JPH051455Y2 - - Google Patents

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JPH051455Y2
JPH051455Y2 JP604487U JP604487U JPH051455Y2 JP H051455 Y2 JPH051455 Y2 JP H051455Y2 JP 604487 U JP604487 U JP 604487U JP 604487 U JP604487 U JP 604487U JP H051455 Y2 JPH051455 Y2 JP H051455Y2
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pressure
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は2基のエンジンをクラツチを介して選
択的に駆動系のギヤボツクスに連結して走行する
車両のブレーキエネルギ回生装置に関する。
[従来の技術] かかる車両は知られており(VDI
Nachrichten Nr.43/25 OKtober 1985
Seite21)、走行燃費、排気ガス、騒音の低減に効
果がある。
ところで、かかる車両において、1基走行を2
基走行に切換える際、始動エンジンが加速するま
でに時間を要し、加速応答性が1基のエンジンを
搭載した車両より低下するという問題がある。従
つて、かかる場合に駆動力を補うことが望まれ
る。
他方、ブレーキエネルギを回生して駆動力を補
うブレーキエネルギ回生装置が知られている(例
えば実開昭57−188532号公報および実開昭58−
15539号公報)。
[考案の目的] 従つて、本考案の目的は、エンジン2基搭載車
両において1基走行を2基走行に切換える際の加
速応答性の低下を防止するブレーキエネルギ回生
装置を提供することにある。
[考案の構成] 本考案によれば、2基のエンジンをクラツチを
介して選択的に駆動系のギヤボツクスに連結して
走行する車両において、ギヤボツクスに吐出量が
制御可能なオイルポンプ・モータを連結し、その
オイルポンプ・モータの出口側または入口側を切
換弁を介して選択的にアキユムレータに接続し、
車両制動時はオイルポンプ・モータの出口側を高
圧アキユムレータに接続してオイルを蓄圧し、エ
ンジン1基走行から2基走行に切換えるとき、始
動エンジンの回転数が車両速度にマツチするまで
の間はオイルポンプ・モータの入口側を高圧アキ
ユムレータに接続してギヤボツクスに駆動力を付
加したのち2基走行に切換えるように制御する制
御装置を設けている。
[考案の作用効果] 従つて、ブレーキエネルギを油圧の形でアキユ
ムレータに回収し、1基走行を2基走行に切換え
るときに、始動エンジンの回転数が車両速度にマ
ツチするまで、アキユムレータの油圧エネルギを
放出してオイルポンプ・モータをオイルモータと
して作動し、ギヤボツクスに駆動力を付加して加
速性の低下を補つたのち1基走行を2基走行に切
換え、加速応答性を向上することができる。
[好ましい実施の態様] 本考案の実施に際し、オイルポンプ・モータに
は斜板形を用い、オイルポンプとして作動させる
際は吐出量をブレーキ踏込量に比例して制御し、
オイルモータとして作動させる際はアクセル開度
に比例して制御するのが好ましい。
本考案の実施に際し、低圧アキユムレータを設
け、オイルポンプ・モータがオイルポンプとして
作動時は入口側に接続し、オイルモータとして作
動時は出口側に接続するのが好ましい。
本考案の実施に際し、アキユムレータの圧力下
限値に、実施の圧力下限値と、それより余裕のあ
る圧力下限値を設け、その圧力差の油圧エネルギ
で1基走行から2基走行へ切換える際に、加速遅
れがないように駆動系に駆動力を付加できるよう
にし、制動時に余裕のある圧力に上限値を割つて
いたらブレーキエネルギを回収するように制御す
るのが好ましい。
[実施例] 以上図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図において、第1のエンジン10aは第1
のエンジンクラツチ12a、ユニバーサルジヨイ
ント14aを介してギヤボツクス15、変速機1
6および作動歯車装置17からなる駆動系のギヤ
ボツクス15に連結され、第2のエンジン10b
も同様に第2のエンジンクラツチ12b、ユニバ
ーサルジヨイント14bを介してギヤボツクス1
5に連結されている。
前記第1、第2のエンジン10a,10bには
それぞれ回転センサ11a,11bが設けられて
いる。
前記第1、第2のエンジンクラツチ12a,1
2bにはそれぞれクラツチアクチユエータ13
a,13bが設けられている。
前記ギヤボツクス15には可変容量形(例えば
斜板形)のオイルポンプ・モータ20が取付けら
れている。そのオイルポンプ・モータ20の出口
側と入口側とは、オイル回路L1,L2により電
磁切換弁21を介して選択的に高圧アキユムレー
タ22または低圧アキユムレータ23に接続され
るようになつており、高圧アキユムレータ22に
は油圧Pを検出する圧力センサ24が設けられて
いる。また電磁切換弁21は、作動部21aの作
動時に中立位置Nからパラレル接続の位置Pに切
換えられ、作動部21bの作動時にクロス接続の
位置Mに切換えるようになつている。
他方、図示されない運転室に設けられたアクセ
ルペダル1には、アクセル開度θaを検出するア
クセルセンサ2、エアブレーキペダル3にはブレ
ーキ踏込量θbを検出するブレーキセンサ4が設
けられ、また運転室には排気ブレーキスイツチ5
が設けられている。そして、これらセンサ、機器
類2,4,5,11a,11b,12a,12
b,13a,13b,16,20,21a,21
bおよび24は制御装置25に接続されている。
次に第2図以下の図面を参照して作動を説明す
る。なお説明は第1のエンジン10a(回転数は
N1)で1基走行中の場合について行う。
第2図はエネルギ回収の制御フローを示してい
る。制御装置25はブレーキセンサ4からの信号
に基づき、制動時か否かを判定する(ステツプ
S40)。NOだつたら制御を終了し、YESだつた
ら、圧力センサ24からの信号に基づき、高圧ア
キユムレータ22の油圧Pが圧力上限(定格)値
より小さいか否かを判定する(ステツプS41)。
YESだつたら電磁切換弁21の作動部21aに
制御信号を出力して中立位置Nからパラレル接続
位置P、すなわちエネルギ回収位置に切換えてオ
イルポンプ・モータ20をオイルポンプとして作
動し(ステツプS42)、第6図に示すオイルポン
プ・モータ吐出量制御マツプよりブレーキ踏込量
θbに対応するオイルポンプ・モータ吐出量、こ
の場合はオイルポンプ吐出量を読み取り(ステツ
プS43)、オイルポンプ・モータ20に制御信号
(斜板角信号)を出力し(ステツプS44)、ステツ
プS41に戻る。そして、ステツプS41がNOになつ
たら、電磁切換弁21の作動部21aへの制御信
号を停止して中立位置に切換え(ステツプS45)、
オイルポンプ・モータ20に制御信号を出力し、
吐出量をオフ、すなわち斜板角度をゼロにして
(ステツプS46)、制御を終る。
第3図において、制御装置25はアクセルセン
サ2からの信号に基づき、アクセル開度をθaが
基準アクセル開度θoより大きいか否かを判定す
る(ステツプS1)。NOの場合は、そのままエン
ジン1基運転モードを継続し、YESの場合、す
なわち加速要求のある場合は、エンジン2基運転
中であるか否かを判定する(ステツプS2)。NO
の場合、すなわち1基運転中のときは、停止エン
ジン10bを始動するルーチンを起動する(ステ
ツプS3)。次いで、圧力センサ24からの信号に
基づき、高圧アキユムレータ22の油圧Pが圧力
下限値Pminより大きいか否かを判定する(ステ
ツプS4)。YESだつたら、第6図に示すオイルポ
ンプ・モータ吐出量制御マツプよりアクセル開度
θaに対応するオイルポンプ・モータ吐出量、こ
の場合はオイルモータ吐出量を読み取り(ステツ
プS5)、オイルポンプ・モータ20に制御信号
(斜板角信号)を出力し(ステツプS6)、電磁切
換弁21の作動部21bに制御信号を出力して中
立位置Nからクロス接続位置Mすなわちエネルギ
出力位置に切換え、オイルポンプ・モータ20を
オイルモータとして作動し、エネルギを放出して
ギヤボツクスを介し駆動系に駆動力を付加して
(ステツプS7)、ステツプS4に戻る。そして、ス
テツプS4がNOになつたら、オイルポンプ・モー
タ20への中立位置制御信号を出力して吐出量を
オフ、すなわち斜板角度をゼロにし(ステツプ
S8)、電磁切換弁21の作動部21bへの制御信
号を停止し、中立位置Nに切換えて(ステツプ
S9)、制御を終わる。
他方、ステツプS3により起動されて第2のエ
ンジン10bが始動する(ステツプS10)。制御
装置25は回転センサ11a,11bからの信号
に基づき、第2のエンジン10bの回転数N2が
第1のエンジン10aの回転数に同期したか、す
なわち車両速度にマツチしたかを判定する(ステ
ツプS11)。NOの場合は同期するまで待つて同期
したら第2のエンジンクラツチ13bに作動信号
を出力し、クラツチ12bを接続して(ステツプ
S12)、制御を終わる。
すると、ステツプS2はYESとなるので、制
御装置25はエンジン2基運転モードに移る(ス
テツプS30)。
ところで、1基走行を2基走行に切換えたの
ち、再び1基走行に切換えて走行中にブレーキエ
ネルギの蓄積、すなわちブレーキをかけることが
なくて高圧アキユムレータ22の油圧Pが圧力下
限値Pminに等しいか、または少ししか高くない
状態のとき、2基走行に切換える際はエネルギが
不足して上記制御が満足に行われなくて加速応答
性が低下することがある。
これに対し、第4図に示す制御フローにおいて
は、高圧アキユムレータ22の圧力下限値Pmin
に、実際の圧力下限値Pmin2と、それより余裕
のある下限値Pmin1とを設け、Pmin1−Pmin
2の圧力差分の油圧エネルギを第3図の制御フロ
ーに必要なエネルギとしている。そして、ステツ
プS4Aにおいて、油圧Pが圧力下限値Pmin2よ
り大きいか否かを判定し、大きい場合に第3図と
同様にエネルギ放出を行い、実際の圧力下限値
Pmin2になつたら、第3図と同様にエネルギ放
出を停止するようにしている。このようにすれ
ば、高圧アキユムレータ22には、1基走行から
2基走行への切換えを加速遅れなしに1回行うに
必要な油圧(Pmin1−Pmin2)が常時蓄圧され
ているので、第3図の制御フローにおける不具合
を不具合を解消することができる。
第5図は第4図の制御フローの場合のエネルギ
放出の制御フローを示している。すなわち、ステ
ツプS51Aにおいて、低圧アキユムレータ23の
油圧Pが余裕のある圧力下限値Pmin1より小さ
いか否かを判定し、小さい場合はエネルギの放出
を停止し、大きければ、正常な操作としてエネル
ギの放出を行う。こうすることで余裕のある圧力
下限値Pmin1が保たれることになる。
[まとめ] 以上説明したように本考案によれば、1基走行
から2基走行へ切換えるときにアキユムレータに
回収したブレーキエネルギを放出して駆動系に駆
動力を付加し、加速応答性の低下を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体構成図、
第2図はエネルギ回収時の制御フローチヤート
図、第3図は1基走行から2基走行へ切換時の制
御フローチヤート図、第4図は第3図に対応する
制御フローチヤート図、第5図は第3図に対応す
るエネルギ放出時の制御フローチヤート図、第6
図はオイルポンプ・モータの吐出量制御マツプ図
である。 10a……第1のエンジン、10b……第2の
エンジン、12a……第1のエンジンクラツチ、
12b……第2のエンジンクラツチ、15……ギ
ヤボツクス、20……オイルポンプ・モータ、2
1……電磁切換弁、22……高圧アキユムレー
タ、23……低圧アキユムレータ、25……制御
装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2基のエンジンをクラツチを介して選択的に駆
    動系のギヤボツクスに連結して走行する車両にお
    いて、ギヤボツクスに吐出量が制御可能なオイル
    ポンプ・モータを連結し、そのオイルポンプ・モ
    ータの出口側または入口側を切換弁を介して選択
    的にアキユムレータに接続し、車両制動時はオイ
    ルポンプ・モータの出口側を高圧アキユムレータ
    に接続してオイルを蓄圧し、エンジン1基走行か
    ら2基走行に切換えるとき、始動エンジンの回転
    数が車両速度にマツチするまでの間はオイルポン
    プ・モータの入口側を高圧アキユムレータに接続
    してギヤボツクスに駆動力を付加したのち2基走
    行に切換えるように制御する制御装置を設けたこ
    とを特徴とするブレーキエネルギ回生装置。
JP604487U 1987-01-21 1987-01-21 Expired - Lifetime JPH051455Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP604487U JPH051455Y2 (ja) 1987-01-21 1987-01-21

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JP604487U JPH051455Y2 (ja) 1987-01-21 1987-01-21

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Publication Number Publication Date
JPS63114822U JPS63114822U (ja) 1988-07-23
JPH051455Y2 true JPH051455Y2 (ja) 1993-01-14

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