー、背景レイヤー、前景インデックスカラーテーブルを圧縮し、最終的に圧縮画像データを生成する(ステップS6)。
図7は補正処理部103の構成を示すブロック図である。図8は、補正処理を示すフローチャートである。
エッジ抽出処理部301は、前景レイヤー画像データが入力されると、前景画素についてマスク画像のエッジ(マスクエッジ)を抽出する。比率計算処理部302は、エッジ抽出処理部301で算出されたマスクエッジおよび、前景レイヤー画像データを用いて、所定マスク内におけるエッジ画素の数と前景画素の数との比率を算出する。分布情報生成処理部303は、比率計算処理部302で算出された比率を用いて、各インデックスについて比率の分布情報を生成する。判定処理部304は、分布情報生成処理部303で生成された分布情報に基づいて何れのインデックスを前景レイヤーから削除するか判定し、その判定結果に基づいて前景レイヤーおよび前景インデックスカラーテーブルを補正する。
図9はエッジ抽出処理部301の構成および処理例を示す図である。図9(a)が構成を示し、図9(b)が処理例を示す。
前景レイヤーが入力されると、縮退処理部401が、前景画素、すなわち、Index>0を満たす画素について縮退処理を行う。Index>0を満たす画素は、図9(b)左図に示す例において白抜きの画素で示される。縮退処理では、たとえば下記式に示すように、注目画素を含むM×N画素マスクにおける非前景画素数が所定閾値以下であり、かつ、注目画素のインデックス値がゼロでなければ1を、それ以外は0を出力する。なお、マスクの大きさは文字のサイズに応じて設定すればよい。
縮退処理によって、図9(b)中図に示す例のような画像データが得られる。
次に、差分算出部402が、差分算出処理を行ってマスクエッジを出力する。たとえば、差分算出処理の算出式は、下記式のように、Index>0を満たし、かつ、縮退処理結果が0を満たす画素をマスクエッジ画素とする。
以上の処理により、エッジ抽出処理部301がマスクエッジを抽出する(ステップS11)。
図10は比率計算処理部302の構成を示す図である。
抽出処理部301からマスクエッジ、前景レイヤーが入力されると、第1カウント処理部501は、P×Q画素マスクを用い、それぞれP×Q画素マスクにおけるマスクエッジ画素数をカウントし、カウント値cnt_edgeを得る(ステップS12)。また第2カウント処理部502は、前景画素数、すなわち、Index>0を満たす画素数をカウントし、カウント値cn t_maskを得る(ステップS13)。
P×Q画素マスクについては、たとえば、エッジ処理抽出部301で用いた複数のマスクサイズのうち、最大サイズのマスクを用いる。
次に、比率計算処理部503が、比率(cnt_edge/cnt_mask)を算出する。たとえば、算出式は下記の通りである。
なお、前景画素カウント値cnt_maskが0かどうかを予め判断し(ステップS14)、
cnt_mask=0のときは、比率を0として扱うこととする(ステップS15)。cnt_maskが0でなければ、比率を算出する(ステップS16)。
図11は分布情報生成処理部303の処理例を示す図である。比率計算処理部302で算出された比率を、所定のBIN数に量子化し、各Index値のヒストグラム(分布情報)を生成する(ステップS17)。
比率は、たとえば64倍する。図11に示した例では、比率を10倍している。なお、図11において、比率を示す画像は、明度が低いほど比率が低く、明度が高いほど比率が高いことを示す。
比率が低いほど文字サイズが大きい大文字である可能性が高く、比率が高いほど文字サイズが小さい小文字である可能性が高い。
図に示した例では、Index=1では、比率のピークが比較的低いのに対し、Index=2〜5では比率のピークが高い。すなわち、Index=1は大文字であり、Index=2〜5は小文字であることを示している。
判定処理部304は、分布情報生成処理部303で生成された分布情報に基づいて前景レイヤーおよび、前景インデックスカラーテーブルを補正する。各Index値について、たとえばヒストグラム度数において最大度数となるBIN(区分)と所定閾値とを比較し(ステップS18)、所定閾値以下であれば大文字であると判定(ステップS21)し、そうでなければ小文字であると判定する(ステップS19)。また、ヒストグラム度数において最大度数となるBINの代わりに、累計度数が総度数の半分に達するところのBINと所定閾値とを比較しても良い。また、ヒストグラムを算出する代わりに、単純に比率の平均値と所定閾値とを比較して判定しても良い。
さらに、エッジ抽出処理部301において、複数の異なるサイズのマスクを用いて縮退処理を行うことにより、文字サイズを更に細かく分類することが出来る。
図12は、3つの異なる縮退処理マスクを用いた縮退処理結果を示す図である。図12(a)では、3×3画素マスクを用いて縮退処理を行った例を示している。この場合、小文字が完全に消去され、中程度以上のサイズを有する文字については消去されない。その結果、小文字部のみ比率が大きくなり、それ以外の文字サイズにおいては、比率は低くなる。
一方、図12(b)では5×5画素マスクを用いた縮退処理を行っている。この場合、小文字に加え、中程度以上のサイズを有する文字についても消去される。その結果、中程度の文字においても比率が大きくなり、大文字部のみ比率が低くなる。同様にして、図12(c)で7×7縮退処理を行っているが、3×3、5×5縮退処理にくらべさらに大きな文字を完全に消去することができる。従って、大文字についてもさらにサイズに応じて分類することが出来る。
上記複数のマスクサイズを用いたマスクエッジの抽出は並列して処理を行い、小さいマスクを用いて抽出されたマスクエッジから順に比率計算および文字サイズの判定を行う。このように処理を行うことにより、図12に示すような4種の異なるサイズの文字を分類することが出来る。
上記のようにして前景レイヤーに含まれる文字を、小文字と大文字とに区別すると、次に小文字を前景レイヤーに含むのか、大文字を前景レイヤーに含むのかを決定する必要がある。
この決定は、たとえば、画像形成装置の操作パネルより、ユーザが画像モードを選択することにより行われる。たとえば、画質を優先する視認性向上モードと、ドキュメント管理を優先するキーワード抽出モードとを選択可能に構成し、視認性向上モードが選択された場合は、小文字を前景レイヤーに含むように処理を行う。一方、キーワード抽出モードが選択された場合は、大文字を前景レイヤーに含むように処理を行う。
決定をソフトウェアで実現する場合は、処理を行う条件の設定画面で、上記のモードのいずれかを選択するようにしても良く、あるいは、具体的に小文字と大文字のどちらが重要なのかを選択するようにしても良い。
図13は、画質を優先する視認性向上モードの処理例を示す図である。
視認性向上モードでは、小文字を優先的に前景レイヤーに含んで表し、大文字を前景レイヤーから削除する。文字色インデックス化処理601においては、大文字である
Index=1は前景レイヤーに含まれているので、補正処理602において、図14の補正処理例に示すように、Index=1を前景レイヤーから削除するとともに、前景インデックスカラーテーブルからIndex=1に関する前景情報を削除する(ステップS20)。
背景レイヤー生成処理603においては、小文字を背景レイヤーから削除する。以上の処理により、前景画像のインデックス数を削減することができる。とりわけ、大文字に対するJPEGの圧縮率はそれほど悪くないため、ファイルサイズを削減することができる。
図15は、ドキュメント管理を優先するキーワード抽出モードの処理例を示す図である。
文字色インデックス化処理701においては、大文字および小文字が前景レイヤーおよび背景レイヤーに含まれているので、補正処理702によって、大文字を優先的に前景レイヤーに含むように補正し、小文字を前景レイヤーから削除する(ステップS22)。
背景レイヤー生成処理703では背景レイヤーから大文字を削除する。大文字だけを前景画素として扱うため、出力された画像に対してOCR(Optical Character
Recognition)などを適用し、大文字を文書中のキーワードとして効率良く抽出することができる。
図16は、画質も良くドキュメント管理もし易い圧縮画像を生成するための処理例を示す図である。文字色インデックス化処理801においては、大文字および小文字が前景レイヤーおよび背景レイヤーに含まれているので、補正処理802において、大文字のみを含む第1の前景レイヤーと小文字を含む第2の前景レイヤーとを作成する。背景レイヤー生成処理803においては、大文字および小文字を背景レイヤーから削除する。これにより、大文字と小文字をと別レイヤーとして表し、視認性を確保し、かつ、大文字を表すレイヤーに対してOCRなどを適用することで、効率良く文書中のキーワードを抽出することができる。
背景レイヤー生成処理部104は、入力画像データから前景画素部を取り除いて背景レイヤーを生成するためのものであり、背景レイヤーの圧縮率を向上するために、前景画素部が抜けた跡を前景画素ではない周辺背景レイヤー画素を用いて穴埋めするのが一般的である。前景画素部周辺の前景画素ではない背景画素を参照し、概背景画素の濃度平均値を用いて前景画素部の抜けた跡を穴埋めする。また、近傍に前景画素ではない背景画素が存在しない場合、近傍穴埋め処理結果を用いる。
前景画素部の抜けた跡の穴埋め処理を行う際、参照している範囲(たとえば、5×5画素よりなるマスク)内に前景画素ではない背景画素が存在しない場合は、既に穴埋め処理を行った結果を参照して処理を行う。たとえば、穴埋めを行う画素に対して、左隣の画素の結果、あるいは、上隣の画素の結果を参照する、または、これらの平均値を用いることも可能で、どのように処理を行うかは、予め決めておくほうが好ましい。
圧縮部105は、前景および背景の各レイヤーにそれぞれ適切な圧縮処理を施す。
前述の通り、前景レイヤーは、JBIG、MMR、LZWに代表される可逆圧縮技術を用いて圧縮される。一方、背景レイヤーはJPEGに代表される非可逆圧縮技術を用いて圧縮される。
さらに圧縮部は、図2で示したように、前景レイヤーを2値化画像からなるマスクと、1つ以上の文字色からなる文字色情報に分解してそれぞれ圧縮することにより圧縮率をさらに向上することができる。
以下、本発明の適用例について説明する。
図17は、本発明の実施の一形態であるデジタル複合機1の構成を示すブロック図である。デジタル複合機1は、カラー画像処理装置2、カラー画像入力装置3、カラー画像出力装置4、送信装置5および操作パネル6を含む。
カラー画像処理装置2は、A/D(アナログ/デジタル)変換部7、シェーディング補正部8、入力階調補正部9、圧縮処理部10、領域分離処理部11、色補正部12、黒生成下色除去部13、空間フィルタ処理部14、出力階調補正部15、及び階調再現処理部16から構成されており、これに、カラー画像入力装置3とカラー画像出力装置4とが接続され、全体としてデジタルカラー複合機1を構成している。
操作パネル6は、デジタルカラー複合機1の動作モードを設定する設定ボタンやテンキー、液晶ディスプレイなどで構成される表示部より構成されるものである。
カラー画像入力装置(画像読取手段)3は、例えばCCD(Charge Coupled Device)
を備えたスキャナ部より構成され、原稿からの反射光像を、RGB(R:赤・G:緑・B:青)のアナログ信号としてCCDにて読み取って、カラー画像処理装置2に入力するものである。
カラー画像入力装置3にて読み取られたアナログ信号は、カラー画像処理装置3内を、A/D変換部7、シェーディング補正部8、入力階調補正部9、圧縮処理部10、領域分離処理部11、色補正部12、黒生成下色除去部13、空間フィルタ処理部14、出力階調補正部15、階調再現処理部16の順で送られ、ストリームとしてカラー画像出力装置4へ出力される。
A/D(アナログ/デジタル)変換部7は、RGBのアナログ信号をデジタル信号に変換するもので、シェーディング補正部8は、A/D変換部7より送られてきたデジタルのRGB信号に対して、カラー画像入力装置3の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を施すものである。
入力階調補正部9は、シェーディング補正部8にて各種の歪みが取り除かれたRGB信号(RGBの反射率信号)に対して、カラーバランスを整えると同時に、濃度信号などカラー画像処理装置2に採用されている画像処理システムの扱い易い信号に変換する処理を施すものである。
圧縮処理部10は、前述のような圧縮処理を、入力階調補正処理が施されたRGB信号に対して行う。圧縮された画像データは、一旦ハードディスク等の記憶手段に格納され、たとえば、操作パネルにおいて、scan to e-mailモードが選択されている場合、ネットワークカードやモデムなどの通信装置より、メールに添付されて設定された送信先に送信される。圧縮処理が施されない場合、圧縮処理部10は入力階調補正処理部9から入力されたRGB信号をそのまま後段の領域分離処理部11に出力する。
領域分離処理部11は、RGB信号より、入力画像中の各画素を文字領域、網点領域、写真領域の何れかに分離するものである。領域分離処理部11は、分離結果に基づき、画素がどの領域に属しているかを示す領域識別信号を、黒生成下色除去部13、空間フィルタ処理部14、及び階調再現処理部16へと出力すると共に、圧縮処理部10より出力された入力信号をそのまま後段の色補正部12に出力する。
色補正部12は、色再現の忠実化実現のために、不要吸収成分を含むCMY(C:シアン・M:マゼンタ・Y:イエロー)色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行うものである。
黒生成下色除去部13は、色補正後のCMYの3色信号から黒(K)信号を生成する黒生成、元のCMY信号から黒生成で得たK信号を差し引いて新たなCMY信号を生成する処理を行うものであって、CMYの3色信号はCMYKの4色信号に変換される。
黒生成処理の一例として、スケルトンブラックによる黒生成を行なう方法(一般的方法)がある。この方法では、スケルトンカーブの入出力特性をy=f(x)、入力されるデータをC,M,Y,出力されるデータをC',M',Y',K'、UCR(Under Color
Removal)率をα(0<α<1)とすると、黒生成下色除去処理は以下の式(1)で表わされる。
空間フィルタ処理部14は、黒生成下色除去部13より入力されるCMYK信号の画像データに対して、領域識別信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することによって出力画像のぼやけや粒状性劣化を防ぐように処理するものであって、階調再現処理部16も、空間フィルタ処理部14と同様に、CMYK信号の画像データに対して、領域識別信号を基に所定の処理を施すものである。
たとえば、領域分離処理部にて文字に分離された領域は、特に黒文字或いは色文字の再現性を高めるために、空間フィルタ処理部14による空間フィルタ処理における鮮鋭強調処理で高周波数の強調量が大きくされる。同時に、階調再現処理部16においては、高域周波数の再現に適した高解像度のスクリーンでの2値化または多値化処理が選択される。
また、領域分離処理部11にて網点に分離された領域に関しては、空間フィルタ処理部14において、入力網点成分を除去するためのローパス・フィルタ処理が施される。そして、出力階調補正部15では、濃度信号などの信号をカラー画像出力装置4の特性値である網点面積率に変換する出力階調補正処理を行った後、階調再現処理部16で、最終的に画像を画素に分離してそれぞれの階調を再現できるように処理する階調再現処理(中間調生成)が施される。領域分離処理部11にて写真に分離された領域に関しては、階調再現性を重視したスクリーンでの二値化または多値化処理が行われる。
上述した各処理が施された画像データは、一旦記憶手段に記憶され、所定のタイミングで読み出されてカラー画像出力装置3に入力される。この画像出力装置3は、画像データを記録媒体(たとえば紙等)上に出力するもので、たとえば、電子写真方式やインクジェット方式を用いたカラー画像出力装置等を挙げることができるが特に限定されるものではない。尚、以上の処理は不図示のCPU(Central Processing Unit)により制御される。
なお、ファクシミリの送信を行うときは、モデムにて、相手先との送信手続きを行い送信可能な状態が確保されると、所定の形式で圧縮された画像データ(スキャナで読み込まれた画像データ)をメモリから読み出し、圧縮形式の変更など必要な処理を施して、相手先に通信回線を介して順次送信する。
ファクシミリを受信する場合、CPUは、通信手続きを行いながら相手先から送信されてくる画像データを受信して画像処理装置2に入力し、画像処理装置2では、受信した画像データを、不図示の圧縮/伸張処理部にて伸張処理を施す。伸張された画像データは、必要に応じて、回転処理や解像度変換処理が行なわれ、出力階調補正、階調再現処理が施され、画像出力装置より出力される。
また、ネットワークカードなどの送信装置5とLANケーブルを介して、ネットワークに接続されたコンピュータや他のデジタル複合機とデータ通信を行う。
上記では、カラー複合機について説明したが、モノクロの複合機であっても構わない。
図18は、本発明の実施の一形態である画像読取装置(フラットベッドスキャナ)17の構成を示すブロック図である。
図に示すように、カラー画像処理装置20は、A/D変換部7、シェーディング補正部8、入力階調補正部9、圧縮処理部10とから構成されており、これに、カラー画像入力装置3が接続され、全体として画像読取装置17を構成している。
カラー画像入力装置(画像読取手段)3は、たとえばCCD(Charge Coupled Device)を備えたスキャナ部より構成され、原稿からの反射光像を、RGB(R:赤・G:緑・B:青)のアナログ信号としてCCDにて読み取って、カラー画像処理装置20に入力するものである。
カラー画像入力装置3にて読み取られたアナログ信号は、カラー画像処理装置20内を、A/D変換部7、シェーディング補正部8、入力階調補正部9、圧縮処理部10の順で送られる。
A/D変換部7は、RGBのアナログ信号をデジタル信号に変換するもので、シェーディング補正部8は、A/D変換部7より送られてきたデジタルのRGB信号に対して、カラー画像入力装置の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を施すものである。また、シェーディング補正部8ではカラーバランスの調整を行う。
入力階調補正部9は、シェーディング補正部8にて各種の歪みが取り除かれたRGB信号(RGBの反射率信号)に対して、カラーバランスを整えると同時に、濃度信号などカラー画像処理装置20に採用されている画像処理システムの扱い易い信号に変換する処理を施すものである。
圧縮処理部10は、入力階調補正処理が施されたRGB信号に対して上記のような圧縮処理を行う。圧縮された画像データは、一旦ハードディスク等の記憶手段に格納され、たとえば、操作パネルにおいて、scan to e-mailモードが選択されている場合、ネットワークカードより、メールに添付されて設定された送信先に送信される。圧縮処理が施されない場合、圧縮処理部10は入力階調補正部9から入力されたRGB信号をそのまま出力する。
画像読取装置としてデジタルカメラを用いても良い。
本発明の他の実施形態として、コンピュータに実行させるためのプログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に、上記した圧縮処理を行う画像処理方法を記録するものとすることもできる。
この結果、上記圧縮処理を行う画像処理方法を行うプログラムコードを記録した記録媒体を持ち運び自在に提供することができる。
なお、本実施の形態では、この記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理が行われるために図示していないメモリ、たとえばROMのようなものそのものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラムコード読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであっても良い。
いずれの場合においても、格納されているプログラムはマイクロプロセッサがアクセスして実行させる構成であっても良いし、あるいは、いずれの場合もプログラムコードを読み出し、読み出されたプログラムコードは、マイクロコンピュータの図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムコードが実行される方式であってもよい。このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
ここで、上記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(
Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であっても良い。
また、本実施の形態においては、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であることから、通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であっても良い。なお、このように通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであっても良い。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
上記記録媒体は、デジタルカラー画像形成装置やコンピュータシステムに備えられるプログラム読み取り装置により読み取られることで上述した画像処理方法が実行される。
コンピュータシステムは、フラットベッドスキャナ・フィルムスキャナ・デジタルカメラなどの画像入力装置、所定のプログラムがロードされることにより上記画像処理方法など様々な処理が行われるコンピュータ、コンピュータの処理結果を表示するCRTディスプレイ・液晶ディスプレイなどの画像表示装置およびコンピュータの処理結果を紙などに出力するプリンタより構成される。さらには、ネットワークを介してサーバーなどに接続するための通信手段としてのネットワークカードやモデムなどが備えられる。
MRC(Mixed Raster Content)に代表されるレイヤー分離に基づく画像圧縮技術を説明するための図である。 前景レイヤーFの分離を説明するための図である。 圧縮処理部100の構成を表す図である。 本発明の圧縮処理を説明する図である。 圧縮処理を示すフローチャートである。 前景レイヤーの構成を示す図である。 補正処理部103の構成を示すブロック図である。 補正処理を示すフローチャートである。 エッジ抽出処理部301の構成および処理例を示す図である。 比率計算処理部302の構成を示す図である。 分布情報生成処理部303の処理例を示す図である。 3つの異なる縮退処理マスクを用いた縮退処理結果を示す図である。 画質を優先する視認性向上モードの処理例を示す図である。 補正処理例を示す図である。 ドキュメント管理を優先するキーワード抽出モードの処理例を示す図である。 画質も良くドキュメント管理もし易い圧縮画像を生成するための処理例を示す図である。 本発明の実施の一形態であるデジタル複合機1の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の一形態である画像読取装置(フラットベッドスキャナ)17の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 デジタル複合機
2 カラー画像処理装置
3 カラー画像入力装置
4 カラー画像出力装置
5 送信装置
6 操作パネル
100 圧縮処理部
101 前景マスク生成処理部
102 文字色インデックス化処理部
103 補正処理部
104 背景レイヤー生成処理部
105 圧縮部

Claims (8)

  1. 入力画像データに基づく画像を複数のレイヤーに分離し、分離された複数のレイヤーについてそれぞれ圧縮処理を施す画像処理方法において、
    入力画像データから少なくとも文字領域または線画領域を抽出して、前景レイヤーを構成する前景マスクを生成する工程と、
    前記文字領域および線画領域の色をインデックス化して、前景レイヤーを構成する前景インデックスを生成する工程と、
    前記前景レイヤーに含まれる文字の大きさを判定する工程と、
    判定された文字の大きさに基づいて、前景レイヤーを補正する工程と、
    前記補正された前景レイヤーに基づいて、背景レイヤーを生成する工程と、
    前記前景レイヤーおよび前記背景レイヤーをそれぞれ圧縮する工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  2. 入力画像データに基づく画像を複数のレイヤーに分離し、分離された複数のレイヤーについてそれぞれ圧縮処理を施す圧縮処理部を備える画像処理装置において、
    前記圧縮処理部は、
    入力画像データから少なくとも文字領域または線画領域を抽出して、前景レイヤーを構成する前景マスクを生成する前景マスク生成処理部と、
    前記文字領域および線画領域の色をインデックス化して、前景レイヤーを構成する前景インデックスを生成する前景色インデックス化処理部と、
    前記前景レイヤーに含まれる文字の大きさを判定する判定処理部と、
    判定された文字の大きさに基づいて、前景レイヤーを補正する補正処理部と、
    前記補正された前景レイヤーを用いて、背景レイヤーを生成する背景レイヤー生成処理部と、
    前記前景レイヤーおよび前記背景レイヤーをそれぞれ圧縮する圧縮処理部とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記判定処理部は、前記前景レイヤーのマスクのエッジ画素数と、前景レイヤーの文字領域および線画を除く領域の画素数との比率に基づいて、文字の大きさを判定することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記判定処理部は、前景レイヤーのマスクのエッジ画素を、縮退処理を用いて抽出することを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記判定処理部は、前記縮退処理で参照するマスクサイズが変更可能に構成されることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 請求項2〜5のいずれか1つに記載の画像処理装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. コンピュータを、請求項2〜5のいずれか1つに記載の画像処理装置として動作させるための画像処理プログラム。
  8. コンピュータを、請求項2〜5のいずれか1つに記載の画像処理装置として動作させるための画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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