JPH02120163A - 車両のブレーキエネルギー回生装置 - Google Patents

車両のブレーキエネルギー回生装置

Info

Publication number
JPH02120163A
JPH02120163A JP27275088A JP27275088A JPH02120163A JP H02120163 A JPH02120163 A JP H02120163A JP 27275088 A JP27275088 A JP 27275088A JP 27275088 A JP27275088 A JP 27275088A JP H02120163 A JPH02120163 A JP H02120163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
pump
motor
control
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27275088A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0764251B2 (ja
Inventor
Koji Tanaka
浩二 田中
Takashi Shima
高志 島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP27275088A priority Critical patent/JPH0764251B2/ja
Priority to US07/424,723 priority patent/US5050936A/en
Priority to EP89119751A priority patent/EP0366088B1/en
Priority to DE89119751T priority patent/DE68912069T2/de
Publication of JPH02120163A publication Critical patent/JPH02120163A/ja
Publication of JPH0764251B2 publication Critical patent/JPH0764251B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両の減速エネルギーを回収して発進/加速
エネルギーとして利用する車両のブレーキエネルギー回
生装置に関する。
〔従来の技術〕
車両の減速時に失われる運動エネルギーの内、主として
熱として発散(ブレーキ、エンジン)される分を作動油
圧として回収してアキュムレータに蓄圧し、この蓄圧し
たエネルギーを車両の発進エネルギー及び加速エネルギ
ーとして利用するPT O(Power−take−o
f f)出力装置又はトランスファーを併設したアクス
ルを備えた車両の減速エネルギー回収装置は従来より知
られており、最も古くは1976年にイギリスのC,J
、  ローレンス社がブリティッシュレイランド社のバ
スを使って開発中であることが発表され、以来、欧米で
種々の研究・開発が為されて来ており、最近では特開昭
62−15128号公報、特開昭62−37215号公
報及び特開昭62−39327号公報等に開示されてい
る。
後者の装置は、何れも、エンジンクラッチを介して駆動
されるカウンタシャフトと車輪駆動系に接続したメイン
シャフトとカウンタシャフトの回転をメインシャフトに
変速して伝える多段のギヤ列機構を有するトランスミッ
ション(以下、T/Mと略称する)、カウンタシャフト
にカウンタシャフトPTOギヤシンクロナイザを介して
横断可能に装着されたカウンタシャフトPTOギヤとこ
のPTOギヤにギヤ結合されメインシャフトにメインシ
ャフトPTOギヤシンクロナイザを介して横断可能に装
着されたメインシャフトPTOギヤとこのメインシャフ
トPTOギヤに結合された駆動ギヤを介して駆動される
PTO出力軸とを有する多段階変速式PTO装置、PT
O軸に連結されたポンプ・モータ、このポンプ・モータ
を介してアキュムレータとオイルタンクを接続する油圧
回路、この油圧回路とPTO軸とを横断可能にする電磁
クラッチ、及び電磁クラッチを制御しポンプ・モータと
高圧油回路で接続されたアキュムレータ、及びポンプ・
モータを車両の運転状態に応じて、ポンプ及びモータの
何れか一方として機能させる(HrIち、減速時にはポ
ンプとして機能させ車輪の回転力によりPTO装置を介
して作動油をアキュムレータに蓄圧させることにより主
としてブレーキ、エンジンの熱として失われる運動エネ
ルギー(以下、ブレーキエネルギーと呼ぶ)を回収する
とともに発進/加速時にはアキュムレータに蓄圧してい
た作動油により回転力を発生しPTO装置を介して車輪
を回転駆動させるモータとして機能させる)制御手段を
主要部として構成されたものである。
このような、減速エネルギー回収装置の制御手段は、 ■発進時、アキュムレータ内油圧が充分のとき、アクセ
ルペダルの踏込量に応じて可変容量型モータの容量(斜
板又は斜軸の傾転角)を制御し且つ電磁クラッチを接続
して油圧回路により油圧力による発進を行い、その間に
運転者が選択したギヤ段に対応して設定された車速を越
えた時には、エンジンクラッチを接続してエンジン駆動
を行うとともにPTO装置の変速制御を行ってオンだっ
たカウンタシャフトシンクロナイザをオフにしメインシ
ャフトシンクロナイザをオンにし、更にその時のアクセ
ルペダルの踏込量が大きい時のみその踏込量に応じた油
圧力を加える制御を行う。
■ブレーキ時、電磁クラッチを接続するとともにブレー
キペダルの踏込に応じた傾転角制御信号(ポンプ容量制
御信号)をポンプ・モータに与えてポンプ動作を行い、
これと同時にエンジンのクラッチを切る制御を行う。
この場合、制御手段は、制御プログラムに基づいて、ブ
レーキエネルギー中のエンジンブレーキで消費する分も
回収するため、またモータによる走行時にはエンジンを
車輪の駆動系から切り離すため、エンジンのクラッチが
“断“となるように制御するとともにモータとエンジン
を併用するか又はエンジンのみで発進/加速する時には
°接”になるように制御している。
【発明が解決しようとする課題〕
このような従来技術の場合には、車速が0でなくブレー
キペダルを踏み込んでいる限り、ポンプ・モータによる
油圧ブレーキ動作を必ず行うが、あくまで油圧ブレーキ
及び/又はエンジンブレーキを掛けるだけであり、最大
の油圧ブレーキトルクが必要ブレーキトルクより小さい
時の対策が講じられていないので、ブレーキペダルの踏
込量が大きい時等には充分なブレーキ力が発生できない
という問題点があった。
また、ブレーキペダルの踏込量とポンプ・モータの傾転
角がその踏込量の所定値まで比例した制御を行うため、
高圧アキュムレータの油圧が変化してしまうと、ブレー
キペダルの踏込量とブレーキ力が常に比例した関係には
ならなくなってしまうという問題点もあつた。
従って、本発明は、常に必要なブレーキ力を発生するこ
とができる車両のブレーキエネルギー回生装置を実現す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明では、油圧回路と、
ブレーキペダルスイッチと、am比例式エア圧制御弁と
、エアブレーキ装置と、必要な全ブレーキトルクに応じ
て求めた該油圧回路のポンプ・モータのポンプ容量がそ
の最大容量を越えている時、該ポンプ容量を最大にして
該油圧回路のみを作動し且つ該スイッチが作動していれ
ば不足分のブレーキトルクを該制御弁を制御することに
より該エアブレーキ装置で補う制御手段と、を備えてい
る。
〔作   用〕
本発明を第1図(a)の概略図で説明すると、制御手段
(C/U)64は、必要な全ブレーキトルクから油圧回
路(高圧アキュムレータ26、回路弁25、ポンプ・モ
ータ14、低圧アキュムレータ27で構成されている)
のポンプ・モータ14のブレーキ時のポンプ容量を求め
る。
このポンプ容量がポンプ・モータの最大容量を越えてい
る時には、制御手段64はポンプ・モータ14に対し該
ポンプ容量を最大に固定させる制御を行って図示のよう
に油圧ブレーキを掛けるとともに、この時にブレーキペ
ダル57が踏み込まれてブレーキペダルスインチ58が
作動していれば、必要な全ブレーキトルクから最大ポン
プ容量によるブレーキトルクを引いて不足分のブレーキ
トルクを求め、この不足ブレーキトルクを11磁比例式
エア圧制御弁70を制御することによりエアブレーキ装
置で発生して補う。
従って、油圧回路によるブレーキ力の不足分をエアブレ
ーキ力によって補うことができる。
〔実 施 例〕
以下、本発明に係る車両のブレーキエネルギー回生装置
の実施例を説明する。
第1図(blは、本発明に係る車両のブレーキエネルギ
ー回生装置の一実施例の全体構成図であり、■はエンジ
ン、2はエンジン1の負荷センサ、3はアクセルペダル
54の踏込に応答するステップモータ、4はステップモ
ータ3により制御されエンジン1への燃料供給量を設定
するとともに負荷センサ2に接続されたインジェクショ
ン(噴射)ポンプレバー、5はエンジン1の回転を変速
して出力するT/M()ランスミッション)、6はT/
M5のギヤ段(図示せず)を自動的にシフトするギヤシ
フトアクチュエータ、7はクラッチ(図示せず)を自動
的に接話するクラッチアクチュエータ、8はT/M5と
係合しているPTO装置、9はアクスル10及び車輪1
1とともに車輪の駆動系を形成するプロペラシャフト、
12はPTO装置8のPTO軸、13は電磁クラッチ、
14はPTO軸1軸支21を磁クラッチ13を介してP
TO装置8と係合しており傾転角制御用パイロンド配管
15、傾転角制御電磁比例弁16及び1頃転角制御ピス
トン17と組み合わされた周知の可変容量斜軸式アキシ
ャルピストンポンプ・モータであり、14aはその吸入
口、14bは吐出口である。
また、80はポンプ・モータ14の傾転角を検出する傾
転角センサである。
ここで、このポンプ・モータ14について第2図(al
及び第2図(a)のA矢視図である第2図0))に基づ
いて説明すると、第2図(a)に示すようにシリンダブ
ロック14fの中心孔に出力軸14cと係合しているシ
ャフト14dが差し込まれており、この反対側はボート
プレート14hを介して傾転角制御ピストン17と係合
している。また、このシリンダブロック14fの周辺に
は、複数のシリンダ14gが設けられており、このシリ
ンダ14gの一端には出力軸14cと係合しているピス
トン14eが慴動自在に差し込まれ、その反対側はボー
トプレート14hを介して第2図[有])に示す吸入口
14aまたは吐出口14bと連通している。
上記の傾転角制御ピストン17は、傾転角制御電磁比例
弁16に供給する制御電流に比例して傾転角制御用パイ
ロット配管15からピストン17の下部に供給される作
動油又は油圧配管20又は21内の作動油に押されるこ
とによりその位置が図の上下方向に変化する。従って、
シリンダブロック14f、ピストン14e、シャフト1
4d及びボートプレート14hから成るアンセンフ゛り
は出力軸14cに係合したシャフト14dの球形端部を
中心として傾転角制御ピストン17の上下移動に伴い角
度が変化する(この場合、出力軸14Cとシャフト14
dとが成す角度θを傾転角という)。
第2図(a)は傾転角制御電磁比例弁16に最大の制御
電流を与えた時を示しており傾転角が最大となることか
ら出力軸14cの1回転当たりの吐出量は最大となって
いる。 (11転角制′4′n電磁比例弁16の制御電
流がOの場合は、点線で示すように傾転角がOとなり吐
出量も0となる。
第1図(b)に戻って、18は後述の高圧アキュムレー
タ26の蓄圧が設定値を越えた時、これを逃がす高圧リ
リーフ弁、19aは補給回路の作動油の供給圧が設定値
を越えた時、これを逃がす低圧リリーフ弁、19bは傾
転角制御用パイロット配管15に、ポンプ・モータ14
を傾転作動せしめるのに必要なパイロット圧を発生させ
る低圧リリーフ弁、20はポンプ・モータ14の吸入側
配管、21はポンプ・モータ14の吐出側配管、22は
作動油の補給配管、22aは作動油の戻り配管、23は
高圧側配管、24は低圧側配管、25は上記の配管20
〜24を切り替える回路切替弁、26は高圧側配管23
を介して回路切替弁25に接続されている高圧アキュム
レータ、27は低圧側配管24を介して回路切替弁25
に接続され上記ポンプ・モータ14、回路切替弁25及
び高圧アキュムレータ26とともに油圧回路を形成する
低圧アキュムレータである。
尚、回路切替弁25は、ポンプ・モータ14の人出口を
固定して使用する場合、ポンプ時とモータ時の出力切替
を行うため必要なものであり、ポンプ・モータ14に反
転式ピストンポンプ・モータを使用すれば回路遮断弁を
使用することもできる。これら回路切替弁及び回路遮断
弁は回路弁と総称することができるものである。
ここで、回路切替弁25による配管の切替動作について
説明すると、その電磁石25a及び25bの何れも付勢
されていない時、弁位置は3つの弁位置の内の中心部に
示す位置となり4本の配管20.21.23及び24の
接続を絶っている。
ブレーキエネルギーを回収する場合には、T!1m石2
5aを付勢して弁位置を電磁石25a側に切り替える。
すると、低圧アキュムレータ27を配管24及び20を
介してポンプ・モータ14の吸入口14aに連通させ、
高圧アキュムレータ26を配管23及び21を介してポ
ンプ・モータ14の吐出口14bに連通させることがで
きる。これにより、低圧アキュムレータ27に蓄えてい
た作動油をブレーキエネルギーにより駆動されポンプと
して機能するポンプ・モータ14により吸入/吐出させ
高圧アキュムレータ26に蓄圧する。
反対に、ポンプ・モータ14をモータとして機能させる
場合は、回路切替弁25の電磁石25bを付勢し弁位置
を電磁石25b側に切り替える。
すると、低圧アキュムレータ27を配管24及び21介
してポンプ・モータ14の吐出口14bに連通させ、高
圧アキュムレータ26を配管23及び20を介してポン
プ・モータ14の吸入口14aに連通させることができ
る。これにより高圧アキュムレータ26に蓄圧されてい
た作動油が配管23及び20を通ってポンプ・モータ1
4をモータとして回転させた後、配管21及び24を通
って低圧アキュムレータ27に達し、ここで蓄えられる
ことになる。
28は作動油のドレインタンク、29は作動油のフィル
タ、30はエンジン1により駆動される作動油の補給ポ
ンプ、31及び32は補給配管22上に設けられ前記油
圧回路からドレインタンクに戻った作動油を前記油圧回
路に供給するとともにポンプ・モータ14に傾転角制御
用パイロット配管15を介してパイロット油圧を供給す
る電磁弁である。
次に、33は直結冷房リレースイッチ、34はエンジン
1の水温センサ、35はエンジン1の回転数センサ、3
6はインプットシャフト回転数センサ、37は77M5
のクラッチストロークセンサ、3日はギヤ位置センサ、
39はギヤシフトストロークセンサ、40は車速センサ
、41は77M5の油温センサ、42は排気ブレーキ制
御弁、43は排気ブレーキ弁(図示せず)を駆動するシ
リンダ、44は排気ブレーキ制御弁42を介してシリン
ダ43に空気圧を供給するエア配管、45及び46はド
レインタンク28に設けられたオイル量検出リミ・ント
スイッチ、47は高圧アキュムレータ26に蓄圧された
作動油の圧力を検出する圧力センサである。尚、ギヤ位
置センサ38とギヤシフトストロークセンサ39とでギ
ヤ位置検出手段を構成している。
そして、48はエキゾーストブレーキを作動させるハン
ドレバー、49はドライバーシート、50は運転者がド
ライバーシート49を離れたか否かを検出する離席検出
スイッチ、51はパーキングブレーキレバー、52はパ
ーキングブレーキスイッチ、53はブレーキエネルギー
回生装置(以下、RBSという)メインスイッチ、54
はアクセルペダル、55はアイドル位置検出スイッチ、
56はアクセル開度検出センサ、57はブレーキペダル
、58はブレーキペダル戻し位置検出スイッチ(以下、
単にブレーキペダルスイッチと称する)、59はブレー
キ踏込量センサ、60はギヤセレクトレバー、61は坂
道発進補助装置(以下、ISAと略称する)スイッチ、
62はアイドルコントロールスイッチ、63はインジケ
ータ類、65はドアスイッチ、66はキースイッチ、6
7はブレーキエフ配管、68はブレーキエアタンク、6
9はブレーキエア圧力センサ、70は電磁比例式圧力制
御弁、71及び73はエア圧力スイッチ、72はT(S
A弁、74はエアマスク、64は上記のセンサ及びスイ
ッチ等の出力に基づきポンプ・モータ14及びアクチュ
エータを制御してブレーキエネルギーを回生ずる制御手
段としてのコントロールユニット(以下、C/Uと略称
する)である、尚、C/U64には下記に述べるプログ
ラム、マツプ及びフラグを記憶するメモリ(図示せず)
を含んでいる。
第3図は、第1図に示すC/U64に記憶され且つ実行
されるプログラムのフローチャート図であり、このフロ
ーチャートに基づいて第1図の実施例の動作を説明する
プログラムがスタートするとC/U64は初期化サブル
ーチンを実行し、全出力をオフとし、内蔵するRAM(
図示せず)のクリアチエツクを行う(第3図ステップ3
1)。
初期化を実行した後、前述のスイッチ33.45.46
.50.52.53.55.58.61.62.65.
66.71及び73並びにセンサ38からの信号の読み
込みサブルーチンを実行しく同ステップS2)、次にセ
ンサ35.36及び40から読み込んだ回転信号(パル
ス)の処理サブルーチンを実行してそれぞれエンジン回
転数、インプットシャフト回転数及び車速を算出する(
同ステップ33)。これらの処理においては、車速に応
じて後述する第15図のフラグFL−3PEEDを生成
する。
そして、センサ2.34.37.39.41.47.5
6.59.69から読み込んだアナログ信号の処理サブ
ルーチンを実行してそれぞれディジタル値のエンジン負
荷、クラッチストローク、シフトストローク、油温、圧
力、アクセル開度、ブレーキ踏込量及びブレーキエア圧
を求める(同ステップS4)。
これらの信号の読込及び処理は一回のC/U処理毎に更
新する。また、読み込んだ信号及び処理した信号により
ロジック中に使用されるフラグ(後述)をこれらのサブ
ルーチンの中で立てておく(制Jiff歴中、セット/
リセットされるフラグを除く)。
続いて、キースイッチ66がオンか否かチエツクしく同
ステップS5)、オフの時は、全制御停止サブルーチン
を実行する(同ステップS6)。
このサブルーチンは、停車時又は走行時にキースイッチ
66がオフとなっても安全を確保するため油圧系を全て
安全な状態に戻した後、ステップS7でアクチエエータ
リレー(図示せず)をオフにしてC/U64の電源を断
つことにより全制御を停止させるものである。
ステップS5においてキースイッチ66がオンの時は、
RBSメインスイッチ53がオンか否かをチエツクしく
第3図のステップS8)、オフの時は、後述の通常ブレ
ーキ制御モードサブルーチンを実行する(同ステップ5
22)が、オンの時は、運転者がブレーキエネルギー回
生装置(以下、RBSという)動作を実行しようとして
いるとして、制御を続行する。
このため、C1064は、運転者がパーキングブレーキ
51を作動させているか否かをチエツクしく同ステップ
S9)、作動させていない時(パーキングブレーキスイ
ッチ52a(P/Bl)がオフの時)は、RBS使用可
能としてステップS11に進むが、作動させている時(
パーキングブレーキスイッチ52aがオンの時)は、通
常ブレーキ制御モード(同ステップ522)に進んでR
BSの使用禁止とする。これは、パーキングブレーキレ
バー51を引いている時に不用意にアクセルペダル54
を踏んでも車両が飛び出さないようにするためである。
但し、坂道発進等でパーキングブレーキを作動させたま
まポンプ・モータ14の出力トルクを車輪11に伝える
時のためにもう1つのパーキングブレーキスイッチ52
bがオンか否かをチエツクする(同ステップ5IO)。
ここで、パーキングブレーキスイッチ52b(P/B2
)は、第14図に示すように、パーキングブレーキレバ
ー51のノブ51aを押している時にのみオンとなるも
のである。即ち、ノブ51aを押している状態はパーキ
ングブレーキを解除しようとする意志がある時であるか
ら、バーキンクブレーキレバー51が引かれていてパー
キングブレーキスイッチ52aがオンであってもRBS
を使用可能とするものである。
次に、C/U64は、選択されているギヤ段をギヤ位置
検出センサ38及びギヤシフトストロークセンサ39に
よってチエツクしく同ステップ511)、ギヤ段がNに
ュートラル)又はR(リバース)であればRBSは使わ
ずに通常ブレーキ制御モードサブルーチン(同ステップ
522)に進むが、ギヤ段が1速乃至5速であればRB
Sは使用可能であるため制御を続行する。
そして、停車しているか否かを車速センサ40の出力か
らチエツクしく同ステップ312)、走行中であればス
テップ314に進んで現時点の速度がポンプ・モータ1
4の許容回転数以下に相当するか否かチエツクする。こ
の許容回転数は、ポンプ・モータ14が電磁クラッチ1
3、PTO軸12、PTO装置8、プロペラシャフト9
及びアクスルlOを介して車輪11と接続されているこ
とからPTO装置8およびアクスル10のギヤ比が一定
であれば車速で判断でき、市販品であるポンプ・モータ
14の許容回転数からギヤ比、車輪外周長を掛は合わせ
ると、例えば、50kmlh迄がRBSの使用可能範囲
であると条件付けできる。
ステップS14において、車速か50km/h以下、即
ち、ポンプ・モータ14の許容回転数範囲内ならば制御
を続けるが、許容回転数範囲を越えていると判定した時
は、ステップS22の通常ブレーキ制御モードサブルー
チンを実行する。尚、このサブルーチン(ステップ52
2)を実行した時には、第16図のフラグFL−RBS
のビット2に′1″を立てておく。
ステップ312において、停車中であった時、車両がバ
スの場合は、発進禁止サブルーチンを実行する(同ステ
ップ513)、このサブルーチンは、バスがドアを開け
ている時に油圧回路の使用を禁止するものであり、ドア
が開いている時は、乗客が乗降中であると見なして乗客
の安全確保のために不用意にアクセルを踏んでも車両が
動き出さないようにするために実行するものである。
次に、C/U64は運転者のペダル操作をブレーキ(同
ステップ515)、アクセル(同ステップ516)のI
’llでチエツクする(それぞれの信号処理はステップ
S4のアナログ信号処理サブルーチンで処理済)。ブレ
ーキ操作のチエツクがアクセル操作のチエツクより優先
されるのは、ブレーキペダル57とアクセルペダル54
を同時に踏んだ場合に車両の安全側としてブレーキを優
先させるためである。
ステップ515でブレーキペダル57が踏まれている場
合、第4図に示すエネルギー回収モードサブルーチンを
実行する(同ステップ517)。
まず、第17図に示すフラグFL  PEDALのビッ
ト0 (BRKI)をチエツクする(第4図のステップ
5171)、このフラグBRK1は、第17図に示すよ
うに初めてエネルギー回収を実行する時にセットされ、
通常ブレーキ制御、エネルギー再生制御の先頭でリセッ
トされるようになっているフラグである。従って、初め
てブレーキを使う時ばOであるから、次に速度フラグ(
FL5PEED、第15図参照)から車速をチェツクす
る(同ステップ5172)。
車速か低速域(例えば、車速10km/h以下)では、
回収できるエネルギーが少ない反面、渋滞時等の低速で
のブレーキ使用が多い時は油圧系の制御がその分頻繁に
なるために油圧を使わないようにするため、速度フラグ
FL−3PEEDのビット0、ビット1、ビット2のう
ちのいずれか1つが“1″であれば通常ブレーキ制御モ
ードサブルーチンを実行する(同ステップ5173)。
このサブルーチンはメインプログラムのステップS22
のサブルーチンと同じものである。
車速か、例えば、10km/hを越えた場合(ピントO
、ビット1、ビット2がいずれも°“O″)、第9図に
示すブレーキトルクマツプによる制御トルク検索を行い
(同ステップ3174)、ブレーキペダル57の踏込量
(角度)から運転者が発生させようとしている制動トル
クを検索して記憶する。
ここで第9図に示すブレーキトルクマツプを説明すると
、このマツプはエアブレーキ、エアオーバーハイドロリ
ック(エア・オイル)ブレーキ等のブレーキペダル57
踏込量と車両1台当たりの制動トルクの合計(前・後輪
)の関係を示す線図を基にしたもので、ペダル操作フィ
ーリング、乗客のフィーリング及び安全性からRBSで
のペダル操作と実際のブレーキの効き具合はエアブレー
キ、エア・オイルブレーキ等の操作と同等となる。
第9図において、ブレーキペダル57¥@込の初期状態
(例えば、0〜3.5°)をブレーキ遊びとし、ブレー
キペダル57に取り付けられたブレーキ踏込量センサ5
9の出力電圧をブレーキペダルスイッチ5日により0と
しである。ブレーキペダル57踏込の初期状態(例えば
、3.5°)を越えると、上記スイッチ58はオンとな
り、センサ59はペダル踏込角に比例した電圧を出力す
る。従って、ブレーキペダル57の踏込角度はセンサ5
9の出力から検出できる。
ブレーキペダル57踏込の初期に続く区間がブレーキ力
制御区間(例えば、3.5°〜16°)であり、この区
間においてポンプ・モータ14、エアブレーキ又はエア
・オイルブレーキを制御する。
このため、マツプからブレーキペダル57の踏込角に相
当する制動トルクTを求める。
ブレーキ力制御区間を越える区間(例えば、16°〜2
56)は、パニックブレーキ時であり、この時、電磁比
例式エア圧制御井70はブレーキペダル57と連通した
リンク機構(図示せず)により強制的に押し下げられ、
ブレーキエアタンク68とブレーキ力発生装置、例えば
、エア・オイル式においてのエアマスター74、とを全
通にして圧縮エアによる最大の制動力を発生させる。こ
のとき、車両が不安定な状態となる虞があるため、油圧
回路の使用は禁止される。
制御がステップ5174に進むのは、ブレーキが初めて
踏まれた時(フラグBRK1=O)で且つステップ51
72で車速か低速(例えば、10Km/h)以上か、又
はブレーキが継続して踏まれている時(フラグBRK1
=1)で且つステップ3175で車速が微速(例えば、
2km/h)以上を検出した場合である。
これは、初期状態で車速か10km/h以下の、低速域
(ステップ5172)では油圧回路の制御・駆動の手数
の割りに回収できるエネルギーが少ないが、−旦ポンプ
・モータ14による油圧でブレーキをかけた後は(フラ
グBRK1=1)、ポンプ・モータ14が安定して回転
する微速度(2k m / h )まで継続して使用し
、出来るだけ多くの減速エネルギーを回収しようとする
ためである。
ステップ5175において、車速か微速(2km/h以
下)になったことが検出されると、通常ブレーキ制御モ
ードサブルーチンを実行しく同ステップ3176)、エ
アブレーキ又はエア・オイルブレーキで制動をかける。
このサブルーチンはステップ5173と同様にメインプ
ログラムのステップ322のサブルーチンと同じもので
ある。
このようにしてエネルギー回収モードサブルーチンを実
行した後、C/U64は、第5図に示すエンジンブレー
キモードサブルーチン゛を実行する(第3図のステップ
31B)。このサブルーチンは、通常の車両とフィーリ
ングの差異をなくすためのもの、即ち、エキゾースト(
排気)ブレーキ又はエンジンブレーキに相当するブレー
キ力を発生させるものである。
エキゾーストブレーキは、ブレーキペダル57を踏むこ
となく、運転席のハンドレバー48(又はスイッチ)に
よって操作される補助ブレーキであり、エンジンブレー
キは、車両がエンジンを駆動することによりその負荷と
して制動力を発生させる補助ブレーキである。
本ブレーキエネルギー回生装置では、エネルギー回収モ
ードにおいて車両の持っている運動エネルギーをできる
だけ多く回収するため、エンジンクラッチを断としく第
8図参照)、車輪11とエンジンlとを切り離して上記
2つの補助ブレーキの代替制御を行う、このため、上記
のエンジンブレーキモードサブルーチンを実行し、2つ
の補助ブレーキの発生する制動力をポンプ・モータ14
で代用して発生させている。
第5図のステップ8181では、フラグFLPEDAL
のビットO(BRKI)に基づき第4図のステップ51
71と同様に油圧によるブレーキ制動の最初か、継続中
かをチエツクする。ステップ8181とステップ517
1のフラグは共通であるため、ステップ317及びステ
ップ318の何れかで油圧によるブレーキ制御を開始し
ていれば、ステップS17及びステップ31Bの両方の
モードでステップ5175又はステップ3183へ進み
継続したブレーキ制御が実行される。
ステップ5182では、ステップ5172と同様に低速
域(例えば、車速10Km/h )以下(フラグFL 
 5PEEDのビット0〜ビツト2のいずれかが1)で
は、油圧によるブレーキ制御を開始しない、一方、ステ
ップ3183では、ステップ5175と同様に一旦ポン
プ・モータ14によるブレーキ制御を開始した後(フラ
グBRK1=1)は車速が微速(例えば、2km/h)
に落ちる迄の間(フラグFL  5PEEDのビット0
又はビット1がO)は、油圧力によるブレーキ制御を継
続する。
次に、運転席のハンドレバー48(スイッチでも良い)
がオンか否かをチエツクしく第5図のステップ5184
)、オンであれば、エキゾーストブレーキ相当の制動ト
ルクをマツプより検索する(同ステップ3185)。
第10図は、エキゾーストブレーキ相当の制動トルクマ
ツプであり、このマツプは、実際のエキゾーストブレー
キと同じ線図であるためエキゾーストブレーキに慣れた
運転者にとって違和感のないものとなっている。また、
このマツプはエンジンで発生する制動トルクであるため
、車輪11での制動トルクを出すためには、現在シフト
されているギヤ段とファイナルのギヤ比を掛は合わせた
ネットの制動トルク値に変換して記憶しておく。
ステップ3184において、ハンドレバー75がオフの
時は実際のエンジンブレーキと同等の制動トルクを、第
11図に示すマツプより検索する(同ステップ3186
)。
第11図は、エンジンブレーキ相当の制動トルクマツプ
であり、このマツプもエンジン1で発生する制動トルク
であるため一車輪11での制動トルクを出すためには、
現在シフトされているギヤ段とファイナルのギヤ比を掛
は合わせた22ト値に変換して記憶しておく。
ステップ31Bのサブルーチンへは、ブレーキペダル5
7を踏んでいる場合は、ステップS17のサブルーチン
から、アクセルペダル54を踏んでいない時(アクセル
ペダルがアイドル位置にある時)は、ステップS16か
らそれぞれ進んで行くが、エンジンブレーキモードサブ
ルーチン(第3図のステップ818)は、エンジンで発
生する補助ブレーキの代用モードであるため第3図のス
テップ317のブレーキペダル操作とは関係がない。即
ち、エキゾーストブレーキもエンジンブレーキも、アク
セルペダル54を踏んでいない限りハンドレバー4日の
出力により制御されて代替の力が発生する。言い換える
と、ステップ5174でブレーキペダルの踏込量に対応
した制動力を求めた時に、車両が一定の速度以上で走行
していれば更にエキゾーストブレーキ又はエンジンブレ
−キ相当の制動トルクを求めるものである。
続いて、C/U64は、前記ステップ317及びステッ
プ318のサブルーチンで検索され記憶された必要制御
トルクを発生するのに必要なポンプ・モータ14の容量
を油圧回路内圧力に応して決定するポンプ計算サブルー
チンを実行する(第3図のステップ519)。
まず、通常ブレーキ制御モードサブルーチンを実行した
か否かを第16図に示したフラグFLRBSのピント2
によりチエツクしく第6図のステップ5191)、通常
ブレーキ制御モードサブルーチンを実行していれば、ポ
ンプ・モータ14の制御は不要なのでステップ319の
サブルーチンを全てパスする。
次に、前述のステップ317及びステップ318でポン
プ・モータ14を使った油圧ブレーキ制御を行っていれ
ば、ステップ317.318で検索した各ブレーキモー
ドの必要制動トルクを積算する(同ステップ3192)
。即ち、ポンプ・モータ14で発生する必要のある全制
動トルクを計算する。
続けて、ステップ5192で求めた必要トルク値をファ
イナルギヤ及びPTO装置のギヤ比で除したポンプ・モ
ータ14でのトルク値Tから下記の理論式(1)により
ポンプ・モータ14の容量vPを求める。
Vp=200πT / P     (1)ここで、 P:圧力センサ47で検出される油圧回路内圧力(kg
/cm” )、 VP :ポンプ・モータ14の容量(CC)、T:必要
制御トルク(kg−m)。
しかし、これを計算させることは、複雑になるので、こ
の式(1)により第12図に示すような、圧力、トルク
及び容量のマツプを予め作成しておき、このマツプから
必要な容量を検索する(同ステップ5193)。
本発明では、第2図に示すように斜軸式アキシャルピス
トン式(又は、斜板式アキシャルピストン式でも良い)
ポンプ・モータ14を用いることができるから、その容
量■、は斜軸(又は斜板)の傾転角を制御することによ
り制御される。
そして、上記マツプから検索したポンプ・モータ14の
容量■、がポンプ・モータ14の最大容量V MAXを
越えているか否かをチエツクしく同ステップ5194)
、越えている場合はVP=VjIAXとする(同ステッ
プ5195)。そして、フラグFL  PEDALのビ
ット1であるBRK2 (第17図参照)をチエツクし
く同ステップ5196)、運転者がブレーキペダル57
を踏んでいない時(BRK2=O)は、ポンプ・モータ
14で発生する制1111 トルクが必要トルクより不
足でもそのまま制御を続行する。
運転者が、ブレーキペダル57を踏んでいる時はフラグ
BRK2=1となるため、不足分の制動トルクをエアブ
レーキ又はエア・オイルブレーキで補足するためステッ
プ5197に進み第12図に示すマツプから不足制動ト
ルクを検索する。
ここで、このマツプでの不足制動トルク検索方法を第1
3図で説明すると、必要な制御トルクTに対応する油圧
回路内圧力Pの点がポンプ・モータ14の最大容量■、
の直線上又は下側、即ち、図の斜線部内に有る場合は、
■、≦v、4A、!なのでポンプ・モータ14だけで必
要制動トルクを発生できるが(例えば、必要制動トルク
T、)、v14AXの線より上側にある場合(例えば、
必要制動トルクTA)は、VP>VKAXとなり、ポン
プ・モータ14では必要制動トルクT1を発生すること
ができないことになる。
そこで、VP>VMAXの場合、不足する制動トルク、
例えば、T、−T、を検索して求め、この分をエアブレ
ーキ又はエア・オイルブレーキによって補充するもので
ある。
このため、ステップ5197で検索した不足分の制動ト
ルク発生に見合うエアをエアタンク68からエアマスタ
74に送り込むように電磁比例式エア圧制御弁70を駆
動する(同ステップ3198)。
ステップ5194において■、≦V MAX時、及びス
テップ3196においてフラグBRK2=0の時は、電
磁比例式エア圧制御弁70を作動させず、ポンプ力だけ
でブレーキ動作を行う(ステップ5200)。
上記のサブルーチンの実行を行った後、C/U64は、
フラグBRK2をOにリセットして(同ステップ519
9)、メインプログラムに戻る。
メインプログラムのステップS16に戻って、アクセル
ペダル54が踏まれている時、C/U64は、エネルギ
ー再生モードサブルーチン(回収して高圧アキュムレー
タ26に蓄積されている減速エネルギーを利用して走行
するもの)を実行する(第3図のステップ520)。
このサブルーチンでは、アクセルペダル54の踏込量を
ギヤ段毎に検出して必要なトルクを求め、このトルク及
び現在の油圧回路の蓄圧によりポンプ・モータ14の傾
転角(容量)を決定する。
そして、メインプログラムはステップS22の通常ブレ
ーキ制御モードサブルーチンを実行するが、これは油圧
を使わずエアブレーキ又はエア・オイルブレーキだけで
ブレーキをかけるモードである。
第7図に基づきこのサブルーチンを説明すると、まず、
ブレーキペダル57の踏込量と!磁比例式ニア圧制御弁
70の吐出圧を第9図のマツプにより検索する(第7図
のステップ3221)。これは、制動トルクは、例えば
エアオイルブレーキの場合、エアマスター74に送られ
る吐出圧で決まるため行う検索であり、このマツプは、
制動のフィーリングを合わせるため通常のエアブレーキ
車(又は、エア・オイルブレーキ車)と同等の吐出圧線
図になっている。尚、第3図のステップS8.310、
Sll及び314からこのサブルーチンに進んだときに
もブレーキペダル57の踏込量が与えられて制動トルク
が求められる。
次に、ステップ3221で検索した吐出圧に基づいて電
磁比例式エア圧制御弁70を駆動しく同ステップ522
2)、本サブルーチンはエアのみによるので油圧系をオ
フとするためにポンプ・モータ14の傾転角を“0″に
しく同ステップ5223)、回路切替弁25及び電磁ク
ラッチ13をオフとして(同ステップ3224)、メイ
ンプログラムに戻る。
以上の制御の後、C/U64は、オイル量制御を行う(
第3図のステップ521)、このオイル量制御はオイル
量検出リミットスイッチ45がオンであるかオフである
かによりオイル補給の必要の有無を判定して電磁弁31
.32に対して作動リクエストを発生するサブルーチン
である。
また、C/U64は、周知の特開昭60−11769号
公報と同様に車速センサ40からの車速信号、アクセル
開度検出センサ56からのアクセルペダル54の踏込量
に対応する信号及びギヤセレクトレバー60からのセレ
クト信号(マトリックス信号)を読み込み、車速及びア
クセルペダル54の踏込量に応じて作成した第18図に
示すマツプに基づき適正な77M5のギヤ段を選択する
(第3図のステップS23及び524)。
この動作は、クラッチアクチエエータ7及びギヤシフト
アクチュエータ6を駆動して、エンジンクラッチ(図示
せず)を切り→T/M5のギヤを中立状態にし→セレク
トし、シフトし→エンジンクラッチを接続することで行
い、これにより77M5のギヤ段は、車速及びアクセル
ペダル54の踏込量に応じた適切なものに自動的にシフ
ドア・7プ/ダウンされる。
尚、C/U64は、第8図に示すクラッチ制御方法の決
定サブルーチンに基づき、油圧だけで走行している場合
、フラグFL  RBSのビット3=1になっているこ
と(第8図のステップ5241)からエンジンクラッチ
を断としている(同ステップ5242)、このフラグF
L  RBSのビット3は第16図に示すように、エネ
ルギー回収モードにあっては必ず、またエネルギー再生
モードにあっては油圧のみで走行する場合にセットセッ
トされるものである。
尚、エンジンクラッチの接/断制御については現在では
自動クラッチ式の自動変速機車両が既に知られており、
また自動変速機を持たない車両であってもエンジンクラ
ッチのみが自動的に接/断制御できればよい。更に、流
体式自動変速機車両の場合はエンジンとの切り離しはギ
ヤをニュートラル位1に制御すれば同様の効果が得られ
る。
続けて、上述のエネルギー回収モード、再生モード、通
常ブレーキ制御モード等で決定された、ポンプ・モータ
14の容量、電磁クラッチ13の断/接、回路切替弁2
5の切替位置に従い、実際にこれらを駆動する油圧回路
制御サブルーチンを実行する(第3図のステップ525
)。
この油圧回路制御サブルーチンは上記の各種の判定・演
算結果に基づいて油圧回路を構成する回路切替弁25や
ポンプ・モータ14並びに11磁クラツチ13を実際に
制御するためのものである。
油圧回路制御(ステップ525)を行った後、直結冷房
リレースイッチ33及び水温センサ34からの信号を読
み込み、エンジン1の暖機運転時、冷房時のアイドル回
転の安定を図る他、補給用ポンプ30を駆動する時のア
イドル回転の安定を図るアイドル制御サブルーチンを実
行する(同ステップ526)。
その後、上述のエネルギー再生モード等で決定されたエ
ンジン1の出力トルクによりステップモータ3の目標位
置を設定し、これを駆動するエンジン制御サブルーチン
を実行する(同ステップ527)、この場合、上述のエ
ネルギー再生モード等で決定されたポンプ・モータ14
の容量Vが、50ccの時は、下記の式尋から求めたエ
ンジン必要出力が発生するようにエンジンを制御する。
エンジン必要出力= ((T/M必要出力)(ポンプ・
モータ最大出力) このエンジン出力は上述の如くアクセルペダルの踏込量
に換算してから燃料噴射ガバナをステップモータが駆動
することにより得られる。
以上の制御・処理の後、油圧及び動力源(油圧、エンジ
ン)表示を含み、インジケータ類63の表示制御を行う
インジケータ制御サブルーチンを実行する(同ステップ
528)。
そして、車速がOで且つブレーキペダル57が踏まれて
いることを条件としISAS子弁を閉じてブレーキ状態
を保持し、アクセルペダル54が踏まれるか、又はギヤ
セレクトレバー60がニュートラル位置になったことに
よりブレーキ状態を解除するH3A制御サブルーチンを
実行する(同ステップ329)。
この後は、自己診断実行の時間になったか否かチエツク
しく同ステップ530)、時間になると定期的(例えば
、500m5)に自己診断を実行して(同ステップ53
1)、処理の時間を一定にするための時間待ちの後(同
ステップ532)、ステップS2に戻り上述の処理を繰
り返す。
尚、上記のサブルーチン(ステップ323〜31)は現
在数に知られている技術を用いることができる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、第6図のフローチャー
ト及び第13図のマツプに示したように、ポンプ容量を
最大にしても必要なブレーキトルクが得られない時には
、該ポンプ容量を最大にした上で不足分のブレーキトル
クを電磁比例式エア圧制御弁を制御することによりエア
ブレーキ装置で発生して補うように構成したので、油圧
プレーキネ足により車両が所定の位置で停車しない等の
危険な状態を回避することができ、安全な車両運行を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、本発明に係る車両のブレーキエネルギ
ー回生装置の概念図、 第1図ら)は、本発明に係る車両のブレーキエネルギー
回生装置の実施例の構成を示す図、第2図(a)、(b
)は、本発明に使用する斜軸式アキシャルピストンポン
プ・モータのそれぞれ断面図及び斜視図、 第3図は、本発明の制御手段に記憶され且つ実行される
プログラムのフローチャート図、第4図は、エネルギー
回収モードサブルーチンのフローチャート図、 第5図は、エンジンブレーキモードサブルーチンのフロ
ーチャート図、 第6図は、ポンプ計算サブルーチンのフローチャート図
、 第7図は、通常ブレーキ制御モードサブルーチンのフロ
ーチャート図、 膚 第8図は、クラッチ制動方法決定サブルーチンのフロー
チャート図、 第9図は、ブレーキトルクマツプ図、 第10図は、エキゾーストブレーキ相当制動トルクマツ
プ図、 第11図は、エンジンブレーキ相当制動トルクマツプ図
、 第12図は、ポンプ・モータの制動トルクマツプ図、 第13図は、ポンプ・モータの制動トルクマツプの説明
図、 第14図は、パーキングブレーキレバーを説明する概略
図、 第15図は、フラグFL  5PEEDを説明する図、 第16図は、フラグFL  RBSを説明する図、第1
7図は、フラグFL  PEDALを説明する図、 第18図は、車速及びアクセルペダル踏込量に基づくギ
ヤシフトマツプ図、である。 図において、1はエンジン、5は77M、8はPTO装
置、13は電磁クラッチ、14はポンプ・モータ、25
は回路遮断(切替)弁、26は高圧アキュムレータ、2
7は低圧アキュムレータ、47は圧力センサ、57はブ
レーキペダル、58はブレーキペダル(戻し位置)スイ
ッチ、59はブレーキ踏込量センサ、64は制御手段と
してのC/U、67はブレーキエア配管、70は電磁比
例式圧力制御弁、をそれぞれ示す。 尚、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 油圧回路と、ブレーキペダルスイッチと、電磁比例式エ
    ア圧制御弁と、エアブレーキ装置と、必要な全ブレーキ
    トルクに応じて求めた該油圧回路のポンプ・モータのポ
    ンプ容量がその最大容量を越えている時、該ポンプ容量
    を最大にして該油圧回路のみを作動し且つ該スイッチが
    作動していれば不足分のブレーキトルクを該制御弁を制
    御することにより該エアブレーキ装置で補う制御手段と
    、を備えたことを特徴とする車両のブレーキエネルギー
    回生装置。
JP27275088A 1988-10-27 1988-10-28 車両のブレーキエネルギー回生装置 Expired - Fee Related JPH0764251B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27275088A JPH0764251B2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 車両のブレーキエネルギー回生装置
US07/424,723 US5050936A (en) 1988-10-27 1989-10-20 Regenerative braking system for car
EP89119751A EP0366088B1 (en) 1988-10-27 1989-10-24 Regenerative braking system for car
DE89119751T DE68912069T2 (de) 1988-10-27 1989-10-24 Bremssystem mit Energierückgewinnung für ein Fahrzeug.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27275088A JPH0764251B2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 車両のブレーキエネルギー回生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02120163A true JPH02120163A (ja) 1990-05-08
JPH0764251B2 JPH0764251B2 (ja) 1995-07-12

Family

ID=17518236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27275088A Expired - Fee Related JPH0764251B2 (ja) 1988-10-27 1988-10-28 車両のブレーキエネルギー回生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0764251B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05112225A (ja) * 1991-10-22 1993-05-07 Isuzu Motors Ltd 車両のブレーキエネルギー回生装置
CN110667547A (zh) * 2019-10-12 2020-01-10 重庆汇液节能科技有限公司 一种车用电比例液压混合动力装置及其控制方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05112225A (ja) * 1991-10-22 1993-05-07 Isuzu Motors Ltd 車両のブレーキエネルギー回生装置
CN110667547A (zh) * 2019-10-12 2020-01-10 重庆汇液节能科技有限公司 一种车用电比例液压混合动力装置及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0764251B2 (ja) 1995-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5088041A (en) Regenerative braking system for car
JPH02117435A (ja) 車両のブレーキエネルギー回生装置
US5050936A (en) Regenerative braking system for car
US5086865A (en) Regenerative braking system for car
US7484816B2 (en) Vehicle control apparatus
JPH02120163A (ja) 車両のブレーキエネルギー回生装置
JPH02117432A (ja) 車両のブレーキエネルギー回生装置
JP3070451B2 (ja) 制動エネルギ回生装置
JP2663771B2 (ja) 車両のブレーキエネルギー回生装置
JPH02117438A (ja) 車両のブレーキエネルギー回生装置
JPH02117434A (ja) 車両のブレーキエネルギー回生装置
JPH02117458A (ja) 車両のブレーキエネルギー回生装置
JPH02117431A (ja) 車両のブレーキエネルギー回生装置
JPH02117436A (ja) 車両のブレーキエネルギー回生装置
JPH02120146A (ja) 車両のブレーキエネルギー回生装置
JP2536606B2 (ja) 車両のブレ―キエネルギ―回生装置
JPH02124325A (ja) 車両のブレーキエネルギー回生装置
JP2503818B2 (ja) 車両のブレ―キエネルギ―回生装置
JPH02120144A (ja) 車両のブレーキエネルギー回生装置
JP2590550B2 (ja) 車両のブレーキエネルギー回生装置
JP2536605B2 (ja) 車両のブレ―キエネルギ―回生装置
JP3621448B2 (ja) 車両の蓄圧式制動エネルギ回生装置
JP2502243Y2 (ja) ブレ―キエネルギ回生装置
JPH02114025A (ja) 車両のブレーキエネルギー回生装置
JPH02124349A (ja) 車両ブレーキエネルギー回生装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees