JP3070451B2 - 制動エネルギ回生装置 - Google Patents

制動エネルギ回生装置

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JP3070451B2 JP7230949A JP23094995A JP3070451B2 JP 3070451 B2 JP3070451 B2 JP 3070451B2 JP 7230949 A JP7230949 A JP 7230949A JP 23094995 A JP23094995 A JP 23094995A JP 3070451 B2 JP3070451 B2 JP 3070451B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作動油をエネルギ
伝達媒体として車両の制動エネルギを発進加速エネルギ
に利用する蓄圧式の制動エネルギ回生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の制動時における車輪駆動側の回転
エネルギを油圧を介して回収し、回収した油圧エネルギ
を発進時や加速時に利用する制動エネルギ回生装置がバ
ス等の車両に搭載されている。この制動エネルギ回生装
置は、車両制動時にポンプ・モータをポンプとして作動
させ、アキュムレータに作動油タンクの作動油を圧送し
て制動エネルギを蓄えるようにしている。そして、車両
の発進時や加速時には、アキュムレータの高圧作動油を
ポンプ・モータに供給してポンプ・モータをモータとし
て作動させ、車両の駆動輪をポンプ・モータで駆動して
制動エネルギを再利用している。
【0003】このような制動エネルギ回生装置が搭載さ
れた車両では、制動時に車輪駆動側からの駆動エネルギ
を回収しているので、制動時に車輪駆動側から駆動エネ
ルギをいかに多く回収するかがポイントであり、回収エ
ネルギが多いほど再生エネルギを多くすることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の制動エネルギ回
生装置は、制動エネルギの回収機構の作動をエンジンブ
レーキやブレーキ装置による抵抗や、車輪と路面との走
行抵抗を受けながら行なっているいるので、制動エネル
ギの回収効率が良くない。この中で、ブレーキ装置によ
る抵抗は、車両走行の安全上なくすことはできず、車輪
と路面との走行抵抗もなくすことはできない。
【0005】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、運転者に違和感を与えることなく制動エネルギを回
収する際にエンジンブレーキを作動させないようにする
ことができる制動エネルギ回生装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、作動油を貯留する作動油タンクと油
圧エネルギを蓄圧するアキュムレータとの間に介装さ
れ、車両の走行によって駆動されることで該車両の制動
時には油圧ポンプとして機能して制動エネルギを油圧エ
ネルギに変換して前記アキュムレータに蓄圧すると共
に、前記車両の加速発進時には油圧モータとして機能し
て前記アキュムレータに蓄圧された油圧エネルギを発進
加速源とする油圧ポンプ・モータを備えた制動エネルギ
回生装置において、前記車両の駆動源と動力伝達装置の
間を断接可能に連結するクラッチ装置と、クラッチペダ
ルの操作とは独立して前記クラッチ装置の断接を自動的
に行なう自動クラッチ操作手段と、前記車両のブレーキ
信号を検出するブレーキセンサと、前記油圧ポンプ・モ
ータの容量を可変に制御する制御部材と、車速を検出す
る車速検出手段と、前記車両の減速度を検出する減速度
検出手段と、前記制御部材の作動指令量として前記車速
に基づく第1エネルギ回収量と前記減速度に基づくエン
ジンブレーキの制動エネルギに対応した第2エネルギ回
収量とを演算する演算手段と、前記ブレーキセンサの信
号を検出した際に前記油圧ポンプ・モータの能力対応の
可否を判断した後に、能力対応が可であれば前記自動ク
ラッチ操作手段を作動させて前記クラッチ装置の断動作
を行なわせると共に前記第1エネルギ回収量と前記第2
エネルギ回収量との総和エネルギ回収量に基づき前記油
圧ポンプ・モータの容量を制御し、能力対応が否であれ
ば前記自動クラッチ操作手段の作動を禁止すると共に前
記第1エネルギ回収量のみに基づき前記油圧ポンプ・モ
ータの容量を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
する。
【0007】また、前記油圧ポンプ・モータは、斜板の
傾転角度を制御することにより容量が設定される斜板ポ
ンプ・モータにより構成され、比例電磁弁の電流値を制
御することにより前記斜板の傾転角度が制御されること
を特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施例に係る
制動エネルギ回生装置を備えた車両の概略構成、図2に
は制御手段の作用を説明するフローチャート、図3、図
4には電流値を設定するためのマップを示してある。
【0009】図1に基づいて制動エネルギ回生装置の構
成を説明する。図に示したように、エンジン1の出力軸
はクラッチ2を介してトランスミッション3に接続さ
れ、トランスミッション3の出力軸4は後輪駆動軸5の
差動装置(スルーシャフト型)6に接続されている。
【0010】制動エネルギ回生装置7は、油圧エネルギ
を蓄圧するピストン型のアキュムレータ8と、作動油を
貯留する作動油タンク9と、車両の走行によって駆動さ
れ車両の制動時には油圧ポンプとして機能すると共に車
両の加速発進時には油圧モータとして機能する斜板式可
変容量ピストン型の油圧ポンプ・モータ10と、ギヤボ
ックス11及び制御手段としてのコントロールユニット
(ECU)12とを備えている。ECU12には、ブレ
ーキペダル13の踏込みを検出する、即ち、車両のブレ
ーキ信号を検出するブレーキスイッチ14が接続され、
また、アクセルペダル15の踏込みを検出するアクセル
スイッチ16が接続されている。
【0011】アキュムレータ8は高圧油路18を介して
油圧ポンプ・モータ10の第1ポート19に接続され、
油圧ポンプ・モータ10の第2ポート20は低圧油路2
1を介して低圧作動油タンク9に接続されている。アキ
ュムレータ8はピストン22によりガス室23と作動油
室24とに区画され、ガス室23に所定圧の窒素ガスが
封入されると共に作動油室24に圧油が蓄圧される。ア
キュムレータ8の作動油室24に接続される高圧油路1
8には切換弁25が設けられ、この切換弁25は、通常
時には油圧ポンプ・モータ10から作動油室24へ向か
う作動油の流れを許容し逆方向への流れを阻止する逆止
弁として機能する。切換弁25にはECU12から遮断
信号が送られ、切換弁25に遮断信号が入力すると作動
油室24側から油圧ポンプ・モータ10側への圧油の流
れを許容するようになっている。
【0012】油圧ポンプ・モータ10はギヤボックス1
1及び駆動軸26を介して差動装置6側に連結されてお
り、後輪駆動軸5の制動エネルギは駆動軸26及びギヤ
ボックス11を介して油圧ポンプ・モータ10に伝達さ
れる。また、油圧ポンプ・モータ10の発進加速エネル
ギはギヤボックス11から駆動軸26及び差動装置6を
介して後輪駆動軸5に伝達される。ギヤボックス11に
は一対の歯車27及びドグクラッチ28が設けられ、駆
動軸26の回転が歯車27によって一定のギヤ比で増速
されて油圧ポンプ・モータ10に伝達され、駆動軸26
と油圧ポンプ・モータ10との連結がドグクラッチ28
によって断接される。
【0013】油圧ポンプ・モータ10には、ギヤボック
ス11の出力軸に接続されたポンプ駆動軸29が備えら
れ、ポンプ駆動軸29と一体回転するシリンダ30が設
けられている。シリンダ30にはピストン31が軸方向
に往復動自在に嵌着され、ピストン31はポンプ駆動軸
29の回転に伴って斜板32によって往復動される。斜
板32は傾転角が可変となっており、斜板32の傾転角
を制御することにより油圧ポンプ・モータ10の容量が
設定される。つまり、斜板32がポンプ駆動側に傾転さ
れると、油圧ポンプ・モータ10はポンプとして作動し
て所望の吐出量の圧油を作動油室24に蓄圧し、斜板3
2がモータ駆動側に傾転されると、油圧ポンプ・モータ
10はモータとして作動して蓄圧された圧油を駆動源と
して所定の出力トルクが発生する。斜板32の傾転角は
制御部材としての比例電磁弁33を介して圧油が送られ
る図示しないシリンダにより可変制御されるようになっ
ており、比例電磁弁33の指令電流値(作動指令量)に
応じて斜板32の傾転角、即ち、油圧ポンプ・モータ1
0の容量(ポンプ作動時にあっては突出量、モータ作動
時にあっては出力トルク)が調整される。
【0014】一方、前述したクラッチ2は、リレーズフ
ォーク34を介してリレーズシリンダ35に接続され、
リレーズシリンダ35にはクラッチブースター36から
作動油が供給される。クラッチブースタ36には、クラ
ッチペダル17の操作によって駆動されるマスタシリン
ダ38を介して作動されるマニュアル操作系38が接続
されている。クラッチペダル17の操作によりクラッチ
ブースタ36に作動油が送られると、リレーズシリンダ
35の駆動によってリレーズフォーク34を介してクラ
ッチ2がマニュアルで断接される。
【0015】また、クラッチブースタ36には、切換弁
39によってエアタンク40からダブルチェック弁41
を介して送られるエアによって作動される自動操作系
(自動クラッチ操作手段)42がマニュアル操作系38
と並列的に接続されている。切換弁39はECU12か
ら作動信号が入力されることで、エアタンク40側から
クラッチブースタ36にエアを供給する状態に切り換え
られる。ECU12の指令によりクラッチブースタ36
にエアが送られると、リレーズシリンダ35の駆動によ
ってリレーズフォーク34を介してクラッチ2が自動的
に断接される。
【0016】つまり、マニュアル操作系38及び自動操
作系42によって断接されるクラッチ2によりクラッチ
装置37が構成されている。
【0017】ECU12には車速検出手段としての車速
センサ43からの車速信号が入力されると共に、蓄圧セ
ンサ44からの蓄圧力の情報が入力される。また、トラ
ンスミッションの現在の変速段が車速やマップによりE
CU12で演算される。ECU12では、前述したブレ
ーキスイッチ14、アクセルスイッチ16の検出情報、
車速センサ43からの車速情報及び蓄圧センサ44から
の蓄圧力情報等に基づいて比例電磁弁33の指令電流値
が演算される(演算手段)。
【0018】上述した制動エネルギ回生装置7を備えた
車両では、車両が予め定められた所定の運転状態になる
と、ギヤボックス11のドグクラッチ28が接続され、
油圧ポンプ・モータ10が駆動される。そして、走行状
態等に応じてECU12から比例電磁弁33に所定の指
令電流値が出力され、油圧ポンプ・モータ10の斜板3
2の傾転角が制御される。制動時には油圧ポンプ・モー
タ10がポンプとして機能し、斜板32の傾転角に応じ
た吐出量の圧油がアキュムレータ8の作動油室24に送
られてアキュムレータ8に圧油が蓄圧され、制動エネル
ギが回収される(ポンプ制御)。発進加速時には油圧ポ
ンプ・モータ10が蓄圧油を駆動源とするモータとして
機能し、斜板32の傾転角に応じた出力トルクが後輪駆
動軸5に伝達される(モータ制御)。
【0019】制動エネルギ回生装置7によってポンプ制
御が実行される際、ブレーキペダル13の踏込みがブレ
ーキスイッチ14により検出されると、クラッチ装置3
7の自動操作系42の切換弁39が切り換えられて自動
操作系42によってクラッチ2が断動作される。即ち、
制動エネルギを回収する時に、エンジン1と後輪駆動軸
5側との連結を絶ってエンジンブレーキの作動解除を行
ない、エンジンブレーキの制動エネルギ相当分をアキュ
ムレータ8に蓄圧して回収する。これにより、燃料供給
調整等の手段を用いることなくエンジンブレーキの作動
を解除することができ、排気ガス性能を悪化させたり燃
費を低下させることがない。
【0020】ところで、ポンプ制御が実行される際、ブ
レーキスイッチ14によりエンジンブレーキの作動解除
を行なった場合、エンジンブレーキの制動エネルギ相当
分を回収することができ、制動エネルギの回収を効率良
く実施できる。しかし、油圧ポンプ・モータ10の能
力、即ち、ポンプとしての吐出量には限界があり、この
限界を越えると制動力を回収することができない。この
ため、油圧ポンプ・モータ10の能力を越えた状態でク
ラッチ2の断動作を継続すると、エンジンブレーキ相当
の減速が得られずブレーキペダル13の踏込みと制動感
にずれが生じて所謂ブレーキ流れが生じてしまい、運転
者に違和感を与えてしまう。そこで、本発明では油圧ポ
ンプ・モータ10の能力に応じてクラッチ2の断動作を
行なう制御を実行している。
【0021】図2乃至図4に基づいて制動エネルギ回生
装置7によるポンプ制御を更に具体的に説明する。
【0022】図2に示すように、ECU12によって車
両の制動動作が判断されると、ポンプ制御に移行する。
ポンプ制御に移行すると、車両の状態に応じた斜板32
の傾転角(第1エネルギ回収量)を得るため、車速(Km/
h)と蓄圧力(Kgf/cm2) とから設定されている指令電流値
ELを、図3に示した蓄圧マップにより算出する。次に、
エンジンブレーキの制動エネルギに相当する分の斜板3
2の傾転角(第2エネルギ回収量)を得るため、車速に
よって換算される減速Gと蓄圧力とから設定(減速度検
出手段)されている加算電流値elを、図4に示した加算
マップにより算出する。尚、蓄圧マップは全変速段共用
でECU12に記憶され、加算マップは変速段に応じて
ECU12に記憶されている。
【0023】指令電流値EL及び加算電流値elを算出した
後、指令電流値ELに加算電流値elを加算して電流値Eと
する。電流値Eが演算されると、ステップS1で電流値
Eが最大値、即ち、斜板32が油圧ポンプ・モータ10
の能力の許容範囲内で最大傾転角となる時の比例電磁弁
33に出力される電流値と比較される。
【0024】比較の結果、電流値Eが最大値よりも小さ
いと判断された場合、電流値Eが比例電磁弁33に出力
されても斜板32の傾転角が油圧ポンプ・モータ10の
能力の許容範囲内であるため、ステップS2でクラッチ
装置37の自動操作系42の切換弁39を切り換えて自
動操作によってクラッチ2を断動作する(クラッチ自動
断制御)。即ち、第1エネルギ回収量と第2エネルギ回
収量との総和に基づき油圧ポンプ・モータの容量を制御
する。ステップS2でクラッチ自動断制御を実行した
後、ステップS3で電流値Eを比例電磁弁33に出力
し、エンジンブレーキを解除した状態でポンプ制御を継
続する。これにより、油圧ポンプ・モータ10の能力の
許容範囲内でエンジンブレーキの制動エネルギに相当す
る分の制動エネルギを回収することができる。
【0025】一方、ステップS1で電流値Eが最大値以
上であると判断された場合、電流値Eが比例電磁弁33
に出力されると斜板32の傾転角が油圧ポンプ・モータ
10の能力の許容範囲を越えることになるため、ステッ
プS4でクラッチ装置37の自動操作系42の切換弁3
9を切り換えて自動操作によってクラッチ2を断動作す
る制御を禁止する(クラッチ自動断禁止)。ステップS
4でクラッチ自動断を禁止した後、ステップS5で指令
電流値ELを比例電磁弁33に出力し、エンジンブレーキ
を解除しない状態でポンプ制御を継続する。つまり、第
1エネルギ回収量のみに基づき油圧ポンプ・モータの容
量を制御する。これにより、エンジンブレーキの制動エ
ネルギに相当する分の制動エネルギは回収せずに能力の
許容範囲を越えない状態で油圧ポンプ・モータ10を作
動させ、ブレーキペダル13の踏込みと制動感にずれが
生じない状態にしてブレーキ流れを回避する。
【0026】上述した制動エネルギ回生装置7は、制動
時に制動エネルギを回収する際に、自動的にクラッチ2
を断動作させるようにしたので、エンジンブレーキを解
除することができる。このため、エンジンブレーキの制
動エネルギに相当するエネルギの回収が行なえ、制動時
の制動エネルギを有効に回収することができる。
【0027】また、比例電磁弁33に出力される電流値
が油圧ポンプ・モータ10の能力の許容範囲内であるか
を判断し、油圧ポンプ・モータ10の容量の許容範囲を
越える要求制動力があった時は、自動操作系42による
クラッチ2の断動作制御を禁止するようにしたので、油
圧ポンプ・モータ10は能力を越えて作動することがな
い。このため、要求制動力に対して制動感にずれが生じ
ることがなく、また、クラッチ2の断接頻度が減少し、
ブレーキ流れが回避されると共に、クラッチ装置37の
耐久性が向上する。
【0028】
【発明の効果】本発明の制動エネルギ回生装置は、制動
時に制動エネルギを回収する際に、自動クラッチ操作手
段によってクラッチ装置を断動作させるようにしたの
で、エンジンブレーキを解除することができる。この結
果、エンジンブレーキの制動エネルギに相当するエネル
ギの回収が行なえ、制動時の制動エネルギを有効に回収
することができる。
【0029】また、本発明の制動エネルギ回生装置は、
油圧ポンプ・モータの容量を可変に制御する制御部材に
出力される作動指令量が油圧ポンプ・モータの能力の許
容範囲内であるかを判断し、要求制動力に基づいて演算
される作動指令量が油圧ポンプ・モータの能力を越える
と判断された場合には、自動クラッチ操作手段によるク
ラッチ装置の断動作を禁止するようにしたので、油圧ポ
ンプ・モータが能力を越えて作動することがない。この
結果、要求制動力に対して制動感にずれが生じることが
なく、また、クラッチ装置の断接頻度が減少し、ブレー
キ流れが回避されると共に、クラッチ装置の耐久性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る制動エネルギ回生装置
を備えた車両の概略構成図。
【図2】制御手段の作用を説明するフローチャート。
【図3】指令電流値を算出するための蓄圧マップ。
【図4】加算電流値を算出するための加算マップ。
【符号の説明】
1 エンジン 2 クラッチ 3 トランスミッション 5 後輪駆動軸 7 エネルギ回生装置 8 アキュムレータ 9 作動油タンク 10 油圧ポンプ・モータ 12 コントローラ(ECU) 13 ブレーキペダル 14 ブレーキスイッチ 15 アクセルペダル 16 アクセルスイッチ 17 クラッチペダル 18 高圧油路 19 第1ポート 20 第2ポート 21 低圧油路 22 ピストン 23 ガス室 24 作動油室 29 ポンプ駆動軸 32 斜板 33 比例電磁弁 35 リレーズシリンダ 36 クラッチブースタ 37 クラッチ装置 38 マニュアル操作系 39 切換弁 40 エアタンク 42 自動操作系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 25/00 B60T 1/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動油を貯留する作動油タンクと油圧エ
    ネルギを蓄圧するアキュムレータとの間に介装され、車
    両の走行によって駆動されることで該車両の制動時には
    油圧ポンプとして機能して制動エネルギを油圧エネルギ
    に変換して前記アキュムレータに蓄圧すると共に、前記
    車両の加速発進時には油圧モータとして機能して前記ア
    キュムレータに蓄圧された油圧エネルギを発進加速源と
    する油圧ポンプ・モータを備えた制動エネルギ回生装置
    において、 前記車両の駆動源と動力伝達装置の間を断接可能に連結
    するクラッチ装置と、 クラッチペダルの操作とは独立して前記クラッチ装置の
    断接を自動的に行なう自動クラッチ操作手段と、 前記車両のブレーキ信号を検出するブレーキセンサと、 前記油圧ポンプ・モータの容量を可変に制御する制御部
    材と、車速を検出する車速検出手段と、 前記車両の減速度を検出する減速度検出手段と、 前記 制御部材の作動指令量として前記車速に基づく第1
    エネルギ回収量と前記減速度に基づくエンジンブレーキ
    の制動エネルギに対応した第2エネルギ回収量とを演算
    する演算手段と、 前記ブレーキセンサの信号を検出した際に前記油圧ポン
    プ・モータの能力対応の可否を判断した後に、能力対応
    が可であれば前記自動クラッチ操作手段を作動させて前
    記クラッチ装置の断動作を行なわせると共に前記第1エ
    ネルギ回収量と前記第2エネルギ回収量との総和エネル
    ギ回収量に基づき前記油圧ポンプ・モータの容量を制御
    し、能力対応が否であれば前記自動クラッチ操作手段の
    作動を禁止すると共に前記第1エネルギ回収量のみに基
    づき前記油圧ポンプ・モータの容量を制御する制御手段
    とを備えたことを特徴とする制動エネルギ回生装置。
  2. 【請求項2】 前記油圧ポンプ・モータは、斜板の傾転
    角度を制御することにより容量が設定される斜板ポンプ
    ・モータにより構成され、比例電磁弁の電流値を制御す
    ることにより前記斜板の傾転角度が制御されることを特
    徴とする請求項1に記載の制動エネルギ回生装置。
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